JP2000188266A - メタル成膜装置及びその成膜方法 - Google Patents

メタル成膜装置及びその成膜方法

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JP2000188266A
JP2000188266A JP10364879A JP36487998A JP2000188266A JP 2000188266 A JP2000188266 A JP 2000188266A JP 10364879 A JP10364879 A JP 10364879A JP 36487998 A JP36487998 A JP 36487998A JP 2000188266 A JP2000188266 A JP 2000188266A
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semiconductor substrate
liquid metal
liquid
wiring
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Hiromichi Saito
弘道 斎藤
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Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来技術によるメタル成膜は、均一的な膜厚の
成膜であり表面に凹凸が発生した。多層構造にするため
に成膜や除去を行う工程が繰り返し行われ、既に形成さ
れている配線や層間絶縁膜の特性を変化させたり、損傷
を防ぐために高温プロセスを取り入れることができずプ
ロセス設計にも多くの制限があった。 【解決手段】本発明は、液状化された配線材料(液状メ
タル4)を回転するウエハ1表面に滴下若しくはスプレ
ーして平坦化されたメタル層を形成するメタル成膜装置
であり、さらには、SiNからなるダミー配線23で多
層配線構造に形成された後、ダミー配線23を除去して
空洞24が形成されたウエハ1を、排気系12及び液状
メタル供給部6を備えたチャンバ11内に装填して、そ
の空洞24内に真空を利用して液状化された液状メタル
4を充填することにより、多層配線を形成するメタル成
膜装置及びその成膜方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メタルを液体状体
にして、半導体基板を被覆して固体化しメタル配線を形
成するメタル成膜装置及びその成膜方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体基板上に形成された回路
素子間を接続するメタル配線は、スパッタリング法やC
VD(Chemical Vapor Deposition )法などを用いて、
基板全面上に成膜した後、フォトリソグラフィ技術を伴
うエッチング法により不要箇所を除去して形成されてい
る。
【0003】また多層配線構造は、配線と層間絶縁膜を
階層的に積層し、その層間絶縁膜にビアホールを形成し
て、配線の層間を電気的に接続して構成されている。こ
の構成においても、配線は、スパッタリング法やCVD
法による成膜と、エッチング法やCMP(Chemical Mec
hanical Polishing )法による不要箇所の除去により形
成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術によるメタル
成膜は、真空中及びプラズマ中で分子サイズとなって基
板に堆積している。この時、均一的な膜厚で成膜される
ため、堆積させる面に凹凸があった場合には、成膜表面
も凹凸となり、成膜時での平坦化は難しい。
【0005】成膜表面が平坦化されていない場合、フォ
トリソグラフィ技術における露光の際に、マスクからパ
ターンの正確な描写できないという問題が発生する。そ
のため、エッチングやCMP等を用いて各配線層や各層
間絶縁膜を平坦化する処理が施されている。
【0006】また従来、多層配線を形成する場合、成膜
や除去を行う工程が繰り返し行われることとなり、既に
形成されている配線や層間絶縁膜の特性を変化させた
り、損傷を防ぐために高温プロセスを取り入れることが
できず、低温プロセスを用いることとなるため、プロセ
ス設計にも多くの制限があった。
【0007】また、多層になるほど配線と層間絶縁膜が
プラズマに晒される機会が増えるため、ダメージを受け
る可能性が高くなっていた。
【0008】さらに、製造工程には、発生した結晶欠陥
を熱処理による再結晶化を図るための熱処理工程が必要
であり、多層配線構造においては、その熱処理の回数も
増すこととなり、熱処理による損傷を防止するためにプ
ロセス条件も厳しくなっていた。
【0009】そこで本発明は、表面が平坦化された配線
層を短い成膜時間で形成し、プラズマによる損傷を抑制
し、高温プロセスにも対応可能な多層配線構造に好適す
るメタル成膜装置及びその成膜方法を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、半導体基板を載置し固定して回転するテー
ブルと、このテーブルに載置された上記半導体基板を加
熱するヒータ部と、融点を超えて液体状態となった配線
材料若しくは、溶媒に溶解されて液体状態となった配線
材料からなる液状メタルのいずれかを、ノズルから上記
半導体基板に滴下する若しくは、霧状にスプレーして上
記半導体基板表面を被覆する液状メタル供給部とを備え
るメタル成膜装置を提供する。
【0011】また密閉可能で、半導体基板を搬入搬出す
るためのゲートを備えるチャンバと、上記チャンバ内を
真空排気する排気系と、上記半導体基板が装填され真空
状態となった上記チャンバに、融点を超えて液体状態若
しくは溶媒に溶解されて液体状態となった配線材料から
なる液状メタルを供給する液状メタル供給部と、上記チ
ャンバ内に充満された液状メタルをチャンバ外に排出す
る液状メタル排出部と、上記チャンバ及び装填された上
記半導体基板を上記液状メタルの融点以上の温度に加熱
維持させるためのヒータ部とを備えるメタル成膜装置を
提供する。
【0012】さらに、融点を超えて液体状態若しくは、
溶媒に溶解されて液体状態となった配線材料からなる液
状メタルを半導体基板に滴下する若しくは、霧状にスプ
レーして該半導体基板表面を被覆し、上記液状メタルを
固体化させることにより、配線となるメタル層を形成す
るメタル成膜方法を提供する。
【0013】また、半導体基板上に酸化シリコン(Si
2 )からなる層間絶縁膜及び窒化シリコン(Si
N)からなるダミー配線により、多層配線を形成した
後、上記ダミー配線を除去して空洞を形成し、融点を超
えて液体状態となった配線材料からなる液状メタルを、
真空環境下にある半導体基板上に被覆させて、上記空洞
を液状メタルで充満させて固体化させることにより、多
層配線を形成するメタル成膜方法を提供する。
【0014】以上のような構成のメタル成膜装置及びそ
の成膜方法は、回転するテーブルに載置され固定された
ウエハの表面に、融点を超えて液状化若しくは溶媒に溶
かされて液状化された配線材料(液状メタル)を適宜、
滴下若しくはスプレーして被覆させ、固体化させること
で平坦化されたメタル層を形成する。
【0015】さらにはウエハ上に、SiNからなるダミ
ー配線で多層配線を形成した後、ダミー配線を除去して
空洞を形成する。その空洞が形成されたウエハを、排気
系及び液状メタル供給部を備えたチャンバ内に装填し
て、その空洞内に真空を利用して液状化された液状メタ
ルを充填することにより、多層配線を形成する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について詳細に説明する。図1には、本発明によ
る第1の実施形態に係るメタル成膜装置を概念的に示
し、その成膜方法について説明する。この成膜装置は、
ウエハ表面に深い凹凸が多数存在する若しくは、コンタ
クトホールやビアホールが多数存在する半導体基板(ウ
エハ)に対して、メタル層(配線)の形成に好適する。
【0017】その構成として、例えばスピンコート装置
のようにウエハ1を載置し固定して回転するテーブル2
と、このテーブル2を加熱するヒータ部3と、融点を超
えて液体状態、若しくは溶媒に溶解されて液体状態とな
った液状メタル4をノズル5から適宜量をウエハ1に滴
下する液状メタル供給部6とを備えている。
【0018】このヒータ部3は、抵抗加熱に限らず、ウ
エハ1を直接加熱するランプヒータ加熱であってもよ
い。また、メタル層の形成の後、ウエハ1がテーブル2
に固着するのを防止するために、ウエハ1の周囲を覆う
ようなカバー7を取り付けてもよい。
【0019】ここで、上記液状メタル4について説明す
る。この液状メタル4は、配線を形成する金属材料であ
り、融点を超えて液状とされるか、溶媒に溶かされて液
状となっている。その金属材料としては、成膜時に、C
u−Cd合金(Cd:1.3%)、Ag−Cu合金(C
u:7.5〜28%)、Ag−Pd合金(Pd:3〜4
5%)等になるものが考えられる。溶媒に溶かされた場
合には、成膜時に、いずれかの上記合金になるように金
属がとけ込んだアルコキシドを用いる。成膜したこれら
の金属は、従来のAl−Si−Cuよりも抵抗率が低い
特徴がある。
【0020】または、液体の硝酸銀錯体を用い、被覆後
に還元させて、銀(Ag)膜を生成することも可能であ
る。他にも、金属を微細な粒子状に粉砕し、ペースト状
にして用いてもよい。この場合には、堆積後に、熱処理
を施し融解して一体化させる。
【0021】まず、融解した液状メタル4を図1に示し
たメタル成膜装置に用いた成膜方法について説明する。
ウエハ1をテーブル2に載置して固定し、テーブル2を
高速回転させる。ウエハ1の固定には、静電チャックや
真空チャックを用いる。またカバー7を固定するための
治具として代用してもよい。
【0022】ヒータ部3により加熱されたテーブル2を
介して、ウエハ1が液状メタル4の融点以上の温度に維
持される。その後、回転しているウエハ1に液状メタル
4を滴下して、ウエハ表面に薄く被覆させる。被覆され
た液状メタル4は、その温度が低下すると共に固体化し
て、平坦なメタル層として形成される。
【0023】メタル層の膜厚は、液状メタルの滴下量に
より調整する。さらに膜厚の微調整を行う場合には、予
めウエハ1上にストッパを形成しておき、CMP法によ
り膜厚調整を行ってもよい。
【0024】次に、このメタル層に対して、RIE等の
通常のエッチング法により、配線形成を行う。またねC
MP法を膜厚調整だけでなく、層間絶縁膜に配線パター
ンと同じ溝を予め形成しておき、CMP法を用いて溝に
充填されたメタル層以外を除去すれば、配線として形成
できる。
【0025】一方、溶媒に溶かされた液状メタルの場合
について説明する。前述したと同様に、ウエハ1を載置
して固定した後、テーブル2を回転させて、その回転し
ているウエハ1に液状メタル4を滴下して、ウエハ表面
に薄く被覆させる。
【0026】被覆された液状メタル4は、その溶液を蒸
発させて、固体金属膜からなるメタル層として形成させ
る。この蒸発については、自然的に蒸発させてもよい
し、適宜、ベーキング装置を用いて加熱蒸発させてもよ
い。
【0027】以上の本実施形態によれば、滴下された液
状のメタルを広げて被覆させるため、ウエハ1表面の凹
部分には埋め込むように入り込み、且つ表面は平坦化さ
れる。CMP法を用いることにより、膜厚の微調整や薄
膜化も容易に実現することができる。
【0028】さらに、溶媒に溶かされた液状メタルを使
用する場合には、液状化する際に、金属の濃度を調整す
ることにより、形成されるメタル層の膜厚を微妙に調整
をすることができる。次に図2には、第2の実施形態に
係るメタル成膜装置を概念的に示し、その成膜方法につ
いて説明する。ここで、本実施形態の構成部位につい
て、図1に示した構成部位と同等のものには、同じ参照
符号を付してその説明を省略する。前述した実施形態で
は、ノズル5を備えて液状メタルを滴下して被覆させた
が、本実施形態では、同等の液状メタル4をウエハ1に
スプレーして被膜させるための吹き付け部8を設けてい
る。
【0029】本実施形態のメタル形成方法としては、ま
ず、ウエハ1をテーブル2に載置して固定し回転させ
る。融解させた液状メタルを使用するのであれば、ウエ
ハ1を融点以上の温度に加熱し維持させる。次に、吹き
付け部8の吹き付け口9からウエハ1に対して、適宜量
の液状メタル4をスプレーして被覆させる。
【0030】以後の工程は、第1の実施形態と同様に、
被覆された液状メタル4をそれぞれ固体化した後、エッ
チング法若しくはCMP法を用いて、配線に形成する。
【0031】本実施形態においても、第1の実施形態と
同等の効果が得られる。また、本実施形態では、テーブ
ルを回転させた例で説明したが、吹き付けにムラができ
ないようであれば、その回転は必ずしも必要ではない。
さらに、吹き付け口9は、1つに限られるものではな
く、複数を適宜配置してもよい。
【0032】次に図3には、第3の実施形態に係るメタ
ル成膜装置を概念的に示し、その成膜方法について説明
する。本実施形態は、メッキ技術を利用したものであ
り、メッキ槽10に金属有機化合物例えば、硫酸(H2
SO4 )+酸化銅(CuO又はCuO2 )を満たし、
ウエハ1を入れる。そしてウエハ1と電極間に電圧を印
加した電気メッキにより、ウエハ1の表面に銅(Cu)
からなるメタル層を形成する。
【0033】以下は、第1の実施形態と同様に、被覆さ
れたメタル層にエッチング法若しくはCMP法を用い
て、配線に加工する。また、メッキ槽10に超音波等を
印加して振動を与え、ビアホールやコンタクトホール内
が確実に埋め込まれるようにしてもよい。
【0034】次に図4には、第4の実施形態に係るメタ
ル成膜装置の概略的な構成を示し、その成膜方法につい
て説明する。ここで、本実施形態の構成部位について、
図1に示した構成部位と同等のものには、同じ参照符号
を付してその説明を省略する。
【0035】本実施形態は、多層配線を形成するのに好
適する。このメタル成膜装置は、密閉可能なチャンバ1
1と、チャンバ11内を真空排気する排気系12と、チ
ャンバ11と排気系12との間に設けられた排気系バル
ブ13と、液状メタル4をチャンバ11に供給する液状
メタル供給部6と、チャンバ11と液状メタル供給部6
との間に設けられた液状メタル供給系バルブ14と、チ
ャンバ11内に充満した液状メタル4をチャンバ外に排
出する液状メタル排出部15と、チャンバ11と液状メ
タル排出部15との間に設けられた液状メタル排出バル
ブ16と、チャンバ11及び装填されたウエハ1を融点
以上の温度に加熱維持させるためのヒータ部17(17
a,17b)とを備えている。
【0036】上記チャンバ11は、所定真空度までの到
達時間の迅速化、ウエハ1及びチャンバ11の加熱効
率、液状メタルの使用量等を考慮すると、ウエハ1が装
填可能な範囲でなるべく小容量が望ましい。また、チャ
ンバ11は、ゲート18を設けるか、チャンバ11自体
が分離することにより、ウエハ1の装填が可能な構成と
なっている。
【0037】次に、ウエハ1に多層配線を形成する方法
について説明する。本実施形態では、液状メタルとして
は、融解されたメタルを用いる。溶媒に溶解されて液体
状態となった液状メタルは、後述する空洞に充填された
後、溶媒が蒸発してしまうため、隙間が生じる恐れがあ
り本実施形態には好適しない。
【0038】まず図5には、本発明に用いるための多層
配線を形成するためのウエハ1の断面構造を示す。図5
(a)に示すように、シリコン基板21上に回路素子を
形成した後、一般的な成膜技術及びエッチング技術を用
いて、シリコン酸化膜(SiO2 )からなる層間絶縁膜
22と、シリコン窒化膜(SiN)からなるダミー配線
23を多層配線構造に形成する。
【0039】その後、図5(b)に示すようにダミー配
線23を熱リン酸(H3 PO4 )により除去して、空洞
24を形成させる。この亜リン酸とシリコン酸化膜との
選択比は、20〜50:1であるため、十分な選択比に
より空洞を形成することができる。
【0040】このような空洞24が形成されたウエハ1
をチャンバ11に搬入して、所定位置に固定する。その
後、排気系12を駆動させた後、排気系バルブ13を開
けて、チャンバ11内を排気して真空状態にする。この
時、ヒータ部17により、チャンバ11とウエハ1を被
覆させる液状メタルの融点以上の温度に加熱、維持させ
る。
【0041】次に排気系バルブ13を閉じ、液状メタル
供給系バルブ14を開けて、チャンバ11内に液状メタ
ル4を急速に満たす。この時、チャンバ11内が真空状
態であるため、液状メタル4は、ウエハ11の空洞24
に入り込み、隙間なく充填される。
【0042】その後、液状メタル供給系バルブ14を閉
じて、液状メタル4の供給を停止する。さらに液状メタ
ル排出バルブ16を開けて、液状メタル排出部15によ
り充満している液状メタル4をチャンバ外に排出する。
【0043】そして、ヒータ部17による加熱を停止し
てウエハ1を冷却させて、空洞23に充填された液状メ
タル4が固体化され、メタル配線が形成される。以後の
工程は、第1の実施形態と同様に、被覆された液状メタ
ル4をエッチング法若しくはCMP法を用いて、配線と
して形成する。
【0044】本実施形態においても、第1の実施形態と
同等の効果が得られる。さらに、ダミー配線として、S
iNを用いているため、従来多層配線を形成する工程に
おいて、既に形成されている配線の損傷を防ぐために取
り入れることができなかった高温プロセスを取り入れる
ことができ、プロセス設計の多様化が実現できる。
【0045】また、本実施形態を用いて多層配線を形成
した場合には、ウエハ表面をCMP法を用いて、不要な
メタル層を除去するだけですべての多層配線が完成する
ため、従来必要であったプラズマを用いたエッチングを
使用する必要がなくなるため、プラズマによる損傷を無
くすことができる。
【0046】また、最上層の層間絶縁膜に電極やパッド
となる溝を予め形成しておくことにより、配線のみなら
ず、電極パッドの形成も同時にすることができる。
【0047】次に図6は、第5の実施形態に係るメタル
成膜装置の概略的な構成を示し、その成膜方法について
説明する。ここで本実施形態の構成部位について、図4
に示した構成部位と同等のものには、同じ参照符号を付
してその説明を省略する。
【0048】本実施形態は、前述した第4実施形態にお
けるチャンバ11に、不活性ガス等の所定ガスをチャン
バ内に導入して加圧するガス加圧部19をさらに設けて
いる。
【0049】このガス加圧部19を設けることにより、
第4の実施形態の効果に加えて、ウエハ1の空洞24に
液状メタル4を充填させて液状メタル4の供給を停止し
た後、液状メタル排出バルブ16を開けて、チャンバ外
に液状メタル4を排出する際に、ガス加圧バルブ20を
開けて不活性ガスを導入して、強制的に排出すさせて、
その排出速度を速めることができる。
【0050】さらに、液状メタル排出バルブ16を開け
てガスを加圧しているため、液状メタルが空洞24を完
全に充填されずに僅かな隙間が生じていた場合にも外側
から圧力が加わり、さらに密着させることができる。
【0051】本実施形態においても打4の実施形態と同
等の効果が得られる。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、表
面が平坦化された配線層を短い成膜時間で形成し、プラ
ズマによる損傷を抑制し、高温プロセスにも対応可能な
多層配線構造に好適するメタル成膜装置及びその成膜方
法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るメタル成膜装置を概念的
に示す図である。
【図2】第2の実施形態に係るメタル成膜装置を概念的
に示す図である。
【図3】第3の実施形態に係るメタル成膜装置を概念的
に示す図である。
【図4】第4の実施形態に係るメタル成膜装置の概略的
な構成を示す図である。
【図5】本発明に用いるための多層配線を形成するため
のウエハの断面構造を示す図である。
【図6】第5の実施形態に係るメタル成膜装置の概略的
な構成を示す図である。
【符号の説明】
1,21…半導体基板(ウエハ) 2…テーブル 3,17…ヒータ部 4…液状メタル 5…ノズル 6…液状メタル供給部 7…カバー 8…吹き付け部 9…吹き出し口 10…メッキ槽 11…チャンバ 12…排気系 13…排気系バルブ 14…液状メタル供給系バルブ 15…液状メタル排出部 16…液状メタル排出バルブ 18…ゲート 19…ガス加圧部 20…ガス加圧バルブ 22…層間絶縁膜 23…ダミー配線

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板を載置し固定して回転するテ
    ーブルと、 このテーブルに載置された上記半導体基板を加熱するヒ
    ータ部と、 融点を超えて液体状態となった配線材料からなる液状メ
    タルをノズルから上記半導体基板に滴下する若しくは、
    霧状にスプレーして上記半導体基板表面を被覆する液状
    メタル供給部と、を具備することを特徴とするメタル成
    膜装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板を載置し固定して回転するテ
    ーブルと、 溶媒に溶解されて液体状態となった配線材料からなる液
    状メタルをノズルから上記半導体基板に滴下する若しく
    は、霧状にスプレーして上記半導体基板表面を被覆する
    液状メタル供給部と、を具備することを特徴とするメタ
    ル成膜装置。
  3. 【請求項3】 密閉可能で、半導体基板を搬入搬出する
    ためのゲートを備えるチャンバと、 上記チャンバ内を真空排気する排気系と、 上記半導体基板が装填され真空状態となった上記チャン
    バに、融点を超えて液体状態若しくは溶媒に溶解されて
    液体状態となった配線材料からなる液状メタルを供給す
    る液状メタル供給部と、 上記チャンバ内に充満された液状メタルをチャンバ外に
    排出する液状メタル排出部と、 上記チャンバ及び装填された上記半導体基板を上記液状
    メタルの融点以上の温度に加熱維持させるためのヒータ
    部と、を具備することを特徴とするメタル成膜装置。
  4. 【請求項4】 上記メタル成膜装置において、さらに、 上記チャンバに設けられ、不活性ガスを含む所定ガスを
    導入して加圧するガス加圧部を備え、 上記液状メタル排出部により上記チャンバから液状メタ
    ルを排出する時に強制的排出を行い、且つ上記半導体基
    板に被覆された上記液状メタルが該半導体基板の溝への
    充満を助長することを特徴とする請求項3に記載のメタ
    ル成膜装置。
  5. 【請求項5】 上記液状メタルの金属材料は、成膜時
    に、Cu−Cd合金(Cd:1.3%)、Ag−Cu合
    金(Cu:7.5〜28%)、Ag−Pd合金(Pd:
    3〜45%)のいずれかになるからなることを特徴とす
    る請求項1、請求項2及び請求項3に記載のメタル成膜
    装置。
  6. 【請求項6】 上記液状メタルの金属材料が溶媒に溶か
    された場合には、成膜時に、いずれかの上記合金になる
    ように金属がとけ込んだアルコキシドからなることを特
    徴とする請求項1、請求項2及び請求項3に記載のメタ
    ル成膜装置。
  7. 【請求項7】 融点を超えて液体状態となった配線材料
    からなる液状メタルを半導体基板に滴下する若しくは、
    霧状にスプレーして該半導体基板表面を被覆し、上記液
    状メタルを固体化させることにより、配線となるメタル
    層を形成することを特徴とするメタル成膜方法。
  8. 【請求項8】 溶媒に溶解されて液体状態となった配線
    材料からなる液状メタルを半導体基板に滴下する若しく
    は、霧状にスプレーして上記半導体基板表面を被覆し、
    上記液状メタルを固体化させることにより、配線となる
    メタル層を形成することを特徴とするメタル成膜方法。
  9. 【請求項9】 半導体基板上に酸化シリコン(Si
    2 )からなる層間絶縁膜及び窒化シリコン(SiN)
    からなるダミー配線により、多層配線を形成した後、上
    記ダミー配線を除去して空洞を形成し、 融点を超えて液体状態となった配線材料からなる液状メ
    タルを、真空環境下にある半導体基板上に被覆させて、
    上記空洞を液状メタルで充満させて固体化させることに
    より、多層配線を形成することを特徴とするメタル成膜
    方法。
JP10364879A 1998-12-22 1998-12-22 メタル成膜装置及びその成膜方法 Withdrawn JP2000188266A (ja)

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