JP2000186055A - エチレングリコールの製造方法 - Google Patents

エチレングリコールの製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エチレンカーボネートを経由するエチレング
リコールの製造法において、精製工程での消費エネルギ
ーを節減し、かつ触媒循環を円滑に行う。 【解決手段】 エチレンカーボネートを含むカーボネー
ト化工程の反応液を加水分解して得たエチレングリコー
ル水溶液を、先ず脱水蒸留して粗エチレングリコールを
取得し、次いでこれを蒸発器でエチレングリコールと高
沸点成分の大部分を蒸発させ、残留する触媒と高沸点成
分などからなる液を触媒液としてカーボネート化工程に
循環し、蒸発したエチレングリコールと高沸点成分から
なる蒸発物は熱交換器で熱回収したのち精留塔に供給し
て精留する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエチレンオキシドか
らエチレンカーボネートを経てエチレングリコールを製
造する方法に関するものである。詳しくは本発明は、こ
の方法において、エチレングリコール水溶液から精製さ
れたエチレングリコールを回収する方法の改良に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】エチレングリコールは極めて重要な化合
物であり、エチレンオキシドを水と反応させることによ
り大規模に生産されている。しかしこの方法には、ジエ
チレングリコールやトリエチレングリコールなどの、商
品価値の低い副生物が相当量生成するという問題があ
る。これらの副生物の生成は、エチレンオキシドに対し
て大過剰の水を反応させることにより抑制し得るが、こ
の抑制法は生成するエチレングリコール水溶液の濃度を
低下させ、脱水のためのエネルギー消費量を増加させ
る。
【0003】副生物の生成の少ないエチレングリコール
の製造法として、エチレンカーボネートを経由する方法
が知られている。この方法では、カーボネート化触媒の
存在下にエチレンオキシドと二酸化炭素を反応させてエ
チレンカーボネートを生成させ、次いでこれを水と反応
させてエチレングリコールとする。この方法の変法とし
て、エチレンオキシドと二酸化炭素との反応を水の共存
下に行い、エチレンカーボネートと共にエチレングリコ
ールを生成させる方法も知られている。カーボネート化
触媒としては、トリブチルメチルアンモニウムアイオダ
イドなどの第4級アンモニウム塩や、トリブチルメチル
ホスホニウムアイオダイド、テトラブチルホスホニウム
アイオダイドなどのホスホニウム塩など、種々のものが
知られている。この方法でもエチレングリコールは水溶
液として生成するので、これからエチレングリコールを
回収するには脱水蒸留を行うことが必要である。また、
この方法でもジエチレングリコールその他の高沸点成分
が少量副生するので、これらの高沸点成分の除去も必要
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】エチレンカーボネート
を経由する方法においても、エチレングリコール水溶液
から蒸留により精製されたエチレングリコールを取得す
るに際しては多量のエネルギーを消費するので、エネル
ギー消費量をできるだけ節減することが重要である。ま
た、この方法においては触媒の循環使用をするのが好ま
しいので、循環使用を円滑に行い得るプロセスとするこ
とも重要である。本発明は、このような要求に応え得る
方法を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、触媒の
存在下にエチレンオキシドと二酸化炭素とを反応させて
エチレンカーボネートを含む反応液を生成させるカーボ
ネート化工程、この反応液を水と反応させてエチレング
リコール水溶液を生成させる加水分解工程、このエチレ
ングリコール水溶液から触媒、エチレングリコール、高
沸点成分などからなる触媒液、及び精製されたエチレン
グリコールを回収する精製工程、並びにこの触媒液をカ
ーボネート化工程に循環する循環工程の各工程を含むエ
チレングリコールの製造方法において、精製工程をエチ
レングリコール水溶液を蒸留して脱水された粗エチレン
グリコールを取得する脱水蒸留、ここに得られた粗エチ
レングリコールからエチレングリコールの大部分及び一
部の高沸点成分を蒸発させ、触媒及び残部のエチレング
リコール、高沸点成分などからなる残留液を触媒液とし
て回収する触媒分離、並びに発生したエチレングリコー
ル及び高沸点成分からなる蒸発物を蒸留して精製された
エチレングリコールを取得する精製蒸留の各ステップを
経て行うことにより、少ないエネルギー消費量で、かつ
触媒の循環使用に何ら支障をきたすことなく、エチレン
オキシドからエチレングリコールを製造することができ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明では、エチレンオキシドと
二酸化炭素とを反応させてエチレンカーボネートを含む
反応液を生成させるカーボネート化工程、及びこの反応
液を水と反応させてエチレングリコール水溶液を生成さ
せる加水分解工程は、常法に従って行うことができる。
カーボネート化触媒としては公知の任意のものを用いる
ことができるが、ホスホニウム塩を用いるのが好まし
い。本発明者らの検討によれば、ホスホニウム塩は活性
が高く、かつ循環使用しても分解などにより活性低下を
きたすことが少い。またホスホニウム塩にアルカリ金属
炭酸塩を併用するのも好ましい。
【0007】アルカリ金属炭酸塩は、カーボネート化工
程においてエチレングリコール及びエチレンカーボネー
ト以外の副生物が生成するのを抑制し、かつ後続する加
水分解工程において、エチレンカーボネートの加水分解
触媒としても作用する。なお、アルカリ金属炭酸塩以外
のアルカリ金属塩を用いても、カーボネート化工程には
多量の二酸化炭素が存在するので、反応系内ではアルカ
リ金属炭酸塩として存在するものと考えられる。
【0008】カーボネート化反応は水の共存下に行い、
エチレンカーボネートとエチレングリコールの両者を含
む反応液を生成させるのが好ましい。カーボネート化工
程は種々の型式の反応器を用いて行い得るが、気泡塔を
用いて行うのが好ましい。すなわち気泡塔の底部からエ
チレンオキシド、二酸化炭素、水、触媒液などを供給
し、頂部から反応により生成したエチレンカーボネート
を含む反応液と未反応の二酸化炭素を流出させる。反応
液は後続する加水分解工程に移送し、二酸化炭素は圧縮
機を経て塔底に循環する。反応は温度70〜200℃、
好ましくは100〜170℃、圧力5〜50kg/cm
2 G、好ましくは10〜30kg/cm2Gで行うのが
一般的である。エチレンオキシドに対する二酸化炭素及
び水の供給比(モル比)は通常0.1〜5及び0.1〜
10であるが、それぞれ0.5〜3及び0.5〜5であ
るのが好ましい。この反応は発熱反応なので、気泡塔の
上部から反応液を抜出し、熱交換器で冷却したのち気泡
塔の底部に導入する、外部循環除熱方式で反応温度を制
御するのが好ましい。
【0009】反応液の加水分解は高温で行う方が反応速
度の点からは有利であるが、高温に過ぎるとカーボネー
ト化触媒が分解するおそれがあり、またエチレングリコ
ールの品質も低下するおそれがあるので、通常100〜
180℃で行われる。圧力は加水分解を促進する点から
は低い方が有利であるが、低過ぎると反応液が沸騰し、
また発生する二酸化炭素に同伴して失われるエチレング
リコールも増加する。通常は常圧ないし20kg/cm
2 Gの範囲で、沸騰しない圧力下で加水分解を行う。加
水分解が進行するにつれて加水分解の温度を高くした
り、圧力を低くしたりして、加水分解の促進を図るのも
好ましい。
【0010】加水分解により生成したエチレングリコー
ル水溶液は、先ず蒸留、好ましくは減圧蒸留して水を除
去し、エチレングリコール、ジエチレングリコールなど
の高沸点成分及びカーボネート化触媒などよりなる脱水
された粗エチレングリコールを取得する。この脱水蒸留
は常用の蒸留塔を用いて常法により行うことができる。
粗エチレングリコールは次いで触媒とエチレングリコー
ルとを分離するために蒸発装置に供給し、エチレングリ
コールの大部分と高沸点成分の一部を蒸発させて回収
し、触媒及び残部のエチレングリコール、高沸点成分な
どからなる残留液を取得し、これを触媒液としてカーボ
ネート化工程に循環する。この触媒分離も、エチレング
リコール及び高沸点成分の蒸発を促進するため、減圧下
で行われる。蒸発装置としてはリボイラーを備えたもの
を用いて、蒸発に要するエネルギーを補給し、かつ蒸発
量を制御する。この触媒分離に際しては、高沸点成分の
大部分を蒸発させて、触媒液を循環させても高沸点成分
が系内に蓄積しないようにする。こうすることにより、
系内の高沸点成分量を制御するため、触媒液の一部を系
外に排出する必要が無くなり、触媒の損失を回避でき
る。
【0011】触媒分離で発生したエチレングリコール及
び高沸点成分からなる蒸発物は、蒸留して精製されたエ
チレングリコールを取得する。この精製蒸留も常用の蒸
留塔を用いて減圧下で行われる。好ましくは、触媒分離
ステップからの蒸発物は、熱交換器で適宜の冷媒と熱交
換させて、その保有する熱エネルギーを回収したのち蒸
留塔に供給する。これにより蒸発物の保有するエネルギ
ーを有利に回収することができる。蒸発物から熱エネル
ギーを回収せずにそのまま蒸留塔に供給することも勿論
可能であるが、これでは蒸留塔の精留部で必要とする以
上の熱エネルギーが蒸留塔内に持込まれることになり、
いたずらに塔頂の凝縮器の負荷を増加させることにな
る。
【0012】本発明によれば、加水分解により得られた
エチレングリコール水溶液から、先ず水を蒸発させて除
き、次いでエチレングリコール及び高沸点成分を蒸発さ
せるので、この蒸発物からの熱エネルギーの回収を有利
に行うことができる。さらに、触媒分離に際しては、蒸
発のために供給するエネルギー量を調節することによ
り、取得される触媒液の濃度を任意に調節することがで
きる。例えば主触媒として融点が高く溶解度の低いもの
を用いた場合や、助触媒として溶解度の低いアルカリ金
属塩を用いた場合などには、触媒液中に残存させるエチ
レングリコール量が増加するように蒸発を行わせること
により、触媒液の循環に際し触媒液からの析出物による
装置の閉塞が起るのを防止することができる。
【0013】これに対し、若し特公平4−46252号
公報に開示されているプロセスのように、エチレングリ
コール水溶液をそのままフラッシングさせてエチレング
リコール等を蒸発させ、触媒を含む残存液を触媒液とし
て回収する場合には、蒸発物中にはエチレングリコール
に比して著しく低沸点の水が大量に含まれるため、蒸発
物の温度が低くなり、これからの熱エネルギー回収は著
しく困難となる。また、エチレングリコール水溶液から
のエチレングリコールや高沸点成分の蒸発を制御するの
も困難となり、所定の濃度の触媒液を安定して回収する
のが困難となる。
【0014】
【実施例】以下に実施例により本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるもので
はない。直径20cm、有効長200cmの気泡塔に、
エチレンオキシド、二酸化炭素、水及び濃度約50重量
%の触媒液を、それぞれ62kg/Hr、140kg/
Hr、50kg/Hr及び9kg/Hrで連続的に供給
して、110℃、20kg/cm2 Gで反応させ、エチ
レンカーボネート及びエチレングリコールを含む反応液
を生成させた。触媒としてはトリブチルメチルホスホニ
ウムアイオダイドを用いた。
【0015】反応液は直列に接続した2個の攪拌槽から
なる加水分解装置に連続的に供給して加水分解させた。
加水分解装置には水蒸気を吹込んで、第1段を150
℃、3.3kg/cm2 G、第2段を150℃、2.2
kg/cm2 Gに維持した。加水分解装置から流出した
エチレングリコール水溶液は、脱水蒸留塔、蒸発器及び
精留塔からなる図−1の精製装置に連続的に供給して精
製した。すなわち加水分解装置から流出したエチレング
リコール水溶液は脱水蒸留塔(1)に導入し、塔頂圧力
80mmHg、塔底温度140℃で減圧蒸留して、塔頂
から水を留出させ、塔底からエチレングリコール、高沸
点成分及び触媒等からなる脱水された粗エチレングリコ
ールを流出させた。
【0016】この粗エチレングリコールは蒸発器(2)
に導入し、リボイラーで加熱しつつ140℃、62mm
Hgで蒸発させて、大部分のエチレングリコール及び高
沸点成分の約90%を蒸発させた。残留液として得られ
た約50重量%の触媒を含み残部が主としてエチレング
リコールからなる触媒液は気泡塔に循環した。蒸発器で
生成したエレングリコール及び高沸点成分からなる蒸発
物は、熱交換器(3)で冷媒との熱交換により凝縮させ
て精留塔(4)の中段に供給した。精留塔(4)は塔頂
圧力52mmHg、塔底温度160℃で操作し、塔頂か
ら精製されたエチレングリコールを取得した。塔底流出
物は回収塔で蒸留して留出したエチレングリコールは精
留塔(4)に供給した。このようにして約6ケ月間連続
運転したが、触媒の追加補給や触媒液を系外に排出する
ことなく運転できた。反応系内のジエチレングリコール
以上の高沸点成分の濃度は、運転開始初期に上昇したが
やがて一定値に維持された。
【図面の簡単な説明】
【図1】図−1は、本発明の精製工程を実施する装置の
1例である。
【符号の説明】
1.脱水蒸留塔 2.蒸発器 3.熱交換器 4.精留塔 5.デミスター
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07D 317/38 C07D 317/38 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 触媒の存在下にエチレンオキシドと二酸
    化炭素とを反応させてエチレンカーボネートを含む反応
    液を生成させるカーボネート化工程、この反応液を水と
    反応させてエチレングリコール水溶液を生成させる加水
    分解工程、このエチレングルコール水溶液から触媒、エ
    チレングリコール、高沸点成分などからなる触媒液、及
    び精製されたエチレングリコールを回収する精製工程、
    並びにこの触媒液をカーボネート化工程に循環する循環
    工程の各工程を含むエチレングリコールの製造方法にお
    いて、精製工程が、エチレングリコール水溶液を蒸留し
    て脱水された粗エチレングリコールを取得する脱水蒸
    留、ここに得られた粗エチレングリコールからエチレン
    グリコールの大部分及び一部の高沸点成分を蒸発させ、
    触媒及び残部のエチレングリコール、高沸点成分などか
    らなる残留液を触媒液として回収する触媒分離、並びに
    エチレングリコール及び高沸点成分からなる蒸発物を蒸
    留して精製されたエチレングリコールを取得する精製蒸
    留の各ステップを含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 カーボネート化工程を水の存在下に行
    い、エチレングリコールとエチレンカーボネートを含む
    反応液を生成させることを特徴とする請求項1記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 カーボネート化工程に触媒として少くと
    もホスホニウム塩を存在させることを特徴とする請求項
    1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】 カーボネート化工程に触媒として少くと
    もホスホニウム塩とアルカリ金属塩とを存在させること
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 精製工程において、触媒分離ステップで
    発生したエチレングリコール及び高沸点成分からなる蒸
    発物から、熱交換器でその保有する熱エネルギーを回収
    したのち精製蒸留ステップに供給することを特徴とする
    請求項1ないし4のいずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 精製工程の触媒分離ステップにおいて、
    粗エチレングリコール中の高沸点成分の大部分を蒸発さ
    せることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記
    載の方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009530240A (ja) * 2006-03-13 2009-08-27 シエル・インターナシヨナル・リサーチ・マートスハツペイ・ベー・ヴエー アルキレンカーボネートの製造方法ならびにこのように製造されたアルキレンカーボネートの、アルカンジオールおよびジアルキルカーボネートの製造における使用
KR101861884B1 (ko) 2011-01-31 2018-05-28 쉘 인터내셔날 리써취 마트샤피지 비.브이. 에틸렌 글리콜의 제조 방법

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