JP2000181170A - カラ―画像形成方法 - Google Patents

カラ―画像形成方法

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JP2000181170A
JP2000181170A JP22308899A JP22308899A JP2000181170A JP 2000181170 A JP2000181170 A JP 2000181170A JP 22308899 A JP22308899 A JP 22308899A JP 22308899 A JP22308899 A JP 22308899A JP 2000181170 A JP2000181170 A JP 2000181170A
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尚大 岡田
Noriko Ohara
徳子 大原
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雄介 川原
Hiroshi Kita
弘志 北
Daisuke Ishibashi
大輔 石橋
Masayuki Ushiku
正幸 牛久
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 減法混色のみで構成されているハードコピー
を、蛍光物質を共用して色補正することにより色再現域
を広げ、色相を改良し、CRT画像や液晶画像に近い色
再現が得られるハードコピーを得ることができるカラー
画像形成方法を提供すること。 【解決手段】 減法混色に加法混色を共用して色補正す
ることを特徴とするカラー画像形成方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は反射及び透過カラー画像
形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】反射及び透過カラー画像とは光源色以外
の物体色からなる文字や画像全てを指しており、凸版、
凹版、平版等を用いた印刷物、プリンター(インクジェ
ットプリンター、レーザープリンター、昇華型プリンタ
ー、転写型プリンター、静電プリンターその他現在公知
の全てのプリンターを含む。)による出力、感光材料、
コピー、その他全ての反射及び透過原稿を指す(以下、
これらをハードコピーと呼ぶ。)。ハードコピーの善し
悪しは、階調、解像度、色再現域、シャープネスなどで
決まる。
【0003】ハードコピーの色彩には、紙やOHPシー
トなどの画像担持体の色、色素の色、インクやトナー組
成物が関与している。従来、色再現域を広げたり、色相
を改良するためには、より色純度の高い色素の探索、つ
まり化学構造に基づく改良が行われ、副吸収を減らす努
力がなされてきたが、耐光性、コストその他の条件を考
えあわせると、その改良には限界があった。
【0004】また、色素の凝集状態や、インクやトナー
を構成する活性剤、ポリマー等の光透過性などが工夫さ
れたが、色素の副吸収をなくすには至っていない。更
に、蛍光物質をカラー画像の改良に用いることが行なわ
れており、その例として蛍光増白剤を用いることが知ら
れているが、蛍光増白剤として用いられる蛍光染料はそ
れ自体が可視光波長域に吸収を持たない無色の化合物で
あり、発光波長域が青色に限られるため、黄ばみ等に対
する白地の改良、調整にとどまっており、色素の副吸収
カットという効果を奏させるものではない。
【0005】また、米国特許4,774,181号明細
書に蛍光物質を放出するカプラー(蛍光色素放出カプラ
ー)を用いる方法が開示されている。該蛍光色素放出カ
プラーは感光材料中に均一に内蔵されており、現像など
のプロセスの後に蛍光色素となるものである。更に、該
蛍光色素放出カプラーは保存性が悪く、実用的ではな
い。また、ハードコピーに蛍光物質を用いる例として
は、偽造防止の目的で蛍光体を用いる例がある。しかし
ながら、ここで用いられている蛍光体は自然光や蛍光灯
等の通常光下では可視光域の発色するものではない。通
常光下で蛍光を発するインク等も知られているが、これ
らは画像を派手に見せたり、視覚的にインパクトを与え
たりするのが目的であり、色純度を上げたり、色再現域
を広げる目的で用いられているものではない。
【0006】今後デジタル化が進むに連れ、ハードコピ
ーの色相及び色再現域はCRTのそれに近づくことが望
まれてくる。そのためのアプローチはカラーマネージメ
ントとしてデジタル信号処理の面では開発が進んでいる
が、素材の面からは上記のような方法にとどまってい
る。減法混色と加法混色を併用するという考え方はディ
スプレイに応用されている。これらは蛍光体の発色にカ
ラーフィルターをかぶせることでよけいな発色を吸収
し、色純度を上げようとするもの、つまり、加法混色に
よる形成画像を減法混色で色補正したものである。しか
し、逆に、減法混色の場に加法混色を併用して色純度を
上げるという考え方は、強いて挙げれば上記白地改良を
目的とする蛍光増白剤の使用のみであり、従来、イメー
ジワイズな色補正を目的として色純度を上げるという考
え方はなかった。そこで本発明者らは、画像の色再現域
を広げたり、色相を改良するために種々の検討を行った
結果、蛍光物質を用いて色補正することにより、色再現
域を広げたり、色相を改良できることを見出した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、減法混色のみで構成されているハードコピーの色再
現域を広げ、色相を改良し、CRT画像や液晶画像に近
い色再現が得られるハードコピーを得ることができるカ
ラー画像形成方法を提供することにある。
【0008】
【発明を解決するための手段】上記課題は以下の方法に
より達成される。 (1)減法混色に加法混色を共用して色補正することを
特徴とするカラー画像形成方法。 (2)加法混色として蛍光物質を用いることを特徴とす
る上記(1)に記載のカラー画像形成方法。 (3)可視領域に吸収を有する化合物と可視領域に発光
を有する蛍光物質とを混合することを特徴とする上記
(1)または(2)に記載のカラー画像形成方法。 (4)蛍光物質が、可視領域に吸収を有する化合物と可
視領域に発光を有する蛍光物質の混合後の吸収強度(a
bs.値)がマイナス0.3を下回らない量混合されて
いることを特徴とする上記(3)に記載のカラー画像形
成方法。 (5)可視領域に吸収を有する化合物が色材であること
を特徴とする上記(3)または(4)に記載のカラー画
像形成方法。 (6)蛍光物質が可視領域に吸収を有する化合物の望ま
しくない吸収波長領域に発光を有する蛍光物質であるこ
とを特徴とする上記(3)〜(5)のいずれかに記載の
カラー画像形成方法。 (7)カラー画像の望ましくない吸収波長領域の吸収波
形で形成される図形の面積を、可視領域に発光を有する
蛍光物質を混合しない可視領域に吸収を有する化合物の
同一の望ましくない吸収波長領域の吸収波形で形成され
る図形の面積の98%以下としたことを特徴とする上記
(3)〜(5)のいずれかに記載のカラー画像形成方
法。 (8)カラー画像の望ましくない吸収波長領域の吸収ピ
ークの高さを、可視領域に発光を有する蛍光物質を混合
しない可視領域に吸収を有する化合物の同一の望ましく
ない吸収波長領域の吸収ピークの高さの98%以下とし
たことを特徴とする上記(3)〜(5)のいずれかに記
載のカラー画像形成方法。 (9)カラー画像のメイン吸収ピークの半値幅が、可視
領域に発光を有する蛍光物質を混合しない可視領域に吸
収を有する化合物のメイン吸収ピークの半値幅の99.
5%以下としたことを特徴とする上記(3)〜(5)の
いずれかに記載のカラー画像形成方法。
【0009】(10)蛍光物質が励起光波長350nm〜
420nmの蛍光物質であることを特徴とする上記(3)
〜(9)のいずれかに記載のカラー画像形成方法。 (11)蛍光物質が発光ピーク波長400nm〜500nm
の蛍光物質であることを特徴とする上記(2)〜(1
0)のいずれかに記載のカラー画像形成方法。 (12)蛍光物質が発光ピーク波長500nm〜600nm
の蛍光物質であることを特徴とする上記(2)〜(1
0)のいずれかに記載のカラー画像形成方法。 (13)蛍光物質が発光ピーク波長600nm〜700nm
の蛍光物質であることを特徴とする上記(2)〜(1
0)のいずれかに記載のカラー画像形成方法。 (14)蛍光物質がストークスシフト幅が10nm以上の
蛍光物質であることを特徴とする上記(2)〜(13)
のいずれかに記載のカラー画像形成方法。 (15)蛍光物質がストークスシフト幅が10nm〜10
0nmの蛍光物質であることを特徴とする上記(11)に
記載のカラー画像形成方法。 (16)蛍光物質がストークスシフト幅が100nm〜2
00nmの蛍光物質であることを特徴とする上記(12)
に記載のカラー画像形成方法。 (17)蛍光物質がストークスシフト幅が200nm〜3
00nmの蛍光物質であることを特徴とする上記(13)
に記載のカラー画像形成方法。 (18)色材がイエロー色材であり、かつ、カラー画像
の波長500nm以上の領域の吸収波形で形成される図形
の面積が、可視領域に発光を有する蛍光物質を混合しな
いイエロー色材の波長500nm以上の領域の吸収波形で
形成される図形の面積の98%以下であることを特徴と
する上記(5)〜(10)のいずれかに記載のカラー画
像形成方法。
【0010】(19)色材がマゼンタ色材であり、か
つ、カラー画像の波長500nm〜600nm以外の吸収波
形で形成される図形の面積が、可視領域に発光を有する
蛍光物質を混合しないマゼンタ色材の波長500nm〜6
00nm以外の領域の吸収波形で形成される図形の面積の
98%以下であることを特徴とする上記(5)〜(1
0)のいずれかに記載のカラー画像形成方法。 (20)色材がシアン色材であり、かつ、カラー画像の
波長600nm以下の吸収波形で形成される図形の面積
が、可視領域に発光を有する蛍光物質を混合しないシア
ン色材の波長600nm以下の領域の吸収波形で形成され
る図形の面積の98%以下であることを特徴とする上記
(5)〜(10)のいずれかに記載のカラー画像形成方
法。 (21)蛍光物質が無機蛍光体であることを特徴とする
上記(2)〜(20)のいずれかに記載のカラー画像形
成方法。 (22)蛍光物質が酸素原子を含む組成を有する蛍光物
質であることを特徴とする上記(2)〜(21)のいず
れかに記載のカラー画像形成方法。 (23)複数の画素によって画像担持体上に画像を形成
するカラー画像形成方法において、画素が蛍光物質と色
材の混合物で形成されていることを特徴とするカラー画
像形成方法。 (24)蛍光物質と色材の混合物である画像形成用素材
を作成し、作成した画像形成用素材を画像担持体に像様
に添加することを特徴とするカラー画像形成方法。 (25)画像担持体への画像形成用素材の像様の添加
を、画像担持体への画像形成用素材の転写によって行な
うことを特徴とする上記(24)に記載のカラー画像形
成方法。 (26)画像担持体への画像形成用素材の像様の添加
を、イエロー、シアン、マゼンダ、ブラックの各色につ
いて、(a)OPCの帯電工程、(b)OPCの露光工
程、(c)画像形成用素材のOPCへの吸着工程、
(d)OPCから中間転写体への画像形成用素材の転写
工程、の少なくとも一工程を用いて行ない、次いで、中
間転写体上に形成された画像形成用素材の像を画像担持
体に転写し、定着することを特徴とするカラー画像形成
方法。 (27)画像担持体への画像形成用素材の像様の添加
を、画像担持体への画像形成用素材の吹き付けによって
行なうことを特徴とする上記(24)に記載のカラー画
像形成方法。 (28)画像担持体への画像形成用素材の像様の添加
を、イエロー、シアン、マゼンダ、ブラックの各色につ
いて、(e)記録ヘッドのノズルから画像形成用素材を
放出する工程、(f)放出した画像形成用素材を画像担
持体に吸着させる工程、の少なくとも一工程を用いて行
なうことを特徴とするカラー画像形成方法。
【0011】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明において色補正とは、色素の吸光度、吸収波形、半
価幅、吸収ピーク、色純度、明度、彩度のうち少なくと
も1つを変化させることをいう。すなわち、色素の色相
を変化させること、副吸収を減少させること、色再現域
を変化させることなどが含まれる。また、色純度を向上
あるいは低下させたり、色再現域を拡大あるいは縮小さ
せたりすることも含まれる。色純度とは、吸収ピークと
それ以外の吸収波長域の吸収の割合のことで、吸収ピー
ク以外の吸収波長域の吸収の割合が小さいほど色純度が
高い。
【0012】本発明における色再現域とは、カラー画像
の発色可能な全領域をいい、例えば、CIE(国際照明
委員会)色度図(JIS Z−8721)上で表される
発色可能な全領域、あるいは、JIS Z−8722
(物体色の測定方法)に定められた方法に従って測定さ
れるL***空間で表される全領域をいう。本発明に
おける色再現域の拡大とは、蛍光物質を用いるなどして
加法混色することにより、加法混色を用いない場合と比
較して色再現域を拡大させたことをいう。例えば、CI
E色度図上で、表される発色可能な全領域の面積を拡大
させたこと、あるいは、L***空間の体積を拡大さ
せたことをいう。
【0013】本発明における色相の変化とは、ハードコ
ピーの反射あるいは透過スペクトルを測定して得た主波
長あるいは色純度の変化をいう。通常のハードコピーは
イエロー、マゼンタ、シアン色素の減法混色からなり、
色素の持つ本来の吸収がそのまま形成画像に反映される
ため、色素に副吸収があった場合、それ以上、高純度の
色を出すのは不可能であった。しかし、例えば、色素の
副吸収部に発光を持つ蛍光物質を加えるなどして加法混
色を行なうことでその副吸収をキャンセルすることがで
きる。
【0014】図1は色材と色材に蛍光物質を添加した後
の吸収曲線を示すものである。本発明のカラー画像形成
方法では、減法混色を行なう可視領域に吸収を有する化
合物と加法混色を行なう可視領域に発光を有する発光物
質とを任意の量または比率で混合することが可能だが、
見た目に蛍光を感じると、色補正とは違う効果を持って
しまうため、蛍光物質は、色材に蛍光物質を添加した後
の吸収波形の任意の点で、図1に示す吸収強度(ab
s.値)の−0.3の線を下回らないような量または比
率で混合することが好ましい。より好ましくは吸収強度
(abs.値)が−0.1を下回らないことであり、さ
らに好ましくは0を下回らないことである。
【0015】この好ましい量または比率は使用する化合
物や蛍光物質の組み合わせによって異なるが、それぞれ
の場合に上記を満たすような量または比率であればよ
い。また、添加する蛍光体は1種類であってもよく、ま
た、2種以上を併用してもよい。例えば、波長変換可能
な組み合わせを用いて所望の発光を得ることもできる。
蛍光物質はインクやトナーなどの色材に加えてもよく、
支持体に均一に塗布してもよい。支持体に塗布する場合
には、発光ピークが30nm以上異なる2種以上の蛍光体
を混合して用いることが好ましい。
【0016】通常、ハードコピーは、400nm〜500
nmにメインの吸収を有するイエロー、500nm〜600
nmにメインの吸収を有するマゼンタ、600nm〜700
nmにメインの吸収を有するシアン色素を用いる減法混色
で色再現がなされている。色再現がかかるイエロー、マ
ゼンタ、シアンでなされる場合、メインの吸収波長領域
とは、イエローに対しては400nm〜500nmの波長領
域、マゼンタに対しては500nm〜600nmの波長領
域、シアンに対しては600nm〜700nmの波長領域指
し、望ましくない吸収波長領域とは、イエローに対して
はマゼンタ、シアンの領域、マゼンタに対してはイエロ
ー、シアンの領域、シアンに対してはイエロー、マゼン
タの領域をいい、例えば、イエローに対しては500nm
以上、マゼンタに対しては500nm以下及び600nm以
上、シアンに対しては600nm以下の吸収波長領域を指
す。
【0017】図2は望ましくない吸収波長領域の吸収波
形で形成される図形の面積及び可視領域に発光を有する
蛍光物質を混合しない可視領域に吸収を有する化合物の
同一の望ましくない吸収波長領域の吸収波形で形成され
る図形の面積を説明する説明図である。望ましくない吸
収波長領域の吸収波形で形成される図形の面積とは、望
ましくない吸収波長領域において、色材(可視領域に吸
収を有する化合物)に蛍光物質を混合した後の吸収曲線
と吸収強度(abs.値)が0.0の線で囲まれた範囲
の面積(図2では縦線で示す。)をいい、可視領域に発
光を有する蛍光物質を混合しない可視領域に吸収を有す
る化合物の同一の望ましくない吸収波長領域の吸収波形
で形成される図形の面積とは、望ましくない吸収波長領
域において、色材の吸収曲線と吸収強度(abs.値)
0.0の線で囲まれた範囲の面積(図2では横線で示
す。)をいう。望ましくない吸収波長領域の吸収波形で
形成される図形の面積を、可視領域に発光を有する蛍光
物質を混合しない可視領域に吸収を有する化合物の同一
の望ましくない吸収波長領域の吸収波形で形成される図
形の面積の98%以下することが好ましい。更に好まし
くは、95%以下とすることであり、より好ましくは9
3%以下にすることである。例えば、可視領域に吸収を
有する化合物がシアンである場合、シアンに蛍光物質を
併用した後の600nm以下の吸収波長領域の吸収曲線と
吸収強度(abs.値)が0.0の線で囲まれた範囲の
面積を、蛍光物質を併用していないシアンそのものの6
00nm以下の吸収波長領域の吸収曲線と吸収強度(ab
s.値)0.0の線で囲まれた範囲の面積の98%以下
とすることをいう。
【0018】図3は望ましくない吸収波長領域の吸収ピ
ークの高さ及び可視領域に発光を有する蛍光物質を混合
しない可視領域に吸収を有する化合物の同一の望ましく
ない吸収波長領域の吸収ピークの高さを説明する説明図
である。図3において、Aは色材に蛍光物質を混合した
後の吸収曲線の望ましくない吸収波長領域の吸収ピーク
の高さを示し、Bは色材のみの吸収曲線の望ましくない
吸収波長領域の吸収ピークの高さを示す。本発明におい
て、色材に蛍光物質をした後の望ましくない吸収波長領
域の吸収ピークの高さAは、色材のみの望ましくない吸
収波長領域の吸収ピークの高さBの98%以下とするこ
とが好ましい。更に好ましくは、95%以下とすること
であり、より好ましくは93%以下にすることである。
【0019】例えば、可視領域に吸収を有する化合物が
シアンである場合、600nm以下の吸収波長領域におけ
る吸収ピークの高さを、蛍光物質を併用していないシア
ンそのものの600nm以下の吸収波長領域の吸収ピーク
の高さの98%以下とすることをいう。
【0020】図4はメイン吸収ピークの半値幅を説明す
る説明図である。図において、Cは色材に蛍光物質を混
合した後の吸収曲線の半値幅を示し、Dは色材のみの吸
収曲線の半値幅を示す。本発明において、メイン吸収ピ
ークの半値幅を可視領域に発光を有する蛍光物質を混合
しない可視領域に吸収を有する化合物のメイン吸収ピー
クの半値幅の99.5%以下とするとは、図4における
CをDの99.5%以下とするこという。本発明におい
ては更に、メイン吸収ピークの半値幅を色材に蛍光物質
を混合した後のメイン吸収ピークの半値幅を、色材のみ
のメイン吸収ピークの半値幅の99%以下とすることが
好ましく、更に98%以下とすることが好ましい。
【0021】以上述べた要件を満たす操作を施す際に、
望ましい吸収が減少することもあるが、蛍光体の添加量
が後出の量であれば問題はない。また、望ましい吸収の
減少を補うために他の色素を加えてさらに補正してもよ
い。
【0022】本発明における蛍光体の励起波長域は画像
に影響を与えない紫外領域にあることが好ましいが、画
像形成に悪影響がなければ可視部でもよい。好ましくは
300nmから450nm、より好ましくは350nmから4
20nmである。色補正の効果は、白熱灯、蛍光灯、昼光
と共にブラックライトを照射したときに得ることができ
るようにしてもよいが、特別な光源を用いなくても色補
正の効果が得られるように、350nmから420nmの光
を含む可視光線(白熱灯、蛍光灯、昼光)下で得られる
ようにすることがことが望ましい。
【0023】本発明において、カラー画像形成方法で使
用される蛍光体は、望ましくない吸収域に発光をもてば
これまでに知られている有機蛍光体や無機蛍光体を任意
に使用することができる。
【0024】有機蛍光体としては現在公知のあらゆる物
質を使用することができ、例えば、brilliantsulfoflav
ine FF、basic yellow HG、eosine、rhodamine 6G、rho
damine Bや、ピレン環を有する蛍光体、例えば、ピレン
トリスルホン酸ナトリウムやピレンテトラスルホン酸ナ
トリウム、これらのヒドロキシ置換体、アミノ置換体、
アセトアミド置換体や、C.I.ベーシックレッド1、
C.I.ベーシックレッド2、C.I.ベーシックレッ
ド9、C.I.ベーシックレッド12、C.I.ベーシ
ックレッド13、C.I.ベーシックレッド14、C.
I.ベーシックレッド17、C.I.アシッドレッド5
1、C.I.アシッドレッド52、C.I.アシッドレ
ッド92、C.I. アシッドレッド、C.I.ベーシ
ックバイオレット1、C.I.ベーシックバイオレット
3、C.I.ベーシックバイオレット7、C.I.ベー
シックバイオレット10、C.I.ベーシックバイオレ
ット14等が挙げられるが、これらに限定されるもので
はない。
【0025】本発明に用いられる無機蛍光体の組成は、
例えば、特開昭50−6410号公報、同61−652
26号公報、同64−22987号公報、同64−60
671号公報、特開平1−168911号公報等に記載
されている。本発明に用いられる無機蛍光体の組成は特
に制限はないが、結晶母体であるY2O2S,Zn2SiO4,Ca5(PO
4)3Cl等に代表される金属酸化物及びZnS,SrS,CaS等に代
表される硫化物に、Ce, Pr, Nd, Pm, Sm, Eu, Gd, Tb,
Dy, Ho, Er, Tm, Yb等の希土類金属のイオンやAg, Al,
Mn, Sb等の金属のイオンを賦活剤または共賦活剤として
組み合わせたものが好ましい。
【0026】結晶母体の好ましい例を以下に列挙する。
ZnS, Y2O2S, Y3Al5O12, Y2SiO3, Zn2SiO4, Y2O3, BaMgA
l10O17, BaAl12O19, (Ba, Sr, Mg)O・aAl2O3, (Y, Gd)B
O3, YO3, (Zn, Cd)S, SrGa2S4, SrS, GaS, SnO 2, Ca
10(PO4)6(F,Cl)2, (Ba, Sr)(Mg, Mn)Al10O17, (Sr, Ca,
Ba, Mg)10(PO4)6Cl2,(La, Ce)PO4, CeMgAl11O19, GdMg
B5O10, Sr2P2O7, Sr4Al14O25
【0027】以上の結晶母体及び賦活剤または共賦活剤
は、同族の元素と一部置き換えたものでも構わない。無
機蛍光体の元素組成は特に制限はなく、紫外から青色領
域の光を吸収して可視光を発するものであればよい。
【0028】以下に、本発明に好ましく使用される無機
蛍光体を示すが、本発明はこれらの化合物に限定される
ものではない。 [青色発光 無機蛍光化合物] (BL−1) Sr2P2O7:Sn4+ (BL−2) Sr4Al14O25:Eu2+ (BL−3) BaMgAl10O17:Eu2+ (BL−4) SrGa2S4:Ce3+ (BL−5) CaGa2S4:Ce3+ (BL−6) (Ba, Sr)(Mg, Mn)Al10O17:Eu2+ (BL−7) (Sr, Ca, Ba, Mg)10(PO4)6Cl2:Eu2+ (BL−8) ZnS:Ag (BL−9) CaWO4 (BL−10)Y2SiO5:Ce (BL−11)ZnS:Ag,Ga,Cl (BL−12)Ca2B5O9Cl:Eu2+ (BL−13)BaMgAl14O23:Eu2+
【0029】[緑色発光 無機蛍光化合物] (GF−1) (Ba,Mg)Al16O27:Eu2+,Mn2+ (GF−2) Sr4Al14O25:Eu2+ (GF−3) (Sr,Ba)Al2Si2O8:Eu2+ (GF−4) (Ba,Mg)2SiO4:Eu2+ (GF−5) Y2SiO5:Ce3+,Tb3+ (GF−6) Sr2P2O7-Sr2B2O5:Eu2+ (GF−7) (Ba,Ca,Mg)5(PO4)3Cl:Eu2+ (GF−8) Sr2Si3O8-2SrCl2:Eu2+ (GF−9) Zr2SiO4, MgAl11O19:Ce3+,Tb3+ (GF−10)Ba2SiO4:Eu2+ (GF−11)ZnS:Cu,Al (GF−12)(Zn,Cd)S:Cu,Al (GF−13)ZnS:Cu,Au,Al (GF−14)Zn2SiO4:Mn (GF−15)ZnS:Ag,Cu (GF−16)(Zn,Cd)S:Cu (GF−17)ZnS:Cu (GF−18)Gd2O2S:Tb (GF−19)La2O2S:Tb (GF−20)Y2SiO5:Ce,Tb (GF−21)Zn2GeO4:Mn (GF−22)CeMgAl11O19:Tb (GF−23)SrGa2S4:Eu2+ (GF−24)ZnS:Cu,Co (GF−25)MgO・nB2O3:Ce,Tb (GF−26)LaOBr:Tb,Tm (GF−27)La2O2S:Tb
【0030】[赤色発光 無機蛍光化合物] (RL−1)Y2O2S:Eu3+ (RL−2)(Ba,Mg)2SiO4:Eu3+ (RL−3)(Ba,Mg)Al16O27:Eu3+ (RL−4)(Ba,Ca,Mg)5(PO4)3Cl:Eu3+ (RL−5)YVO4:Eu3+ (RL−6)CaS:Eu3+ (RL−7)Y2O3:Eu (RL−8)3.5MgO,0.5MgF2GeO2:Mn (RL−9)(Y,Cd)BO3:Eu
【0031】更に、本発明では、3波長蛍光体に使用さ
れている蛍光体や、ハロリン酸カルシウム等も使用する
ことができる。本発明のカラー画像形成方法には、無機
蛍光体の中でも、無機酸化物蛍光体または無機ハロゲン
化物蛍光体を使用することが好ましく、無機酸化物蛍光
体を使用することが特に好ましい。
【0032】更に、無機蛍光体の中でも、発光効率のよ
いストークス型シフトを示す無機蛍光体が望ましい。そ
のストークスシフト値は、10nm以上であればよいが、
好ましくは、20nm以上、より好ましくは30nm以上で
ある。例えば、望ましくない吸収領域が波長400nmか
ら500nmである場合には、ストークスシフト値は10
nm〜100nm、望ましくない吸収領域が波長500nmか
ら600nmである場合には、ストークスシフト値は10
0nmから200nm、望ましくない吸収領域が波長600
nmから700nmである場合には、ストークスシフト値は
200nm300nmが好ましい。
【0033】用いる蛍光体の発光波長は、例えば、イエ
ローに対しては500nmから600nmあるいは600nm
から700nm、マゼンタに対しては400nmから500
nmあるいは600nmから700nm、シアンに対しては4
00nmから500nmあるいは500nmから600nmであ
ることが好ましい。発光波形はブロードでもシャープで
もよく、副吸収域全てを覆うことが好ましいが、色補正
ができれば副吸収が残ってもよく、また、例えば、人間
の視感度の強い部分だけ特異的に発光させても構わな
い。
【0034】使用する無機蛍光体は、環境や人体への負
荷が少ないものが好ましい。無機蛍光体は、従来から公
知のあらゆる方法で製造できる。発光強度の観点から
は、製造時に機械的破砕工程を経ない、つまりビルドア
ップ法で合成されたものが好ましく、特に、Sol−G
el法等による液相法によって製造されるものが好まし
い。
【0035】Sol−Gel法による製造方法とは、一
般的には母体または賦活剤または共賦活剤に用いる元素
(金属)を、例えば、Si(OCH3)4やEu3+(CH3
OCH=C(O-)CH3)3等の金属アルコキシドや金属錯
体またはそれらの有機溶媒溶液に金属単体を加えて作る
ダブルアルコキシド(例えば、Al(OBu)3]2の2−
ブタノール溶液に金属マグネシウムを加えて作るMg
[Al(OBu)3]2等)、金属ハロゲン化物、有機酸の金
属塩、金属単体として必要量混合し、熱的または化学的
に重縮合することによる製造方法を意味し、必要に応じ
て焼成や還元処理等を施してもよい。また、特に、So
l−Gel法で製造する場合、蛍光体の前駆溶液または
一次粒子を含む液を透明基板に印刷法やインクジェット
法等でパターニングした後に焼成や還元処理等の結晶化
処理または高輝度化処理を施してもよい。無機蛍光体
は、必要に応じて、表面改質剤や界面活性剤、微粒子シ
リカゲル、エアロジル、アルミナ等のマット化剤等によ
り、表面改質や分散性の向上を図ってもよい。これら蛍
光体の発光効率、耐水性、耐光性、耐候性は高い程よい
が、効果があれば低くてもよく、この場合は表面加工等
が利用できる。
【0036】本発明のカラー画像の形成において、減法
混色による画像の形成には、従来、減法混色による画像
の形成に用いられている色素を用いることができる。こ
れら色素としては、例えば、以下のようなものが挙げら
れるが、これらに限定されるものではない。
【0037】フォトクロミック色素として用いられてい
る、ベンゼンアゾ型、スピロピラン型、フルギド型、ジ
アリルエテン型、ジピドロピレン型、ベンゾチオスピロ
ピラン型、スピロオキサジン型、スピロクマリノピラ
ン、スピロインドリン、スピロチアジン、オキサゾリ
ル、チアゾリルエテン、ジアルキルエテン、ジオキシピ
リミジン、ナフタセン誘導体、ポルフィリン系、ポリメ
チン系、ポリジアセチレン系、チオフェノキシスルホニ
ウムテトラボレート、チオインジゴ系、サクシネートジ
アルキルエステル、ヘキサフェニル・イミダゾリル。
【0038】トナー用として用いられている、カーボン
ブラック、ベンジジンイエロー、ジフェニルメタン系色
素、キナクリドン、ローダミン、フタロシアニンブル
ー、オイルブルー、アルカリブルー、フタロシアニング
リーン、インドフェノール系色素、フタロシアニン系色
素、アゾ系色素、アントラキノン系色素、ニグロシン染
料、アニリンブルー、カルコイルブルー、クロムイエロ
ー、ウルトラマリンブルー、デュポンオイルレッド、キ
ノリンイエロー、メチレンブルークロライド、フタロシ
アニンブルー、マラカイトグリーンオクサレート、ロー
ズベンガル。
【0039】感圧・感熱用としてとして用いられてい
る、トリフェニルメタン−フタリド系、フルオラン系、
フェノチアジン系、インドリルフタリド系、リューコオ
ーラミン系、スピロピラン系、ローダミンラクタム系、
トリフェニルメタン系、チオフルオラン系、キサンテン
系、メチン系、アミノフェニルペンタジエン系、ベンゾ
ピラン系。より具体的には、CVL、BLMB、OD
B、レッド2、S−205、ATP、DEBW、 PSD−:P、V、O、R、HR、G、150、17
0、 TH−:106、107
【0040】感熱転写用として用いられている、アゾ
系、アントラキノン系、アゾメチン系、メチン系、イン
ドアニリン系、スピロ系。
【0041】昇華転写用として用いられている、例え
ば、CI Disperse Yellow54、CI
Disperse Red60、CI Disper
seBlue14。
【0042】溶融転写用として用いられている、 イエロー:クロム黄(黄鉛)、ジンククロメード(亜鉛
黄)、レモンイエロー(クロム酸バリウム)、カドミウ
ム黄、ナフトールエローS、ハンザエロー5G、ハンザ
エロー3G、ハンザエローG、ハンザエローGR、ハン
ザエローA、ハンザエローRN、ハンザエローR、ベン
ジンエロー、ベンジンエローG、ベンジンエローGR、
パーマネントエローNGG、キノリンエローレーキ、オ
ーラミン。 マゼンタ:パーマネントレッド4R、ブリリアントファ
ストスカーレット、ブリリアントカーミンBS、パーマ
ネントカーミンFB、リソールレッド、パーマネントレ
ッドF5R、ブリリアントカーミン6B、ピグメントス
カーレット3B、ローダミンレーキB、ローダミンレー
キY、アリザリンレーキ、ローダミン。 シアン:ビクトリアブルーレーキ、無金属フタロシアニ
ンブルー、フタロシアニンブルー、ファストスカイブル
ー、ビクトリアブルー。
【0043】インクジェット用水溶性染料として用いら
れている、 イエロー:CI Direct Yellow;12,
27,33,39,50,58,85,86,88,1
00,110 CI Acid Yellow;7,17,23,2
9,42,99 マゼンタ:CI Direct Red;1,11,3
7,62,75,83,99,220,227 CI Acid Red;35,87,92,94,1
15,131,154,186,254,265 シアン:CI Direct Blue;1,2,6,
8,15,22,25,71,76,78,86,9
0,98,108,120,192〜196,199,
200〜203,207,236,237 CI Acid Blue;1,7,9,23,43,
78,82,127,234,236 ブラック:CI Direct Black;2,4,
17,19,22,32,38,51,56,62,7
1,74,75,77,105,108,112,15
4,168 CI Acid Black;1,2,7,24,3
1,52,94 CI Food Black;1,2
【0044】インクジェット用油溶性染料として用いら
れている、 黄色系:Solvent Ye11ow;19,21,
61,80 橙色系:So1vent Orange;1,37,4
0 赤色系:Solvent Red;8,81,82,8
4,100 桃色系:Diaresin Pink M,Sumip
last Pink R・FF 紫色系:Solvent Violet;8,21 青色系:Solvent Blue;2,11,25,
36 緑色系:Solvent Green;3 茶色系:Solvent Brown 3,Diare
sin Brown A 黒色系:Solvent Black;3,5,7,2
2 偏光フィルム用として用いられている、キノフタロン
系、ナフトキノン系、アントラキノン系、ペリレン系、
アゾ系。
【0045】光ディスク用として用いられている、シア
ニン系、アズレニウム系、ナフタロシアニン系、ナフト
キノン系、インドアニリン系、ベンゼンチオール系、ジ
アミン系、ジアミノナフトキノン系、ナフタレンジカル
ボン酸ジアミド、ベンゼンチオール金属錯体、ジアミン
金属錯体系、インドアニリン金属錯体系、テトラキスア
ミノフェニルベンゼン、ビチエニリデンビスベンゾキノ
ン、ベンゾチオピリリウム、スクアリリウム、ベンゼン
ジオレートエチルホスホニウム金属錯体、フタリド化合
物、ペンタフェニルペンタジエン、同縮合体、フルオレ
ン誘導体、ペンタジエン。
【0046】PHB(光化学ホールバーニング)用とし
て用いられている、クロリン、キニザリン、カルバゾー
ル系、ジメチルーSテトラジン、テトラポルフィリン誘
導体、テトラフェニルポルフィン。
【0047】さらに、最近その発色のよさと、耐光性の
高さから注目されているNi,Cu,Co,Zn,C
r,Pt,Pd及びFeなどの金属と錯体を形成する色
素及び金属錯体色素の前駆体である色素、例えば、特願
平9−261904号明細書、特願平8−092478
号明細書に記載の色素。
【0048】写真用色素として用いられている、例え
ば、特開平3−214103号公報、特開平3−220
502号公報、特開平2−278204号公報、特開平
2−228604号公報、特開平2−156203号公
報、特開平2−127603号公報、特開平7−159
610号公報に記載の色素前駆体と現像主薬のカップリ
ング反応により形成される色素。
【0049】更に、色鉛筆、クレヨン、ポスターカラ
ー、水彩絵具、油絵具、フェルトペン等に使われる色素
も本発明の色素として用いることができる。
【0050】本発明は、特に、彩度の低い色素や、顔料
等に用いたときに効果を発揮する。可視領域に吸収を有
する化合物として用いられる色素や、バインダー、活性
剤、ポリマー等としては、その吸収波長が蛍光物質の励
起波長に重ならないものが好ましいが、インクやトナー
等の特性上やむを得ない場合は蛍光体の励起波長域に吸
収を持ってもよい。インクやトナーに加工する場合、比
重や粒径、帯電特性等が元の色材に似通っていてもよ
く、異なってもよい。ハードコピー上での蛍光物質の位
置は効果が高くなるように表面近傍に加えてもよく、深
部でもよい。
【0051】本発明のカラー画像形成方法は、透過型ま
たは反射型のあらゆるハードコピーに適用することがで
きる。ここでいう透過型ハードコピーとは、支持体が光
透過性で透過光を鑑賞に用いるものを指す。反射型ハー
ドコピーとは、支持体が光反射性で反射光を鑑賞に用い
るものを指す。これらは一部でも全体でもよく、組合わ
さっていてもよい。本発明における画像担持体とは、支
持体そのものまたは支持体上に色剤を保持し、画像を形
成する層を塗設した媒体を総称したものを指す。帯電防
止層や、各種機能性層を裏面または表面に積層してもよ
い。
【0052】カラー画像を形成する支持体としては、バ
ライタ紙、α−オレフィンポリマー等をラミネートした
紙、紙支持体と、樹脂層が容易に剥離できる紙支持体、
合成紙、酢酸セルロース、ポリスチレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネイト、
ポリアミド、ポリエチレンサルフォン、ARTON、ポ
リ乳酸等の半合成または合成高分子からなるフィルム、
ガラス、金属、タイル、磁器などの剛体、布、皮等が挙
げられる。
【0053】本発明における画素とは画像形成用素材が
画像を形成する際の単位を指す。本発明における像様と
は、形成したい画像の濃淡、色調に応じて画像担持体上
に一様でなく画像形成用素材が存在する様を示す。本発
明のカラー画像形成方法には、転写型、吹きつけ型等の
方法を用いることができる。転写型としては、凸版、凹
版、平版等を用いた印刷、転写プリンター、より詳細に
は(1)OPCを帯電させる、(2)OPCを露光す
る、(3)画像形成用素材をOPCに吸着させる、
(4) 画像形成用素材をOPCから中間転写体に転写
させる、(5)1、2、3、4の工程をイエロー、シア
ン、マゼンダ、ブラックの各色に対し行う、(6)中間
転写体上の画像形成用素材を画像担持体に転写し定着す
るという工程の一部または全部を含む方式であり、タイ
プによっては順番が前後することもあり得る。具体的に
は、レーザープリンター、電子写真等を用いることがで
きる。吹きつけ型としては、(1)記録ヘッドのノズル
から画像形成用素材を放出する、(2) 放出した画像
形成用素材を画像担持体に吸着させる、(3) 1,2
の工程をイエロー、シアン、マゼンダ、ブラックの各色
に対し行うという工程の一部または全部を含む方式であ
り、具体的には、インクジェット、トナージェットなど
を用いることができる。
【0054】
【実施例】以下に、本発明を実施例により更に具体的に
説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定され
るものではない。
【0055】実施例1 以下により画像試料を作成した。 《画像試料の作成方法》 出力機器 カラーレーザープリンターKL−2010
(コニカ製) ドライバ 純正ドライバ 出力媒体 コニカ普通紙コピー用ペーパー(中性紙) 出力画像 ISO/JIS−SCIDサンプル S7〜
S10
【0056】使用したトナーは以下のとおりである。 トナー1−1(比較) 銅フタロシアニン系純正シアントナー トナー1−2(比較) 銅フタロシアニン系純正シアントナーに発光ピークが3
50nmの蛍光体を混合(蛍光体の混合比率 5%) トナー1−3(本発明) 銅フタロシアニン系純正シアントナーに発光ピークが5
02nmの蛍光体を混合(蛍光体の混合比率 5%)
【0057】得られた画像試料の色再現性を目視により
評価した。また、得られた画像試料のL***空間で
の色再現域体積をそれぞれ求めた。以下に、L***
空間での色再現域体積の測定、計算方法を示す。 《L***空間での色再現域体積の測定、計算方法》 刺激値直読方法 測定方法の種類 Sa(ダブルビーム) 等色関数の種類 X101010表色系(10度視野) 標準の光の種類 D50(蛍光灯) 照明及び受光の幾何学的条件 0−45 3刺激値計算方法 W10 測定機器 X−Rite 938 有効波長 400〜700nm
【0058】得られたL***空間での色再現域体積
を用いて、比較のトナー1−1及び1−2を用いて得ら
れた画像のL***空間での色再現域体積からの本発
明のトナー1−3を用いて得られた画像のL***
間での色再現域体積の増加値を求めた。得られた結果を
併せて表1に示す。
【0059】
【表1】
【0060】表1の結果より、可視光領域内に発光を持
つ蛍光体を色材に添加すると色再現域が増加し、本発明
の効果が顕著に発現していることが判る。
【0061】実施例2 トナーとして下記のトナーを使用した以外は実施例1と
同様にして画像を作成した。 トナー1−3(本発明) 実施例1に記載のトナー1−3 トナー1−4〜1−6(本発明) 銅フタロシアニン系純正シアントナーに発光ピークが5
02nmの蛍光体を混合(蛍光体の混合比率 表2に記
載)
【0062】得られた画像の吸収強度(abs.値)の
最小値を下記測定方法により求めた。
【0063】 《吸収強度(abs.値)の最小値の測定》 測定方法の種類 シングルビーム 等色関数の種類 X101010表色系(10度視野) 標準の光の種類 D50(蛍光灯) 照明及び受光の幾何学的条件 0−45 3刺激値計算方法 W10 測定機器 MCPD−1000(大塚電子製) 有効波長 400〜700nm
【0064】また、実施例1と同様にして、比較のトナ
ー1−1を用いて得られた画像のL ***空間での色
再現域体積からの本発明のトナー1−3〜6を用いて得
られた画像のL***空間での色再現域体積の増加値
を求めた。得られた結果を併せて表2に示す。
【0065】
【表2】
【0066】表2の結果より、吸収強度の最小値が−
0.3を下回ると蛍光性が強調され意図する色補正を十
分に達成していないが、吸収強度の最小値が−0.3を
上回っていると本発明の意図する色補正を顕著に発現し
ていることが判る。
【0067】実施例3 トナーとして下記のトナーを使用した以外は実施例1と
同様にして画像を作成した。 トナー1−3(本発明) 実施例1に記載のトナー1−3 トナー1−7〜1−8(本発明) 銅フタロシアニン系純正シアントナーに発光ピークが表
3に記載の蛍光体を混合(蛍光体の混合比率 5%)
【0068】トナー1−3、1−7及び1−8におい
て、色材の吸収ピーク高さを100としたときの蛍光体
色材蛍光物質混合時の吸収ピーク高さを下記により求め
た。 《吸収ピーク高さの測定》 測定方法の種類 シングルビーム 等色関数の種類 X101010表色系(10度視野) 標準の光の種類 D50(蛍光灯) 照明及び受光の幾何学的条件 0−45 3刺激値計算方法 W10 測定機器 MCPD−1000(大塚電子製) 有効波長 400〜700nm また、実施例1と同様にして、比較のトナー1−1を用
いて得られた画像のL ***空間での色再現域体積か
らの本発明のトナー1−3〜1−6を用いて得られた画
像のL***空間での色再現域体積の増加値を求め
た。得られた結果を併せて表3に示す。
【0069】
【表3】
【0070】表3の結果より、色材の吸収ピーク高さを
100としたときの蛍光体と色材混合時の吸収ピーク高
さを98%以下にすることにより、明るく鮮やかな発色
及び画像を得ることができることが判る。
【0071】実施例4 トナーとして下記のトナーを使用した以外は実施例1と
同様にして画像を作成した。 トナー1−1(比較) 実施例1に記載のトナー1−1 トナー1−3(本発明) 実施例2に記載のトナー1−3 トナー1−9(比較) 銅フタロシアニン系純正シアントナーに発光ピーク波長
が500nmの蛍光体を混合(蛍光体の混合比率 5%) トナー1−6及び9に用いた蛍光体の励起ピーク波長を
表4に示す。
【0072】得られた画像試料の色再現を目視により評
価した。また、実施例1と同様にして、比較のトナー1
−1を用いて得られた画像のL ***空間での色再現
域体積からの本発明のトナー1−6及び9を用いて得ら
れた画像のL***空間での色再現域体積の増加値を
求めた。得られた結果を併せて表4に示す。
【0073】
【表4】
【0074】表4の結果より、350〜420nmの波長
領域に励起ピーク波長を有する蛍光物質を使用すると、
太陽光などの自然光下や蛍光灯下などでも蛍光を発する
ことができるため、色再現域を更に拡大できることが認
められる。
【0075】実施例5 トナーとして下記のトナーを使用した以外は実施例1と
同様にして画像を作成した。 トナー2−1〜2−3(本発明) 銅フタロシアニン系純正シアントナーに励起ピーク波長
405nm及び発光ピーク波長502nmの蛍光体を表5に
記載の混合比率で混合
【0076】トナー2−1〜2−3において、色材の望
ましくない吸収ピーク高さを100としたときの蛍光体
色材混合時の吸収ピーク高さ及び色材本来の吸収ピーク
の半値幅を100としたときの蛍光体色材混合時の吸収
ピークの半値幅を下記により求めた。
【0077】 《吸収ピークの半値幅の測定》 測定方法の種類 シングルビーム 等色関数の種類 X101010表色系(10度視野) 標準の光の種類 D50(蛍光灯) 照明及び受光の幾何学的条件 0−45 3刺激値計算方法 W10 測定機器 MCPD−1000(大塚電子製) 有効波長 400〜700nm
【0078】 《吸収ピーク高さの測定》 測定方法の種類 シングルビーム 等色関数の種類 X101010表色系(10度視野) 標準の光の種類 D50(蛍光灯) 照明及び受光の幾何学的条件 0−45 3刺激値計算方法 W10 測定機器 MCPD−1000(大塚電子製) 有効波長 400〜700nm また、実施例1と同様にして、比較のトナー1−1を用
いて得られた画像のL ***空間での色再現域体積か
らの本発明のトナー1−3〜6を用いて得られた画像の
***空間での色再現域体積の増加値を求めた。得
られた結果を併せて表5及び6に示す。
【0079】
【表5】
【0080】
【表6】
【0081】表5及び6の結果より、蛍光体の混合比率
を制御し、色材の望ましくない吸収ピーク高さを100
としたときの蛍光体と色材混合物の吸収ピーク高さを9
8以下にすることによって色再現域の拡大なされること
が判る。また、色材本来の吸収ピークの半値幅を100
としたときの蛍光体と色材混合物の半値幅を98以下に
することによって色再現域の拡大なされることが判る。
【0082】実施例6 トナーとして下記のトナーを使用した以外は実施例1と
同様にして画像を作成した。 トナー3−1(比較) ベンジジン系純正イエロートナー トナー3−2(比較) ベンジジン系純正イエロートナーに発光ピークが350
nmの蛍光体を混合(蛍光体の混合比率 5%) トナー3−3(本発明) ベンジジン系純正イエロートナーに発光ピークが540
nmの蛍光体を混合(蛍光体の混合比率 5%)
【0083】トナー3−4(比較) 銅フタロシアニン系純正シアントナーに発光ピークが3
50nmの蛍光体を混合(蛍光体の混合比率 5%) トナー3−5(本発明) 銅フタロシアニン系純正シアントナーに発光ピークが4
50nmの蛍光体を混合(蛍光体の混合比率 5%) トナー3−6(本発明) 銅フタロシアニン系純正シアントナーに発光ピークが5
40nmの蛍光体を混合(蛍光体の混合比率 5%)
【0084】トナー3−7(比較) キナクリドン系純正マゼンタトナーに発光ピークが35
0nmの蛍光体を混合(蛍光体の混合比率 5%) トナー3−8(本発明) キナクリドン系純正マゼンタトナーに発光ピークが45
0nmの蛍光体を混合(蛍光体の混合比率 5%) トナー3−9(本発明) キナクリドン系純正マゼンタトナーに発光ピークが61
0nmの蛍光体を混合(蛍光体の混合比率 5%)
【0085】得られた画像試料の色再現を目視により評
価した。また、得られた画像試料のL***空間での
色再現域体積を実施例1と同様にして求めた。
【0086】得られたL***空間での色再現域体積
を用いて、イエロートナー3−1〜3−3から得られた
画像試料については、比較のトナー3−1及び3−2を
用いて得られた画像のL***空間での色再現域体積
からの本発明のトナー3−3を用いて得られた画像のL
***空間での色再現域体積の増加値を求めた。得ら
れた結果を表7に示す。
【0087】また、シアントナー3−4〜3−6から得
られた画像試料については、比較のトナー3−4を用い
て得られた画像のL***空間での色再現域体積から
の本発明のトナー3−5及び3−6を用いて得られた画
像のL***空間での色再現域体積の増加値を求め
た。得られた結果を表8に示す。
【0088】また、マゼンタトナー3−7〜3−9から
得られた画像試料については、比較のトナー3−7を用
いて得られた画像のL***空間での色再現域体積か
らの本発明のトナー3−8及び3−9を用いて得られた
画像のL***空間での色再現域体積の増加値を求め
た。得られた結果を表9に示す。
【0089】
【表7】
【0090】表7の結果から、色材がイエローである場
合は、500〜600nmに発光ピークを有する蛍光物質
を混合する方が色再現域体積増分が増大し、本発明の効
果が大きく、明るく鮮やかな発色及び画像を得ることが
できることが判る。
【0091】
【表8】
【0092】表8の結果から、色材がシアンである場合
は、400〜500nm、500〜600nmに発光ピーク
を有する蛍光物質を混合する方が色再現域体積増分が増
大し、本発明の効果が大きく、明るく鮮やかな発色及び
画像を得ることができることが判る。
【0093】
【表9】
【0094】表9の結果から、色材がマゼンタである場
合は、400〜500nm、600〜700nmに発光ピー
クを有する蛍光物質を混合する方が色再現域体積増分が
増大し、本発明の効果が大きく、明るく鮮やかな発色及
び画像を得ることができることが判る。
【0095】実施例7 トナーとして下記のトナーを使用した以外は実施例1と
同様にして画像を作成した。 イエロートナー トナー4−1(比較) ベンジジン系純正イエロートナーに発光ピークが450
nm、吸収ピークが445nm、ストークスシフト幅が5nm
の蛍光体を混合(蛍光体の混合比率 1%) トナー4−2(本発明) ベンジジン系純正イエロートナーに発光ピークが450
nm、吸収ピークが400nm、ストークスシフト幅が50
nmの蛍光体を混合(蛍光体の混合比率 3%) トナー4−3(本発明) ベンジジン系純正イエロートナーに発光ピークが450
nm、吸収ピークが250nm、ストークスシフト幅が15
0nmの蛍光体を混合(蛍光体の混合比率 5%)
【0096】シアントナー トナー4−4(比較) 銅フタロシアニン系純正シアントナーに発光ピークが5
40nm、吸収ピークが535nm、ストークスシフト幅が
5nmの蛍光体を混合(蛍光体の混合比率 1%) トナー4−5(本発明) 銅フタロシアニン系純正シアントナーに発光ピークが5
40nm、吸収ピークが400nm、ストークスシフト幅が
140nmの蛍光体を混合(蛍光体の混合比率3%) トナー4−6(本発明) 銅フタロシアニン系純正シアントナーに発光ピークが5
40nm、吸収ピークが290nm、ストークスシフト幅が
250nmの蛍光体を混合(蛍光体の混合比率5%)
【0097】マゼンタトナー トナー4−7(比較) キナクリドン系純正マゼンタトナーに発光ピークが61
0nm、吸収ピークが605nm、ストークスシフト幅が5
nmの蛍光体を混合(蛍光体の混合比率 1%) トナー4−8(本発明) キナクリドン系純正マゼンタトナーに発光ピークが61
0nm、吸収ピークが400nm、ストークスシフト幅が2
10nmの蛍光体を混合(蛍光体の混合比率 3%) トナー4−9(比較) キナクリドン系純正マゼンタトナーに発光ピークが61
0nm、吸収ピークが260nm、ストークスシフト幅が3
50nmの蛍光体を混合(蛍光体の混合比率 5%) 得られた画像試料の色再現を目視により評価した。得ら
れた結果を表10〜12に示す。
【0098】
【表10】
【0099】表10の結果から、イエローの色材に、発
光ピーク波長が400〜500nmである蛍光物質を混合
する場合、ストークスシフト幅を10〜100nmとする
ことにより、本発明の効果が大きく、鮮やかな発色及び
画像を得ることができることが判る。
【0100】
【表11】
【0101】表11の結果から、シアンの色材に、発光
ピーク波長が500〜600nmである蛍光物質を混合す
る場合、ストークスシフト幅を100〜200nmとする
ことにより、本発明の効果が大きく、鮮やかな発色及び
画像を得ることができることが判る。
【0102】
【表12】
【0103】表12の結果から、マゼンタの色材に、発
光ピーク波長が600〜700nmである蛍光物質を混合
する場合、ストークスシフト幅を200〜300nmとす
ることにより、本発明の効果が大きく、鮮やかな発色及
び画像を得ることができることが判る。
【0104】実施例8 トナーとして下記のトナーを使用した以外は実施例1と
同様にして画像を作成した。 イエロートナー トナー5−1(本発明)) ベンジジン系純正イエロートナー(吸収ピーク 435
nm)に励起ピーク405nm、発光ピークが540nmの蛍
光体を蛍光体の混合比率1%で混合 トナー5−2(本発明) ベンジジン系純正イエロートナー(吸収ピーク 435
nm)に励起ピーク405nm、発光ピークが540nmの蛍
光体を蛍光体の混合比率3%で混合 トナー5−3(本発明) ベンジジン系純正イエロートナー(吸収ピーク 435
nm)に励起ピーク405nm、発光ピークが540nmの蛍
光体を蛍光体の混合比率5%で混合
【0105】マゼンタトナー トナー5−4(本発明) キナクリドン系純正マゼンタトナー(吸収ピーク 57
0nm)に励起ピーク405nm、発光ピークが610nmの
蛍光体を蛍光体の混合比率1.5%で混合 トナー5−5(本発明) キナクリドン系純正マゼンタトナー(吸収ピーク 57
0nm)に励起ピーク405nm、発光ピークが610nmの
蛍光体を蛍光体の混合比率3.5%で混合 トナー5−6(本発明) キナクリドン系純正マゼンタトナー(吸収ピーク 57
0nm)に励起ピーク405nm、発光ピークが610nmの
蛍光体を蛍光体の混合比率5.5%で混合
【0106】シアントナー トナー5−7(本発明) 銅フタロシアニン系純正シアントナー(吸収ピーク 6
60nm)に励起ピーク405nm、発光ピークが502nm
の蛍光体を蛍光体の混合比率1%で混合 トナー5−8(本発明) 銅フタロシアニン系純正シアントナー(吸収ピーク 6
60nm)に励起ピーク405nm、発光ピークが502nm
の蛍光体を蛍光体の混合比率3%で混合 トナー5−9(本発明) 銅フタロシアニン系純正シアントナー(吸収ピーク 6
60nm)に励起ピーク405nm、発光ピークが502nm
の蛍光体を蛍光体の混合比率5%で混合
【0107】また、上記トナー5−1〜5−9における
色材と蛍光体の混合物の吸収ピークの面積を求めた。表
13〜15に、色材と蛍光体の混合物の吸収ピークの面
積を色材本来の吸収ピークの面積を100とする相対値
で示した。
【0108】また、得られた画像試料のL***空間
での色再現域体積を実施例1と同様にして求めた。得ら
れたL***空間での色再現域体積を用いて、イエロ
ートナー5−1〜5−3から得られた画像試料について
は、純正トナーを用いて得られた画像のL ***空間
での色再現域体積からの本発明のトナー5−1〜5−3
を用いて得られた画像のL***空間での色再現域体
積の増加値を求めた。得られた結果を表13に示す。
【0109】また、マゼンタトナー5−4〜5−6から
得られた画像試料については、純正トナーを用いて得ら
れた画像のL***空間での色再現域体積からの本発
明のトナー5−4〜5−6を用いて得られた画像のL*
**空間での色再現域体積の増加値を求めた。得られ
た結果を表14に示す。
【0110】また、シアントナー5−7〜5−9から得
られた画像試料については、純正トナーを用いて得られ
た画像のL***空間での色再現域体積からの本発明
のトナー5−7〜5−9を用いて得られた画像のL**
*空間での色再現域体積の増加値を求めた。得られた
結果を併せて表15に示す。
【0111】
【表13】
【0112】表13の結果から、使用する色材がイエロ
ー色材である場合、500nm以上の波長領域の吸収を9
8%以下にすると本発明の効果が大きく、明るく鮮やか
な発色及び画像を得ることができることが判る。
【0113】
【表14】
【0114】表14の結果から、使用する色材がマゼン
ダ色材である場合、400〜500nm、600〜700
nmの波長領域の吸収を98%以下にすると本発明の効果
が大きく、明るく鮮やかな発色及び画像を得ることがで
きることが判る。
【0115】
【表15】
【0116】表15の結果から、使用する色材がシアン
色材である場合、600nm以下の波長領域の吸収を98
%以下にすると本発明の効果が大きく、明るく鮮やかな
発色及び画像を得ることができることが判る。
【0117】実施例9 以下により画像試料を作成した。 《画像試料の作成方法》 出力機器 カラーインクジェットプリンターBJ F6
00(キヤノン製)純正ドライバ 出力媒体 コニカフォトジェットペーパーPhotol
ike QP光沢紙・厚手 出力画像 ISO/JIS−SCIDサンプル S7〜
S10
【0118】また、使用したインクは以下のとおりであ
る。 インク6−1(比較) 純正インク(BC−31) インク6−2(比較) 純正インク(BC−31)に発光ピークが350nmの蛍
光体を混合(蛍光体の混合比率 3%) インク6−3(本発明) 純正インク(BC−31)に発光ピークが502nmの蛍
光体を混合(蛍光体の混合比率 5%)
【0119】得られた画像試料の色再現を目視により評
価した。また、得られた画像試料のL***空間での
色再現域体積をそれぞれ求めた。以下に、L***
間での色再現域体積の測定、計算方法を示す。
【0120】 《L***空間での色再現域体積の測定、計算方法》 刺激値直読方法 測定方法の種類 Sa(ダブルビーム) 等色関数の種類 X101010表色系(10度視野) 標準の光の種類 D50(蛍光灯) 照明及び受光の幾何学的条件 0−45 3刺激値計算方法 W10 測定機器 X−Rite 938 有効波長 400〜700nm
【0121】得られたL***空間での色再現域体積
を用いて、比較のインク6−1を用いて得られた画像の
イエロー色のL***空間での色再現域体積からの本
発明のインク6−3を用いて得られた画像のイエロー色
のL***空間での色再現域体積の増加値を求めた。
得られた結果を併せて表16に示す。
【0122】
【表16】
【0123】表16の結果より、可視光領域内に発光を
持つ蛍光体を色材に添加すると色再現域が増加し、本発
明の効果が顕著に発現していることが判る。
【0124】
【発明の効果】本発明のカラー画像形成方法によれば、
色再現域が広く、色相を改良され、CRT画像や液晶画
像に近い色再現が得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は色材と色材に蛍光物質を添加した後の吸
収曲線を示すものであり、蛍光物質が、可視領域に吸収
を有する化合物と可視領域に発光を有する蛍光物質の混
合後の吸収強度(abs.値)がマイナス0.3を下回
らない量混合されているとの要件を説明する説明図であ
る。
【図2】図2は望ましくない吸収波長領域の吸収波形で
形成される図形の面積及び可視領域に発光を有する蛍光
物質を混合しない可視領域に吸収を有する化合物の同一
の望ましくない吸収波長領域の吸収波形で形成される図
形の面積を説明する説明図である。
【図3】図3は望ましくない吸収波長領域の吸収ピーク
の高さ及び可視領域に発光を有する蛍光物質を混合しな
い可視領域に吸収を有する化合物の同一の望ましくない
吸収波長領域の吸収ピークの高さを説明する説明図であ
る。
【図4】図4はメイン吸収ピークの半値幅を説明する説
明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B41M 5/38 B41M 5/18 103 G03G 9/09 5/26 A H04N 1/23 101 101Z 1/29 G03G 9/08 361 // B41J 2/21 B41J 3/04 101A (72)発明者 川原 雄介 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 (72)発明者 北 弘志 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 (72)発明者 石橋 大輔 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 (72)発明者 牛久 正幸 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 減法混色に加法混色を共用して色補正す
    ることを特徴とするカラー画像形成方法。
  2. 【請求項2】 加法混色として蛍光物質を用いることを
    特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成方法。
  3. 【請求項3】 可視領域に吸収を有する化合物と可視領
    域に発光を有する蛍光物質とを混合することを特徴とす
    る請求項1または2に記載のカラー画像形成方法。
  4. 【請求項4】 蛍光物質が、可視領域に吸収を有する化
    合物と可視領域に発光を有する蛍光物質の混合後の吸収
    強度(abs.値)がマイナス0.3を下回らない量混
    合されていることを特徴とする請求項3に記載のカラー
    画像形成方法。
  5. 【請求項5】 可視領域に吸収を有する化合物が色材で
    あることを特徴とする請求項3または4に記載のカラー
    画像形成方法。
  6. 【請求項6】 蛍光物質が可視領域に吸収を有する化合
    物の望ましくない吸収波長領域に発光を有する蛍光物質
    であることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載
    のカラー画像形成方法。
  7. 【請求項7】 カラー画像の望ましくない吸収波長領域
    の吸収波形で形成される図形の面積を、可視領域に発光
    を有する蛍光物質を混合しない可視領域に吸収を有する
    化合物の同一の望ましくない吸収波長領域の吸収波形で
    形成される図形の面積の98%以下としたことを特徴と
    する請求項3〜5のいずれかに記載のカラー画像形成方
    法。
  8. 【請求項8】 カラー画像の望ましくない吸収波長領域
    の吸収ピークの高さを、可視領域に発光を有する蛍光物
    質を混合しない可視領域に吸収を有する化合物の同一の
    望ましくない吸収波長領域の吸収ピークの高さの98%
    以下としたことを特徴とする請求項3〜5のいずれかに
    記載のカラー画像形成方法。
  9. 【請求項9】 カラー画像のメイン吸収ピークの半値幅
    が、可視領域に発光を有する蛍光物質を混合しない可視
    領域に吸収を有する化合物のメイン吸収ピークの半値幅
    の99.5%以下としたことを特徴とする請求項3〜5
    のいずれかに記載のカラー画像形成方法。
  10. 【請求項10】 蛍光物質が励起光波長350nm〜42
    0nmの蛍光物質であることを特徴とする請求項3〜9の
    いずれかに記載のカラー画像形成方法。
  11. 【請求項11】 蛍光物質が発光ピーク波長400nm〜
    500nmの蛍光物質であることを特徴とする請求項2〜
    10のいずれかに記載のカラー画像形成方法。
  12. 【請求項12】 蛍光物質が発光ピーク波長500nm〜
    600nmの蛍光物質であることを特徴とする請求項2〜
    10のいずれかに記載のカラー画像形成方法。
  13. 【請求項13】 蛍光物質が発光ピーク波長600nm〜
    700nmの蛍光物質であることを特徴とする請求項2〜
    10のいずれかに記載のカラー画像形成方法。
  14. 【請求項14】 蛍光物質がストークスシフト幅が10
    nm以上の蛍光物質であることを特徴とする請求項2〜1
    3のいずれかに記載のカラー画像形成方法。
  15. 【請求項15】 蛍光物質がストークスシフト幅が10
    nm〜100nmの蛍光物質であることを特徴とする請求項
    11に記載のカラー画像形成方法。
  16. 【請求項16】 蛍光物質がストークスシフト幅が10
    0nm〜200nmの蛍光物質であることを特徴とする請求
    項12に記載のカラー画像形成方法。
  17. 【請求項17】 蛍光物質がストークスシフト幅が20
    0nm〜300nmの蛍光物質であることを特徴とする請求
    項13に記載のカラー画像形成方法。
  18. 【請求項18】 色材がイエロー色材であり、かつ、カ
    ラー画像の波長500nm以上の領域の吸収波形で形成さ
    れる図形の面積が、可視領域に発光を有する蛍光物質を
    混合しないイエロー色材の波長500nm以上の領域の吸
    収波形で形成される図形の面積の98%以下であること
    を特徴とする請求項5〜10のいずれかに記載のカラー
    画像形成方法。
  19. 【請求項19】 色材がマゼンタ色材であり、かつ、カ
    ラー画像の波長500nm〜600nm以外の吸収波形で形
    成される図形の面積が、可視領域に発光を有する蛍光物
    質を混合しないマゼンタ色材の波長500nm〜600nm
    以外の領域の吸収波形で形成される図形の面積の98%
    以下であることを特徴とする請求項5〜10のいずれか
    に記載のカラー画像形成方法。
  20. 【請求項20】 色材がシアン色材であり、かつ、カラ
    ー画像の波長600nm以下の吸収波形で形成される図形
    の面積が、可視領域に発光を有する蛍光物質を混合しな
    いシアン色材の波長600nm以下の領域の吸収波形で形
    成される図形の面積の98%以下であることを特徴とす
    る請求項5〜10のいずれかに記載のカラー画像形成方
    法。
  21. 【請求項21】 蛍光物質が無機蛍光体であることを特
    徴とする請求項2〜20のいずれかに記載のカラー画像
    形成方法。
  22. 【請求項22】 蛍光物質が酸素原子を含む組成を有す
    る蛍光物質であることを特徴とする請求項2〜21のい
    ずれかに記載のカラー画像形成方法。
  23. 【請求項23】 複数の画素によって画像担持体上に画
    像を形成するカラー画像形成方法において、画素が蛍光
    物質と色材の混合物で形成されていることを特徴とする
    カラー画像形成方法。
  24. 【請求項24】 蛍光物質と色材の混合物である画像形
    成用素材を作成し、作成した画像形成用素材を画像担持
    体に像様に添加することを特徴とするカラー画像形成方
    法。
  25. 【請求項25】 画像担持体への画像形成用素材の像様
    の添加を、画像担持体への画像形成用素材の転写によっ
    て行なうことを特徴とする請求項24に記載のカラー画
    像形成方法。
  26. 【請求項26】 画像担持体への画像形成用素材の像様
    の添加を、 イエロー、シアン、マゼンダ、ブラックの各色につい
    て、 (a)OPCの帯電工程、 (b)OPCの露光工程、 (c)画像形成用素材のOPCへの吸着工程、 (d)OPCから中間転写体への画像形成用素材の転写
    工程、の少なくとも一工程を用いて行ない、次いで、中
    間転写体上に形成された画像形成用素材の像を画像担持
    体に転写し、定着することを特徴とするカラー画像形成
    方法。
  27. 【請求項27】 画像担持体への画像形成用素材の像様
    の添加を、画像担持体への画像形成用素材の吹き付けに
    よって行なうことを特徴とする請求項24に記載のカラ
    ー画像形成方法。
  28. 【請求項28】 画像担持体への画像形成用素材の像様
    の添加を、 イエロー、シアン、マゼンダ、ブラックの各色につい
    て、 (e)記録ヘッドのノズルから画像形成用素材を放出す
    る工程、 (f)放出した画像形成用素材を画像担持体に吸着させ
    る工程、の少なくとも一工程を用いて行なうことを特徴
    とするカラー画像形成方法。
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