JP2000175938A - 医療用手袋および医療用手袋の製造方法 - Google Patents

医療用手袋および医療用手袋の製造方法

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JP2000175938A
JP2000175938A JP36055998A JP36055998A JP2000175938A JP 2000175938 A JP2000175938 A JP 2000175938A JP 36055998 A JP36055998 A JP 36055998A JP 36055998 A JP36055998 A JP 36055998A JP 2000175938 A JP2000175938 A JP 2000175938A
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glove
medical
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Katsuyoshi Kobayashi
勝義 小林
Katsuhisa Toshimitsu
勝久 利光
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 医療用手袋を製造する方法において、該医療
用手袋の製造効率、デザイン性および強度を向上するこ
とを課題とする。 【解決手段】 熱可塑性樹脂によりインジェクション成
形すると共にブロー成形することにより、もしくはコン
プレッション成形すると共にブロー成形することによ
り、もしくはインジェクション成形しコンプレッション
成形すると共にブロー成形することにより医療用手袋4
1を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療用手袋および
医療用手袋の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、医療用手袋の原料としては、天然
ゴムラテックスを含む溶液槽に手の形に構成された成形
型を漬けて所望の厚みに成形するものである。この方法
において製造される手袋は、硬化したラテックスが粘着
性を有するために、離型のためもしくは装着を円滑にお
こなうための粉末を付着させ、該手袋を型より取り出
す。または、特許第2530096号公報に示されるよ
うに手袋を多層に構成し、粘着性の少ない材料により手
袋の内側を構成し、該手袋の離型性を向上させたものが
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の製法において
は、浸漬法により医療用手袋を成形するため、皮膜の厚
みが全体においてほぼ一定である。該浸漬方法において
は、液体であるゴムラテックスに元型を浸漬するため、
元型が均一に前記ゴムラテックスに接触し、成形される
皮膜の厚みを調節困難である。また、浸漬法において
は、重力の影響により、先端部は肉厚になり、該医療用
手袋の装着者の指先などの感覚が阻害される。また、所
定の厚みを得るために浸漬と乾燥の工程を繰り返す必要
がある。このため、ゴム厚の調整が困難であり、一定の
厚みの皮膜を形成するためには該ゴムラテックスを恒温
に保つ必要があり、このように恒温に保つために多くの
エネルギーも必要とし、温度管理が必要である。ラテッ
クスゴムを用いる場合には、加硫の工程が必要であり、
大規模な製造設備が必要となる。
【0004】また、元型にゴム・ラテックスを凝着さ
せ、前記元型より凝固皮膜を取り外す構成をとるため、
該ゴム・ラテックスにより構成された医療用手袋に粘着
性があり、取り扱い時に労力を要すると共に、前記元型
により製造される医療用手袋は元型より取り外し容易な
形状にする必要がある。また、特許第2530096号
公報に示される手法においても、浸漬、乾燥および洗浄
の工程を繰り返す必要がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決する手
段として、熱可塑性樹脂によりインジェクション成形す
ると共にブロー成形することにより医療用手袋を製造す
る。熱可塑性樹脂によりコンプレッション成形すると共
にブロー成形することにより医療用手袋を製造する。熱
可塑性樹脂によりインジェクション成形すると共にコン
プレッション成形し、さらにブロー成形することにより
医療用手袋を製造する。上記の熱可塑性樹脂として、ス
チレン−ブタジエン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポ
リエステル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリウレタ
ン系樹脂、ポリアミド系樹脂、アイオノマー等の熱可塑
性樹脂を用いることが可能である。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施形態について説
明する。図1は医療用手袋製造のプリフォーム成形の工
程を示す側面断面図、図2はプリフォームを示す側面断
面図、図3は医療用手袋製造の延伸ブロー成形の工程を
示す側面断面図、図4は医療用手袋製造の取り出し工程
を示す側面図である。
【0007】図1乃至図4において、本発明における医
療用手袋の製造方法について説明する。本実施例におい
て、弾性素材としてポリウレタンゴムを用いる場合につ
いて説明する。本実施例において用いるポリウレタンゴ
ムとしては、医療用手袋として使用可能な伸縮性、引っ
張り強さ、耐老化性を示すものであり、インジェクショ
ン成形および押し出し成形可能なものであれば良い。例
えば、熱可塑性のエラストマとしてはポリスチレン系、
ポリオレフィン系、ポリブタジエン系、ポリエステル
系、シリコンゴム、ニトリルゴム、ポリクロロプレン、
等を用いることが可能であり、ポリエチレン、ナイロ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエステル、
ポリアミド等を用いることが可能である。また、ポリウ
レタンゴムとしては、ポリウレタン樹脂の主要部分がポ
リエーテル系、ポリカーボネイト系、またはエーテルと
カーボネイトの共重合系ポリウレタン樹脂を用いること
が可能である。
【0008】本実施例において、熱可塑性樹脂により医
療用手袋を成形することを特徴とするものであり、該熱
可塑性樹脂の種類を限定するものではない。本発明の実
施例におけるの医療用手袋の製造工程は、プリフォーム
工程、延伸ブロー工程、取り出し工程より構成されてい
る。また、ポリウレタンゴムのインジェクション成形時
の温度は180乃至250°Cであり、押し出し成形時
の温度は180乃至250°Cである。
【0009】図示しないターンテーブルには、プリフォ
ーム工程、延伸ブロー工程、取り出し工程に対応した位
置に後述する保持金具9が構成されている。該ターンテ
ーブルが回転することにより、各工程における加工を行
うことが可能である。該ターンテーブルの下面には開閉
自在に構成された該保持金具9が設けられており、該保
持金具9にプリフォーム21、およびプリフォーム21
より成形される医療用手袋41が保持される。プリフォ
ーム工程において、プリフォーム21の上部が前記保持
金具9に保持され、前記ターンテーブルが回転すること
により、該プリフォーム21が前記延伸ブロー工程に移
送される。該延伸ブロー工程に移送されたプリフォーム
21は、医療用手袋41に成形された後に前記取り出し
工程に移送され、該取り出し工程において、該医療用手
袋41は保持金具9より取り外される。上記のごとく前
記ターンテーブルを回転することで、各加工工程におい
て加工可能であり、医療用手袋41の製造時間を短縮可
能であり、該医療用手袋41の製造効率を向上可能であ
る。
【0010】プリフォーム工程において、図1に示すよ
うに、上金型7、下金型8および保持金型9によりプレ
成形型6が構成される。前記下金型8の下方には押出機
10が配設されており、該押出機10にはホッパー11
が設けられている。該ホッパー11より粒状もしくは粉
状のポリウレタンゴムが押出機10に導入される。該押
出機10の内部にはスクリュー部12が配設されてお
り、該スクリュー部12が回動することにより前記ホッ
パー11より導入されたポリウレタンゴムが圧縮溶融さ
れる構成になっている。前記スクリュー部12によりポ
リウレタンゴムは該スクリュー部12の回転による大き
い剪断を受けつつ、一定量押し出されていく。該スクリ
ュー部12の前方には導入口13が構成されており、該
導入口13を介して溶融されたポリウレタンゴムがプレ
成形型6に押し出される構成になっている。
【0011】前記押出機10より押し出されたポリウレ
タンゴムは、前記上金型7、下金型8および保持金型9
により構成されるプレ成形型6内に射出され、該プレ成
形型6により医療用手袋のプリフォーム21が成形され
る。該構成において、プリフォーム21の形状は、医療
用手袋を形成する上で適したものであれば良く、形成す
る医療用手袋の形状、および厚さ等目的に応じて変更可
能であり、本実施例の限りではない。また、プレ成形型
6は、該プレ成形型6の温度分布を調節し、該プリフォ
ーム21を形成する際に延ばしたい部位を延ばし、延ば
す必要の無い部位を延ばさないように調節可能に構成さ
れている。また、前記プレ成形型6にポリウレタンゴム
が射出されるため、該ポリウレタンゴムを構成するポリ
マーの空間的広がりが大きくなり、分子間相互作用が大
きくなり、耐摩耗性等の強度を向上可能である。また
は、該ポリウレタンゴムを構成するポリマーの配向性が
向上し、分子間の相互作用が向上し、耐摩耗性等の強度
を向上可能である。前記ポリウレタンゴムは構成する分
子鎖中に存在する強い極性を持つ部位が水素結合を起こ
すため、該水素結合を起こした部位により分子間に橋架
け構造が形成され、ゴム弾性を示す。このため、常温で
はゴム状弾性を示す。
【0012】上述の工程により、図2に示すように、前
記上金型7および下金型8を取り去ることにより、プリ
フォーム21が形成される。該プリフォーム21は、前
記保持金具9に上部を保持されており、該プリフォーム
21は次の工程である延伸ブロー工程に進む。該プリフ
ォーム21の先端は、医療用手袋を成形した状態におい
て、先端部を肉厚に構成されている。このため、次の延
伸ブロー工程において、該医療用手袋の先端部の爪の当
たる部分を肉厚に構成可能である。
【0013】延伸ブロー工程において、プリフォーム2
1は、図3に示すように、ブロー金型31に挿入され、
該プリフォーム21にブロワー32が挿入される。該ブ
ロー金型31にはそれぞれ医療用手袋の片面の形状が刻
設されており、該ブロー金型31・31を合わせること
により医療用手袋の形状を構成可能である。前記プリフ
ォーム21に挿嵌した前記ブロワー32よりガスを噴出
させ、該プリフォーム21を該ブロー金型31に押しつ
ける。このため、プリフォーム21は、ブロー金型31
に刻設された医療用手袋の形状に成形される。該工程に
おいて、前記ブロワー32よりのガスの噴出方向を調節
することにより、該プリフォーム21の延伸部を調節す
ることも可能である。また、プリフォーム21の一定の
部分をに高温にした状態において、ブロワー32により
ガスを噴出させ、該部位を他の部位より延ばし、肉厚を
調節可能である。
【0014】上記構成により、成形される医療用手袋の
肉厚を調節可能であり、内部からガスによりブロー金型
31に押しつけるため、該医療用手袋の形状を複雑に形
成可能である。また、プリフォーム21の温度分布を調
節することにより、該プリフォームより成形される医療
用手袋の肉厚を調節可能である。
【0015】次に、図4に示すように、ブロー金型31
が取り外され、前記延伸ブロー工程において成形された
医療用手袋41は保持金具9により上部を保持され、取
り出し工程に移動される。該取り出し工程において、保
持金具9が取り外される。保持金具9により該医療用手
袋41を保持可能であり、該保持金具9により保持した
状態において移送可能であるため、プリフォーム工程、
延伸ブロー工程、取り外し工程を連続的に行うことが可
能である。また、熱可塑性ポリウレタンゴムを使用する
ため、架橋工程を省略可能である。このため、製造効率
を向上可能であり、該ポリウレタンゴムの性状の管理が
容易である。上記の構成において、熱可塑性樹脂をイン
ジェクション成形すると同時にブロー成形し、医療用手
袋41を製造することも可能である。
【0016】上述の如く、医療用手袋41を熱可塑性の
ポリウレタンゴムを用いてインジェクション成形するた
め、該医療用手袋41の強度を向上可能であり、表面の
平滑性を向上可能であるため光沢を持たせることも可能
である。また、従来のラテックスゴムを用いた場合に必
要とした乾燥工程を必要としないため、医療用手袋41
の製造効率を向上可能であり、大量生産可能である。成
形後に粘着性がないため、該医療用手袋41の取り扱い
が容易である。また、医療用手袋41の肉厚を部分的に
自由に構成可能であり、デザイン性を向上可能である。
また、製造時にブロワー32によりガスを噴出させる時
ヘリウムガスを用いることで、製造工程と並行してピン
ホール検査を行うことが可能である。
【0017】上記実施例において、医療用手袋の製造方
法として、熱可塑性樹脂をインジェクション成形しプリ
フォームを成形すると共に、ブロー成形により医療用手
袋を製造する方法について説明したが、該熱可塑性樹脂
をコンプレッション成形しプリフォームを成形すると共
に、ブロー成形により医療用手袋を製造する方法も可能
である。また、熱可塑性樹脂をインジェクション成形
し、プリフォームを成形すると共に該プリフォームをコ
ンプレッション成形し、さらにブロー成形により医療用
手袋を製造することも可能である。
【0018】熱可塑性樹脂をコンプレッション成形しプ
リフォームを成形すると共に、ブロー成形により医療用
手袋を製造する場合には、熱可塑性樹脂はコンプレッシ
ョン成形金型に導入され、該成形金型において加熱圧縮
されることにより、該熱可塑性樹脂の粘性が低下し、流
動性が増すとともに、成形圧力により金型に押しつけら
れ、該熱可塑性樹脂が金型の形状に成形される。これに
より、プリフォームを成形し、該プリフォームをブロー
成形により医療用手袋を製造する。該ブロー成形の工程
については、前記実施例と同様である。また、上記の構
成において、熱可塑性樹脂をコンプレッション成形する
と同時にブロー成形し、医療用手袋を製造することも可
能である。
【0019】上記構成において、熱可塑性樹脂自体を前
記成形金型に導入し、その後加熱圧縮するため、熱可塑
性樹脂導入によるゲート部が発生しない、このため医療
用手袋の先端部の成形を容易に行うことが可能あり、該
先端部の肉厚の調整を容易に行うことが可能である。ま
た、コンプレッションにより全方位に熱可塑性樹脂が引
き延ばされるため、プリフォームの方向による強度の差
異を解消可能である。このため、該プリフォームをブロ
ー成形した場合に、等しい圧力が掛かる部位を等しく延
伸可能である。このため、皮膜の厚みを容易に調節可能
であり、成形性を向上可能である。また、該成形品は粘
着性が低くプリフォームおよび医療用手袋の取り扱い性
を向上可能である。
【0020】熱可塑性樹脂をインジェクション成形し、
プリフォームを成形すると共に該プリフォームをコンプ
レッション成形し、さらにブロー成形により医療用手袋
を製造する場合、まず前記熱可塑性樹脂は融解され金型
に射出されることにより、インジェクション成形による
プリフォームが成形される。この後、インジェクション
成形により成形されたプリフォームをコンプレッション
成形により圧縮延伸し、該工程により得られたプリフォ
ームをブロー成形することにより医療用手袋を得る。ま
た、上記の構成において、熱可塑性樹脂をインジェクシ
ョン成形すると同時に、コンプレッション成形し、ま
た、同時にブロー成形し、医療用手袋を製造することも
可能である。
【0021】上記構成において、インジェクション成形
および、コンプレッション成形によりプリフォームを構
成するため、該プリフォームの形状のデザイン性を向上
可能である。このため、プリフォームにより成形される
医療用手袋のデザイン性を向上可能である。また、イン
ジェクション成形により生じるプリフォームの強度の方
向性とコンプレッション成形により生じるプリフォーム
の強度の方向性を調節することにより、インジェクショ
ン成形および、コンプレッション成形により構成される
プリフォームの強度の方向性を調節可能である。これに
より、ブロー成形により得られる医療用手袋の強度の方
向性を調節可能であり、成形可能な形状の多様性を向上
可能である。ブロー成形時の圧力に対して、プリフォー
ムの延伸率を部分的に調節可能であり、これにより、容
易に皮膜の厚さを調節可能であり、ピンホールの発生を
抑制可能である。このため、医療用手袋の皮膜の厚さを
調節し、強度の必要な部位は皮膜の厚みを増すことによ
り強度を向上可能である。また、型枠により形状を外側
より構成可能であるため、医療用手袋のデザイン性を向
上可能である。医療用手袋乾燥および加硫の工程を省略
可能であり、製造効率を向上可能である。また、インジ
ェクション成形の後に、コンプレッション成形を行うた
め、前記インジェクション成形により発生したゲート部
を解消可能であり、医療用手袋の先端部の成形を容易に
行うことが可能であり、該先端部の肉厚の調整を容易に
行うことが可能である。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、以下
のような効果を奏する。請求項1に記載の如く、熱可塑
性樹脂によりインジェクション成形すると共にブロー成
形することにより医療用手袋を製造するため、複雑な形
状の医療用手袋を成形可能であり、該医療用手袋のデザ
イン性を向上可能である。また、インジェクション成形
により複雑な形状のプリフォームを成形可能であるた
め、該医療用手袋の皮膜の厚みを部分的に調節可能であ
る。これにより、強度を必要とする部分を肉厚に構成可
能である。このため、強度を維持しながら感覚を阻害し
ない医療用手袋を製造可能である。また、成形された医
療用手袋に粘着性が無く、該医療用手袋の成形型よりの
取り外しが容易であり、該医療用手袋の製造時における
取り扱いを容易にすることが可能である。表面の平滑性
を向上可能であるため、該医療用手袋の表面構成を多様
に構成することが可能であり、光沢性を持つ製品を成形
可能である。また、乾燥工程を省略可能であるため、該
医療用手袋の製造時間を短縮可能であり、該医療用手袋
を成形する為に必要は資材を減少可能であり、製造コス
トを減少可能である。
【0023】請求項2記載の如く、熱可塑性樹脂により
コンプレッション成形すると共にブロー成形することに
より医療用手袋を製造するため、熱可塑性樹脂導入によ
るゲート部が発生しない、このため医療用手袋の先端部
の成形を容易に行うことが可能であり、該先端部の肉厚
の調整を容易に行うことが可能である。また、コンプレ
ッションにより全方位に熱可塑性樹脂が引き延ばされる
ため、プリフォームの方向による強度の差異を解消可能
である。該プリフォームをブロー成形した場合に、等し
い圧力が掛かる部位を等しく延伸可能である。このた
め、皮膜の厚みを容易に調節可能であり、成形性を向上
可能である。また、成形品は粘着性が低く、プリフォー
ムおよび医療用手袋の取り扱い性を向上可能である。成
形された医療用手袋に粘着性が無く、該医療用手袋の成
形型よりの取り外しが容易であり、該医療用手袋の製造
時における取り扱いを容易にすることが可能である。表
面の平滑性を向上可能であるため、該医療用手袋の表面
構成を多様に構成することが可能である。また、該医療
用手袋を成形する為に必要は資材を減少可能であり、製
造工程を単純に行うことが可能であり、コストを減少可
能である。
【0024】請求項3に記載の如く、熱可塑性樹脂によ
りインジェクション成形すると共にコンプレッション成
形し、さらにブロー成形することにより医療用手袋を製
造するので、該プリフォームの形状のデザイン性を向上
可能である。このため、該プリフォームにより成形され
る医療用手袋のデザイン性を向上可能である。また、イ
ンジェクション成形により生じるプリフォームの強度の
方向性とコンプレッション成形により生じるプリフォー
ムの強度の方向性を調節することにより、インジェクシ
ョン成形およびコンプレッション成形により構成される
プリフォームの強度の方向性を調節可能である。これに
より、ブロー成形により得られる医療用手袋の強度の方
向性を調節可能であり、成形可能な形状の多様性を向上
可能である。ブロー成形時の圧力に対して、該プリフォ
ームの延伸率を部分的に調節可能であり、これにより、
容易に皮膜の厚さを調節可能であり、ピンホールの発生
を抑制可能である。このため、医療用手袋の皮膜の厚さ
を調節し、強度の必要な部位は皮膜の厚みを増すことに
より強度を向上可能である。また、型枠により形状を外
側より構成可能であるため、医療用手袋のデザイン性を
向上可能である。医療用手袋乾燥および加硫の工程を省
略可能であり、製造効率を向上可能である。また、イン
ジェクション成形の後に、コンプレッション成形を行う
ため、インジェクション成形により発生したゲート部を
解消可能であり、医療用手袋の先端部の成形を容易に行
うことが可能であり、該先端部の肉厚の調整を容易に行
うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】医療用手袋製造のプリフォーム成形の工程を示
す側面断面図である。
【図2】プリフォームを示す側面断面図である。
【図3】医療用手袋製造の延伸ブロー成形の工程を示す
側面断面図である。
【図4】医療用手袋製造の取り出し工程を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
7 上金型 8 下金型 9 保持金型 21 プリフォーム 31 ブロー金型 41 医療用手袋

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂によりインジェクション成
    形すると共にブロー成形することにより製造されること
    を特徴とする医療用手袋および医療用手袋の製造方法。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂によりコンプレッション成
    形すると共にブロー成形することにより製造されること
    を特徴とする医療用手袋および医療用手袋の製造方法。
  3. 【請求項3】 熱可塑性樹脂によりインジェクション成
    形すると共にコンプレッション成形し、さらにブロー成
    形することにより製造されることを特徴とする医療用手
    袋および医療用手袋の製造方法。
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