JP2000174326A - 検知装置 - Google Patents

検知装置

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JP2000174326A
JP2000174326A JP34877998A JP34877998A JP2000174326A JP 2000174326 A JP2000174326 A JP 2000174326A JP 34877998 A JP34877998 A JP 34877998A JP 34877998 A JP34877998 A JP 34877998A JP 2000174326 A JP2000174326 A JP 2000174326A
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Tetsuo Sugano
哲生 菅野
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    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
    • G11B15/05Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing by sensing features present on or derived from record carrier or container
    • G11B15/06Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing by sensing features present on or derived from record carrier or container by sensing auxiliary features on record carriers or containers, e.g. to stop machine near the end of a tape
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  • Photo Coupler, Interrupter, Optical-To-Optical Conversion Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 検知信号に含まれる種々のバラツキを吸収す
る。 【解決手段】 検知動作の前の設定動作において、赤外
発光ダイオード2と赤外フォトトランジスタ6の間の赤
外光伝送空間に磁気テープ4の磁性体部がない場合の検
知電圧VINHをあらかじめ測定し、この検知電圧VINH
係数KT(<1)を乗じることにより設定したしきい値
電圧VTHをメモリ13に記憶させておく。そして、検知
動作において、検知電圧VINを上記設定したしきい値電
圧VTHと比較することにより、上記の赤外光伝送空間に
磁気テープ4の磁性体部があるか否かを判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、検知対象空間に
照射した光が検知対象空間を透過するか否かあるいは検
知対象空間で反射されるか否かに従って、前記検知対象
空間に検知対象物体があるか否かを検知する光透過型ま
たは光反射型の検知装置に関し、特に磁気記録再生装置
に用いられる検知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は磁気記録再生装置に装備されてい
る従来の検知装置の構成図である。図8の検知装置は、
磁気テープ送り機構の磁気テープ走路に磁気テープ4が
あるか否か、また磁気テープ4がある場合にそれが磁性
体部であるか透明のリード部であるかを検知する検知装
置である。また、図9は図8の検知装置の検知動作を示
すフローチャートである。また、図10は磁気記録再生
装置における図8の検知装置の配置例を示す図である。
【0003】図8の検知装置は、赤外波長の検知光を発
する赤外発光ダイオード2と、発光部固定抵抗3と、赤
外発光ダイオード2からの検知光を受光する赤外フォト
トランジスタ6と、受光部固定抵抗7と、マイクロコン
ピュータ20とを備えている。赤外発光ダイオード2と
赤外フォトトランジスタ6とは、磁気テープ走路の両側
に配置されている。この赤外発光ダイオード2と赤外フ
ォトトランジスタ6の間の赤外光伝送空間(検知対象空
間)に磁気テープ4の磁性体部分が介在すると、赤外発
光ダイオード2からの赤外光は、上記の磁性体部分によ
り遮光され、赤外フォトトランジスタ6で受光されな
い。また、上記の赤外光伝送空間に磁気テープ4の磁性
体部分が介在していなければ、赤外発光ダイオード2か
らの赤外光は、赤外光フォトトランジスタ6によって受
光される。図8の検知装置は、図10においては、磁気
テープ4の始端部および終端部を検知するスタート/エ
ンドセンサとして配置されている。なお、図10におい
て、21は磁気記録再生装置の機構制御部およびキャプ
スタンモータ・ドライブアンプ、22は磁気テープ4の
供給リール、23は磁気テープ4の巻き取りリール、2
4はキャプスタン、25はピンチローラである。
【0004】次に、検知動作について説明する。発光部
固定抵抗3により、一定の発光量で赤外発光ダイオード
2を駆動させ、赤外フォトトランジスタ6の出力電流
(検知電流)を受光部固定抵抗7で検知電圧VINに変換
し、この検知電圧VINをマイクロコンピュータ20に送
る。そして、検知電圧VINは、受光部固定抵抗7によ
り、磁気テープ4の磁性体部分による遮光が行われない
ときはHレベル(ほぼ電源電圧VCC2)となり、逆に
磁性体部分で遮光されるときはLレベル(ほぼ0
[V])となる。この検知電圧VINをマイクロコンピュ
ータ20にて、図9に示すフローチャートの手順で処理
することにより、磁気テープ4の磁性体部が上記の検知
対象空間に介在するか否かを判別している。つまり、電
源電圧VCC2の1/2の値に固定されているしきい値
電圧VTHを用い(ステップS20)、検知電圧VINを測
定し(ステップS21)、この検知電圧VINを上記のし
きい値電圧VTHと比較し(ステップS22)、VIN
THであれば磁性体部でないと判別し(ステップS2
3)、VIN≦VTHであれば磁性体部であると判別する
(ステップS24)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の従来の検知
装置においては、赤外フォトトランジスタ6の出力電流
(検知電流)に含まれる、種々のバラツキ要素を全て加
味して設計する必要がある。種々のバラツキ要素とは、
例えば、それぞれの素子の出力特性・寿命・取付け位置
・角度・暗電流、磁気テープの透過率、電源電圧バラツ
キなどであり、多岐に渡る。このような種々のバラツキ
を吸収させるために、素子のバラツキをランク分けし、
使用する素子を制限したり、素子の取付け位置や角度の
規格を厳しくする等の対策がなされている。しかしなが
ら、使用する素子のランクを制限することにより、コス
トが上昇するなどの問題があった。また、取付け位置や
角度の規格を厳しくすることにより、製造しにくくなっ
たり、ときには設計不可能になってしまう場合があるな
どの問題があった。
【0006】この発明は、上記のような従来の問題を解
決するためになされたものであり、検知信号に含まれる
種々のバラツキを吸収できる検知装置を提供することを
目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の請求項1記載の検知装置は、検知対象空
間に検知光を発する発光手段と、前記検知光を受光し、
この受光量に応じたレベルの検知信号を出力する受光手
段と、前記検知信号のレベルをしきい値と比較すること
により、前記検知対象空間に前記検知対象物体があるか
否かを判別する判別手段と、前記受光手段が前記検知光
を受光する位置に前記検知対象物体を配置したときの前
記検知信号のレベルに応じて、前記しきい値をあらかじ
め設定しておく設定手段と、前記設定されたしきい値を
記憶しておく記憶手段とを備えたものである。
【0008】本発明の請求項2記載の検知装置は、請求
項1において、前記設定手段が、前記受光手段が前記検
知光を受光する位置に前記検知対象物体を配置したとき
の前記検知信号のレベルと、前記受光手段が前記検知光
を受光しない位置に前記検知対象物体を配置したときの
前記検知信号のレベルとに応じて、前記しきい値をあら
かじめ設定しておくようにしたものである。
【0009】本発明の請求項3記載の検知装置は、検知
対象空間に検知光を発する発光手段と、前記検知光を受
光し、この受光量に応じたレベルの検知信号を出力する
受光手段と、前記検知信号のレベルに従って、前記検知
対象空間に前記検知対象物体があるか否かを判別する判
別手段と、前記受光手段が前記検知光を受光する位置に
前記検知対象物体を配置したときに、前記検知信号のレ
ベルが所定値になるように、前記受光手段または前記発
光手段をあらかじめ設定しておく設定手段とを備えたも
のである。
【0010】本発明の請求項4記載の検知装置は、請求
項3において、前記受光手段が、同じ受光量に対する検
知信号のレベルを可変する手段を有し、前記設定手段
が、前記受光手段が前記検知光を受光する位置に前記検
知対象物体を配置したときに、前記検知信号のレベルが
所定値になるように、前記受光手段の検知信号レベルを
あらかじめ設定しておくようにしたものである。
【0011】本発明の請求項5記載の検知装置は、請求
項3において、前記発光手段が、発光量を可変する手段
を有し、前記設定手段が、前記受光手段が前記検知光を
受光する位置に前記検知対象物体を配置したときに、前
記検知信号のレベルが所定値になるように、前記発光手
段の発光量をあらかじめ設定しておくようにしたもので
ある。
【0012】本発明の請求項6記載の検知装置は、検知
対象空間に検知光を発する発光手段と、前記検知光を受
光し、この受光量に応じたレベルの検知信号を出力する
受光手段と、前記検知信号のレベルを所定のしきい値と
比較することにより、前記検知対象空間に検知対象物体
があるか否かを判別する判別手段と、前記受光手段が前
記検知光を受光する位置に前記検知対象物体を配置した
ときの前記検知信号のレベルと、前記受光手段が前記検
知光を受光しない位置に前記検知対象物体を配置したと
きの前記検知信号のレベルとの中間値が、前記しきい値
に一致するように、前記発光手段または前記受光手段あ
るいはその両方をあらかじめ設定しておく設定手段とを
備えたものである。
【0013】本発明の請求項7記載の検知装置は、請求
項6において、前記受光手段が、同じ受光量に対する検
知信号のレベルを可変する手段を有し、前記設定手段
が、前記受光手段が前記検知光を受光する位置に前記検
知対象物体を配置したときの前記検知信号のレベルと、
前記受光手段が前記検知光を受光しない位置に前記検知
対象物体を配置したときの前記検知信号のレベルとの中
間値が、前記しきい値に一致するように、前記受光手段
の検知信号レベルをあらかじめ設定しておくようにした
ものである。
【0014】本発明の請求項8記載の検知装置は、請求
項6において、前記発光手段が、発光量を可変する手段
を有し、前記設定手段が、前記受光手段が前記検知光を
受光する位置に前記検知対象物体を配置したときの前記
検知信号のレベルと、前記受光手段が前記検知光を受光
しない位置に前記検知対象物体を配置したときの前記検
知信号のレベルとの中間値が、前記しきい値に一致する
ように、前記発光手段の発光量をあらかじめ設定してお
くようにしたものである。
【0015】本発明の請求項9記載の検知装置は、請求
項6において、前記受光手段が、同じ受光量に対する検
知信号のレベルを可変する手段を有し、前記発光手段
が、発光量を可変する手段を有し、前記設定手段が、前
記受光手段が前記検知光を受光する位置に前記検知対象
物体を配置したときの前記検知信号のレベルと、前記受
光手段が前記検知光を受光しない位置に前記検知対象物
体を配置したときの前記検知信号のレベルとの中間値
が、前記しきい値に一致するように、前記発光手段の発
光量および前記受光手段の検知信号レベルをあらかじめ
設定しておくようにしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は磁気記録再
生装置に導入した本発明の実施の形態1の検知装置の構
成図である。実施の形態1の検知装置は、赤外発光ダイ
オード2と、発光部固定抵抗3と、赤外フォトトランジ
スタ6と、受光部固定抵抗7と、マイクロコンピュータ
9とを備えている。この実施の形態1の検知装置は、磁
気記録再生装置の磁気テープ走路中の検知対象空間に磁
気テープ4があるか否か、また磁気テープ4がある場合
にそれが磁性体部であるか透明のリード部であるかを検
知する検知動作の他に、検知条件の設定動作をする。
【0017】赤外発光ダイオード2と赤外フォトトラン
ジスタ6とは、磁気テープ走路の両側にあり、磁気テー
プを挟んで対向する位置に配置されている。赤外発光ダ
イオード2のアノード電極は、電源VCC1に接続され、
カソード電極は、発光部固定抵抗3を介して接地されて
いる。この赤外発光ダイオード2は、赤外波長の検知光
を発する。発光部固定抵抗3は、赤外発光ダイオード2
に流れる電流を制限し、赤外発光ダイオード2の発光量
を決める。また、赤外フォトトランジスタ6のコレクタ
電極は、電源VCC2に接続され、エミッタ電極は、受光
部固定抵抗7を介して接地されるとともに、マイクロコ
ンピュータ9の入力端子INに接続されている。この赤
外フォトトランジスタ6は、上記の検知光を受光し、受
光量に応じた電流(検知電流)をエミッタ電極から出力
する。また、受光部固定抵抗7は、上記の検知電流を検
知電圧VINに変換する。
【0018】赤外発光ダイオード2と発光部固定抵抗3
は、発光手段を構成しており、検知対象空間に赤外検知
光を発する。また、赤外フォトトランジスタ6と受光部
固定抵抗7は、受光手段を構成しており、上記の赤外検
知光を受光し、この受光量に応じた検知電圧VINを出力
する。
【0019】赤外発光ダイオード2と赤外フォトトラン
ジスタ6の間の赤外光伝送空間(検知対象空間)に磁気
テープ4の磁性体部分が介在すると、赤外発光ダイオー
ド2からの赤外検知光は、上記の磁性体部分により遮光
され、赤外フォトトランジスタ6で受光されない。ま
た、上記の赤外光伝送空間に磁気テープ4の磁性体部分
が介在していなければ、赤外発光ダイオード2からの赤
外検知光は、赤外光フォトトランジスタ6によって受光
される。
【0020】マイクロコンピュータ9は、A−D変換器
10と、CPU11と、メモリ13と、検知電圧VIN
入力端子INとを有する。A−D変換器10は、検知電
圧V INをディジタルデータに変換する。メモリ13に
は、しきい値電圧VTHのディジタルデータが記憶されて
いる。CPU11は、検知動作において、検知電圧VIN
(ディジタルデータ)をメモリ13に記憶されているし
きい値電圧VTH(ディジタルデータ)と比較することに
より、上記の赤外光伝送空間に磁気テープ4の磁性体部
があるか否かを判別する。また、CPU11は、設定動
作において、上記の赤外光伝送空間に磁気テープ4の磁
性体部がない場合の検知電圧VINHのレベルに応じて、
しきい値電圧VTHを演算し、このしきい値電圧VTHをメ
モリ13に記憶させる。
【0021】A−D変換器10とCPU11は、判別手
段を構成しており、検知電圧VINのレベルをしきい値電
圧VTHと比較することにより、検知対象空間に磁気テー
プ4の磁性体部があるか否かを判別する。また、A−D
変換器10とCPU11は、設定手段を構成しており、
上記の受光手段が赤外検知光を受光する位置に検知対象
物体を配置したとき、つまり検知対象空間に磁気テープ
4の磁性体部がないようにしたときの検知電圧VINH
レベルに応じて、しきい値電圧VTHをあらかじめ設定し
ておく。
【0022】次に、しきい値電圧VTHの設定動作につい
て説明する。図2は本発明の実施の形態1の検知装置に
よる設定動作のフローチャートである。最初の設定動作
以前には、メモリ13には、しきい値電圧VTHの初期値
が記憶されている。この初期値は、例えば電源電圧V
CC2の1/2の値である(ステップS1)。
【0023】まず、実施の形態1の検知装置が導入され
ている磁気記録再生装置の本体に電源が供給され、磁気
記録再生装置のシステムが起動すると、マイクロコンピ
ュータ9は、磁気テープ4が磁気記録再生装置に装填さ
れてない場合(磁気テープ4の磁性体部が赤外光伝送空
間にない場合)の検知電圧VINHを発光手段および受光
手段によって測定する(ステップS2)。このとき、検
知電圧VINHは、A−D変換器10にてディジタルデー
タに変換され、CPU11に送られる。
【0024】CPU11は、 VTH=VIN×KT…(1) により、しきい値電圧VTHを演算し(ステップS3)、
このしきい値電圧VTHをメモリ13に記憶させる(ステ
ップS4)。上記のKTは、KT<1なる係数であり、
例えば0.5である。また、演算したしきい値電圧VTH
をメモリ13に記憶すると、以前のしきい値電圧は消去
される。ステップS3およびS4により設定されたしき
い値電圧VTHは、次に設定動作をするまで、検知動作に
用いられる。
【0025】次に、検知動作について説明する。図3は
本発明の実施の形態1の検知装置による検知動作のフロ
ーチャートである。上記の設定動作によって上記の検知
電圧VINHに応じて設定されたしきい値電圧VTHを用い
(ステップS5)、発光手段および受光手段によって検
知電圧VINを測定し(ステップS6)、この検知電圧V
INを上記のしきい値電圧VTHと比較し(ステップS
7)、VIN>VTHであれば磁性体部でないと判別し(ス
テップS8)、VIN≦VTHであれば磁性体部であると判
別する(ステップS9)。
【0026】電源電圧VCC2が5.0[V]であり、上
記の設定動作において、例えば検知電圧VINHがほぼ
5.0[V]であった場合には、設定されるしきい値電
圧VTHは2.5[V]となる。また、例えば、赤外発光
ダイオード2の劣化によりその発光量が初期の1/2に
低下し、あるいは赤外フォトトランジスタ6の劣化によ
り同じ受光量に対する検知電流が初期の1/2に低下
し、検知電圧VINHがほぼ2.5[V]であった場合に
は、設定されるしきい値電圧VTHは1.25[V]とな
る。
【0027】検知動作において、赤外発光ダイオード2
の発光量が初期の1/2に低下している、あるいは赤外
フォトトランジスタ6の検知電流が初期の1/2に低下
している場合には、検知電圧VINは、磁気テープ4の磁
性体部であれば、ほぼ0[V]となり、磁性体部でなけ
れば、ほぼ2.5[V]となる。従来の検知装置では、
しきい値電圧VTHは2.5[V]に固定されているの
で、磁性体部でないのに磁性体部であると誤判別してし
まう場合がある。しかし、実施の形態1の検知装置で
は、設定動作によってあらかじめ設定されたしきい値電
圧を用いるので、赤外発光ダイオード2の発光量が初期
の1/2に低下している場合のしきい値電圧VTHとして
は1.25[V]が用いられ、磁気テープ4の磁性体部
か否かを正確に判別することができる。
【0028】このように実施の形態1によれば、磁気テ
ープ4の磁性体部が検知対象空間にないときの検知電圧
INHのレベルに応じて、しきい値電圧VTHをあらかじ
め設定しておくことにより、赤外フォトトランジスタ6
の検知電流に含まれる種々のバラツキを吸収することが
でき、検知動作を長期間に渡り安定させることができ
る。
【0029】なお、上記実施の形態1では、しきい値電
圧VTHを設定するための係数KTを0.5としたが、こ
の係数KTは、赤外フォトトランジスタ6の検知電流に
含まれる種々のバラツキを吸収するのに最適な値にすれ
ばよい。
【0030】実施の形態2.実施の形態2の検知装置
は、上記実施の形態1の検知装置において、磁気テープ
4の磁性体部が検知対象空間に介在しないときの検知電
圧VINHのレベルと、磁性体部が検知対象空間に介在す
るときの検知電圧VINLのレベルとに応じて、しきい値
電圧VTHをあらかじめ設定するようにしたものである。
なお、実施の形態2の検知装置の構成および検知動作
は、上記実施の形態1の検知装置の構成(図1参照)お
よび検知動作(図3参照)と同様であるので、その説明
を省略する。
【0031】実施の形態2の検知装置においては、CP
U11は、設定動作において、赤外光伝送空間(検知対
象空間)に磁気テープ4の磁性体部がない場合の検知電
圧V INHのレベルと、赤外光伝送空間(検知対象空間)
に磁気テープ4の磁性体部がある場合の検知電圧VINL
のレベルとに応じて、しきい値電圧VTHを演算し、この
しきい値電圧VTHをメモリ13に記憶させる。
【0032】次に、しきい値電圧VTHの設定動作につい
て説明する。図4は本発明の実施の形態2の検知装置に
よる設定動作のフローチャートである。最初の設定動作
以前には、メモリ13には、しきい値電圧VTHの初期値
が記憶されている。この初期値は、例えば電源電圧V
CC2の1/2の値である(ステップS11)。
【0033】まず、実施の形態2の検知装置が導入され
ている磁気記録再生装置の本体に電源が供給され、磁気
記録再生装置のシステムが起動すると、マイクロコンピ
ュータ9は、磁気テープ4が磁気記録再生装置に装填さ
れてない場合(磁気テープ4の磁性体部が赤外光伝送空
間にない場合)の検知電圧VINHを発光手段および受光
手段によって測定する。この検知電圧VINHは、CPU
11に送られ、メモリ13に一時的に記憶される(ステ
ップS12)。
【0034】次に、マイクロコンピュータ9は、磁気テ
ープ4が磁気記録再生装置に装填され、赤外光伝送空間
(検知対象空間)が磁気テープ4の磁性体部で遮光され
ている場合の検知電圧VINLを発光手段および受光手段
によって測定する(ステップS13)。この検知電圧V
INLは、CPU11に送られる。
【0035】CPU11は、メモリ13から検知電圧V
INHを読み出し、検知電圧VINHおよびVINLを用い、 VTH=(VINH+VINL)/2…(2) により、しきい値電圧VTHを演算し(ステップS1
4)、このしきい値電圧VTHをメモリ13に記憶させる
(ステップS15)。演算したしきい値電圧VTHをメモ
リ13に記憶すると、以前のしきい値電圧は消去され
る。ステップS14およびS15により設定されたしき
い値電圧VTHは、次に設定動作をするまで、検知動作に
用いられる。
【0036】従って、実施の形態2の検知装置では、し
きい値電圧VTHは、常に検知電圧V INHとVINLの中間に
設定されることになり、赤外発光ダイオード2の発光量
または赤外フォトダイオード6の検知電流が変動して
も、磁気テープ4の磁性体部が介在するか否かを確実に
判別できる。
【0037】このように実施の形態2によれば、磁気テ
ープ4の磁性体部が検知対象空間にないときの検知電圧
INHのレベルと、上記の磁性体部が検知対象空間にあ
るときの検知電圧VINLのレベルに応じて、しきい値電
圧VTHをあらかじめ設定しておくことにより、赤外フォ
トトランジスタ6の検知電流に含まれる種々のバラツキ
を吸収することができ、検知動作を長期間に渡り安定さ
せることができる。
【0038】なお、上記実施の形態2では、(2)式に
よりしきい値電圧VTHを検知電圧V INHとVINLの中間に
設定したが、しきい値電圧VTHの算式は、赤外フォトト
ランジスタ6の検知電流に含まれる種々のバラツキを吸
収するのに最適な算式であれば(2)式でなくてもよ
い。
【0039】実施の形態3.図5は磁気記録再生装置に
導入した本発明の実施の形態3の検知装置の構成図であ
る。なお、図5において、図1と同じものには同じ符号
を付してある。実施の形態3の検知装置は、赤外発光ダ
イオード2と、発光部固定抵抗3と、赤外フォトトラン
ジスタ6と、受光部可変抵抗器14と、マイクロコンピ
ュータ9Aとを備えている。この実施の形態3の検知装
置は、上記実施の形態1の検知装置において、受光部固
定抵抗7の位置に受光部可変抵抗器14を設け、マイク
ロコンピュータ9をマイクロコンピュータ9Aにしたも
のである。なお、実施の形態3の検知装置の検知動作
は、上記実施の形態1の検知装置の検知動作(図3参
照)と同様であるので、その説明を省略する。
【0040】受光部可変抵抗器14は、端子T1,T
2,CNT,FBを有し、端子T1と端子T2の間に可
変抵抗を設けたものである。端子T1および端子FBは
検知電圧VINが生成される赤外フォトトランジスタ6の
エミッタ電極に接続され、端子T2は接地され、端子C
NTにはマイクロコンピュータ9Aからの受光部制御信
号16が入力される。この受光部可変抵抗器14は、受
光部制御信号16が第1の値(ある範囲内の任意の値)
であるときには、端子FBの電圧(検知電圧VIN)がこ
の第1の値を追従するように抵抗値を変化させる(可変
抵抗動作)。また、受光部可変抵抗器14は、受光部制
御信号16が第1の値の範囲から外れた第2の値(固定
値)に変化すると、第1の値に変化する直前の抵抗値
を、次に第1の値になるまで保持する(固定抵抗動
作)。受光部可変抵抗器14と赤外フォトトランジスタ
6は受光手段を構成している。
【0041】マイクロコンピュータ9Aは、A−D変換
器10と、CPU11Aと、メモリ13と、検知電圧V
INの入力端子INと、受光部制御信号16の出力端子C
NTSとを有する。メモリ13には、赤外発光ダイオー
ド2と赤外フォトトランジスタ6の間の赤外光伝送空間
(検知対象空間)に磁気テープ4の磁性体部がない場合
の検知電圧VINHの標準値VrefHおよびしきい値電圧V
THのディジタルデータが記憶されている。
【0042】CPU11Aは、受光部制御信号16を生
成し、受光部可変抵抗器14の動作を制御する。このC
PU11Aは、設定動作において、受光部制御信号16
を上記第1の値の範囲内で変化させることにより受光部
可変抵抗器14の抵抗値を変化させ、上記の検知電圧V
INHが標準値VrefHになるように受光部可変抵抗器14
の抵抗値を設定し、そのあと受光部制御信号16を上記
第2の値に変化させることにより受光部可変抵抗器14
の抵抗値を上記の設定値に固定する。また、CPU11
Aは、検知動作において、受光部制御信号16を上記第
2の値に保持することにより受光部可変抵抗器14を上
記設定した抵抗値に固定し、検知電圧V IN(ディジタル
データ)をメモリ13に記憶されているしきい値電圧V
TH(ディジタルデータ)と比較することにより、上記の
赤外光伝送空間に磁気テープ4の磁性体部があるか否か
を判別する。
【0043】次に、設定動作(受光部可変抵抗器14の
抵抗値の設定動作)について説明する。しきい値電圧V
TH(固定値)は2.5[V]に、検知電圧VINHの標準
値Vr efH(固定値)は5.0[V]にそれぞれ設定され
ているものとする。
【0044】まず、実施の形態3の検知装置が導入され
ている磁気記録再生装置の本体に電源が供給され、磁気
記録再生装置のシステムが起動すると、マイクロコンピ
ュータ9AのCPU11Aは、受光部制御信号16によ
り受光部可変抵抗器14を可変動作させるとともに、受
光部制御信号16を第1の値の範囲内のある値に設定
し、発光手段および受光手段により磁気テープ4の磁性
体部が赤外光伝送空間にない場合の検知電圧VINHを測
定する。
【0045】次に、測定した検知電圧VINHが標準値V
refH=5.0[V]に一致していれば、受光部制御信号
16を第2の値に変化させ、受光部可変抵抗器14を固
定抵抗動作に切り換える。また、測定した検知電圧V
INHが標準値VrefH=5.0[V]に一致していなけれ
ば、受光部制御信号16の値を第1の値の範囲内で変化
させ、検知電圧VINHを再度測定する。そして、この検
知電圧VINHの再測定を、検知電圧VINHが標準値VrefH
=5.0[V]に一致するまで繰り返し、一致したら受
光部制御信号16を第2の値に変化させ、受光部可変抵
抗器14を固定抵抗動作に切り換える。以上により、検
知電圧VINHが標準値VrefH=5.0[V]に一致する
ように、受光部可変抵抗14の抵抗値が設定される。C
PU11Aは、次の設定動作まで受光部制御信号16を
第2の値に固定し、これにより、受光部可変抵抗14は
次の設定動作まで、上記設定された抵抗値に固定され
る。
【0046】従って、実施の形態3の検知装置では、上
記の設定動作により、赤外発光ダイオード2の発光量ま
たは赤外フォトダイオード6の検知電流が変動しても、
この変動分は受光部可変抵抗器14により吸収され、磁
気テープ4の磁性体部が検知対象空間にない場合の検知
電圧VINHは、常に標準値VrefH=5.0[V]に一致
することになり、常にしきい値電圧VTH=2.5[V]
よりも大きくなるので、磁気テープ4の磁性体部が検知
対象空間に介在するか否かを確実に判別できる。
【0047】このように実施の形態3によれば、磁気テ
ープ4の磁性体部が検知対象空間にないときの検知電圧
INHのレベルが、標準値VrefHに一致するように、受
光部可変抵抗器14の抵抗値をあらかじめ設定しておく
ことにより、赤外フォトトランジスタ6の検知電流に含
まれる種々のバラツキを吸収することができ、検知動作
を長期間に渡り安定させることができる。
【0048】実施の形態4.図6は磁気記録再生装置に
導入した本発明の実施の形態4の検知装置の構成図であ
る。なお、図6において、図1と同じものには同じ符号
を付してある。実施の形態4の検知装置は、赤外発光ダ
イオード2と、発光部可変抵抗器15と、赤外フォトト
ランジスタ6と、受光部固定抵抗7と、マイクロコンピ
ュータ9Bとを備えている。この実施の形態4の検知装
置は、上記実施の形態1の検知装置において、発光部固
定抵抗3の位置に発光部可変抵抗器15を設け、マイク
ロコンピュータ9をマイクロコンピュータ9Bにしたも
のである。なお、実施の形態4の検知装置の検知動作
は、上記実施の形態1の検知装置の検知動作(図3参
照)と同様であるので、その説明を省略する。
【0049】発光部可変抵抗器15は、端子T1,T
2,CNT,FBを有し、端子T1と端子T2の間に可
変抵抗を設けたものである。端子T1は赤外発光ダイオ
ード2のカソード電極に接続され、端子T2は接地さ
れ、端子FBには検知電圧VINが入力され、端子CNT
にはマイクロコンピュータ9Bからの発光部制御信号1
7が入力される。この発光部可変抵抗器15は、発光部
制御信号17が第1の値(ある範囲内の任意の値)であ
るときには、端子FBの電圧が発光部制御信号17を追
従するように抵抗値を変化させる(可変抵抗動作)。ま
た、発光部可変抵抗器15は、発光部制御信号17が第
1の値の範囲から外れた第2の値(固定値)に変化する
と、第2の値に変化する直前の抵抗値を、次に第1の値
になるまで保持する(固定抵抗動作)。発光部可変抵抗
器15と赤外発光ダイオード2は発光手段を構成してい
る。
【0050】マイクロコンピュータ9Bは、A−D変換
器10と、CPU11Bと、メモリ13と、検知電圧V
INの入力端子INと、発光部制御信号17の出力端子C
NTEとを有する。メモリ13には、赤外発光ダイオー
ド2と赤外フォトトランジスタ6の間の赤外光伝送空間
(検知対象空間)に磁気テープ4の磁性体部がない場合
の検知電圧VINHの標準値VrefHおよびしきい値電圧V
THのディジタルデータが記憶されている。
【0051】CPU11Bは、発光部制御信号17を生
成し、発光部可変抵抗器15の動作を制御する。このC
PU11Bは、設定動作において、発光部制御信号17
を上記第1の値の範囲内で変化させることにより発光部
可変抵抗器15の抵抗値を変化させ、上記の検知電圧V
INHが標準値VrefHになるように発光部可変抵抗器15
の抵抗値を設定し、そのあと発光部制御信号17を上記
第2の値に変化させることにより発光部可変抵抗器15
の抵抗値を上記の設定値に固定する。また、CPU11
Bは、検知動作において、発光部制御信号17を上記第
2の値に保持することにより発光部可変抵抗器15を上
記設定した抵抗値に固定し、検知電圧V IN(ディジタル
データ)をメモリ13に記憶されているしきい値電圧V
TH(ディジタルデータ)と比較することにより、上記の
赤外光伝送空間に磁気テープ4の磁性体部があるか否か
を判別する。
【0052】次に、設定動作(発光部可変抵抗器15の
抵抗値の設定動作)について説明する。しきい値電圧V
TH(固定値)は2.5[V]に、検知電圧VINHの標準
値Vr efH(固定値)は5.0[V]にそれぞれ設定され
ているものとする。
【0053】まず、実施の形態4の検知装置が導入され
ている磁気記録再生装置の本体に電源が供給され、磁気
記録再生装置のシステムが起動すると、マイクロコンピ
ュータ9BのCPU11Bは、発光部制御信号17によ
り発光部可変抵抗器15を可変動作させるとともに、発
光部制御信号17を第1の値の範囲内のある値に設定
し、発光手段および受光手段により磁気テープ4の磁性
体部が赤外光伝送空間にない場合の検知電圧VINHを測
定する。
【0054】次に、測定した検知電圧VINHが標準値V
refH=5.0[V]に一致していれば、発光部制御信号
17を第2の値に変化させ、発光部可変抵抗器15を固
定抵抗動作に切り換える。また、測定した検知電圧V
INHが標準値VrefH=5.0[V]に一致していなけれ
ば、発光部制御信号17の値を第1の値の範囲内で変化
させ、検知電圧VINHを再度測定する。そして、この検
知電圧VINHの再測定を、検知電圧VINHが標準値VrefH
=5.0[V]に一致するまで繰り返し、一致したら発
光部制御信号17を第2の値に変化させ、発光部可変抵
抗器15を固定抵抗動作に切り換える。以上により、検
知電圧VINHが標準値VrefH=5.0[V]に一致する
ように、発光部可変抵抗15の抵抗値が設定される。C
PU11Bは、次の設定動作まで発光部制御信号17を
第2の値に固定し、これにより、発光部可変抵抗15は
次の設定動作まで、上記設定された抵抗値に固定され
る。
【0055】従って、実施の形態4の検知装置では、上
記の設定動作により、赤外発光ダイオード2の発光量ま
たは赤外フォトダイオード6の検知電流が変動しても、
この変動分は発光部可変抵抗器15により吸収され、磁
気テープ4の磁性体部が検知対象空間にない場合の検知
電圧VINHは、常に標準値VrefH=5.0[V]に一致
することになり、常にしきい値電圧VTH=2.5[V]
よりも大きくなるので、磁気テープ4の磁性体部が検知
対象空間に介在するか否かを確実に判別できる。
【0056】このように実施の形態4によれば、磁気テ
ープ4の磁性体部が検知対象空間にないときの検知電圧
INHのレベルが、標準値VrefHに一致するように、発
光部可変抵抗器15の抵抗値をあらかじめ設定しておく
ことにより、赤外フォトトランジスタ6の検知電流に含
まれる種々のバラツキを吸収することができ、検知動作
を長期間に渡り安定させることができる。
【0057】実施の形態5.実施の形態5の検知装置
は、上記実施の形態3の検知装置において、磁気テープ
4の磁性体部が検知対象空間に介在しないときの検知電
圧VINHのレベルと、磁性体部が検知対象空間に介在す
るときの検知電圧VINLのレベルの中間値が、しきい値
電圧VTHに一致するように、受光部可変抵抗器14の抵
抗値をあらかじめ設定するようにしたものである。な
お、実施の形態5の検知装置の構成および検知動作は、
上記実施の形態3の検知装置の構成(図5参照)および
検知動作と同様であるので、その説明を省略する。
【0058】実施の形態5の検知装置においては、CP
U11Aは、設定動作において、受光部制御信号16を
第1の値の範囲内で変化させることにより受光部可変抵
抗器14の抵抗値を変化させ、上記の検知電圧VINH
レベルと、上記の検知電圧VI NLのレベルの中間値が、
しきい値電圧VTHに一致するように受光部可変抵抗器1
4の抵抗値を設定し、そのあと受光部制御信号16を第
2の値に変化させることにより受光部可変抵抗器14の
抵抗値を上記の設定値に固定する。
【0059】次に、設定動作(受光部可変抵抗器14の
抵抗値の設定動作)について説明する。しきい値電圧V
TH(固定値)は2.5[V]に設定されているものとす
る。
【0060】まず、実施の形態5の検知装置が導入され
ている磁気記録再生装置の本体に電源が供給され、磁気
記録再生装置のシステムが起動すると、マイクロコンピ
ュータ9AのCPU11Aは、受光部制御信号16によ
り受光部可変抵抗器14を可変動作させるとともに、受
光部制御信号16を赤外フォトトランジスタ6が飽和し
ないような第1の値の範囲内のある値に設定し、発光手
段および受光手段により磁気テープ4の磁性体部が赤外
光伝送空間にない場合の検知電圧VINHを測定し、この
検知電圧VINHをメモリ13に一時的に記憶させる。そ
のあと、受光部制御信号16を第2の値に変化させ、受
光部可変抵抗器14の抵抗値を固定する。そして、検知
電圧VINHを測定したときの抵抗値に受光部可変抵抗器
14を固定したままで、磁気テープ4の磁性体部により
赤外光伝送空間が遮光されている場合の検知電圧VINL
を測定する。
【0061】次に、測定した検知電圧VINHと検知電圧
INLの中間値VINMを、 VINM=(VINH+VINL)/2…(3) により計算する。この中間値VINMが、しきい値電圧V
TH=2.5[V]に一致していれば、受光部制御信号1
6を第2の値に保持し、受光部可変抵抗器14の抵抗値
を上記の設定に固定したまま設定動作を終了する。ま
た、上記の中間値V INMが、しきい値電圧VTH=2.5
[V]に一致していなければ、受光部制御信号16の値
を第1の値の範囲内で変化させ、検知電圧VINHおよび
INLを再度測定し、中間値VINMを再度計算する。そし
て、この検知電圧VINHおよびVINLの再測定および中間
値VINMの再計算を、受光部制御信号16の値を変化さ
せながら、中間値VINMがしきい値電圧VTH=2.5
[V]に一致するまで繰り返し、一致したら受光部制御
信号16を第2の値に保持し、受光部可変抵抗器14の
抵抗値を、中間値VINMがしきい値電圧VTH=2.5
[V]に一致したときの設定に固定したまま設定動作を
終了する。
【0062】従って、実施の形態5の検知装置では、上
記の設定動作により、赤外発光ダイオード2の発光量ま
たは赤外フォトダイオード6の検知電流が変動しても、
この変動分は受光部可変抵抗器14により吸収され、磁
気テープ4の磁性体部が検知対象空間にない場合の検知
電圧VINHと磁性体部が検知対象空間にある場合の検知
電圧VINLの中間値VINMは、常にしきい値電圧VTH
2.5[V]に一致することになり、検知電圧V
INHは、常にしきい値電圧VTH=2.5[V]よりも大
きくなり、検知電圧VINLは、常にしきい値電圧VTH
=2.5[V]よりも小さくなるので、磁気テープ4の
磁性体部が検知対象空間に介在するか否かを確実に判別
できる。
【0063】このように実施の形態5によれば、磁気テ
ープ4の磁性体部が検知対象空間にないときの検知電圧
INHのレベルと、磁性体部が検知対象空間にあるとき
の検知電圧VINLのレベルの中間値VINMが、しきい値電
圧VTHに一致するように、受光部可変抵抗器14の抵抗
値をあらかじめ設定しておくことにより、赤外フォトト
ランジスタ6の検知電流に含まれる種々のバラツキを吸
収することができ、検知動作を長期間に渡り安定させる
ことができる。
【0064】実施の形態6.実施の形態6の検知装置
は、上記実施の形態4の検知装置において、磁気テープ
4の磁性体部が検知対象空間に介在しないときの検知電
圧VINHのレベルと、磁性体部が検知対象空間に介在す
るときの検知電圧VINLのレベルの中間値が、しきい値
電圧VTHに一致するように、発光部可変抵抗器15の抵
抗値をあらかじめ設定するようにしたものである。な
お、実施の形態6の検知装置の構成および検知動作は、
上記実施の形態4の検知装置の構成(図6参照)および
検知動作と同様であるので、その説明を省略する。
【0065】実施の形態6の検知装置においては、CP
U11Bは、設定動作において、発光部制御信号17を
第1の値の範囲内で変化させることにより発光部可変抵
抗器15の抵抗値を変化させ、上記の検知電圧VINH
レベルと、上記の検知電圧VI NLのレベルの中間値が、
しきい値電圧VTHに一致するように発光部可変抵抗器1
5の抵抗値を設定し、そのあと発光部制御信号17を第
2の値に変化させることにより発光部可変抵抗器15の
抵抗値を上記の設定値に固定する。
【0066】次に、設定動作(発光部可変抵抗器15の
抵抗値の設定動作)について説明する。しきい値電圧V
TH(固定値)は2.5[V]に設定されているものとす
る。
【0067】まず、実施の形態6の検知装置が導入され
ている磁気記録再生装置の本体に電源が供給され、磁気
記録再生装置のシステムが起動すると、マイクロコンピ
ュータ9BのCPU11Bは、発光部制御信号17によ
り発光部可変抵抗器15を可変動作させるとともに、発
光部制御信号17を赤外発光ダイオード2が飽和しない
ような第1の値の範囲内のある値に設定し、発光手段お
よび受光手段により磁気テープ4の磁性体部が赤外光伝
送空間にない場合の検知電圧VINHを測定し、この検知
電圧VINHをメモリ13に一時的に記憶させる。そのあ
と、発光部制御信号17を第2の値に変化させ、発光部
可変抵抗器15の抵抗値を固定する。そして、検知電圧
INHを測定したときの抵抗値に発光部可変抵抗器15
を固定したままで、磁気テープ4の磁性体部により赤外
光伝送空間が遮光されている場合の検知電圧VINLを測
定する。
【0068】次に、測定した検知電圧VINHと検知電圧
INLの中間値VINMを、上記の(3)式により計算す
る。この中間値VINMが、しきい値電圧VTH=2.5
[V]に一致していれば、発光部制御信号17を第2の
値に保持し、発光部可変抵抗器15の抵抗値を上記の設
定に固定したまま設定動作を終了する。また、上記の中
間値VINMが、しきい値電圧VTH=2.5[V]に一致
していなければ、発光部制御信号17の値を第1の値の
範囲内で変化させ、検知電圧VINHおよびVINLを再度測
定し、中間値VINMを再度計算する。そして、この検知
電圧VINHおよびVIN Lの再測定および中間値VINMの再
計算を、発光部制御信号17の値を変化させながら、中
間値VINMがしきい値電圧VTH=2.5[V]に一致す
るまで繰り返し、一致したら発光部制御信号17を第2
の値に保持し、発光部可変抵抗器15の抵抗値を、中間
値VINMがしきい値電圧VTH=2.5[V]に一致した
ときの設定に固定したまま設定動作を終了する。
【0069】従って、実施の形態6の検知装置では、上
記の設定動作により、赤外発光ダイオード2の発光量ま
たは赤外フォトダイオード6の検知電流が変動しても、
この変動分は発光部可変抵抗器15により吸収され、磁
気テープ4の磁性体部が検知対象空間にない場合の検知
電圧VINHと磁性体部が検知対象空間にある場合の検知
電圧VINLの中間値VINMは、常にしきい値電圧VTH
2.5[V]に一致することになり、検知電圧V
INHは、常にしきい値電圧VTH=2.5[V]よりも大
きくなり、検知電圧VINLは、常にしきい値電圧VTH
2.5[V]よりも小さくなるので、磁気テープ4の磁
性体部が検知対象空間に介在するか否かを確実に判別で
きる。
【0070】このように実施の形態6によれば、磁気テ
ープ4の磁性体部が検知対象空間にないときの検知電圧
INHのレベルと、磁性体部が検知対象空間にあるとき
の検知電圧VINLのレベルの中間値VINMが、しきい値電
圧VTHに一致するように、発光部可変抵抗器15の抵抗
値をあらかじめ設定しておくことにより、赤外フォトト
ランジスタ6の検知電流に含まれる種々のバラツキを吸
収することができ、検知動作を長期間に渡り安定させる
ことができる。
【0071】実施の形態7.図7は磁気記録再生装置に
導入した本発明の実施の形態7の検知装置の構成図であ
る。なお、図7において、図5または図6と同じものに
は同じ符号を付してある。実施の形態7の検知装置は、
赤外発光ダイオード2と、発光部可変抵抗器15と、赤
外フォトトランジスタ6と、受光部可変抵抗器14と、
マイクロコンピュータ9Cとを備えている。この実施の
形態7の検知装置は、上記実施の形態5の検知装置にお
いて、発光部固定抵抗3の位置に発光部可変抵抗器15
を設け、マイクロコンピュータ9Aをマイクロコンピュ
ータ9Cにしたものであり、また上記実施の形態6の検
知装置において、受光部固定抵抗7の位置に受光部可変
抵抗器14を設け、マイクロコンピュータ9Bをマイク
ロコンピュータ9Cにしたものである。なお、実施の形
態7の検知装置の検知動作は、上記実施の形態1の検知
装置の検知動作(図3参照)と同様であるので、その説
明を省略する。
【0072】マイクロコンピュータ9Cは、A−D変換
器10と、CPU11Cと、メモリ13と、検知電圧V
INの入力端子INと、受光部制御信号16の出力端子C
NTSと、発光部制御信号17の出力端子CNTEとを
有する。メモリ13には、しきい値電圧VTHのディジタ
ルデータが記憶されており、また設定動作において測定
した、赤外発光ダイオード2と赤外フォトトランジスタ
6の間の赤外光伝送空間(検知対象空間)に磁気テープ
4の磁性体部がない場合の検知電圧VINHが一時的に記
憶される。
【0073】CPU11Cは、受光部制御信号16およ
び発光部制御信号17を生成し、受光部可変抵抗器14
および発光部可変抵抗器15の動作を制御する。このC
PU11Cは、設定動作において、受光部制御信号16
を第1の値の範囲内で変化させることにより受光部可変
抵抗器14の抵抗値を変化させるとともに、発光部制御
信号17を第1の値の範囲内で変化させることにより発
光部可変抵抗器15の抵抗値を変化させ、上記の検知電
圧VINHのレベルと、磁気テープ4の磁性体部により上
記の赤外光伝送空間(検知対象空間)遮光されている場
合の検知電圧V INLのレベルとの中間値が、しきい値電
圧VTHに一致するように、受光部可変抵抗器14および
発光部可変抵抗器15の抵抗値を設定し、そのあと受光
部制御信号16および発光部制御信号17を第2の値に
変化させることにより受光部可変抵抗器14および発光
部可変抵抗器15の抵抗値を上記の設定値に固定する。
また、CPU11Bは、検知動作において、受光部制御
信号16および発光部制御信号17を上記第2の値に保
持することにより、受光部可変抵抗器14および発光部
可変抵抗器15を上記設定した抵抗値に固定し、検知電
圧VIN(ディジタルデータ)をメモリ13に記憶されて
いるしきい値電圧VTH(ディジタルデータ)と比較する
ことにより、上記の赤外光伝送空間に磁気テープ4の磁
性体部があるか否かを判別する。
【0074】次に、設定動作(受光部可変抵抗器14お
よび発光部可変抵抗器15の抵抗値の設定動作)につい
て説明する。しきい値電圧VTH(固定値)は2.5
[V]に設定されているものとする。
【0075】まず、実施の形態7の検知装置が導入され
ている磁気記録再生装置の本体に電源が供給され、磁気
記録再生装置のシステムが起動すると、マイクロコンピ
ュータ9CのCPU11Cは、受光部制御信号16およ
び発光部制御信号17をそれぞれ第1の値の範囲内のあ
る値に設定し、磁気テープ4の磁性体部が赤外光伝送空
間にない場合の検知電圧VINHを測定し、この検知電圧
INHをメモリ13に一時的に記憶させる。そのあと、
受光部制御信号16および発光部制御信号17を第2の
値に変化させる。そして、検知電圧VINHを測定したと
きの抵抗値に受光部可変抵抗器14および発光部可変抵
抗器15を固定したままで、磁気テープ4の磁性体部に
より赤外光伝送空間が遮光されている場合の検知電圧V
INLを測定する。
【0076】次に、測定した検知電圧VINHと検知電圧
INLの中間値VINMを、上記の(3)式により計算す
る。上記の中間値VINMが、しきい値電圧VTH=2.5
[V]に一致していなければ、受光部制御信号16の値
または発光部制御信号17の値あるいはその両方を第1
の値の範囲内で変化させ、検知電圧VINHおよびVINL
再度測定し、中間値VINMを再度計算する。そして、中
間値VINMがしきい値電圧VTH=2.5[V]に一致し
たら、受光部制御信号16および発光部制御信号17を
第2の値に保持し、受光部可変抵抗器14および発光部
可変抵抗器15の抵抗値を、中間値VINMがしきい値電
圧VTH=2.5[V]に一致したときの設定に固定した
まま設定動作を終了する。
【0077】従って、実施の形態7の検知装置では、上
記の設定動作により、赤外発光ダイオード2の発光量ま
たは赤外フォトダイオード6の検知電流が変動しても、
この変動分は受光部可変抵抗器14および発光部可変抵
抗器15により吸収され、磁気テープ4の磁性体部が検
知対象空間にない場合の検知電圧VINHと磁性体部が検
知対象空間にある場合の検知電圧VINLの中間値V
INMは、常にしきい値電圧V TH=2.5[V]に一致す
ることになり、検知電圧VINHは、常にしきい値電圧V
TH=2.5[V]よりも大きくなり、検知電圧V
INLは、常にしきい値電圧VT H=2.5[V]よりも小
さくなるので、磁気テープ4の磁性体部が検知対象空間
に介在するか否かを確実に判別できる。
【0078】このように実施の形態7によれば、磁気テ
ープ4の磁性体部が検知対象空間にないときの検知電圧
INHのレベルと、磁性体部が検知対象空間にあるとき
の検知電圧VINLのレベルの中間値VINMが、しきい値電
圧VTHに一致するように、受光部可変抵抗器14および
発光部可変抵抗器15の抵抗値をあらかじめ設定してお
くことにより、赤外フォトトランジスタ6の検知電流に
含まれる種々のバラツキを吸収することができ、検知動
作を長期間に渡り安定させることができる。また、受光
部可変抵抗器14の抵抗値と発光部可変抵抗器15の抵
抗値を個別に設定することができるので、赤外発光ダイ
オード2と赤外フォトトランジスタ6の経時変化特性に
相違がある場合にも、それぞれの経時変化を個別に吸収
することができる。
【0079】なお、上記実施の形態3、5、または7に
おいては、同じ受光量に対する検知電圧VINのレベルを
変える手段として、可変抵抗(受光部可変抵抗14)を
用いたが、可変電圧源などを用いてもよい。同様に、上
記実施の形態4、6、または7においては、発光量を変
える手段として、可変抵抗(発光部可変抵抗15)を用
いたが、可変電圧源などを用いてもよい。
【0080】また、上記実施の形態1ないし7では、磁
気記録再生装置の本体電源が入ったとき(ユーザが本体
電源を入れたとき)に設定動作をするようにしていた
が、磁気記録再生装置の本体の電源が切れたとき(ユー
ザが本体電源を切ったとき)、あるいはユーザが所定の
手動操作をしたとき、あるいは録画再生動作をしていな
い場合の決まった時刻、等に設定動作をするようにして
もよい。また、設定動作の開始は、マイクロコンピュー
タにて管理されていてもよいし、外部制御(磁気記録再
生装置による管理)であってもよい。
【0081】また、上記実施の形態1ないし7におい
て、メモリ13は、電源が切れてもデータが消去されな
いタイプのものでも、そうでなくてもよく、またマイク
ロコンピュータの外部に設けられていてもよい。
【0082】また、上記実施の形態1ないし7では、設
定動作において、磁気テープ4の磁性体部が赤外光伝送
空間(検知対象空間)の赤外光を遮光しないように、あ
るいは遮光するように磁気テープ4を操作するのは磁気
記録再生装置であるが、上記の磁気テープ4の操作は、
磁気テープカセットを装填またはイジェクトする操作で
あってもよいし、あるいは装填されている磁気テープ
を、磁気テープ送り機構によって早送りおよび巻き戻し
することにより、磁性体部または磁気テープの始めや終
わりに設けられている透明のリーダ部を赤外光伝送空間
に配置する操作であってもよい。
【0083】また、上記実施の形態1ないし7では、検
知対象物体を磁気テープ4の磁性体部とし、本発明の検
知装置を磁気記録再生装置の磁気テープセンサとした例
を説明したが、本発明の検知装置は、例えば磁気記録再
生装置に設けられている、磁気テープカセットのグレー
ド識別穴を検知するモードセンサ、磁気テープカセット
のリールの回転を検知するリール回転センサ、磁気テー
プカセットの誤記録防止つめの有無を検知する誤記録防
止センサなどの種々の光センサに適用可能であることは
言うまでもない。
【0084】また、上記実施の形態1ないし7では、赤
外フォトトランジスタをNPNタイプとしているが、逆
論理としてPNPタイプを採用してもよいのは言うまで
もない。さらに、赤外発光ダイオードを直流点灯させて
いるが、これにこだわらず、いかなる周期あるいはデュ
ーティー比のパルス点灯であってもよい。
【0085】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1記載の検
知装置によれば、発光手段が検知光を受光する位置に検
知対象物体を配置したときの検知信号のレベル(以下、
第1の検知信号レベルと称する)に応じて、しきい値を
あらかじめ設定しておくことにより、検知信号に含まれ
る種々のバラツキを吸収することができるので、高精度
および長寿命の検知装置を低コストで実現できるという
効果がある。
【0086】請求項2記載の検知装置によれば、上記第
1の検知信号レベルと、発光手段が検知光を受光しない
位置に検知対象物体を配置したときの検知信号のレベル
(以下、第2の検知信号レベルと称する)とに応じて、
しきい値をあらかじめ設定しておくことにより、検知信
号に含まれる種々のバラツキを吸収することができるの
で、高精度および長寿命の検知装置を低コストで実現で
きるという効果がある。
【0087】請求項3または4に記載の検知装置によれ
ば、上記第1の検知信号レベルが所定値に一致するよう
に、受光手段の検知信号レベルを可変する手段をあらか
じめ設定しておくことにより、検知信号に含まれる種々
のバラツキを吸収することができるので、高精度および
長寿命の検知装置を実現できるという効果がある。
【0088】請求項3または5に記載の検知装置によれ
ば、上記第1の検知信号レベルが所定値に一致するよう
に、発光手段の発光量を可変する手段をあらかじめ設定
しておくことにより、検知信号に含まれる種々のバラツ
キを吸収することができるので、高精度および長寿命の
検知装置を実現できるという効果がある。
【0089】請求項6または7に記載の検知装置によれ
ば、上記第1の検知信号レベルと、上記第2の検知信号
レベルの中間値がしきい値に一致するように、受光手段
の検知信号レベルを可変する手段をあらかじめ設定して
おくことにより、検知信号に含まれる種々のバラツキを
吸収することができるので、高精度および長寿命の検知
装置を実現できるという効果がある。
【0090】請求項6または8に記載の検知装置によれ
ば、上記第1の検知信号レベルと、上記第2の検知信号
レベルの中間値がしきい値に一致するように、発光手段
の発光量を可変する手段をあらかじめ設定しておくこと
により、検知信号に含まれる種々のバラツキを吸収する
ことができるので、高精度および長寿命の検知装置を実
現できるという効果がある。
【0091】請求項6または9に記載の検知装置によれ
ば、上記第1の検知信号レベルと、上記第2の検知信号
レベルの中間値がしきい値に一致するように、発光手段
の発光量を可変する手段および受光手段の検知信号レベ
ルを可変する手段をあらかじめ設定しておくことによ
り、検知信号に含まれる種々のバラツキを吸収すること
ができるので、高精度および長寿命の検知装置を実現で
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1および2の検知装置の
構成図である。
【図2】 本発明の実施の形態1の検知装置によるしき
い値電圧設定動作のフローチャートである。
【図3】 本発明の実施の形態1および2の検知装置に
よる検知動作のフローチャートである。
【図4】 本発明の実施の形態2の検知装置によるしき
い値電圧設定動作のフローチャートである。
【図5】 本発明の実施の形態3および5の検知装置の
構成図である。
【図6】 本発明の実施の形態4および6の検知装置の
構成図である。
【図7】 本発明の実施の形態7の検知装置の構成図で
ある。
【図8】 従来の検知装置の構成図である。
【図9】 従来の検知装置における検知動作を示すフロ
ーチャートである。
【図10】 磁気記録再生装置における検知装置の配置
例を示す図である。
【符号の説明】
2 赤外発光ダイオード、 3 発光部固定抵抗、 6
赤外フォトトランジスタ、 7 受光部固定抵抗、
9,9A,9B,9C マイクロコンピュータ、 10
A−D変換器、 11,11A,11B,11C C
PU、 13メモリ、 14 受光部可変抵抗器、 1
5 発光部可変抵抗器。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検知対象空間に検知光を発する発光手段
    と、 前記検知光を受光し、この受光量に応じたレベルの検知
    信号を出力する受光手段と、 前記検知信号のレベルをしきい値と比較することによ
    り、前記検知対象空間に前記検知対象物体があるか否か
    を判別する判別手段と、 前記受光手段が前記検知光を受光する位置に前記検知対
    象物体を配置したときの前記検知信号のレベルに応じ
    て、前記しきい値をあらかじめ設定しておく設定手段
    と、 前記設定されたしきい値を記憶しておく記憶手段とを備
    えたことを特徴とする検知装置。
  2. 【請求項2】 前記設定手段は、前記受光手段が前記検
    知光を受光する位置に前記検知対象物体を配置したとき
    の前記検知信号のレベルと、前記受光手段が前記検知光
    を受光しない位置に前記検知対象物体を配置したときの
    前記検知信号のレベルとに応じて、前記しきい値をあら
    かじめ設定しておくことを特徴とする請求項1記載の検
    知装置。
  3. 【請求項3】 検知対象空間に検知光を発する発光手段
    と、 前記検知光を受光し、この受光量に応じたレベルの検知
    信号を出力する受光手段と、 前記検知信号のレベルに従って、前記検知対象空間に前
    記検知対象物体があるか否かを判別する判別手段と、 前記受光手段が前記検知光を受光する位置に前記検知対
    象物体を配置したときに、前記検知信号のレベルが所定
    値になるように、前記受光手段または前記発光手段をあ
    らかじめ設定しておく設定手段とを備えたことを特徴と
    する検知装置。
  4. 【請求項4】 前記受光手段は、同じ受光量に対する検
    知信号のレベルを可変する手段を有し、 前記設定手段は、前記受光手段が前記検知光を受光する
    位置に前記検知対象物体を配置したときに、前記検知信
    号のレベルが所定値になるように、前記受光手段の検知
    信号レベルをあらかじめ設定しておくことを特徴とする
    請求項3記載の検知装置。
  5. 【請求項5】 前記発光手段は、発光量を可変する手段
    を有し、 前記設定手段は、前記受光手段が前記検知光を受光する
    位置に前記検知対象物体を配置したときに、前記検知信
    号のレベルが所定値になるように、前記発光手段の発光
    量をあらかじめ設定しておくことを特徴とする請求項3
    記載の検知装置。
  6. 【請求項6】 検知対象空間に検知光を発する発光手段
    と、 前記検知光を受光し、この受光量に応じたレベルの検知
    信号を出力する受光手段と、 前記検知信号のレベルを所定のしきい値と比較すること
    により、前記検知対象空間に検知対象物体があるか否か
    を判別する判別手段と、 前記受光手段が前記検知光を受光する位置に前記検知対
    象物体を配置したときの前記検知信号のレベルと、前記
    受光手段が前記検知光を受光しない位置に前記検知対象
    物体を配置したときの前記検知信号のレベルとの中間値
    が、前記しきい値に一致するように、前記発光手段また
    は前記受光手段あるいはその両方をあらかじめ設定して
    おく設定手段とを備えたことを特徴とする検知装置。
  7. 【請求項7】 前記受光手段は、同じ受光量に対する検
    知信号のレベルを可変する手段を有し、 前記設定手段は、前記受光手段が前記検知光を受光する
    位置に前記検知対象物体を配置したときの前記検知信号
    のレベルと、前記受光手段が前記検知光を受光しない位
    置に前記検知対象物体を配置したときの前記検知信号の
    レベルとの中間値が、前記しきい値に一致するように、
    前記受光手段をあらかじめ設定しておくことを特徴とす
    る請求項6記載の検知装置。
  8. 【請求項8】 前記発光手段は、発光量を可変する手段
    を有し、 前記設定手段は、前記受光手段が前記検知光を受光する
    位置に前記検知対象物体を配置したときの前記検知信号
    のレベルと、前記受光手段が前記検知光を受光しない位
    置に前記検知対象物体を配置したときの前記検知信号の
    レベルとの中間値が、前記しきい値に一致するように、
    前記発光手段をあらかじめ設定しておくことを特徴とす
    る請求項6記載の検知装置。
  9. 【請求項9】 前記受光手段は、同じ受光量に対する検
    知信号のレベルを可変する手段を有し、 前記発光手段は、発光量を可変する手段を有し、 前記設定手段は、前記受光手段が前記検知光を受光する
    位置に前記検知対象物体を配置したときの前記検知信号
    のレベルと、前記受光手段が前記検知光を受光しない位
    置に前記検知対象物体を配置したときの前記検知信号の
    レベルとの中間値が、前記しきい値に一致するように、
    前記発光手段および前記受光手段をあらかじめ設定して
    おくことを特徴とする請求項6記載の検知装置。
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