JP2000173810A - 磁気異方性ボンド磁石およびその製法 - Google Patents

磁気異方性ボンド磁石およびその製法

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JP2000173810A JP10345113A JP34511398A JP2000173810A JP 2000173810 A JP2000173810 A JP 2000173810A JP 10345113 A JP10345113 A JP 10345113A JP 34511398 A JP34511398 A JP 34511398A JP 2000173810 A JP2000173810 A JP 2000173810A
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bonded magnet
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Katsunori Iwasaki
克典 岩崎
Masahiro Tobise
飛世  正博
Mikio Shindo
幹夫 新藤
Hiroshi Okajima
弘 岡島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実用的な低い配向磁場強度でも良好な異方性
が付与でき、従来よりも高い残留磁束密度(Br)およ
び高い最大エネルギー積((BH)max)を有する希土類・
鉄・窒素系の磁気異方性ボンド磁石およびその製造方法
を提供する。 【解決手段】 磁気異方性を示す希土類・鉄・窒素系磁
石材料粉末を液状熱硬化性樹脂とこの液状熱硬化性樹脂
の硬化開始温度よりも低い沸点を有する有機溶媒とから
なる混合液中に投入してスラリー化し、このスラリーを
用いて圧縮成形法により湿式磁場中成形し、得られた成
形体を前記有機溶媒の沸点以上でかつ前記液状熱硬化性
樹脂の硬化開始温度未満の温度に保持して脱溶媒後加熱
硬化し、必要に応じてコイニングあるいはサイジングを
行い成形体密度を高めることを特徴とする磁気異方性ボ
ンド磁石の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁場配向性を大きく
向上した希土類・鉄・窒素系の磁気異方性ボンド磁石お
よびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】希土類ボンド磁石に多用されている磁石
粉末の主流はNd2Fe14B型金属間化合物を主相とす
る磁気等方性の磁石粉末である。この磁気等方性磁石粉
末はNd、Fe、Bを主成分として所定組成に配合した
原料合金を溶解後、溶湯急冷法により超急冷しいったん
非晶質合金を作製し、その後適温で熱処理を施すことに
より平均結晶粒径を0.01〜0.5μmにしたもので
ある。その他、Nd2Fe14B型金属間化合物を主相と
する磁気異方性の磁石粉末として、前記所定組成に配合
した原料合金をストリップキャスト法や高周波溶解法等
により溶解、鋳造して所定の組成、結晶粒径の合金を
得、その後この合金を適当なサイズに粉砕し、続いてい
わゆるHDDR法により異方性を付与しながら結晶を微
細化する方法による磁気異方性磁石粉末がある。あるい
は前記非晶質合金の薄片をホットプレス等により温間で
加圧成形し高密度化後、さらに温間で据込み加工等の塑
性加工を施すことにより異方性を付与した磁石粉末があ
る。
【0003】昨今の希土類ボンド磁石応用製品のダウン
サイジング化にともない、必然的に前記製品に使用され
る希土類ボンド磁石にはより小寸法で高い磁気特性のも
のが求められている。例えばコンピューターのハードデ
ィスクを構成するスピンドルモーター用、CD−ROM
駆動装置のモーター用、さらには今後DVD(デジタル
ビデオディスク)用等といった回転機器用途で小型化、
高性能化の要求が非常に強く、この要求を満足できる希
土類ボンド磁石が切望されている。前記回転機器用途の
希土類ボンド磁石は、ほぼリング形状のものが主であ
り、用途に応じて特有の着磁が施されて所定の磁気回路
に実装される。
【0004】Nd2Fe14B型金属間化合物を主相とす
る磁気等方性の希土類磁石粉末を配合した希土類ボンド
磁石は成形が容易でかつ着磁に自由度があるため総合的
に使い勝手に優れている。しかし、磁気異方性が付与さ
れていないので前記磁石応用製品の小型化、高性能化の
要求に適合しない場合が多い。
【0005】前記の磁石応用製品の小型化、高性能化の
要求を満たす候補として、上記のNd2Fe14B型金属
間化合物を主相とする磁気異方性の希土類磁石粉末を配
合した磁気異方性ボンド磁石があるが、下記の問題点を
有している。まず、磁気異方性を付与するための磁場中
成形工程において、Nd2Fe14B型金属間化合物を主
相とする磁気異方性の磁石粉末を十分に配向させるには
例えば30〜50kOeという非常に強い印加磁場強度
(配向磁場強度)を必要とする。しかし、実用に供され
る希土類ボンド磁石は単純ブロック状、リング状、アー
クセグメント状、亀の子状等種々の多様な形状を有す
る。のみならず、これらの多様な希土類ボンド磁石に、
それぞれの用途に応じて極異方性やラジアル異方性等の
実用に即した多様な磁気異方性が付与される。しかし、
これらの多様な磁気異方性の付与のために、30〜50
kOeという非常に強い印加磁場強度を確保することは
工業生産上困難を伴う。例えばリング形状のラジアル異
方性希土類ボンド磁石を製作する場合、成形体のリング
形状に対応する成形金型のキャビティの内径側に設けた
強磁性コアからラジアル(外径)方向に印加磁場を通す
必要があるが、金型構造上の制約から印加磁場発生用磁
気回路の一部を担う前記内径側の強磁性コアの断面積が
大きくとれないので、低い印加磁場強度を発生した段階
でその強磁性コア部が磁気飽和してしまい、結果的に3
0〜50kOeというような高い印加磁場強度を得るこ
とは困難である。したがって、コンパウンド中のNd2
Fe14B型金属間化合物を主相とする希土類磁石粉末を
ラジアル方向に配列させるための十分な印加磁場強度が
得られないという問題がある。この印加磁場強度不足の
問題は極異方性のリング形状、あるいはラジアル異方性
または極異方性を有するセグメント磁石のみならず、一
般的な問題である。さらに印加磁場強度不足による配向
不足(不良)のボンド磁石は着磁した後の脱磁が困難で
あるという問題がある。磁場配向性を向上するために、
特開平9−199363では加熱した金型内に磁気異方
性を有する希土類磁石粉末および熱硬化性樹脂から実質
的になる混合物を充填し前記樹脂が液状化した時に最大
磁場を印加する成形方法を提案している。この提案によ
れば希土類磁石粉末の保磁力が低下して磁場配向性が向
上し、希土類磁石粉末本来のポテンシャルに近い磁気特
性が得られる旨報告されている。しかし、この提案では
金型を加熱する煩雑さに加えて結着樹脂を液状化するま
での時間を要し成形タクトが劣るという問題を有する。
【0006】近年上記従来のNd−Fe−B系磁石粉末
に代わるボンド磁石用の希土類磁石粉末として、希土類
・鉄・窒素系磁石粉末の研究が行われている。この磁石
粉末は磁化機構がニュークリエーション型に属し、平均
粒径数μmのものが用いられる。この希土類・鉄・窒素
系磁石粉末を樹脂で結着した成形原料(コンパウンド)
を用いて例えば180〜250℃で磁場中射出成形を行
うことにより異方性ボンド磁石を得ることができる。こ
の場合は特開平9−199363の提案と同様に加熱に
よりコンパウンド中の希土類・鉄・窒素系磁石粉末の保
磁力が低下し、かつ結着樹脂の比率が多いため比較的良
好な配向性を有するものが得られる。しかし、磁場中射
出成形法による場合はコンパウンドの流動性を確保する
ために約20〜50体積%の樹脂が添加されるので、希
土類・鉄・窒素系磁石粉末の充填比率が相対的に低くな
り、より高性能の異方性ボンド磁石を得ることが困難で
ある。
【0007】次に、磁場中射出成形用のコンパウンドよ
りも希土類・鉄・窒素系磁石粉末の充填比率を高めたコ
ンパウンドを用いて、従来の磁場中圧縮成形法により異
方性ボンド磁石を作製する場合は、3〜10kOe程度
の実用的な配向磁場強度で良好な配向性が付与できず、
高い磁気特性の希土類ボンド磁石が得られないという問
題がある。この点に関し、本発明者が詳細に調査した結
果以下の知見が得られた。従来はコンパウンドを得るた
めに適温に加熱した二軸混練機等を用いて混練するが、
比表面積の大きい(粉末粒径が小さい)希土類・鉄・窒
素系磁石粉末等の表面をまんべんなく結着樹脂で被覆す
ることは困難であり、この傾向は結着樹脂に対する希土
類・鉄・窒素系磁石粉末比率の高い圧縮成形用のコンパ
ウンドで顕著である。そして、上記の実用的な配向磁場
強度下で従来の圧縮成形を行うと、結着樹脂の高い粘性
による磁場配向の劣化要因に加えて、結着樹脂で被覆さ
れていない希土類・鉄・窒素系磁石粉末相互の接触が顕
著となり最終的に得られるボンド磁石の配向性が大きく
低下してしまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
課題は実用的な低い配向磁場強度でも良好な異方性が付
与でき、従来よりも高い残留磁束密度(Br)および高
い最大エネルギー積((BH)max)を有する希土類・鉄・
窒素系の磁気異方性ボンド磁石およびその製造方法を提
供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明は、磁気異方性を示す希土類・鉄・窒素系磁石材料粉
末を液状熱硬化性樹脂とこの液状熱硬化性樹脂の硬化開
始温度よりも低い沸点を有する有機溶媒とからなる混合
液中に投入してスラリー化し、このスラリーを用いて前
記有機溶媒の沸点未満の温度(例えば室温)にて圧縮成
形法により湿式磁場中成形し、得られた成形体を前記有
機溶媒の沸点以上でかつ前記液状熱硬化性樹脂の硬化開
始温度未満の温度に保持して脱溶媒後加熱硬化し、必要
に応じてコイニングあるいはサイジングを行い成形体密
度を高める磁気異方性ボンド磁石の製造方法である。磁
気異方性を有する希土類・鉄・窒素系磁石材料粉末の表
面を液状熱硬化性樹脂により略均一に被覆するために、
攪拌によりスラリー化することが好ましい。
【0010】液状熱硬化性樹脂は室温では高い粘性を有
するが有機溶媒で希釈することにより多くの有用な効果
をもたらす。前記の液状熱硬化性樹脂と有機溶媒とから
なる混合液の粘性は有機溶媒の寄与により小さくなるの
で混合液は前記磁石粉末の表面をほぼ完全に覆うことが
できる。同時に混合液が内部まで侵入して最終的に結着
効果を高めることができる。さらに、例えば加熱を要せ
ず室温において簡単な撹拌装置を用いてスラリー化でき
るので混練設備コストを低減できる他、容易に混練(樹
脂被覆)できる。特に有用な効果は、スラリー状にする
ことにより、湿式磁場中圧縮成形工程において、前記磁
石粉末同士の直接接触および結着樹脂の高い粘性による
拘束等の磁場配向劣化要因を大きく低減できることであ
る。このように、個々の磁石粉末粒子表面がほぼ均一に
樹脂被覆されており、かつ低粘度のスラリー状態にある
ために、室温において3〜10kOeという低い配向磁
場強度でもって個々の磁石粉末粒子を良好に配向させる
ことができる。したがって、従来に比べて高いBrおよ
び高い(BH)maxの希土類・鉄・窒素系磁気異方性ボン
ド磁石が得られる。さらに湿式磁場中圧縮成形工程にお
いて、混合液が成形中途の成形体から滲みだしてくるた
め一種の潤滑効果を有し、金型カジリを改善できる。な
お、有機溶媒は希土類・鉄・窒素系磁石材料粉末の酸化
を阻止するために防錆作用を有するものが選択される。
成形体の内部には有機溶媒が残留するため、有機溶媒の
沸点以上でかつ液状熱硬化性樹脂の硬化開始温度未満の
温度で脱溶媒する。脱溶媒後のものは有機溶媒が抜ける
ため実質的に上記磁石粉末とエポキシ樹脂とからなる。
続いて加熱硬化処理を施せば本発明の磁気異方性ボンド
磁石が得られる。この脱溶媒と加熱硬化とを同時に行え
る加熱条件を選択してもよい。あるいは、前記脱溶媒後
のものにコイニングあるいはサイジングを施して高密度
化後加熱硬化することにより、より高いBrおよび(B
H)maxを有する磁気異方性ボンド磁石が得られる。コ
イニングあるいはサイジング処理は、無磁場の圧縮成形
用金型のキャビティに前記の脱溶媒処理したものを投入
し、前記湿式磁場中圧縮成形の加圧力よりも高い加圧力
を1回または2回以上、短時間(通常1秒以下/回)加
えて高密度化する工程である。コイニングあるいはサイ
ジング処理により有機溶媒が抜けた後の空隙をある程度
まで埋められるが、完全になくすには至らない。よって
本発明により得られる磁気異方性ボンド磁石は高いBr
および高い(BH)maxを有するととともに必然的に体積
比率で5〜22%の空隙率を有する。
【0011】前記の磁気異方性を示す希土類・鉄・窒素
系磁石材料粉末は、Rα100−α−ββ、(Rは
Yを含む希土類元素の1種または2種以上でありSmを
必ず含む、TはFeまたはFeとCo)、α、βはそれ
ぞれ原子百分率で、5≦α≦20、5≦β≦30で示さ
れる組成を有している。前記磁石粉末として例えばTh
2Zn17型、Th2Ni17型、TbCu7型の結晶構造の
うちのいずれかを磁石主相とするSm−T−N系磁石合
金粉末(TはFeまたはFeとCo)を用いることがで
きる。R含有量は原子百分率で5〜20%にあることが
好ましい。5%未満では保磁力が大きく低下する。20
%を越えると飽和磁化が小さくなり、Brが大きく低下
する。RにはYを含む希土類元素の1種または2種以上
を不可避に含有することが許容されるが、5KOe以上
の保磁力(iHc)を確保するために、Rに占めるSm
比率を原子百分率で50%以上、より好ましくは90%
以上、理想的には不可避不純物を除いてR=Smとする
ことがよい。窒素は原子百分率で5〜30%であること
が好ましい。5%未満では磁気異方性が小さくなり、保
磁力が大きく低下する。30%を越えると磁気異方性、
飽和磁化が小さくなるため、実用的な磁石材料を構成す
ることができない。本発明において、SmやFeの一部
をCo、Ni、Ti、Cr、Mn、Zn、Cu、Zr、
Nb、Mo、Ta、W、Ru、Rh、Hf、Re、Os
やIrに置換することができる。これらの添加量はCo
を除いてSmとFeの合計量に対して約10原子%以下
である。これより多くなると飽和磁化が小さくなるため
好ましくない。なお、Co置換の場合は飽和磁化の低下
は小さく、Fe量に対し0.1〜70原子%の範囲で置
換可能であり、キュリー温度を高める効果が得られる。
また、Nの一部をC、P、Si、S、Al等に置換す
ることも可能である。その添加量はN含有量に対し約1
0原子%以下であり、これより多い添加量では保磁力が
低下するため好ましくない。
【0012】また、本発明において、液状熱硬化性樹脂
がエポキシ樹脂であり、有機溶媒として沸点が130℃
未満のケトンを用いることが実用的である。粉末状エポ
キシ樹脂でも本発明を構成可能ではあるが有機溶媒への
可溶性を考慮した場合、液状熱硬化性樹脂の方が圧倒的
に短時間で混合液を作製できる。液状エポキシ樹脂に対
し可溶しうる好適な有機溶媒として、アセトン、メチル
エチルケトン、ブチルエチルケトン等の極性溶媒と称す
るケトンの1種または2種以上が望ましい。その理由は
室温付近での蒸発が少なくかつ結着樹脂の硬化開始温度
付近に沸点が存在する点である。液状熱硬化性エポキシ
樹脂には使用環境により種々のタイプが存在するため一
概に硬化開始温度を決定できないが、例えば120〜1
40℃に硬化開始温度を有するものがよい。
【0013】また本発明は、粒径分布が0.5〜30μ
mであり、かつRα100−α− ββ、(RはYを
含む希土類元素の1種または2種以上でありSmを必ず
含む、TはFeまたはFeとCo)、α、βはそれぞれ
原子百分率で、5≦α≦20、5≦β≦30で示される
組成を有する磁気異方性の希土類・鉄・窒素系磁石材料
粉末と熱硬化性樹脂とから実質的になる磁気異方性ボン
ド磁石であって、空隙率が5〜22%であり、かつ20
℃において10MGOe以上の最大エネルギー積((B
H)max)を有する高性能の磁気異方性ボンド磁石であ
る。本発明の磁気異方性ボンド磁石は湿式磁場中圧縮成
形法を用いて作製される。
【0014】本発明では窒化処理に供する母合金粉末の
作製または窒化処理後の粉末を微粒化するために粉砕を
行う。この粉砕は不活性ガス雰囲気に保持したハンマー
ミル、ディスクミル、振動ミル、アトライターあるいは
ジェットミル等で効率的に行うことができる。続いて、
粉砕して得られた窒化用母合金粉末に窒化処理を施すこ
とにより高い飽和磁化および高い異方性磁界を付与す
る。窒化処理は、窒化用母合金粉末を、窒素ガスあるい
は窒素と水素の混合ガスあるいはアンモニアガスあるい
はアンモニアを含む還元性の混合ガス(例えばアンモニ
アと水素の混合ガス、アンモニアと窒素の混合ガス、ア
ンモニアとアルゴンの混合ガス)雰囲気(気流中)に、
300〜650℃×0.1〜30時間加熱保持すること
により行う。300℃×0.1時間未満および650℃
×30時間を超えると上記の最適な窒素含有量のものを
得ることが困難である。窒化用母合金粉末は窒化処理の
有無に関係なく不可避に水素を含むが、水素を含む窒化
ガス中にさらされることにより、最終的に0.01〜1
0原子%の水素を含有する。窒化用母合金粉末が芯部ま
で窒化されるように粉末粒径分布を0.5〜30μmと
することが好ましい。30μmを超えると窒化されない
芯部が多くなり磁気特性が低下する。0.5μm未満で
は酸化が顕著になり磁気特性が劣化する。その後、窒
化、粉砕、スラリー化、湿式磁場中圧縮成形、脱溶媒、
加熱硬化、必要に応じてコイニング(サイジング)を順
次行う。本発明ではスラリー化に供する前記磁石粉末ま
たは液状熱硬化性樹脂に、予め、シラン系またはチタン
系カップリング剤等の公知の表面改質剤を0.5wt%
以下添加することが結着強度および磁気特性を向上する
ために好ましい。0.5wt%を越えて表面改質剤を添
加すると磁気特性が劣化する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、実施例により本発明を詳し
く説明するが、これら実施例により本発明が限定される
ものではない。
【0016】まず、スラリー化により実現された低い配
向磁場強度での良好な配向性について説明する。 (実施例1)磁石粉末として平均粉末粒径が約15μm
で粉末粒径分布が0.5〜30μmであり、かつat%
でSm9.1Fe77.313.6の組成を有する窒
化磁石粉末を準備した。続いて、ジェットミルにて平均
粉末粒径4.0μmまで微粉砕し、さらにヘキサンを用
いた湿式ボールミル粉砕により微粉砕して粉末粒径分布
が0.5〜30μmの範囲内にありかつ平均粉末粒径
1.9μmの微粉を得た。ジェットミル粉砕と湿式ボー
ルミル粉砕とを組み合わせた理由は、ジェットミル粉砕
では0.5〜30μmの範囲内のシャープな粒径分布の
微粉が得られるが平均粉末粒径を4μm未満にすること
は工業生産上困難を伴う。また、湿式ボールミル粉砕の
みでは0.5μm未満の非常に細かいサブミクロン微粒
子が多く発生するためである。この磁石微粉末100重
量部に対し、2.6重量部の液状エポキシ樹脂および2.
6重量部の硬化剤(DDS:ジアミノジフェニルスルフ
ォン)、ならびに有機溶媒として液状エポキシ樹脂と同
重量(2.6重量部)のメチルエチルケトン(沸点79.
5℃)を用いた。撹拌混練は前記の各重量比率に調整さ
れた液状エポキシ樹脂とDDSとメチルエチルケトンか
らなる混合液をあらかじめ作製した後に前記磁石粉末を
添加し20分間撹拌しスラリー化した。このスラリーを
用いて配向磁場強度5、10kOe、6ton/cm
の成形圧力で湿式磁場中圧縮成形した。得られた成形後
を85℃で1時間加熱保持し脱溶媒した後、170℃で
2時間加熱硬化処理することにより本発明の磁気異方性
ボンド磁石を得た。得られたボンド磁石の密度、空隙
率、磁気特性を評価した結果を表1に示す。磁気特性は
20℃において測定された。空隙率は下記式で定義し
た。
【0017】
【数1】空隙率=(理論密度−実測密度)/(理論密
度)×100(%)
【0018】
【表1】
【0019】(実施例2)配向磁場強度を10kOeと
した以外は実施例1と同様にして本発明のボンド磁石を
作製し、評価した結果を表1に示す。 (比較例1、2)実施例1と同様の磁石粉末を用いて、
下記の通り、従来の混練条件により得られたコンパウン
ドを用いて乾式の磁場中圧縮成形法により比較例の磁気
異方性ボンド磁石を作製し、評価した。前記磁石粉末1
00重量部に対し2.6重量部の液状エポキシ樹脂およ
び2.6重量部の硬化剤(DDS)を配合し混合後、二
軸混練機により加熱混練した。この二軸混練機による混
練物のペレットは粘性に富んでいるため、さらに130
℃で1時間加熱処理を施した後粉砕してコンパウンドと
した。次に、配向磁場強度5、10kOe、6ton/
cmの成形圧力で乾式磁場中圧縮成形した。成形後、
170℃で2時間加熱硬化処理を施し比較例のボンド磁
石を得た。以後は実施例1と同様にして評価した結果を
表1に示す。 (比較例3)磁石粉末として米国MQI(マグネクエン
チインターナショナル)社のMQP−B材(MQP−B
材は溶湯急冷法により作製したNd−Fe−B系等方性
磁石粉末である)を用いた以外は、実施例1と同様にし
てスラリー化、湿式の圧縮成形、脱溶媒、加熱硬化を行
い比較例のボンド磁石を得た。なお、湿式の圧縮成形は
無磁場で行った。得られたボンド磁石の評価結果を表1
に示す。 (比較例4)磁石粉末として米国MQI(マグネクエン
チインターナショナル)社のMQP−B材(MQP−B
材は溶湯急冷法により作製したNd−Fe−B系等方性
磁石粉末である)を用いた以外は、比較例1と同様にし
て二軸混練機による混練、コンパウンド化、乾式の圧縮
成形、加熱硬化を行い比較例のボンド磁石を得た。な
お、乾式の圧縮成形は無磁場で行った。得られたボンド
磁石の評価結果を表1に示す。 (比較例5、6)磁石粉末として米国MQI(マグネク
エンチインターナショナル)社のMQA−T材(MQA
−T材はHDDR法により作製されたNd−Fe−B系
の異方性磁石粉末である)を用いた以外は、実施例1ま
たは実施例2と同様にしてスラリー化、湿式の磁場中圧
縮成形、脱溶媒、加熱硬化を行い比較例のボンド磁石を
得た。得られたボンド磁石の評価結果を表1に示す。 (比較例7、8)磁石粉末として米国MQI(マグネク
エンチインターナショナル)社のMQA−T材(MQA
−T材はHDDR法により作製されたNd−Fe−B系
の異方性磁石粉末である)を用いた以外は、比較例1ま
たは比較例2と同様にして二軸混練機による混練、コン
パウンド化、乾式の磁場中圧縮成形、加熱硬化を行い比
較例のボンド磁石を得た。得られたボンド磁石の評価結
果を表1に示す。表1より、実施例1、2のものは比較
例1〜8のものに比べて高いBrおよび高い(BH)ma
xを有しており、かつ15%を越えた大きな空隙率を有
していることがわかる。このように、スラリー化するこ
とによって、5〜10kOeという低い配向磁場強度に
て12MGOe以上の高いBr、(BH)maxのものが
得られた。さらに、関連した検討から、3kOe以上の
低い配向磁場強度にて10MGOe以上の高いBr、
(BH)maxのものを得られることが確認された。
【0020】(実施例3)湿式磁場中圧縮成形の加圧力
を3ton/cmとした以外は実施例1と同様にして
湿式磁場中圧縮成形を行い成形体を得た。次に、成形体
を80℃で1時間脱溶媒後、さらに120℃で1時間の
加熱処理を施して結着樹脂をやや硬化させた。次に、こ
のボンド磁石試料にコイニング(サイジング)処理を施
した効果について以下に説明する。コイニング処理とし
て、前記ボンド磁石試料の任意のものを無磁場の乾式圧
縮成形機の金型キャビティに投入後4〜10ton/c
の成形圧力範囲で各1回約0.3秒間加圧する処理
を行い高密度化した。前記各加圧力範囲でコイニング処
理(高密度化)したものを170℃で2時間加熱硬化し
て本発明のボンド磁石を得た。図1にこのコイニングの
加圧力と空隙率、最大エネルギー積との相関の一例を示
す。図1より、コイニングにより空隙率を効果的に低減
できる(最大エネルギー積を向上できる)ことがわか
る。しかし、成形金型の破損の発生等を考慮すると10
ton/cmを越えるコイニングは工業生産上好まし
くない。また、空隙率が22%を越えると下記比較例9
のNd−Fe−B系ボンド磁石の最大エネルギー積との
有意差がほぼ消失する。よって、空隙率は5〜22%、
より好ましくは5〜20%、特に好ましくは5〜10%
がよい。 (比較例9)湿式磁場中圧縮成形の加圧力を3ton/
cmとした以外は比較例5と同様にして湿式磁場中圧
縮成形を行い成形体を得た。次に、成形体を80℃で1
時間脱溶媒後、さらに120℃で1時間の加熱処理を施
して結着樹脂をやや硬化させた。次に、このボンド磁石
試料に実施例3と同条件のコイニング(サイジング)処
理を施した結果を図1に示す。図1に示す通り、実施例
3の場合に比べて低い(BH)maxが得られた。
【0021】(実施例4)実施例1で作製したスラリー
を用いて、外径25mm、内径(コア外径)22mmの
キャビティを有し、対称8極の極異方性を付与すること
ができる磁場コイル付き磁気異方性金型(極異方性付与
方向の配向磁場強度は約5kOe)を設置した圧縮成形
機にて成形圧力3ton/cmで湿式磁場中成形し、
極異方性の対称8極のリング状ボンド磁石成形体(外径
25mm、内径22mm、厚さ1.5mm)を得た。成
形体を適温に加熱して脱溶媒後、無磁場の圧縮成形機を
用いて8ton/cmの加圧力でコイニングし、その
後加熱硬化して本発明による極異方性ボンド磁石が得ら
れた。このボンド磁石の空隙率は5〜22%の範囲に入
っていた。次にこのボンド磁石の極異方性付与方向に沿
って着磁(着磁磁場強度約5kOe)を行った後、表面
磁束密度を測定した結果を図2に示す。図2より、本発
明の対称8極極異方性リングボンド磁石の表面磁束密度
は2600〜2650Gという非常に高い値である。 (実施例5)実施例1で作製したスラリーを用いて、外
径25mm、内径(コア外径)22mmのキャビティを
有し、ラジアル異方性を付与することができる磁場コイ
ル付き磁気異方性金型(ラジアル異方性付与方向の配向
磁場強度は約5kOe)を設置した圧縮成形機にて成形
圧力3ton/cmで湿式磁場中成形し、ラジアル異
方性のリング状ボンド磁石成形体(外径25mm、内径
22mm、厚さ1.5mm)を得た。成形体を適温に加
熱して脱溶媒後、無磁場の圧縮成形機を用いて8ton
/cmの加圧力でコイニングし、その後加熱硬化して
本発明によるラジアル異方性ボンド磁石が得られた。こ
のボンド磁石の空隙率は5〜22%の範囲に入ってい
た。次に対称8極の極異方性着磁(着磁磁場約5kO
e)を行った後表面磁束密度を測定したところ、図2と
略同等の良好な結果が得られた。 (比較例10)比較例4のコンパウンドを用いてかつ実
施例4の成形機において無磁場でかつ8ton/cm
の成形圧力で乾式圧縮成形し、外径25mm、内径22
mm、厚さ1.5mmのボンド磁石成形体を得た。次
に、加熱硬化処理を施した後、実施例4と同条件で対称
8極の極異方性着磁を行い、表面磁束密度を測定した結
果を図2に示す。図2より、この比較例の極異方性ボン
ド磁石の表面磁束密度は約1700Gという低い値だっ
た。
【0022】実施例4、5に関連した検討から、本発明
によれば、内径3〜50mmという配向磁場強度が約3
〜10kOeに制限される条件下で作製された希土類・
鉄・窒素系ボンド磁石であって、対応する外径4〜51
mm、厚み50mm以下の寸法を有するラジアル異方性
リング形状、あるいは対称または非対称の4〜16極の
極異方性リング形状、あるいは前記寸法に対応するラジ
アル異方性のアークセグメント形状、あるいは前記寸法
に対応する極異方性のアークセグメント形状のものの表
面磁束密度を好ましくは2300G以上、より好ましく
は2600G以上、特に好ましくは3000G以上とす
ることも可能である。
【0023】本発明のボンド磁石に占める熱硬化性樹脂
の比率は特に限定されないが、例えば、成形用コンパウ
ンドに占める液状熱硬化性樹脂の比率を0.5〜20w
t%とすることがよい。20wt%を越えると従来の射
出成形品に対する高いBr、高い(BH)maxの優位
性が消失する。0.5wt%未満では結着強度が大きく
低下する。
【0024】上記では、圧縮成形用途の実施例を記載し
たが、相対的に磁石粉末配合比率の低い射出成形用途で
も、本発明の優位性が実現できることが期待される。
【0025】本発明によれば、ThMn12型の結晶構
造相を磁石主相とし、原子%表示でNd5〜10
bal3〜13の基本組成を有するとともに、粉末粒
径分布が0.5〜30μmである磁石合金粉末(TはF
eまたはFeとCo)を用いて、従来に比べて高いB
r、高い(BH)maxを有する湿式磁場中圧縮成形法に
よる磁気異方性ボンド磁石を実現することも可能であ
る。Ndが5〜10原子%、Nが3〜13原子%を外れ
ると従来の射出成形品に対する高いBr、高い(BH)
maxの優位性を確保することが困難である。
【0026】
【発明の効果】以上記述の通り、本発明によれば、低い
配向磁場強度でも良好な配向性を示す希土類・鉄・窒素
系の磁気異方性ボンド磁石およびその製造方法を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コイニング時の加圧力と空隙率、(BH)max
の相関の一例を示す図である。
【図2】本発明の磁気異方性ボンド磁石の表面磁束密度
波形の一例を示す図である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01F 1/053 B22F 3/02 R 7/02 3/10 B 41/02 H01F 1/04 A (72)発明者 岡島 弘 埼玉県熊谷市三ヶ尻5200番地日立金属株式 会社磁性材料研究所内 Fターム(参考) 4K018 BB04 CA04 CA07 CA33 DA03 DA11 FA02 KA46 5E040 AA03 AA19 BB05 CA01 HB05 HB06 NN01 NN06 NN14 NN17 NN18 5E062 CD04 CE04 CG01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気異方性を示す希土類・鉄・窒素系磁
    石材料粉末を液状熱硬化性樹脂とこの液状熱硬化性樹脂
    の硬化開始温度よりも低い沸点を有する有機溶媒とから
    なる混合液中に投入してスラリー化し、このスラリーを
    用いて圧縮成形法により湿式磁場中成形し、得られた成
    形体を前記有機溶媒の沸点以上でかつ前記液状熱硬化性
    樹脂の硬化開始温度未満の温度に保持して脱溶媒後加熱
    硬化し、必要に応じてコイニングあるいはサイジングを
    行い成形体密度を高めることを特徴とする磁気異方性ボ
    ンド磁石の製造方法。
  2. 【請求項2】 室温において湿式磁場中成形する請求項
    1に記載の磁気異方性ボンド磁石の製造方法。
  3. 【請求項3】 磁気異方性を示す希土類・鉄・窒素系磁
    石材料粉末の組成が、Rα100−α−ββ、(R
    はYを含む希土類元素の1種または2種以上でありSm
    を必ず含む、TはFeまたはFeとCo)、α、βはそ
    れぞれ原子百分率で、5≦α≦20、5≦β≦30であ
    る請求項1または2に記載の磁気異方性ボンド磁石の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 磁気異方性を示す希土類・鉄・窒素系磁
    石材料粉末の粒径分布が0.5〜30μmである請求項
    1乃至3のいずれかに記載の磁気異方性ボンド磁石の製
    造方法。
  5. 【請求項5】 液状熱硬化性樹脂がエポキシ樹脂であ
    り、かつ前記有機溶媒が沸点130℃未満のケトンであ
    る請求項1乃至4のいずれかに記載の磁気異方性ボンド
    磁石の製造方法。
  6. 【請求項6】 粒径分布が0.5〜30μmであり、か
    つRα100−α −ββ、(RはYを含む希土類元
    素の1種または2種以上でありSmを必ず含む、TはF
    eまたはFeとCo)、α、βはそれぞれ原子百分率
    で、5≦α≦20、5≦β≦30で示される組成を有す
    る磁気異方性の希土類・鉄・窒素系磁石材料粉末と熱硬
    化性樹脂とから実質的になる磁気異方性ボンド磁石であ
    って、空隙率が5〜22%であり、かつ20℃において
    10MGOe以上の最大エネルギー積((BH)max)を有
    することを特徴とする磁気異方性ボンド磁石。
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