JP2000173781A - 有機エレクトロルミネッセンス表示装置及びその製造方法 - Google Patents

有機エレクトロルミネッセンス表示装置及びその製造方法

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JP2000173781A
JP2000173781A JP10350335A JP35033598A JP2000173781A JP 2000173781 A JP2000173781 A JP 2000173781A JP 10350335 A JP10350335 A JP 10350335A JP 35033598 A JP35033598 A JP 35033598A JP 2000173781 A JP2000173781 A JP 2000173781A
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electrode
electrodes
display device
organic
organic electroluminescent
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Yoshio Suzuki
芳男 鈴木
Ryota Kotake
良太 小竹
Yoshinari Matsuda
良成 松田
Nobutoshi Asai
伸利 浅井
Shigekatsu Tagami
成克 田上
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Original Assignee
Sony Corp
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
    • H10K59/10OLED displays
    • H10K59/17Passive-matrix OLED displays
    • H10K59/179Interconnections, e.g. wiring lines or terminals
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
    • H10K59/80Constructional details
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有機エレクトロルミネッセンス素子からSiO2
絶縁膜を廃止し、これによって、有機エレクトロルミネ
ッセンス表示装置の製造工程の簡略化を可能にして、歩
留まりを向上させる。 【解決手段】 帯状に複数配列された透明の第1の電極
4、4、・・・上に設けられた有機層6、6、・・・と
第1の電極と対向した第2の電極5、5、・・とを有す
る多数の有機エレクトロルミネッセンス素子2、2、・
・・から成る有機エレクトロルミネッセンス表示装置1
であって、第2の電極をそれぞれ、大きさが第1の電極
の幅よりも小さく、且つ、他の第2の電極から独立して
設けると共に、第2の電極同士を第1の電極の長手方向
と直交する方向において電気的に接続するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は有機エレクトロルミ
ネッセンス表示装置及びその製造方法において、表示画
素の周辺部の発光輝度を均一化し、高画質化を実現する
為の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、発光層に有機材料を用いた有機エ
レクトロルミネッセンス素子(以下、有機EL素子)を
用いた複数の画素から成り、各画素は対向する二つの電
極間に電流を印可することによって発光するようにした
平面表示装置(以下、有機EL表示装置)が実用化され
ている。
【0003】図5及び図6は、従来の有機EL表示装置
の一例aを示すものである。
【0004】即ち、有機EL表示装置aは、多数の有機
EL素子b、b、・・・を画素として用いたものであ
り、ガラス基板c上に、マトリックス状に配列された複
数の帯状の透明電極d、d、・・・及び帯状のメタル電
極e、e、・・・の間に、有機材料によってホール輸送
層、電子輸送層及び発光層が形成されて成る有機層f、
f、・・・を挟み込むように配置し、これらを覆うよう
に保護膜gを積層して有機EL素子b、b、・・・を形
成したものである。
【0005】上記各有機EL素子bにおいては、透明電
極dとメタル電極e間に直流電圧を印加すると、透明電
極dから注入されたホール及びメタル電極から注入され
た電子が、それぞれ有機層f内の発光層に達して電子−
ホールの再結合が生じ、ここから所定の波長の光が発生
する。
【0006】ところで、上記従来のEL表示装置aにお
いては、画素である各有機EL素子bの有機層fの周辺
部で電流の密度にバラ付きが生じ、部分的な電流の集中
によって、有機材料が劣化したり、輝度が均一化しない
という不具合があった。
【0007】そこで、上記不具合を取り除くため、有機
EL素子bにおいては、図6に示すように、対向した透
明電極dとメタル電極eの中心部分のみを用いるよう
に、適宜な大きさの窓を有するSiO2絶縁膜hを透明電極
dの上にパターン化して形成するという方法が用いられ
ている。
【0008】従って、上記従来の有機EL表示装置aに
あっては、有機EL素子bにSiO2絶縁膜hが必要なた
め、製造時において、SiO2絶縁膜hを形成する工程、Si
O2絶縁膜hに窓を開ける工程等が必要となり、工程が増
えることにって、コストアップと歩留まりが低下すると
いう問題があった。
【0009】また、絶縁膜hによって、発光面積がSiO2
絶縁膜hの窓の開口面積によって制限されるため、輝度
の低下にも繋がっていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したよ
うな実情に鑑み、有機EL素子からSiO2絶縁膜を廃止
し、これによって、有機EL表示装置の製造工程の簡略
化を可能にして、歩留まりを向上させることを課題とす
るものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明有機エレクトロルミネッセンス表示装置は、
帯状に複数配列された透明の第1の電極上に設けられた
有機層と上記第1の電極と対向した第2の電極とを有す
る多数の有機エレクトロルミネッセンス素子から成る有
機エレクトロルミネッセンス表示装置であって、第2の
電極はそれぞれ、大きさが第1の電極の幅よりも小さ
く、且つ、他の第2の電極から独立して設けられると共
に、第2の電極同士が第1の電極の長手方向と直交する
方向において電気的に接続されたものである。
【0012】従って、第2の電極の大きさを透明電極の
幅よりも小さくすることによって、SiO2絶縁膜を廃止す
ることができるため、有機EL表示装置の製造工程の簡
略化を可能にして、歩留まりの向上及び製造コストを削
減することが可能となる。
【0013】また、本発明有機エレクトロルミネッセン
ス表示装置の製造方法は、帯状に複数配列された透明の
第1の電極上に設けられた有機層と第1の電極と対向し
た第2の電極とを有する多数の有機エレクトロルミネッ
センス素子から成る有機エレクトロルミネッセンス表示
装置の製造方法であって、第2の電極をそれぞれ、大き
さが第1の電極の幅よりも小さく、且つ、他の第2の電
極から独立して設けると共に、第2の電極の一部を露出
させるための窓を有する保護膜を、第1の電極、有機層
及び第2の電極を覆うように積層した後に、窓から露出
した第2の電極同士を第1の電極の長手方向と直交する
方向において電気的に接続する配線を形成するようにし
たものである。
【0014】従って、第2の電極の大きさを透明電極の
幅よりも小さくすることによって、SiO2絶縁膜を廃止す
ることができるため、有機EL表示装置の製造工程の簡
略化を可能にして、歩留まりの向上及び製造コストを削
減することが可能となる。
【0015】更に、本発明有機エレクトロルミネッセン
ス表示装置の製造方法の別のものは、帯状に複数配列さ
れた透明の第1の電極上に設けられた有機層と第1の電
極と対向した第2の電極とを有する多数の有機エレクト
ロルミネッセンス素子から成る有機エレクトロルミネッ
センス表示装置の製造方法であって、窓を有する保護膜
を第1の電極及び有機層を覆うように積層し、保護膜の
窓から露出した有機層上に、大きさが透明電極の幅より
も小さく、且つ、それぞれ型の第2の電極とは独立した
第2電極と、第2電極同士を第1電極の長手方向と直交
する方向において電気的に接続する配線とを同時に形成
するようにしたものである。
【0016】従って、第2の電極の大きさを透明電極の
幅よりも小さくすることによって、SiO2絶縁膜を廃止す
ることができるため、有機EL表示装置の製造工程の簡
略化を可能にして、歩留まりの向上及び製造コストを削
減することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明有機エレクトロル
ミネッセンス表示装置及びその製造方法の実施の形態に
ついて、添付図面を参照して説明する。
【0018】有機EL表示装置1は、多数の有機EL素
子2、2、・・・を画素として用いたものである。
【0019】即ち、有機EL素子2、2、・・・は、図
1及び図2に示すように、ガラス基板3上に、第1の電
極として、帯状を為すと共に平行に複数配列された透明
電極であるITO(Indium tin oxide)4、4、・・・
と、第2の電極として、それぞれが独立した略正方形の
平面形状を為すメタル電極5、5、・・・と、これらI
TO4、4、・・・(陽極)及びメタル電極(MgAg)
5、5、・・・(陰極)との間に、有機材料によってそ
れぞれ積層されたホール輸送層(以下、HTL)6a、
発光層(以下、EL)6b及び電子輸送層(以下、ET
L)6cを有する有機層6、6、・・・を挟み込むよう
に配置し、これらを覆うように保護膜(passivation
膜)7を積層して成るものである。
【0020】尚、有機層6は、上記した3層構造のもの
だけではなく、2層構造及び単層構造のものを適宜、使
用することが可能である。
【0021】詳しくは、図1に示すように、ガラス基板
3上に、ITO4、4、・・・を平行に複数列配置して
パターン化する。次に、有機層6、、6、・・・を、H
TL6a、6a、・・・、EL6b、6b、・・・、E
TL6c、6c、・・・の順に積層する。
【0022】そして、有機層6、6、・・・の上に、メ
タル電極5、5、・・・をそれぞれ、その幅W1(≒一
辺の長さ)が対向するITO4、4、・・・の幅W2
りも小さくなるように形成する。
【0023】尚、メタル電極5、5、・・・は、前面付
けエッチングによりパターン化して形成、又は、メタル
マスクによって形成することが可能である。
【0024】そして、メタル電極5、5、・・・を積層
した後に、ITO4、4、・・・、有機層6、6、・・
・及びメタル電極5、5、・・・を保護膜7によって被
覆する。尚、保護膜7は、有機EL素子2、2、・・・
の各層を外気に含まれる湿気等から保護するために必要
なものであり、また、保護膜7には、メタル電極5、
5、・・・の一部を露出させるために、窓8、8、・・
・が形成される。
【0025】即ち、保護膜7は、メタル電極5、5、・
・・の取り出し部である窓8、8、・・・となる部分を
マスクして、例えば、ポリエステル系熱可塑性ホットメ
ルト接着剤を印刷た後、仮硬化させ、100°C前後で
本硬化させることによって形成される。また、別の方法
として、窓8、8、・・・を設けたボンディングシート
(接着フィルム)を貼り合わせることによって形成する
ことも可能である。
【0026】最後に、図2に示すように、例えば、銀エ
ポキシ等を印刷等の方法によって、保護膜7の上から、
保護膜7の窓8、8、・・・を介して、ITO4、4、
・・・と直交する方向で形成して、上記メタル電極5、
5、・・・間を連結すると共に電気的に接続する配線
9、9、・・・とする。
【0027】尚、上記配線9、9、・・・に用いられる
銀エポキシとは、導電ペースト樹脂、または、ポリエス
テル系、混合ビニル系の合成樹脂を所謂バインダー樹脂
とし、導電性フィラーに銀、銅、カーボン系のものを混
練したものである。
【0028】また、メタル電極5、5、・・・同士を電
気的に接続する配線9、9、・・・を形成する時に、図
2に示すように、同時に、有機EL表示装置1を駆動す
るためのドライバー等の適宜な電子部品10、10、・
・・との電気的接続も行うようにしてもよく、この場合
は、有機EL表示装置1の製造工程をより簡略化するこ
とが可能になる。
【0029】しかして、上記有機EL表示装置1におい
ては、各EL素子2のITO4とメタル電極5とに電流
を印加すると、図1に示すように、各EL6bのITO
4とメタル電極5とによって挟まれた部分で、ITO4
から注入されたホール及びメタル電極5から注入された
電子が、それぞれ有機層6内のEL6bに達して電子−
ホールの再結合が生じ、ここから所定の波長の光が発生
する。この各EL6bのITO4とメタル電極5とによ
って挟まれた部分が有機EL表示装置1の有効画素部分
となる。
【0030】ところで、上記有機EL表示装置1の変形
例として、ガラス基板3上に、図3に示すように、IT
O4、4、・・・(第1の電極)、有機層6、6、・・
・、保護膜7及びメタル電極(第2の電極)の積層構造
から成る有機EL素子20、20、・・・を有する有機
EL表示装置1Aとすることも可能である。
【0031】即ち、有機EL素子、20、20、・・・
から成る有機EL表示装置1Aは、ガラス基板3上に、
有機層6、6、・・・を形成する段階までは、上記有機
EL表示装置1と同様であるが、メタル電極5、5、・
・・を形成する前に、上記窓8、8、・・・よりも稍開
口面積の大きな窓21、21、・・・を有する保護膜7
を形成してITO4、4、・・・及び有機層6、6、・
・・を被覆し、窓21、21、・・・から露出した有機
層6、6、・・・の一部の上に、メタル電極同士を連結
する配線を兼ねたメタル電極22、22、・・・を形成
したものである。
【0032】メタル電極22、22、・・・は、図4に
示すように、帯状を為すと共に平行に複数配列され、前
記メタル電極5、5、・・・と略同じ大きさを有する略
正方形の平面形状を為し、陰極となる電極部22a、2
2a、・・・と、これら電極部22a、22a、・・・
同士をITO4、4、・・・と直交する方向で、連結す
る配線部22b、22b、・・・から成るものである。
【0033】このように、メタル電極と配線とを兼ねる
メタル電極22、22、・・・を用いることによって、
上記有機EL表示装置1と比べて、製造過程において、
銀エポキシ等による配線9、9、・・・を形成する工程
を省略することができるため、製造工程を更に簡略化す
ることが可能となる。
【0034】尚、メタル電極22、22、・・・を形成
する時に、図4に示すように、併せて、有機EL表示装
置1Aを駆動するためのドライバー等の適宜な電子部品
23、23、・・・との電気的接続も行うようにしても
よく、この場合は、有機EL表示装置1Aの製造工程を
より簡略化することが可能になる。
【0035】しかして、上記有機EL表示装置1Aにお
いては、各EL素子20のITO4とメタル電極22と
に電流を印加すると、図1に示すように、各EL6bの
ITO4とメタル電極22の電極部22aとによって挟
まれた部分で、ITO4から注入されたホール及び電極
部22aから注入された電子が、それぞれ有機層6内の
EL6bに達して電子−ホールの再結合が生じ、ここか
ら所定の波長の光が発生する。この各EL6bのITO
4と電極部22aとによって挟まれた部分が有機EL表
示装置1Aの有効画素部分となる。
【0036】上記有機EL表示装置1及び1Aにおいて
は、従来、SiO2絶縁層によって有機層の周辺部を覆うこ
とにより、有機層の周辺部で生じる電流の密度のバラ付
きや部分的な電流の集中によって生じる有機材料の劣化
や輝度の不均衡を防止していたのを、メタル電極5又は
メタル電極22の電極部22aをITO4の幅よりも小
さくすることによって、画素である各有機EL素子2又
は20の有機層6の周辺部を使用しないようにして、画
質及び寿命を損なうことなく、同様の効果を得ている。
【0037】つまり、有機EL表示装置においては、負
極(メタル電極)の表面状態が有機EL素子の発光輝度
に大きく影響するので、これを防ぐことが有機層の劣化
を防ぎ、有機EL素子の長寿命化と有機EL表示装置の
画質の向上に貢献するからである。
【0038】従って、SiO2絶縁膜が不要となり、有機E
L表示装置1及び1Aの製造工程の簡略化を可能にし
て、歩留まりの向上及び製造コストを削減することが可
能となる。
【0039】また、メタル電極5又はメタル電極22の
電極部22aの形状は、上記したような略正方形に限定
されるものではなく、例えば、円形にすることも可能で
ある。尚、円形にした場合は、ITO4の幅よりもその
直径を小さくすればよい。
【0040】このように、メタル電極5又はメタル電極
22の電極部22aの形状を任意に変えると、これに合
わせて画素の形状も変わるため、有機EL表示装置1及
び1Aの表示の見え方を意図的に変え、様々な特殊効果
を得ることも可能である。
【0041】尚、前記実施の形態において示した各部の
具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施するに当
たっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、こ
れらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈される
ことがあってはならないものである。
【0042】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明有機エレクトロルミネッセンス表示装置は、
帯状に複数配列された透明の第1の電極上に設けられた
有機層と第1の電極と対向した第2の電極とを有する多
数の有機エレクトロルミネッセンス素子から成る有機エ
レクトロルミネッセンス表示装置であって、第2の電極
をそれぞれ、大きさが第1の電極の幅よりも小さく、且
つ、他の第2の電極から独立して設けると共に、第2の
電極同士を第1の電極の長手方向と直交する方向におい
て電気的に接続するようにしたものであるので、第2の
電極の大きさを透明電極の幅よりも小さくすることによ
って、SiO2絶縁膜を廃止することができる。
【0043】請求項2に記載した発明にあっては、画素
周辺の輝度のバラ付きを押さえるための絶縁膜が無いの
で、有機エレクトロルミネッセンス表示装置の製造工程
の簡略化を可能にして、歩留まりの向上及び製造コスト
を削減することができる。
【0044】また、本発明有機エレクトロルミネッセン
ス表示装置の製造方法は、帯状に複数配列された透明の
第1の電極上に設けられた有機層と第1の電極と対向し
た第2の電極とを有する多数の有機エレクトロルミネッ
センス素子から成る有機エレクトロルミネッセンス表示
装置の製造方法であって、第2の電極をそれぞれ、大き
さが第1の電極の幅よりも小さく、且つ、他の第2の電
極から独立して設けると共に、第2の電極の一部を露出
させるための窓を有する保護膜を、第1の電極、有機層
及び第2の電極を覆うように積層した後に、上記窓から
露出した第2の電極同士を第1の電極の長手方向と直交
する方向において電気的に接続する配線を形成するよう
にしたので、第2の電極の大きさを透明電極の幅よりも
小さくすることによって、SiO2絶縁膜を廃止することが
できる。
【0045】更に、本発明有機エレクトロルミネッセン
ス表示装置の製造方法の別のものは、帯状に複数配列さ
れた透明の第1の電極上に設けられた有機層と第1の電
極と対向した第2の電極とを有する多数の有機エレクト
ロルミネッセンス素子から成る有機エレクトロルミネッ
センス表示装置の製造方法であって、窓を有する保護膜
を第1の電極及び有機層を覆うように積層し、保護膜の
窓から露出した有機層上に、大きさが透明電極の幅より
も小さく、且つ、それぞれ型の第2の電極とは独立した
第2電極と、第2電極同士を第1電極の長手方向と直交
する方向において電気的に接続する配線とを同時に形成
するようにしたので、第2の電極の大きさを透明電極の
幅よりも小さくすることによって、SiO2絶縁膜を廃止す
ることができる。
【0046】請求項4及び請求項8に記載した発明にあ
っては、画素周辺の輝度のバラ付きを押さえるための絶
縁膜を不要としたので、有機エレクトロルミネッセンス
表示装置の製造工程の簡略化を可能にして、歩留まりの
向上及び製造コストを削減することができる。
【0047】請求項5、請求項6、請求項9及び請求項
10に記載した発明にあっては、第2電極同士を電気的
に接続する配線を形成する時に、同時に適宜な電子部品
との電気的接続も行うようにしたので、有機エレクトロ
ルミネッセンス表示装置の製造工程を更に簡略化するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2と共に、本発明有機エレクトロルミネッセ
ンス表示装置及びその製造装置の実施の形態を示すもの
であり、本図は拡大縦断面図である。
【図2】要部を拡大して示す図である。
【図3】図4と共に、図1及び図2に示す本発明有機エ
レクトロルミネッセンス表示装置及びその製造装置の実
施の形態の変形例を示すものであり、本図は拡大縦断面
図である。
【図4】要部を拡大して示す図である。
【図5】図6と共に、従来の有機エレクトロルミネッセ
ンス表示装置を示すものであり、本図は拡大縦断面図で
ある。
【図6】要部を拡大して示す図である。
【符号の説明】
1…有機エレクトロルミネッセンス表示装置、2…有機
エレクトロルミネッセンス素子、4…第1の電極、5…
第2の電極、6…有機層、7…保護膜、8…窓、10…
電子部品、1A…有機エレクトロルミネッセンス表示装
置、21…窓、22…第2の電極、23…電子部品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 良成 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 浅井 伸利 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 田上 成克 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 3K007 AB00 AB18 BA06 BB07 CA01 CB01 DA00 DB03 EB00 FA02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状に複数配列された透明の第1の電極
    上に設けられた有機層と上記第1の電極と対向した第2
    の電極とを有する多数の有機エレクトロルミネッセンス
    素子から成る有機エレクトロルミネッセンス表示装置で
    あって、 上記第2の電極はそれぞれ、大きさが第1の電極の幅よ
    りも小さく、且つ、他の第2の電極から独立して設けら
    れると共に、 第2の電極同士が第1の電極の長手方向と直交する方向
    において電気的に接続されていることを特徴とする有機
    エレクトロルミネッセンス表示装置。
  2. 【請求項2】 画素周辺の輝度のバラ付きを押さえるた
    めの絶縁膜が無いことを特徴とする請求項1に記載の有
    機エレクトロルミネッセンス表示装置。
  3. 【請求項3】 帯状に複数配列された透明の第1の電極
    上に設けられた有機層と上記第1の電極と対向した第2
    の電極とを有する多数の有機エレクトロルミネッセンス
    素子から成る有機エレクトロルミネッセンス表示装置の
    製造方法であって、 上記第2の電極をそれぞれ、大きさが第1の電極の幅よ
    りも小さく、且つ、他の第2の電極から独立して設ける
    と共に、 上記第2の電極の一部を露出させるための窓を有する保
    護膜を、第1の電極、有機層及び第2の電極を覆うよう
    に積層した後に、上記窓から露出した第2の電極同士を
    第1の電極の長手方向と直交する方向において電気的に
    接続する配線を形成するようにしたことを特徴とする有
    機エレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 画素周辺の輝度のバラ付きを押さえるた
    めの絶縁膜を不要としたことを特徴とする請求項3に記
    載の有機エレクトロルミネッセンス表示装置の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 第2電極同士を電気的に接続する配線を
    形成する時に、同時に適宜な電子部品との電気的接続も
    行うようにしたことを特徴とする請求項3に記載の有機
    エレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 第2電極同士を電気的に接続する配線を
    形成する時に、同時に適宜な電子部品との電気的接続も
    行うようにしたことを特徴とする請求項4に記載の有機
    エレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 帯状に複数配列された透明の第1の電極
    上に設けられた有機層と上記第1の電極と対向した第2
    の電極とを有する多数の有機エレクトロルミネッセンス
    素子から成る有機エレクトロルミネッセンス表示装置の
    製造方法であって、 窓を有する保護膜を第1の電極及び有機層を覆うように
    積層し、保護膜の窓から露出した有機層上に、大きさが
    透明電極の幅よりも小さく、且つ、それぞれ型の第2の
    電極とは独立した第2電極と、第2電極同士を第1電極
    の長手方向と直交する方向において電気的に接続する配
    線とを同時に形成するようにしたことを特徴とする有機
    エレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 画素周辺の輝度のバラ付きを押さえるた
    めの絶縁膜を不要としたことを特徴とする請求項7に記
    載の有機エレクトロルミネッセンス表示装置の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 第2電極と、第2電極同士を電気的に接
    続する配線とを同時に形成する時に、併せて、適宜な電
    子部品との電気的接続も行うようにしたことを特徴とす
    る請求項7に記載の有機エレクトロルミネッセンス表示
    装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 第2電極と、第2電極同士を電気的に
    接続する配線とを同時に形成する時に、併せて、適宜な
    電子部品との電気的接続も行うようにしたことを特徴と
    する請求項8に記載の有機エレクトロルミネッセンス表
    示装置の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009295498A (ja) * 2008-06-06 2009-12-17 Kaneka Corp 発光デバイス用電極とその製造方法
WO2011070680A1 (ja) * 2009-12-11 2011-06-16 パイオニア株式会社 有機elパネル及びその製造方法
CN106653807A (zh) * 2016-12-01 2017-05-10 齐鹏 贴片式oled显示单元器件、显示屏及其制作方法

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