JP2000167643A - 球形ムライト砂の再生方法 - Google Patents

球形ムライト砂の再生方法

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JP2000167643A
JP2000167643A JP10346398A JP34639898A JP2000167643A JP 2000167643 A JP2000167643 A JP 2000167643A JP 10346398 A JP10346398 A JP 10346398A JP 34639898 A JP34639898 A JP 34639898A JP 2000167643 A JP2000167643 A JP 2000167643A
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JP
Japan
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sand
spherical mullite
mullite sand
abrasive
spherical
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JP10346398A
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English (en)
Inventor
Eiji Yamaguchi
山口英二
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Sintokogio Ltd
Original Assignee
Sintokogio Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋳造後回収された球形ムライト砂を流動層式
乾燥機に掛けた後、粒子間摩擦式再生機に掛けて再生処
理するに当たって砂再生電力及び砂再生設備コストを低
減できる球形ムライト砂の再生方法を提供することを目
的とする。 【解決手段】鋳造後回収して乾燥させた球形ムライト砂
を粒子間摩擦式再生機に投入するに当たって、研磨剤と
して球形ムライト砂の粒径よりも小さい粒径のセラミッ
クス粉を乾燥球形ムライト砂に対して0.01〜10重
量%投入して再生処理すると共に粘結剤を強固に付着さ
せた研磨剤を高温加熱して付着粘結剤を燃焼除去させて
研磨剤を循環使用する球形ムライト砂の再生方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋳造後回収された
球形ムライト砂を流動層式乾燥機に掛けた後、粒子間摩
擦式再生機に投入して再生処理する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年自硬性鋳物砂、特にアルカリフェノ
ールや水ガラスを粘結剤とする自硬性鋳物砂として破壊
強度が高い球形ムライト砂を使用することが多くなって
きている。この球形ムライト砂は、再生処理して循環使
用されるが、自硬性鋳物砂として使用された球形ムライ
ト砂には粘結剤が強固に付着されているため流動層式乾
燥機に掛けて粘結剤を剥離し易い状態に乾燥させた後に
特開平7−88592号公報及び特開平7−25639
0号公報等により公知になっている粒子間摩擦式再生機
に掛けるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように鋳造後回
収した球形ムライト砂を粒子間摩擦式再生機に掛けた場
合、球形ムライト砂は砂粒子が球形で安息角が小さいた
めローラとロータ間の砂粒子相互に発生する摩擦力が小
さく、ロータ駆動電力を効率よく砂粒子の摩擦エネルギ
ーに変換することができなかった。このため球形ムライ
ト砂は、破砕強度が高いことから砂再生循環使用に有利
であるが再生電力、再生設備コストが高くなる問題があ
った。本発明は、上記の問題に鑑みて成されたもので、
鋳造後回収された球形ムライト砂を流動層式乾燥機に掛
けた後、粒子間摩擦式再生機に掛けて再生処理するに当
たって砂再生電力及び砂再生設備コストを低減できる球
形ムライト砂の再生方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明における球形ムライト砂の再生方法は、鋳造
後回収された球形ムライト砂を流動層式乾燥機に掛けて
乾燥球形ムライト砂にした後、粒子間摩擦式再生機に投
入して砂再生をする球形ムライト砂の再生方法であっ
て、前記粒子間摩擦式再生機へ乾燥球形ムライト砂を投
入すると同時に研磨剤として該球形ムライト砂の粒径よ
りも小さい粒径のセラミックス粉を該乾燥球形ムライト
砂に対して0.01〜10重量%投入して球形ムライト
砂の再生を促進させる工程と、前記粒子間摩擦式再生機
に掛けられて処理されたものから微粉を抜き出し分離し
た後球形ムライト再生砂と研磨剤とに分離させる工程
と、前記分離された研磨剤を流動層式ばい焼炉に掛けて
該研磨剤の表面に強固に付着された粘結剤を加熱燃焼さ
せる工程と、前記粘結剤を燃焼させた研磨剤をセパレー
タに掛けて燃焼物と研磨剤とに分離すると共に該燃焼物
を廃棄する一方該研磨剤を回収して前記粒子間摩擦式再
生機へ循環投入する工程と、からなることを特徴とする
ものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳しく説明する。鋳造を済ませて回収された球
形ムライト砂1が流動層式乾燥機2に掛けられて、表面
に強固に付着している粘結剤を剥離し易い状態の乾燥球
形ムライト砂3にする。この乾燥球形ムライト砂3を粒
子間摩擦式再生機4に連続定量投入する一方、粒子間摩
擦式再生機4には前記乾燥球形ムライト砂3の粒径より
も小さい粒径である100〜5μm(好ましくは70〜
5μm)のアルミナ、ムライト、あるいはアランダム質
のセラミックス粉で成る研磨剤5を該乾燥球形ムライト
砂3に対し0.01〜10重量%投入して乾燥球形ムラ
イト砂3の再生を促進させる。すなわち粒子表面が球形
ムライト砂のように球形にはなっていない研磨剤5を混
入することにより粒子間摩擦式再生機4のローラとロー
タ間の砂粒子相互に発生する摩擦力が大きくなり、粘結
剤の剥離効果が大きくなる。
【0006】次にこのようにして粒子間摩擦式再生機4
に掛けられて粘結剤を剥離された球形ムライト砂と研磨
剤5並びに剥離された粘結剤等が微粉抜き装置6に掛け
られて微粉が除かれ、元砂(球形ムライト砂)の状態に
再生された再生砂7にされて回収再使用される一方、残
りの研磨剤5及び剥離物(元砂の粒径よりも小さい粒
径)は流動層式ばい焼炉8(好ましくは300〜100
0℃の加熱温度)に掛けられて剥離物及び研磨剤5の表
面に強固に付着している粘結剤を加熱燃焼させる。この
際使用された燃焼廃熱は、前記流動層式乾燥機2の熱源
として利用することにより熱エネルギーを有効利用でき
る。
【0007】このようにして粘結剤を加熱燃焼させた研
磨剤と燃焼物は、セパレータ9に掛けられて5μm以下
の燃焼物と5μm以上の粒径の研磨剤に分離され、燃焼
物は廃棄10処分され、研磨剤は回収されて前記粒子間
摩擦式再生機4に投入される研磨剤5として循環使用さ
れる。なお前記セパレータ9は、軽量になった燃焼物と
重い研磨剤とに分離することから比重差を利用して分離
を行うサイクロン式セパレータが好適である。また前記
研磨剤5は、5μm以下の粒径では砂粒子相互に摩擦力
を増大させることが難しくなり、混入する割合が球形ム
ライト砂に対して0.01%以下では研磨効果が少な
く、また混入割合が10%を超えると球形ムライト砂の
再生量が少なくなり処理効率が低下する。
【0008】
【発明の効果】本発明は上記の説明から明らかなよう
に、乾燥させた球形ムライト砂を粒子間摩擦式再生機に
投入するに当たって研磨剤として該球形ムライト砂の粒
径よりも小さい粒径のセラミックス粉を乾燥球形ムライ
ト砂に対して0.01〜10重量%投入してローラとロ
ータ間の砂粒子相互に発生する摩擦力を大きくして効率
よく粘結剤を剥離させ、さらに粘結剤を強固に付着させ
た研磨剤を高温加熱して付着粘結剤を燃焼除去させて再
使用可能な状態にして循環利用するものであり砂再生電
力及び再生設備コストを低減できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の球形ムライト砂再生工程を示すフロー
チャート図である。
【符号の説明】
2 流動層式乾燥機 4 粒子間摩擦式再生機 5 研磨剤 8 流動層式ばい焼炉 9 セパレータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋳造後回収された球形ムライト砂を流動層
    式乾燥機に掛けて乾燥球形ムライト砂にした後、粒子間
    摩擦式再生機に投入して砂再生をする球形ムライト砂の
    再生方法であって、前記粒子間摩擦式再生機へ乾燥球形
    ムライト砂を投入すると同時に研磨剤として該球形ムラ
    イト砂の粒径よりも小さい粒径のセラミックス粉を該乾
    燥球形ムライト砂に対して0.01〜10重量%投入し
    て球形ムライト砂の再生を促進させる工程と、前記粒子
    間摩擦式再生機に掛けられて処理されたものから微粉を
    抜き出し分離した後球形ムライト再生砂と研磨剤とに分
    離させる工程と、前記分離された研磨剤を流動層式ばい
    焼炉に掛けて該研磨剤の表面に強固に付着された粘結剤
    を加熱燃焼させる工程と、前記粘結剤を燃焼させた研磨
    剤をセパレータに掛けて燃焼物と研磨剤とに分離すると
    共に該燃焼物を廃棄する一方該研磨剤を回収して前記粒
    子間摩擦式再生機へ循環投入する工程と、からなること
    を特徴とする球形ムライト砂の再生方法。
  2. 【請求項2】前記研磨剤が粒径70〜5μmのセラミッ
    クス粉であることを特徴とする請求項1記載の球形ムラ
    イト砂の再生方法。
  3. 【請求項3】前記流動層式ばい焼炉の加熱温度が300
    〜1000℃であることを特徴とする請求項1又は2記
    載の球形ムライト砂の再生方法。
  4. 【請求項4】 前記流動層式ばい焼炉の廃熱が前記流動
    層式乾燥機の熱源にされることを特徴とする請求項1、
    2又は3記載の球形ムライト砂の再生方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006247699A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Kao Corp 鋳物砂の製造方法

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JP2006247699A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Kao Corp 鋳物砂の製造方法
JP4679937B2 (ja) * 2005-03-10 2011-05-11 花王株式会社 鋳物砂の製造方法

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