JP2000167312A - 濾過槽 - Google Patents
濾過槽Info
- Publication number
- JP2000167312A JP2000167312A JP10346474A JP34647498A JP2000167312A JP 2000167312 A JP2000167312 A JP 2000167312A JP 10346474 A JP10346474 A JP 10346474A JP 34647498 A JP34647498 A JP 34647498A JP 2000167312 A JP2000167312 A JP 2000167312A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- water
- tank
- hollow
- filtration tank
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- Pending
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- Filtration Of Liquid (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、濁水を効率良く浄化し、かつ懸濁
物のみを沈降させる濾過槽を提供することを目的とする
ものである。 【解決手段】 本発明は、底部に沈降した懸濁物を適宜
排出するスクリュウコンベアー部２を設けた濾過槽本体
１内に、内部が中空状とされるフィルター部７を複数枚
架設せしめ、該フィルター部７を濁水に常時水没した状
態で各フィルター部７の中空内へ透過される浄化水のみ
を貯水槽１１に集水し、排水槽１０より排水する如き構
成とする。
物のみを沈降させる濾過槽を提供することを目的とする
ものである。 【解決手段】 本発明は、底部に沈降した懸濁物を適宜
排出するスクリュウコンベアー部２を設けた濾過槽本体
１内に、内部が中空状とされるフィルター部７を複数枚
架設せしめ、該フィルター部７を濁水に常時水没した状
態で各フィルター部７の中空内へ透過される浄化水のみ
を貯水槽１１に集水し、排水槽１０より排水する如き構
成とする。
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】本発明は、下排水や地下工事
などによる土壌を含んだ濁水を現場において濾過する濾
過槽に関するものである。
などによる土壌を含んだ濁水を現場において濾過する濾
過槽に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、下水道配管工事や河川改修工事に
よって排出される濁水の処理が問題となっている。特に
沖縄県では赤土等流出防止条例が公布されるなど、水の
濁りなどに対する規制がますます厳しくなっているのが
現状である。
よって排出される濁水の処理が問題となっている。特に
沖縄県では赤土等流出防止条例が公布されるなど、水の
濁りなどに対する規制がますます厳しくなっているのが
現状である。
【０００３】この水の濁りや色の原因である微細な懸濁
物質は主としてコロイド粒子であるが、コロイド粒子は
水中での沈降速度が非常に遅いという問題があるため
に、凝集剤を添加し攪拌することにより微細な懸濁物質
を凝集して水との分離を早める方法が採られている。
物質は主としてコロイド粒子であるが、コロイド粒子は
水中での沈降速度が非常に遅いという問題があるため
に、凝集剤を添加し攪拌することにより微細な懸濁物質
を凝集して水との分離を早める方法が採られている。
【０００４】ところで、濁水の処理工程として図８に示
すように、濁水貯水地ａから水中ポンプｂによって凝集
剤注入攪拌装置ｃに濁水ｄが吸引され、同凝集剤注入攪
拌装置ｃによって凝集剤を添加しながら攪拌して沈殿槽
ｅに送水されて、沈殿槽ｅにて汚濁を凝集沈殿させて清
水を放流するものである。
すように、濁水貯水地ａから水中ポンプｂによって凝集
剤注入攪拌装置ｃに濁水ｄが吸引され、同凝集剤注入攪
拌装置ｃによって凝集剤を添加しながら攪拌して沈殿槽
ｅに送水されて、沈殿槽ｅにて汚濁を凝集沈殿させて清
水を放流するものである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記処理
工程は大規模な工事、あるいは十分な設置場所のある場
合には有効であるが、小規模な工事、あるいは設置場所
が十分でない場合には沈殿槽の小型化および浄化の効率
化が必要となる問題がある。そこで本発明では上記問題
点を解消するために濁水を効率良く浄化し、かつ懸濁物
のみを沈降させる濾過槽を提供することを目的とするも
のである。
工程は大規模な工事、あるいは十分な設置場所のある場
合には有効であるが、小規模な工事、あるいは設置場所
が十分でない場合には沈殿槽の小型化および浄化の効率
化が必要となる問題がある。そこで本発明では上記問題
点を解消するために濁水を効率良く浄化し、かつ懸濁物
のみを沈降させる濾過槽を提供することを目的とするも
のである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は次の
如き構成の浄化槽によって達成できる。即ちその要旨は
底部に沈降した懸濁物を適宜排出する手段を設けた濾過
槽本体内に、内部が中空状とされるフィルター部を複数
枚架設せしめ、該フィルター部を濁水に常時水没した状
態で各フィルター部の中空内へ透過される浄化水のみを
集水し、排水する如き構成としたことを特徴とする濾過
槽である。なお上記フィルター部は、内部が中空状とさ
れた枠体部の内壁に所要数の通水穴が上記中空内部に連
通状に貫設され、更に該枠体部の一端側に排水口が設け
られると共に、上記枠体部内に補強用としてのヘチマロ
ンなどの合成樹脂繊維材を充填し、絨毯を利用した濾過
部材によって介装した構造とするものである。
如き構成の浄化槽によって達成できる。即ちその要旨は
底部に沈降した懸濁物を適宜排出する手段を設けた濾過
槽本体内に、内部が中空状とされるフィルター部を複数
枚架設せしめ、該フィルター部を濁水に常時水没した状
態で各フィルター部の中空内へ透過される浄化水のみを
集水し、排水する如き構成としたことを特徴とする濾過
槽である。なお上記フィルター部は、内部が中空状とさ
れた枠体部の内壁に所要数の通水穴が上記中空内部に連
通状に貫設され、更に該枠体部の一端側に排水口が設け
られると共に、上記枠体部内に補強用としてのヘチマロ
ンなどの合成樹脂繊維材を充填し、絨毯を利用した濾過
部材によって介装した構造とするものである。
【０００７】
【作用】本発明は図６および図７に示すように、注入さ
れる濁水Ｂによって濾過槽本体１内に水没した各フィル
ター部７は、濁水Ｂが濾過部材１５、１５を透水する際
に濁水Ｂに含まれる懸濁物Ｃのみが上記濾過部材１５、
１５表面に付着し、濾過された水Ｄはフィルター部７の
空間部Ａに流入して枠体部１２の内壁面の通水穴１３、
１３、・・より枠体部１２内を通り、排水口８、８より
貯水槽１１内へ排出される。
れる濁水Ｂによって濾過槽本体１内に水没した各フィル
ター部７は、濁水Ｂが濾過部材１５、１５を透水する際
に濁水Ｂに含まれる懸濁物Ｃのみが上記濾過部材１５、
１５表面に付着し、濾過された水Ｄはフィルター部７の
空間部Ａに流入して枠体部１２の内壁面の通水穴１３、
１３、・・より枠体部１２内を通り、排水口８、８より
貯水槽１１内へ排出される。
【０００８】そして貯水槽１１内に貯水される濾過水Ｄ
の水位は、仕切り板９によってフィルター部７高さより
やや高めに設定されているために、フィルター部７は常
に水没状態を維持できることになる。又濾過部材１５、
１５表面に付着した懸濁物Ｃは、その自重により剥離落
下してスクリュウーコンベアー部２によって排出される
ことになる。
の水位は、仕切り板９によってフィルター部７高さより
やや高めに設定されているために、フィルター部７は常
に水没状態を維持できることになる。又濾過部材１５、
１５表面に付着した懸濁物Ｃは、その自重により剥離落
下してスクリュウーコンベアー部２によって排出される
ことになる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を、その
実施例を示す図面を参酌しながら詳述する。図１〜図３
にそれぞれ示すように、濾過槽本体１は底部に沈降した
懸濁物を排出するスクリュウコンベアー部２が設けられ
る。
実施例を示す図面を参酌しながら詳述する。図１〜図３
にそれぞれ示すように、濾過槽本体１は底部に沈降した
懸濁物を排出するスクリュウコンベアー部２が設けられ
る。
【００１０】上記スクリュウコンベアー部２は、駆動モ
ーター３の駆動軸に装着したスプラケット４とスクリュ
ウコンベアー部２に装着されるスプラケット４とをチェ
ーン５によって連結することで駆動回転自在な機構と
し、スクリュウーコンベアー部２の排出端に設けられる
ボール弁部６によって適宜排出する機構とするものであ
る。
ーター３の駆動軸に装着したスプラケット４とスクリュ
ウコンベアー部２に装着されるスプラケット４とをチェ
ーン５によって連結することで駆動回転自在な機構と
し、スクリュウーコンベアー部２の排出端に設けられる
ボール弁部６によって適宜排出する機構とするものであ
る。
【００１１】次に上記スクリュウーコンベアー部２の上
方には一定間隔毎に配置されるフィルター部７、７、・
・を架設するものであり、同フィルター部７内で濾過さ
れた濁水を出水する排水口８、８が上記フィルター部７
の一端側に突設された構成とするものである。
方には一定間隔毎に配置されるフィルター部７、７、・
・を架設するものであり、同フィルター部７内で濾過さ
れた濁水を出水する排水口８、８が上記フィルター部７
の一端側に突設された構成とするものである。
【００１２】更に上記排水口８、８は、仕切り板９によ
って排水槽１０に連通状とされる貯水槽１１に連通され
た機構とするものである。この貯水槽１１の仕切り板９
高さはフィルター部７高さよりやや高位置とすることに
よりフィルター部７の水没状態を常に維持できる構成と
するものである。
って排水槽１０に連通状とされる貯水槽１１に連通され
た機構とするものである。この貯水槽１１の仕切り板９
高さはフィルター部７高さよりやや高位置とすることに
よりフィルター部７の水没状態を常に維持できる構成と
するものである。
【００１３】そして上記排水槽１０下部に排水弁１０ａ
が設けられ、同排水弁１０ａによって適宜上記フィルタ
ー部７によって濾過されたろ過水を排出する機構とする
ものである。
が設けられ、同排水弁１０ａによって適宜上記フィルタ
ー部７によって濾過されたろ過水を排出する機構とする
ものである。
【００１４】そこで上記フィルター部７の構造は図４に
示すように、内部が中空状とされる枠体部１２の内壁面
に一定間隔毎に通水穴１３、１３、・・が貫設される。
又上記排水口８、８は枠体部１２の中空内部と連通状と
されるために、上記通水穴１３より流れ込む水は枠体部
１２内を通り、排水口８、８より排出する機構とするも
のである。
示すように、内部が中空状とされる枠体部１２の内壁面
に一定間隔毎に通水穴１３、１３、・・が貫設される。
又上記排水口８、８は枠体部１２の中空内部と連通状と
されるために、上記通水穴１３より流れ込む水は枠体部
１２内を通り、排水口８、８より排出する機構とするも
のである。
【００１５】そして上記枠体部１２間にヘチマロンなど
の合成樹脂繊維材１４を充填して、絨毯などを利用した
濾過部材１５、１５によって枠体部１２を介装した構成
とするものである。上記合成樹脂繊維材１４は図５に示
すように、フィルター部７の濾過部材１５、１５が水圧
によって枠体部１２間の空間部Ａ側に凹んで浄化処理能
力の低下を防止する補強材である。
の合成樹脂繊維材１４を充填して、絨毯などを利用した
濾過部材１５、１５によって枠体部１２を介装した構成
とするものである。上記合成樹脂繊維材１４は図５に示
すように、フィルター部７の濾過部材１５、１５が水圧
によって枠体部１２間の空間部Ａ側に凹んで浄化処理能
力の低下を防止する補強材である。
【００１６】
【発明の効果】以上述べて来た如く本発明によれば、フ
ィルター部の枚数および濾過部材の表面積によって濾過
処理能力を調整することが可能となる。又濾過部材表面
に付着する懸濁物はその自重によって落下するために濾
過部材の透水能力を低下させることなく、連続的な濁水
の濾過排水を行うことができると共に、かつ沈降した懸
濁物との分離を容易にするものである。
ィルター部の枚数および濾過部材の表面積によって濾過
処理能力を調整することが可能となる。又濾過部材表面
に付着する懸濁物はその自重によって落下するために濾
過部材の透水能力を低下させることなく、連続的な濁水
の濾過排水を行うことができると共に、かつ沈降した懸
濁物との分離を容易にするものである。
【図１】本発明の平面説明図である。
【図２】本発明の側面説明図である。
【図３】本発明の正面断面説明図である。
【図４】本発明のフィルター部の構造を示す説明図であ
る。
る。
【図５】本発明のフィルター部の一部拡大断面説明図で
ある。
ある。
【図６】本発明の作用状態を示す説明図である。
【図７】本発明のフィルター部の透水状態を示す説明図
である。
である。
【図８】従来の濁水の処理工程を示す説明図である。
１ 濾過槽本体 ２ スクリュウコンベアー部 ７ フィルター部 ８ 排水口 ９ 仕切板 １０ 排水槽 １１ 貯水槽 １２ 枠体部 １３ 通水穴 １４ 合成樹脂繊維材 １５ 濾過部材
Claims (3)
- 【請求項１】 底部に沈降した懸濁物を適宜排出する手
段を設けた濾過槽本体内に、内部が中空状とされるフィ
ルター部を複数枚架設せしめ、該フィルター部を濁水に
常時水没した状態で各フィルター部の中空内へ透過され
る浄化水のみを集水し、排水する如き構成としたことを
特徴とする濾過槽。 - 【請求項２】 上記フィルター部は、内部が中空状とさ
れた枠体部の内壁に所要数の通水穴が上記中空内部に連
通状に貫設され、更に該枠体部の一端側に排水口が設け
られると共に、上記枠体部を濾過部材によって介装した
構造としたことを特徴とする請求項１記載の濾過槽。 - 【請求項３】 濾過部材との間に補強用としての合成樹
脂繊維材を充填したことを特徴とする請求項２記載の濾
過槽。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10346474A JP2000167312A (ja) | 1998-12-07 | 1998-12-07 | 濾過槽 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10346474A JP2000167312A (ja) | 1998-12-07 | 1998-12-07 | 濾過槽 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000167312A true JP2000167312A (ja) | 2000-06-20 |
Family
ID=18383676
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10346474A Pending JP2000167312A (ja) | 1998-12-07 | 1998-12-07 | 濾過槽 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000167312A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012125712A (ja) * | 2010-12-16 | 2012-07-05 | Mutsumi Shoji:Kk | 濾過ユニット、濾過装置及び濾過方法 |
| CN105797440A (zh) * | 2016-05-26 | 2016-07-27 | 范素琴 | 制药用沉淀装置 |
| CN105797441A (zh) * | 2016-05-26 | 2016-07-27 | 范素琴 | 一种制药沉淀装置 |
| CN105797442A (zh) * | 2016-05-26 | 2016-07-27 | 范素琴 | 制药用药液沉淀装置 |
-
1998
- 1998-12-07 JP JP10346474A patent/JP2000167312A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012125712A (ja) * | 2010-12-16 | 2012-07-05 | Mutsumi Shoji:Kk | 濾過ユニット、濾過装置及び濾過方法 |
| CN105797440A (zh) * | 2016-05-26 | 2016-07-27 | 范素琴 | 制药用沉淀装置 |
| CN105797441A (zh) * | 2016-05-26 | 2016-07-27 | 范素琴 | 一种制药沉淀装置 |
| CN105797442A (zh) * | 2016-05-26 | 2016-07-27 | 范素琴 | 制药用药液沉淀装置 |
| CN105797440B (zh) * | 2016-05-26 | 2017-11-14 | 赵宏 | 制药用沉淀装置 |
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