JP2000166353A - 乗用コンバインのエンジン停止装置 - Google Patents

乗用コンバインのエンジン停止装置

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JP2000166353A
JP2000166353A JP10349515A JP34951598A JP2000166353A JP 2000166353 A JP2000166353 A JP 2000166353A JP 10349515 A JP10349515 A JP 10349515A JP 34951598 A JP34951598 A JP 34951598A JP 2000166353 A JP2000166353 A JP 2000166353A
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engine
detection switch
plate
combine
switch
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Pending
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JP10349515A
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English (en)
Inventor
Tsugio Yamazaki
次男 山崎
Kanta Kusachi
寛太 草地
Masahiko Tadokoro
昌彦 田所
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Yanmar Agribusiness Co Ltd
Original Assignee
Seirei Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗用コンバインの搬送異常を、より早く感知
して詰まりによる損失を少なくするエンジン停止装置を
提供する。 【解決手段】 刈取り部(E)の搬送終端に設けた補助
搬送装置(B)に生じる詰まり異常を、狭扼ガイド棒
(1)の下手側に当接板(3)を設け、相対するフォル
ダー(17)側に検出スイッチ(5a)を装着した検出
装置と、脱穀部(A)のフィードチェン(2)と向合う
藁押え台(4)の前方に検出スイッチ(5b)を装着
し、相対する藁押え板(6)の先端はバネ板(7)を介
して異常時に上昇して該検出スイッチ(5b)を押上げ
て作動する検出装置であって、何れもバネで支持された
搬送体の変動が増幅される両端部分に設置されて、早期
に感知することでエンジンが停止をするようにした。尚
バネ板(7)の先を手動で押上げてもエンジンは同様に
停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用コンバインの
搬送経路の異常を検出するエンジン停止装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、刈取り部の搬送装置に発生する詰
まりの検出は、作動負荷が検出許容値以上になった時
に、関連装置を停止するものが特開昭55―13550
8号公報に開示されている。又、搬送回転体に安全ピン
を設けて高い負荷で切断して構成部品を保護するものが
あるが、何れも負荷の設定が難しく、低い場合は頻繁に
作動したり、反対に高い場合には、大量に巻付き破損を
招いたりして復帰に時間を要する欠点がある。しかも、
刈取り部から脱穀フィードチェンに受継ぐ詰まりについ
ては発生源が脱穀側にあって、刈取り搬送路の終端に設
けた検出部に、波及して感知するまでに時間差を生じる
欠点がある。
【0003】収穫作業では、圃場の隅部を手刈りしてコ
ンバインを侵入させてから作業を開始するので、手刈し
た穀稈を脱穀フィードチェンの供給口に噛込ませて処理
をする手扱作業がある。この手作業は危険を伴い不測の
事態を配慮して、チェンカバーにエンジン緊急停止スイ
ッチを単独で専用配線されたものがあるが、電気回路を
別途に設けたり、該チェンカバーの脱着をする整備点検
時には、配線の接続部も同時に外す問題点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】刈取り部の補助搬送装
置と、脱穀フィードチェン供給部の両方に生じる詰まり
異常を、支持部分から離間して作動量が増幅する装置の
先端部で感知するようにした詰まり防止と、手扱作業の
危険を防止する緊急停止の両機能を兼備した検出装置の
提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、脱穀部(A)
のフィードチェンに受継ぐ補助搬送装置(B)を設けた
コンバインであって、補助搬送チェンに係合する狭扼ガ
イド棒の下手側に当接板を設け、固定するフォルダー側
には検出装置を対設する手段を講じた。
【0006】脱穀部(A)のフィードチェンに相対して
狭持する藁押え台の先端部に検出スイッチを配設し、作
動量が増幅する狭持バネより離間した藁押え板の先端部
を感知してエンジンを停止する手段を講じた。
【0007】詰まり異常の自動検出スイッチに、藁押え
台に支着したバネ板を近設してチェンカバーよりも前方
に突出させて弾持し、手動用のエンジン停止スイッチに
する手段を講じた。
【0008】
【発明実施の形態】
【実施例】本発明によるエンジン停止装置の実施例図を
参照し説明すると、先ず、この乗用コンバインはクロー
ラ式走行装置を備えたシャーシフレーム上の左側に脱穀
部(A)を、右側にはエンジンと穀粒収納タンクを配設
し、該脱穀部(A)の前方には刈取り部(E)を設け
て、穀稈を刈取りながら揚上する穀稈搬送装置(C)に
よって、フィードチェンに受継がせ後方に移送し脱穀処
理をする形態のものであり、刈取り搬送の終端部には補
助搬送装置(B)を連設して穀稈の中途部を搬送し、稈
元側を稈長に応じて調整をする縦搬送装置で狭持するこ
とで、脱穀フィードチェンに供給し、後方の脱穀部
(A)に移行させるものである。
【0009】図1は、エンジン停止をする検出スイッチ
の配置を示す拡大正面図で、図2は、刈取り部(E)か
ら脱穀部(A)への搬送経路を示す機体前部の正面図で
あって、補助搬送チェン(16)に係合する狭扼ガイド
棒(1)を摺動自在に支着するフォルダー(17)の下
手側と、藁押え台(4)の前部のそれぞれに、詰まりを
感知する検出スイッチ(5a),(5b)を装着したも
のである。搬送経路の概要を「図2」により説明する
と、引起しタイン(25)で植立した穀稈を下部搬送
(26)で掻込み、刈刃(27)で刈取ったあと穂部側
を上部搬送(13)で支持しながら縦搬送(14)に移
送し、揚上する穀稈搬送装置(C)によってフィードチ
ェン(2)に受継ぐようになっているが、該縦搬送(1
4)は稈長に応じて矢印方向(イ)に調節されるから狭
持位置が変化して杆姿勢が安定しないので、上部搬送
(13)の終端部と、縦搬送(14)の間に補助搬送装
置(B)を配設して、穀稈を双方で狭持することでフィ
ードチェン(2)上に整然と受継ぐようにしたものであ
る。
【0010】一方、脱穀部(A)の供給口に装着した検
出スイッチ(5b)は、先端を楔型に開口する形状の藁
押え板(6)の異常上昇を感知して作動するものであっ
て、該藁押え板(6)は摺動軸(11)にバネ(15)
を介して藁押え台(4)に弾着するとともに、フィード
チェン(2)に相対して配置することで、搬送穀稈を狭
持し、稈量に応じて矢印方向(ニ)に上昇するようにし
たものである。又、検出スイッチ(5b)の感知は、バ
ネ(18)より離れ動きが増幅する藁押え板(6)の先
端が、バネ板(7)を介して押上げることで作動するよ
うにしてある。
【0011】更に、感知部に接近して併設したバネ板
(7)の基部を藁押え台(4)に固定し、他端をチェン
カバー(8)の前方に突出させて弾持し、手扱作業中の
不測の事態には手動で押上げて前述同様にエンジンを停
止することができるものである。
【0012】詰まりの異常上昇を増幅する狭持部材の先
端で感知するので、初期の詰まり現象でエンジンが停止
するようになり、部材の変形や破損事故を防ぎ、巻付き
等の除去も容易に行える。しかも、前方に突出するバネ
板(7)を手動で押上げて手扱作業の不測事態に備え、
緊急停止ができるので安全性が高まるとともに、バネ板
の先端部をカール曲加工や樹脂キャップで危険防止をす
るとなお良く、操作が一層し易くなって取扱い性が向上
する。又、検出スイッチ(5b)の配置は上下調節する
藁押え台(4)に同着されて連動するので、単独で作動
位置が変更できる取付け穴を別途に設けて調整するとな
お良い。
【0013】図3は、補助搬送装置(B)とフィードチ
ェン(2)の配置を示す平面図であって、補助搬送装置
(B)の構成は、補助搬送チェン(16)の作用側に狭
扼ガイド棒(1)が侵入側を楔型に開口して前部支持杆
(9)と後部支持杆(10)で、摺動自在にフォルダー
(17)に遊嵌させて圧縮バネ(18)で弾着するもの
であって、該狭扼ガイド棒(1)の下手側にはL字形の
当接板(3)を熔着して、フォルダー(17)の後部に
取付けた検出スイッチ(5a)と対向して装着されてい
るから、受継ぎ部(D)に詰まりが発生し搬送稈量が増
加すると矢印方向(ロ)に狭扼ガイド棒(1)が異常後
退することで、当接板(3)が検出スイッチ(5a)を
押す方向の鎖線(ハ)で示す位置に変位し、受継ぎ部
(D)の詰まり異常に最も近い補助搬送装置(B)の下
手側で早期に感知して、電気回路を遮断してエンジン停
止をするようにした。
【0014】図4は、狭扼ガイド棒と検出スイッチ部分
の側面図で、図5は狭扼ガイド棒が後退して検出スイッ
チが作動した状態を示す側面図であって、補助搬送チェ
ン(16)に係合する狭扼ガイド棒(1)には前、後部
支持杆(9)、(10)がかしめピン(19)で屈折自
在に支着されて、コ字形のフォルダー(17)に挿通し
圧縮バネ(20)と位置規制をする割ピン(21)で弾
着されて摺動するものである。該フォルダー(17)の
延設部には、検出スイッチ(5a)を狭扼ガイド棒
(1)の下手側に熔着した当接板(3)に向けて螺着し
てあり、図5に示すように異常後退して当接部(3)の
下面が感知部を押すことで、検出スイッチ(5a)が作
動し電気回路が遮断されてエンジンが停止するものであ
る。
【0015】刈取り部(E)から脱穀部(A)の受継ぎ
に発生する詰まりは、刈取り部(E)の終端に配設した
補助搬送装置(B)とフィードチェン(2)に噛込む狭
持体に異常昇降や異常後退を生じるので、受継ぎ部
(D)に最も近い狭扼ガイド棒(1)の下手側に検知ス
イッチ(5a)を配設することで、補助搬送装置(B)
自体の詰まり異常と、該フィードチェン(2)側から発
生する両方の異常を、変動が増幅する狭持部材である狭
扼ガイド棒(1)の下手側で早期に感知することによっ
て、穀稈の狭持通路を迂回する該狭扼ガイド棒(1)の
支持剛性と、受継ぎ部(D)周辺の構成部品を保護する
ものである。
【0016】図6は、脱穀部(A)の藁押え台部分の側
面図であって、脱穀枠(22)に受板(23)で固定さ
れた藁押え台(4)の中心部に、検出スイッチ(5)と
バネ板(7)を重合させて、藁押え板(6)の上昇を直
下で感知する垂直の荷重方向とすることで摺動が円滑に
なり、しかもチェンカバー(8)が外方向から覆い、脱
着開閉が単独に行えるようにした。尚(24)は燃料を
カットする制御装置に接続するリード線である。
【0017】
【発明の効果】補助搬送装置の狭扼ガイド棒の下手側に
検出スイッチを設けることによって、フィードチェン受
継ぎ部に隣接した配置となり、しかも詰まりによる変動
が増幅された部所で早期に感知する構成になったので、
破損や変形を未然に防止することができた。又、脱穀部
側の藁押え台前部に検出スイッチを設け、藁押え板の変
動が増幅される先端で詰まりを感知する機能と、チェン
カバーより突出したバネ板を、該検出スイッチに近設す
ることによって、手動でエンジンを緊急に停止させる手
動機能と兼用のスイッチで行えるので構造が簡素化し安
全性も充実した。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジン停止をさせる検出スイッチの配置を示
す拡大正面図である。
【図2】刈取り部から脱穀部への搬送経路を示す機体前
部分の正面図である。
【図3】補助搬送装置とフィードチェンの配置を示す平
面図である。
【図4】検出スイッチと狭扼ガイド棒部分の側面図であ
る。
【図5】検出スイッチの作動状態を示す側面図である。
【図6】脱穀部に装着した検出スイッチ部分の側面図で
ある。
【符号の説明】
A..脱穀部 B..補助搬送装置
C..穀稈搬送装置 D..受継ぎ部 E..刈取り部 1..狭扼ガイド棒 2..フィードチェン
3..当接板 4..藁押え台 5..検出スイッチ
6..藁押え板 7..バネ板 8..チェンカバー
9..前部支持杆 10..後部支持杆 11..摺動軸 1
2..シャーシフレーム 13..上部搬送 14..縦搬送 1
5..バネ 16..補助搬送チェン 17..フォルダー 1
8..取付板 19..かしめピン 20..圧縮バネ 2
1..割ピン 22..脱穀枠 23..受板 2
4..リード線 25..タイン 26..下部搬送 2
7..刈刃 矢印イ..縦搬送の調節方向 矢印ロ..狭扼ガイド棒の下降する方向 矢印ニ..藁押え板の上昇する方向 鎖線ハ..狭扼ガイド棒の下降した状態

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗用コンバインに搭載する脱穀部(A)
    のフィードチェン(2)に受継ぐ補助搬送装置(B)を
    設けた乗用コンバインにあって、補助搬送チェン(1
    6)に係合する狭扼ガイド棒(1)の後部支持杆(1
    0)より離間した下手側に当接板(3)を配設するとと
    もに、摺動自在に支着するフォルダー(17)に検出ス
    イッチ(5a)を対設して、該狭扼ガイド棒(1)の異
    常後退を感知することで、電気回路が遮断されるように
    したことを特徴とする乗用コンバインのエンジン停止装
    置。
  2. 【請求項2】 乗用コンバインに搭載する脱穀部(A)
    の穀稈搬送装置において、フィードチェン(2)に相対
    して狭持する藁押え台(4)の前方に検出スイッチ(5
    b)を配設し、変動量が増幅される藁押え板(6)の先
    端部で異常上昇を感知して、エンジン停止回路を非通電
    にして停止さすことを特徴とする乗用コンバインのエン
    ジン停止装置。
  3. 【請求項3】 藁押え台(4)に支着したバネ板(7)
    を検出スイッチ(5b)に近設してチェンカバー(8)
    よりも前方に突出させ、弾持した前記バネ板(7)を手
    動用のエンジン停止スイッチと兼用にしたことを特徴と
    する請求項2に記載の乗用コンバインのエンジン停止装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008161067A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Iseki & Co Ltd コンバイン
CN104350876A (zh) * 2014-11-12 2015-02-18 重庆五谷通用设备有限公司 一种水稻联合收割机脱粒压草机构

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