JP2000165970A - 建物開口部用開閉装置の無線遠隔操作システム、アンテナユニット及び開閉体制御ユニット - Google Patents

建物開口部用開閉装置の無線遠隔操作システム、アンテナユニット及び開閉体制御ユニット

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JP2000165970A
JP2000165970A JP10332627A JP33262798A JP2000165970A JP 2000165970 A JP2000165970 A JP 2000165970A JP 10332627 A JP10332627 A JP 10332627A JP 33262798 A JP33262798 A JP 33262798A JP 2000165970 A JP2000165970 A JP 2000165970A
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opening
signal
unit
antenna
closing
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JP10332627A
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English (en)
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Kuniharu Takai
邦治 高井
Yukihiko Sasaki
幸彦 佐々木
Kazuo Kikutani
一夫 菊谷
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Bunka Shutter Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工時間が従来より短い、システム構成が簡
単なしかも受信感度を良好にし得る建物開口部用開閉装
置の無線遠隔操作システムを提供する。 【解決手段】 本発明は、開閉体の開閉を指示する原送
信信号を変調した無線送信信号を送信機が空間に放射
し、その無線送信信号を受信処理して開閉体を駆動する
建物開口部用開閉装置の無線遠隔操作システムに関す
る。そして、無線送信信号を捕捉して電気信号に変換す
る受信アンテナと、この受信アンテナからの電気信号を
復調処理して原送信信号(復調信号)を得る復調手段と
を一体的に有するアンテナユニットを備える。また、入
力された復調信号を解読して開閉体駆動信号を出力する
制御手段と、開閉体駆動信号に応じて開閉体の駆動機構
を駆動させる開閉体駆動回路とを有する開閉体制御ユニ
ットを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建物開口部用開閉装
置の無線遠隔操作システム、アンテナユニット及び開閉
体制御ユニットに関し、例えば、シャッター、ドア、
窓、オーバーヘッドドアなどの無線遠隔操作システム
(リモコンシステム)などに適用し得るものである。
【0002】
【従来の技術】開閉体の開閉をリモコン送信機を用いて
指示できるようにした建物開口部用開閉装置も多く提案
されている。例えば、ガレージ用シャッターにおいて
は、ユーザが車両から降りることなくシャッターの開閉
を実行できることが便利であり、リモコンシステムが適
用されることも多い。
【0003】このようなシャッター用のリモコンシステ
ムでは、シャッター近傍の壁面や、シャッターの収納ボ
ックスの前面又は下面に、アンテナ取付具によって受信
アンテナが取り付けられ、リモコン送信機からの電波を
捕捉する。
【0004】図6は、従来のリモコンシステムの構成を
示すブロック図である。上述したようなリモコン送信機
10からの電波を受信アンテナ11が捕捉して変換した
電気信号(例えば、ASK変調信号やFSK変調信号な
ど)は、受信アンテナ11の基端から延出されていると
共に、その先端にコネクタを有する例えば3m〜8m程
度の同軸ケーブル12を介して、受信ユニット13に与
えられる。なお、従来では、受信アンテナ11及び同軸
ケーブル12がアンテナユニットを構成している。
【0005】受信ユニット13は、復調部14、受信制
御部15及び電源部16を有する。電源部16は、例え
ば商用電源から、復調部14や受信制御部15へ供給す
る動作電圧を形成するものである。受信アンテナ11側
からの電気信号は、受信ユニット13においては復調部
14に入力され、この復調部14によって復調されて得
られた、リモコン送信機10が送信しようとした原送信
信号(復調信号)は受信制御部15に与えられる。受信
制御部15は、復調信号を解読して、シャッターの開、
閉又は停止を指示する開閉制御信号を形成して、両端共
にコネクタを有するケーブル17を介して、シャッター
制御ユニット18に与える。なお、受信制御部15は、
復調信号がに送信機識別情報を含むものであれば、その
リモコン送信機10が当該シャッターに対する指示を出
せるものであるか否かの確認も行う。
【0006】シャッター制御ユニット18は、シャッタ
ー制御部19、モータ駆動回路20及び電源部21を有
する。電源部21は、例えば商用電源から、シャッター
制御部19やモータ駆動回路20へ供給する動作電圧を
形成するものである。シャッター制御ユニット18にお
いて、受信ユニット13からの開閉制御信号は、シャッ
ター制御部19に与えられ、シャッター制御部19は、
その開閉制御信号の内容(開、閉又は停止)に基づい
て、シャッターの開、閉又は停止を実現させるモータ駆
動信号を形成する。そして、モータ駆動回路20は、そ
のモータ駆動信号に応じて、図示しないモータに対して
所望の動作(正回転、逆回転、回転停止など)を実行さ
せる。
【0007】図7は、以上のような構成の従来のリモコ
ンシステムの各ユニットの外観などを示すものである。
図7において、シャッター制御ユニット18はモータな
どと共に、細長い筐体22に収容されている。受信ユニ
ット13は、これ単体が箱形状をなしており、シャッタ
ー近傍の壁面などにも取り付けられる構成を有してい
る。図6では省略しているが、受信ユニット13は、
開、閉、停止のいずれかが指示されたときにそれを確認
させるための発光素子(LED)を備えており、一般的
には、シャッターの収納ボックスの外部に設置される。
この例では、受信アンテナ11はポールアンテナになっ
ている。
【0008】そして、上述したように、受信アンテナ1
1及び受信ユニット13間は同軸ケーブル12で接続さ
れ、受信ユニット13及びシャッター制御ユニット18
間はケーブル17によって接続されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
リモコンシステムは、以下のような種々の課題を有する
ものであった。
【0010】以上のように、従来のリモコンシステムの
場合、シャッター制御ユニット18をリモコンシステム
の要素として捉えた場合、受信アンテナ11及び受信ユ
ニット13間を同軸ケーブル12で接続し、受信ユニッ
ト13及びシャッター制御ユニット18間をケーブル1
7で接続するので、その配線作業やコネクタ接続作業に
かなりの時間を要すると共に、リモコンシステム全体で
見た場合、ケーブルの敷設量も長くなる。
【0011】また、受信アンテナ11及び受信ユニット
13間では単に同軸ケーブル12を介して復調前の無線
周波数帯の高周波信号を伝送しているため、同軸ケーブ
ル12が長くなればなるほど受信感度(受信可能距離)
が劣化するという課題もあった。
【0012】さらに、従来のリモコンシステムの場合、
受信ユニット13とシャッター制御ユニット18とがそ
れぞれ、電源部16及び21を有する構成であったた
め、システム全体として見た場合、無駄があるというこ
とができる。
【0013】上述したいくつかの課題は、受信ユニット
13とシャッター制御ユニット18とを融合することで
解決できるものである。
【0014】しかしながら、シャッターの場合、開閉操
作スイッチからの操作信号を有線でシャッター制御ユニ
ット18に与える構成を基本とし、リモコンシステムは
それに加える又は置き換えるオプションとして提供され
ることが多く、受信ユニット13とシャッター制御ユニ
ット18とを予め融合して形成した場合には、リモコン
システムが適用されない場合に、その融合ユニットにお
ける無駄な機能が多くなり過ぎてしまう。
【0015】上述したような種々の課題は、シャッター
用だけでなく、ドア、窓、オーバーヘッドドアなどの他
の建物開口部用開閉装置のリモコンシステムにも同様に
生じている。
【0016】本発明は、以上の点を考慮してなされたも
のであり、施工時間が従来より短い、システム構成が簡
単な、しかも受信感度を良好にし得る建物開口部用開閉
装置の無線遠隔操作システムを提供しようとするもので
ある。また、そのようなシステムに適用して好適なアン
テナユニットや開閉体制御ユニットを提供しようとする
ものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、第1の本発明は、開閉体の開閉を指示する原送信信
号を変調した無線送信信号を送信機が空間に放射し、そ
の無線送信信号を受信処理して開閉体を駆動して建物開
口部を開閉する建物開口部用開閉装置の無線遠隔操作シ
ステムにおいて、以下のユニットを備えることを特徴と
する。
【0018】すなわち、(1)無線送信信号を捕捉して
電気信号に変換する受信アンテナと、この受信アンテナ
からの電気信号を復調処理して上記原送信信号に対応し
た復調信号を得て出力する復調手段とを一体的に有する
アンテナユニットと、(2)入力された復調信号を解読
して開閉体駆動信号を出力する制御手段と、上記開閉体
駆動信号に応じて開閉体の駆動機構を駆動させる開閉体
駆動回路とを有する開閉体制御ユニットとを備えること
を特徴とする。
【0019】また、第2の本発明は、開閉体の開閉を指
示する原送信信号を変調した無線送信信号を送信機が空
間に放射し、その無線送信信号を受信処理して開閉体を
駆動して建物開口部を開閉する建物開口部用開閉装置の
無線遠隔操作システムにおけるアンテナユニットであっ
て、上記無線送信信号を捕捉して電気信号に変換する受
信アンテナと、この受信アンテナからの電気信号を復調
処理して上記原送信信号に対応した復調信号を得てケー
ブルに出力する復調手段とを一体的に有することを特徴
とする。
【0020】さらに、第3の本発明は、開閉体の開閉を
指示する原送信信号を変調した無線送信信号を送信機が
空間に放射し、その無線送信信号を受信処理して開閉体
を駆動して建物開口部を開閉する建物開口部用開閉装置
の無線遠隔操作システムにおける開閉体制御ユニットで
あって、上記無線送信信号を受信処理して得られた復調
信号が外部から入力されて、その復調信号を解読して開
閉体駆動信号を出力する制御手段と、上記開閉体駆動信
号に応じて上記開閉体の駆動機構を駆動させる開閉体駆
動回路とを有することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】(A)第1の実施形態 以下、本発明による建物開口部用開閉装置の無線遠隔操
作システム、アンテナユニット及び開閉体制御ユニット
を、シャッターのリモコンシステムに適用した第1の実
施形態を図面を参照しながら詳述する。
【0022】ここで、図1が第1の実施形態のリモコン
システムの全体構成を示すブロック図であり、図2が第
1の実施形態のリモコンシステムの外観構成などを示す
概略斜視図である。
【0023】図1において、第1の実施形態のリモコン
システムは、リモコン送信機30、アンテナユニット3
1及びシャッター制御ユニット32から構成されてい
る。
【0024】リモコン送信機30は、従来と同様なもの
であるが、詳細には、キー操作部33、送信制御部3
4、変調部35、電池36及び送信アンテナ37から構
成されている。
【0025】電池36は、キー操作部33、送信制御部
34及び変調部35に対する動作電圧を供給するもので
ある。キー操作部33は、ユーザの操作に応じて、シャ
ッターの開、閉又は停止の指示信号を送信制御部34に
与えるものである。送信制御部34は、開、閉又は停止
の指示信号を受けて原送信信号(例えばシリアル送信デ
ータ)を組み立てて変調部35に与えるものである。送
信制御部34は、例えば、当該リモコン送信機30を規
定する送信機識別データと、開、閉又は停止を表すデー
タパターンとをつなげた単位送信データを複数回(例え
ば5回)連続させた原送信信号を形成する。変調部35
は、このような原送信信号(送信データ)を変調して無
線周波数帯(例えば315MHz)の信号(無線送信信
号)にし、送信アンテナ37から空間に放射させるもの
である。変調部35には、必要に応じて、バンドパスフ
ィルタや電力増幅器が内蔵されている。送信アンテナ3
7は、リモコン送信機30を構成する筐体内部に設けら
れることが多い。
【0026】なお、原送信信号(送信データ)の変調方
式は任意であるが、例えば、ASK変調方式やFSK変
調方式を適用し得る。
【0027】このようなリモコン送信機30からの放射
電波(無線送信信号)がアンテナユニット31に到達す
る。
【0028】アンテナユニット31は、電気的構成とし
ては、受信アンテナ38、復調部39及び発光素子40
からなる。受信アンテナ38は、リモコン送信機30か
らの放射電波を捕捉し、電気信号に変換するものであ
る。 復調部39は、受信アンテナ38からの電気信号
に対して復調処理し、リモコン送信機30が送信しよう
とした原送信信号(復調信号)を得るものである。この
ようにして得られた復調信号は、ケーブル41内の復調
信号伝送ライン41aを介してシャッター制御ユニット
32に与えられる。また、復調部39は、復調信号(復
調データ)のレベルに基づいて、リモコン送信機30か
らの有効な電波の存在を監視しており、有効な電波の存
在を確認したときに発光素子40を点灯して電波を捕捉
したことをユーザに報知するものである。なお、発光素
子40を省略しても良い。また、復調部39には、必要
に応じて、無線周波数帯を通過帯域とするバンドパスフ
ィルタや前置増幅器や復調信号の帯域を通過帯域とする
ローパスフィルタが含まれる。
【0029】ここで、このアンテナユニット31は、商
用電源から動作電圧を得る電源部や、動作電圧を供給す
る電池を内蔵せず、復調部39が処理する際に必要な動
作電圧は、シャッター制御ユニット32側から供給され
るようになされている。アンテナユニット31及びシャ
ッター制御ユニット32間を接続するケーブル41は、
復調信号伝送ライン41aに加えて、動作電圧供給ライ
ン41bを有し、この動作電圧供給ライン41bを介し
て、復調部39が利用する動作電圧が、シャッター制御
ユニット32側から供給されるようになされている。ケ
ーブル41は、図1では省略しているが、厳密にはアー
スラインも備え、このアースラインは、復調信号伝送ラ
イン41a及び動作電圧供給ライン41bに対して共通
なグラウンド電位を規定するものである。
【0030】アンテナユニット31は、外観的には、図
2に示すようになっている。この第1の実施形態の場
合、受信アンテナ38は例えば20cm程度のポールア
ンテナとなっており、その基端部分は、絶縁体でなる取
付部材50に固定されている。取付部材50は、例え
ば、シャッター近傍の壁面などに設けられている図示し
ない取付具に係合するものである。取付部材50には、
幅2cm、高さ5cm、奥行1cm程度の筐体51が固
定されている。この筐体51内に、復調部39を構成し
ている電気回路(例えば、プリント配線基板)が内蔵さ
れており、受信アンテナ38の基端部分は取付部材50
内に延びており、その基端部分から横方向に延びている
リード部材が復調部39を構成している電気回路(例え
ば、プリント配線基板)に直接接続されている。筐体5
1の下面から上述したケーブル41が延出されている。
【0031】この第1の実施形態の場合、シャッター制
御ユニット32は、制御部42、モータ駆動回路43及
び電源部44を有する。電源部44は、例えば商用電源
から、制御部42やモータ駆動回路43へ供給する動作
電圧、及び、アンテナユニット31内の復調部39へ供
給する動作電圧を形成するものである。
【0032】シャッター制御ユニット32において、ア
ンテナユニット31からの復調信号(復調データ)は、
制御部42に与えられる。制御部42は、復調データを
解読して、送信元のリモコン送信機30が当該シャッタ
ーに対する指示を出せるものであるか確認をした後、指
示されているシャッターの動作内容、すなわち、シャッ
ターの開、閉又は停止を認識すると共に、その認識内容
(開、閉又は停止)に基づいて、シャッターの開、閉又
は停止を実現させるモータ駆動信号を形成する。モータ
駆動回路43は、そのモータ駆動信号に応じて、図示し
ないモータに対して所望の動作(正回転、逆回転、回転
停止など)を実行させる。なお、制御部42は、リモコ
ン送信機30からの指示内容が、現状のシャッター状態
と矛盾する場合には(例えば、シャッターの開状態にお
いて開動作が指示されたような場合には)、その指示内
容を無視する。
【0033】以上、制御部42についてリモコンシステ
ムとの関係から機能を簡単に説明したが、シャッターの
動作中における位置検出や障害物検出などの検出処理
や、それに応じた処理なども当然に制御するものであ
る。
【0034】以上から明らかなように、第1の実施形態
の制御部42は、上述した従来のリモコンシステムにお
ける受信ユニット13の受信制御部15と、シャッター
制御ユニット18のシャッター制御部19との両者の制
御を行うものである。
【0035】第1の実施形態のシャッター制御ユニット
32も、図2に示すように、従来と同様、モータなどと
共に細長い筐体53に収容されている。
【0036】以上の構成を有する第1の実施形態のリモ
コンシステムにおいて、ユーザが、リモコン送信機30
のキー操作部33におけるシャッターの開、閉又は停止
の指示キーを操作すると、キー操作部33から、ユーザ
の操作に応じてキー操作信号が送信制御部34に与えら
れる。このとき、送信制御部34は、開、閉又は停止の
キー操作信号を受けて原送信信号(例えばシリアル送信
データ)を組み立てて変調部35に与え、変調部35
は、このような原送信信号を変調して無線周波数帯の信
号(無線送信信号)にし、送信アンテナ37から空間に
放射させる。
【0037】このようなリモコン送信機30からの放射
電波(無線送信信号)が受信アンテナ38で捕捉されて
電気信号に変換され、復調部39によって、その電気信
号が復調され、リモコン送信機30が送信しようとした
原送信信号(復調信号)が復調される。このようにして
得られた復調信号は、ケーブル41内の復調信号伝送ラ
イン41aを介してシャッター制御ユニット32に与え
られる。
【0038】シャッター制御ユニット32においては、
アンテナユニット31からの復調信号(復調データ)を
制御部42が解読し、送信元のリモコン送信機30が当
該シャッターに対する指示を出せるものであるかを確認
した後、指示されているシャッターの動作内容、すなわ
ち、シャッターの開、閉又は停止を認識すると共に、そ
の認識内容(開、閉又は停止)に基づいて、シャッター
の開、閉又は停止を実現させるモータ駆動信号を形成す
る。そして、モータ駆動回路43が、そのモータ駆動信
号に応じて、図示しないモータに対して所望の動作(正
回転、逆回転、回転停止など)を実行させる。その結
果、シャッター開閉体は、指示された動作、すなわち、
開、閉又は停止を行う。
【0039】上記第1の実施形態によれば、復調部39
をアンテナユニット31に搭載し、アンテナユニット3
1をケーブル41を介して、シャッター制御ユニット3
2に直接接続する構成としたので、リモコンシステムを
構築する上で必要なケーブルが1本で済み、その配線作
業やコネクタ接続作業を簡単な短時間でできるものにし
得る。また、リモコンシステム全体で見た場合、ケーブ
ルの敷設量を短くできる。
【0040】また、第1の実施形態によれば、無線周波
数帯の電気信号自体がケーブルを流れることがなく、復
調信号がケーブル41を流れるので、アンテナユニット
31及びシャッター制御ユニット32間のケーブル41
が多少長くなっても十分な受信感度(受信可能距離)を
確保することができる。
【0041】さらに、第1の実施形態によれば、アンテ
ナユニット31にはシャッター制御ユニット32から動
作電圧が供給される構成としたので、リモコンシステム
として必要な電源部は1個だけで良く、システム全体と
して見た場合の構成を簡単なものにすることができる。
【0042】さらにまた、第1の実施形態によれば、ア
ンテナユニット31がリモコン送信機30からの電波を
捕捉したことを点灯で示す発光素子40を備えるので、
ユーザはリモコン操作が受け付けられたことを確認でき
る。なお、従来の受信ユニットでは、復調信号の解読機
能を備えているため、開、停止、閉を認識してそれに対
応した発光素子を点灯するようなことも行われている
が、開、停止、閉はユーザが操作したことであるのでそ
こまでの情報を点灯で視認させる必要性に乏しく、ま
た、リモコン送信機と受信ユニット間の距離が遠い場合
には、開、停止、閉のどの発光素子が点灯しているかを
確認できず、むしろリモコン操作が受け付けられたこと
を視認させれば十分である。 (B)第2の実施形態 次に、本発明による建物開口部用開閉装置の無線遠隔操
作システム、アンテナユニット及び開閉体制御ユニット
を、シャッターのリモコンシステムに適用した第2の実
施形態を図面を参照しながら詳述する。
【0043】この第2の実施形態のリモコンシステム
は、1個のリモコン送信機によって、複数のシャッター
の開閉制御を実行できるものである。ここで、図3が第
2の実施形態のリモコンシステムの構成を示すブロック
図であり、上述した第1の実施形態に係る図1との同
一、対応部分には同一、対応符号を付して示している。
【0044】第2の実施形態のリモコンシステムのリモ
コン送信機30も、詳細な図示は省略しているが(図1
参照)、キー操作部33、送信制御部34、変調部3
5、電池36及び送信アンテナ37から構成されてい
る。しかしながら、キー操作部33及び送信制御部34
の機能が第1の実施形態のものと多少異なっており、以
下、相違点を説明する。
【0045】第2の実施形態の場合、キー操作部33に
は、動作の制御対象のシャッターを指示するためのキー
も設けられている。例えば、各シャッターを規定する個
別のキーであっても良く、また、シャッターを規定する
番号入力がその後にあることを表すキーと、番号入力に
係るテンキーとであっても良い。また、制御対象の全て
のシャッターに対する動作を同時に指示することを表す
キーを含んでいても良い。
【0046】第2の実施形態の送信制御部34は、シャ
ッター規定信号、及び、開、閉又は停止の指示信号を受
けて原送信信号(シリアル送信データ)を組み立てて変
調部35に与えるものである。具体的には、送信制御部
34は、例えば、当該リモコン送信機30を規定する送
信機識別データと、動作制御対象のシャッターを規定す
るデータ(全シャッターを対象とするデータを含むこと
もある)、開、閉又は停止を表すデータパターンとをつ
なげた単位送信データを複数回(例えば5回)連続させ
た原送信信号を形成する。
【0047】このような原送信信号が変調部35で変調
された後、送信アンテナ37から空間に放射される。
【0048】この第2の実施形態において、アンテナユ
ニット31は、第1の実施形態のものと同様であり、そ
の詳細な説明は省略する。
【0049】第2の実施形態においては、全N個のシャ
ッター60−1、60−2、…、60−Nのそれぞれに
対応したシャッター制御ユニット32−1、32−2、
…、32−Nを有する。なお、図3では、そのうちの2
個のシャッター制御ユニット32−1、32−2だけを
示している。
【0050】アンテナユニット31及びN個のシャッタ
ー制御ユニット32−1〜32−Nの接続は、復調信号
の伝送面からは、ケーブル41、46−1、…、46−
(N−1)を介したいもづる接続(デジーチェーン接
続)になっている。
【0051】各シャッター制御ユニット32−i(iは
1〜Nのいずれか)は同一構成を有する。第2の実施形
態のシャッター制御ユニット32−iは、制御部42−
i、モータ駆動回路43−i及び電源部44−iに加え
て、復調信号転送部45−iを有する。
【0052】電源部44−iは、例えば商用電源から、
制御部42−iやモータ駆動回路43−iへ供給する動
作電圧を形成するものである。また、電源部44−i
は、いもづる接続上で1個前のアンテナユニット31又
はシャッター制御ユニット32−(i−1)へ供給する
動作電圧を形成するものである。なお、アンテナユニッ
ト31は、上述したように、電源部44−1からの動作
電圧を復調部39が利用する。シャッター制御ユニット
32−(i−1)は、電源部44−iからの動作電圧を
復調信号転送部45−iが利用する。
【0053】シャッター制御ユニット32−iにおい
て、入力された復調信号は、制御部42−i及び復調信
号転送部45−iに与えられる。
【0054】制御部42−iは、復調信号の解読処理が
第1の実施形態の制御部42と多少異なっている。すな
わち、第2の実施形態の場合、復調信号には、リモコン
送信機30を規定する送信機識別データ、及び、開、閉
又は停止を表すデータだけでなく、動作制御対象のシャ
ッターを規定するデータも含まれているため、復調信号
の解読処理が第1の実施形態の制御部42と異なってい
る。
【0055】制御部42−iは、復調信号を解読して、
送信元のリモコン送信機30が当該シャッター60−i
に対する指示を出せるものであるか確認し、動作制御対
象のシャッターが自己であるかを確認する。なお、動作
制御対象のシャッターを表すデータが全シャッターを指
示しているときには、動作制御対象のシャッターが自己
であると認識する。
【0056】送信元のリモコン送信機30が当該シャッ
ター60−iに対する指示を出せないものであるとき、
又は、動作制御対象のシャッターが自己ではないときに
は、制御部42−iは、モータ駆動回路43−iにモー
タ駆動信号を送出しない。一方、送信元のリモコン送信
機30が当該シャッター60−iに対する指示を出せる
ものであり、かつ、動作制御対象のシャッターが自己で
あるときには、制御部42−iは、指示されているシャ
ッターの動作内容、すなわち、シャッターの開、閉又は
停止を認識すると共に、その認識内容(開、閉又は停
止)に基づいて、シャッターの開、閉又は停止を実現さ
せるモータ駆動信号を形成してモータ駆動回路43−i
に与える。
【0057】モータ駆動回路43−iは、第1の実施形
態のものと同様であるので、その機能説明は省略する。
【0058】復調信号転送部45−iは、入力された復
調信号をいもづる接続上で次のシャッター制御ユニット
32−(i+1)に転送するものである。ここで、復調
信号転送部45−iとしては、例えば、フォトカプラな
どを利用した電気的な絶縁を実現できるものが好まし
い。すなわち、いずれかのシャッター制御ユニットにお
ける電源部に発生した異常の悪影響を、他のシャッター
制御ユニットに与えることを防止できるので、電気的な
絶縁構成を適用することが好ましい。
【0059】なお、いもづる接続上で最後に位置するシ
ャッター制御ユニット32−Nでは、復調信号転送部4
5−Nは不要であるが、復調信号転送部を備えないシャ
ッター制御ユニットを別途製作しておくよりは、他と同
様なシャッター制御ユニット32−Nを適用することが
実際的である。
【0060】以上の構成を有する第2の実施形態のリモ
コンシステムにおいて、ユーザが、リモコン送信機30
のキー操作部33に対し、シャッター60−iの開、閉
又は停止の指示操作すると、送信制御部34は、動作対
象シャッターがシャッター60−iであること、動作内
容が開、閉又は停止であること、及び、当該リモコン送
信機30の識別情報などのデータを含む原送信信号(例
えばシリアル送信データ)を組み立てて変調部35に与
え、変調部35は、この原送信信号(送信データ)を変
調して無線周波数帯の信号(無線送信信号)にして送信
アンテナ37から空間に放射させる。
【0061】このようなリモコン送信機30からの放射
電波(無線送信信号)が受信アンテナ38で捕捉されて
電気信号に変換され、復調部39によって、その電気信
号に対して復調処理され、リモコン送信機30が送信し
ようとした原送信信号(復調信号)が復調される。
【0062】このようにして得られた復調信号は、復調
信号転送部45−1〜45−(N−1)の機能により、
全てのシャッター制御ユニット32−1〜32−Nに入
力される。
【0063】シャッター制御ユニット32−iにおいて
は、制御部42−iが復調信号を解読した際に、自己シ
ャッター60−iに対する指示であることを認識し(送
信元のリモコン送信機30が当該シャッターに対する指
示を出せるものであるかの確認も行っている)、指示さ
れているシャッターの動作内容、すなわち、シャッター
の開、閉又は停止に基づいて、シャッターの開、閉又は
停止を実現させるモータ駆動信号を形成する。そして、
モータ駆動回路43−iは、そのモータ駆動信号に応じ
て、図示しないモータに対して所望の動作(正回転、逆
回転、回転停止など)を実行させる。その結果、シャッ
ター開閉体は、指示された動作、すなわち、開、閉又は
停止を行う。
【0064】他のシャッター制御ユニット32−j(j
は1〜N、但しiを除く)においては、制御部42−j
が復調信号を解読した際に、自己シャッター60−jに
対する指示でないことを認識し、その結果、なんらのシ
ャッター制御処理をも実行しない。
【0065】上記第2の実施形態によれば、復調部39
をアンテナユニット31に搭載し、アンテナユニット3
1をケーブル41を介して、シャッター制御ユニット3
2−1に接続する構成としたので、従来における受信ユ
ニットを省略した分、必要なケーブル本数を削減でき、
配線作業やコネクタ接続作業を簡単な短時間ででき、ま
た、ケーブルの敷設量を短くできる。
【0066】また、第2の実施形態によれば、無線周波
数帯の電気信号自体がケーブルを流れることがなく、復
調信号がケーブル41、46−1〜46−(N−1)を
流れるので、これらケーブル41、46−1〜46−
(N−1)が多少長くなっても十分な受信感度(受信可
能距離)を確保することができる。
【0067】さらに、第2の実施形態によれば、アンテ
ナユニット31にはシャッター制御ユニット32−1か
ら動作電圧が供給される構成としたので、アンテナユニ
ット31には電源部が不要であって、リモコンシステム
として必要な電源部を少なくでき、システム全体として
見た場合の構成を簡単なものにすることができる。
【0068】さらにまた、第2の実施形態によれば、1
個のリモコン送信機が複数のシャッター動作を指示する
リモコンシステムにおいて、復調信号を、いもづる接続
された複数のシャッター制御ユニットに供給していずれ
かのシャッターの動作を制御できるようにしたので、1
個のリモコン送信機が複数のシャッター動作を指示でき
るという機能に比較して、リモコンシステム全体の構成
を非常に簡単なものにし得る。
【0069】例えば、従来のような受信ユニットを利用
して、1個のリモコン送信機が複数のシャッター動作を
指示するリモコンシステムを構築しようとした場合に
は、受信ユニットが復調信号の解読機能を有するので、
シャッター毎の受信ユニットが必要となって構成が複雑
になってしまう。仮に、1個の受信ユニットで、シャッ
ター制御ユニットに与える信号を形成したとしても(こ
のようなシステムも本発明の他の実施形態を構成してい
る)、従来のシャッター制御ユニットは開閉制御信号の
入力に応じる構成であるので、受信ユニットと各シャッ
ター制御ユニットとの接続はスター状の接続になり、そ
の分、ケーブルの敷設量が多くなって配線作業が煩雑と
なる。
【0070】さらにまた、第2の実施形態によっても、
アンテナユニット31がリモコン送信機30からの電波
を捕捉したことを点灯で示す発光素子40を備えるの
で、ユーザはリモコン操作が受け付けられたことを確認
できる。 (C)第3の実施形態 次に、本発明による建物開口部用開閉装置の無線遠隔操
作システム、アンテナユニット及び開閉体制御ユニット
を、シャッターのリモコンシステムに適用した第3の実
施形態を図面を参照しながら詳述する。
【0071】この第3の実施形態のリモコンシステム
は、1個のリモコン送信機からの電波を捕捉する受信ア
ンテナを複数箇所に設置したものである。ここで、図4
が第3の実施形態のリモコンシステムの構成を示すブロ
ック図であり、上述した第1の実施形態に係る図1との
同一、対応部分には同一、対応符号を付して示してい
る。
【0072】図4において、第3の実施形態のリモコン
システムのリモコン送信機30は、第1の実施形態のも
のと同様であるので、その詳細構成及び機能説明は省略
する。
【0073】この第3の実施形態においては、2個のア
ンテナユニット31−1及び31−2が設けられてお
り、それぞれがケーブル41−1、41−2を介して同
一のシャッター制御ユニット32に接続されている。各
アンテナユニット31−1、31−2の内部構成及び機
能は、第1の実施形態のものと同様であり、その詳細な
説明は省略する。
【0074】第3の実施形態におけるシャッター制御ユ
ニット32は、制御部42、モータ駆動回路43及び電
源部44に加えて、ダイバーシチ処理部47を有する。
【0075】第3の実施形態の場合、電源部44が形成
した復調部用の動作電圧は、アンテナユニット31−1
及び31−2の双方に与えられるようになされている。
【0076】この第3の実施形態で新たに設けられたダ
イバーシチ処理部47には、両アンテナユニット31−
1及び31−2から送出された復調信号が共に入力され
る。ダイバーシチ処理部47は、両復調信号から1個の
復調信号を得て、制御部42に与える。ダイバーシチ処
理部47は、例えば、信号レベルが大きい方の復調信号
を選択したり、両復調信号を合成したり(必要ならば位
相揃えも行った後に合成する)てして、出力する復調信
号を形成する。
【0077】制御部42及びモータ駆動回路43の機能
は、第1の実施形態と同様であるので、その説明は省略
する。
【0078】以上の構成を有する第3の実施形態のリモ
コンシステムにおいて、ユーザが、リモコン送信機30
に対し、シャッターの開、閉又は停止の指示操作をする
と、送信制御部34は、開、閉又は停止の指示操作を受
けて原送信信号(例えばシリアル送信データ)を組み立
てて変調部35に与え、変調部35は、このような原送
信信号を変調して無線周波数帯の信号にし、送信アンテ
ナ37から空間に放射させる。
【0079】このようなリモコン送信機30からの放射
電波(無線送信信号)が、各アンテナユニット31−
1、31−2の受信アンテナ38−1、38−2でそれ
ぞれ捕捉されて電気信号に変換され、復調部39−1、
39−2によって、その電気信号に対して復調処理さ
れ、リモコン送信機30が送信しようとした原送信信号
(復調信号)が復調される。このようにして各アンテナ
ユニット31−1、31−2で得られた復調信号は、ケ
ーブル41−1、41−2を介してシャッター制御ユニ
ット32に与えられる。
【0080】シャッター制御ユニット32においては、
両アンテナユニット31−1、31−2からの復調信号
が、ダイバーシチ処理部47によって、1個の復調信号
に変換される。このような復調信号を、制御部42が解
読し、送信元のリモコン送信機30が当該シャッターに
対する指示を出せるものであるかを確認した後、指示さ
れているシャッターの動作内容、すなわち、シャッター
の開、閉又は停止を認識すると共に、その認識内容
(開、閉又は停止)に基づいて、シャッターの開、閉又
は停止を実現させるモータ駆動信号を形成する。そし
て、モータ駆動回路43は、そのモータ駆動信号に応じ
て、図示しないモータに対して所望の動作(正回転、逆
回転、回転停止など)を実行させる。その結果、シャッ
ター開閉体は、指示された動作、すなわち、開、閉又は
停止を行う。
【0081】上記第3の実施形態によれば、1台のシャ
ッターをリモコン操作するために、複数の受信アンテナ
を備えているので、リモコン操作できるリモコン送信機
の位置を拡大することができる。このようにするにつ
き、従来のような受信ユニットは不要であるので、リモ
コンシステムの構成を簡単なものにできる。
【0082】また、第3の実施形態によれば、復調部3
9−1、39−2をアンテナユニット31−1、31−
2に搭載し、アンテナユニット31−1、31−2をケ
ーブル41−1、41−2を介して、シャッター制御ユ
ニット32に接続する構成としたので、1台のシャッタ
ーをリモコン操作するために複数の受信アンテナを備え
たとしても、リモコンシステムを構築する上で必要なケ
ーブル数を少なく抑えることができ、その配線作業やコ
ネクタ接続作業を簡単な短時間でできるものにし得、ま
た、リモコンシステム全体で見た場合、ケーブルの敷設
量を短くできる。
【0083】さらに、第3の実施形態によれば、無線周
波数帯の受信電気信号自体がケーブルを流れることがな
く、復調信号がケーブル41−1、41−2を流れるの
で、十分な受信感度(受信可能距離)を確保することが
できる。
【0084】さらにまた、第3の実施形態によれば、ア
ンテナユニット31−1、31−2にはシャッター制御
ユニット32から動作電圧が供給される構成としたの
で、リモコンシステムとして必要な電源部は1個だけで
良く、システム全体として見た場合の構成を簡単なもの
にすることができる。
【0085】また、第3の実施形態によっても、アンテ
ナユニット31−1、31−2がリモコン送信機30か
らの電波を捕捉したことを点灯で示す発光素子40−
1、40−2を備えるので、ユーザはリモコン操作が受
け付けられたことを確認することができる。 (D)第4の実施形態 次に、本発明による建物開口部用開閉装置の無線遠隔操
作システム、アンテナユニット、開閉体制御ユニット
を、シャッターのリモコンシステムに適用した第4の実
施形態を図面を参照しながら詳述する。
【0086】この第4の実施形態のリモコンシステム
は、リモコン送信機からの電波を捕捉するアンテナを複
数箇所に設置すると共に、リモコン操作対象のシャッタ
ーも複数であるものである。ここで、図5が第4の実施
形態のリモコンシステムの受信側構成を示すブロック図
であり、上述した第1の実施形態に係る図1との同一、
対応部分には同一、対応符号を付して示している。
【0087】この第4の実施形態のリモコンシステムの
リモコン送信機(図示せず)は、第2の実施形態のもの
と同様であるので、その詳細説明は省略する。なお、リ
モコン送信機からの無線送信信号(従って原送信信号)
に、動作制御対象のシャッターを規定するデータが含ま
れていることは当然である。
【0088】この第4の実施形態においては、複数
(M)個のアンテナユニット31−1〜31−Mが設け
られており、それぞれがケーブル41−1〜41−Mを
介して同一の混合分配ユニット70に接続されている。
【0089】各アンテナユニット31−k(kは1〜M
のいずれか)の内部構成(図5では図示を省略してい
る)及び機能は、第1の実施形態のものと同様であり、
その詳細な説明は省略する。なお、内蔵する復調部への
動作電圧は、混合分配ユニット70から供給される。
【0090】混合分配ユニット70は混合分配器71を
内蔵している。復調信号の伝送面から見て、M個のアン
テナユニット31−1〜31−Mは、混合分配ユニット
70に対してスター状に接続されていると共に、複数
(N)個のシャッター制御ユニット32−1〜32−N
は混合分配ユニット70に対してスター状に接続されて
いる。混合分配器71は、M個のアンテナユニット31
−1〜31−MからのM個の復調信号を混合し、混合処
理後の復調信号を各シャッター制御ユニット32−1、
…、32−Nに分配する。
【0091】なお、混合分配器71が行う復調信号の混
合処理は、M個の復調信号の中から信号レベルなどに基
づいた1個の復調信号の選択であっても良く、また、複
数(M個以下)の復調信号の合成処理(必要ならば位相
揃えを伴う)であっても良い。
【0092】一方、動作電圧の伝送面からは、混合分配
器71は、各シャッター制御ユニット32−1、…、3
2−Nからの1本化された動作電圧を自己の動作用に取
り込むと共に、その動作電圧をM個のアンテナユニット
31−1〜31−Mに分配供給するものである。なお、
混合分配ユニット70が、例えば商用電源から動作電圧
を形成する電源部を備え、この電源部が形成した動作電
圧をM個のアンテナユニット31−1〜31−Mに分配
供給するようにしても良い。
【0093】各シャッター制御ユニット32−i(iは
1〜Nのいずれか)は同一構成を有する。第4の実施形
態のシャッター制御ユニット32−iは、制御部42−
i、モータ駆動回路43−i及び電源部44−iに加え
て、保護回路部48−iを有する。
【0094】電源部44−iは、例えば商用電源から、
制御部42−iやモータ駆動回路43−iへ供給する動
作電圧を形成するものである。また、電源部44−i
は、混合分配器71や、アンテナユニット31−k内の
復調部へ供給する動作電圧を形成するものである。
【0095】混合分配器71やアンテナユニット31−
k内の復調部への供給する動作電圧は、保護回路部48
−iを介して直接混合分配ユニット70に供給されるよ
うになされている。この第4の実施形態の場合、シャッ
ター制御ユニット31−1〜32−Nからの電源供給ラ
インは、混合分配ユニット70内において結線されてい
るので、ある電源部の異常(例えば短絡)が、他のシャ
ッター制御ユニットや混合分配ユニットやアンテナユニ
ットに影響を与えるので、保護回路部48−iを設けて
いる。
【0096】制御部42−i及びモータ駆動回路43−
iの機能は、上述した第2の実施形態のものと同様であ
るので、その機能説明は省略する。
【0097】以上の構成を有する第4の実施形態のリモ
コンシステムにおいて、ユーザが、図示しないリモコン
送信機のキー操作部に対し、シャッター制御ユニット3
2−iを有するシャッターの開、閉又は停止の指示操作
すると、送信制御部は、動作対象シャッターがそのシャ
ッターであること、動作内容が開、閉又は停止であるこ
と、及び、当該リモコン送信機の識別情報などのデータ
を含む原送信信号(例えばシリアル送信データ)を組み
立てて変調部に与え、変調部は、この原送信信号を変調
して無線周波数帯の信号にして送信アンテナから空間に
放射させる。
【0098】このようなリモコン送信機からの放射電波
(無線送信信号)が、各アンテナユニット31−1、
…、31−Mの受信アンテナ38−1、…、38−Mで
捕捉され、復調部39−1、…、39−Mによって、そ
の受信電気信号に対して復調処理され、リモコン送信機
が送信しようとした原送信信号(復調信号)が復調され
る。このようにして各アンテナユニット31−1、…、
31−Mで得られた復調信号はそれぞれ、ケーブル41
−1、…、41−Mを介して混合分配ユニット70に与
えられる。
【0099】混合分配ユニット70においては、混合分
配器71が、M個のアンテナユニット31−1〜31−
MからのM個の復調信号を混合し、混合処理後の復調信
号を各シャッター制御ユニット32−1、…、32−N
に分配する。
【0100】シャッター制御ユニット32−iにおいて
は、制御部42−iが復調信号を解読した際に、自己シ
ャッターに対する指示であることを認識し(送信元のリ
モコン送信機が当該シャッターに対する指示を出せるも
のであるかの確認も行っている)、指示されているシャ
ッターの動作内容、すなわち、シャッターの開、閉又は
停止に基づいて、シャッターの開、閉又は停止を実現さ
せるモータ駆動信号を形成する。そして、モータ駆動回
路43−iは、そのモータ駆動信号に応じて、図示しな
いモータに対して所望の動作(正回転、逆回転、回転停
止など)を実行させる。その結果、シャッター開閉体
は、指示された動作、すなわち、開、閉又は停止を行
う。
【0101】他のシャッター制御ユニット32−j(j
は1〜N、但しiを除く)においては、制御部42−j
が復調信号を解読した際に、自己シャッターに対する指
示でないことを認識し、その結果、なんらのシャッター
制御処理をも実行しない。
【0102】上記第4の実施形態によれば、1個のリモ
コン送信機で複数のシャッターをリモコン操作するにつ
き、複数の受信アンテナを備えているので、リモコン操
作できるリモコン送信機の位置を拡大することができ、
また、1個のリモコン送信機で複数のシャッターをリモ
コン操作できるので、操作性を良好なものにできる。こ
のようにするにつき、従来のような各アンテナ対応の受
信ユニットは不要であるので、リモコンシステムの構成
を簡単なものにできる。
【0103】また、第4の実施形態によれば、復調部3
9−kをアンテナユニット31−kに搭載し、アンテナ
ユニット31−kをケーブル41−kを介して、混合分
配ユニット70に接続する構成としたので、いずれかの
シャッターをリモコン操作するために複数の受信アンテ
ナを備えたとしても、従来のような受信ユニットがいら
ない分、リモコンシステムを構築する上で必要なケーブ
ル数を少なく抑えることができ、その配線作業やコネク
タ接続作業を簡単な短時間でできるものにし得、また、
1個のリモコン送信機で複数のシャッターをリモコン操
作するために複数の受信アンテナを備えているリモコン
システムであっても、その機能に比較し、ケーブルの敷
設量を最小限にできる。
【0104】さらに、第4の実施形態によれば、無線周
波数帯の受信信号自体がケーブルを流れることがなく、
復調信号がケーブルを流れるので、十分な受信感度(受
信可能距離)を確保することができる。
【0105】さらにまた、第4の実施形態によれば、各
アンテナユニットには混合分配ユニット70から動作電
圧が供給される構成としたので、リモコンシステムとし
て必要な電源部を少なくでき、システム全体として見た
場合の構成を簡単なものにすることができる。
【0106】また、第4の実施形態によっても、アンテ
ナユニット31−kがリモコン送信機30からの電波を
捕捉したことを点灯で示す発光素子40−kを備えるの
で、ユーザはリモコン操作が受け付けられたことを確認
できる。
【0107】なお、第4の実施形態の変形実施形態とし
ては、以下のものを挙げることができる。
【0108】混合分配ユニット70と、複数のシャッタ
ー制御ユニット32−1〜32−Mとの接続を、上述し
たようなスター接続ではなく、第2の実施形態のような
いもづる接続(デジーチェーン接続)で行うようにして
も良い。
【0109】複数のアンテナユニットが電波を捕捉し得
るリモコン送信機を異なるものに設定するようにしても
良い。この場合、混合分配器70は、復調信号の選択を
行うものとなる。
【0110】混合分配器70が、復調信号の解読機能を
備え、シャッター制御ユニット側に、シャッター規定情
報と、開、停止、閉を指示する開閉制御データとを含む
信号を送出するものであっても良い。 (E)他の実施形態 上記各実施形態では、本発明をシャッターのリモコンシ
ステムに適用したものを示したが、ドア、窓、オーバー
ヘッドドアなどの他の建物開口部用開閉装置の無線遠隔
操作システム(リモコンシステム)に適用するようにし
ても良い。
【0111】また、上記各実施形態では、受信アンテナ
がポールアンテナ(ロッドアンテナ)であるものを示し
たが、八木アンテナ、ループアンテナ、ダイポールアン
テナなどの他の形式のアンテナであっても良い。
【0112】さらに、上記各実施形態では、無線回線で
の伝送媒体が電波であるものを示したが、赤外線であっ
ても良い。この場合、赤外線に対する光電変換部が上記
各実施形態での受信アンテナに相当する。特許請求の範
囲における受信アンテナの用語は、このような光電変換
部を含む概念とする。
【0113】
【発明の効果】以上のように、本発明の建物開口部用開
閉装置の無線遠隔操作システム、アンテナユニット、開
閉体制御ユニットによれば、施工時間が従来より短い、
システム構成が簡単な、しかも受信感度を良好にし得る
無線遠隔操作システムを提供でき、また、そのようなシ
ステムに適用して好適なアンテナユニットや開閉体制御
ユニットを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態のシステム構成を示すブロック
図である。
【図2】第1の実施形態の主要ユニットの外観構成を示
す斜視図である。
【図3】第1の実施形態のシステム構成を示すブロック
図である。
【図4】第2の実施形態のシステム構成を示すブロック
図である。
【図5】第3の実施形態のシステム構成を示すブロック
図である。
【図6】従来の実施形態のシステム構成を示すブロック
図である。
【図7】従来の実施形態の主要ユニットの外観構成を示
す斜視図である。
【符号の説明】
30…リモコン送信機、 31、31−1〜31−M…アンテナユニット、 32、32−1〜32−N…シャッター制御ユニット、 38、38−1、38−2…受信アンテナ、 39、39−1、39−2…復調部、 42、42−1〜42−N…制御部、 44、44−1〜44−N…電源部、 45−1、45−2…復調信号転送部、 47…ダイバーシチ処理部、 70…混合分配ユニット、 71…混合分配器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菊谷 一夫 東京都板橋区志村3丁目26番4号 文化シ ヤッター株式会社内 Fターム(参考) 2E042 AA01 CA01 CA15 CB06 2E052 AA02 AA04 AA05 BA02 BA07 CA06 EB01 EC01 EC02 GB06 GB12 GD01 GD09 KA13 KA25 5J047 AA09 AB06 BA06 BG10 EF01 FD01 5K048 AA00 AA01 BA21 BA51 DB01 DC01 DC04 EB02 FB05 HA04 HA06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉体の開閉を指示する原送信信号を変
    調した無線送信信号を送信機が空間に放射し、その無線
    送信信号を受信処理して開閉体を駆動して建物開口部を
    開閉する建物開口部用開閉装置の無線遠隔操作システム
    において、 上記無線送信信号を捕捉して電気信号に変換する受信ア
    ンテナと、この受信アンテナからの電気信号を復調処理
    して上記原送信信号に対応した復調信号を得て出力する
    復調手段とを一体的に有するアンテナユニットと、 入力された復調信号を解読して開閉体駆動信号を出力す
    る制御手段と、上記開閉体駆動信号に応じて開閉体の駆
    動機構を駆動させる開閉体駆動回路とを有する開閉体制
    御ユニットとを備えることを特徴とする建物開口部用開
    閉装置の無線遠隔操作システム。
  2. 【請求項2】 上記アンテナユニットは、上記復調手段
    が利用する動作電圧を、復調信号の伝送先側から供給さ
    れるものであることを特徴とする請求項1に記載の建物
    開口部用開閉装置の無線遠隔操作システム。
  3. 【請求項3】 上記アンテナユニットとして1個を備え
    ると共に、上記開閉体制御ユニットとして、それぞれが
    異なる開閉体に対応した複数個を備え、上記各開閉体制
    御ユニットには、共通の上記アンテナユニットから出力
    された復調信号が与えられることを特徴とする請求項1
    又は2に記載の建物開口部用開閉装置の無線遠隔操作シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 上記複数の開閉体制御ユニットは、復調
    信号の伝送面からいもづる接続されていると共に、少な
    くとも、いもづる接続上で最終の開閉体制御ユニットを
    除いた上記各開閉体制御ユニットは、入力された復調信
    号を、いもづる接続上で次の開閉体制御ユニットに転送
    する復調信号転送手段を有することを特徴とする請求項
    3に記載の建物開口部用開閉装置の無線遠隔操作システ
    ム。
  5. 【請求項5】 上記アンテナユニットとして共通の上記
    開閉体制御ユニットに復調信号を出力する複数個を備え
    ると共に、上記開閉体制御ユニットは、複数の上記アン
    テナユニットからの復調信号を選択又は混合して上記制
    御手段に与える復調信号調停手段を有することを特徴と
    する請求項1又は2に記載の建物開口部用開閉装置の無
    線遠隔操作システム。
  6. 【請求項6】 上記アンテナユニットとして複数個を備
    えると共に、上記開閉体制御ユニットとしてそれぞれが
    異なる開閉体に対応した複数個を備え、 さらに、上記各アンテナユニットからの複数の復調信号
    を選択又は合成すると共に、その処理後の復調信号を、
    上記各開閉体制御ユニットに分配する混合分配手段を有
    する混合分配ユニットを備えることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の建物開口部用開閉装置の無線遠隔操作
    システム。
  7. 【請求項7】 開閉体の開閉を指示する原送信信号を変
    調した無線送信信号を送信機が空間に放射し、その無線
    送信信号を受信処理して開閉体を駆動して建物開口部を
    開閉する建物開口部用開閉装置の無線遠隔操作システム
    におけるアンテナユニットであって、 上記無線送信信号を捕捉して電気信号に変換する受信ア
    ンテナと、 この受信アンテナからの電気信号を復調処理して上記原
    送信信号に対応した復調信号を得て出力する復調手段と
    を一体的に有することを特徴とするアンテナユニット。
  8. 【請求項8】 開閉体の開閉を指示する原送信信号を変
    調した無線送信信号を送信機が空間に放射し、その無線
    送信信号を受信処理して開閉体を駆動して建物開口部を
    開閉する建物開口部用開閉装置の無線遠隔操作システム
    における開閉体制御ユニットであって、 上記無線送信信号を受信処理して得られた復調信号が外
    部から入力されて、その復調信号を解読して開閉体駆動
    信号を出力する制御手段と、 上記開閉体駆動信号に応じて上記開閉体の駆動機構を駆
    動させる開閉体駆動回路とを有することを特徴とする開
    閉体制御ユニット。
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