JP2000163923A - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JP2000163923A
JP2000163923A JP10335445A JP33544598A JP2000163923A JP 2000163923 A JP2000163923 A JP 2000163923A JP 10335445 A JP10335445 A JP 10335445A JP 33544598 A JP33544598 A JP 33544598A JP 2000163923 A JP2000163923 A JP 2000163923A
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JP
Japan
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bottom wall
drive shaft
parts
recessed
casing
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10335445A
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English (en)
Inventor
Kenji Hashizume
健二 橋爪
Akio Momoi
昭夫 桃井
Tsuichi Sato
津一 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反りの少ない精度の高いテープカセットを提
供すること。 【解決手段】 ケース内に一対のテープリールが収納さ
れ、ケース底壁には装置の駆動軸挿入孔を有するテープ
カセットにおいて、底壁の駆動軸挿入孔と側壁の間に該
側壁から離間して底壁に駆動軸挿入孔を囲む凹部を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテープを巻いた一対
のテープリールを回転可能に収容テープカセットであっ
て、ケースに装置の駆動軸が挿入される駆動軸挿入孔を
備えているテープカセットに関する。
【0002】
【従来の技術】実開昭62−117777号には上記形
式のテープカセットにおいて、テープリールの部分に相
当する下ケースの内面に凹部を設け、これにより下ケー
スの肉厚を均一にして成形性を改善することが記載され
ている。ところが近年、従来ビデオテープカセット用と
して用いられてきたテープカセットがコンピュータのバ
ックアップ用テープカセットとして使用されることが行
われるようになってきた。このような用途では、これま
で以上に高い信頼性(形状精度、耐久性)が必要とされ
ているが、上記のような従来の対応では十分な精度と耐
久性が得られない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特にカセット下面(下
ケースの下面)は、装置と接触(当接)する部分が多
く、その精度(平面度)を高めておく必要がある。従来
技術のものでは、下ケースの底壁が反りを生じてしま
う。すなわち、図7、8及び図9に示したように、従来
の下ケース2の底壁にはリールが収納される部分から側
壁11にかけて他の部分よりも薄肉の凹部9を有する
が、下ケースを樹脂成形する際に底壁10と側壁11が
交わるコーナー部分12は肉厚が厚いために固化が遅く
なり、製品が樹脂成形された時最後に固化する。この部
分が固化するとき、この部分の収縮により側壁11と底
壁10を矢印の方向へ引っ張る。これは、側壁11は高
さが低く周囲が連結しているので底壁10より強いが、
底壁10は薄肉であることと駆動軸挿入孔13を有する
こととのために通常の平板より弱いからである。底壁の
肉厚が全体的に薄いと精度は比較的良いが、薄くすると
機械的強度が不足するために上記の先行技術では薄肉の
底壁に駆動軸挿入孔13と側壁11を結んで細長い一本
又は複数本の厚肉リブを設けている。ところがこのよう
な厚肉リブを有する底壁では図8のような反りを生じて
しまう。なぜなら、リブの部分は肉厚が厚いために樹脂
の固化が遅くなり反りを発生させるからである。固化の
遅れは基本的にはリブの部分に生じるが、周囲の肉厚が
薄いのでその影響がその周辺の底壁にも及ぶ。このよう
に従来の技術では、高精度の要請に対処することが出来
ない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では従来のような
駆動軸挿入口から周壁に延びるリブを使用することな
く、ケースの周囲壁(側壁)と駆動軸挿入孔の間に薄肉
部、好ましくは環状の薄肉部を設けることにより従来の
問題を解決する。すなわち本発明は、ケース内に一対の
テープリールが収納され、ケース底壁には装置の駆動軸
挿入孔を有するテープカセットにおいて、底壁の駆動軸
挿入孔と側壁の間に駆動軸挿入孔を囲む凹部を設けたこ
とを特徴とするテープカセットを提供する。ここに、好
ましくは凹部の厚みは底壁の厚みの50〜80%であ
る。
【0005】
【作用】本発明によると、底壁の駆動軸挿入孔と側壁の
間に駆動軸挿入孔を囲む環状の凹部を設けることによ
り、駆動軸挿入孔と側壁を結ぶ厚肉部をなくし、ケース
成形後の冷却固化による収縮時にケースの周囲壁(側
壁)が底壁に及ぼす影響を回避することができ、樹脂の
収縮の差により生じる変形を防止することができるの
で、ケース底壁(主壁)の反りを防止することができ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。図1〜図6は本発明の実施例を示す
テープカセットの分解斜視図である。図1はテープカセ
ットの分解斜視図であり、上ケース1と下ケース2を周
壁部で合わせて形成される収納部に、テープ4を巻回し
た一対のテープリール3、3が回転可能に収納されてい
る。テープ4はケースに設けた2つの開口21、21の
一方から繰り出され、ケース前面側を通って他方の開口
から巻き取られる。ケース外のテープを保護するための
前蓋5、内蓋6がセットされている。カセット不使用時
には前蓋5、内蓋6がケース外のテープ4を覆い、使用
時には前蓋5、内蓋6が開いてテープを露出する。ケー
スには前蓋5、内蓋6の開閉やテープリール3、3の回
転を制御する蓋ロック部材7、リールブレーキ部材8が
セットされている。以上は従来公知の構造である。
【0007】実施例1 図2〜図3にあるように、下ケース2には駆動軸挿入孔
22と同心のリング状凹部23を設けている。凹部23
の内外縁部は成型時の樹脂流れを円滑にするためにテー
パ部27を介して周囲の厚肉部に結合している。凹部2
3は他の部分より薄肉となり、上述したように、底壁2
4と周壁25とが会合するコーナー部が固化する時には
凹部23は完全に固化してしまっており成形収縮による
引っ張り力をそれ以上駆動軸挿入孔22側に伝えること
がなくなる。これによって下ケース2には反りが発生せ
ず平面度に優れるケースを得ることができる。この時、
駆動軸挿入孔22の周囲の幅2〜3mmの環状部分28
(ハッチング部分)はテープリール3を支えるため従来
通りの厚みとする。また、側壁25やリールエリア区画
壁26から4〜5mm以内には凹部は設けない。これは
ケース内でテープリール3がガタついてもリールが凹部
に落ち込まないようにするためである。
【0008】実施例2 図4〜図5は他の実施例を示し、図3〜図4の実施例に
おけるリング状の凹部23に相当する領域にリング状凹
部29を複数設けたものである。この実施例も作用は実
質的に実施例1のものと変わらない。
【0009】実施例3 図6は本発明の変形例を示す。この例においては図2〜
図3に示した実施例1を修正するものであり図2に示し
たリング状の凹部23と同様な部分の他に更に角形部分
31を設けた凹部30を有する。リング状部分の構成は
実施例1と同様である。この例によると薄肉部が広くな
り材料の節約となるが、精度は実施例1のものと変わら
ない。
【0010】図2〜図3の実施例1、図4〜図5の実施
例2に基づき凹部の深さを変えて成形し、その反り量を
測定した。下ケースの底壁24の厚みは1.2mmであ
る。実施例1では幅5mmのリング状の凹部を設けた。
実施例2では幅1mmのリング状の凹部をピッチ2mm
で4個設けた。
【0011】
【表1】
【0012】上記の結果からも判るように適度な量の凹
部を設けることによってケースの反りが改善される。実
施例1では凹部の範囲が広いため凹部の厚みが薄くなる
と成形性が若干劣る。以上から、凹部の厚みは底壁の5
0〜80%とすることが好ましいと言える。成形時の樹
脂の流動性を考慮すると急激な板厚の変化は好ましくな
いので、実施例1のような形状では凹部23との境界は
傾斜面27にしたり、実施例2のような形状の時は凹部
の底部はアール形状とすることが望ましい。また、実施
例1、2では凹部はリング状となっているが、これは金
型の加工が簡単なためであり、実施例3のように、側壁
に沿った形の凹部とすることも可能である。
【0013】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、ケース
成形後の収縮時にケースの底壁(主面)と周囲壁(側
壁)の収縮による変形を防止することができるので、ケ
ース底壁(主壁)の反りを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すテープカセットの分解斜
視図である。
【図2】本発明の下ケースの平面図である。
【図3】図2のIII-III断面図である。
【図4】本発明の他の実施例の下ケースの平面図であ
る。
【図5】図4のV−V断面図である。
【図6】本発明の更に他の実施例の下ケースの平面図で
ある。
【図7】従来のテープカセットの下ケースの平面図
【図8】図7のVIII-VIII断面図である。
【図9】図8の部分拡大図である。
【符号の説明】
1 上ケース 2 下ケース 3 テープリール 4 テープ 5 前蓋 22 駆動軸挿入孔 23 凹部 24 底壁 25 側壁 26 区画壁 27 傾斜面 28 環状部分 29 凹部 30 凹部 31 角形部分

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内に一対のテープリールが収納さ
    れ、ケース底壁には装置の駆動軸挿入孔を有するテープ
    カセットにおいて、底壁の駆動軸挿入孔と側壁の間に該
    側壁から離間して駆動軸挿入孔を囲む凹部を設けたこと
    を特徴とするテープカセット。
  2. 【請求項2】 凹部の厚みは底壁の厚みの50〜80%
    であることを特徴とする請求項1のテープカセット。
  3. 【請求項3】 凹部は一個のほぼリング状に形成されて
    いる請求項1又は2のテープカセット。
  4. 【請求項4】 凹部は複数個のほぼリング状に形成され
    ている請求項1又は2のテープカセット。
JP10335445A 1998-11-26 1998-11-26 テープカセット Withdrawn JP2000163923A (ja)

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Effective date: 20060207