JP2000163042A - 画像表示システム及びゲーム装置 - Google Patents

画像表示システム及びゲーム装置

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JP2000163042A
JP2000163042A JP10353788A JP35378898A JP2000163042A JP 2000163042 A JP2000163042 A JP 2000163042A JP 10353788 A JP10353788 A JP 10353788A JP 35378898 A JP35378898 A JP 35378898A JP 2000163042 A JP2000163042 A JP 2000163042A
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Tomoyasu Ichihara
智康 市原
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  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数人が同時に別々の画像を見ることがで
きる画像表示システムに関して新たな工夫を提供して実
用化を可能とし、特に、複数の者が互いに異なる画像を
同時に見ることができる画像表示システムにおいて、表
示装置を簡便なものとすることを可能にし、かつ、画像
処理の負担を軽減する。 【解決手段】画像表示システムは、複数の者がそれぞれ
同時に画像を見ることができ、かつ、前記複数の者がそ
れぞれ見る画像は互いに異なる画像とすることができる
表示装置を備え、前記複数の者がそれぞれ見る画像は、
各画像間で内容が共通する共通部分16、17と、各画
像間で内容が共通しない非共通部分15とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像表示システムに関
し、特に、複数の者が同時に別々の画像を見ることがで
きる画像表示システムの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の者が同時に別々の画像を見ること
のできる画像表示システムは、画像表示装置が複数台あ
れば実現可能である。例えば、表示装置を備えたコンピ
ュータ上で麻雀ゲームを行う場合、複数のコンピュータ
をネットワークを通して接続し、各コンピュータに付い
ている表示装置に麻雀ゲームの画像を表示させ、特に各
プレーヤーの手牌(手元の牌)は当該プレーヤーの表示
装置にのみ表示されるようにすることができる。
【0003】しかし、表示装置をゲーム参加者の数だけ
用意することは困難または面倒なことがある。かといっ
て、画像表示装置を1台で済ませ、各プレーヤーの手牌
をすべてその1台の表示装置に表示すると、自己の手牌
が他のプレーヤーにも見えてしまい、ゲーム自体が成り
立たなくなってしまう。従って、1つの画像表示部によ
り複数の者が互いに異なる画像を同時に見ることができ
る画像表示システム(「1表示部複数画像表示システ
ム」)が望まれる。
【0004】この種の画像表示システムとして、例えば
特開平10−42318号に示されるように、2つの別
々の画像データを1フィールド毎に交互に表示画面に表
示し、観察者の1人は1フィールド置きに開閉するシャ
ッター眼鏡により上記2つの画像のうち1つのみを見る
ことができるようにし、もう1人の観察者はもう1つの
シャッター眼鏡によりもう1つの画像のみを見ることが
できるようにすることによって、1台の表示装置で、2
人の者が同時に2つの別々の画像を見ることができるよ
うにしたものがある。
【0005】しかし、この画像表示装置は2つの別々の
画像を表示する際の画像処理の負担に関しては何ら考慮
されておらず、画像の内容を工夫することにより、画像
処理の負担を軽減したものは従来存在しない。
【0006】また、上記特開平10−42318号はゲ
ーム当事者がゲーム画像を見る手段については言及して
いるが、ゲーム当事者以外の者がゲームを観戦して楽し
むことができるようにする手段については、一切言及し
ていない。
【0007】また、上記特開平10−42318号はシ
ャッター眼鏡を用いているが、頻繁に開閉を繰り返すシ
ャッター眼鏡を長時間使用することは眼の疲労の原因と
なるので、表示方法に関する更なる改良が望まれる。
【0008】また、上記特開平10−42318号は2
人の者が2つの別々の画像を見ることしかできず、例え
ば4人でプレーする麻雀ゲーム等には適用することがで
きない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように従来は、複
数人が同時に別々の画像を見ることができる画像表示シ
ステムは、必ずしも充分に実用に堪えるものではなかっ
た。そこで本発明は、複数人が同時に別々の画像を見る
ことができる画像表示システムに関して新たな工夫を提
供し、実用化を可能とするものであり、より詳しくは、
以下の事項を課題とする。
【0010】第1に、複数の者が互いに異なる画像を同
時に見ることができる画像表示システムにおいて、表示
装置を簡便なものとすることを可能にし、かつ、画像処
理の負担を軽減することのできる画像表示システムを提
供することである。
【0011】第2に、複数のゲーム参加者がそれぞれ別
々の画像を見ることによって遊戯性を高めると同時に、
ゲーム参加者以外の者は各ゲーム参加者が見られるすべ
ての情報を見ることができるようにすることによって、
ゲーム参加者以外の者もゲームの観戦を楽しむことがで
きるようにすることである。
【0012】第3に、1つの画像表示部により複数の者
が互いに異なる画像を同時に見ることができる画像表示
システムであって、眼の負担が軽いものをを提供するこ
とである。
【0013】第4に、1つの画像表示部で、3人以上の
者が同時にそれぞれ別々の画像を見ることができるよう
な画像表示装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】 以上の課題を解決す
るため、本発明の請求項1に記載した発明は、複数の者
がそれぞれ同時に画像を見ることができ、かつ、前記複
数の者がそれぞれ見る画像は互いに異なる画像とするこ
とができる表示装置を備え、前記複数の者がそれぞれ見
る画像は、各画像間で内容が共通する共通部分と、各画
像間で内容が共通しない非共通部分とを含む、画像表示
システムである。
【0015】この画像表示システムを実現するにあたっ
ては、1つの画像表示部に複数の者が見る画像を表示す
ることにしても良いし、複数の画像表示部にそれぞれ別
の画像を表示することにしても良い。1つの画像表示部
に表示する場合には、「1表示部複数画像表示システ
ム」により表示する。
【0016】また、「複数の者がそれぞれ見る画像」
は、それらのうち1つの画像を基本画像としたとき、他
の画像は基本画像の中の一部が変更されている変更画像
であってもよい。
【0017】また、「非共通部分」は、ゲームの画像に
おいて、一部のプレーヤーにとって必要な部分であって
他のプレーヤーに対して隠すべき部分とすることもでき
る。
【0018】この構成により、複数の者が互いに異なる
画像を同時に見ることができる画像表示システムにおい
て、表示装置を簡便なものとし、かつ、画像処理の負担
を軽減することができる。
【0019】 本発明の請求項2に記載した発明は、
1つの基本画像を生成する基本画像生成処理と、基本画
像のうち一部の内容を変更して変更画像を生成する変更
画像生成処理と、複数の者がそれぞれ同時に、基本画像
又は変更画像のうちの1つを見ることができるように、
表示装置に表示させる表示処理とを行う画像表示方法で
ある。
【0020】ここで、「基本画像のうち一部の内容を変
更して変更画像を生成する変更画像生成処理」は、画像
処理プログラムにより画像処理装置内部で行なっても良
いし、画像表示部に出力される基本画像の一部に2つの
異なる偏光状態のうち一方の偏光をかけ、他の一部に前
記偏光状態のうち他方の偏光をかけ、前記偏光状態のう
ち一方の偏光状態の偏光成分のみを透過させる偏光眼鏡
と、他方の偏光状態の偏光成分のみを透過させる偏光眼
鏡とを備えることにより、行なっても良い。
【0021】この構成により、複数の者が互いに異なる
画像を同時に見ることができる画像表示システムにおい
て、画像処理の負担軽減を図ることができる。
【0022】 本発明の請求項3に記載した発明は、
1つの基本画像を生成する基本画像生成処理と、基本画
像のうち一部の内容を変更して変更画像を生成する変更
画像生成処理と、複数の者がそれぞれ同時に、基本画像
又は変更画像のうちの1つを見ることができるように、
表示装置に表示させる表示処理とを実行する処理装置、
又は前記各処理を処理装置に実行させるプログラムを記
録した媒体である。
【0023】「処理装置」とは、上記処理を行わせるプ
ログラムを読取って実行することができるコンピュー
タ、または、上記処理の機能が組み込まれたプロセッ
サ、IC等のことである。
【0024】「記録した媒体」とは、何等かの物理的手
段により情報(主にデジタルデータ、プログラム)が記
録されているものであって、コンピュータ、専用プロセ
ッサ等の処理装置に所定の機能を行わせることができる
ものである。何等かの手段でもってコンピュータにプロ
グラムをダウンロードし、所定の機能を実行させるもの
であればよい。例えば、フレキシブルディスク、固定デ
ィスク、磁気テープ、光磁気ディスク、CD、CD−R
OM、CD−R、DVD−RAM,DVD−ROM、D
VD−R、PD、MD,DCC、ROMカートリッジ、
バッテリバックアップ付きのRAMメモリカートリッ
ジ、フラッシュメモリカートリッジ、不揮発性RAMカ
ートリッジ等を含む。
【0025】有線または無線の通信回線(公衆回線、デ
ータ専用線、衛星回線等)を介してホストコンピュータ
からデータの転送を受ける場合を含むものとする。いわ
ゆるインターネットもここにいう記録媒体に含まれるも
のである。
【0026】 本発明の請求項4に記載した発明は、
画像表示システムを備えた複数人用のゲーム装置であっ
て、ゲームの画像のうち、一部のプレーヤーにとって必
要な部分であって他のプレーヤーに対して隠すべき部分
は、当該他のプレーヤーは見ることができず、プレーヤ
ー以外の者は、その部分を見ることができる、ゲーム装
置である。
【0027】この画像表示システムを実現するにあたっ
ては、1つの画像表示部に複数の者が見る画像(プレー
ヤーが見る画像及びプレーヤー以外の者が見る画像)を
表示することにしても良いし、複数の画像表示部にそれ
ぞれ別の画像を表示することにしても良い。1つの画像
表示部に表示する場合には、「1表示部複数画像表示シ
ステム」により表示する。
【0028】ここで、「ゲームの画像のうち、一部のプ
レーヤーにとって必要な部分であって他のプレーヤーに
対して隠すべき部分」としては、(1)他のプレーヤー
に見られるとゲームが成り立たなくなってしまう部分、
(2)他のプレーヤーに見られたくない部分、または
(3)他のプレーヤーにとって見たくない部分乃至重要
性が低い部分等が挙げられる。
【0029】この構成により、複数のゲーム参加者がそ
れぞれ別々の画像を見ることによって遊戯性を高めると
同時に、ゲーム参加者以外の周囲の人は、一部のゲーム
参加者が見られない情報も見ることができ、ゲーム観戦
を楽しむことができる。
【0030】 本発明の請求項5に記載した発明は、
表示装置に備えられた1つの画像表示部により、複数の
者がそれぞれ同時に画像を見ることができ、かつ、前記
複数の者がそれぞれ見る画像は互いに異なる画像とする
ことができる画像表示システムであって、前記画像表示
部に出力される画像の一部を構成する光に2つの異なる
偏光状態のうち一方の偏光をかけ、他の一部を構成する
光に前記偏光状態のうち他方の偏光をかける偏光手段
と、前記偏光状態のうち一方の偏光状態の偏光成分のみ
を透過させる偏光眼鏡と、他方の偏光状態の偏光成分の
みを透過させる偏光眼鏡とを備えた、画像表示システム
である。
【0031】ここで、「2つの異なる偏光状態」とは、
例えば、偏光面が互いに垂直である2つの直線偏光をい
う。
【0032】また、画像の一部を構成する光に偏光をか
ける方法は、画像表示装置の表示部に偏光フィルムを貼
っても良く、偏光フィルムを通した光を投射スクリーン
上に映しても良い。
【0033】この構成により、眼の負担の軽い「1表示
部複数画像表示システム」を提供することができる。
【0034】 本発明の請求項6に記載した発明は、
表示装置に備えられた1つの画像表示部により、3人以
上の者がそれぞれ同時に画像を見ることができ、かつ、
前記3人以上の者がそれぞれ見る画像は互いに異なる画
像とすることができる画像表示システムである。
【0035】具体的には、「1表示部複数画像表示シス
テム」を複数(例えば2つ)組合せた画像表示システム
により、より多くの者が、1つの画像表示部により、互
いに異なる画像を同時に見ることができる。
【0036】なお、前記互いに異なる画像は、それぞれ
が各画像間で内容が共通する共通部分と、各画像間で内
容が共通しない非共通部分とを含んでいても良い。
【0037】また、前記互いに異なる画像は、それらの
うち1つの画像を基本画像としたとき、他の画像は基本
画像の中の一部が変更されている変更画像であってもよ
い。
【0038】この構成により、1つの画像表示部で、3
人以上の者が同時にそれぞれ別々の画像を楽しむことが
できるようになる。
【0039】 本明細書(請求項2、請求項3等)に
おいて、基本画像のうち一部の内容を「変更」すると
は、基本画像のうち一部(一定領域)を他の内容の映像
に置換すること、基本画像のうち一部を削除する(隠
す)こと、又は一部が欠落した基本画像に当該一部を構
成する映像を追加することをいう。
【0040】また、本明細書(請求項5、請求項6等)
において、「1つの」画像表示部とは、CRT、液晶、
投射スクリーン等により構成され、画像が表示される部
分のことである。1つのCRT等により構成した場合の
他、複数のCRT等を並べ合せて1つの大きな画像表示
部を構成し、全体として1つの画面とみなせるようにし
た場合を含む。
【0041】また、本明細書(請求項2、請求項3等)
において、「1つの」画像とは、上記1つの画像表示部
に表示され1人の者が同時に見ることのできる画像のこ
とである。
【0042】また、本明細書(従来の技術、課題を解決
するための手段等)において「1表示部複数画像表示シ
ステム」とは、表示装置に備えられた1つの画像表示部
により、複数の者がそれぞれ同時に画像を見ることがで
き、かつ、前記複数の者がそれぞれ見る画像は互いに異
なる画像とすることができる画像表示システムのことで
ある。
【0043】「1表示部複数画像表示システム」の具体
例としては、例えば(1)特開平10−42318号の
ように複数の画像をそれぞれ異なるタイミングで表示さ
せ、シャッター眼鏡で特定タイミングの画像だけを見る
もの、(2)請求項5のように複数の画像にそれぞれ異
なる偏光をかけて表示させ、偏光眼鏡で特定の偏光状態
の画像だけを見るもの、(3)それぞれ異なる波長の単
色光からなる2つの画像を合成して1つの画像表示部に
表示させ、複数の観察者のうち1人は一方の画像の色で
構成された色眼鏡をかけ、他の1人は他方の画像の色で
構成された色眼鏡をかけて、特定色の画像だけを見るこ
とによって2人が同時に別々の画像を見るもの等があ
る。すなわち、複数の画像をある基準(表示タイミン
グ、偏光状態、色彩等)により区別して1つの画像表示
部に表示し、複数の観察者の一人一人が、その基準に基
いて前記複数の画像のうち1つの画像だけを見ることが
できるようにしたシステムである。
【0044】請求項6において3人以上の者が互いに異
なる画像を同時に見るために「1表示部複数画像表示シ
ステム」を複数組合せるときは、3つ以上の画像を複数
の基準により区別して1つの画像表示部に表示し、3人
以上の観察者の一人一人が、その複数の基準に基いて前
記3つ以上の画像のうち1つの画像だけを見ることがで
きるようにする。
【0045】
【発明の実施の形態】(第1実施形態の構成)以下に本
発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の第1実
施形態に係る画像表示システムの概観図である。図2
は、上記画像表示システムにより表示されるコンピュー
タ麻雀ゲーム(4人のプレーヤーによるもの)の画像で
あって、図2(a)はゲーム参加者である観察者Aが見
る画像、図2(b)はゲーム参加者である観察者Bが見
る画像、図2(c)はゲーム観戦者である観察者Cが見
る画像を、それぞれ表したものである。なお、ここでは
ゲーム参加者をA、Bの2人とし、残り2人分のプレー
ヤーのゲーム操作は、コンピュータのプログラムにより
計算のうえ行われているものとする。
【0046】図1に示すように、この実施形態の画像表
示システムは、液晶、CRT等の表示装置11、観察者
Aが装着する偏光眼鏡12a、観察者Bが装着する偏光
眼鏡12bを備えている。さらに、画像データを生成し
表示装置11に表示させるコンピュータ本体10、ゲー
ム参加者である観察者AおよびBがゲーム操作のための
入力を行うキーボード、マウス、ジョイスティック等の
入力装置13a、13bを備えている。
【0047】コンピュータ本体10が生成する画像は、
図2(c)に示す画像と同様であり、これが表示装置1
1に出力される。この画像には、麻雀ゲームのゲーム参
加者である観察者A及びBの手牌(手元の牌)15a及
び15b、コンピュータにより代行されている2人の仮
想プレーヤーを含めた4人すべてのプレーヤーの打牌
(捨てた牌)16及び副露牌(他者に公開した牌)1
7、その他ドラ表示牌、場局(ゲームの進行状況)や親
の情報等が含まれている。なお、この実施形態では、ゲ
ーム参加者A及びB以外のプレーヤーの手牌は出力され
ない。
【0048】表示装置11には、その一部に偏光フィル
ム(又は偏光板)14a、14bが貼られている。具体
的には、上記麻雀ゲームの画像のうち、観察者Aの手牌
が表示される部分(図2(c)の15aの部分)に、自
然光を直線偏光にする偏光フィルム14aが貼られてい
る。一方、観察者Bの手牌が表示される部分(図2
(c)の15bの部分)には、自然光を偏光フィルム1
4aによる偏光とは偏光面が垂直な直線偏光にする、偏
光フィルム14bが貼られている。なお、これらの偏光
フィルムは、表示装置11のうち、ゲーム参加者の手牌
の画像が出力される部分に予め貼ってあっても良く、こ
の麻雀ゲームを行う時にだけ使うように、表示装置11
に着脱可能に貼られていても良い。また、偏光フィルム
を透過する際の光の減衰を考慮し、表示装置11に出力
される画像の輝度を、偏光フィルムを貼る部分について
は高くすることが望ましい。
【0049】観察者Aが装着する偏光眼鏡12a、観察
者Bが装着する偏光眼鏡12bは、それぞれ偏光フィル
ム14aによる偏光と同一の偏光成分、偏光フィルム1
4bによる偏光と同一の偏光成分のみを透過させるよう
になっている。
【0050】(第1実施形態の作用)次に、この実施形
態による画像表示システムの作用を説明する。観察者A
が見る画像は図2(a)に示されている。上記の通り観
察者Aは、偏光フィルム14aによる偏光と同一の偏光
成分のみを透過させる偏光眼鏡12aをかけている。そ
のため、観察者Aは、偏光フィルム14aを貼ってある
部分に出力される自己の手牌15aと、偏光フィルムを
一切貼っていない部分に出力される打牌16、副露牌1
7等を見ることはできるが、偏光フィルム14bが貼ら
れた部分に出力される他のゲーム参加者の手牌15b
は、見ることができない。観察者Bが見る画像は図2
(b)に示されている。観察者Bは、偏光眼鏡12bを
かけているので、偏光フィルム14bを貼ってある自己
の手牌15bと、偏光フィルムを一切貼っていない打牌
16、副露牌17等を見ることはできるが、偏光フィル
ム14aを貼った他のゲーム参加者の手牌15aは、見
ることができない。
【0051】従って、すべてのゲーム参加者にとって見
る必要のある打牌16、副露牌17等の出力部分は、画
像の共通部分となり、どのゲーム参加者でも見ることが
できる。これに対し、あるゲーム参加者にとって必要な
部分であって他のゲーム参加者に対して隠すべき部分
(自己以外のゲーム参加者に見られるとゲームが成り立
たなくなってしまう手牌15a、15bの出力部分)は
画像の非共通部分となり、各ゲーム参加者は他人の手牌
を見ることができないようになっている。
【0052】ゲーム参加者以外の観察者Cが見る画像は
図2(c)に示されている。観察者Cは偏光眼鏡をかけ
ていないので、偏光フィルム14a、14bを貼った部
分の画像も見ることができる。この結果、観察者Cは、
観察者Aおよび観察者Bのゲームの様子を、あるゲーム
参加者にとって必要な部分であって他のゲーム参加者に
対して隠すべき部分である両者の手牌15a、15bを
見ながら楽しむことができる。またこの実施形態では、
観察者Cは、偏光眼鏡その他の特殊な装置を使用せず
に、観察者Aと観察者Bとのゲームを見て楽しむことが
できる。
【0053】なお、図2(c)の画像を基本画像とする
と、図2(a)および図2(b)の画像は、基本画像の
一部である手牌15a、15bの部分を変更した(隠し
た)変更画像となっている。特にこの実施形態では、画
像処理装置内で生成する画像は基本画像1つで済むの
で、画像処理の負担が少なくて済む。
【0054】また、この実施形態では、表示装置11に
偏光フィルム14a、14bを貼り、ゲーム参加者が偏
光眼鏡12a、12bをかけるだけなので、容易にかつ
低コストで、必要な画像表示システムを得ることができ
る。さらに、この実施形態では、偏光フィルムを使用
し、特開平10−42318号のような頻繁に開閉する
シャッター眼鏡を使用していないので、長時間使用する
ことによる眼の疲労が軽減される。
【0055】なお、偏光フィルム14aと偏光フィルム
14bとが重なるように貼ってしまうと、その部分は光
を透過させないので、観察者A、B、Cいずれも、出力
画像中のその部分を見ることはできなくなる。従って、
偏光フィルム14a及び14bが重ならないように貼る
ことにより、画面を有効に使うことができる。
【0056】(第2実施形態の構成)次に本発明の第2
実施形態による画像表示システムについて説明する。こ
の実施形態では、表示装置に備えられた1つの画像表示
部により3人以上の者が互いに異なる画像を同時に見る
ことができる。ここではコンピュータ麻雀ゲームにおい
てゲーム参加者がA、B、C、Dの4人である場合に、
この4人が互いに異なる画像を同時に見ることができる
画像表示システムついて説明する。
【0057】この実施形態における画像表示システムに
より観察者に対して表示される麻雀ゲームの画像は、図
6に示されている。このうち図6(1a)は、ゲーム参加
者である観察者Aが見る画像、図6(1b)は、ゲーム参
加者である観察者Bが見る画像、図6(2a)は、ゲーム
参加者である観察者Cが見る画像、図6(2b)は、ゲー
ム参加者である観察者Dが見る画像である。これら図6
の各画像には、すべてのプレーヤーの打牌26、副露牌
27等が含まれているが、各プレーヤーA、B、C、D
の手牌25a、25b、25c、25dは、それぞれ図
6(1a)、(1b)、(2a)、(2b)にしか表示されな
い。
【0058】図3は、この第2実施形態に係る画像表示
システムの概観図である。図3に示すように、この実施
形態の画像表示システムは、表示装置21、コンピュー
タ本体20、入力装置23a〜23dを備えている。ま
た、偏光眼鏡とシャッター眼鏡の両方の機能を備えた、
偏光フィルム付きシャッター眼鏡22a〜22dを備え
ている。
【0059】表示装置21には、参加者AおよびCの手
牌25a及び25cが表示される部分に、それぞれ直線
偏光の偏光フィルム24a、24cが貼られており、参
加者BおよびDの手牌25b、25dが表示される部分
に、それぞれ上記偏光と偏光面の垂直な直線偏光の偏光
のフィルム24b、24dが貼られている。
【0060】また、表示装置21には、後述の図5
(1)及び(2)の画像が、特開平10−42318号
公報のように、1フィールドごとに交互に出力されてい
る。
【0061】偏光フィルム付きシャッター眼鏡22a及
び22bは、図5(1)の画像が出力されると同一のタ
イミングでシャッターが開き、他の時は閉じている。一
方、偏光フィルム付きシャッター眼鏡22c及び22d
は、図5(2)の画像が出力されると同一のタイミング
でシャッターが開き、他の時は閉じている。また、偏光
フィルム付きシャッター眼鏡22a及び22cには、偏
光フィルム24a、24cによる偏光と偏光面の向きが
同一の偏光成分を透過させる偏光フィルムが張られてお
り、偏光フィルム付きシャッター眼鏡22b及び22d
には、偏光フィルム24b、24dによる偏光と偏光面
の向きが同一の偏光成分を透過させる偏光フィルムが張
られている。
【0062】(第2実施形態の作用)次に、この実施形
態において図6に示す画像を生成し表示する手順を説明
する。図4は、コンピュータ本体20が最初に生成する
画像を示したものである。この画像には、すべてのプレ
ーヤー(A、B、C、D)の手牌25a、25b、25
c、25d、打牌26および副露牌27が含まれてお
り、これが基本画像となっている。
【0063】コンピュータ本体20は、図4の基本画像
を基に、図5(1)及び図5(2)に示す画像を生成す
る。図5(1)は、基本画像からゲーム参加者C及びゲ
ーム参加者Dの手牌25c、25dの部分を削除したも
のであり(AとBの手牌は残っている)、図5(2)
は、基本画像からゲーム参加者A及びゲーム参加者Bの
手牌25a、25bの部分を削除したものである(Cと
Dの手牌は残っている)。
【0064】次に、コンピュータ本体20は、図5
(1)の画像と、図5(2)の画像とを、1フィールド
ごとに交互に表示装置21に出力する。
【0065】参加者Aが見る画像(図6(1a))は、図
5(1)の画像から更に参加者Bの手牌25bの部分を
削除することにより生成される。具体的には、参加者A
が、偏光フィルム付きシャッター眼鏡22aを装着す
る。偏光フィルム付きシャッター眼鏡22aは、図5
(1)の画像が出力されると同一のタイミングでシャッ
ターが開き、他の時は閉じているので、これを装着する
と図5(1)の画像しか見ることができなくなる。ま
た、この偏光フィルム付きシャッター眼鏡22aに貼ら
れている偏光フィルムは、偏光フィルム24aによる偏
光と偏光面の向きが同一の偏光成分を透過させる偏光フ
ィルムが張られており、この偏光は偏光フィルム24b
による偏光とは偏光面の向きが垂直であるため、これを
装着すると参加者Bの手牌25bも見ることができなく
なる。
【0066】同様に、参加者B、C、Dは、それぞれ偏
光フィルム付きシャッター眼鏡22b、22c、22d
を装着する。これにより、それぞれ図6(1b)、(2
a)、(2b)の画像を見ることができる。
【0067】こうして、各ゲーム参加者は、すべてのプ
レーヤーの打牌、副露牌等と自己の手牌のみを見ること
ができ、かつ他のプレーヤーの手牌を見ることができな
いようになっており、4人の者が同時に各自別々の画像
を1つの表示装置で見ることができる。
【0068】偏光眼鏡やシャッター眼鏡をかけずに表示
装置の画像表示部を見ると、上記4種の画像(図6(1
a)(1b)(2a)(2b))が重なって見える。これら4
種の画像は、上記基本画像から一部の手牌を削除したも
のであり、各画像に各ゲーム参加者1人分の手牌が表示
されているため、これが重なった画像は、各ゲーム参加
者の手牌がすべて見られる画像(図4と同様の画像)で
ある。よってゲーム観戦者は、偏光眼鏡やシャッター眼
鏡をかけずに画像表示部を見ることにより、各ゲーム参
加者の手牌を見ながらゲーム観戦を楽しむことができ
る。
【0069】なお、この実施形態では、打牌、副露牌等
を表示した部分は、各画像(図6(1a)(1b)(2a)
(2b)、図4)に共通する共通部分であり、ゲーム観戦
者及びゲーム参加者の全員が見ることができる。一方、
4人の手牌を表示した部分は、プレーヤーの1人にとっ
て必要な部分であって他のプレーヤーに対して隠すべき
部分であって各画像で異なる非共通部分であり、当該他
のプレーヤーは見ることができない。
【0070】この実施形態では、「1表示部複数画像表
示システム」のうち、表示タイミングを基準として2つ
の画像を区別するシステムと偏光状態を基準として2つ
の画像を区別するシステムとを組合せることにより、表
示タイミングと偏光状態の両者を基準として4つの画像
を区別し、1つの画像表示部で4人が同時に別々の画像
を見ることを実現したが、これに限らず、「1表示部複
数画像表示システム」のうち複数のシステムを組合せる
ことにより、1つの画像表示部で3人以上の者が同時に
別々の画像を見ることができる。
【0071】すなわち、第1の基準によりm個の画像を
区別して1つの画像表示部に表示可能な第1のシステム
と、第2の基準によりn個の画像を区別して1つの画像
表示部に表示可能な第2のシステムとを組み合わせる
と、第1の基準と第2の基準の両者を基準としてm×n
個の画像を区別して1つの表示手段に表示可能である。
そして、m×n人の観察者のそれぞれが、第1の基準と
第2の基準の両者を基準として、上記m×n個の画像の
うち1つの画像だけを見ることができる。この結果、1
つの表示手段でm×n人が同時に別々の画像を見ること
ができる。
【0072】例えば、2つの異なる偏光状態(第1偏
光、第2偏光)を利用するシステムと、2つの異なる単
色光(第1色、第2色)を利用するシステムとを組み合
わせる場合、4つの画像のうち2つを第1色で、他の2
つを第2色で生成し、さらに各色2つずつの画像のうち
各色1つずつの画像に、第1偏光をかけ、各色の画像の
うち他の1つずつの画像に、第2偏光をかける。観察者
の1人は、第1偏光を通しかつ第2色を有する色眼鏡を
かけると、上記4つの画像のうち、第1偏光をかけた第
1色の画像のみを見ることができる。観察者の2人目
は、第1偏光を通す第1色の色眼鏡をかけると、第1偏
光をかけた第2色の画像のみを見ることができる。観察
者の3人目は、第2偏光を通す第2色の色眼鏡をかける
と、第2偏光をかけた第1色の画像のみを見ることがで
きる。観察者の4人目は、第2偏光を通す第1色の色眼
鏡をかけると、第2偏光をかけた第2色の画像のみを見
ることができる。
【0073】また、例えば、シャッター眼鏡を利用する
システムと2色の色眼鏡を利用するシステムとを組み合
わせ、4つの画像をそれぞれ別々の者が同時に見ること
ができる。
【0074】(第3実施形態の構成)次に、本発明の第
3実施形態を説明する。この実施形態では、4人用麻雀
ゲームに、2人のゲーム参加者AおよびBがゲームに参
加し、残り2人分のプレーヤーC、Dのゲーム操作をコ
ンピュータが行う。図7は、本発明の第3実施形態に係
るゲーム装置に使用される画像表示システムの概観図で
ある。
【0075】画像処理装置30は、入力装置33a、3
3bの他、大画面ディスプレー31、頭部装着型表示装
置32a、32bに接続されている。ここで、頭部装着
型表示装置32a、32bは、観察者が頭部に眼鏡のよ
うに装着して使用するものであり、観察者の右目と左目
にそれぞれ所定の画像を見せ、右目と左目が観察者の眼
前数メートルの位置で焦点を結ぶようにすることによ
り、観察者の眼前数メートルの位置に、あたかも大きな
スクリーンがあるかのように画像を見せるものである。
この頭部装着型表示装置32a又は32bを装着してい
る者は、大画面ディスプレー31を見ることはできな
い。
【0076】これら頭部装着型表示装置32a及び32
bは、それぞれゲーム参加者A及びBが装着するもので
あり、それぞれ図8(a)、図8(b)に示す画像を表
示する。大画面ディスプレー31は、ゲーム観戦者が見
るものであり、これにより見える画像は、図8(c)に
示されている。
【0077】図9は、これらの画像を生成するための画
像処理装置の概略を示すブロック図である。画像処理装
置30は、CPU(中央処理装置)301を備えてい
る。CPU301は、バスラインを介して、画像処理装
置30内に備えられた出入力インターフェース302、
ROM303、RAM304、FDドライブ305、C
D−ROMドライブ306に接続されている。
【0078】CPU301は、演算及び画像処理装置3
0全体の制御を行うものである。
【0079】出入力インターフェース302は、外部の
入力装置33(キーボード、マウス、ジョイスティック
など)および出力装置(表示装置31及び32、スピー
カーなど)に接続される。これにより入力装置からの操
作信号がCPU301に取り込まれ、CPU301から
の信号に基き画像出力等の信号が出力装置に出される。
【0080】ROM303はプログラムおよび初期デー
タを記憶しており、CPU301がこのプログラムを順
次取り込んで実行する。RAM304は、CPU301
のワークエリアとして利用される。
【0081】FDドライブ305、CD−ROMドライ
ブ306は、外部記憶装置であるFDやCD−ROMに
記録されているプログラム等を読み出すものである。な
お、FDやCD−ROMに限らず、他の外部記憶装置か
らの読み出しを可能とする装置を備えていても良い。
【0082】(第3実施形態の作用)次にこの実施形態
による画像表示装置によって図8(a)〜図8(c)の
画像を生成する手順を説明する。図10は、この画像を
生成する手順を示すフローチャートである。
【0083】まず、画像処理装置30は、ゲームの進行
に応じて、基本画像を生成する(ステップS81)。基
本画像は図8(c)に示す画像と同様であり、打牌3
6、副露牌37の他、ゲーム参加者A、B、他の2人の
プレーヤーC、Dそれぞれの手牌35a、35b、35
c、35dを表示した画像である。この画像はRAM3
04に一時記憶される(ステップS82)。
【0084】基本画像が生成されると、画像処理装置3
0は、基本画像から、各プレーヤーの手牌部分を3人分
隠した(牌の裏面の画像に変更した)変更画像を生成す
る(ステップS83)。すなわち、この実施形態では、
図8(c)の画像から参加者B及びプレーヤーC、Dの
手牌35b、35c、35dの表示部分を隠した画像
(図8(a))、参加者A、プレーヤーC、Dの手牌3
5a、35c、35dの表示部分を隠した画像(図8
(b))が生成される。この画像の生成は、隠すべき牌
の上に、牌の裏面のテクスチャをマッピングすることに
よって行う。
【0085】変更画像を生成した後、図8(c)の基本
画像を大画面ディスプレー31に、図8(a)及び図8
(b)の変更画像をそれぞれ頭部装着型表示装置32
(a)及び図8(b)に表示させる(ステップS8
4)。
【0086】ゲームの進展があった場合には(ステップ
S85)、一局が終了した場合(参加者又は他のプレー
ヤーのうち誰かがあがったか、無勝負となった(流れ
た)場合)を除き、ステップS81に戻り、新たな基本
画像及び変更画像が生成され、表示装置に表示される。
【0087】一局が終了した場合には(ステップS8
6)、一局終了時における図8(c)の基本画像を生成
し、これを大画面ディスプレー31のみならず頭部装着
型表示装置32(a)及び32(b)にも表示させる
(ステップS87)。これにより、一局の終了時におけ
る参加者A、B、及び他のプレーヤーC、Dのすべての
手牌を、参加者全員に公開する。このとき、必要に応じ
てその局における各人の得失点数、得点計算の計算式、
ゲーム開始から現時点までの各人の累積点数、現時点の
順位等を表示しても良い。
【0088】一局の終了によりゲームが終了した場合
(半荘が終了した場合など)には(ステップS88)、
画像生成処理を終了し、次の局が行われる場合には、ス
テップS81に戻り、ゲーム終了となるまで同様の処理
が続けられる。
【0089】この結果表示される画像において、各プレ
ーヤーの打牌、副露牌等の表示部分は各画像に共通する
共通部分でありゲーム参加者全員が見ることができる。
一方、各ゲーム参加者の手牌は、当該ゲーム参加者にと
って必要な部分であって他のゲーム参加者に対して隠す
べき非共通部分であって、前記ゲーム参加者およびゲー
ム参加者以外の観戦者は見ることができるが、前記他の
ゲーム参加者は見ることができない。
【0090】この実施形態では、大画面ディスプレーに
表示される基本画像には、2人のゲーム参加者A、B以
外のプレーヤーの手牌も表示されている。従って、ゲー
ム観戦者は、コンピュータにより操作が行われているプ
レーヤーC、Dの手牌も見ながら、ゲーム観戦を楽しむ
ことができる。
【0091】また、この実施形態では、ゲーム参加者が
2人だけであったが、これに限らず、参加者が3人又は
それ以上でも、ゲーム参加者と同数の頭部装着型表示装
置があれば、ゲームを行うことが可能である。参加者が
4人の場合、基本画像としては4人分すべての手牌が表
示された状態の画像が生成されて大画面ディスプレーに
表示される。それぞれの頭部装着型表示装置に投影され
る画像としては、4人分の手牌のうち3人分が隠された
画像が4種類生成され、それぞれ別の頭部装着型表示装
置に投影される。
【0092】(その他)なお、以上の実施形態はいずれ
も麻雀ゲームについて説明したが、これに限らず、例え
ば本発明をトランプゲームに応用することができる。例
えばポーカーゲームを行うテレビゲーム機に応用する場
合は、ゲーム画像のうちプレーヤーにより捨てられたカ
ードの部分の画像はプレーヤー全員が見ることができる
共通部分とし、各プレーヤーが手元に持っているカード
の部分の画像は非共通部分とし、各プレーヤーは自己の
手元のカードだけを見ることができるようにする。これ
により、画像表示装置が簡便でありながら、各プレーヤ
ーが他のプレーヤーに自己の手元のカードを見られる心
配をなくすことができる。
【0093】また、本発明を戦争ゲームに適用すること
もできる。この場合、ゲーム画像のうち各プレーヤーが
秘密基地に配置した部隊や海面下に配置した潜水艦の部
分の画像は非共通部分とし、既に敵に察知された陸上部
隊などの画像は共通部分とする。これにより、各プレー
ヤーの戦略を他のプレーヤーに対して秘密にすることが
可能となり、テレビゲームの遊戯性を高めることができ
る。
【0094】さらに、本発明を格闘ゲームに応用するこ
とも可能である。画像の共通部分(例えば画面を3分割
した場合の中央の部分)には、ゲーム上のキャラクタ相
互間の間合い、体力などの共通の情報とすべき事項を表
示し、画像の非共通部分(画面を3分割した場合の左右
両端の部分)に、各キャラクタから見た相手キャラクタ
の画像を表示する。
【0095】この場合、相手キャラクタから見た自己の
キャラクタの画像が見えてもゲームが成り立たないわけ
ではないが、できれば見たくない(見えない方がプレー
ヤーの気が散ることを防止でき、その結果遊戯性を高め
ることができる)ので、相手キャラクタから見た画像
は、偏光フィルム等の手段によってカットされる。ま
た、ゲーム参加者以外の偏光眼鏡をかけていない者がこ
れを見る時はすべての画像を見ることができ、ゲーム参
加者のいずれの視点からの画像も見ることができ、ゲー
ム観戦を楽しむことができる。
【0096】また、本発明をテレビ放送の受像機に適用
することも可能である。例えば、視聴者2人のうち一方
の者Aは、あるチャンネルで放映しているホラー番組を
見つつ、他のチャンネルで放映しているプロ野球の経過
も見たいとする。また他方の者Bは、別のチャンネルで
放映している映画番組を見つつ、上記プロ野球も見たい
とする。この場合、図11に示すテレビ受像機の画面の
ように、野球放送の画像Yを共通部分とし、ホラー番組
Hと映画番組Mの画像を非共通部分として、鑑賞者Aは
H及びYだけを見ることができ、鑑賞者BはM及びYだ
けを見ることができるようにする。こうすれば、テレビ
受像機が1台で済むとともに、鑑賞者Aは、関心のない
映画Mを見る必要がなく、鑑賞者Bは、見たくないホラ
ー番組Hを見なくて済む。
【0097】更に、本発明をフライトシミュレーターの
表示システムに適用することも可能である。例えば、2
人の者A、Bが同時にシミュレーターを使用する場合、
各人の操作に基づくシミュレーション結果は互いに異な
る。そこで、図11と同様に画面を3つの領域に分け、
3つのうち両端の領域にそれぞれA、Bの操作に基づく
シミュレーション結果を表示して、A、Bはそれぞれ自
己のシミュレーション結果のみを見ることができるよう
にする。また、中央の領域にA、Bの手本となる理想的
シミュレーション結果を表示してA、Bの両者が見るこ
とができるようにする。両端の領域が非共通部部分とな
り、中央の領域が共通部分となる。これにより、A、B
は、それぞれ自分がシミュレーションを行なっている時
は、見たくない他人の操作によるシミュレーション結果
を見なくて済む。
【0098】
【発明の効果】本発明により、複数人が同時に別々の画
像を見ることができる画像表示システムに関して新たな
工夫が提供され、より実用的な画像表示システムを提供
することができる。より詳しくは、以下の効果を奏する
ものである。
【0099】第1に、複数の者が互いに異なる画像を同
時に見ることができる画像表示システムにおいて、表示
装置を簡便なものとすることを可能にし、かつ、画像処
理の負担を軽減することのできる画像表示システムが提
供される。
【0100】第2に、複数のゲーム参加者がそれぞれ別
々の画像を見ることによって遊戯性を高めると同時に、
ゲーム参加者以外の者は各ゲーム参加者が見られるすべ
ての情報を見ることができるようにすることによって、
ゲーム参加者以外の者もゲームの観戦を楽しむことがで
きるようになる。
【0101】第3に、1つの画像表示部により複数の者
が互いに異なる画像を同時に見ることができる画像表示
システムであって、眼の負担が軽いものをが提供され
る。
【0102】第4に、1つの画像表示部で、3人以上の
者が同時にそれぞれ別々の画像を見ることができるよう
な画像表示装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る画像表示システム
の概観図。
【図2】上記画像表示システムにより表示されるコンピ
ュータ麻雀ゲームの画像の概略図。
【図3】第2実施形態に係る画像表示システムの概観
図。
【図4】第2実施形態においてコンピュータ本体が最初
に生成する画像の概略図。
【図5】第2実施形態においてコンピュータ本体が図4
の画像をもとに生成する画像の概略図。
【図6】第2実施形態において観察者に対して表示され
る麻雀ゲームの画像の概略図。
【図7】第3実施形態に係るゲーム装置に使用される画
像表示システムの概観図。
【図8】第3実施形態において観察者に表示される麻雀
ゲームの画像の概略図。
【図9】第3実施形態における画像表示システムのブロ
ック図。
【図10】図8の画像を生成する手順を示すフローチャ
ート。
【図11】テレビ受像機において画面を共通部分及び非
共通部分に分けた場合の画像を示す概略図。
【符号の説明】
10、20、30…コンピュータ本体 11、21…画像表示装置、31…大画面ディスプレー 12、22…偏光眼鏡、32…頭部装着型表示装置 13、23、33…入力装置 14、24…偏光フィルム 15、25、35…手牌 16、26、36…打牌 17、27、37…副露牌
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年10月25日(1999.10.
25)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】また、上記特開平10−42318号はゲ
ーム当事者がゲーム画像を見る手段については言及して
いる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】しかし、ゲーム当事者以外の者がゲームを
観戦して楽しむことができるようにする手段について
は、一切言及していない。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】第2に、複数のゲーム参加者がそれぞれ別
々の画像を見ることによって遊戯性を高めると同時に、
ゲーム参加者以外の者は各ゲーム参加者が見られるすべ
ての情報を見ることができるようにする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】これによって、ゲーム参加者以外の者もゲ
ームの観戦を楽しむことができるようにすることであ
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】
【課題を解決するための手段】 以上の課題を解決す
るため、本願の請求項1に記載した発明は、画像表示シ
ステムを備えた複数人用のゲーム装置であって、ゲーム
の画像のうち、一部のプレーヤーにとって必要な部分で
あって他のプレーヤーに対して隠すべき部分は、当該他
のプレーヤーは見ることができず、プレーヤー以外の者
は、その部分を見ることができる、ゲーム装置である。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】この画像表示システムを実現するにあたっ
ては、1つの画像表示部に複数の者が見る画像(プレー
ヤーが見る画像及びプレーヤー以外の者が見る画像)を
表示することにしても良いし、複数の画像表示部にそれ
ぞれ別の画像を表示することにしても良い。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】1つの画像表示部に表示する場合には、
「1表示部複数画像表示システム」により表示する。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】ここで、「ゲームの画像のうち、一部のプ
レーヤーにとって必要な部分であって他のプレーヤーに
対して隠すべき部分」としては、例えば以下のものがあ
る。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】(1)他のプレーヤーに見られるとゲーム
が成り立たなくなってしまう部分。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】(2)他のプレーヤーに見られたくない部
分。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】(3)他のプレーヤーにとって見たくない
部分乃至重要性が低い部分。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】この構成により、複数のゲーム参加者がそ
れぞれ別々の画像を見ることによって遊戯性を高めると
同時に、ゲーム参加者以外の周囲の人は、一部のゲーム
参加者が見られない情報も見ることができ、ゲーム観戦
を楽しむことができる。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】 また、本願の請求項2に記載した発明
は、画像表示システムを備えた複数人用のゲーム装置で
あって、ゲームの画像のうち、一部のプレーヤーにとっ
て必要な部分であって他のプレーヤーに対して隠すべき
部分は、当該他のプレーヤーは見ることができず、プレ
ーヤー以外の者は、前記一部のプレーヤーが見ることの
できる画像と前記他のプレーヤーが見ることのできる画
像とが互いに重なった画像を見ることによって、前記一
部のプレーヤーにとって必要な部分であって他のプレー
ヤーに対して隠すべき部分を見ることができる、ゲーム
装置である。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】この構成により、複数のゲーム参加者がそ
れぞれ別々の画像を見ることによって遊戯性を高めると
同時に、ゲーム参加者以外の周囲の人は、一部のゲーム
参加者が見られない情報も見ることができ、ゲーム観戦
を楽しむことができる。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】また、1つの画像表示装置で複数人のため
の画像を表示することができ、装置を簡単なものにする
ことができる。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】 また、本願の請求項3に記載した発明
は、1つの基本画像を生成する基本画像生成処理と、基
本画像のうち一部の内容を変更して変更画像を生成する
変更画像生成処理と、複数のプレーヤーがそれぞれ同時
に、基本画像又は変更画像のうちの1つを見ることがで
き、かつ、プレーヤー以外の者は前記複数のプレーヤー
がそれぞれ見ることのできる画像が互いに重なった画像
を見てゲームを観戦することができるように、表示装置
に表示させる表示処理とを行うゲーム画像表示方法であ
る。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】ここで、「基本画像のうち一部の内容を変
更して変更画像を生成する変更画像生成処理」は、画像
処理プログラムにより画像処理装置内部で行なっても良
い。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】また、この変更画像生成処理は、画像表示
部に出力される基本画像の一部に2つの異なる偏光状態
のうち一方の偏光をかけ、他の一部に前記偏光状態のう
ち他方の偏光をかけ、前記偏光状態のうち一方の偏光状
態の偏光成分のみを透過させる偏光眼鏡と、他方の偏光
状態の偏光成分のみを透過させる偏光眼鏡とを備えるこ
とにより、行なっても良い。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】この構成により、複数の者が互いに異なる
画像を同時に見ることができる画像表示システムにおい
て、画像処理の負担軽減を図ることができる。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】また、複数のゲーム参加者がそれぞれ別々
の画像を見ることによって遊戯性を高めると同時に、ゲ
ーム参加者以外の周囲の人は、一部のゲーム参加者が見
られない情報も見ることができ、ゲーム観戦を楽しむこ
とができる。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】 また、本願の請求項4に記載した発明
は、表示装置に備えられた1つの画像表示部に、3つ以
上の画像を複数の基準により区別して1つの画像表示部
に表示し、3人以上のプレーヤーの一人一人が、その複
数の基準に基いて前記3つ以上の画像のうち1つであっ
て他のプレーヤーと異なる画像を見ることができ、か
つ、プレーヤー以外の者が、前記複数のプレーヤーがそ
れぞれ見ることのできる画像が互いに重なった画像を見
てゲームを観戦することができる、ゲーム画像表示シス
テムである。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】すなわち、「1表示部複数画像表示システ
ム」を複数(例えば2つ)組合せた画像表示システムに
より、より多くの者が、1つの画像表示部により、互い
に異なる画像を同時に見ることができる。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】なお、前記互いに異なる画像は、それぞれ
が各画像間で内容が共通する共通部分と、各画像間で内
容が共通しない非共通部分とを含んでいても良い。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】また、前記互いに異なる画像は、それらの
うち1つの画像を基本画像としたとき、他の画像は基本
画像の中の一部が変更されている変更画像であってもよ
い。
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】この構成により、1つの画像表示部で、3
人以上の者が同時にそれぞれ別々の画像を楽しむことが
できる。
【手続補正27】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】また、複数のゲーム参加者がそれぞれ別々
の画像を見ることによって遊戯性を高めると同時に、ゲ
ーム参加者以外の周囲の人は、一部のゲーム参加者が見
られない情報も見ることができ、ゲーム観戦を楽しむこ
とができる。
【手続補正28】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】 本明細書(請求項3等)において、基
本画像のうち一部の内容を「変更」するとは、基本画像
のうち一部(一定領域)を他の内容の映像に置換するこ
と、基本画像のうち一部を削除する(隠す)こと、又は
一部が欠落した基本画像に当該一部を構成する映像を追
加することをいう。
【手続補正29】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】また、本明細書(請求項4等)において、
「1つの」画像表示部とは、CRT、液晶、投射スクリ
ーン等により構成され、画像が表示される部分のことで
ある。1つのCRT等により構成した場合の他、複数の
CRT等を並べ合せて1つの大きな画像表示部を構成
し、全体として1つの画面とみなせるようにした場合を
含む。
【手続補正30】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】また、本明細書(請求項3等)において、
「1つの」画像とは、上記1つの画像表示部に表示され
1人の者が同時に見ることのできる画像のことである。
【手続補正31】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】また、本明細書(従来の技術、課題を解決
するための手段等)において「1表示部複数画像表示シ
ステム」とは、表示装置に備えられた1つの画像表示部
により、複数の者がそれぞれ同時に画像を見ることがで
き、かつ、前記複数の者がそれぞれ見る画像は互いに異
なる画像とすることができる画像表示システムのことで
ある。
【手続補正32】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】「1表示部複数画像表示システム」の具体
例としては、例えば(1)特開平10−42318号の
ように複数の画像をそれぞれ異なるタイミングで表示さ
せ、シャッター眼鏡で特定タイミンクの画像だけを見る
もの、(2)複数の画像にそれぞれ異なる偏光をかけて
表示させ、偏光眼鏡で特定の偏光状態の画像だけを見る
もの、(3)それぞれ異なる波長の単色光からなる2つ
の画像を合成して1つの画像表示部に表示させ、複数の
観察者のうち1人は一方の画像の色で構成された色眼鏡
をかけ、他の1人は他方の画像の色で構成された色眼鏡
をかけて、特定色の画像だけを見ることによって2人が
同時に別々の画像を見るもの等がある。
【手続補正33】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】すなわち、複数の画像をある基準(表示タ
イミング、偏光状態、色彩等)により区別して1つの画
像表示部に表示し、複数の観察者の一人一人が、その基
準に基いて前記複数の画像のうち1つの画像だけを見る
ことができるようにしたシステムである。
【手続補正34】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】なお、「2つの異なる偏光状態」とは、例
えば、偏光面が互いに垂直である2つの直線偏光をい
う。
【手続補正35】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】また、偏光をかける方法は、画像表示装置
の表示部に偏光フィルムを貼っても良く、偏光フィルム
を通した光を投射スクリーン上に映しても良い。
【手続補正36】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】請求項4においては、3人以上の者が互い
に異なる画像を同時に見るために、「1表示部複数画像
表示システム」を複数組合せる。
【手続補正37】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0095
【補正方法】変更
【補正内容】
【0095】この場合、相手キャラクタから見た自己の
キャラクタの画像が見えてもゲームが成り立たないわけ
ではないが、できれば見たくない(見えない方がプレー
ヤーの気が散ることを防止でき、その結果遊戯性を高め
ることができる)ので、相手キャラクタから見た画像
は、偏光フィルム等の手段によってカットされる。
【手続補正38】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0096
【補正方法】変更
【補正内容】
【0096】また、ゲーム参加者以外の偏光眼鏡をかけ
ていない者がこれを見る時はすべての画像を見ることが
できる。
【手続補正39】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0097
【補正方法】変更
【補正内容】
【0097】従って、ゲーム参加者以外の者は、ゲーム
参加者のいずれの視点からの画像も見ることができ、ゲ
ーム観戦を楽しむことができる。
【手続補正40】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0100
【補正方法】変更
【補正内容】
【0100】第2に、複数のゲーム参加者がそれぞれ別
々の画像を見ることによって遊戯性を高めると同時に、
ゲーム参加者以外の者は各ゲーム参加者が見られるすべ
ての情報を見ることができるようにする。
【手続補正41】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0101
【補正方法】変更
【補正内容】
【0101】これによって、ゲーム参加者以外の者もゲ
ームの観戦を楽しむことができるようになる。
【手続補正42】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図11
【補正方法】削除
【手続補正43】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】削除

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の者がそれぞれ同時に画像を見ること
    ができ、かつ、前記複数の者がそれぞれ見る画像は互い
    に異なる画像とすることができる表示装置を備え、 前記複数の者がそれぞれ見る画像は、各画像間で内容が
    共通する共通部分と、各画像間で内容が共通しない非共
    通部分とを含む、画像表示システム。
  2. 【請求項2】1つの基本画像を生成する基本画像生成処
    理と、基本画像のうち一部の内容を変更して変更画像を
    生成する変更画像生成処理と、複数の者がそれぞれ同時
    に、基本画像又は変更画像のうちの1つを見ることがで
    きるように、表示装置に表示させる表示処理とを行う画
    像表示方法。
  3. 【請求項3】1つの基本画像を生成する基本画像生成処
    理と、基本画像のうち一部の内容を変更して変更画像を
    生成する変更画像生成処理と、複数の者がそれぞれ同時
    に、基本画像又は変更画像のうちの1つを見ることがで
    きるように、表示装置に表示させる表示処理とを実行す
    る処理装置、又は前記各処理を処理装置に実行させるプ
    ログラムを記録した媒体。
  4. 【請求項4】画像表示システムを備えた複数人用のゲー
    ム装置であって、ゲームの画像のうち、一部のプレーヤ
    ーにとって必要な部分であって他のプレーヤーに対して
    隠すべき部分は、当該他のプレーヤーは見ることができ
    ず、プレーヤー以外の者は、その部分を見ることができ
    る、ゲーム装置。
  5. 【請求項5】表示装置に備えられた1つの画像表示部に
    より、複数の者がそれぞれ同時に画像を見ることがで
    き、かつ、前記複数の者がそれぞれ見る画像は互いに異
    なる画像とすることができる画像表示システムであっ
    て、 前記画像表示部に出力される画像の一部を構成する光に
    2つの異なる偏光状態のうち一方の偏光をかけ、他の一
    部を構成する光に前記偏光状態のうち他方の偏光をかけ
    る偏光手段と、前記偏光状態のうち一方の偏光状態の偏
    光成分のみを透過させる偏光眼鏡と、他方の偏光状態の
    偏光成分のみを透過させる偏光眼鏡とを備えた、画像表
    示システム。
  6. 【請求項6】表示装置に備えられた1つの画像表示部に
    より、3人以上の者がそれぞれ同時に画像を見ることが
    でき、かつ、前記3人以上の者がそれぞれ見る画像は互
    いに異なる画像とすることができる画像表示システム。
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