JP2000162650A - 電子表示シートおよびそれを備えた電子表示装置 - Google Patents

電子表示シートおよびそれを備えた電子表示装置

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JP2000162650A
JP2000162650A JP10335532A JP33553298A JP2000162650A JP 2000162650 A JP2000162650 A JP 2000162650A JP 10335532 A JP10335532 A JP 10335532A JP 33553298 A JP33553298 A JP 33553298A JP 2000162650 A JP2000162650 A JP 2000162650A
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Japan
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display
sheet
electronic display
display sheet
electronic
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Application number
JP10335532A
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English (en)
Inventor
Shinji Asada
晋次 朝田
Mitsuhiko Yamada
光彦 山田
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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  • Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Drawing Aids And Blackboards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 持ち運びが容易な電子表示シートおよびそれ
を用いた電子表示装置を提供する。 【解決手段】 ディスプレイシート11は透明電極シー
ト111,112間にインクシート113が挟まれた構
造になっている。インクシート113に封入されたエレ
クトロフォレティックインク粒子EIは印加される電界
の方向に応じて色が白い側と青い側とに分かれる。透明
電極シート111,112により任意の画素位置の電界
の向きをX軸の正方向と負方向とで反転させると白の画
素と青の画素を任意に制御でき、画像を表示することが
できる。また、インクシート113および透明電極シー
ト111,112は可撓性を有し、巻き取り可能である
ので、持ち運びが容易である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、表示データに基
づいて表示を行う電子表示シートおよびそれを用いた電
子表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、会議などで用いられる表示手
段としては大型のCRTディスプレイやPDP(プラズ
マ・ディスプレイ・パネル)、さらにはOHP(オーバ
ーヘッドプロジェクタ)や液晶プロジェクタなどが知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、大型の
CRTディスプレイやPDPは非常に重く、かさばるた
め持ち運びが不便であった。
【0004】また、OHPや液晶プロジェクタでは投影
のためのスクリーンが別途必要であり、またそのスクリ
ーンは巻き取り可能で、軽量であるため比較的持ち運び
は容易であるが、プロジェクタ自体には高出力の光源
や、その光源を冷却するファンやモータなどの冷却手段
が設けられているため、上記CRTディスプレイやPD
Pなどと同様に、非常に重く、かさばるため、これもま
た持ち運びが不便であった。
【0005】さらに、OHPや液晶プロジェクタは照明
を落として使用するため、会議などでは不都合があっ
た。
【0006】この発明は、従来技術における上述の問題
の克服を意図しており、持ち運びが容易な電子表示シー
トおよびそれを用いた電子表示装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、巻き取り可能なシート状の大画
面を有し、画面の各画素位置に電気的駆動信号が印加さ
れることにより画像表示を行う表示シートと、与えられ
た表示データに基づいて画面の各画素位置に電気的駆動
信号を与えることにより、表示シートの表示を制御する
表示制御手段とを備えている。
【0008】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
の電子表示シートであって、表示シートが電気的駆動信
号の供給の切断後も表示状態を持続する不揮発性のもの
である。
【0009】また、請求項3の発明は、請求項1または
請求項2に記載の電子表示シートであって、表示シート
が、所定の色の荷電性粒子が他の色の液体とともに多数
封入された透明カプセルの集合を含んでなる表示本体層
と、表示本体層の各画素位置に電気的駆動信号を与える
透明の電極層とを有している。
【0010】また、請求項4の発明は、請求項1ないし
請求項3のいずれかに記載の電子表示シートと、表示デ
ータを入力する入力手段とを備えている。
【0011】また、請求項5の発明は、請求項4に記載
の電子表示装置であって、入力手段がデジタイザを含ん
でいる。
【0012】また、請求項6の発明は、請求項4に記載
の電子表示装置であって、入力手段がコンピュータを含
んでいる。
【0013】さらに、請求項7の発明は、請求項4ない
し請求項6のいずれかに記載の電子表示装置であって、
さらに、表示シートに表示された表示データを出力する
出力手段を備えている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0015】<1.第1の実施の形態>図1はこの発明
の第1の実施の形態である電子表示装置1の装置構成お
よび、電子表示シート10の外観を示す図である。ま
た、図2は第1の実施の形態における電子表示装置1の
ブロック図である。第1の実施の形態の電子表示シート
10は従来からある黒板や会議用のホワイトボードと同
様の機能を電子的に実現するとともに、従来からあるオ
ーバーヘッドプロジェクタや液晶プロジェクタ等に使用
される投光用のスクリーンの巻き取りによる持ち運びの
容易さ(携帯性)を兼ね備えたものである。以下、図1
および図2を用いて第1の実施の形態である電子表示装
置1および電子表示シート10について説明する。
【0016】第1の実施の形態における電子表示装置1
は電子表示シート10と、周辺機器として、表示データ
を入力する入力手段としてパーソナルコンピュータ2
0、デジタイザタブレット30およびスキャナー40
と、表示されていた画像に対応するデジタルデータを紙
媒体にハードコピーしたり伝送信号として出力する出力
手段であるプリンター50、ファクシミリ60、コピー
機70とを備えている。ここで、表示データとは、電子
表示シート10が表示する画像の基になるデジタルデー
タである。
【0017】なお、電子表示シート10はディスプレイ
シート11および表示駆動部12を備えており、ディス
プレイシート11は少なくとも1m2以上の大きさを有
する大型の表示手段である。また、表示駆動部12は上
述の入力手段として機能する磁気ディスクドライブ12
1(記録媒体として磁気ディスクMD)を備えた制御部
120を有しており、磁気ディスクドライブ121およ
び上述のパーソナルコンピュータ20(その備える磁気
ディスクドライブ20a)は、表示データのデジタルデ
ータの形式での出力手段としても機能する。さらに、デ
ィスプレイシート11の先端には2つのリングRが設け
られており、それらを壁などに設けられた突起に懸ける
ことで電子表示シート10全体を吊すことができる。
【0018】また、デジタイザタブレット30は通常用
いられる電磁誘導方式、静電容量方式、抵抗線方式等公
知のものを用いることができる。
【0019】また、図2に示すように、表示駆動部12
の内部には、ディスプレイシート11による表示制御を
行う制御部120およびバッテリー電源部129が設け
られている。そして、図2の装置全体はバッテリー電源
部より供給される電力、もしくは電源アダプターを介し
て外部から供給される電力によって動作する。以下、制
御部120の内部構造について説明する。
【0020】制御部120にはバスラインBLが設けら
れており、それを通じて以下に説明する各部がデータの
やり取りを行う。外部画像入出力部122はスキャナー
40、プリンター50、パーソナルコンピュータ20と
電気的に接続され、それらから表示すべき画像の基にな
る表示データを取得したり、ディスプレイシート11に
表示されていた画像に対応する後述する画像メモリ12
5に記憶されていた表示用の画像データを出力したりす
る。また、データ通信部123は、通信線または赤外線
によりスキャナー40、プリンター50、パーソナルコ
ンピュータ20、ファクシミリ60、コピー機70と画
像データの通信を行う。デジタイザインターフェイス1
24はデジタイザタブレット30から送られる入力デー
タを受け取るためのインターフェイスである。前述の磁
気ディスクドライブ121は磁気ディスクMDに対して
画像データの読み書きを行う。
【0021】以上の各入出力のための機構を通じて制御
部120に入力された画像データは画像メモリ125に
記憶され、必要に応じてCPU126に読み出された
り、さらには、変更を受けた後に再度書き込まれたりす
る。
【0022】また、操作パネル127は電子表示シート
10を使用する使用者が所望の処理をディスプレイシー
ト11に指示、入力するための指示入力手段である。
【0023】CPU126は操作パネル127による使
用者の指示またはデジタイザタブレット30を通じた指
示に従い、表示された画像データの変換や、ディスプレ
イシート11への電気的駆動信号の供給(具体的には電
圧の印加)のタイミング制御等、各部の動作制御を行
う。そして、ディスプレイドライバ128はCPU12
6の制御のもと、バッテリー電源部129から供給され
る電力を制御してディスプレイシート11に供給する。
【0024】さらに、バッテリー電源部129は電源ア
ダプター13から供給される直流電力を常時蓄え、必要
に応じて制御部120(内部の各処理部)に供給する。
【0025】つぎに、主要部について説明する。
【0026】図3はディスプレイシート11の分解図お
よび部分拡大図である。分解図に示すように、ディスプ
レイシート11は2枚一対の透明電極シート111,1
12の間にインクシート113を挟み、さらにそれらを
外側から挟み込むように保護シート114,115が設
けられた、5枚のシートが積層した構造になっている。
なお、保護シート114(少なくとも表側(X軸正側)
のもの)は透明となっている。また、両透明電極シート
111,112にはそれぞれ可視光を透過する透明のア
ドレス線(図示省略)が等間隔で多数形成されており、
両透明電極シート111,112のアドレス線は互いに
直交している。そして、それらアドレス線は図示しない
コネクタコードによりディスプレイドライバ128に接
続されている。この透明電極シート111,112は液
晶ディスプレイ等に用いられる公知のものであり、両透
明電極シート111,112のアドレス線について先頭
アドレスから最終アドレスまで順次に電圧を印加するこ
とによりそれぞれのアドレス線の各交点に相当する画素
に、画像情報に相当する電界を与えることができる。
【0027】また、インクシート113は、Eインク社
製のエレクトロフォレティックインク(Comiskey et.a
l.,SID(Society For Information Disply),Boston,MA,M
ay 1997p.7.4L.Drzaic et.al.,SID,anheim,CA,MAy 1998
p.44.3L参照)と呼ばれる特殊なインクを用いたシート状
の表示媒体であり、可撓性、不揮発性を備え、電界の作
用により表示、消去および再表示が自在なものとなって
いる。以下、インクシート113の構造の概要について
説明する。
【0028】図3の断面図を見ると分かるように、2枚
の封入シート113a,113bの間にエレクトロフォ
レティックインク粒子(以下「インク粒子」という)E
Iが多数、挟み込まれた構造になっている。
【0029】図4はインク粒子EIの断面図および動作
説明図である。なお、図4(a)および(b)には図3
と共通のX軸を記載している。インク粒子EIは少なく
とも可視光を透過する透明のマイクロカプセルMC内部
に、白色粒子WPが青色液体BLに分散された懸濁液が
封入された構造となっている。そのうち、白色粒子WP
は顔料であるの低分子量のポリエチレンに溶けたルチル
形二酸化チタンを砕いて得られたものであり、正電荷を
帯びている。また、青色液体BLはテトラクロロエチレ
ンとイソパラフィニック溶媒の混合液に青色の染料を溶
かしたものである。
【0030】以上のような構造により、図4(a)のよ
うに、白色粒子WPは表面から裏面へ向かう方向(X軸
負方向)の電界Eが印加されると、それによりX軸の負
方向に力を受け、電気泳動によりマイクロカプセルMC
の裏面側(X軸正側)に集められる。これにより、外部
上方からの光はマイクロカプセルMCを通過し、青色液
体BLによりその青色成分は反射し、それ以外は吸収さ
れるため、観察者OBはそのインク粒子EIを「青」と
捉える。逆に、裏面から表面へ向かう方向(X軸正方
向)の電界Eが印加されると、それにより白色粒子WP
はX軸の正方向に力を受け、電気泳動によりマイクロカ
プセルMC内部の表面側(X軸正側)に集められる。こ
れにより外部上方からの光はマイクロカプセルMCを通
過し、白色粒子WPにより反射された後、観察者OBの
目に捉えられる。そのため観察者OBはそのインク粒子
EIが存在する位置を「白」と捉える。
【0031】そして、インクシート113はこのような
構造のインク粒子EIを多数有しているので、前述の透
明電極シート111,112における各アドレスを順次
に選択する走査により、各アドレスにX軸正方向または
負方向の電界Eを形成して所望の画素を白と青とに表示
し分けることができる。
【0032】なお、以上のような表示色の反転のために
印加される電圧は比較的小さな電圧で済む。また、イン
ク粒子EIは一度印加電圧がかけられ、上記の白色また
は青色状態になると、印加電圧が切断されても状態が変
化せず、表示が持続するものとなっている。すなわち、
インクシート113は不揮発性(バイステイブル)の画
像表示媒体である。
【0033】さらに、上記インク粒子EIは可撓性の透
明接着剤などで相互に接着されており、インクシート1
13中のインク粒子EIはその配置位置の多少の変動は
許容される。そのため、このインクシート113は可撓
性を有している。また、透明電極シート111,112
も非常に薄く形成されているため、ある程度の可撓性を
有しており、さらに保護シート114,115も可撓性
のシートとされている。そのためディスプレイシート1
1は図5に示すように巻き取り可能となっている。これ
により第1の実施の形態の電子表示シート10は巻き取
った状態にすることによって、持ち運びが容易に行える
ものとなっている。
【0034】また、上述のように観察者OBの側から見
たインクシート113の色はインク粒子EI自体の色
(白青の2値階調)の変化で実現するので、オーバーヘ
ッドプロジェクタや液晶プロジェクタのように投影光を
用いたり、液晶ディスプレイのように透過光を用いたも
のではないので、通常の照明光によって容易に視認で
き、省電力である。
【0035】さらに、エレクトロフォレティックインク
は上述のような簡単な構造であり、比較的形成しやすい
ので、この電子表示シート10は液晶ディスプレイ等の
表示手段と比較して安価なものとなっている。
【0036】以上のようなインクシート113を備えた
電子表示シート10において画像表示を制御する方法は
以下の通りである。CPU126は表示用の画像データ
を画素単位で画像メモリ125から読み出し、ディスプ
レイドライバ128を通じて一対の透明電極シート11
1,112の各アドレス線に画像データに対応した電気
的駆動信号を順次に供給し、各画素(各アドレス)の電
界を制御する。これによりインクシート113は各画素
位置において白または青を表示することになり、それに
よりディスプレイシート11は表示データに対応した画
像を表示する。そしてひとたび1画面分の画像が表示さ
れると画像の変更の指示が入力される度にその変更部分
のみの画像を表示し直せばよい。そのため、省電力であ
る。これは、エレクトロフォレティックインクの不揮発
性によるものである。
【0037】また、この電子表示装置1はデジタイザタ
ブレット30にスタイラスペンで入力し、それを電子表
示シート10にリアルタイムに表示することにより、従
来のホワイトボード等のようにマーカー等の消耗品も不
要である。ただし、ディスプレイシート11の表側の保
護シート114,115表面は非常に滑らかに形成され
ており、データ化の必要のない内容などはディスプレイ
シート11(の保護シート)上にマーカー等により直接
記入したり、それらを布等により消去したりできるもの
となっている。
【0038】以上説明したように、第1の実施の形態に
おける電子表示シート10によれば、巻き取り可能なシ
ート状の大画面を有し、表示データに基づいて表示を行
うディスプレイシート11と、そのディスプレイシート
11の表示を制御する制御部120とを備えるのみであ
るので、ディスプレイシート11を巻き取ることにより
持ちやすく、さらに、プロジェクタのように高出力の光
源や冷却手段を備えなくてもよいため、軽量でかさばら
ないため、持ち運びが容易である。
【0039】また、ディスプレイシート11は電気的駆
動信号の供給の切断後も表示状態を持続する不揮発性の
ものであるため、インク粒子EIの応答に要する時間だ
け繰返しアドレス線を走査して画像情報を各画素に与え
た後にはその表示画像の劣化が少なく、常時または定期
的に電気的駆動信号(電圧)を供給する必要がないので
省電力である。
【0040】また、ディスプレイシート11がインクシ
ート113を含むため、上記携帯性と省電力性を容易に
実現できる。
【0041】また、第1の実施の形態における電子表示
装置1によれば、電子表示シート10以外に、表示デー
タを入力するパーソナルコンピュータ20、デジタイザ
タブレット30、スキャナー40および電子表示シート
10の磁気ディスクドライブといった入力手段を備える
ため、外部から表示データを入力して表示することがで
きる。
【0042】また、デジタイザタブレット30により、
容易に所望の文字や絵柄を入力、変更でき、パーソナル
コンピュータ20の画面を、電子表示シート10を用い
ることにより、大きく表示して会議などに用いることが
できる。
【0043】さらに、電子表示シート10に表示された
表示データを出力するプリンター50、ファクシミリ6
0、コピー機70、パーソナルコンピュータ20(さら
にその磁気ディスクドライブ20a)および表示駆動部
12の磁気ディスクドライブ121を出力手段として備
えるため、電子表示シート10に表示した表示データを
容易に出力することができる。
【0044】<2.第2の実施の形態>図6はこの発明
の第2の実施の形態である電子表示装置2の外観図であ
る。図示のように電子表示装置2は2本の脚部91a,
91bを備えた入出力ボード90を備えている。なお、
電子表示シート10は第1の実施の形態と全く同様のも
のとなっている。
【0045】以下、入出力ボード90について説明す
る。入出力ボード90の上部には第1の実施の形態のデ
ジタイザタブレット30をディスプレイシート11と同
程度に大型化したデジタイザボード92がその入力面9
2aを鉛直にして設けられている。また、中間部には電
子表示シート10の表示駆動部12を収納する収納孔9
0aが設けられ、さらに、下部にはスキャナ機能とプリ
ンタ機能を備えるとともに内部に第1の実施の形態と同
様の電源アダプター(図示せず)を内蔵した入出力部9
3が設けられている。このように、入出力ボード90は
スキャナ、プリンタおよびデジタイザの機能を備えてい
るのでそれらを個別に設置するより設置面積が小さくて
すむ。
【0046】そして、収納孔90aに電子表示シート1
0の表示駆動部12を収納し、ディスプレイシート11
の上端に設けられた懸架用の2つのリングRを入出力ボ
ード90の上端付近に設けられた懸架用の2つの突起9
0bにそれぞれ掛けることで、ディスプレイシート11
を入出力ボード90のデジタイザボード92の入力面9
2aにほぼ密着した状態で保持することができるものと
なっている。
【0047】そして、使用者は一般のホワイトボードに
対して、通常マーカーなどにより所望の文字や絵柄の形
状を記入する場合のように、ディスプレイシート11の
表面から図示しないスタイラスペンを適度の圧力をかけ
つつ所望の形状に移動させる。すると、デジタイザボー
ド92によりその入力されたスタイラスペンの軌跡は画
像データ化されてCPU126に送られ、さらに、CP
U126はその変更された画像データをリアルタイムで
ディスプレイシート11に表示させる。これにより、紙
に文字や絵柄を記入するように、ディスプレイシート1
1に文字や絵柄のデータを入力することができる。
【0048】なお、第1の実施の形態で備えていたパー
ソナルコンピュータ20、ファクシミリ60、コピー機
70は図6には図示しなかったが、当然電子表示シート
10の表示駆動部12に接続可能である。また、第1の
実施の形態におけるスキャナー40、プリンター50の
代わりに第2の実施の形態では入出力部93が接続され
ている。
【0049】以上のような構成であるので、第2の実施
の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を有す
るとともに、ディスプレイシート11をデジタイザボー
ド92の入力面92aとほぼ密着した状態で保持できる
ので、ディスプレイシート11のリアルタイムの表示を
見ながら、紙に文字や絵柄を記入する感覚でそれらのデ
ータを容易に入力することができる。
【0050】<3.変形例>上記第1および第2の実施
の形態において電子表示シート10およびそれを備えた
電子表示装置1,2の例を示したが、この発明はこれに
限られるものではない。
【0051】例えば、上記第1および第2の実施の形態
では、白と青を切替えられるエレクトロフォレティック
インクを用いた電子表示シート10によりモノトーンの
表示を行うものとしたが、インク粒子EI中の白色粒子
WPの代わりに、R(赤)G(緑)B(青)等の色成分
の粒子を有するEインク粒子を用いることによりカラー
表示するものとしてもよい。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし請
求項7の発明によれば、巻き取り可能なシート状の大画
面を有し、画面の各画素位置に電気的駆動信号が印加さ
れることにより画像表示を行う表示シートと、与えられ
た表示データに基づいて画面の各画素位置に電気的駆動
信号を与えることにより、表示シートの表示を制御する
表示制御手段とを備えるのみであるので、表示シートを
巻き取ることにより持ちやすく、さらに、プロジェクタ
のように高出力の光源や冷却手段を備えなくてもよいた
め、軽量でかさばらないため、持ち運びが容易である。
【0053】また、請求項2の発明によれば、表示シー
トが電気的駆動信号の供給の切断後も表示状態を持続す
る不揮発性のものであるため、常時または定期的に電力
を供給する必要がないので省電力である。
【0054】また、請求項3の発明によれば、表示シー
トが、所定の色の荷電性粒子が他の色の液体とともに多
数封入された透明カプセルの集合を含んでなる表示本体
層と、表示本体層の各画素位置に前記電気的駆動信号を
与える透明の電極層とを有するため、巻き取り可能性や
不揮発性を有するので、持ち運びの容易さと省電力とを
容易に実現できる。
【0055】また、請求項4の発明によれば、表示デー
タを入力する入力手段をさらに備えるため、外部から表
示データを入力して表示することができる。
【0056】また、請求項5の発明によれば、入力手段
がデジタイザを含むため、容易に所望の文字や絵柄を入
力、変更できる。
【0057】また、請求項6の発明によれば、入力手段
がコンピュータを含むため、コンピュータの画面を大き
く表示することができる。
【0058】また、請求項7の発明によれば、表示シー
トに表示された表示データを出力する出力手段をさらに
備えるため、電子表示シートに表示した表示データを容
易に出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における電子表示装置の装置
構成および、ディスプレイの外観を示す図である。
【図2】第1の実施の形態における電子表示装置のブロ
ック図である。
【図3】ディスプレイシートの分解図および部分拡大図
である。
【図4】Eインク粒子の断面図および動作説明図であ
る。
【図5】ディスプレイシートを巻き取った状態を示す図
である。
【図6】この発明の第2の実施の形態である電子表示シ
ートの外観図である。
【符号の説明】
1,2 電子表示装置 10 電子表示シート 11 ディスプレイシート(表示シート) 12 表示駆動部(表示制御手段) 20 パーソナルコンピュータ(入力手段,出力手段) 30 デジタイザタブレット(入力手段) 40 スキャナー(入力手段) 50 プリンター(出力手段) 60 ファクシミリ(出力手段) 70 コピー機(出力手段) 92 デジタイザボード(入力手段) 93 入出力部(入力手段,出力手段) 120 制御部(表示制御手段) 121 磁気ディスクドライブ(入力手段,出力手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/34 G09G 3/34 C (72)発明者 山田 光彦 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 Fターム(参考) 2C071 CA05 DA05 DB02 DC01 EA03 EC01 5C080 AA13 BB05 DD13 DD30 EE01 EE17 EE31 FF03 FF09 GG02 GG12 JJ02 JJ06 KK05 5C094 AA60 BA75 BA84 CA19 DA06 EB02 FB16

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻き取り可能なシート状の大画面を有
    し、前記画面の各画素位置に電気的駆動信号が印加され
    ることにより画像表示を行う表示シートと、 与えられた表示データに基づいて前記画面の各画素位置
    に前記電気的駆動信号を与えることにより、前記表示シ
    ートの表示を制御する表示制御手段と、を備えることを
    特徴とする電子表示シート。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子表示シートであっ
    て、 前記表示シートが前記電気的駆動信号の供給の切断後も
    表示状態を持続する不揮発性のものであることを特徴と
    する電子表示シート。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の電子表
    示シートであって、 前記表示シートが、 所定の色の荷電性粒子が他の色の液体とともに多数封入
    された透明カプセルの集合を含んでなる表示本体層と、 前記表示本体層の各画素位置に前記電気的駆動信号を与
    える透明の電極層と、を有することを特徴とする電子表
    示シート。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の電子表示シートと、 前記表示データを入力する入力手段と、を備えることを
    特徴とする電子表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の電子表示装置であっ
    て、 前記入力手段がデジタイザを含むことを特徴とする電子
    表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の電子表示装置であっ
    て、 前記入力手段がコンピュータを含むことを特徴とする電
    子表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項4ないし請求項6のいずれかに記
    載の電子表示装置であって、さらに、 前記表示シートに表示された表示データを出力する出力
    手段を備えることを特徴とする電子表示装置。
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