JP2000162349A - 画像表示制御装置及び画像表示制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 親密度に応じて画像を変化させつつ表示する
ことのできる画像表示制御装置及び画像表示制御方法を
提供する。 【解決手段】 ステップＳ２４では、所定時間（例えば
１時間）が経過するまで待機し所定時間を経過したなら
ば、親密度レベルレジスタに格納されている親密度レベ
ルＬの値に“１”を加算してこれを更新する。また、ユ
ーザの身体からの検出温度Ａが３３℃未満であるか否か
を判断し（ステップＳ２７）、３３℃未満である場合に
は、親密度レベルＬの値から“１”を減算してこれを更
新し（ステップＳ２８）、逆に３３℃以上である場合に
は、親密度レベルＬの値に“１”を加算してこれを更新
する（ステップＳ２８）。そして、親密度レベルＬの値
が所定値Ｂ以上となると、ステップＳ３０からステップ
Ｓ３１に進んで、親友画像表示を行う。このステップＳ
３１での処理により、表示部にはキャラクタが愛情を示
している親友用画像が表示される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、画面上にペット等
を表示させる画像表示制御装置及び画像表示制御方法に
関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、画面上にペットを表示するととも
に、食事を与える等をキー操作で行うことにより、これ
に応じてペットの画像を変更表示し、仮想的にペットを
成長させたり、ペットに感情を表現させたりする画像表
示制御装置、所謂電子ペット装置が知られている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このような従来の画像
表示制御装置にあっては、ユーザのキー操作による行為
に応じて、ペットの画像を表示変更するに過ぎないが、
実際においては、ペットは飼い主との親密度に応じて、
感情が変化するものである。よって、単にキー操作に応
じてペットの画像を変化させても、現実にペットを飼っ
ている様子を模倣し得るものではなく、現実感のある画
像変化表示を行い得るものではなかった。

【０００４】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、親密度に応じて画像を変化させつ
つ表示することのできる画像表示制御装置及び画像表示
制御方法を提供することを目的とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に請求項１記載の発明にかかる画像表示制御装置にあっ
ては、複数の画像が記憶されている画像記憶手段と（図
３（Ｂ）のＲＯＭ８）、画像を表示する表示手段（図
１、図２の表示部４）と、装置本体（図１の腕時計１）
が身体に装着されているか否かを検出する装着検出手段
（図２のＣＰＵ７、温度センサ６）と、時間又は現在時
刻を計時する計時手段（図２の発振回路２〜時刻計数回
路１４）と、前記装着検出手段による検出結果と前記計
時手段により計時された時間とに基づき、前記画像記憶
手段からいずれかの画像を選択し、前記表示手段に表示
させる制御手段（図２のＣＰＵ７）とを備えている。し
たがって、装置本体がユーザの身体に装着されていない
場合には、ペットが睡眠中である画像を表示したり、身
体に装着されている場合には、当該ユーザと行動中であ
る画像を表示したり、さらには行動中の画像を時間によ
り変化させる等が可能となる。

【０００６】また、請求項２記載の発明にかかる画像表
示制御装置にあっては、前記制御手段は、前記装着検出
手段により身体への装着が検出されている状態における
前記計時手段の計時に基づく装着継続時間（図５のＳ２
４）の各々に応じて、前記画像記憶手段から対応する画
像を選択する（図５のＳ３１）。したがって、装着継続
時間が長ければユーザとの親密度が増した画像を表示す
ることが可能となる。

【０００７】また、請求項３記載の発明かかる画像表示
制御装置にあっては、前記制御手段は、前記装着検出手
段により身体への装着が検出されている状態における前
記計時手段の計時に基づく時間帯に応じて（図４のＳ１
４、Ｓ１９）、前記画像記憶手段から対応する画像を選
択する（図４のＳ１５、Ｓ１１７、Ｓ２０、Ｓ２１）。
したがって、装置本体を装着している時間帯が朝、昼、
晩、深夜等のいずれであるかにより、表示される画像が
変化し、各時間帯に応じて異なるペット等の様子を模倣
し得る。

【０００８】また、請求項４記載の発明にかかる前記制
御手段は、前記装着検出手段により身体への装着が検出
されている状態における前記計時手段の計時に基づく季
節に応じて（図４のＳ６、Ｓ９）、前記画像記憶手段か
ら対応する画像を選択する（図４のＳ７、Ｓ８、Ｓ１
０、Ｓ１１）。したがって、ユーザは、表示される画像
により季節感を味わうことが可能となる。

【０００９】また、請求項５記載の発明にかかる画像表
示制御装置にあっては、特定の日付や時刻等の特定日時
を記憶する特定日時記憶手段（図３の記念日メモリ９
ｆ）をさらに備え、前記制御手段は、前記装着検出手段
により身体への装着が検出されている状態における前記
計時手段の計時に基づく日時と、前記特定日時記憶手段
に記憶されている特定日時とに応じて、前記画像記憶手
段から対応する画像を選択する（図４のＳ１３）。した
がって、誕生日や結婚記念日等に対応する画像が表示さ
れることにより、ユーザの興味を刺激してこの種画像表
示制御装置の面白さを向上させることができる。

【００１０】また、請求項６記載の発明にかかる画像表
示制御装置にあっては、前記画像を選択する際に指標と
なる値を記憶する指標値記憶手段（図３の親密度レベル
レジスタ９ｃ）をさらに備え、前記制御手段は、前記装
着検出手段により身体への装着が検出されている状態に
おける前記計時手段の計時に基づいて、前記指標値記憶
手段の値を変化させ（図５のＳ２５）、この値に応じて
前記画像記憶手段から異なる画像を選択する（図５のＳ
３１）。したがって、装着時間の長短等に応じて、異な
る画像が表示されることとなり、よって、可愛がられて
いる時間の長短により変化するペット様子等を模倣する
ことができる。

【００１１】また、請求項７記載の発明にかかる画像表
示制御装置にあっては、前記身体の温度を検出する温度
検出手段（図２のＣＰＵ７、温度センサ６）をさらに備
え、前記制御手段は、前記温度検出手段により検出され
た温度に応じて、前記指標値記憶手段の値を変化させる
（図５のＳ２８、Ｓ２９）。したがって、検出された身
体の温度が低ければ愛情が少ないものとしてこれに応じ
て前記値を変化させ、高ければ愛情が多いものとしてこ
れに応じて前記値を変化させることができ、その結果愛
情に応じて異なる画像を表示し得る。

【００１２】また、請求項８記載の発明にかかる画像表
示制御方法にあっては、装置本体が身体に装着されてい
るか否かを検出する検出処理（図４のＳ１）と、時間又
は現在時刻を計時する計時処理（図５のＳ２４）と、前
記装着検出処理での検出結果と前記計時処理により計時
された時間とに基づき、画像記憶手段に記憶されている
複数の画像からいずれかを選択して、表示させる制御処
理（図５のＳ３１）とを実行する。したがって、装置本
体がユーザの身体に装着されていない場合には、ペット
が睡眠中である画像を表示したり、身体に装着されてい
る場合には、当該ユーザと行動中である画像を表示した
り、さらには行動中の画像を時間により変化させる等が
可能となる。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
従って説明する。

【００１４】図１は、本発明を適用した腕時計の外部構
成を示すものであり、腕時計１は時計本体２とこの時計
本体２の両端部に係止されたバンド３ａ，３ｂとで構成
されている。時計本体２の表面側２Ａには、ＬＣＤから
なる表示部４が設けられているとともに複数のキーで構
成されるキー入力部５が設けられおり、裏面側２Ｂには
温度センサ６が一面を露呈させて装着されている。

【００１５】図２は、腕時計１の内部に配置されている
回路の構成を示すブロック図である。この回路には、各
部を制御するＣＰＵ７が設けられているとともに、シス
テムプログラム等を記憶しているＲＯＭ８、ワーク用と
して使用されるとともに後述するレジスタ等が設けられ
ているＲＡＭ９が、それぞれバス１０を介して接続され
ている。また、バス１０には表示駆動回路１１、及び前
記キー入力部５と温度センサ６とが接続されおり、表示
駆動回路１１は、前記表示部４を駆動するものである。
発振回路１２は、所定周波数のクロック信号を出力する
ものであり、分周回路１３はこれを分周し、時刻計数回
路１４は分周回路１３からの信号を計数して年月日及び
時刻データを生成し、バス１０を介してＣＰＵ７に入力
するものである。

【００１６】ＲＯＭ８には、システムプログラムととも
に、図３（Ｂ）及び図６に示した各種画像を表示するた
めの画像データが記憶されている。さらにＲＯＭ８に
は、図３（Ｂ）に示すように、親密度レベルＬに対応し
て画像を示す番号が記憶され、時間帯に対応して画像を
示す番号が記憶されているとともに、季節に対応して画
像を示す番号が記憶されている。また、ＲＡＭ９には、
図３に示すように、表示レジスタ９ａ、時計レジスタ９
ｂ、親密度レベルレジスタ９ｃ、温度レジスタ９ｄ、タ
イマレジスタ９ｅ、及び記念日レジスタ９ｆ等が設けら
れている。表示レジスタ９ａは、ＲＯＭ８から読み出し
て表示部４に表示させる画像データを格納するものであ
り、時計レジスタ９ｂは、現在何月日データを格納する
ものである。親密度レベルレジスタ９ｃは、親密度レベ
ル値Ｌを格納するものであり、温度レジスタ９ｄは、温
度センサ６により検出された温度データＡを格納するも
のである。タイマレジスタ９ｅは、この腕時計１が装着
されていると判断された時点からの時間を格納するもの
であり、記念日レジスタ９ｆはキー入力部５での操作に
よりユーザによる入力された誕生日や両親の結婚記念日
等が格納されるとともに、元旦や祭日等の規定の記念日
が予め格納されている。

【００１７】次に、以上の構成にかかる本実施の形態の
動作をフローチャートに従って説明する。

【００１８】すなわち、ＣＰＵ１はプログラムに基づき
図４及び図５に示す一連のフローチャートに従って動作
し、温度センサ６により検出されて温度レジスタ９ａに
格納されている検出温度Ａが、通常時における体温であ
る常温の範囲（以下、「基準温度」という。）“３２℃
±２℃”であるか否かを判断する（ステップＳ１）。こ
のとき、腕時計１がユーザの腕に装着されずに放置され
ていると、温度センサ６が腕からの体温の熱影響を受け
ないことから、検出温度Ａは常温であって前記基準温度
範囲外の温度となり得る。したがって、ＣＰＵ７は、検
出温度Ａが前記基準温度範囲外の温度であれば、腕時計
１はユーザの腕に装着されていないと判断する。そし
て、装着されていないと判断した場合には、親密度レベ
ルレジスタ９ｃに格納されている親密度レベル値Ｌを
“０”にセットした後（ステップ２）、休止中画像を表
示する（ステップ３）。このステップＳ３での処理によ
り、図６（ａ）に示すように、表示部４には猫のキャラ
クタが睡眠している休止中画像Ｇ１が表示される。

【００１９】他方、ユーザが腕に腕時計１を装着する
と、温度センサ６が腕からの体温の熱影響を受け、検出
温度Ａは前記範囲内の温度となり得る。したがって、ス
テップＳ１からステップＳ４に進み、腕時計１を装着し
た時点からの時間を計時するタイマをスタートさせて、
タイマレジスタ９ｅに格納される時間を順次更新してい
く（ステップＳ４）。引き続き、活動中画像を表示し
（ステップ５）、このステップＳ５での処理により、図
６（ｂ）に示すように、表示部４にはキャラクタが活動
している活動中画像Ｇ２が表示される。

【００２０】次に、時計レジスタ９ｂに格納されている
現在月日データに基づき、現時点が冬又は春のいずれか
であるかを判断し（ステップＳ６）、冬である場合には
冬用画像に表示変更し（ステップＳ７）、春である場合
には春用画像に表示変更する（ステップＳ８）。すると
ステップＳ７での処理により、図７（ａ）に示すよう
に、表示部４にはキャラクタがスキーをしており「スキ
ーに行こう」と呼びかけている冬用画像Ｇ４が表示さ
れ、また、ステップＳ８での処理により、図７（ｂ）に
示すように、表示部４にはキャラクタが花見をしており
「花見に行こう」と呼びかけている春用画像Ｇ５が表示
される。

【００２１】また、冬及び春のいずれでもない場合に
は、夏又は秋のいずれかであるかを判断し（ステップＳ
９）、夏である場合には夏用画像に表示変更し（ステッ
プＳ１０）、秋である場合には秋用画像に表示変更する
（ステップＳ１１）。するとステップＳ１０での処理に
より、図７（ｃ）に示すように、表示部４にはキャラク
タが泳ぎをしており「泳ぎに行こう」と呼びかけている
夏用画像Ｇ６が表示され、また、ステップＳ１１での処
理により、図７（ｄ）に示すように、キャラクタがハイ
キングをしており「ハイキングに行こう」と呼びかけて
いる秋用画像Ｇ７が表示される。

【００２２】そして、以上のようにして活動中画像Ｇ２
から季節に応じたいずれかの画像Ｇ４〜Ｇ７に変化させ
たならば、次に、時計レジスタ９ｂに格納されている月
日データと記念日メモリ９ｆに記憶されている記念日デ
ータとを比較することにより、今日がいずれかの記念日
であるか否かを判断する（ステップＳ１２）。そして、
いずれかの記念日である場合には、当該記念日に対応す
る画像を表示する（ステップＳ１３）。このステップＳ
１３での処理により、誕生日である場合には、図８
（ａ）に示すように、表示部４には誕生日を祝っており
「お誕生日おめでとう」と呼びかけている誕生日用画像
Ｇ８が表示され、あるいは、両親の結婚記念日である場
合には、図８（ｂ）に示すように、結婚記念日を祝って
おり「結婚記念日ですよ」と呼びかけている結婚記念日
用画像Ｇ９が表示される。

【００２３】そして、ステップＳ１２又はステップＳ１
３に続くステップＳ１４では、時計レジスタ９ｂに格納
されている現在時刻データに基づき、現時点が朝又は昼
のいずれかであるかを判断し（ステップＳ１４）、朝で
ある場合には朝用画像を表示した後（ステップＳ１
５）、親密度レベルレジスタ９ｄに格納されている親密
度レベルＬの値に“１”を加算してこれを更新する（ス
テップＳ１６）。また、昼である場合には昼用画像を表
示した後（ステップＳ１７）、親密度レベルレジスタ９
ｄに格納されている親密度レベルＬの値に“２”を加算
してこれを更新する（ステップＳ１８）。するとステッ
プＳ１６での処理により、図９（ａ）に示すように、表
示部４はキャラクタが朝の支度をしており「おはよう」
と呼びかけている朝用画像Ｇ１０に変化し、ステップＳ
１７での処理により、図９（ｂ）に示すように、キャラ
クタが勉強をしており「勉強がんばろう」と呼びかけて
いる昼用画像Ｇ１１に変化する。また、このとき、朝で
あれば、親密度レベルＬの値が“１”増加し、昼であれ
ば“２”増加する。

【００２４】他方、朝及び昼のいずれでもない場合に
は、晩又は深夜のいずれかであるかを判断し（ステップ
Ｓ１９）、晩である場合には晩用画像を表示した後（ス
テップＳ２０）、親密度レベルレジスタ９ｄに格納され
ている親密度レベルＬの値に“３”を加算してこれを更
新する（ステップＳ２１）。また、深夜である場合には
深夜用画像を表示した後（ステップＳ２２）、親密度レ
ベルレジスタ９ｄに格納されている親密度レベルＬの値
に“４”を加算してこれを更新する（ステップＳ２
２）。するとステップＳ２０での処理により、図９
（ｃ）に示すように、表示部４はキャラクタが夕食をし
ており「夕飯を食べようよ」と呼びかけている晩用画像
Ｇ１２に変化し、ステップＳ２２での処理により、図９
（ｄ）に示すように、キャラクタが夜食をしており「今
夜は徹夜だ」と呼びかけている深夜用画像Ｇ１３に変化
する。

【００２５】また、このとき、晩であれば、親密度レベ
ルＬの値が“３”増加し、深夜であれば“４”増加す
る。つまり、ユーザが腕時計１を装着している時間帯が
朝、昼、晩、深夜のいずれであるかに応じて、親密度レ
ベルＬの値が増加変化し、本実施の形態において時間帯
が遅くなるに従って加算される値が大きくなるように設
定されている。

【００２６】前記ステップＳ１６、Ｓ１８、Ｓ２１、Ｓ
２３のいずれかに続くステップＳ２４では、所定時間
（例えば１時間）が経過するまで待機して、その時点の
表示状態を継続する。そして、この腕時計１の装着継続
時間が所定時間（例えば、１時間）を経過したならば、
親密度レベルレジスタ９ｄに格納されている親密度レベ
ルＬの値に“１”を加算してこれを更新した後（ステッ
プＳ２５）、この装着継続時間を計時しているタイマを
リセットする（ステップＳ２６）。

【００２７】次に、前述のステップＳ１で“３２℃±２
℃”であると判断された検出温度Ａが３３℃未満である
か否かを判断し（ステップＳ２７）、３３℃未満である
場合には、親密度レベルＬの値から“１”を減算してこ
れを更新し（ステップＳ２８）、逆に３３℃以上である
場合には、親密度レベルＬの値に“１”を加算してこれ
を更新する（ステップＳ２８）。つまり、この腕時計１
を装着しているユーザから得られる温度が低ければ、キ
ャラクタに対する愛情がないものと見なして、親密度レ
ベルＬの値を下げ、温度が高ければ、キャラクタに対す
る愛情があるものと見なして、親密度レベルＬの値を上
げるのである。

【００２８】また、ステップＳ２８又はステップＳ２９
に続く、ステップＳ３０では、親密度レベルＬの値が所
定値Ｂ以上となったか否かを判断し、所定値Ｂ以上とな
るまで、ステップＳ１からの処理を繰り返す。したがっ
て、前述と同様にして、再度腕時計１を装着しているか
否か、季節、時間帯等により表示部２が表示変化する。
そして、親密度レベルＬの値が加算あるいは減算され
て、所定値Ｂ以上となると、ステップＳ３０からステッ
プＳ３１に進んで、親友画像表示を行う。このステップ
Ｓ３１での処理により、図６（ｃ）に示すように、表示
部４にはキャラクタが愛情を示しており「おまえを友だ
ちと認めよう」と呼びかけている親友用画像Ｇ３が表示
されることとなる。

【００２９】なお、この実施の形態においては、身体に
装着されているか否かを検出する装着検出手段として、
温度センサ６を用いるようにしたが、これに限ることな
く、例えば、（１）装着に伴う腕時計１の傾斜を検出す
る傾斜センサにより装着を検出する。（２）時計本体２
の裏面側２Ｂに１対の電極を設け両電極が腕に接触する
ことにより装着を検出する。（３）あるいは腕時計２の
両端に設けた一対のバンド３ａ，３ｂの先端を係合する
とオンとなる電極により装着を検出するようにしてもよ
い。

【００３０】また、この実施の形態では、この発明を腕
時計１に適用した場合の実施形態について説明したが、
歩数計、アクセサリー、めがねなどに適用してもよいも
のである。

【００３１】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、装置本体
が身体に装着されているか否かの検出結果と、計時され
る時間とに基づき、記憶されている複数の画像のうちの
いずれかの画像を自動的に選択して、表示させるように
している。したがって、例えば、装置本体がユーザの身
体に装着されていない場合には、ペットが睡眠中である
画像を表示し、身体に装着されている場合には、当該ユ
ーザと行動中である画像を表示し、さらには行動中の画
像を時間により変化させる等が可能となる。よって、飼
い主に応じて、成長や感情が変化するペットを飼ってい
る様子等を模倣することができ、これにより現実感のあ
る画像変化表示を行うことが可能となる。

【００３２】また、装置本体の装着継続時間の長さに応
じて画像を選択するようにしたことから、装着継続時間
が長ければユーザとの親密度が増した画像を表示するこ
とが可能とる。また、装置本体が装着されている時間帯
に応じて、対応する画像を表示するようにしたことか
ら、装置本体を装着している時間帯が朝、昼、晩、深夜
等のいずれであるかにより、表示される画像が変化し、
各時間帯に応じて異なるペット等の様子を模倣すること
ができる。また、装置本体が装着されている季節に応じ
て画像を選択するようにしたことから、ユーザは、表示
される画像により季節感を味わうことも可能となる。ま
た、予め記憶されている特定日時に対応する画像を選択
するようにしたことから、誕生日や結婚記念日等に対応
する画像が表示されることにより、ユーザの興味を刺激
してこの種画像表示制御装置の面白さを向上させること
ができる。

【００３３】また、身体への装着が検出されている状態
における時間に基づき、画像を選択する際に指標となる
値を変化させ、この値に応じて異なる画像を選択するよ
うにしたことから、可愛がられている時間の長短により
変化するペット様子等を模倣することができる。また、
ユーザの身体の温度を検出しこの温度に応じて、前記値
を変化させるようにしたことから、検出された身体の温
度が低ければ愛情が少ないものとしてこれに応じて前記
値を変化させ、高ければ愛情が多いものとしてこれに応
じて前記値を変化させることができ、その結果愛情に応
じて異なる画像を表示することが可能となる。

【００３４】

【図面の簡単な説明】

【図１】（ａ）は本発明の一実施の形態を適用した腕時
計の正面図、（ｂ）は同一部破断側面図である。

【図２】同実施の形態の回路構成を示すブロック図であ
る。る。

【図３】（Ａ）はＲＡＭのメモリ内容を示す図、（Ｂ）
はＲＯＭのメモリ内容を示す図である。

【図４】本実施の形態におけるＣＰＵの処理手順を示す
フローチャートである。

【図５】図４に続くフローチャートである。

【図６】同実施の形態の表示例を示す図である。

【図７】同実施の形態の表示例を示す図である。

【図８】同実施の形態の表示例を示す図である。

【図９】同実施の形態の表示例を示す図である。

【符号の説明】

１ 腕時計 ４ 表示部 ７ ＣＰＵ ８ ＲＯＭ ９ ＲＡＭ

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数の画像が記憶されている画像記憶手
   段と、 画像を表示する表示手段と、 装置本体が身体に装着されているか否かを検出する装着
   検出手段と、 時間又は現在時刻を計時する計時手段と、 前記装着検出手段による検出結果と前記計時手段により
   計時された時間とに基づき、前記画像記憶手段からいず
   れかの画像を選択し、前記表示手段に表示させる制御手
   段とを備えたことを特徴とする画像表示制御装置。
2. 【請求項２】 前記制御手段は、前記装着検出手段によ
   り身体への装着が検出されている状態における前記計時
   手段の計時に基づく装着継続時間の各々に応じて、前記
   画像記憶手段から対応する画像を選択することを特徴と
   する請求項１記載の画像表示制御装置。
3. 【請求項３】 前記制御手段は、前記装着検出手段によ
   り身体への装着が検出されている状態における前記計時
   手段の計時に基づく時間帯に応じて、前記画像記憶手段
   から対応する画像を選択することを特徴とする請求項１
   記載の画像表示制御装置。
4. 【請求項４】 前記制御手段は、前記装着検出手段によ
   り身体への装着が検出されている状態における前記計時
   手段の計時に基づく季節に応じて、前記画像記憶手段か
   ら対応する画像を選択することを特徴とする請求項１記
   載の画像表示制御装置。
5. 【請求項５】 特定の日付や時刻等の特定日時を記憶す
   る特定日時記憶手段をさらに備え、 前記制御手段は、前記装着検出手段により身体への装着
   が検出されている状態における前記計時手段の計時に基
   づく日時と、前記特定日時記憶手段に記憶されている特
   定日時とに応じて、前記画像記憶手段から対応する画像
   を選択することを特徴とする請求項１記載の画像表示制
   御装置。
6. 【請求項６】 前記画像を選択する際に指標となる値を
   記憶する指標値記憶手段をさらに備え、 前記制御手段は、前記装着検出手段により身体への装着
   が検出されている状態における前記計時手段の計時に基
   づいて、前記指標値記憶手段の値を変化させ、この値に
   応じて前記画像記憶手段から異なる画像を選択すること
   を特徴とする請求項１記載の画像表示制御装置。
7. 【請求項７】 前記身体の温度を検出する温度検出手段
   をさらに備え、 前記制御手段は、前記温度検出手段により検出された温
   度に応じて、前記指標値記憶手段の値を変化させること
   を特徴とする請求項５記載の画像表示制御装置。
8. 【請求項８】 装置本体が身体に装着されているか否か
   を検出する検出処理と、 計時処理と、 前記装着検出処理での検出結果と前記計時処理により計
   時された時間とに基づき、画像記憶手段に記憶されてい
   る複数の画像からいずれかを選択して、表示させる制御
   処理とを実行することを特徴とする画像表示制御方法。