JP2000162101A - 分解容器 - Google Patents

分解容器

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JP2000162101A
JP2000162101A JP10339782A JP33978298A JP2000162101A JP 2000162101 A JP2000162101 A JP 2000162101A JP 10339782 A JP10339782 A JP 10339782A JP 33978298 A JP33978298 A JP 33978298A JP 2000162101 A JP2000162101 A JP 2000162101A
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JP10339782A
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Takeshi Hamada
武 濱田
Takehiro Kumazaki
武廣 熊崎
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SHINATSUPUSU KK
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SHINATSUPUSU KK
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  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、マイクロ波処理をした
場合であっても、耐圧性を充分に維持しつつ、蓋体の取
外しを容易に行うことのできる分解容器を提供すること
にある。 【解決手段】 マイクロ波に耐え得る材質よりなる本体
110と、マイクロ波に耐え得る材質よりなり、本体開
口120に完全に嵌合された時、その上面112aが本
体上面110bより突出するように、その側壁112b
にテーパが設けられた内蓋112と、マイクロ波に耐え
得る材質よりなり、その裏面114bが該内蓋上面11
2aの周縁部112dのみと接触し、該内蓋112を本
体110方向へ押した状態で、その内周壁114aが本
体外周壁110aに設けられた外蓋114と、マイクロ
波に耐え得る材質よりなり、該外蓋内周壁114aを該
本体外周壁110aに密着させた状態で一時固定可能な
一時固定手段122,124と、を備えたことを特徴と
する分解容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は分解容器、特にマイ
クロ波処理に用いるのに適した分解容器に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の分析技術では試料の微量化と共
に、試料内に含まれる多種成分をも同時分析するために
分解(灰化)容器等を用いて試料を灰化し、高性能の分
析装置により分析を行う方法が注目されている。この種
の分解容器は、植物、動物等の生体関連試料や、土壌、
鉱石等の無機試料を化学分析に供するための分解容器と
して製造市販されている。そして、試料を迅速に完全に
灰化するため、このような分解容器には一定の耐熱性、
耐圧性が要求される。
【0003】このような分解容器として、例えば図1に
示すものがある。同図に示す容器は、耐熱性、耐薬品性
が極めて良好なポリテトラフルオロエチレン(以下PT
FEという)よりなる本体10と、内蓋12と、外蓋1
4を含む。この分解容器では、本体10の反応室16に
試料18を入れた後、開口部20に内蓋12を完全に嵌
め込む。
【0004】また、本体外周壁10aと、外蓋内周壁1
4aには、それぞれに螺合溝22,24が設けられてお
り、灰化処理時の耐圧性を得るため、外蓋裏面14b
が、本体上面10b及び内蓋上面12aに完全に密着す
るまで、外蓋内周壁14aを本体外周壁10aに螺合し
ていた。そして、従来は、このような分解容器を、図1
に示す容器全体をステンレス素材の頑丈な容器(以下、
ハウジングという)の中に入れ、ハウジングの上面にネ
ジ等を設け圧着し反応室16を密封固定する。これを1
30℃〜150℃のオーブンに設置して2〜3時間保持
し、その後、数時間冷却し、試料18を灰化していた。
【0005】また、最近、ポリカーボネート製のハウジ
ングを用いる分解容器も市販されている。しかしなが
ら、最近では、例えば誘導結合プラズマ原子発光分析法
(ICPAES)、同じく質量分析法(ICPMS)等
の分析装置の迅速高速化、自動化による処理能力の飛躍
的拡大に加え、少量の試料に適用可能な省試料化によっ
て、多試料の迅速高精度分析が推進されており、前述の
ようなオーブン処理をしていたのでは、長時間を要して
しまう。
【0006】また、操作が煩雑なために再現性を確保す
るのに熟練の技術を要してしまうため、その代替法の開
発が強く望まれていた。そこで、最近、前記オーブン処
理に代えて、試料を短時間で完全に灰化することのでき
るマイクロ波処理が注目されてきた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のオーブン処理用の分解容器を、そのままマイクロ波
処理に用いるには種々の不具合があった。すなわち、試
料18を灰化後、分解容器より試料18を取出す際は、
外蓋14を本体10より取外す必要がある。しかし、マ
イクロ波処理をすると、試料18の分解を短時間で完全
に行えるものの、前記従来のオーブン処理用の分解容器
を用いたのでは、反応室16内の圧力上昇によって外蓋
14が変形し、反応室16内の試料18が内蓋12から
漏れてしまう。
【0008】また、外蓋14が内蓋上面12aと本体上
面10bとに完全に密着してしまい、なかなか外せない
という、オーブン処理をした場合には容易に想到し得な
い問題を生じた。また、それらを無理に外そうとする
と、破損してしまう場合があった。そこで、従来は、本
体と蓋体との接触面積が最小となるように、肉厚の薄い
本体に、単に外蓋を設けただけの簡易型のものも考えら
れる。しかし、このような簡易型のものを用いたので
は、処理後、本体より蓋体を容易に取外すことができる
ものの、耐圧性が不十分なため、マイクロ波処理の際に
容器が変形するなどの支障をきたしてしまう。
【0009】このように従来は、マイクロ波処理をした
場合であっても、充分に耐圧性が得られ、しかも、その
処理後、蓋体の取外しが容易な分解容器が存在せず、こ
のような技術の開発が強く望まれていたものの、いまだ
これを解決することのできる適切な技術が存在しなかっ
た。本発明は前記従来技術の課題に鑑みなされたもので
あり、その目的はマイクロ波処理をした場合であって
も、耐圧性を充分に維持しつつ、蓋体の取外しを容易に
行うことのできる分解容器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明者らが鋭意検討を重ねた結果、本体に外蓋を
する際、従来のように外蓋の裏面全面を内蓋の上面全
面、本体の上面前面に密着させなくても、内蓋上面を本
体上面より突出させ、マイクロ波処理をした場合に耐圧
性が充分に得られるように、外蓋で内蓋体上面の周縁部
のみを本体方向へ押した状態で、外蓋内周壁を本体外周
壁に密着させることにより、特に外蓋裏面と内蓋上面周
縁部との接触部分を、内蓋上面部の面積に対し、20パ
ーセント以上、75パーセント以下とすることにより、
マイクロ波処理をした場合であっても、耐圧性を充分に
維持しつつ、蓋体の取外しも容易に行うことのできるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
【0011】すなわち、本発明にかかる分解容器は、反
応室に試料を入れるための開口部が設けられた本体と、
前記本体の開口部に嵌合される内蓋と、前記内蓋を覆う
ように前記本体に設けられた外蓋と、を備え、所望の分
解処理により前記反応室の試料を灰化する際に用いられ
る分解容器において、前記本体は、マイクロ波に耐え得
る材質よりなり、前記内蓋は、マイクロ波に耐え得る材
質よりなり、前記本体開口部に完全に嵌合された時、そ
の上面が前記本体上面より突出するように、側壁にテー
パが設けられ、前記外蓋は、マイクロ波に耐え得る材質
よりなり、その裏面が前記内蓋体上面の周縁部のみと接
触し、該内蓋を本体方向へ押した状態で、その内周壁が
本体外周壁に設けられ、また、マイクロ波に耐え得る材
質よりなり、前記外蓋内周壁を前記本体外周壁に密着さ
せた状態で一時固定可能な一時固定手段を備えたことを
特徴とする。
【0012】ここにいう所望の分解処理により反応室の
試料を灰化するとは、例えばマイクロ波処理により試料
を灰化すること等をいう。なお、前記分解容器におい
て、前記本体、内蓋及び外蓋は、前記マイクロ波に耐え
得る材質であって、しかも耐熱性、耐薬品性に極めて優
れたポリテトラフルオロエチレン(PTFE)よりなる
ことが好適である。
【0013】また、前記分解容器において、前記外蓋裏
面と内蓋上面周縁部との接触部分を、内蓋上面部の面積
に対し、20パーセント以上、75パーセント以下とす
ることが好ましい。すなわち、それが20パーセントよ
り小さいと、内蓋を本体方向へ充分に押せず、マイクロ
波処理をした場合に耐圧性に支障を来してしまうのに対
し、75パーセントより大きいと、処理後、内蓋が外蓋
にくっついてしまい、取外しが困難となるからである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の好適
な実施形態について説明する。図2には本発明の一実施
形態にかかる分解容器の概略構成が示されている。な
お、前記図1と対応する部分には符号100を加えて示
し説明を省略する。同図に示す分解容器は、本体110
と、内蓋112と、外蓋114を含む。
【0015】前記本体110は、マイクロ波に耐え得る
材質であるポリテトラフルオロエチレン(PTFE)よ
りなり、反応室116と、開口部120と、を含む。前
記内蓋112は、PTFEよりなり、本体開口部120
に完全に嵌合された時、その上面112aが本体上面1
10bより突出するように側壁112bにテーパtが設
けられている。
【0016】本実施形態では、例えば本体開口部120
の径23mmに対し、内蓋上面112aの径a=26m
m、底面112cの径b=20mm、高さl=12mm
とした場合には、内蓋112のテーパtは、 テーパt=(a−b)/l=(26−20)/12=
0.5 となるように設けられている。
【0017】この場合には、内蓋上面112aが本体上
面110bより約3.6mm程、突出することとなる。
前記外蓋114は、PTFEよりなり、その裏面114
aが内蓋上面112aの周縁部112dのみと接触し、
該内蓋112を本体110の方向へ押した状態で、その
内周壁114aが本体外周壁110aに螺合されてい
る。本実施形態では、例えば外蓋裏面114bと内蓋上
面周縁部112dとの接触部分を、内蓋上面部112a
の面積に対し、25パーセント以上、75パーセント以
下にしている。
【0018】このために本実施形態では、外蓋114を
本体110に螺合させた時に、外蓋裏面114bが内蓋
112の周縁部112dのみと接触するように、外蓋裏
面114bに、直径約19mm程の凹部126を設けて
いる。なお、本実施形態では、内蓋上面112aには、
ほぼ逆円錐状の突起部128が設けられている。
【0019】また、本実施形態では、一時固定手段とし
て、本体110の外周壁110aに外蓋114の内周壁
114aを密着させた状態で螺合することができるよう
に、それぞれに螺合溝122,124が設けられてい
る。本実施形態にかかる分解容器は概略以上のように構
成され、以下にその作用について説明する。
【0020】まず、試料118であるいわし粉末0.1
gを、硝酸2mlと過酸化水素0.5mlの溶媒中に入
れ、それを本体反応室116に入れる。その後、開口部
120に内蓋112を設置する。ここで、本実施形態で
は、内蓋側面112bには、前述のようなテーパtが設
けられているため、内蓋112を本体開口部120にし
っかりと嵌めた状態で、その上面112aが本体上面1
10bより突出させている。つぎに、外蓋114を本体
110に螺合する。
【0021】ここで、本実施形態では、前述のように内
蓋上面112aを本体上面110bより突出させている
ため、外蓋114を本体110に螺合させる際、外蓋1
14は、内蓋上面112aの周縁部112dのみと接触
するのみで、本体上面110bの全面、内蓋上面112
aの全面と接触するのを回避している。そして、外蓋1
14は、内蓋上面112aの周縁部112dと接触する
ことで、内蓋112を本体110の方向へしっかりと押
した状態で、外蓋内周壁114aが本体外周壁にしっか
りと、螺合されることとなる。
【0022】このように本実施形態では、外蓋114が
内蓋112を本体110の方向へしっかりと押した状態
で、外蓋内周壁114aが本体外周壁110aにしっか
りと、螺合されている。この結果、本実施形態にかかる
分解容器をマイクロ波(例えば出力170W)で処理を
した場合であっても、前記従来の簡易型のものに比較
し、容器の耐圧性を充分に維持することができる。ま
た、マイクロ波処理をすることにより、従来のオーブン
処理をした場合に比較し、試料118を短時間で完全に
灰化することができる。
【0023】ここで、試料名、試料量、マイクロ波の照
射時間、溶媒及び結果の一例を示す。
【表1】 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 試料名 試料量(g) 照射時間(Sec) 溶媒 結果 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― いわし 0.1 90 硝酸2ml,過塩素酸0.5ml 灰化する 粉末 容器漏れ無し ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 樹木 0.1 90 硝酸2ml,過塩素酸0.5ml 灰化する 組織粉末 容器漏れ無し ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 岩石 0.1 90 硝酸0.5ml,過塩素酸2.0ml, 灰化する 粉末 フッ化水素酸1.0ml 容器漏れ無し ――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【0024】試料を灰化後、分解容器を分解する。すな
わち、使用者は、本体110より外蓋114を取外す
が、本実施形態では、前述のように内蓋上面112aを
本体上面110bより突出させているため、外蓋114
が内蓋上面112aの周縁部112dのみと接触するの
みで、本体上面110bの全面、内蓋上面110aの全
面と接触するのを回避している。
【0025】したがって、従来のように内蓋全面と本体
全面に、外蓋裏面の全面が完全に密着していたものに比
較し、容易に外蓋114を取外すことができる。つぎ
に、使用者は、内蓋112を取外すが、本実施形態で
は、内蓋112には突起部128が設けられているの
で、突起部128の窪み部分に、図3に示すような取外
し具130(例えばPTFE製等)のU字状部132を
引っかけた状態で、例えば横方向へ力を軽く加えると、
本体開口部120より内蓋112を容易に取外すことが
できる。
【0026】つぎに、使用者は、本体反応室116より
灰化試料を取出す。そして、このようにして取出された
灰化試料を、例えば誘導結合プラズマ原子発光分析法
(ICPAES)、同じく質量分析法(ICPMS)等
の分析装置により分析を行う。
【0027】以上のように本実施形態にかかる分解容器
によれば、内蓋上面112aを本体上面110bより突
出させているため、外蓋114を本体110に螺合させ
た時、外蓋114は、内蓋上面112aの周縁部112
dのみと接触するのみで、本体上面110bの全面と内
蓋上面112aの全面と接触するのを回避している。
【0028】ここで、外蓋114は、内蓋上面112a
の周縁部112dと接触することで、内蓋112を本体
110の方向へしっかりと押している。したがって、マ
イクロ波処理をした場合であっても、容器の耐圧性を損
なうことなく、しかも、従来のように内蓋全面と本体全
面に外蓋の裏面全面が完全に密着していたものに比較
し、容易に蓋体を取外すことができる。なお、本発明の
分解容器としては前記実施形態に限定されるものでな
く、発明の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。
【0029】例えば、分解容器の用途として、例えば環
境分析、地球科学、地質学、鉱物学、分析化学、栄養学
等で使用される。また、試料として、例えば岩石、樹
木、魚介類、魚粉、生体、化学物質等の分解、分析等に
使用される。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかる分解
容器によれば、マイクロ波に耐え得る材質よりなる本体
と、マイクロ波に耐え得る材質よりなり、本体開口に完
全に嵌合された時、その上面が本体上面より突出するよ
うに側壁にテーパが設けられた内蓋と、マイクロ波に耐
え得る材質よりなり、その裏面が内蓋上面の周縁部のみ
と接触し、該内蓋を本体方向へ押した状態で、その内周
壁が本体外周壁に設けられた外蓋と、マイクロ波に耐え
得る材質よりなり、前記外蓋内周壁を前記本体外周壁に
密着させた状態で一時固定可能な一時固定手段と、を備
えることとしたので、マイクロ波処理をした場合であっ
ても、容器の耐圧性を充分に維持しつつ、その処理後、
蓋体の取外しを容易に行うことができる。なお、前記分
解容器において、特に前記外蓋裏面と内蓋上面周縁部と
の接触部分を、内蓋上面部の面積に対し、20パーセン
ト以上、75パーセント以下とすることにより、マイク
ロ波処理をした場合であっても、より容器の耐圧性を充
分に維持しつつ、蓋体の取外しが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の分解容器の概略構成の説明図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかる分解容器の概略構
成の説明図である。
【図3】図2に示した容器より内蓋を取外すのに好適な
取外し具の説明図である。
【符号の説明】
110…本体 112…内蓋 114…外蓋
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年12月15日(1998.12.
15)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】最近の分析技術では試料の量化と共
に、試料内に含まれる多種成分をも同時分析するために
分解(灰化)容器等を用いて試料を灰化し、高性能の分
析装置により分析を行う方法が注目されている。この種
の分解容器は、植物、動物等の生体関連試料や、土壌、
鉱石等の無機試料を化学分析に供するための分解容器と
して製造市販されている。そして、試料を迅速に完全に
灰化するため、このような分解容器には一定の耐熱性、
耐圧性が要求される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】まず、試料118であるいわし粉末0.1
gを、硝酸2mlと過塩素酸0.5mlの溶媒中に入
れ、それを本体反応室116に入れる。その後、開口部
120に内蓋112を設置する。ここで、本実施形態で
は、内蓋側面112bには、前述のようなテーパtが設
けられているため、内蓋112を本体開口部120にし
っかりと嵌めた状態で、その上面112aが本体上面1
10bより突出させている。つぎに、外蓋114を本体
110に螺合する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】ここで、試料名、試料量、マイクロ波の照
射時間、溶媒及び結果の一例を示す。
【表1】 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 試料名 試料量(g) 照射時間(Sec) 溶媒 結果 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― いわし 0.1 90 硝酸2ml,過塩素酸0.5ml 灰化する 粉末 容器漏れ無し ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 樹木 0.1 90 硝酸2ml,過塩素酸0.5ml 灰化する 組織粉末 容器漏れ無し ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 岩石 0.1 90 硝酸0.5ml,過塩素酸0.2ml, 灰化する 粉末 フッ化水素酸1.0ml 容器漏れ無し ――――――――――――――――――――――――――――――――――――

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応室に試料を入れるための開口部が設
    けられた本体と、前記本体の開口部に嵌合される内蓋
    と、前記内蓋を覆うように前記本体に設けられた外蓋
    と、を備え、所望の分解処理により前記反応室の試料を
    灰化する際に用いられる分解容器において、 前記本体は、マイクロ波に耐え得る材質よりなり、 前記内蓋は、マイクロ波に耐え得る材質よりなり、前記
    本体開口部に完全に嵌合された時、その上面が前記本体
    上面より突出するように、側壁にテーパが設けられ、前
    記外蓋は、マイクロ波に耐え得る材質よりなり、その裏
    面が前記内蓋体上面の周縁部のみと接触し、該内蓋を本
    体方向へ押した状態で、その内周壁が本体外周壁に設け
    られ、 また、マイクロ波に耐え得る材質よりなり、前記外蓋内
    周壁を前記本体外周壁に密着させた状態で一時固定可能
    な一時固定手段を備えたことを特徴とする分解容器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の分解容器において、前記
    本体、内蓋及び外蓋は、ポリテトラフルオロエチレンよ
    りなることを特徴とする分解容器。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の分解容器におい
    て、前記外蓋裏面と内蓋上面周縁部との接触部分を、該
    内蓋上面部の面積に対し、20パーセント以上、75パ
    ーセント以下としたことを特徴とする分解容器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100769421B1 (ko) 2007-01-11 2007-10-22 부경대학교 산학협력단 내압용기
JP2011523371A (ja) * 2008-05-09 2011-08-11 ウム,ヨンロク 空冷による気体凝縮を利用したテフロン(登録商標)試料分解容器
JP2012149576A (ja) * 2011-01-19 2012-08-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd エンジンシステム

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