JP2000162010A - 発熱抵抗体式空気流量測定装置 - Google Patents
発熱抵抗体式空気流量測定装置Info
- Publication number
- JP2000162010A JP2000162010A JP10338800A JP33880098A JP2000162010A JP 2000162010 A JP2000162010 A JP 2000162010A JP 10338800 A JP10338800 A JP 10338800A JP 33880098 A JP33880098 A JP 33880098A JP 2000162010 A JP2000162010 A JP 2000162010A
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- air flow
- flow rate
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Abstract
(57)【要約】
【課題】回路モジュールに副空気通路を設置するプラグ
インタイプ空気流量測定装置の副空気通路を主空気通路
内への脱落を防止する。 【解決手段】上記課題を解決するために、発熱抵抗体式
空気流量測定装置のハウジング部材と副空気通路部材と
に副空気通路挿入方向に対し、垂直方向に各々凹凸を設
け、各々がかみ合うことで副空気通路部材が主空気通路
内に脱落することを防止することが可能となる。
インタイプ空気流量測定装置の副空気通路を主空気通路
内への脱落を防止する。 【解決手段】上記課題を解決するために、発熱抵抗体式
空気流量測定装置のハウジング部材と副空気通路部材と
に副空気通路挿入方向に対し、垂直方向に各々凹凸を設
け、各々がかみ合うことで副空気通路部材が主空気通路
内に脱落することを防止することが可能となる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は発熱抵抗体式空気流
量測定装置に関する。
量測定装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】本発明に最も近い公知の技術として特開
平8−327423 号公報記載の発熱抵抗体式空気流量測定装
置がある。内燃機関用発熱抵抗体式空気流量測定装置の
特徴として吸気脈動による誤差低減のため曲がりを有す
る副空気通路部材７内にセンサ部材を内設することが多
く用いられている。
平8−327423 号公報記載の発熱抵抗体式空気流量測定装
置がある。内燃機関用発熱抵抗体式空気流量測定装置の
特徴として吸気脈動による誤差低減のため曲がりを有す
る副空気通路部材７内にセンサ部材を内設することが多
く用いられている。
【０００３】このため、支持ピン５を含むベース部材１
０にセンサ部材４及び５が電気的に接続し、その後ベー
ス部材１０に副空気通路部材７を接着等により取付け、
主空気通路構成部材１に設けられた挿入孔１９にセンサ
部を含む副空気通路を挿入し、主空気通路構成部材外壁
に回路モジュール１８の一部をネジ等を使い固定する方
法を採っている。
０にセンサ部材４及び５が電気的に接続し、その後ベー
ス部材１０に副空気通路部材７を接着等により取付け、
主空気通路構成部材１に設けられた挿入孔１９にセンサ
部を含む副空気通路を挿入し、主空気通路構成部材外壁
に回路モジュール１８の一部をネジ等を使い固定する方
法を採っている。
【０００４】本構造では万一副空気通路部材の接着部が
剥がれた場合には副空気通路部材が主空気通路内に落下
し、エンジンに吸入される恐れが有る。このため特開平
8−327423号公報では挿入孔１９の一部に副空気通路が
外れた場合であってもその脱落を防止するためのストッ
パ部材１１が設けられた構造となっている。
剥がれた場合には副空気通路部材が主空気通路内に落下
し、エンジンに吸入される恐れが有る。このため特開平
8−327423号公報では挿入孔１９の一部に副空気通路が
外れた場合であってもその脱落を防止するためのストッ
パ部材１１が設けられた構造となっている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記従来方法において
は、理想的にはストッパ部材と副空気通路部材間の隙間
は少ない方が良いが、ストッパ部材面と副空気通路部材
面とが当たってしまった場合、主空気通路構成部材外壁
に回路モジュールをネジ等を使い固定する際に、内設す
る駆動回路基板に損傷を与える可能性が有るため、生産
性を考慮するとある程度の隙間が必要となる。
は、理想的にはストッパ部材と副空気通路部材間の隙間
は少ない方が良いが、ストッパ部材面と副空気通路部材
面とが当たってしまった場合、主空気通路構成部材外壁
に回路モジュールをネジ等を使い固定する際に、内設す
る駆動回路基板に損傷を与える可能性が有るため、生産
性を考慮するとある程度の隙間が必要となる。
【０００６】しかし、この場合、副空気通路部材が外れ
た場合には副空気通路とセンサの幾何的位置がずれるだ
けでなく、副空気通路内の通気抵抗等の変化により発熱
抵抗体式空気流量測定装置としての出力値が変化してし
まう。この変化量は概略、前記したストッパ部材と副空
気通路部材間の隙間量に比例した大きさとなり、最悪発
熱抵抗体式空気流量測定装置としての機能を果たさなく
なってしまう。このため、万一副空気通路部材が脱落し
た場合であっても、副空気通路とセンサの幾何的位置が
ずれる事を防止する必要がある。
た場合には副空気通路とセンサの幾何的位置がずれるだ
けでなく、副空気通路内の通気抵抗等の変化により発熱
抵抗体式空気流量測定装置としての出力値が変化してし
まう。この変化量は概略、前記したストッパ部材と副空
気通路部材間の隙間量に比例した大きさとなり、最悪発
熱抵抗体式空気流量測定装置としての機能を果たさなく
なってしまう。このため、万一副空気通路部材が脱落し
た場合であっても、副空気通路とセンサの幾何的位置が
ずれる事を防止する必要がある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、発熱抵抗体式空気流量測定装置のハウジング部材と
副空気通路部材とに副空気通路挿入方向に対し、垂直方
向に各々凹凸を設け、各々がかみ合うことで副空気通路
部材が主空気通路内に脱落することを防止し、且つ、Ｏ
リング等の弾性体を挿入穴に挿入する際に生じる径方向
の弾性力を利用し、前記凹凸が外れにくくすることによ
り更に脱落し難くすることが可能となる。
に、発熱抵抗体式空気流量測定装置のハウジング部材と
副空気通路部材とに副空気通路挿入方向に対し、垂直方
向に各々凹凸を設け、各々がかみ合うことで副空気通路
部材が主空気通路内に脱落することを防止し、且つ、Ｏ
リング等の弾性体を挿入穴に挿入する際に生じる径方向
の弾性力を利用し、前記凹凸が外れにくくすることによ
り更に脱落し難くすることが可能となる。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１は本発明の一実施例を示す発
熱抵抗体式空気流量測定装置である。吸入空気は主空気
通路２の一部を構成するボディ１内を流れ、その一部は
副空気通路３を通り、エンジン内に供給される。副空気
通路３内部には空気流量検出のための発熱抵抗体４及び
吸気温度検出のための感温抵抗体６が設置され、発熱抵
抗体４及び感温抵抗体６は支持ピン５に接続され、更に
リード線７を介して回路基板８に電気的に接続される。
回路基板８は発熱抵抗体４及び感温抵抗体６の電気信号
を使い、吸入空気への放熱量を基に空気流量に関係した
信号を出力するように構成されている。
熱抵抗体式空気流量測定装置である。吸入空気は主空気
通路２の一部を構成するボディ１内を流れ、その一部は
副空気通路３を通り、エンジン内に供給される。副空気
通路３内部には空気流量検出のための発熱抵抗体４及び
吸気温度検出のための感温抵抗体６が設置され、発熱抵
抗体４及び感温抵抗体６は支持ピン５に接続され、更に
リード線７を介して回路基板８に電気的に接続される。
回路基板８は発熱抵抗体４及び感温抵抗体６の電気信号
を使い、吸入空気への放熱量を基に空気流量に関係した
信号を出力するように構成されている。
【０００９】また前記基板回路８，発熱抵抗体４，感温
抵抗体６，支持ピン５及びリード線７は回路基板８を保
護するハウジング９と共に接着及び溶着等で一体化さ
れ、回路モジュール１０を構成する。更に前記ボディ１
に設けられた孔１２に回路モジュール１０のセンシング
部及び副空気通路部を挿入するように構成されている。
また主空気通路２に吸入空気が流れると主空気通路内と
その外部には吸入空気圧力差が生じるので、回路モジュ
ール１０とボディ１の間には空気漏れ防止のための弾性
体１１を備えている。この弾性体１１は一般的にＯリン
グが使用され、気密性を保持する上でＯリングの断面内
径はボディ１と副空気通路３との部材間寸法に対し大き
く設けている。この為、Ｏリングは弾性変形して、ボデ
ィ１と副空気通路３の間に介在している。
抵抗体６，支持ピン５及びリード線７は回路基板８を保
護するハウジング９と共に接着及び溶着等で一体化さ
れ、回路モジュール１０を構成する。更に前記ボディ１
に設けられた孔１２に回路モジュール１０のセンシング
部及び副空気通路部を挿入するように構成されている。
また主空気通路２に吸入空気が流れると主空気通路内と
その外部には吸入空気圧力差が生じるので、回路モジュ
ール１０とボディ１の間には空気漏れ防止のための弾性
体１１を備えている。この弾性体１１は一般的にＯリン
グが使用され、気密性を保持する上でＯリングの断面内
径はボディ１と副空気通路３との部材間寸法に対し大き
く設けている。この為、Ｏリングは弾性変形して、ボデ
ィ１と副空気通路３の間に介在している。
【００１０】次に実施の一例を図２を用いて説明する。
【００１１】これは、副空気通路３を回路モジュールに
設けた凹溝１４と副空気通路に設けた凸部３２を嵌合で
取付けた例である。この場合には凸部３２の肉厚を薄く
すると副空気通路の圧入が容易になる反面、副空気通路
が抜け易くなる欠点がある。しかし、回路モジュールを
ボディ１に挿入した状態では前記弾性体１１が介在する
ので、変形時の径方向の弾性力で副空気通路円筒部を締
付ける作用が働き、上記の脱落に対する欠点を解消でき
る。つまり本発明は従来の弾性体の気密性の機能を有し
たまま、弾性体の性質を利用して副空気通路の保持機能
を強化させることが可能となる。図３は弾性体１１をボ
ディ１側に備えつけた実施例である。
設けた凹溝１４と副空気通路に設けた凸部３２を嵌合で
取付けた例である。この場合には凸部３２の肉厚を薄く
すると副空気通路の圧入が容易になる反面、副空気通路
が抜け易くなる欠点がある。しかし、回路モジュールを
ボディ１に挿入した状態では前記弾性体１１が介在する
ので、変形時の径方向の弾性力で副空気通路円筒部を締
付ける作用が働き、上記の脱落に対する欠点を解消でき
る。つまり本発明は従来の弾性体の気密性の機能を有し
たまま、弾性体の性質を利用して副空気通路の保持機能
を強化させることが可能となる。図３は弾性体１１をボ
ディ１側に備えつけた実施例である。
【００１２】
【発明の効果】本発明により、安全性を更に向上した空
気流量測定装置を提供できる。
気流量測定装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例を示す空気流量測定装置の断
面図。
面図。
【図２】図１の副空気通路部の詳細を示す断面図。
【図３】図１の第二実施例の副通路部詳細を示す断面
図。
図。
１…ボディ、２…主空気通路、３…副空気通路、４…発
熱抵抗体、５…支持ピン、６…感温抵抗体、７…リード
線、８…回路基板、９…ハウジング、１０…回路モジュ
ール、１１…弾性体、１２…挿入孔、１４…凹型溝、３
１…シール面、３２…凸型。
熱抵抗体、５…支持ピン、６…感温抵抗体、７…リード
線、８…回路基板、９…ハウジング、１０…回路モジュ
ール、１１…弾性体、１２…挿入孔、１４…凹型溝、３
１…シール面、３２…凸型。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 千尋 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 Ｆターム(参考） 2F035 AA02 EA03 EA04
Claims (1)
- 【請求項１】内燃機関に用いられ吸入空気流量を測定す
る空気流量計であって、外部とのインターフェースに接
続するコネクタを有するハウジング部材，流量検出する
センサ部材，センサを内設する副空気通路部材，駆動回
路基板等を接着及び溶接等により一体化したモジュール
化とし、主空気通路構成部材外壁に設けた主空気通路と
連通する挿入穴に少なくともセンサ部材及び副空気通路
部材を挿入して主吸入空気通路内に配置し、ハウジング
部材の一部をネジ等を使い主空気通路構成部材の外壁に
固定し、且つ、前記挿入穴の気密漏れを防止するＯリン
グ等のリング状の弾性体を使用した発熱抵抗体式空気流
量測定装置において、前記ハウジング部材等と副空気通
路部材とに副空気通路挿入方向に対し、垂直方向に各々
凹凸を設け、更にリング状の弾性体を装着する際の弾性
力を利用し、前記凹凸を嵌合することを特徴とする発熱
抵抗体式空気流量測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10338800A JP2000162010A (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | 発熱抵抗体式空気流量測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10338800A JP2000162010A (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | 発熱抵抗体式空気流量測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000162010A true JP2000162010A (ja) | 2000-06-16 |
Family
ID=18321599
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10338800A Pending JP2000162010A (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | 発熱抵抗体式空気流量測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000162010A (ja) |
-
1998
- 1998-11-30 JP JP10338800A patent/JP2000162010A/ja active Pending
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