JP2000159665A - リウマチの予防または治療剤 - Google Patents
リウマチの予防または治療剤Info
- Publication number
- JP2000159665A JP2000159665A JP10337480A JP33748098A JP2000159665A JP 2000159665 A JP2000159665 A JP 2000159665A JP 10337480 A JP10337480 A JP 10337480A JP 33748098 A JP33748098 A JP 33748098A JP 2000159665 A JP2000159665 A JP 2000159665A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- rheumatism
- therapeutic agent
- methoxybenzenesulfonamido
- phenyl
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は炎症性リウマチなどのリウマチの予防
または治療剤として期待されるスルホンアミド化合物を
提供するものである。 【解決手段】 下記一般式(1) 【化1】 (式中,好ましくは,R1は低級アルコキシ基,R2,
R3は水素原子を意味する.Aは =N−,または =
CH−を意味する.Bは同一または異なった1から3個
の置換基を有していてもよい芳香族六員環基(環内に窒
素原子を1または2個含んでいてもよい)を意味する.
またBは−CO−R4(式中R4は水素原子,低級アル
キル基,低級アルコキシ基,置換基を有していてもよい
アミノ基,2−チエニル基,2−フリル基,または式 【化2】 (式中R5, R6は同一または異なって水素原子,ハロ
ゲン原子,ニトロ基,保護されていても良い水酸基,低
級アルキル基,低級アルコキシ基を意味する.Dは =
N− で示される基,または =CH−を意味す
る.)))で表わされるスルホンアミド誘導体を有効成
分とする炎症性リウマチなどのリウマチの予防または治
療剤としての用途に関する.
または治療剤として期待されるスルホンアミド化合物を
提供するものである。 【解決手段】 下記一般式(1) 【化1】 (式中,好ましくは,R1は低級アルコキシ基,R2,
R3は水素原子を意味する.Aは =N−,または =
CH−を意味する.Bは同一または異なった1から3個
の置換基を有していてもよい芳香族六員環基(環内に窒
素原子を1または2個含んでいてもよい)を意味する.
またBは−CO−R4(式中R4は水素原子,低級アル
キル基,低級アルコキシ基,置換基を有していてもよい
アミノ基,2−チエニル基,2−フリル基,または式 【化2】 (式中R5, R6は同一または異なって水素原子,ハロ
ゲン原子,ニトロ基,保護されていても良い水酸基,低
級アルキル基,低級アルコキシ基を意味する.Dは =
N− で示される基,または =CH−を意味す
る.)))で表わされるスルホンアミド誘導体を有効成
分とする炎症性リウマチなどのリウマチの予防または治
療剤としての用途に関する.
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,スルホンアミド系
化合物を有効成分とする炎症性リウマチなどのリウマチ
の予防または治療剤に関する.また、本発明化合物はチ
ューブリン重合阻害剤として使用できる。
化合物を有効成分とする炎症性リウマチなどのリウマチ
の予防または治療剤に関する.また、本発明化合物はチ
ューブリン重合阻害剤として使用できる。
【0002】
【従来の技術】本発明で使用するスルホンアミド系化合
物は抗腫瘍剤として特開平5−39256に開示されて
いる。本化合物が抗リウマチ作用を有することは知られ
ていない。
物は抗腫瘍剤として特開平5−39256に開示されて
いる。本化合物が抗リウマチ作用を有することは知られ
ていない。
【0003】従来,炎症性リウマチのうち例えば慢性関
節リウマチ(RA)の治療には,副腎皮質ホルモンなど
のステロイド;ピロキシカムやインドメタシンなどの非
ステロイド性抗炎症剤;金剤,サラゾスルファピリジン
やD−ペニシラミンなどの抗リウマチ剤;サイクロフォ
スファミド,アザチオプリン,ブレディニンなどの免疫
抑制剤などが用いられてきた.
節リウマチ(RA)の治療には,副腎皮質ホルモンなど
のステロイド;ピロキシカムやインドメタシンなどの非
ステロイド性抗炎症剤;金剤,サラゾスルファピリジン
やD−ペニシラミンなどの抗リウマチ剤;サイクロフォ
スファミド,アザチオプリン,ブレディニンなどの免疫
抑制剤などが用いられてきた.
【0004】最近,メトトレキサートの少量間欠療法が
有効率が高く効果発現が早いという報告が出されてい
る.しかし,間質性肺炎などの重篤な副作用のほかリン
パ腫の危険性も指摘されている.
有効率が高く効果発現が早いという報告が出されてい
る.しかし,間質性肺炎などの重篤な副作用のほかリン
パ腫の危険性も指摘されている.
【0005】抗リウマチ作用を有するリューマコンは、
天然からの抽出物であるリグナン配糖体であるが、チュ
ーブリン重合阻害作用を示すとの報告がある。
天然からの抽出物であるリグナン配糖体であるが、チュ
ーブリン重合阻害作用を示すとの報告がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記薬剤は重篤なある
いは継続使用を困難にさせる副作用がみられたり,効果
が持続しないか,あるいは患者によっては効果がみられ
ないなどの問題点があった.しかも,RAの自然経過を
変えうる薬剤が求められているのに対し,いまだにそれ
を満足させる薬剤はなく,新しい作用機序を有し,より
効力があり,かつ低毒性の薬剤の登場が望まれている
いは継続使用を困難にさせる副作用がみられたり,効果
が持続しないか,あるいは患者によっては効果がみられ
ないなどの問題点があった.しかも,RAの自然経過を
変えうる薬剤が求められているのに対し,いまだにそれ
を満足させる薬剤はなく,新しい作用機序を有し,より
効力があり,かつ低毒性の薬剤の登場が望まれている
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決すべく,
本発明者らはより効力があり,かつ低毒性の炎症性リウ
マチなどのリウマチの予防または治療剤を求めて誠意研
究を行ってきた結果,下記一般式(1)に示すスルホン
アミド系化合物およびその薬理学的に許容される塩が炎
症性リウマチなどのリウマチの予防または治療剤として
優れた作用を有し、かつ低毒性であることを見出し,本
発明を完成した.すなわち、本発明は次ぎの(1)〜
(9)に関するものである。 (1)下記一般式(1)
本発明者らはより効力があり,かつ低毒性の炎症性リウ
マチなどのリウマチの予防または治療剤を求めて誠意研
究を行ってきた結果,下記一般式(1)に示すスルホン
アミド系化合物およびその薬理学的に許容される塩が炎
症性リウマチなどのリウマチの予防または治療剤として
優れた作用を有し、かつ低毒性であることを見出し,本
発明を完成した.すなわち、本発明は次ぎの(1)〜
(9)に関するものである。 (1)下記一般式(1)
【0008】
【化4】
【0009】〔式中,R1は水素原子,ハロゲン原子,
低級アルキル基,低級アルコキシ基,ニトロ基,水酸
基,シアノ基,アセチル基,フェノキシ基,置換基を有
していてもよいアミノ基を意味する.R2およびR3は
同一または異なって水素原子,ハロゲン原子,低級アル
キル基,または低級アルコキシ基を意味する。Aは =
N−,または =CH−を意味する.Bは同一または異
なった1から3個の置換基Gを有していてもよい芳香族
六員環基(環内に窒素原子を1または2個含んでいても
よい)を意味する.Gは,ハロゲン原子,低級アルキル
基,低級アルコキシ基,保護されていてもよい水酸基を
意味する.またBは−CO−R4(式中R4は水素原
子,低級アルキル基,低級アルコキシ基,置換基を有し
ていても良いアミノ基,2−チエニル基,2−フリル
基,または式
低級アルキル基,低級アルコキシ基,ニトロ基,水酸
基,シアノ基,アセチル基,フェノキシ基,置換基を有
していてもよいアミノ基を意味する.R2およびR3は
同一または異なって水素原子,ハロゲン原子,低級アル
キル基,または低級アルコキシ基を意味する。Aは =
N−,または =CH−を意味する.Bは同一または異
なった1から3個の置換基Gを有していてもよい芳香族
六員環基(環内に窒素原子を1または2個含んでいても
よい)を意味する.Gは,ハロゲン原子,低級アルキル
基,低級アルコキシ基,保護されていてもよい水酸基を
意味する.またBは−CO−R4(式中R4は水素原
子,低級アルキル基,低級アルコキシ基,置換基を有し
ていても良いアミノ基,2−チエニル基,2−フリル
基,または式
【0010】
【化5】
【0011】(式中R5, R6は同一または異なって水
素原子,ハロゲン原子,ニトロ基,保護されていても良
い水酸基,低級アルキル基,低級アルコキシ基を意味す
る.Dは =N− で示される基,または =CH−を
意味する.))〕で表わされるスルホンアミド誘導体ま
たはその薬理学的に許容される塩を有効成分とするリウ
マチの予防または治療剤.
素原子,ハロゲン原子,ニトロ基,保護されていても良
い水酸基,低級アルキル基,低級アルコキシ基を意味す
る.Dは =N− で示される基,または =CH−を
意味する.))〕で表わされるスルホンアミド誘導体ま
たはその薬理学的に許容される塩を有効成分とするリウ
マチの予防または治療剤.
【0012】(2).一般式(1)においてR1が低級
アルコキシ基,R2,R3が水素である前記1項記載の
スルホンアミド誘導体またはその薬理学的に許容される
塩を有効成分とするリウマチの予防または治療剤.
アルコキシ基,R2,R3が水素である前記1項記載の
スルホンアミド誘導体またはその薬理学的に許容される
塩を有効成分とするリウマチの予防または治療剤.
【0013】(3).一般式(1)において,Bが−C
O−R4(式中,R4は水素原子,低級アルキル基,低
級アルコキシ基,置換基を有していても良いアミノ基,
2−チエニル基,2−フリル基,または式
O−R4(式中,R4は水素原子,低級アルキル基,低
級アルコキシ基,置換基を有していても良いアミノ基,
2−チエニル基,2−フリル基,または式
【0014】
【化6】
【0015】(式中R5, R6は同一または異なって水
素原子,ハロゲン原子,ニトロ基,保護されていても良
い水酸基,低級アルキル基,低級アルコキシ基を意味す
る.Dは =N− で示される基,または =CH−を
意味する.))である前記2項記載のスルホンアミド誘
導体またはその薬理学的に許容される塩を有効成分とす
るリウマチの予防または治療剤.
素原子,ハロゲン原子,ニトロ基,保護されていても良
い水酸基,低級アルキル基,低級アルコキシ基を意味す
る.Dは =N− で示される基,または =CH−を
意味する.))である前記2項記載のスルホンアミド誘
導体またはその薬理学的に許容される塩を有効成分とす
るリウマチの予防または治療剤.
【0016】(4).一般式(1)において,Bが同一
または異なった1から3個の置換基G(Gは,ハロゲン
原子,低級アルキル基,低級アルコキシ基,保護されて
いてもよい水酸基を意味する)を有していてもよい芳香
族六員環基(環内に窒素原子を1または2個含んでいて
もよい)である前記2項記載のスルホンアミド誘導体ま
たはその薬理学的に許容される塩を有効成分とするリウ
マチの予防または治療剤.
または異なった1から3個の置換基G(Gは,ハロゲン
原子,低級アルキル基,低級アルコキシ基,保護されて
いてもよい水酸基を意味する)を有していてもよい芳香
族六員環基(環内に窒素原子を1または2個含んでいて
もよい)である前記2項記載のスルホンアミド誘導体ま
たはその薬理学的に許容される塩を有効成分とするリウ
マチの予防または治療剤.
【0017】(5).一般式(1)において,Aが=C
H−である前記3項記載のスルホンアミド誘導体または
その薬理学的に許容される塩を有効成分とするリウマチ
の予防または治療剤.
H−である前記3項記載のスルホンアミド誘導体または
その薬理学的に許容される塩を有効成分とするリウマチ
の予防または治療剤.
【0018】(6).一般式(1)において、Aが =
N−である前記4項記載のスルホンアミド誘導体または
その薬理学的に許容される塩を有効成分とするリウマチ
の予防または治療剤.
N−である前記4項記載のスルホンアミド誘導体または
その薬理学的に許容される塩を有効成分とするリウマチ
の予防または治療剤.
【0019】(7).化合物が次に列記するスルホンア
ミド誘導体から選択された前記1項記載のスルホンアミ
ド誘導体またはその薬理学的に許容される塩を有効成分
とするリウマチの予防または治療剤. (1) N−[2−[(4−ヒドロキシフェニル)アミ
ノ]−3−ピリジル]−4−メトキシベンゼンスルホン
アミド (2) N−[2−[(4−フルオロフェニル)アミ
ノ]−3−ピリジル]−4−メトキシベンゼンスルホン
アミド (3) N−[2−[(4−メトキシフェニル)アミ
ノ]−3−ピリジル]−4−メトキシベンゼンスルホン
アミド (4) N−(2−アニリノ−3−ピリジル)−4−メ
トキシベンゼンスルホンアミド (5) N−[2−(4−メトキシベンゼンスルホンア
ミド)フェニル]−2−メチルニコチンアミド (6) N−[2−(4−メトキシベンゼンスルホンア
ミド)フェニル]−2−メチルベンズアミド (7) N−[2−(4−メトキシベンゼンスルホンア
ミド)フェニル]−2−フランカルボキサミド (8) N−[2−(4−メトキシベンゼンスルホンア
ミド)フェニル]アセトアミド (9) N−[2−(4−メトキシベンゼンスルホンア
ミド)フェニル]ニコチンアミド (10) 2−クロロ−N−[2−(4−メトキシベン
ゼンスルホンアミド)フェニル]ニコチンアミド (11) 4−ベンジルオキシ−N−[2−(4−メト
キシベンゼンスルホンアミド)フェニル]ベンズアミド (12) 4−ヒドロキシ−N−[2−(4−メトキシ
ベンゼンスルホンアミド)フェニル]ベンズアミド (13) 4−メトキシ−N−[2−(4−メトキシベ
ンゼンスルホンアミド)フェニル]ベンズアミド
ミド誘導体から選択された前記1項記載のスルホンアミ
ド誘導体またはその薬理学的に許容される塩を有効成分
とするリウマチの予防または治療剤. (1) N−[2−[(4−ヒドロキシフェニル)アミ
ノ]−3−ピリジル]−4−メトキシベンゼンスルホン
アミド (2) N−[2−[(4−フルオロフェニル)アミ
ノ]−3−ピリジル]−4−メトキシベンゼンスルホン
アミド (3) N−[2−[(4−メトキシフェニル)アミ
ノ]−3−ピリジル]−4−メトキシベンゼンスルホン
アミド (4) N−(2−アニリノ−3−ピリジル)−4−メ
トキシベンゼンスルホンアミド (5) N−[2−(4−メトキシベンゼンスルホンア
ミド)フェニル]−2−メチルニコチンアミド (6) N−[2−(4−メトキシベンゼンスルホンア
ミド)フェニル]−2−メチルベンズアミド (7) N−[2−(4−メトキシベンゼンスルホンア
ミド)フェニル]−2−フランカルボキサミド (8) N−[2−(4−メトキシベンゼンスルホンア
ミド)フェニル]アセトアミド (9) N−[2−(4−メトキシベンゼンスルホンア
ミド)フェニル]ニコチンアミド (10) 2−クロロ−N−[2−(4−メトキシベン
ゼンスルホンアミド)フェニル]ニコチンアミド (11) 4−ベンジルオキシ−N−[2−(4−メト
キシベンゼンスルホンアミド)フェニル]ベンズアミド (12) 4−ヒドロキシ−N−[2−(4−メトキシ
ベンゼンスルホンアミド)フェニル]ベンズアミド (13) 4−メトキシ−N−[2−(4−メトキシベ
ンゼンスルホンアミド)フェニル]ベンズアミド
【0020】(8).前記1〜7項いずれかに記載のス
ルホンアミド誘導体またはその薬理学的に許容される塩
を有効成分とする炎症性リウマチの予防または治療剤。 (9).前記1〜7項いずれかに記載のスルホンアミド
誘導体またはその薬理学的に許容される塩(ただし,一
般式(1)においてR1がメトキシ基,R2,R3が水
素原子,Aが=N−,Bが4−ヒドロキシフェニル基で
ある組み合わせを除く)を有効成分とするチューブリン
重合阻害剤.
ルホンアミド誘導体またはその薬理学的に許容される塩
を有効成分とする炎症性リウマチの予防または治療剤。 (9).前記1〜7項いずれかに記載のスルホンアミド
誘導体またはその薬理学的に許容される塩(ただし,一
般式(1)においてR1がメトキシ基,R2,R3が水
素原子,Aが=N−,Bが4−ヒドロキシフェニル基で
ある組み合わせを除く)を有効成分とするチューブリン
重合阻害剤.
【0021】
【発明の実施の形態】以下に本発明の詳細を述べる.一
般式(1)の化合物において,低級アルキル基とは炭素
数1〜6の直鎖もしくは分岐状のアルキル基,例えばメ
チル基,エチル基,n−プロピル基,イソプロピル基,
n−ブチル基,sec−ブチル基,tert−ブチル
基,n−ペンチル基,アミル基,イソペンチル基,ネオ
ペンチル基,tert−ペンチル基,1−メチルブチル
基,2−メチルブチル基,1,2−ジメチルプロピル
基,n−ヘキシル基,イソヘキシル基,1−メチルペン
チル基,2−メチルペンチル基,3−メチルペンチル
基,1,1−ジメチルブチル基,1,2−ジメチルブチ
ル基,2,2−ジメチルブチル基,1,3−ジメチルブ
チル基,2,3−ジメチルブチル基,3,3−ジメチル
ブチル基,1−エチルブチル基,2−エチルブチル基,
1,1,2−トリメチルプロピル基,1,2,2−トリ
メチルプロピル基,1−エチル−1−メチルプロピル
基,1−エチル−2−メチルプロピル基を挙げることが
できる.これらのうち,好ましい基としてはメチル基,
エチル基を挙げることができる.
般式(1)の化合物において,低級アルキル基とは炭素
数1〜6の直鎖もしくは分岐状のアルキル基,例えばメ
チル基,エチル基,n−プロピル基,イソプロピル基,
n−ブチル基,sec−ブチル基,tert−ブチル
基,n−ペンチル基,アミル基,イソペンチル基,ネオ
ペンチル基,tert−ペンチル基,1−メチルブチル
基,2−メチルブチル基,1,2−ジメチルプロピル
基,n−ヘキシル基,イソヘキシル基,1−メチルペン
チル基,2−メチルペンチル基,3−メチルペンチル
基,1,1−ジメチルブチル基,1,2−ジメチルブチ
ル基,2,2−ジメチルブチル基,1,3−ジメチルブ
チル基,2,3−ジメチルブチル基,3,3−ジメチル
ブチル基,1−エチルブチル基,2−エチルブチル基,
1,1,2−トリメチルプロピル基,1,2,2−トリ
メチルプロピル基,1−エチル−1−メチルプロピル
基,1−エチル−2−メチルプロピル基を挙げることが
できる.これらのうち,好ましい基としてはメチル基,
エチル基を挙げることができる.
【0022】一般式(1)において,低級アルコキシ基
とは,メトキシ基,エトキシ基,イソプロポキシ基,n
−ブトキシ基,イソブトキシ基,t−ブトキシ基などの
低級アルキル基から誘導される低級アルコキシ基を挙げ
ることができる.これらのうち好ましい基としてはメト
キシ基,エトキシ基を挙げることができる.一般式
(1)において,ハロゲン原子とはフッ素原子,塩素原
子,臭素原子などが挙げられる.
とは,メトキシ基,エトキシ基,イソプロポキシ基,n
−ブトキシ基,イソブトキシ基,t−ブトキシ基などの
低級アルキル基から誘導される低級アルコキシ基を挙げ
ることができる.これらのうち好ましい基としてはメト
キシ基,エトキシ基を挙げることができる.一般式
(1)において,ハロゲン原子とはフッ素原子,塩素原
子,臭素原子などが挙げられる.
【0023】一般式(1)において,置換基を有してい
てもよいアミノ基としては,無置換のアミノ基,低級ア
シルアミノ基(例えばホルミルアミノ基,アセチルアミ
ノ基,プロピオニルアミノ基等,炭素数1〜4のも
の),ベンジルオキシカルボニルアミノ基,N,N−ジ
メチルアミノ基,N,N−ジエチルアミノ基,N,N−
ジプロピルアミノ基,N,N−ジイソプロピルアミノ
基,N,N−ジ−n−ブチルアミノ基などが挙げられ
る.
てもよいアミノ基としては,無置換のアミノ基,低級ア
シルアミノ基(例えばホルミルアミノ基,アセチルアミ
ノ基,プロピオニルアミノ基等,炭素数1〜4のも
の),ベンジルオキシカルボニルアミノ基,N,N−ジ
メチルアミノ基,N,N−ジエチルアミノ基,N,N−
ジプロピルアミノ基,N,N−ジイソプロピルアミノ
基,N,N−ジ−n−ブチルアミノ基などが挙げられ
る.
【0024】一般式(1)で示されるスルホンアミド誘
導体は酸と塩を形成する場合もある.本発明は一般式
(1)の化合物の塩をも含有する。酸との塩としては,
例えば塩酸塩,臭化水素酸塩,硫酸塩等の無機酸塩や,
酢酸,乳酸,コハク酸,フマル酸,マレイン酸,クエン
酸,安息香酸,メタンスルホン酸,p−トルエンスルホ
ン酸等の有機酸との塩を挙げることができる.また,こ
れら化合物の水和物が存在する場合にはそれら全てが含
まれる.
導体は酸と塩を形成する場合もある.本発明は一般式
(1)の化合物の塩をも含有する。酸との塩としては,
例えば塩酸塩,臭化水素酸塩,硫酸塩等の無機酸塩や,
酢酸,乳酸,コハク酸,フマル酸,マレイン酸,クエン
酸,安息香酸,メタンスルホン酸,p−トルエンスルホ
ン酸等の有機酸との塩を挙げることができる.また,こ
れら化合物の水和物が存在する場合にはそれら全てが含
まれる.
【0025】一般式(1)で表される化合物として,例
えば,いくつかを化合物番号とともに示す. (1) N−[2−[(4−ヒドロキシフェニル)アミ
ノ]−3−ピリジル]−4−メトキシベンゼンスルホン
アミド (2) N−[2−[(4−フルオロフェニル)アミ
ノ]−3−ピリジル]−4−メトキシベンゼンスルホン
アミド (3) N−[2−[(4−メトキシフェニル)アミ
ノ]−3−ピリジル]−4−メトキシベンゼンスルホン
アミド (4) N−(2−アニリノ−3−ピリジル)−4−メ
トキシベンゼンスルホンアミド (5) N−[2−(4−メトキシベンゼンスルホンア
ミド)フェニル]−2−メチルニコチンアミド (6) N−[2−(4−メトキシベンゼンスルホンア
ミド)フェニル]−2−メチルベンズアミド (7) N−[2−(4−メトキシベンゼンスルホンア
ミド)フェニル]−2−フランカルボキサミド (8) N−[2−(4−メトキシベンゼンスルホンア
ミド)フェニル]アセトアミド (9) N−[2−(4−メトキシベンゼンスルホンア
ミド)フェニル]ニコチンアミド (10) 2−クロロ−N−[2−(4−メトキシベン
ゼンスルホンアミド)フェニル]ニコチンアミド (11) 4−ベンジルオキシ−N−[2−(4−メト
キシベンゼンスルホンアミド)フェニル]ベンズアミド (12) 4−ヒドロキシ−N−[2−(4−メトキシ
ベンゼンスルホンアミド)フェニル]ベンズアミド (13) 4−メトキシ−N−[2−(4−メトキシベ
ンゼンスルホンアミド)フェニル]ベンズアミド
えば,いくつかを化合物番号とともに示す. (1) N−[2−[(4−ヒドロキシフェニル)アミ
ノ]−3−ピリジル]−4−メトキシベンゼンスルホン
アミド (2) N−[2−[(4−フルオロフェニル)アミ
ノ]−3−ピリジル]−4−メトキシベンゼンスルホン
アミド (3) N−[2−[(4−メトキシフェニル)アミ
ノ]−3−ピリジル]−4−メトキシベンゼンスルホン
アミド (4) N−(2−アニリノ−3−ピリジル)−4−メ
トキシベンゼンスルホンアミド (5) N−[2−(4−メトキシベンゼンスルホンア
ミド)フェニル]−2−メチルニコチンアミド (6) N−[2−(4−メトキシベンゼンスルホンア
ミド)フェニル]−2−メチルベンズアミド (7) N−[2−(4−メトキシベンゼンスルホンア
ミド)フェニル]−2−フランカルボキサミド (8) N−[2−(4−メトキシベンゼンスルホンア
ミド)フェニル]アセトアミド (9) N−[2−(4−メトキシベンゼンスルホンア
ミド)フェニル]ニコチンアミド (10) 2−クロロ−N−[2−(4−メトキシベン
ゼンスルホンアミド)フェニル]ニコチンアミド (11) 4−ベンジルオキシ−N−[2−(4−メト
キシベンゼンスルホンアミド)フェニル]ベンズアミド (12) 4−ヒドロキシ−N−[2−(4−メトキシ
ベンゼンスルホンアミド)フェニル]ベンズアミド (13) 4−メトキシ−N−[2−(4−メトキシベ
ンゼンスルホンアミド)フェニル]ベンズアミド
【0026】本発明の化合物は,例えば特開平5−39
256に従い同様に製造することができる.
256に従い同様に製造することができる.
【0027】本発明の炎症性リウマチなどのリウマチの
予防または治療剤は,経口または非経口的(全身投与,
局所投与など)に安全に投与される.投与量は投与経
路,患者の年齢並びに予防または治療すべき実際の症状
などにより異なるが,例えば成人に経口投与する場合,
有効成分として1日0.01mg〜2000mg程度で
ある。1日1〜数回に分けて投与できる.投与は連投に
限られることはないが、連投を必要とする場合には1日
あたり使用量を抑えることが望ましい。
予防または治療剤は,経口または非経口的(全身投与,
局所投与など)に安全に投与される.投与量は投与経
路,患者の年齢並びに予防または治療すべき実際の症状
などにより異なるが,例えば成人に経口投与する場合,
有効成分として1日0.01mg〜2000mg程度で
ある。1日1〜数回に分けて投与できる.投与は連投に
限られることはないが、連投を必要とする場合には1日
あたり使用量を抑えることが望ましい。
【0028】経口剤,注射剤などは一般式(1)の化合
物と固形担体,液体担体さらに必要に応じて希釈剤,懸
濁剤,溶解補助剤などの製薬上許容しうる添加剤と混
合,懸濁,溶解して粉剤,顆粒剤,錠剤,カプセル剤,
注射剤などに製剤化される。
物と固形担体,液体担体さらに必要に応じて希釈剤,懸
濁剤,溶解補助剤などの製薬上許容しうる添加剤と混
合,懸濁,溶解して粉剤,顆粒剤,錠剤,カプセル剤,
注射剤などに製剤化される。
【0029】
【実施例】次に本発明の実施例として薬理作用を試験例
により、更に製剤例を示す。
により、更に製剤例を示す。
【0030】試験例1 ブタ脳由来微小管タンパク質を
用いたチューブリン重合阻害試験 Shelansky法( 蛋白質実験法 続生化学実験講
座 第6巻 細胞骨格の構造と機能(上) 東京化学同
人)によりブタ脳より微小管タンパク質を精製し,微小
管タンパク質の重合は濁度測定法により行った.あらか
じめ氷中で脱重合させた微小管タンパク質を,GTPを
含む重合用緩衝液(100mM MES,0.5mM
塩化マグネシウム,1mM EGTApH6.8)中で
加温すると微小管が再構成し濁度が上昇する.この濁度
の変化を吸光光度計で測定する.本発明化合物をジメチ
ルスルホキシドに溶解した.微小管タンパク質(終濃度
2mg/ml),GTP(終濃度1mM)を含む重合用
緩衝液245μl中に、本発明化合物5μlを加え溶解
した後,37℃で30分間加温した.吸光光度計で34
0nmにおける吸光度を測定し以下の式より抑制率を算
出し、50%抑制する被検化合物の濃度を求めた.被験
化合物の340nmにおける吸光度は予め測定した.
用いたチューブリン重合阻害試験 Shelansky法( 蛋白質実験法 続生化学実験講
座 第6巻 細胞骨格の構造と機能(上) 東京化学同
人)によりブタ脳より微小管タンパク質を精製し,微小
管タンパク質の重合は濁度測定法により行った.あらか
じめ氷中で脱重合させた微小管タンパク質を,GTPを
含む重合用緩衝液(100mM MES,0.5mM
塩化マグネシウム,1mM EGTApH6.8)中で
加温すると微小管が再構成し濁度が上昇する.この濁度
の変化を吸光光度計で測定する.本発明化合物をジメチ
ルスルホキシドに溶解した.微小管タンパク質(終濃度
2mg/ml),GTP(終濃度1mM)を含む重合用
緩衝液245μl中に、本発明化合物5μlを加え溶解
した後,37℃で30分間加温した.吸光光度計で34
0nmにおける吸光度を測定し以下の式より抑制率を算
出し、50%抑制する被検化合物の濃度を求めた.被験
化合物の340nmにおける吸光度は予め測定した.
【0031】
【数1】抑制率(%)= (1−(T−Cmin)/(C
max−Cmin))x100 T:被検化合物を添加し加温した試料の吸光度.Cma
x: 被検化合物を添加せず加温した試料の吸光度.Cm
in: 被検化合物を添加せず,加温しなかった試料の吸
光度.結果
max−Cmin))x100 T:被検化合物を添加し加温した試料の吸光度.Cma
x: 被検化合物を添加せず加温した試料の吸光度.Cm
in: 被検化合物を添加せず,加温しなかった試料の吸
光度.結果
【0032】本発明化合物の50%阻害濃度値(IC5
0)を表1に示す.本発明化合物は強いチューブリン重
合阻害作用を示した。
0)を表1に示す.本発明化合物は強いチューブリン重
合阻害作用を示した。
【0033】
【表1】
【0034】試験例2 マウス・コラーゲン誘導関節炎
に対する作用 試験化合物 化合物番号5の化合物 M.tuberculosis H37RAをFreu
nt incomplete adjuvantに2m
g/mlに懸濁し,0.3%2型コラーゲン(ウシ関節
由来,コラーゲン技術研修会)と同量づつ混和し,乳化
させた.この0.1mlを雄性DBA/1J系マウス
(10あるいは11週齢,日本チャールス・リバー)の
尾根部皮内に注射して感作した.21日後に,0.3%
2型コラーゲンを生理食塩水で6倍希釈し,0.2ml
を腹腔内に注射して2次感作した.1次感作のみで関節
炎を発症したマウスは除外した.本発明の化合物を0.
5%カルボキシメチルセルロース・ナトリウム(CMC
−Na)に懸濁して(25mg/kg)、2次感作日か
ら32日間1日1回経口投与した.また,本発明の化合
物なしで,0.5%CMC−Naのみを経口投与した群
を対照群とした。各々1群あたりの構成匹数は7匹であ
る。経日的に四肢の症状を観察し、下記の基準に従い、
スコア化(0〜4,従って最高16) した。最終日に全
例について血液検査を行なった。
に対する作用 試験化合物 化合物番号5の化合物 M.tuberculosis H37RAをFreu
nt incomplete adjuvantに2m
g/mlに懸濁し,0.3%2型コラーゲン(ウシ関節
由来,コラーゲン技術研修会)と同量づつ混和し,乳化
させた.この0.1mlを雄性DBA/1J系マウス
(10あるいは11週齢,日本チャールス・リバー)の
尾根部皮内に注射して感作した.21日後に,0.3%
2型コラーゲンを生理食塩水で6倍希釈し,0.2ml
を腹腔内に注射して2次感作した.1次感作のみで関節
炎を発症したマウスは除外した.本発明の化合物を0.
5%カルボキシメチルセルロース・ナトリウム(CMC
−Na)に懸濁して(25mg/kg)、2次感作日か
ら32日間1日1回経口投与した.また,本発明の化合
物なしで,0.5%CMC−Naのみを経口投与した群
を対照群とした。各々1群あたりの構成匹数は7匹であ
る。経日的に四肢の症状を観察し、下記の基準に従い、
スコア化(0〜4,従って最高16) した。最終日に全
例について血液検査を行なった。
【0035】四肢の症状のスコア化における基準; 0;症状なし 1;指(又は趾)が1本のみ腫脹発赤 2;指(又は趾)の2本以上が腫脹発赤あるいは手(又
は足)の若干の腫脹発赤 3;手(又は足)の関節を含む全体の腫脹発赤 4;手(又は足)の関節や指(又は趾)の関節の強直性
変化
は足)の若干の腫脹発赤 3;手(又は足)の関節を含む全体の腫脹発赤 4;手(又は足)の関節や指(又は趾)の関節の強直性
変化
【0036】化合物番号1の化合物については上記方法
に準じて試験を実施した。ただし、本発明の化合物を1
%カルボキシメチルセルロース・ナトリウム(CMC−
Na)に懸濁して(50mg/kg)、2次感作日から
5週間、週3回経口投与した.
に準じて試験を実施した。ただし、本発明の化合物を1
%カルボキシメチルセルロース・ナトリウム(CMC−
Na)に懸濁して(50mg/kg)、2次感作日から
5週間、週3回経口投与した.
【0037】化合物番号5の化合物について、血液検査
の結果を表2に示した。本発明化合物の毒性は低く32
日間連続投与時においても死亡例は認められず、しかも
血液検査値は骨髄毒性(白血球)、肝臓毒性(ALP)
及び腎臓毒性(BUN)を示さなかった。
の結果を表2に示した。本発明化合物の毒性は低く32
日間連続投与時においても死亡例は認められず、しかも
血液検査値は骨髄毒性(白血球)、肝臓毒性(ALP)
及び腎臓毒性(BUN)を示さなかった。
【0038】
【表2】
【0039】化合物番号5及び1の化合物について、評
価最終日における関節炎発症率,四肢の症状の平均スコ
アを表3に示した。ただし、四肢のうち一肢でもスコア
3以上となったマウスを発症マウスとした。本発明化合
物は、ヒトの慢性関節リウマチの動物モデルであるコラ
ーゲン誘導関節炎モデルにおいて優れた抗リウマチ効果
が確認された。
価最終日における関節炎発症率,四肢の症状の平均スコ
アを表3に示した。ただし、四肢のうち一肢でもスコア
3以上となったマウスを発症マウスとした。本発明化合
物は、ヒトの慢性関節リウマチの動物モデルであるコラ
ーゲン誘導関節炎モデルにおいて優れた抗リウマチ効果
が確認された。
【0040】
【表3】
【0041】製剤例 下記処方に従い錠剤を調製する。 化合物番号1または5の化合物 100g 乳糖 3000g デンプンのり 適量 ステアリン酸マグネシウム 5g 上記成分を充分に混合した後、打錠機により錠剤を製造
する。
する。
【0042】
【発明の効果】本発明化合物は、ヒトの慢性関節リウマ
チの動物モデルであるコラーゲン誘導関節炎モデルにお
いて優れた抗リウマチ効果が確認された。従って、本発
明化合物は低毒性であり、炎症性リウマチなどのリウマ
チの予防・治療剤として有用である。
チの動物モデルであるコラーゲン誘導関節炎モデルにお
いて優れた抗リウマチ効果が確認された。従って、本発
明化合物は低毒性であり、炎症性リウマチなどのリウマ
チの予防・治療剤として有用である。
Claims (9)
- 【請求項1】 下記一般式(1) 【化1】 〔式中,R1は水素原子,ハロゲン原子,低級アルキル
基,低級アルコキシ基,ニトロ基,水酸基,シアノ基,
アセチル基,フェノキシ基,置換基を有していてもよい
アミノ基を意味する.R2およびR3は同一または異な
って水素原子,ハロゲン原子,低級アルキル基,または
低級アルコキシ基を意味する。Aは =N−,または
=CH−を意味する.Bは同一または異なった1から3
個の置換基Gを有していてもよい芳香族六員環基(環内
に窒素原子を1または2個含んでいてもよい)を意味す
る.Gは,ハロゲン原子,低級アルキル基,低級アルコ
キシ基,保護されていてもよい水酸基を意味する.また
Bは−CO−R4(式中R4は水素原子,低級アルキル
基,低級アルコキシ基,置換基を有していても良いアミ
ノ基,2−チエニル基,2−フリル基,または式 【化2】 (式中R5, R6は同一または異なって水素原子,ハロ
ゲン原子,ニトロ基,保護されていても良い水酸基,低
級アルキル基,低級アルコキシ基を意味する.Dは =
N− で示される基,または =CH−を意味す
る.))〕で表わされるスルホンアミド誘導体またはそ
の薬理学的に許容される塩を有効成分とするリウマチの
予防または治療剤. - 【請求項2】一般式(1)においてR1が低級アルコキ
シ基,R2,R3が水素である請求項1記載のスルホン
アミド誘導体またはその薬理学的に許容される塩を有効
成分とするリウマチの予防または治療剤. - 【請求項3】一般式(1)において,Bが−CO−R4
(式中,R4は水素原子,低級アルキル基,低級アルコ
キシ基,置換基を有していても良いアミノ基,2−チエ
ニル基,2−フリル基,または式 【化3】 (式中R5, R6は同一または異なって水素原子,ハロ
ゲン原子,ニトロ基,保護されていても良い水酸基,低
級アルキル基,低級アルコキシ基を意味する.Dは =
N− で示される基,または =CH−を意味す
る.))である請求項2記載のスルホンアミド誘導体ま
たはその薬理学的に許容される塩を有効成分とするリウ
マチの予防または治療剤. - 【請求項4】一般式(1)において,Bが同一または異
なった1から3個の置換基G(Gは,ハロゲン原子,低
級アルキル基,低級アルコキシ基,保護されていてもよ
い水酸基を意味する)を有していてもよい芳香族六員環
基(環内に窒素原子を1または2個含んでいてもよい)
である請求項2記載のスルホンアミド誘導体またはその
薬理学的に許容される塩を有効成分とするリウマチの予
防または治療剤. - 【請求項5】一般式(1)において,Aが=CH−であ
る請求項3記載のスルホンアミド誘導体またはその薬理
学的に許容される塩を有効成分とするリウマチの予防ま
たは治療剤. - 【請求項6】一般式(1)において、Aが =N−であ
る請求項4記載のスルホンアミド誘導体またはその薬理
学的に許容される塩を有効成分とするリウマチの予防ま
たは治療剤. - 【請求項7】化合物が次に列記するスルホンアミド誘導
体から選択された請求項1記載のスルホンアミド誘導体
またはその薬理学的に許容される塩を有効成分とするリ
ウマチの予防または治療剤. (1) N−[2−[(4−ヒドロキシフェニル)アミ
ノ]−3−ピリジル]−4−メトキシベンゼンスルホン
アミド (2) N−[2−[(4−フルオロフェニル)アミ
ノ]−3−ピリジル]−4−メトキシベンゼンスルホン
アミド (3) N−[2−[(4−メトキシフェニル)アミ
ノ]−3−ピリジル]−4−メトキシベンゼンスルホン
アミド (4) N−(2−アニリノ−3−ピリジル)−4−メ
トキシベンゼンスルホンアミド (5) N−[2−(4−メトキシベンゼンスルホンア
ミド)フェニル]−2−メチルニコチンアミド (6) N−[2−(4−メトキシベンゼンスルホンア
ミド)フェニル]−2−メチルベンズアミド (7) N−[2−(4−メトキシベンゼンスルホンア
ミド)フェニル]−2−フランカルボキサミド (8) N−[2−(4−メトキシベンゼンスルホンア
ミド)フェニル]アセトアミド (9) N−[2−(4−メトキシベンゼンスルホンア
ミド)フェニル]ニコチンアミド (10) 2−クロロ−N−[2−(4−メトキシベン
ゼンスルホンアミド)フェニル]ニコチンアミド (11) 4−ベンジルオキシ−N−[2−(4−メト
キシベンゼンスルホンアミド)フェニル]ベンズアミド (12) 4−ヒドロキシ−N−[2−(4−メトキシ
ベンゼンスルホンアミド)フェニル]ベンズアミド (13) 4−メトキシ−N−[2−(4−メトキシベ
ンゼンスルホンアミド)フェニル]ベンズアミド - 【請求項8】請求項1〜7いずれかに記載のスルホンア
ミド誘導体またはその薬理学的に許容される塩を有効成
分とする炎症性リウマチの予防またはその治療剤. - 【請求項9】請求項1〜7いずれかに記載のスルホンア
ミド誘導体またはその薬理学的に許容される塩(ただ
し,一般式(1)においてR1がメトキシ基,R2,R
3が水素原子,Aが=N−,Bが4−ヒドロキシフェニ
ル基である組み合わせを除く)を有効成分とするチュー
ブリン重合阻害剤.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10337480A JP2000159665A (ja) | 1998-11-27 | 1998-11-27 | リウマチの予防または治療剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10337480A JP2000159665A (ja) | 1998-11-27 | 1998-11-27 | リウマチの予防または治療剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000159665A true JP2000159665A (ja) | 2000-06-13 |
Family
ID=18309053
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10337480A Pending JP2000159665A (ja) | 1998-11-27 | 1998-11-27 | リウマチの予防または治療剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000159665A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003018536A1 (en) * | 2001-08-30 | 2003-03-06 | Starpharma Limited | Chemotherapeutic agents |
EP1838674A2 (en) * | 2005-01-14 | 2007-10-03 | ChemoCentryx Inc | Heteroaryl sulfonamides and ccr2 |
EP1962847A2 (en) * | 2005-12-05 | 2008-09-03 | Glaxo Group Limited | Pyridinyl sulfonamide modulators of chemokine receptors |
US8546408B2 (en) | 2007-07-12 | 2013-10-01 | Chemocentryx, Inc. | Fused heteroaryl pyridyl and phenyl benzenesuflonamides as CCR2 modulators for the treatment of inflammation |
US9067922B2 (en) | 2013-04-19 | 2015-06-30 | Pfizer Limited | Chemical compounds |
CN105348183A (zh) * | 2015-09-29 | 2016-02-24 | 王琳 | 一种治疗妇产科术后低热症的药物组合物 |
US10206912B2 (en) | 2006-07-14 | 2019-02-19 | Chemocentryx, Inc. | Heteroaryl sulfonamides and CCR2/CCR9 |
US10758540B2 (en) | 2017-10-11 | 2020-09-01 | Chemocentryx, Inc. | Treatment of focal segmental glomerulosclerosis with CCR2 antagonists |
US10973809B2 (en) | 2016-11-23 | 2021-04-13 | Chemocentryx, Inc. | Method of treating focal segmental glomerulosclerosis |
-
1998
- 1998-11-27 JP JP10337480A patent/JP2000159665A/ja active Pending
Cited By (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003018536A1 (en) * | 2001-08-30 | 2003-03-06 | Starpharma Limited | Chemotherapeutic agents |
EP1838674A2 (en) * | 2005-01-14 | 2007-10-03 | ChemoCentryx Inc | Heteroaryl sulfonamides and ccr2 |
JP2008526996A (ja) * | 2005-01-14 | 2008-07-24 | ケモセントリックス, インコーポレイテッド | ヘテロアリールスルホンアミドおよびccr2 |
EP1838674A4 (en) * | 2005-01-14 | 2010-01-06 | Chemocentryx Inc | SULFONAMIDES OF HETEROARYL AND CCR2 |
EP2354126A1 (en) * | 2005-01-14 | 2011-08-10 | ChemoCentryx, Inc. | Heteroaryl sulfonamides and CCR2 |
EP2474532A1 (en) * | 2005-01-14 | 2012-07-11 | ChemoCentryx, Inc. | Heteroaryl sulfonamides and CCR2 |
EP1962847A2 (en) * | 2005-12-05 | 2008-09-03 | Glaxo Group Limited | Pyridinyl sulfonamide modulators of chemokine receptors |
EP1962847A4 (en) * | 2005-12-05 | 2010-10-06 | Glaxo Group Ltd | PYRIDINYLSULFONAMIDE MODULATORS OF CHEMOKINE RECEPTORS |
US10532044B2 (en) | 2006-07-14 | 2020-01-14 | Chemocentryx, Inc. | Heteroaryl sulfonamides and CCR2/CCR9 |
US10206912B2 (en) | 2006-07-14 | 2019-02-19 | Chemocentryx, Inc. | Heteroaryl sulfonamides and CCR2/CCR9 |
US11433061B2 (en) | 2006-07-14 | 2022-09-06 | Chemocentryx, Inc. | Heteroaryl sulfonamides and CCR2/CCR9 |
US8546408B2 (en) | 2007-07-12 | 2013-10-01 | Chemocentryx, Inc. | Fused heteroaryl pyridyl and phenyl benzenesuflonamides as CCR2 modulators for the treatment of inflammation |
US9745312B2 (en) | 2007-07-12 | 2017-08-29 | Chemocentryx, Inc. | Fused heteroaryl pyridyl and phenyl benzenesuflonamides as CCR2 modulators for the treatment of inflammation |
US9394307B2 (en) | 2007-07-12 | 2016-07-19 | Chemocentryx, Inc. | Fused heteroaryl pyridyl and phenyl benzenesuflonamides as CCR2 modulators for the treatment of inflammation |
US10208050B2 (en) | 2007-07-12 | 2019-02-19 | Chemocentryx, Inc. | Fused heteroaryl pyridyl and phenyl benzenesuflonamides as CCR2 modulators for the treatment of inflammation |
US10899765B2 (en) | 2007-07-12 | 2021-01-26 | Chemocentryx, Inc. | Fused heteroaryl pyridyl and phenyl benzenesuflonamides as CCR2 modulators for the treatment of inflammation |
US9067922B2 (en) | 2013-04-19 | 2015-06-30 | Pfizer Limited | Chemical compounds |
CN105348183A (zh) * | 2015-09-29 | 2016-02-24 | 王琳 | 一种治疗妇产科术后低热症的药物组合物 |
US10973809B2 (en) | 2016-11-23 | 2021-04-13 | Chemocentryx, Inc. | Method of treating focal segmental glomerulosclerosis |
US11324736B2 (en) | 2016-11-23 | 2022-05-10 | Chemocentryx, Inc. | Method of Treating Focal Segmental Glomerulosclerosis |
US10758540B2 (en) | 2017-10-11 | 2020-09-01 | Chemocentryx, Inc. | Treatment of focal segmental glomerulosclerosis with CCR2 antagonists |
US11382915B2 (en) | 2017-10-11 | 2022-07-12 | Chemocentryx, Inc. | Treatment of focal segmental glomerulosclerosis with CCR2 antagonists |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4225610A (en) | Immunoactivators derived from amino thiazoles | |
JP3548194B2 (ja) | 過度のコラーゲン破壊を防止する薬剤 | |
WO2008044095A1 (en) | Positively charged water-soluble prodrugs of oxicams and related compounds with very high skin penetration rate | |
JPH08505133A (ja) | 解熱方法および鎮痛方法並びに光学的に純粋なr−ケトロラックを含む組成物 | |
NZ227794A (en) | Pharmaceutical compositions comprising arylamido (and arylthioamido) azabicycloalkanes | |
SK84396A3 (en) | Acetamide derivative and pharmaceutical agent containing its | |
KR980008228A (ko) | N-(4-아릴-티아졸-2-일)-설폰아미드 유도체 및 이를 함유하는 약제학적 조성물 | |
AU653902B2 (en) | 6-chloro-5-fluoro-3-(2-thenoyl)-2-oxindole-1- carboxamide as an analgesic and anti-inflammatory agent | |
CA2346464A1 (en) | Peripherally acting anti-pruritic opiates | |
JP2004518628A (ja) | 窒素含有化合物およびそれらのグリシン輸送阻害薬としての使用法 | |
NO321606B1 (no) | Pyrrolderivater og medisinsk sammensetning | |
JP2000159665A (ja) | リウマチの予防または治療剤 | |
US20050215601A1 (en) | Therapeutic agent for rheumatic disease comprising benzamide derivative as active ingredient | |
US4990523A (en) | Treatment of chronic inflammatory joint disease with arylsulfonamides | |
JPS63295537A (ja) | 新規化合物、医療組成物、及び炎症及び痛みの治療方法 | |
KR20010021854A (ko) | 말초 작용성 항소양성 아편제 | |
JPH03866B2 (ja) | ||
NO169229B (no) | Analogifremgangsmaate for fremstilling av terapeutisk aktive 5-(3-alkyl-5-tert.butyl-4-hydroksyfenyl)-2-amino-6h-1,3,4-tiadiaziner | |
US20080242657A1 (en) | Treatment of Tremor with Histamine H3 Inverse Agonists or Hist Amine H3 Antagonists | |
NZ195061A (en) | 2-amino-3-benzoyl-phenylacetamides;anti-inflammatory and analgesic compositions | |
EP1547585A1 (en) | Therapeutic agent for rheumatism containing benzamide derivative as active ingredient | |
HU187922B (en) | Process for preparing 3-/n,n-dimethyl-carbamoyl/-pyrazolo/1,5-a/-pyridine | |
JPS6248657A (ja) | 抗炎症活性および鎮痛活性を有する化合物および組成物 | |
US20040235866A1 (en) | Lymphocytic activation inhibitor and remedial agent for autoimmune disease | |
JP4243701B2 (ja) | ベンズアミド誘導体を有効成分とするリウマチ治療薬 |