JP2000159400A - テープ端接合機のテープ端位置決め装置 - Google Patents

テープ端接合機のテープ端位置決め装置

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JP2000159400A
JP2000159400A JP33295898A JP33295898A JP2000159400A JP 2000159400 A JP2000159400 A JP 2000159400A JP 33295898 A JP33295898 A JP 33295898A JP 33295898 A JP33295898 A JP 33295898A JP 2000159400 A JP2000159400 A JP 2000159400A
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tape
joining
side edge
positioning
tape end
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JP33295898A
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English (en)
Inventor
Kazuo Yokoe
和郎 横江
Tadahisa Koshi
忠久 越
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YKK Corp
Original Assignee
YKK Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な機構によりテープ端部同士の重畳接合時
においてテープ間の中心線にずれが発生せず、しかも接
合代が常に均一となるテープ接合端部の位置決め装置と
同装置を装備したテープ端接合機を提供する。 【解決手段】中間にテープ端接合空間(3) を挟んでテー
プ(T1,T2) の長手方向に左右一対のテープ案内テーブル
(1,2) を配し、各テープ(T1,T2) の長手方向に沿った平
行な2直線上に延設され、テープ幅方向の中心線(CL)を
保持してそのテープ側縁の当接間隔が変更可能であり、
幅方向の各テープ側縁の位置を位置決めする第1及び第
2の側縁位置決め手段(10,11) を各テープ案内テーブル
(1,2) 上に設け、前記テープ端接合空間(3) に向けて進
退可能であり、長手方向の各テープ端縁を食い違い状に
位置決めする端縁位置決め手段(20)を前記第1及び第2
の側縁位置決め手段(10,11) に直交させると共に、前記
テープ案内テーブル(1,2)の上面に平行に設けている。
そして、前記テープ端接合空間(3) には、例えば超音波
溶着装置(40)が設置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ある程度の剛性を
もつ各種のテープの端部同士を重ね合わせて互いに接合
するテープ端接合機に適用されるテープ端の位置決め装
置と、同位置決め装置を備えたテープ端接合機とに関す
る。
【0002】
【従来の技術】通常、各種テープは長尺の一種類のテー
プをそのまま使用することが多いが、例えばヘアバンド
や梱包テープなどのように端部同士を接合して使う場合
も多い。また、例えば各種の医療用テープでは新たなテ
ープを継ぎ足すべくテープ端同士を接合する場合があ
り。また、例えばテープ状基材の表面に多数のループ片
を有する雌部材と同じくテープ状基材の表面に多数のフ
ック片を有する雄部材とを互いに押圧して面接合する面
ファスナーにあっては、前記雄部材と雌部材とを長手方
向に連結して各種の結束バンドやその他の用途に使用す
ることも多い。
【0003】かかるテープ端同士の接合技術として、例
えば特公昭52−14659号公報及び実公平2−46
999号公報には、前記面ファスナーテープの端部接合
方法が開示されている。このうち、特公昭52−146
59号公報に開示された接合技術は、ファスナーテープ
の端部同士を重ね合わせて、接着剤を介して接合するも
のである。一般に、ファスナーテープは表面の係合素子
(ループ片やフック片)により肉厚であるため、これを
重ねて接合すると、その接合部分が更に厚みを増し、商
品価値が著しく損なわれる。同公報によれば、このよう
な不具合をなくすため、一方の接合端部に突設されてい
る係合素子を除去したのち、相手方の接合端部に接着剤
を介して接合一体化するものである。
【0004】また、上記実公平2−46999号公報に
よれば、相対向するテープ端部の一方を挟持する固定グ
リッパーと、前記テープ端部の他方を挟持し、前記固定
グリッパーに向けて水平方向に進退する移動グリッパー
とを備え、両グリッパーの間にあって前記固定グリッパ
ーの近傍に超音波溶着手段を設置している。そして、前
記移動グリッパーを固定グリッパーよりもテープの厚み
分だけ高くなるように段違いに配置している。テープ端
部の接合時には、固定グリッパーに挟持されたテープの
接合端部を前記超音波溶着手段のアンビル上に載置し、
移動グリッパーに挟持されたテープの接合端部を、移動
グリッパーを固定グリッパーに向けて水平に移動させる
ことにより、前記アンビル上に載置された接合端部に重
ね合わせる。このとき、固定グリッパーと移動グリッパ
ーとが段違いに設置されるため、テープの接合端部同士
は超音波溶着手段の上方で正確に食い違い状に重なる。
次いで、超音波溶着手段を作動させて、テープの前記接
合端部同士を溶着一体化する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
公昭52−14659号公報に開示された接合技術で
は、一方の面ファスナー部材の接合端部の係合素子を除
去して平滑面とするため、相手方の面ファスナー部材の
接合端部と重ね合せて接合するときに面ファスナー部材
間で滑りやすく、面ファスナー部材同士が相対的にずれ
て正確に接合することができず、得られた製品は体裁が
悪く、商品価値が低くなる。
【0006】また、上記実公平2−46999号公報に
開示された接合技術では、移動グリッパーに挟持された
テープから突出しているテープの接合端部は、固定グリ
ッパーに向けて移動するとき、その可撓性のため必ずし
も水平姿勢を維持することができず、材質によっては固
定グリッパーに挟持されアンビル上に載置されているテ
ープ側の接合端部に正確に重ね合わすことができなくな
るケースが多発する。
【0007】更に、これらの公報に開示された接合技術
をも含めて、従来のこの種の接合技術にあっては、テー
プの長手方向の端縁位置の位置決めはともかくとして、
テープ幅方向の側縁位置の位置決めに関しては格別の対
策が講じられていないのが現状である。また、例えば上
記実公平2−46999号公報に開示された接合技術に
あっては、接合された後のテープの移送速度や移動グリ
ッパーの移動速度を厳密に制御すれば、各グリッパーか
ら突出するテープの接合端部の長さ、つまり接合代を一
定にすることはできるが、そのためには装置の構造及び
制御系が複雑化するばかりか、高コストにもつながる。
【0008】一般のこの種のテープ端接合機によるテー
プ端部の接合代は、作業者の勘に頼るため個人差が生じ
やすく、テープ端の接合代が一定でない場合には、接合
強度に差が生じて一定の強度を確保しがたい。また、接
合するテープ同士の幅は必ずしも同一であるとは限ら
ず、たとえテープ幅が同一であったとしても、各テープ
の中央線が一致せず幅方向にずれて接合される場合に
は、当然に接合テープとしての商品価値はなくなるばか
りでなく、そのずれにより生じるテープ端同士の段差部
分が以降の工程においてテープの引っ掛かりによるトラ
ブルが多発しやすくなり、従来のごとくテープの幅方向
の側縁位置を位置合わせするための格別の対策が講じら
れていない場合には、テープ端同士の中央線を一致させ
るために接合作業を更に煩雑なものにしている。
【0009】本発明は、かかる従来の課題を解消すべく
なされたものであり、具体的には簡単な機構によりテー
プ端部同士の接合時においてテープ間の中央線にずれが
発生せず、しかも接合代が常に均一となるテープ接合端
部の位置決め装置と同装置を装備したテープ端接合機を
提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用効果】前記目的
は、次に述べるように本件請求項1〜7に係る発明によ
り効果的に達成される。請求項1に係る発明は、テープ
端縁同士を重畳接合するテープ端接合機に適用され、各
テープの端縁重畳位置及びその側縁位置を位置決めする
位置決め装置であって、中間にテープ端接合空間を挟ん
でテープの長手方向に配された左右一対のテープ案内テ
ーブルと、各テープ案内テーブル上にあって、各テープ
の長手方向に沿って平行に延び、テープ幅方向の中心線
を保持してそのテープ側縁当接間隔を変更可能であり、
各テープ側縁位置を位置決めする第1及び第2の側縁位
置決め手段と、前記第1及び第2の側縁位置決め手段に
直交すると共に、前記テープ案内テーブルの表面に平行
に配され、前記テープ端接合空間に向けて進退可能であ
り、長手方向の各テープ端を食い違い状に位置決めする
端縁位置決め手段とを備えてなることを特徴とするテー
プ端位置決め装置を構成としている。
【0011】先ず、第1及び第2の側縁位置決め手段の
間隔を接合しようとするテープ幅より広げておくととも
に、端縁位置決め手段をテープ端接合空間の接合部位ま
で移動させる。次いで、所定の接合空間をもって左右に
配された一対のテープ案内テーブル上にそれぞれ設けら
れた前記第1及び第2の側縁位置決め手段の間に接合し
ようとするテープ端部を互いが食い違い状態で前記テー
ブルの反対側から導入すると共に、各テープ端縁の接合
寸法位置を前記端縁位置決め手段をもって位置決めす
る。
【0012】続いて、前記第1及び第2の側縁位置決め
手段の間隔を縮めて各テープの側縁に当接させる。この
とき、前後のテーブルに配されたそれぞれの第1及び第
2の側縁位置決め手段の接離動作は、その中心線位置を
変更することなく同一移動量で互いが接近及び離間す
る。そのため、第1及び第2側縁位置決め手段に当接し
た左右のテープ端部の中心線は自動的に一致することに
なる。このあと、前記テープ端縁位置決め手段を前記テ
ープ案内テーブル間の接合空間から後退させ、同空間部
に設けられた、適宜接合手段によりテープ端部の重なり
部分を接合一体化する。なお、上記において、端縁重畳
位置と側縁位置の位置決め順序は、逆に行ってもかまわ
ない。
【0013】請求項2に係る発明は、前記テープ側縁の
各第1及び第2の側縁位置決め手段は左右一対の各テー
プ案内テーブルに固設された一対の支持部材と、各支持
部材上の所定位置から各テープの側縁に向けて同一移動
距離をもって接離動作する前後一対のテープ案内部材と
を有している。
【0014】第1及び第2の側縁位置決め手段の各テー
プ案内部材は、そのテープ側縁当接間隙の中心線が不動
位置にあるように前記支持部材上を前後に同調して接近
・離間移動する。従って、テープ案内テーブル上の各テ
ープ案内部材間に導入されたテープが、たとえその中心
線位置を各テープ案内部材間のテープ当接間隔の中心線
から左右のいずれかにずれていたとしても、前記テープ
案内部材を同調して接近させながらテープ側縁に当接さ
せると、テープ端部の幅方向中心線は自動的に前記テー
プ案内部材のテープ当接間隔の中心線上に移行すること
になる。そのため、第1及び第2の側縁位置決め手段の
中心線を同一直線上におく限りは、接合される前後のテ
ープ端部の中心線も自動的に一致することになる。
【0015】請求項3に係る発明にあっては、前記各支
持部材が前記テーブルの左右端部のいずれかに、その取
付端を中心として上下に回動自在に取り付けられてお
り、前記支持部材には回動操作レバーが設けられてい
る。かかる構成により、テープの端部同士の接合が終了
してから、前記回動操作レバーを操作して両支持部材を
各位置決め手段と共に上方に回動させれば、支持部材の
開放端とテーブルの間から接合を終えたテープを取り出
すことができる。
【0016】請求項4に係る発明にあっては、前記テー
プ端縁の端縁位置決め手段が単一部材からなり、同単一
部材はテープ端縁同士が食い違い状に当接する第1及び
第2のテープ端縁当接面を有している。端縁位置決め手
段である単一部材に形成される第1及び第2のテープ端
縁当接面は、その相対位置が変更しないため、各テープ
端縁を食い違い状に前記第1及び第2のテープ端縁当接
面に当接したのち、同案内部材をテープ端縁の位置決め
位置から後退すると、各テープ端部は同一の案内部材を
使うかぎりテープ端の重なり代を常に一定として重なり
合う。
【0017】請求項5に係る発明にあっては、上記構成
に加えて、更に各テープ案内テーブルの上記ケープ端接
合間隙の近傍にあって、各テープの端部を各テーブルに
押圧固定する前後一対の押圧固定手段を有している。前
記テープ端縁位置決め手段がテープ案内テーブルの上記
テープ端接合間隙から後退させる前に、前記押圧固定手
段をそれぞれ作動して各テープの接合端の内側をテーブ
ル上に押圧固定しておくことにより、以降のテープ端接
合操作を確実に行えるようにする。
【0018】請求項6に係る発明は、前記請求項1〜5
のいずれかに記載のテープ端位置決め装置の左右一対の
テープ案内テーブルの間のテープ端接合空間に、テープ
の端部同士を接合するテープ端接合装置を備えてなるこ
とを特徴とするテープ端接合機である。そして、前記テ
ープ端接合装置は、請求項7に係る発明のごとく加熱溶
着手段を備えている。
【0019】本発明にあって、前記テープ端接合装置と
して加熱溶着手段の他にも、例えばテープ素材が熱溶着
性材料ではない場合に、接着剤による接合手段を採用す
ることもできる。しかし、接着剤による接合手段の場合
には、テープ端の接合部位の加熱押圧手段の他にも、接
着剤付与手段などが必要となるため、テープ素材が熱溶
着性材料である場合には、可能なかぎりテープ端接合装
置として加熱溶着手段を採用することが好ましい。
【0020】しかして、加熱溶着手段としては、ヒータ
ーにより加熱された加熱バーや、超音波溶着機、或いは
高周波溶着機等を挙げることができる。このうち、請求
項8に係る発明のごとく、特に加熱部位を制御しやすい
超音波溶着手段を備えた溶着器であることが好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて具体的に説明する。図1は本発明
の代表的な第1実施例であるテープ端位置決め装置を装
備した超音波テープ端接合機の要部を示している。図2
は同テープ端接合機の正面図、図3は同テープ端接合機
におけるアンビルの図示を省略したときの要部立体図で
ある。
【0022】これらの図において、本実施例にあっては
後述するテープ端接合装置である超音波溶着装置40に
よる溶着(接合)空間3を挟んで前後一対のテープ案内
テーブル1,2が図示せぬ基台上に配設されており、各
テープ案内テーブル1,2には第1及び第2テープ側縁
位置決め手段10,11が設置されている。この第1及
び第2テープ側縁位置決め手段10,11は各テープ案
内テーブル1,2の後端側(図1の左側)の左右端部
に、前記溶着空間3を挟んで対称位置に固設された支持
部材12,13と、各支持部材12,13のそれぞれに
取り付けられた第1及び第2の前後一対のテープ案内部
材14,15とを有している。
【0023】前記支持部材12,13はL字型板材から
なり、その長片部分12a,13aが前記各テープ案内
テーブル1,2の上面と平行になるように、前記短片部
分12b,13bの端部が各テープ案内テーブル1,2
に固設されている。そして、各支持部材12,13の前
記長辺部分12a,13aの先端部上面には、それぞれ
前記一対の各テープ案内部材14,15を前後に摺動支
持する矩形状の支持ブロック16,17が横設されてい
る。
【0024】各支持ブロック16,17は、下面には2
列に並んで前後方向に延びる左右一対の摺接溝16a,
16a′;17a,17a′が形成されており、各摺接
溝16a,16a′;17a,17a′の間の中央部分
には、操作摘み16b,17bを上端に取り付けると共
に下端にピニオン16c,17c(図6参照)を固着し
た図示せぬ回転軸が回転可能に挿入支持されている。ま
た、各支持ブロック16,17のそれぞれの外側端面に
は前記摺接溝16a,16a′;17a,17a′のう
ち外側の摺接溝16a,17aに連通する図示せぬネジ
孔が形成され、そのネジ孔に摘み付き固定ネジ16d,
17dがねじ込まれている。前記各摺接溝16a,16
a′;17a,17a′と前記支持部材12,13との
間に形成される各摺接空間には、それぞれに前記第1及
び第2のテープ案内部材14、15の一部が挿入され
る。
【0025】第1及び第2のテープ案内部材14,15
は、図4に拡大して示すごとく前記各摺接空間に挿入さ
れる一対のラック部14a,14a′;15a,15
a′と、各ラック部14a,14a′;15a,15
a′の挿入基端から2段の屈曲部14c,14c′;1
5c,15c′を介してテープ案内テーブル1,2の間
に形成された上記テープ溶着空間3に向けて平行に直線
的に延びる心決め案内部14b,14b′;15b,1
5b′と有している。各摺接空間に挿入される前記一対
のラック部14a,14a′;15a,15a′は、そ
れぞれが上記ピニオン16c,17cに噛合している。
【0026】また、上記左右一対のテープ案内テーブル
1,2の間に形成される前記テープ溶着空間3の延長線
上には、本発明の構成要素の一つであるテープ端縁位置
決め手段20が配されている。本実施例によれば、この
テープ端縁位置決め手段20は所要の長さ有する位置決
めバー部材21と、同バー部材21を前記延長線上を前
記テープ溶着空間3内に対する浸入及び後退動作させる
ためのエアシリンダ22とからなり、同エアシリンダ2
2は図示せぬ基台上に固設されている。
【0027】前記位置決めバー部材21は、超音波ホー
ン42の上面とにより、その断面が略S字状を呈してお
り、その垂直方向に食い違い状で平行に配される各底面
21a,21bが、前記テープ溶着空間3内において左
右の各テープ案内テーブル1,2の上面に対向する位置
にある。そのため前記左右のテープ案内テーブル1,2
は前記テープ溶着空間3を挟んで所要の段差をもって設
置されている。前記位置決めバー部材21の後端と前記
エアシリンダ22のピストンロッド22aとがL字状の
連結部材23を介して連結されている。
【0028】更に、本実施例にあっては、段違いに設置
された前記テープ案内テーブル1,2間の上記溶着空間
3に面する端縁付近にはテープ端部の押圧固定手段3
0,31が配されている。各押圧固定手段30,31
は、エアシリンダ32,33により各テーブル上面に向
けて上下動して、溶着時に重ね合わされた各テープの溶
着端付近を押圧固定する左右一対の押圧固定部材34,
35を有している。この押圧固定部材34,35は、各
テープ案内テーブル1,2の縁部に沿って延びる板材か
らなる。
【0029】そして、前記各テープ案内テーブル1,2
間に形成された溶着空間3にはテープ端部を溶着するた
めの超音波溶着装置40が配されている。この超音波溶
着装置40は、前記溶着空間3を挟んで上方にアンビル
41が配され、下方には超音波ホーン42が配されてい
る。本実施例によれば、前記超音波ホーン42は固定位
置に設置されており、前記アンビル41が図示せぬエア
シリンダにより前記超音波ホーン42に対して接近・離
間方向に運動する。
【0030】さて、以上の構成を備えた本実施例による
テープ端接合機によりテープ端同志を重ね合わせて溶着
一体化するには、先ず前記第1及び第2のテープ側縁位
置決め手段10,11の操作摘み16b,17bを回転
させて、ピニオン16c,17cと噛合する第1及び第
2テープ案内部材14,15の各ラック部14a,14
a′;15a,15a′を対応する各摺接溝16a,1
6a′;17a,17a′内を互いに同調して離間方向
に摺動させる。その結果、各一対の心決め案内部14
b,14b′;15b,15b′間の間隔が、前記ピニ
オン16c,17cを中心として同一距離だけ前後に拡
大する。この時の拡大間隔は接合すべきテープの幅より
も僅かに大きくしておく。
【0031】一方のテープ端縁位置決め手段20は、エ
アシリンダ22を伸長させて位置決めバー部材21を上
記溶着空間3内に侵入させると共に、上記押圧固定手段
30,31のエアシリンダ32,33を縮長して押圧固
定部材34,35を各テープ案内テーブル1,2から上
方の待機位置に移動させておく。
【0032】かかる状態において、一対のテープ端部を
各テープ案内テーブル1,2に載置して、図5に示すご
とく各テープT1,T2の各端縁が前記テープ端縁位置
決め手段20の各底面21a,21bに当接するまで、
各心決め案内部14b,14b′;15b,15b′の
間を左右から食い違い状に挿入する。各テープ端を上記
位置決めバー部材21の各底面21a,21bに当接さ
せることにより、各テープ端部の重畳代を常に一定とす
ることができる。
【0033】各テープT1,T2の端縁が前記テープ端
縁位置決め手段20の各底面21a,21bに当接した
ことを確かめてから、前記各ピニオン16c,17cを
逆方向に回転させて各一対の心決め案内部14b,14
b′;15b,15b′が、図6に示すごとく各テープ
T1,T2の長手方向に沿った両側縁と当接するまで、
心決め案内部14b,14b′;15b,15b′の間
隔を狭める。このとき、各一対の心決め案内部14b,
14b′;15b,15b′間の間隔の中点位置はその
間隔が変わっても変更せず、且つ対応する心決め案内部
14b,14b′;15b,15b′は同一移動距離に
て移動して前記間隔を狭めるため、その間に挟まれた各
テープ端部の中心線位置は前記中点位置へと自動的に移
行し、各心決め案内部14b,14b′;15b,15
b′がテープ端部の前後側縁に当接したときには、自ず
とその対向するテープ端部の中心線が同一直線状に移行
されることになる。
【0034】このことは、接合しようとするテープ幅が
同一の場合には、重ね合わされるテープ端部の両側縁が
自動的に一致することになり、また接合しようとするテ
ープ幅が異なる場合にも、図6に示すごとく各テープT
1,T2の中心線CLが自動的に一致することになるこ
とを意味する。従って、従来では接合のたびに必要であ
った煩雑な接合テープ端の心合わせ作業が簡単に行える
ようになる。
【0035】以上の操作が終了したのち、エアシリンダ
22を縮長させて位置決めバー部材21を上記溶着空間
3内から外方に後退させると共に、上記押圧固定手段3
0,31のエアシリンダ32,33を伸長して、押圧固
定部材34,35により各テープをテープ案内テーブル
1,2の上面にそれぞれ押圧して固定する。前記位置決
めバー部材21を上記溶着空間3内から外方に後退させ
ると、それまで同位置決めバー部材21に食い違い状に
保持されていた各テープ端部が重ね合わされた状態で左
右のテープ案内テーブル1,2間の溶着空間3内に設置
された超音波ホーン42の上面に載置され、前記溶着空
間3内に下方へと垂れ下がることはない。
【0036】次いで、上方で待機していたアンビル41
が下降して、前述のようにして重ね合わされたテープ端
部を超音波ホーン42との間で挟持したのち、超音波ホ
ーン42を作動してテープ端部を溶着一体化する。
【0037】図7は本発明の第2の実施例を示してお
り、同図により理解できるように、この実施例ではテー
プ側縁位置決め手段10,11の左右一対の支持部材1
2,13を各テープ案内テーブル1,2に不動に固設す
るのではなく、例えば蝶番4,5をもって各短片部分1
2a,13aを枢支し、その枢支部を中心として各テー
プ案内テーブル1,2に対して上下に回動可能とすると
共に、各支持部材12,13間を操作レバー6をもって
連結している。
【0038】かかる構成を備えていることにより、本実
施例にあっては、テープ端同志が上述のごとく溶着一体
化されたのち、前記操作レバー6を図7に矢印で示す後
方へ回動させることにより、各支持部材12,13上に
固設された各支持ブロック16,17と共に各第1及び
第2テープ案内部材14,15が上方に回動し、端部が
溶着一体化されたテープT1,T2をテープ接合機から
容易に取り出すことが可能となる。
【0039】図8は前記テープ側縁位置決め手段10,
11の第1及び第2テープ案内部材14,15の変形例
を示している。この変形例によれば、上記心決め案内部
14b,14b′;15b,15b′の各上面に櫛歯状
の摺動案内部材14d,14d′;15d,15d′を
互いに噛み合わせて取り付けている。この摺動案内部材
14d,14d′;15d,15d′により、各心決め
案内部14b,14b′;15b,15b′を互いに平
行状態を維持して、その間隔を正確に拡縮するようにな
る。勿論、前記櫛歯状の摺動案内部材14d,14
d′;15d,15d′に代えて、テープ案内テーブル
1,2と前記心決め案内部14b,14b′;15b,
15b′とのいずれかに、前記心決め案内部14b,1
4b′;15b,15b′の移動方向に延びる突条と、
その突条に摺動可能に嵌合する摺動案内溝を設けること
もできる。
【0040】以上の説明からも理解できるように、本発
明のテープ端位置決め装置及びテープ端接合機によれ
ば、テープ端同志を重ね合わせて接合一体化するにあた
って、自動的にテープ端の中心位置を一致させることが
できると共に、テープ端同士の重畳寸法を一定とするこ
とができるため、テープ端部の接合時の煩雑な心合わせ
や重畳代を一定にするための作業が不要となり、しかも
個人差をなくすこともできる。更には、各テープ端の接
合準備工程及び接合工程のいずれにあっても、各テープ
端部は常に本発明装置の構成部材により支持された状態
にあるため、たとえ薄手で可撓性のあるテープであって
も、その端部同士を確実に接合することができる。
【0041】なお、上記実施例は本発明の典型的な例を
挙げたに過ぎず、本発明はこれらの実施例に限定される
ものではなく、例えば上記実施例では接合装置として超
音波溶着装置を挙げているが、この超音波溶着装置に代
えて高周波溶着装置、或いはヒートバーによる加熱溶着
装置を採用することも可能であり、またテープ素材が熱
溶着性を備えていない場合には,接着剤による接着のた
めの通常の接着装置を使用することも可能である。ま
た、上記実施例ではマニュアル操作にてテープの心合わ
せを行っているが、上記操作摘み16b,17bに代え
て直接電動モータなどを使って直接ピニオンを回転させ
ることもでき、この場合には単純なスイッチ操作により
テープ端同士の心合わせを行うことができる。その他、
本発明の技術的思想の範囲内であれば多様な設計変更が
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテープ端位置決め装置を備えたテープ
端接合機の構成を模式的に示す要部の立体図である。
【図2】同テープ接合機の正面図である。
【図3】アンビルの図示を省略した同テープ接合機にお
ける構成を模式的に示す要部の立体図である。
【図4】上記実施例によるテープ側縁位置決め手段のテ
ープ案内部材を拡大して示す立体図である。
【図5】上記実施例のテープ端縁位置決め手段によるテ
ープ端縁の位置決め状態を示す拡大正面図である。
【図6】上記実施例のテープ端位置決め装置における支
持ブロックを水平に切断して示すテープ側縁位置決め手
段によるテープ側縁の位置決め状態の水平断面図であ
る。
【図7】本発明の第2実施例を模式的に示す要部の立体
図である。
【図8】上記テープ案内部材の変形例を示す要部の立体
図である。
【符号の説明】 1,2 テープ案内テーブル 3 接合(溶着)空間 4,5 蝶番 6 操作レバー 10,11 第1及び第2のテープ側縁位
置決め手段 12,13 支持部材 12a,13a 長片部分 12b,13b 短片部分 14,15 テープ案内部材 14a, 14a′;15a,15a′ ラック部 14b, 14b′;15b,15b′ 心決め案内部 14c, 14c′;15c,15c′ 屈曲部 14d, 14d′;15d,15d′ 摺動案内部材 16,17 支持ブロック 16a, 16a′;17a,17a′ 摺接溝 16b,17b 操作摘み 16c,17c ピニオン 16d,17d 摘み付き固定ネジ 20 テープ端縁位置決め手段 21 位置決めバー部材 21a,21b 当接面 22 エアシリンダ 22a ピストンロッド 30,31 押圧固定手段 32,33 エアシリンダ 34,35 押圧固定部材 40 超音波溶着装置 41 アンビル 42 超音波ホーン T1,T2 テープ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ端縁同士を重畳接合するテープ端
    接合機に適用され、各テープの端縁重畳寸法及びその側
    縁位置を位置決めするための位置決め装置であって、 中間にテープ端接合空間(3) を挟んでテープ(T1,T2) の
    長手方向に配された左右一対のテープ案内テーブル(1,
    2) と、 各テープ案内テーブル(1,2) 上にあって、各テープ(T1,
    T2) の長手方向に沿った平行な2直線上に延設され、テ
    ープ幅方向の中心線(CL)を保持してそのテープ側縁の当
    接間隔が変更可能であり、幅方向の各テープ側縁の位置
    を位置決めする第1及び第2の側縁位置決め手段(10,1
    1) と、 前記第1及び第2の側縁位置決め手段(10,11) に直交す
    ると共に、前記テープ案内テーブル(1,2) の表面に平行
    に配され、前記テープ端接合空間(3) に向けて進退可能
    であり、長手方向の各テープ端縁を食い違い状に位置決
    めする端縁位置決め手段(20)と、を備えてなることを特
    徴とするテープ端位置決め装置。
  2. 【請求項2】 前記テープ側縁の各第1及び第2の側縁
    位置決め手段(10,11)は左右一対の各テープ案内テーブ
    ル(1,2) に固設された一対の支持部材(12,13)と、各支
    持部材(12,13) 上の所定位置から各テープの側縁に向け
    て同一移動距離をもって接離動作する前後一対のテープ
    案内部材(14,15) とを有してなる請求項1記載のテープ
    端位置決め装置。
  3. 【請求項3】 前記支持部材(12,13) が前記各テーブル
    (1,2) の左右端部に、その取付端を中心として上下に回
    動自在に取り付けられてなり、前記取付端には回動操作
    レバー(6) が設けられてなる請求項2記載のテープ端位
    置決め装置。
  4. 【請求項4】 前記テープ端縁位置決め手段(20)は単一
    部材から構成され、同単一部材はテープ端縁同士が食い
    違い状で当接する当接面(21a,21b) を有してなる請求項
    1記載のテープ端位置決め装置。
  5. 【請求項5】 更に、各テープ案内テーブル(1,2) の上
    記テープ端接合空間(3) の近傍にあって、各テープ(T1,
    T2) の端部を各テーブル(1,2) に押圧固定する前後一対
    の押圧固定手段(30,31) を有してなる請求項1記載のテ
    ープ端位置決め装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項1〜5のいずれかに記載のテ
    ープ端位置決め装置の左右一対のテープ案内テーブル
    (1,2) の間のテープ端接合空間(3) に、テープ(T1,T2)
    の端部同士を接合するテープ端接合装置を備えてなるこ
    とを特徴とするテープ端接合機。
  7. 【請求項7】 前記テープ端接合装置が加熱溶着手段を
    備えてなる請求項6記載のテープ端接合機。
  8. 【請求項8】 前記加熱溶着手段が前記テープ端接合空
    間(3) の上下に配されたアンビル(41)と超音波ホーン(4
    2)とを有する超音波溶着装置(40)である請求項7記載の
    テープ端接合機。
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