JP2000156885A - 無線ゾーン表示装置 - Google Patents

無線ゾーン表示装置

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JP2000156885A
JP2000156885A JP32829598A JP32829598A JP2000156885A JP 2000156885 A JP2000156885 A JP 2000156885A JP 32829598 A JP32829598 A JP 32829598A JP 32829598 A JP32829598 A JP 32829598A JP 2000156885 A JP2000156885 A JP 2000156885A
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wireless
wireless zone
zone
radio
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JP32829598A
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Kiyoshi Nomura
潔 野村
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線基地局がカバーする無線ゾーンの広
がりをリアルタイムかつ視覚的に把握できるようにする
こと。 【解決手段】 無線ゾーン表示装置30における無線ゾ
ーン算出部33は、パイロットチャネルの送信電力値か
ら各無線ゾーンの半径を算出し、基地局位置情報蓄積部
32に蓄積されている緯度・軽度情報等を用いて、ディ
スプレイ36上に各ソーン重ね合わせて表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線基地局がカバ
ーする範囲を画面上に表示する無線ゾーン表示装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】移動体通信システムでは、サービスエリ
ア全体に渡って、多数の無線ゾーンをできる限りゾーン
間の隙間がないように配置する。その際、各無線ゾーン
が取りうる最大の大きさは、許容伝搬遅延等でシステム
的に決定される。
【0003】トラヒックが少ないエリアにおいては、無
線ゾーンの大きさはシステム的に決定された最大の大き
さにすることが可能であるが、オフィス街等のトラヒッ
ク量の多いエリアにおいては、一つの無線基地局に収容
できる移動端末数に見合ったトラヒック量となるよう
に、無線基地局からの送信電力を下げ、無線ゾーンが狭
くなるようにして無線基地局の配置等を決めている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、無線基地局の
設計(置局設計)時にトラヒックを見積もり、最適な無
線ゾーンのサイズを算出し、これに基づいて実際に無線
基地局を設置したとしても、その後の加入者の増大やサ
ービス種類の増加等で、無線基地局に収容可能な移動端
末の最大数を越えたトラヒック量となってしまう場合が
ある。最近では、オフィス街において、各会社の退社が
集中する夕方、携帯電話のトラヒックが急増して電話が
繋がりにくくなるという問題が発生している。
【0005】このような問題に対する対策として、1つ
の無線ゾーンにトラヒックが集中した場合、その無線ゾ
ーン内の無線基地局からの送信電力を低下させて無線ゾ
ーンを狭くし、一方、隣接する無線ゾーン(比較的余裕
のある無線ゾーン)を拡大して、集中したトラヒックの
一部をその隣接する無線ゾーンに振り分けるという手法
が有効である。つまり、各無線基地局でトラヒックを分
散処理するので、特定の時間・特定の地域に集中して発
生するトラヒックのピークを効率的に処理することがで
きる。
【0006】この方法を実現する上で重要となるのは、
無線信号の送信電力増減制御の方式であり、上下回線の
通信品質だけではなく、自局も含んだ隣接各無線基地局
のトラヒック量や、電波状態等を考慮して送信電力を適
宜制御する必要がある。すなわち、刻一刻変化するトラ
ヒック量、無線基地局からの送信電力値、無線ゾーンの
広さの関係を調べながら送信電力を決定していく必要が
ある。
【0007】しかしながら、そのような各パラメータの
関係を調べるには、無線基地局や基地局制御装置の各種
データの履歴機能を用いて収集しておき、後でそのデー
タに基づき解析を行う必要がある。
【0008】この場合、履歴データは数値データなの
で、隣接基地局間での無線ゾーンの重なり具合の関係や
収容移動端末の台数と無線ゾーンの広さ等の相互関係が
わかりずらく、トラヒックが集中している地域がどこに
あるのかも視覚的にわからないので、人手による解析が
困難であるという問題がある。
【0009】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、無線基地局がカバーする無線ゾーンの広がりをリア
ルタイムかつ視覚的に把握できるようにすることを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の無線ゾーン表示
装置は、各々の無線基地局の無線ゾーンの相互の関係
を、一つの画面上で重ねあわせて表示できるようにした
ものであり、これにより、ユーザーインタフェース性能
が向上し、無線ゾーンの広さや位置等をリアルタイムに
かつ視覚的に確認することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の第1の態様の無線ゾーン
表示は、無線基地局がカバーする無線ゾーンの大きさを
検出する無線ゾーン検出手段と、検出された前記無線ゾ
ーンの大きさと予め設定された無線基地局の座標とに基
づき、前記無線ゾーンにおけるエリアマップを生成して
表示するエリアマップ表示手段と、を具備する。
【0012】これにより、各基地局がカバーする範囲
(各無線ゾーン)の相互の位置関係を視覚的に、瞬時に
理解できる。
【0013】本発明の第2の態様の無線ゾーン表示装置
は、無線基地局がカバーする無線ゾーンの大きさを検出
する無線ゾーン検出手段と、無線基地局周辺の地図情報
を蓄積している地図情報蓄積手段と、検出された前記無
線ゾーンの大きさと前記地図情報に基づき前記無線ゾー
ンにおけるエリアマップを生成・表示する表示手段とを
具備する。
【0014】これにより、各基地局がカバーする範囲
(各無線ゾーン)の相互の位置関係を、各無線ゾーンが
担当するエリアの地図情報も含めて視覚的に、瞬時に理
解できる。
【0015】本発明の第3の態様の無線ゾーン表示装置
は、無線基地局がカバーする無線ゾーンの大きさを検出
する無線ゾーン検出手段と、前記無線基地局に収容され
ている移動端末数の情報を取得する移動端末数情報取得
手段と、無線基地局周辺の地図情報を蓄積しておく地図
情報蓄積手段と、検出された前記無線ゾーンの大きさ及
び前記移動端末数と前記地図情報とを用いて移動端末の
分布状況を示す図を含む前記無線ゾーンについてのエリ
アマップを生成して表示する表示手段と、を具備する。
【0016】これにより、各無線ゾーンがどれだけの広
がりをもち、相互にどのような位置関係にあり、各ゾー
ンがどのような地域をカバーしており、現在収容してい
る移動体端末数はどれだけか、という情報を視覚的に瞬
時に把握できる。
【0017】本発明の第4の態様の無線ゾーン表示装置
は、第1の態様〜第3の態様のいずれかにおいて、前記
無線ゾーン検出手段は、無線基地局のパイロットチャネ
ルの送信電力に基づき前記無線ゾーンの大きさを検出す
るようにした。
【0018】パイロットチャネルは、CDMA移動体通
信方式の下り回線において、オール1のベースバンド信
号(無変調信号)を拡散変調しただけの信号チャネルで
あり、各基地局から常時送信され、移動体端末(移動
局)の同期捕捉ならびにパワーコントロールに使用され
るものである。このパイロットチャネルの送信電力が決
まれば無線ゾーンの広がりを一義的に特定できることに
着目して無線ゾーンのグラフィックな表示のために活用
するものである。
【0019】本発明の第5の態様にかかる無線ゾーン表
示方法では、複数の無線基地局の各々におけるパイロッ
トチャネルの送信電力に基づき各無線基地局の無線ゾー
ンの大きさを検出すると共に、前記各無線ゾーンに収容
されている移動端末数を検出し、一つの画面上で、各無
線ゾーンの境界線と各無線ゾーンに収容されている移動
端末数の情報と前記複数の無線基地局を含むエリアの地
図とを重ね合わせて表示する。
【0020】これにより、各無線ゾーンがどれだけの広
がりをもち、相互にどのような位置関係にあり、各ゾー
ンがどのような地域をカバーしており、現在収容してい
る移動体端末数はどれだけか、という情報を視覚的に瞬
時に把握できる。
【0021】本発明の第6の態様にかかる無線ゾーン制
御方法では、第3の態様にかかる無線ゾーン表示装置を
用いて、隣接する複数の無線ゾーンの各々の境界線と収
容移動端末数と前記無線ゾーンのエリアを含む地図とを
画面上に重ね合わせ表示しながら、一つの無線ゾーンに
集中したトラヒックの一部を隣接する無線ゾーンで処理
するべく前記複数の無線ゾーンの大きさを制御する。
【0022】これにより、集中したトラヒックの一部を
その隣接する無線ゾーンに振り分けて各無線ゾーンの大
きさをダイナミックに制御する方式を、効率的に実現で
きるようになる。
【0023】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して具体的に説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1にかかる
無線ゾーン表示装置を用いた移動体通信用基地局システ
ムの全体構成を示す図である。
【0024】基地局制御装置20は、複数の無線基地局
10a〜10dを統括的に制御するものである。無線ゾ
ーン表示装置30は、基地局制御装置20から送られて
くる情報を受けて、所定の処理を行い、図2に示すよう
に、一つの画面36上で、各基地局装置10a〜10d
がカバーする範囲(無線ゾーン)40〜43の境界を重
ねあわせて表示する。
【0025】無線基地局装置10aは、アンテナ1と、
無線信号を送信する送信部11と、受信部12と、通話
チャネル送受信部13と、制御チャネル送受信部14
と、パイロットチャネル送信部15と、制御部16と、
通信部17とを有する。
【0026】上述の構成において、送信部11は、各チ
ャネルの送信データを変調しアンテナ1に出力する。受
信部12は、無線信号入力を復調して受信データを出力
する。通話チャネル送受信部13,制御チャネル送受信
部14,パイロットチャネル送信部15はそれぞれ、通
話チャネル、制御チャネル及びパイロットチャネルのベ
ースバンド信号の送信及び受信処理を行う。また、制御
部16は、無線基地局を構成する各機能部を制御する。
通信部17は、各種のチャネル信号の送受信部13,1
4,15の入出力信号を、基地局制御装置20との間で
やりとりしたり、あるいは基地局制御部16と基地局制
御装置間の信号も伝達する。なお、無線基地局装置10
b〜10dも同様の構成をしている。
【0027】基地局制御装置20は、通信部21と、デ
ータ変換部22と、通信部22とを有している。通信部
21は、各無線基地局10と基地局制御装置20との間
で通信チャネルのデータ及び基地局制御部16との信号
の伝達を行う。また、データ変換部22は、通信部21
から受信したデータの中で、無線ゾーン表示装置30に
送るべきデータを抽出し、所定の変換を実行して通信部
23に送信する。無線ゾーン表示装置30は、通信部3
1と、基地局位置情報蓄積部32と、無線ゾーン算出部
33と、入力部34と、表示部35と、ディスプレイ3
6とを具備している。
【0028】通信部31は、基地局制御装置20からデ
ータを受信する通信部である。基地局位置情報蓄積部3
2は、各無線基地局の地理的な位置の情報(例えば、各
無線基地局が設置されている場所の経度・緯度の情報)
を蓄積している。無線ゾーン算出部33は、通信手段3
1により受信された情報(すなわち、各無線基地局にお
けるパイロットチャネルの送信電力値データ)から、実
際の無線ゾーンの大きさを算出する。また、表示部35
は、基地局位置情報蓄積部の情報を元にして基地局の位
置を中心として、無線ゾーン算出部で算出した無線ゾー
ンの大きさに基づいて無線ゾーンを表す図形を作成し、
基地局の位置と無線ゾーンを重ね合わせて表示する。
【0029】以上のような構成の無線ゾーン表示装置を
含む移動通信システムの動作を説明する。無線基地局1
0a(10b〜10d)における制御部16は、パイロ
ットチャネル送信部15に対して、パイロットチャネル
送信電力値Pbを指定して送信電力を制御する。この送
信電力値Pbはトラヒックによって無線ゾーンの大きさ
を変えるために、常時変更される。その各パイロットチ
ャネルの送信電力値Pbを通信部17によって基地局制
御装置20に通知する。
【0030】一方、基地局制御装置20は、通信手段2
1によって各無線基地局10a〜10dから各パイロッ
トチャネルの送信電力値を受信する。データ変換手段2
2は、通信手段21から受信したデータの変換や結合等
を行い、通信手段23により無線ゾーン表示装置30に
送信する。送信は定期的にでも、無線基地局の送信電力
値が変化したときのみでもよい。
【0031】無線ゾーン表示装置30は、通信部31に
よって、基地局制御装置20から複数の無線基地局の各
パイロットチャネルの送信電力値Pbを受信する。無線
ゾーン算出部33は、通信部31で受信した送信電力値
Pbから無線ゾーンの大きさを算出する。
【0032】算出方法は例えば、以下に示す電波の伝搬
方程式の近似式((1)式)を用いて算出する。 Pm(dB)=Pb−A・log(B・r- α)………(1) (1)式において、A,B,αは周波数やアンテナ高、
場所によって決まる定数であり、あらかじめ対象とする
無線ゾーンが存在するフィールドでの測定により求めて
おいた値を使用すると精度が上がる。しかしながらすべ
てのサービスエリアで測定を行うのは大変であるので、
特定の箇所で測定して求めた値を代表値と使用する。ま
たPbは、上述のとおり、無線基地局からのパイロット
チャネルの送信電力値(無線基地局10a〜10dから
通信部17を介して送信されたデータ)である。また、
Pmは移動端末での受信電力値である。
【0033】ここで、移動端末において、無線基地局か
ら送信されているパイロットチャネルを復調可能となる
受信電力最小レベルをPminとすると、無線ゾーンは以
下の(2)式を解いて得られる半径rのエリアとなる。 Pmin≦Pb-A・log(B・r- α)…………(2)
【0034】無線ゾーン表示装置30の表示部35は、
基地局位置情報蓄積手段32に蓄積されている各基地局
の位置情報(経度・緯度等)を用いて、その基地局を中
心として、無線ゾーン算出手段33で算出した無線ゾー
ンの大きさ(半径r)に従って無線ゾーンを描画する。
図2は、無線ゾーンの描画の例を示す。
【0035】このように、本実施の形態のシステムによ
れば、各無線基地局の現時点での送信電力値に基づいて
各無線ゾーンの大きさをグラフィックに表示するため、
各無線ゾーンの重なり具合や不感地帯を容易に確認する
ことが可能となる。
【0036】したがって、図2に示す無線基地局のうち
の一つにトラヒックが集中したため、その基地局の無線
ゾーンを縮小し、一方、隣接する、比較的トラヒックが
少ない他の基地局の無線ゾーンを拡大してトラヒックを
分散させる制御を行う場合に、オペレータは、無線ゾー
ン表示装置30の画面をみながら、現在の無線ゾーンの
大きさをリアルタイムで認識して適切な制御を効率的に
行える。
【0037】(実施の形態2)図3は、本発明の実施の
形態2にかかる無線ゾーン表示装置を含むシステムの全
体構成を示す図である。図3のシステムにおいて、図1
のシステムと同じ部分には同じ符号を付してある。図3
のシステムの基本的構成は図1とほぼ同じであるが、無
線ゾーン表示装置30において、地図情報蓄積部37を
追加されている点で異なる。
【0038】地図情報蓄積部37は、たとえば自動車の
ナビゲーション装置に使用されるCD−ROMやDVD
−ROMに蓄積された地図情報である。
【0039】無線ゾーン表示装置30における表示部3
5は、基地局位置情報蓄積手段32に蓄積されている各
基地局の位置情報(経度・緯度等)を用いて、その基地
局を中心として、無線ゾーン算出手段33で算出した無
線ゾーンの大きさ(半径r)に従って無線ゾーンを描画
し、さらに、地図情報蓄積部37に蓄積されている情報
を、基地局設置位置の経度・緯度と地図情報の内容の位
置を合わせて、表示する。
【0040】図4は、無線ゾーンの描画の例を示す。地
図が背景にあることから、各無線ゾーンがカバーしてい
る具体的地域を一目で把握でき、さらに利便性が向上し
ている。このように、本実施の形態によれば、各無線基
地局の現時点での無線ゾーンの広がりを、地図と共に表
示するため、各無線ゾーンの重なり具合や不感地帯をリ
アルタイムにかつ容易に地図上で確認することが可能と
なる。
【0041】(実施の形態3)図5は、本発明の実施の
形態3にかかる無線ゾーン表示装置を含むシステムの全
体構成を示す図である。
【0042】図5のシステムの基本的構成は、前掲の実
施の形態とほぼ同じであるが、基地局装置20内に制御
部24が設けられている点と、この制御部24が有する
移動端末数の情報を通信部23を介して無線ゾーン表示
装置30に送り、無線ゾーン表示装置30はこの情報を
用いて、より効果的な無線ゾーン表示を行うようになっ
ている点で異なっている。
【0043】基地局制御装置30において、制御部24
は通信部21を介して各種の基地局制御を行う働きをす
る。基地局制御には、各種チャネルの割り当て指示もあ
り、したがって、制御部24は、各無線基地局10での
現在収容されている移動端末数を管理している。
【0044】以上のように構成された無線ゾーン表示装
置を含む移動通信システムの特徴的な動作を説明する。
【0045】まず、基地局制御装置20において、デー
タ変換部22は、通信部21から受信したデータの変換
と基地局制御装置制御部24にある各無線基地局毎の現
在の収容移動端末数のデータの結合を行い、通信部23
を介して無線ゾーン表示装置30に送信する。この送信
は定期的に行ってもよく、無線基地局の送信電力値、収
容移動端末数が変化したときのみ行うようにしてもよ
い。
【0046】一方、無線ゾーン表示装置30内の表示部
35は、基地局位置情報蓄積部32に蓄積されている各
基地局の位置情報(経度・緯度等)を用いて、その基地
局を中心として、無線ゾーン算出部33で算出した無線
ゾーンの大きさ(半径r)に従って無線ゾーンを描画
し、地図情報蓄積部37に蓄積されている情報を、基地
局設置位置の経度・緯度と地図情報の内容の位置を合わ
せて表示する。このとき、通信部31から受信した無線
基地局毎の収容移動端末数に応じてトラヒック量がわか
るように、無線ゾーンに色をつけて重ねて表示を行う。
【0047】図6は、無線ゾーンの描画の例である。こ
の例では、トラヒック量が少ない無線ゾーン40〜42
は、無線ゾーン描画の円内は着色せず、トラヒック量が
多い無線ゾーン43のみ、濃い色(例えば赤)で塗りつ
ぶしている。
【0048】なお、本例では、トラヒック量に応じて表
示の色を変えているが、トラヒック量が多少によって無
線ゾーン内の濃淡を変化させてもよい。また、色を変え
る場合でも、トラヒックが多い場合には薄い赤色、中程
度では黄色、少ない場合は青色にする等の、複数の色別
表示にしてもよいことは言うまでもない。また、実際の
収容端末数の値や、無線基地局の最大収容可能数に対す
る収容率(%)をそのまま画面に数値で表示してもよ
い。
【0049】以上のように、本実施の形態によれば、各
無線基地局の現時点での無線ゾーンの大きさを有用な情
報と共にグラフィックに表示するため、各無線ゾーンの
重なり具合や不感地帯をリアルタイムにかつ容易に地図
上で確認することが可能となり、さらに実際のトラヒッ
ク量が合わせて表示される。このため、トラヒック変動
を視覚的に知ることができ無線ゾーンの広さの制御方式
の検討や検証が容易になるという利点を有する。
【0050】なお、以上の実施の形態では、無線ゾーン
表示装置を独立に設けているが、実際の移動通信システ
ムにおいては、複数の基地局制御を司る基地局制御局
や、固定電話網との関門となる交換制御局に同等の機能
を搭載させてもよい。その場合、有線回線等が共通のも
のとなり、装置の小型化、基地局の位置情報の一括管理
が可能となる利点を有する。
【0051】また、無線ゾーン算出部33では、伝搬近
似式(1)を使用しているが、より精度向上するための
式、たとえば奥村・秦式を使用してもよい。また算出処
理の速度を向上させるために、事前に実測を行い、送信
電力値と実際の無線ゾーンの大きさを表形式であらかじ
め与えておく方式をとるのも有効である。
【0052】また、実施の形態1ではパイロットチャネ
ルの送信電力値を無線基地局から通信部により集めてい
るが、基地局制御装置20の基地局制御装置制御部24
が管理している場合は、その値を使用することにより、
無線基地局10から送信する必要がないこともいうまで
もない。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、無
線ゾーンの広さと位置、複数の無線ゾーンの重なり具合
やトラヒック量がリアルタイムにかつ視覚的に確認する
ことができる、優れた無線ゾーン表示装置および方法を
実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1にかかる無線ゾーン表示
装置を含む移動通信システムのブロック図
【図2】実施の形態1にかかる無線ゾーン表示装置の表
示例を示す図
【図3】本発明の実施の形態2にかかる無線ゾーン表示
装置を含む移動通信システムのブロック図
【図4】実施の形態2にかかる無線ゾーン表示装置の表
示例を示す図
【図5】本発明の実施の形態3における無線ゾーン表示
装置を含む移動通信システムのブロック図
【図6】実施の形態3にかかる無線ゾーン表示装置の表
示例を示す図
【符号の説明】
10a〜10d 無線基地局 11 送信部 12 受信部 13 通信チャネル送受信部 14 制御チャネル送受信部 15 パイロットチャネル送信部 16 基地局制御部 17 通信部 20 基地局制御装置 21 通信部 22 データ変換部 23 通信部 24 制御部 30 無線ゾーン表示部 31 通信部 32 基地局位置情報蓄積部 33 無線ゾーン算出部 34 入力部 35 表示部 36 ディスプレイ 37 地図情報蓄積部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線基地局がカバーする無線ゾーンの大
    きさを検出する無線ゾーン検出手段と、検出された前記
    無線ゾーンの大きさと予め設定された無線基地局の座標
    とに基づき、前記無線ゾーンにおけるエリアマップを生
    成して表示するエリアマップ表示手段と、を具備するこ
    とを特徴とする無線ゾーン表示装置。
  2. 【請求項2】 無線基地局がカバーする無線ゾーンの大
    きさを検出する無線ゾーン検出手段と、無線基地局周辺
    の地図情報を蓄積している地図情報蓄積手段と、検出さ
    れた前記無線ゾーンの大きさと前記地図情報に基づき前
    記無線ゾーンにおけるエリアマップを生成・表示する表
    示手段と、を具備する無線ゾーン表示装置。
  3. 【請求項3】 無線基地局がカバーする無線ゾーンの大
    きさを検出する無線ゾーン検出手段と、前記無線基地局
    に収容されている移動端末数の情報を取得する移動端末
    数情報取得手段と、無線基地局周辺の地図情報を蓄積し
    ておく地図情報蓄積手段と、検出された前記無線ゾーン
    の大きさ及び前記移動端末数と前記地図情報とを用いて
    移動端末の分布状況を示す図を含む前記無線ゾーンにつ
    いてのエリアマップを生成して表示する表示手段と、を
    具備することを特徴とする無線ゾーン表示装置。
  4. 【請求項4】 前記無線ゾーン検出手段は、無線基地局
    のパイロットチャネルの送信電力に基づき前記無線ゾー
    ンの大きさを検出することを特徴とする請求項1〜請求
    項3のいずれかに記載の無線ゾーン表示装置。
  5. 【請求項5】 複数の無線基地局の各々におけるパイロ
    ットチャネルの送信電力に基づき各無線基地局の無線ゾ
    ーンの大きさを検出すると共に、前記各無線ゾーンに収
    容されている移動端末数を検出し、一つの画面上で、各
    無線ゾーンの境界線と各無線ゾーンに収容されている移
    動端末数の情報と前記複数の無線基地局を含むエリアの
    地図とを重ね合わせて表示する無線ゾーン表示方法。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の無線ゾーン表示装置を用
    いて、隣接する複数の無線ゾーンの各々の境界線と収容
    移動端末数と前記無線ゾーンのエリアを含む地図とを画
    面上に重ね合わせ表示しながら、一つの無線ゾーンに集
    中したトラヒックの一部を隣接する無線ゾーンで処理す
    るべく前記複数の無線ゾーンの大きさを制御することを
    特徴とする無線ゾーン制御方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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