JP2000155355A - レンズバリア付きカメラ - Google Patents

レンズバリア付きカメラ

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Publication number
JP2000155355A
JP2000155355A JP10332576A JP33257698A JP2000155355A JP 2000155355 A JP2000155355 A JP 2000155355A JP 10332576 A JP10332576 A JP 10332576A JP 33257698 A JP33257698 A JP 33257698A JP 2000155355 A JP2000155355 A JP 2000155355A
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JP
Japan
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lens
barrier
movement
camera
photographing
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JP10332576A
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English (en)
Inventor
Shunji Matsutani
俊司 松谷
Masaya Ota
雅也 太田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数の少い簡単構造であり、駆動系やそ
の連動機構に大負荷を掛ける事なくバリア閉動作時のバ
リアと鏡筒との干渉を防止するレンズバリア・ロック機
構を有したレンズバリア付きカメラを提供すること。 【解決手段】 撮影可能位置と被収納位置の間で光軸方
向に移動する撮影レンズ4と、この撮影可能位置の撮影
レンズ4を露呈する開位置と被収納位置の撮影レンズ4
を覆う閉位置の間で光軸に直交する方向に移動するレン
ズ保護手段2と、このレンズ保護手段2が開位置から閉
位置方向へ操作され移動しようとした際このレンズ保護
手段2の閉位置方向への移動を一時的に制止し上記操作
の為の所定の力が一旦解放されることでこの制止を解除
し引き続きレンズ保護手段2の閉位置方向への移動を許
容するような移動制御手段(2,2a,2c,20,2
0c,20d,21)とからレンズバリア付きカメラを
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は撮影レンズを保護す
るレンズバリアを備えたカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、カメラの撮影レンズを保護す
るための1つの方法としてそのカメラ前面を覆うことで
レンズを傷やホコリから守るレンズバリアを備えたカメ
ラが種々提供されてきた。レンズバリアの方式の中で
も、例えばカメラ前面を摺動可能に設けたスライド式バ
リアの場合においては、そのレンズバリアの開閉に関す
る移動は基本的に撮影者の手動操作で行われるが、特に
レンズバリアを閉じる際にレンズ鏡筒(鏡枠)とこのレ
ンズバリアが接触する等の干渉が起こらないことが望ま
しい。この干渉によっては、そのカメラを駆動しようと
するモータ等の駆動系やこれにつながるギヤ列等の連動
機構に大きな負荷を掛けたり、撮影レンズの鏡筒を変形
させる場合もあり、これらが駆動系をはじめとする各部
の故障の原因ともなり得る。それ故、この様な干渉を防
止するための工夫の結果、各種の構造が提案されてい
る。
【0003】例えば特開平1−131539号には、バ
リアを係止する係止手段と、鏡筒の沈胴動作に伴なって
この係止状態を解除する解除手段を設けて干渉を防止し
た構造のレンズバリア付きカメラが開示されている。し
かしこの構造では、バリアをロックされた状態で閉方向
に力を加えていると、駆動途中の撮影レンズが収納位置
に達するときにギヤ列等の連動機構やその撮影レンズの
駆動系に大きな負荷が掛かり作動不良で破損等を招く場
合が起こり得る。また、係止状態が急に外れるので使用
感においても好ましいものではなかった。更に、クラッ
チ機構を有する分、部品点数が増加してカメラ自体も複
雑にもなっていた。
【0004】干渉防止を図りつつ上述の如き不具合に対
処しようとした技術としては、例えば特開平1−288
842号(特許2503587号)に開示されているカ
メラのレンズバリアがある。この技術はバリアの移動す
る動きを検知して鏡筒に当たらないようにロック(ここ
では錠止の意味)する機構を有して、スムーズな開閉操
作をめざすものであった。更にまた特開平6−2949
91号には、レンズ鏡筒が撮影状態のときバリアを開位
置から閉めようとするとき、鏡筒に当たらないように一
旦その移動をロック部材で阻止して、レンズが沈胴位置
に達すると初めてその阻止が解除されるような、比較的
簡単な構造で実現しているレンズバリア付きカメラも提
案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
特開平1−288842号に開示されたカメラのレンズ
バリアは、そのバリアの動きを検知してから鏡筒に当た
らないようにロックする為に、複数ギアで成るギア機構
やその他各種の部品が必要となり、構造的な複雑さは解
消されていないものである。
【0006】またこれに比べて上記の特開平6−294
991号のレンズバリア付きカメラは、確かにその構造
も比較的簡単でバリアの閉操作に起因するバリアの干渉
は防止でき、駆動モータによる消費電力もわずかに低減
できるようになった。また、複雑なクラッチ機構を必要
としない分は部品点数が少ないとは言え、まだギアを必
要とする機構である。そしてこの機構では、バリアを閉
めると一旦止まるが、レンズが完全に引っ込まない限
り、即ち沈胴が完了しない限りは、一旦引いても再び止
まってしまい、閉操作が遅くしかできず、馴れないと操
作上使い難いところがある。
【0007】なお、理想的には、撮影レンズを含む鏡筒
の沈胴速度は、バリアの摺動操作速度よりも速いほど干
渉が起こり難いが、これを実現するには限界もあり、従
来はどうしても摺動操作に気を付けながらゆっくりした
操作が必要であったりスムーズな操作ができ難くいもの
であった。
【0008】そこで本発明の目的は、部品点数の少い簡
単な構造であり、駆動系やその連動機構に大きな負荷を
掛けることなくレンズバリア閉動作時のレンズバリアと
鏡筒との干渉を防止できるレンズバリア・ロック機構を
有したレンズバリア付きカメラを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した状況に
鑑みて成されたものであり、上記課題を解決し目的を解
決するため本発明が提案するレンズバリア付きカメラに
はレンズバリアを一時的にロックし、程なく解除し得る
ロック機構を設けている。仮に沈胴速度よりも速いレン
ズバリアの閉操作が行われた際でも、一時的にそのレン
ズバリアの摺動をロックすることで、反射的にその操作
者にそれを操作する力を一旦抜かせ、その分タイミング
を遅らせることで、その間に沈胴を進行させてその閉操
作が沈胴するレンズバリアに干渉しなくするように工夫
したものである。そしてこの為、本発明では次のような
手段を講じている。詳しくは、第1の発明によれば、撮
影可能位置と被収納位置の間で光軸方向に移動する撮影
レンズと、撮影可能位置のこの撮影レンズを露呈する開
位置と該被収納位置のこの撮影レンズを覆う閉位置の間
で光軸方向に直交する方向に移動するレンズ保護手段
と、このレンズ保護手段が開位置から閉位置方向へ操作
され移動しようとした際にこのレンズ保護手段の閉位置
方向への移動を一時的に制止し、そして操作の為の所定
の力が一旦解放されることでこの制止を解除し、引き続
きそのレンズ保護手段の閉位置方向への移動を許容する
移動制御手段とを備えるレンズバリア付きカメラを提案
する。
【0010】また第2の発明によれば、撮影時には撮影
レンズの移動軌跡外に位置し、非撮影時にはこの撮影レ
ンズの移動軌跡内に位置して上記撮影レンズを保護する
レンズ保護手段を有し、このレンズ保護手段に対する手
動操作による移動に伴って上記撮影レンズがカメラ本体
前方へ繰り出される撮影状態からこのカメラ本体内部へ
繰り込まれる非撮影状態に移行するように構成されて成
るカメラにおいて、上記レンズ保護手段を移動させる操
作が行なわれ上記撮影レンズが移動軌跡内に在る期間中
に上記レンズ保護手段の移動を制止するため上記カメラ
本体側と上記レンズ保護手段側とに設けられたバネ付勢
を伴なう移動制止手段と、上記レンズ保護手段を閉じる
方向に操作する期間中、特に上記撮影レンズが上記レン
ズ保護手段の移動軌跡内に在る期間中には、上記移動制
止手段の制止作用が働き、その後、移動操作が連続的に
継続されていると上記移動制止手段の制止作用が継続さ
れ、この移動操作が一旦中断されると上記バネ付勢によ
って上記移動制止手段の制止作用が解除され、上記レン
ズ保護手段の移動が再び可能となるように構成されるレ
ンズバリア付きカメラを提案する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
に係わる実施形態例について説明する。 (第1実施形態例)図1には、本発明のレンズバリア付
きカメラのバリア組立て時を斜視図で示している。本実
施形態例のカメラ本体1は、図示しないカメラ要部をそ
の内部に含むように前カバー10と後カバー30とで外
装されている。この前カバー10には、フルカバータイ
プのレンズバリア2が光軸に直交する水平方向に摺動可
能に取り付けられている(詳細後述)。そして前カバー
10の前面中央近傍には、レンズ鏡筒3が光軸方向に突
出しており、このレンズ鏡筒3の鏡枠壁3bで囲まれた
移動鏡枠3aはこの内部に撮影レンズ4を有してズーム
移動可能に設けられている。
【0012】またこのレンズ鏡筒3に隣接する前面の周
囲には、ファインダ窓5、AF測距用受光窓6、AF測
距用投光窓7、AE測光窓9および、セルフタイマシグ
ナル15などが図示の如く配置されている。また、この
レンズ鏡筒3に隣接した鉛直方向にはジクカバー11が
設けられ、レンズバリア2が全開した状態におけるこの
レンズバリア2の片側の開口部を隠し内部が見えない様
にする為に覆い部材として設けられている。なお、この
ジクカバー11は、後述するバリアジク(20)を部分
的にカバーし、且つレンズバリア2の移動限界位置にお
けるストッパとしても働くように形成配置されていても
よい。このジクカバー11の中央近傍には、光軸方向に
突出して成るバネ掛止突起11aが突設されている。
【0013】一方、前カバー10の上面には、中央近傍
に例えば液晶の表示パネル14が設けられ、また、フラ
ッシュ釦16、セルフ/リモコン釦17、レリーズ釦1
8および、ズームレバー19などの操作部材が図示の如
く配置されている。
【0014】また、前カバー10のこれら上面と前面と
の境近傍には、光軸に直交する水平方向にレール溝12
が形成されている。このレール溝12はレンズバリア2
を取り付ける為の係合溝であり、図示しない底面と前面
との境近傍にも同様に形成され、上下のレール溝でレン
ズバリア2が摺動可能に係合される構造である。
【0015】このレンズバリア2は、撮影レンズ4を含
む鏡筒3を保護する手段として、内側の鉛直方向に向か
い合って突設された複数組みのバリアピン2b(即ち溝
係合突起)によって、上述したようにカメラ本体1の上
下に形成されたレール溝12に嵌合して摺動するように
なっている。
【0016】またこのレンズバリア2は、上記鏡筒3を
包むが如く前方に僅かに突出した図示するような形状を
成し、その内側壁面には水平方向の略「鍵形」に形成さ
れたバリアジクガイド2aと、この上辺部に隣接したバ
リアブロック2cが突設されており、相対的に広い矩形
のガイド広領域8とこれに続く狭いガイド狭領域8’を
有して、その延長された一方が開いている。
【0017】上述のバリアジク20は、バリア動作に連
動するスイッチ「バリアSW」としておよび、レンズバ
リアに係止しその動き制止する制止手段として働き、そ
の中央近傍には回動軸心20bを有しいる。更に、光軸
に沿った方向に突出して後述のまきバネ21の一端を掛
止する為のバネ掛止突起20aを有する第1当接端部2
0cと、この回動軸心20bを中心に対峙する第2当接
端部20dとを有する。そしてこのバネ掛止突起20a
には、例えばつるまきバネ等のまきバネ21の一端が掛
け止められ、そのバネの他端は、ジクカバー11のバネ
掛止突起11aに掛止されるようになっている。
【0018】上記のバリアジク20には円筒状の接続軸
片26を介して電気接片24が一体的に接続されてお
り、カメラ本体1内部に載置された電気基板25上の所
定のSWパターン上にこの電気接片24が回動しながら
電気的な摺接ができる位置に配設されている。
【0019】図2には、摺動操作にてこのレンズバリア
2を完全に開いた状態のカメラをその内部の一部を透視
して示している。この状態は、カメラ本体1の前面に取
り付けられたレンズバリア2を手動操作で開いてレンズ
鏡筒3を繰り出し突出させる直前の状態である。このと
き、バリアジク20の少なくとも一端(後述の第2当接
端部20d)はバリアジクガイド2aの領域(後述のガ
イド広領域8)に存在している。
【0020】(開動作とその作用):撮影者としてこれ
から撮影に用いたい場合のカメラでは、通常は撮影レン
ズ4がレンズバリア2で完全に閉じられた状態であり、
カメラ本体1内に沈胴された状態で収まっているが、本
実施形態例のこのレンズバリア2は、完全に該レンズバ
リア2が開くと、このカメラの使用に備える為、自動的
にその沈胴状態から僅か前方に繰り出されるよう駆動系
を始動させ、所定量だけの繰り出し動作が行われるよう
な主電源の為のスイッチ手段を兼ねている。なお、撮影
者による如何なる開操作でも、このレンズバリア2は沈
胴状態の鏡筒3には当たらない構造なので決して干渉す
ることはなく、例えこれが速い操作スピードで行われて
もかまわない。
【0021】一方、図3にはレンズバリア2を完全に閉
じた状態のカメラをその内部を一部透視して示してい
る。なおこの状態は、図2の開いた状態のレンズバリア
2を手動操作で閉じてレンズ鏡筒3を格納させた直後の
状態である。本実施形態例の特徴の1つは、前述の図2
が示す状態からこの図3に示す状態に至る行程および期
間において、レンズバリア2がレンズ鏡筒3に決して当
たらないようにこれをできるだけ簡単な構造で実現し、
しかも使用感に違和感のないスムーズな摺動による閉操
作が行えるようにしている処にある。ここには図示して
いないが、一旦ズーム動作によって前方に繰り出されそ
のままではレンズバリア2内に収まらない状態のレンズ
鏡筒3は、できるだけ早めに沈胴させることが望ましい
が、その沈胴動作する途中でこのレンズバリア2を閉じ
ようとする撮影者の操作スピードがそれより速すぎる場
合に上手く対処するため、その速い操作を反射的に一旦
休ませる(即ち力を一旦抜かせる)ことで閉操作のタイ
ミングを遅延させ、この期間に沈胴が完了するか又は、
少なくとも鏡筒(鏡枠)に干渉しない程度に沈胴が進行
しているように工夫し、使用感においてもスムーズで違
和感のない構造原理を利用している。しかもこの構造
は、従来より極めて少ない部品点数で構成したロック機
構で行っている。尚、このロック機構の詳しい原理は、
後述の図4(a)〜(d)を参照することで更に理解で
きるであろう。
【0022】(閉動作とその作用):撮影に用いた撮影
レンズ4の状態は、少なくとも通常は、ズームレバー1
9のズーム動作によって前方に繰り出されており、その
ままではレンズバリア2内に収まらないので、このレン
ズバリア2を閉じる以前に沈胴させる必要があるが、本
実施形態例のレンズバリア2は、開の状態から僅かに閉
じようとする初期動作により、このカメラの使用を終え
たと見なして自動的にレンズ鏡筒3を沈胴させるように
駆動系を始動するスイッチ手段も兼ねている。また、バ
リアを閉じる操作で、レンズ鏡筒3の移動鏡枠3aの鏡
枠壁3bにこのレンズバリア2が当たらないような後述
する移動制御手段を含むバリアロック機構を有してい
る。
【0023】なお、このときジクカバー11は、レンズ
バリア2がこのジクカバー11が存在する移動限界であ
る位置に達すると、これ以上力を加えて摺動させようと
しても動かないようにする物理的なストッパーとしても
働いてもよく、バリアピン2b等に無理な力が懸からな
いように構成してもよい。
【0024】レンズバリア2は、このレンズバリア2の
上下に設けられたバリアピン2bがレール溝12と係合
(詳しくは嵌合)して摺動されるとき、カメラ本体1の
前面の固定的位置に設けられたこのジクカバー11に保
護されて成るバリアジク20の両端部(第1当接端部2
0c及び第2当接端部20d)をバリアジクガイド2a
に沿わせながら相対的な摺動を行い、後述する原理(図
4参照)に基づくバリアジク20の回動とこれに伴なう
このバリアの制止作用を生ずるように配設されている。
【0025】図4(a)〜(d)には、本発明の原理を
説明するため、レンズバリア2の制止手段(例えばバリ
アジク20)の回動動作の変化を順次に模式的に例示し
ている。前述の如くレンズバリア2の内側壁面には、ガ
イド広領域8とガイド狭領域8’を有するバリアジクガ
イド2aと、このバリアジクガイド2aに隣接した矩形
に突設されたバリアブロック2cとが配置されている。
一方、カメラ本体1前面にはバリアジク20が設けら
れ、バリアジクガイド2aのレベルに対応している。そ
して、その壁面に形成されたバリアジクガイド2a及び
バリアブロック2cは、このバリアジクガイド2aのガ
イド広領域8及びガイド狭領域8’に沿って当接しなが
ら回動する上記バリアジク20と、バリアジクガイド2
aに隣接して設けられた矩形のバリアブロック2cとの
組合せによって、レンズバリア2の摺動を一時的に制止
する制止手段を含む移動制御手段としてのレンズバリア
・ロック機構を形成している。
【0026】なお、本発明のバリア付きカメラの上記移
動制御手段は、撮影レンズ4を保護する為のレンズバリ
ア2と、このレンズバリア2に形成されたバリアジクガ
イド2aおよびバリアブロック2cと、カメラ本体に回
動自在に設けられたバリアジク20と、このバリアジク
20の回動軸心20bの両端の第1当接端部20cおよ
び第2当接端部20dと、このバリアジク20に掛止さ
れ付勢するまきバネ21との適宜な組合せで構成されて
いる。以下詳しくその原理について説明する。
【0027】図示によれば、最初に図4(a)に示す状
態では、開けられていたレンズバリアが、閉操作され始
める直前の制止手段(特に両端の第1当接端部20c及
び第2当接端部20d)の位置でこれを破線で示し、そ
の直後のこれを実線で示している。バリアジク20の一
端である第2当接端部20dは、バリアジクガイド2a
のガイド広領域8の内部の可動範囲に在り、実質的には
その内壁に接触した位置から反時計廻りに動かされよう
としている。一方、まきバネ21は付勢力+Fが太い矢
印が示す如く、この回動しようとする向とは逆に作用し
ている。
【0028】次に図4(b)に示す状態では、このレン
ズバリアが閉操作され続き、回動軸心20bの廻りに回
動が進行して、まきバネ21が「中立状態」になったと
きを示している。バリアジク20の一端である第2当接
端部20dは、水平方向に移動してきたバリアジクガイ
ド2aのガイド広領域8の左内壁に当接して押されるの
で、反時計廻りに動かされる。この状態では、回動軸心
20に連動する電気接片(不図示)のスイッチ手段が沈
胴する方向にレンズ鏡筒を駆動開始するように作動す
る。また、実線のバリアブロック2cは水平方向に移動
してきて破線で示すバリアブロック2c’にこのバリア
ジク20の他端である第1当接端部20cが接近してい
く。
【0029】なお、上述「中立状態」とは、まきバネ2
1の作用線がバリアジク20の中心にある状態では回動
力が生ぜず、これ以上はどちらの方向にも回動しない状
態を意味している。更に僅かに回動してバリアブロック
2cと当接すると、直線上に並び制止状態になる。その
後、バリアブロック2cからの外力(即ち移動操作力)
を取り去ると当接関係が解かれ、僅かに生じた回転モー
メントによりこの制止状態からさらに回動してそのバリ
アが再び移動できるようになることがわかる(図4
(c)の状態を示す)。
【0030】図4(c)に示す状態は、この制止手段が
ロック機能を発揮して、一時的にレンズバリア2の摺動
を止めている状態を示している。バリアブロック2cに
このバリアジク20の第1当接端部20cが当接して、
この第1当接端部20cとの接点と回動軸心20bを結
ぶ直線がそのバリアブロック2cの接触面に直交すると
き(即ち図4(c)の実線の状態のとき)、このレンズ
バリア2は一旦ロックされ、これ以上の摺動操作ができ
なくなる。しかし、それまで加えていた力を一旦抜く
と、今度は前述とは逆の反時計廻りにバネ付勢力−Fが
働くようになる。そして破線で示す如く、両端の第1当
接端部20c及び第2当接端部20dが位置しこのロッ
ク状態が解除され、再び同じ方向へのバリアの摺動が許
される。
【0031】なお、この状態におけるスイッチ手段は、
沈胴を続行するように維持してもよいが、沈胴完了した
ならば主電源を完全にOFFにするように作動してもよ
い。さらに図4(d)に示された状態は、この制止手段
がその役割を終え、しかもレンズバリア2の閉操作が完
了に向かって進んでいる状態を示している。矢印Xで示
した摺動方向へのレンズバリア2の動きに伴ない、バリ
アジク20の第2当接端部20dはバネ付勢力−Fによ
って前述のバリアガイド2aのガイド広領域8から出て
続くガイド狭領域8’に沿って整列される。そして更に
は、一方の開口に達すると、レンズバリア2は完全に閉
められて図3で例示の如くにガイド狭領域8’の延長線
上で所定の位置に安定する。
【0032】よって、撮影レンズ4がレンズバリア2の
移動軌跡外へ退避してもレンズバリア2の閉位置方向へ
の移動操作が引き続き継続されているときには、このレ
ンズバリア2の移動を阻止する如くにロックし、その力
が加わっている限りにおいてそのロック状態を維持し続
けるが、一旦レンズバリア2を閉位置方向へ移動する力
を解放してやることによって、バネ付勢によりバリアジ
ク20はレンズバリア2の移動軌跡上から退避するよう
に設計されている。
【0033】このように、図4(b)に示すまきバネ2
1から付勢力+Fを受けながらこの力に抗して回動する
バリアジク20の中立状態に在る位置は、バリアブロッ
ク2cに当接する僅か手前の回動軌跡上に設定されてい
るので、バリアの閉操作によってその中立状態の位置よ
り僅かに進み、図4(c)に示すようなバリアブロック
2cに当接する位置でこのレンズバリア2の摺動を一旦
阻止できる。そしてこのレンズバリア2を摺動し続けよ
うとする力を抜くと、ここで今度はまきバネ21から逆
向きに変わった付勢力−Fによりバリアジク20の回動
が同じ方向に促進されることがわかる。
【0034】よって、バリアジク20が図4(b)の第
1当接端部20cの状態から図4(c)の第1当接端部
20cの状態へ回動するタイミング(所要時間)と、レ
ンズバリア2を図4(b)のバリアブロック2cから2
c’の状態にするような閉位置方向へ摺動させるタイミ
ング(所要時間)とが実質的に同じであれば、レンズバ
リア2は図4(c)に示す如くにこのバリアジク20に
よって制止され、閉位置方向への移動を一時的に阻止さ
れることがわかる。
【0035】つぎに図5には、レンズバリア2のための
制止手段を分解した状態を示している。図示の如く略
「コの字」状のジクカバー11に隣接する前カバー10
の凹部中央付近には、軸貫通穴13が開けられ、弾性リ
ング22を嵌着した接続軸片26が貫通して、この軸片
の後方(本体1内部)には接片台23を介して電気接片
24が、電気基板25上に接触するように取着されてい
る。また、接続軸片26の前方(前カバー前面)には、
回動軸心20bでバリアジク20が取着されている。
【0036】バネ掛止突起20aに掛止されるまきバネ
21は例えばつるまきバネであり、その両端がバリアジ
ク20の第1当接端部20c近傍のバネ掛止突起20a
と、ジクカバー11のバネ掛止突起11aに掛止され、
所定の付勢力を有して設けられている。その他方の第2
当接端部20dは、図示しないバリアガイド2aに沿っ
て相対的に動く(詳しくは摺動及び回動する)ように取
り付けられている。
【0037】バリアジク20は、バリアSWおよび制止
手段として働くが、具体的には次のように構成されて動
作する。すなわち、レンズバリア2の開閉移動に伴っ
て、このバリアジク20は前述したバリアジクガイド2
aのガイド広領域8およびガイド狭領域8’に沿って動
くとき、このレンズバリア2は回動する。そして、カメ
ラ本体1内の電気基板25上に形成されたON−OFF
パターンに接触する電気接片24は、その回動する角度
に基づいてON/OFFに切り替え、図示しない駆動系
のモータの電源供給を制御する。よって、実際には、カ
メラの主電源のスイッチ手段としても有効に機能する。
【0038】つまり、回動可能に前カバー10に支持さ
れたバリアジク20が、ON−OFFよりON側(図4
(a)参照)では時計方向にまきバネ21で付勢され、
更にON−OFFよりOFF側では反時計方向にまきバ
ネ21で付勢されている状態において、図4(b)の状
態から図4(c)の状態への移動動作中は、このバネ付
勢力Fにより、バリアジク20が回動するタイミングと
このレンズバリア2を閉位置方向へ移動するタイミング
が実質的に同じ場合、レンズバリア2のバリアブロック
2cはバリアジク20の第1当接端部20cによって当
接され閉位置方向への移動が一時的に制止される。ま
た、撮影レンズ4がレンズバリア2の移動軌跡外へ退避
してもレンズバリア2の閉位置方向への移動操作が引き
続き行われている場合には、レンズバリア2のこの移動
を制止しこれを維持し続け、一旦レンズバリア2を閉位
置方向へ移動する力を開放することにで、バリアジク2
0はそのときのバネ付勢力Fによりこのレンズバリア2
の移動軌跡上から退避して、閉操作をスムーズに完了さ
せることができる。
【0039】(作用効果1)以上のような「移動制御手
段」とも言えるレンズバリア・ロック構造によれば次の
ような作用効果を奏する。すなわち、レンズバリア2を
閉操作する際、この移動制御手段によって、上記レンズ
バリア2の移動が制止された後、撮影者が所定の操作力
を一旦開放することによって上記制止手段の制止状態を
解除し、このレンズバリア2の開位置から閉位置方向へ
の移動が許容される。
【0040】このように、本実施形態例に適用する機構
の原理は、力学的な微妙なバランスを利用すると共に、
摺動操作時の人の手の反射反応をも考慮することで、摺
動タイミングを上手く調整する作用を発揮するものであ
ることがわかる。よって、この原理を応用した機構を有
する本実施形態例によれば、まずカメラを構成する部品
点数が減少してカメラ自体の構造も簡素化される。ま
た、このレンズバリア・ロック機構により、カメラ内部
のギヤ列等の連動機構や、モータ等の鏡筒などの駆動系
に大きな外力としての負荷を掛けることが無くなると共
に、従来のような干渉に起因する無駄な消費電流も節減
でき且つ使い勝手も改善される。
【0041】このように、本実施形態例のレンズバリア
・ロック機構によれば、仮に沈胴速度にも増して速いレ
ンズバリアの閉操作が行われても、一時的にそのレンズ
バリアの摺動がロックされるので、操作する者は反射的
にバリアから手を離しその操作力を抜くので、タイミン
グがその分遅れ、その間に沈胴動作が進んで、その閉操
作が沈胴完了時期に良好にシンクロナイズすることとな
る。
【0042】なお、理想的に近い沈胴速度(即ち、バリ
アの操作し得る移動操作速度よりも速い速度)を発揮で
きるカメラはコスト的にも限界があるので実現しない
が、本発明が提案する機構を備えれば、従来と同程度の
沈胴速度の駆動系であってもその操作速度等に留意する
必要は一切なくなる。
【0043】(変形例)なお、例示した設計的な要件
は、前述した本発明の原理に基づく範囲であれば適宜に
変形実施してもよく、例えば、構成要素の形状、位置関
係、或いはそのサイズ等は例示したものに必ずしも限定
されない。
【0044】(その他の変形例)このほかにも、本発明
の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能であ
る。
【0045】以上、一実施形態例に基づいて説明してき
たが、本明細書中には次の発明が含まれている。すなわ
ち、 (1) 撮影レンズが収納された状態でこの撮影レンズ
を覆う閉位置と、この撮影レンズを露呈する開位置とに
移動可能なレンズバリアを有し、この開位置にこのレン
ズバリアが在るときには、上記撮影レンズがこのレンズ
バリアの移動軌跡中に繰り出される如くのレンズバリア
付きカメラにおいて、上記レンズバリアを上記開位置よ
り閉位置に移動操作する際に、このレンズバリアの移動
を一時的に停止させ、次にこの操作力を抜くことによっ
て引き続き上記レンズバリアの閉位置方向への移動を引
き続き可能とする構成を有することを特徴とするレンズ
バリア付きカメラを提供できる。
【0046】(2) 撮影レンズが収納された状態でこ
の撮影レンズを覆う閉位置と、この撮影レンズを露呈す
る開位置とに移動可能なレンズバリアを有し、この開位
置にこのレンズバリアが在るときには、上記撮影レンズ
がこのレンズバリアの移動軌跡中に繰り出される如くの
レンズバリア付きカメラにおいて、上記レンズバリアの
移動に連動してこのレンズバリアが閉じようとする移動
動向を検出し、このレンズバリアの初期の移動を一時的
に禁止し、このレンズバリアの移動のために加えられた
力が抜かれた直後には、この禁止を解除するような制止
手段を有することを特徴とするレンズバリア付きカメラ
を提供できる。
【0047】(3) 撮影レンズが収納された状態でこ
の撮影レンズを覆う閉位置と、この撮影レンズを露呈す
る開位置とに移動可能なレンズバリアを有し、この開位
置にこのレンズバリアが在るときには、上記撮影レンズ
がこのレンズバリアの移動軌跡中に繰り出される如くの
レンズバリア付きカメラにおいて、所定の付勢手段によ
る付勢力に抗して上記レンズバリアの移動によってこの
レンズバリアと当接して回動し、その後この付勢力によ
って回動されるその回動を停止するように上記レンズバ
リアと当接してこのレンズバリアの移動を禁止する係止
部材を有することを特徴とするレンズバリア付きカメラ
を提供できる。
【0048】(4) 撮影レンズが収納された状態でこ
の撮影レンズを覆う閉位置と、この撮影レンズを露呈す
る開位置とに移動可能なレンズバリアを有し、この開位
置にこのレンズバリアが在るときには、上記撮影レンズ
がこのレンズバリアの移動軌跡中に繰り出されるレンズ
バリア付きカメラにおいて、第1方向及び第2方向への
付勢力を有する付勢手段と、上記付勢手段の該第1方向
への付勢力に抗してこのレンズバリアの移動によってそ
のレンズバリアと当接して回動し、その後、該第1方向
への付勢力によって回動されるその回動を停止するよう
にレンズバリアと当接して上記レンズバリアの移動を禁
止し、上記レンズバリアの移動のために加えられた力が
抜かれたときに該第2方向への付勢力によって上記回動
を行い、上記禁止を解除する回動係止手段と、を有する
ことを特徴とするレンズバリア付きカメラを提供でき
る。
【0049】(5) レンズバリアに連動して回動する
バリアジクによってこのレンズバリアを係止し、閉位置
方向への移動を一時的に制止するようにバネ付勢されて
構成された制止手段を設けて成るカメラであって、所定
の操作力でレンズバリアを閉操作する場合、このレンズ
バリアが鏡筒に当ったり干渉することを防止するためこ
のレンズバリアの動きを制止し、該操作力が一旦抜かれ
て一瞬その閉操作が休止されることでこの制止状態が外
れ、再び該操作力を同方向にかけることで引き続き閉操
作を再開できるように構成されて成ることを特徴とする
移動制御手段を有するレンズバリア付きカメラを提供で
きる。
【0050】(6) 上記移動制御手段は、撮影レンズ
を保護する為のレンズバリア2と、このレンズバリアに
形成されたバリアジクガイド2aおよびバリアブロック
2cと、カメラ本体に回動自在に設けられたバリアジク
20と、このバリアジクの回動軸心の両端の第1当接端
部20cおよび第2当接端部20dと、このバリアジク
に掛止られ付勢するまきバネ21との組合せで成ること
を特徴とする(5)に記載のレンズバリア付きカメラを
提供できる。
【0051】
【発明の効果】このように本発明によれば、部品点数が
少く且つ簡単な構造であり、駆動系やその連動機構に大
きな負荷を掛けることなくバリア閉動作時のレンズバリ
アとレンズ鏡筒との干渉を防止することのできるレンズ
バリア・ロック機構を有するレンズバリア付きカメラを
提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のレンズバリア付きカメラのレ
ンズバリア組立時を示す斜視図。
【図2】図2は、レンズバリアが開いた状態のカメラを
一部透視して示す斜視図。
【図3】図3は、レンズバリアが閉じた状態のカメラを
一部透視して示す斜視図。
【図4】 図4(a)〜(d)は、レンズバリアのため
の係止手段の動作の変化を模式的に示し、(a)は、こ
の係止手段が開状態であることを示す説明図、(b)
は、この係止手段が開状態から閉状態に移る処を示す説
明図、(c)は、この係止手段が閉動作過程を示す説明
図、(d)は、この係止手段が閉動作過程完了を示す説
明図。
【図5】図5は、係止手段の構成要素を分解して示す斜
視図。
【符号の説明】
1…カメラ本体、 2…レンズバリア、 2a…バリアジクガイド、 2b…バリアピン(溝係合突起)、 2c…バリアブロック、 3…レンズ鏡筒、 3a…移動鏡枠 3b…鏡枠壁、 4…撮影レンズ、 5…ファインダ窓、 6…AF測距用受光窓、 7…AF測距用投光窓、 8…ガイド広領域、 8’…ガイド狭領域、 9…AE測光窓、 10…前カバー、 11…ジクカバー(ストッパー)、 11a…バネ掛止突起、 12…レール溝(バリア係合溝)、 13…軸貫通穴、 14…表示パネル、 15…セルフタイマシグナル、 16…フラッシュ釦、 17…セルフ/リモコン釦、 18…レリーズ釦、 19…ズームレバー、 20…バリアジク(バリアSW及び係止手段)、 20a…バネ掛止突起、 20b…回動軸心、 20c…第1当接端部 20d…第2当接端部、 21…まきバネ、 22…弾性リング、 23…接片台、 24…電気接片、 25…電気基板(SWパターン)、 26…接続軸片、 30…後カバー。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影可能位置と被収納位置の間で光軸方
    向に移動する撮影レンズと、 該撮影可能位置の上記撮影レンズを露呈する開位置と該
    被収納位置の上記撮影レンズを覆う閉位置の間で光軸方
    向に直交する方向に移動するレンズ保護手段と、 上記レンズ保護手段が開位置から閉位置方向へ操作され
    移動しようとした際に、このレンズ保護手段の閉位置方
    向への移動を一時的に制止し、上記操作の為の所定の力
    が一旦解放されることでこの制止を解除し、引き続き上
    記レンズ保護手段の閉位置方向への移動を許容する移動
    制御手段と、 を具備することを特徴とするレンズバリア付きカメラ。
  2. 【請求項2】 撮影時には撮影レンズの移動軌跡外に位
    置し、非撮影時にはこの撮影レンズの移動軌跡内に位置
    して上記撮影レンズを保護するレンズ保護手段を有し、
    このレンズ保護手段に対する手動操作による移動に伴っ
    て上記撮影レンズがカメラ本体前方へ繰り出される撮影
    状態からこのカメラ本体内部へ繰り込まれる非撮影状態
    に移行するように構成されて成るカメラにおいて、 上記レンズ保護手段を移動させる操作が行なわれ上記撮
    影レンズが移動軌跡内に在る期間中に上記レンズ保護手
    段の移動を制止するため上記カメラ本体側と上記レンズ
    保護手段側とに設けられたバネ付勢を伴なう移動制止手
    段と、 上記レンズ保護手段を閉じる方向に操作する期間中、特
    に上記撮影レンズが上記レンズ保護手段の移動軌跡内に
    在る期間中には、上記移動制止手段の制止作用が働き、
    その後、移動操作が連続的に継続されていると上記移動
    制止手段の制止作用が継続され、この移動操作が一旦中
    断されると上記バネ付勢によって上記移動制止手段の制
    止作用が解除され、上記レンズ保護手段の移動が再び可
    能となるように構成されて成ることを特徴とするレンズ
    バリア付きカメラ。
  3. 【請求項3】 上記レンズ保護手段の閉方向の手動操作
    移動に伴って、上記撮影レンズを上記レンズ保護手段の
    移動軌跡外へ移動させる駆動系を有し、 上記移動制御手段は、上記駆動系の動作中、上記撮影レ
    ンズが上記レンズ保護手段の該移動軌跡内に在る場合
    は、上記レンズ保護手段と上記撮影レンズとの干渉防止
    のため上記レンズ保護手段の移動を制止し、上記撮影レ
    ンズが上記レンズ保護手段の移動軌跡外へ退避しても上
    記移動操作が引き続き継続されている場合は上記レンズ
    保護手段の移動制止を維持し続けるバネ付勢された制止
    制御部材を具備することを特徴とする、請求項1に記載
    のカメラ。
  4. 【請求項4】 上記制止制御部材はカメラ本体側に設け
    られ、上記レンズ保護手段側に設けられた所定のガイド
    経路に沿って相対的な摺動を行いながら所定のバネ付勢
    力により一定方向に回動し、 上記制止制御部材に当接した際にはこの回動が停止され
    て上記レンズ保護手段の移動を制止することを特徴とす
    る、請求項3に記載のカメラ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6637953B2 (en) 2001-05-28 2003-10-28 Fuji Photo Film Co., Ltd. Lens-barrier device for a camera
WO2007126035A2 (en) * 2006-04-28 2007-11-08 Olympus Corporation Sliding mechanism of lens barrier, lens barrier, and camera
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