JP2000154989A - 空気熱交換器 - Google Patents

空気熱交換器

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JP2000154989A
JP2000154989A JP32781198A JP32781198A JP2000154989A JP 2000154989 A JP2000154989 A JP 2000154989A JP 32781198 A JP32781198 A JP 32781198A JP 32781198 A JP32781198 A JP 32781198A JP 2000154989 A JP2000154989 A JP 2000154989A
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Japan
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cut
air
heat exchanger
heat transfer
raised pieces
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JP32781198A
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English (en)
Inventor
Yutaka Shibata
豊 柴田
Takeshi Hiruko
毅 蛭子
Junichi Shiromizu
順一 白水
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F1/00Tubular elements; Assemblies of tubular elements
    • F28F1/10Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses
    • F28F1/12Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element
    • F28F1/126Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element consisting of zig-zag shaped fins
    • F28F1/128Fins with openings, e.g. louvered fins

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コルゲートフィンを備えた空気熱交換器の空
気との熱伝達性能を向上させる。 【解決手段】 この発明の空気熱交換器は、ヘッダ3,
3間に複数の扁平伝熱管2,2・・・およびコルゲート
フィン4,4・・・を交互に配設してなる空気熱交換器
において、上記コルゲートフィン4,4・・・のフィン
面には空気の流れ方向に所定の傾斜角θを有する複数の
切り起し片4a,4a・・・が設けられているととも
に、該複数の切り起し片4a,4a・・・は上記空気の
流れ方向との傾斜角θが25°〜40°で、それらの配
設ピッチLPが0.5mm〜0.9mmのものとして、
製造可能な条件の下において、通風抵抗を増大させるこ
となく可能な限り熱伝達率を向上させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、コルゲー
トフィンを備えた空気熱交換器の構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】コルゲートフィンを備えた空気熱交換器
の全体および各部の構造を、例えば図1〜図7に示す。
【0003】該空気熱交換器1は、例えば図1に示すよ
うに、冷媒が導入、導出されるパイプ状の上下ヘッダ3
A,3Bと、該上下ヘッダ3A,3B間に連通状態で、
かつその長手方向に相互に所定の間隔を保って並設され
た複数本の扁平伝熱管2,2・・・と、該複数本の扁平
伝熱管2,2・・・間の上下方向に略S字形に連続して
屈曲した状態で配設され、その屈曲面外端を対応する両
隣りの扁平伝熱管2,2・・・の扁平伝熱面に熱溶着さ
れたコルゲートフィン4,4・・・とからなっている。
【0004】上記扁平伝熱管2,2・・・は、例えば図
2に示すように、その内側に複数の冷媒流通穴2a,2
a・・・を有する多穴構造となっており、上記上部ヘッ
ダ3Aを介して外部より導入分配された冷媒を各冷媒流
通穴2a,2a・・・に均等に流し、上記コルゲートフ
ィン4,4・・・を介して広伝熱面積で内部の冷媒と外
部の空気との間で熱交換を行うようになっている。
【0005】また、上記コルゲートフィン4,4・・・
は、例えば図3および図4、図5に示すように、その屈
曲部(折り曲げ部)を除く扁平面部分であって、加工上
形成される中央の扁平面4c部分を中心として空気流A
の上流側部分と下流側部分の各々に空気との伝熱効率を
向上させるための複数の切り起し片(ルーバー)4a,
4a・・・が形成されており、該切り起し片4a,4a
・・・によって可及的に冷媒と空気との間の熱交換性能
が高くなるように構成されている。
【0006】なお、図4および図5中の符号4bは上記
コルゲートフィン4扁平面部の前縁部を、4dは同後縁
部を、それぞれ示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図4および
図6に示す上記コルゲートフィン4,4・・・の仕様、
例えばフィン幅FW、フィン高さFH、フィン全体の長
さL、厚さt、切り起し片4a,4a・・・の配設ピッ
チ(ルーバーピッチ)LP、フィンピッチFP等は、熱
交換器1全体の寸法や使用する材料の条件によって具体
的に決定されるが、その空気側伝熱性能の向上につい
て、特に上記切り起し片(ルーバー)4a,4a・・・
相互の切り起し片配設ピッチ(ルーバーピッチ)LPと
傾斜角(切り起し角)θが重要な決定要因となる。
【0008】これら2つの条件を検討して見ると、次の
ようになる。
【0009】先ず切り起し片配設ピッチ(ルーバーピッ
チ)LPが余りに大きいと、その前縁効果を十分に活用
することができないために、例えば図11の特性に示す
ように、熱伝達率は悪くなる。一方、切り起し片配設ピ
ッチ(ルーバーピッチ)LPを小さくして行くと、前縁
効果を活用できるようになる反面、図7に示す切り起し
片4a,4a・・・の高さ(ルーバー高さ)LH、切り
起し片4a,4a・・・間の間隔(ルーバー間隔)LM
が小さくなり、切り起し片(ルーバー)4a,4a・・
・間に空気が流れにくくなるので、例えば熱伝達率の値
は、図10の特性のように上記切り起し片の配設ピッチ
(ルーバーピッチ)LPに対して或る極大値をとること
になる。
【0010】また切り起し片(ルーバー)4a,4a・
・・の傾斜角(切り起し角)θが小さい場合、図7に示
す切り起し片4a,4a・・・の高さ(ルーバー高さ)
LH、切り起し片4a,4a・・・間の間隔(ルーバー
間隔)LMが小さいために切り起し片(ルーバー)4
a,4a・・・間に空気が流れにくく、例えば図10の
特性に示すように、熱伝達率は良好でない。
【0011】また通風抵抗についても、熱伝達率とほぼ
同様の傾向を示す。他方、図8のように上記切り起し片
ピッチ4a,4a・・・の配設(ルーバーピッチ)LP
を小さくすることおよび図9のように上記切り起し片4
a,4a・・・の傾斜角(切り起し角)θを大きくする
ことに関しては、製造上の限界がある。
【0012】この出願の発明は、このような課題を解決
するために、なされたもので、製造可能な数値条件の範
囲内において、適切な切り起し片の配設ピッチLPおよ
び傾斜角θを見出し、それら2つの数値を適切な関係で
設定することにより、空気側の熱伝達率を向上させた空
気熱交換器を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この出願の各発明は、該
目的を達成するために、次のような課題解決手段を備え
て構成されている。
【0014】(1) 請求項1の発明 この発明の空気熱交換器は、ヘッダ3,3間に複数の扁
平伝熱管2,2・・・およびコルゲートフィン4,4・
・・を交互に配設してなる空気熱交換器であって、上記
コルゲートフィン4,4・・・のフィン面には空気の流
れ方向に所定の傾斜角θを有する複数の切り起し片4
a,4a・・・が設けられているとともに、該複数の切
り起し片4a,4a・・・は上記傾斜角θが25°〜4
0°で、それらの配設ピッチLPが0.5mm〜0.9
mmのものとなっていることを特徴としている。
【0015】すでに述べたように、上記コルゲートフィ
ン4,4・・・の空気側伝熱性能を向上させるために
は、特に上記切り起し片4a,4a・・・相互の切り起
し片配設ピッチLPと切り起しによる傾斜角θが重要な
決定要因となる。
【0016】そして、切り起し片4a,4a・・・の配
設ピッチLPが大きいと、前述のようにフィンの前縁効
果を十分に活用することができないために、熱伝達率は
悪くなる。一方、同配設ピッチLPを小さくして行く
と、フィンの前縁効果を活用できるようになる反面、切
り起し片4a,4a・・・の高さLH、切り起し片4
a,4a・・・間の間隔LMが小さくなり、切り起し片
4a,4a間に空気が流れにくくなるので、熱伝達率の
値は、上記配設ピッチLPに対して或る極大値をとるこ
とになる。
【0017】また、上記切り起し片4a,4a・・・の
切り起し角である傾斜角θが小さい場合、切り起し片4
a,4a・・・の高さLH、切り起し片4a,4a・・
・間の間隔LMが小さくなるために切り起し片4a,4
a・・・間に空気が流れにくくなるので、熱伝達率は悪
くなる。
【0018】また、通風抵抗についても、上記熱伝達率
とほぼ同様の傾向を示す。他方、切り起し片4a,4a
・・・の配設ピッチLPを0.5よりも小さくすること
および切り起し角である傾斜角θを40°よりも大きく
することに関しては、製造上の限界がある。
【0019】ところが、上記のようにコルゲートフィン
4,4・・・の複数の切り起し片4a,4a・・・の切
り起し角である上記傾斜角θを25°〜40°にすると
ともに、それらの配設ピッチLPを0.5mm〜0.9
mmにすると、例えば図10の特性から理解されるよう
に、比較的通風抵抗の小さい範囲で十分に空気との熱伝
達率を向上させることができるようになる。その結果、
熱交換性能も向上する。
【0020】しかも、該傾斜角θ=25°〜40°、配
設ピッチLP=0.5mm〜0.9mmは、製造可能な
数値条件の範囲内における適切な切り起し角および切り
起し片配設ピッチであるから、問題なく製造することが
できる。
【0021】(2) 請求項2の発明 この発明の空気熱交換器は、ヘッダ3,3間に複数の扁
平伝熱管2,2・・・およびコルゲートフィン4,4・
・・を交互に配設してなる空気熱交換器であって、上記
コルゲートフィン4,4・・・のフィン面には空気の流
れ方向に所定の傾斜角θを有する複数の切り起し片4
a,4a・・・が設けられているとともに、該複数の切
り起し片4a,4a・・・は上記傾斜角θが30°〜3
5°で、それらの配設ピッチLPが0.6mm〜0.8
mmのものとなっていることを特徴としている。
【0022】前述のように、上記コルゲートフィン4,
4・・・の空気側伝熱性能を向上させるためには、特に
上記切り起し片4a,4a・・・相互の配設ピッチLP
と切り起し角である傾斜角θが重要な決定要因となる。
【0023】そして、上記配設ピッチLPが大きいと、
フィンの前縁効果を十分に活用することができないため
に、熱伝達率は悪くなる。一方、同配設ピッチLPを小
さくして行くと、フィンの前縁効果を活用できるように
なる反面、切り起し片4a,4a・・・の高さLH、切
り起し片4a,4a・・・間の間隔LMが小さくなり、
切り起し片4a,4a・・・間に空気が流れにくくなる
ので、熱伝達率の値は、上記配設ピッチLPに対して或
る極大値をとることになる。
【0024】また、上記切り起し片4a,4a・・・の
切り起し角である傾斜角θが小さい場合、同切り起し片
4a,4a・・・の高さLH、同切り起し片4a,4a
・・・間の間隔LMが小さくなるために切り起し片4
a,4a間に空気が流れにくくなるので、熱伝達率は悪
くなる。
【0025】また通風抵抗についても、上記熱伝達率と
ほぼ同様の傾向を示す。他方、上記切り起し片4a,4
a・・・の配設ピッチLPを0.5よりも小さくするこ
とおよび上記傾斜角θを40°よりも大きくすることに
関しては、製造上からの限界がある。
【0026】ところが、上記のようにコルゲートフィン
4,4・・・の複数の切り起し片4a,4a・・・の傾
斜角θを30°〜35°にするとともに、それらの配設
ピッチLPを0.6mm〜0.8mmにすると、例えば
図10の特性から理解されるように、上記請求項1の発
明の場合よりも通風抵抗の増大が少なく、また十分に空
気との熱伝達率を向上させることができるようになる。
また、傾斜角θと配設ピッチLPの場合には、上記のよ
うに熱伝達率を上げながらも、ドレン水やゴミによる目
詰まりも生じにくく、それによって目詰りの発生限界範
囲内で可能な限り熱伝達率を向上させることができる。
その結果、より有効に熱交換性能が向上することにな
る。
【0027】しかも、該傾斜角θ=30°〜35°、配
設ピッチLP=0.6mm〜0.8mmは、製造可能な
数値条件の範囲内における適切な切り起し角およびルー
バーピッチであるから、問題なく製造することができ
る。
【0028】(3) 請求項3の発明 この発明の空気熱交換器は、上記請求項1又は2の発明
の構成において、上記複数の切り起し片4a,4a・・
・は、空気流上流側のものと空気流下流側のものとで、
傾斜方向が逆になっている。
【0029】したがって、当該コルゲートフィン4,4
のフィン面に沿って前縁部側から後縁部側方向に流れる
空気流が、上流側切り起し片4a,4a・・・間の隙間
を通って一側面側から他側面側に移り、その後、下流側
切り起し片4a,4a・・・間の隙間を通って再び他側
面側から元の一側面側に戻って流れるようになり、複数
の切り起し片4a,4a・・・部分を特に効率良く空気
が流れるようになる。その結果、さらに熱伝達率が向上
する。
【0030】(4) 請求項4の発明 この発明の空気熱交換器は、上記請求項1,2又は3の
発明の構成において、ヘッダ3,3、扁平伝熱管2,2
・・・、コルゲートフィン4,4・・・は、それぞれア
ルミ製のものにより構成されている。
【0031】したがって、非常に重量の軽い軽量で伝熱
性能の高い空気熱交換器を提供することができるように
なる。
【0032】(5) 請求項5の発明 この発明の空気熱交換器は、上記請求項1,2,3又は
4の発明の構成において、その空気熱交換器1が、空気
調和機用の冷媒/空気熱交換器であることを特徴として
いる。
【0033】したがって、熱交換性能が高く、また軽量
の空気調和機用の冷媒/空気空気熱交換器を提供するこ
とができる。
【0034】
【発明の効果】以上の結果、この出願の発明の空気熱交
換器によると、簡単かつ低コストなフィン構成で、しか
も熱伝達性能の高い、軽量で空気調和機に適したコルゲ
ートフィンを備えた空気熱交換器を提供することが可能
となる。
【0035】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図10は、この
出願の発明の実施の形態1に係るコルゲートフィンを備
えた空気熱交換器のコルゲートフィン部分の断面構造を
示している(請求項1,3,4,5の発明に対応)。
【0036】該実施の形態の空気熱交換器1は、その基
本構成としては、前述の図1に示すように、冷媒が導
入、導出されるパイプ状のアルミ製上下ヘッダ3A,3
Bと、該上下ヘッダ3A,3B間に連通状態で、かつ相
互に所定の間隔を保ってヘッダ方向に並設された複数本
のアルミ製扁平伝熱管2,2・・・と、該複数本の扁平
伝熱管2,2・・・間の上下方向に連続して略S字形に
連続して屈曲した状態で配設され、その屈曲面外端を対
応する両隣りの扁平伝熱管2,2・・・の扁平面に熱溶
着されたアルミ製のコルゲートフィン4,4・・・とか
らなっている。
【0037】上記扁平伝熱管2,2・・・は、前述の図
2に示すように、上記上下ヘッダ3A,3Bの直径に対
応した所定の幅を有し、その内側に複数の冷媒流通穴2
a,2a・・・を有する多穴構造となっており、上記上
部ヘッダ3Aを介して外部より導入分配された冷媒を各
冷媒流通穴2a,2a・・・に均等に流し、上記コルゲ
ートフィン4,4・・・を介して広伝熱面積で内部の冷
媒と外部の空気との間で効率良く熱交換を行うようにな
っている。
【0038】上記コルゲートフィン4,4・・・は、例
えば図10に示すように、その屈曲部(折り曲げ部)を
除く扁平面部分であって、加工上形成される中央の扁平
面4c部分を中心として空気流Aの上流側部分と下流側
部分の各々に空気との伝熱効率を向上させるための複数
の切起し片(ルーバー)4a,4a・・・がそれぞれ空
気の流れ方向に対する傾斜方向を逆にして形成されてお
り、該切り起し片4a,4a・・・はそれぞれ傾斜角θ
が25°〜40°で、それらの配設ピッチLPが0.5
mm〜0.9mmのものに構成されている。
【0039】上記コルゲートフィン4,4・・・の空気
側伝熱性能を向上させるためには、特に上記切り起し片
4a,4a・・・相互の配設ピッチLPと切り起し角で
ある傾斜角θが重要な決定要因となる。
【0040】そして、上記配設ピッチLPが大きいと、
当該フィンの前縁効果を十分に活用することができない
ために、例えば図10の特性に示すように、熱伝達率は
悪くなる。一方、上記配設ピッチLPを小さくして行く
と、当該フィンの前縁効果を活用できるようになる反
面、切り起し片4a,4a・・・の高さLH、切り起し
片4a,4a・・・間の間隔LMが小さくなり、各切り
起し片4a,4a・・・間に空気が流れにくくなるの
で、熱伝達率の値は、例えば図10の特性に示されるよ
うに上記配設ピッチLPに対して或る極大値をとること
になる。
【0041】また、上記切り起し片4a,4a・・・の
切り起し角である傾斜角θが小さい場合、切り起し片4
a,4a・・・の高さLH、切り起し片4a,4a・・
・間の間隔LMが小さいために切り起し片4a,4a間
に空気が流れにくくなり、例えば図10の特性に示され
るように熱伝達率は悪くなる。
【0042】また通風抵抗についても、熱伝達率とほぼ
同様の傾向を示す。他方、上記切り起し片4a,4a・
・・の配設ピッチLPを小さくすることおよび切り起し
角である傾斜角θを大きくすることに関しては、製造上
の限界がある。
【0043】ところが、上記のようにコルゲートフィン
4,4・・・の複数の切り起し片4a,4a・・・の切
り起し角である傾斜角θを25°〜40°にするととも
に、それらの配設ピッチLPを0.5mm〜0.9mm
にすると、図10の特性から理解されるように、比較的
通風抵抗の小さい状態で十分に空気との熱伝達率を向上
させることができるようになる。
【0044】しかも、該傾斜角θ=25°〜40°、配
設ピッチLP=0.5mm〜0.9mmは、製造可能な
数値条件の範囲内における適切な切り起し角および配設
ピッチであるから、問題なく製造することができる。
【0045】さらに該構成構成における上記複数の切り
起し片4a,4a・・・は、上述のように空気流上流側
のものと空気流下流側のものとで、その傾斜方向が逆に
なっている。
【0046】したがって、当該コルゲートフィン4,4
のフィン面に沿って前縁部4b側から後縁部4d側方向
に流れる空気流が、図10の矢線のように、上記上流側
切り起し片4a,4a・・・間の隙間を通って一側面側
から他側面側に移り、その後、逆方向に傾斜した上記下
流側切り起し片4a,4a・・・間の隙間を通って再び
他側面側から元の一側面側に戻って流れるようになり、
複数の切り起し片4a,4a・・・部分を特に効率良く
空気が流れるようになる。その結果、さらに熱伝達率が
向上する。
【0047】それらの結果、この出願の発明の実施の形
態1に係る空気熱交換器によると、オールアルミ製の簡
単かつ低コストな構成で、軽量で熱伝達性能の高いコル
ゲートフィンを備えた熱交換器を提供することが可能と
なり、空気調和機用の空気熱交換器等として適切なもの
となる。
【0048】(実施の形態2)さらに上記図10の空気
熱交換器のコルゲートフィン4,4・・・部分の切り起
し片4a,4a・・・の傾斜角θおよび配設ピッチLP
は、実施の形態2として、例えば傾斜角θ=30°〜3
5°、配設ピッチLP=0.6mm〜0.8mmに構成
することができる。
【0049】このように上記コルゲートフィン4,4・
・・の切り起し片4a,4a・・・の傾斜角θを30°
〜35°、それらの配設ピッチLPを0.6mm〜0.
8mmのものに構成すると、図10の特性から理解され
るように、上記実施の形態1の場合よりも通風抵抗の小
さい状態で、十分に空気との熱伝達率を向上させること
ができるようになる。
【0050】また、傾斜角θと配設ピッチLPの場合に
は、上記のように熱伝達率を上げながらも、ドレン水や
ゴミによる目詰まりも生じにくく、目詰りの発生限界範
囲内で熱伝達率を可能な限り向上させることができる。
【0051】しかも、該傾斜角θ=30°〜35°、配
設ピッチLP=0.6mm〜0.8mmは、製造可能な
数値条件の範囲内における適切な切り起し角および配設
ピッチであるから、問題なく製造することができる。
【0052】その結果、この出願の発明の実施の形態2
に係る空気熱交換器によっても、やはりオールアルミ製
の簡単かつ低コストな構成で、軽量で熱伝達性能の高い
コルゲートフィンを備えた熱交換器を提供することが可
能となり、空気調和機用の空気熱交換器等としてより適
切なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コルゲートフィンを備えた空気熱交換器の全体
的な構造を示す斜視図である。
【図2】同熱交換器の扁平伝熱管部分の断面図である。
【図3】同熱交換器のコルゲートフィン部分の斜視図で
ある。
【図4】同コルゲートフィン部分の断面図(図5のA−
A)である。
【図5】同コルゲートフィンのフィン面を示す正面図で
ある。
【図6】同コルゲートフィンの側面図ある。
【図7】同コルゲートフィンの要部の拡大断面図であ
る。
【図8】同コルゲートフィンの第1のサンプル例の断面
図である。
【図9】同コルゲートフィンの第2のサンプル例の断面
図である。
【図10】この出願の発明の実施の形態1に係る空気熱
交換器のコルゲートフィン部分の構成を示す断面図であ
る。
【図11】同実施の形態1の構成および実施の形態2の
構成のコルゲートフィン各々の切り起し片の配設ピッチ
LPと傾斜角θとの関係から決定される熱伝達率性能並
びに通風抵抗を他の構成の場合と対比して示す特性グラ
フである。
【符号の説明】
1は熱交換器、2は扁平伝熱管、3Aは上部ヘツダ、3
Bは下部ヘツダ、4はコルゲートフィン、4aは切り起
し片(ルーバー)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白水 順一 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッダ(3),(3)間に複数の扁平伝
    熱管(2),(2)・・・およびコルゲートフィン
    (4),(4)・・・を交互に配設してなる空気熱交換
    器であって、上記コルゲートフィン(4),(4)・・
    ・のフィン面には空気の流れ方向に所定の傾斜角(θ)
    を有する複数の切り起し片(4a),(4a)・・・が
    設けられているとともに、該複数の切り起し片(4
    a),(4a)・・・は上記傾斜角(θ)が25°〜4
    0°で、配設ピッチ(LP)が0.5mm〜0.9mm
    のものとなっていることを特徴とする空気熱交換器。
  2. 【請求項2】 ヘッダ(3),(3)間に複数の扁平伝
    熱管(2),(2)・・・およびコルゲートフィン
    (4),(4)・・・を交互に配設してなる空気熱交換
    器であって、上記コルゲートフィン(4),(4)・・
    ・のフィン面には空気の流れ方向に所定の傾斜角(θ)
    を有する複数の切り起し片(4a),(4a)・・・が
    設けられているとともに、該複数の切り起し片(4
    a),(4a)・・・は上記傾斜角(θ)が30°〜3
    5°で、配設ピッチ(LP)が0.6mm〜0.8mm
    のものとなっていることを特徴とする空気熱交換器。
  3. 【請求項3】 複数の切り起し片(4a),(4a)・
    ・・は、空気流上流側のものと空気流下流側のものと
    で、傾斜方向が逆になっていることを特徴とする請求項
    1又は2記載の空気熱交換器。
  4. 【請求項4】 ヘッダ(3),(3)、扁平伝熱管
    (2),(2)・・・、コルゲートフィン(4),
    (4)・・・は、それぞれアルミ製のものであることを
    特徴とする請求項1,2又は3記載の空気熱交換器。
  5. 【請求項5】 空気熱交換器(1)は、空気調和機用の
    冷媒/空気熱交換器であることを特徴とする請求項1,
    2,3又は4記載の空気熱交換器。
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