JP2000152226A - 画像符号化装置および方法、画像復号装置および方法、並びに提供媒体 - Google Patents

画像符号化装置および方法、画像復号装置および方法、並びに提供媒体

Info

Publication number
JP2000152226A
JP2000152226A JP31564598A JP31564598A JP2000152226A JP 2000152226 A JP2000152226 A JP 2000152226A JP 31564598 A JP31564598 A JP 31564598A JP 31564598 A JP31564598 A JP 31564598A JP 2000152226 A JP2000152226 A JP 2000152226A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixel
value
type
interpolation
classified
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP31564598A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4143880B2 (ja
Inventor
Tetsujiro Kondo
哲二郎 近藤
Kunio Kawaguchi
邦雄 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP31564598A priority Critical patent/JP4143880B2/ja
Publication of JP2000152226A publication Critical patent/JP2000152226A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4143880B2 publication Critical patent/JP4143880B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 原画像を正確に復元できるように符号化す
る。 【解決手段】 画素Aの画素値が入力端子2に入力され
たタイミングにおいて、ライン遅延回路3,4は、それ
ぞれ、画素D,Gの画素値を出力し、サンプル遅延回路
5乃至10は、それぞれ、画素B,C,E,F,H,I
の画素値を出力する。平均化回路11は、画素値Aと、
画素値Cを平均して減算器12に出力する。判定回路1
4は、入力された差分の絶対値が、所定の閾値(TH)より
も小さいか否かを判定し、判定結果に基づいて、コント
ロールビットを生成する。セレクタ25は、平均化回路
21乃至24から入力された補間値E1乃至E4のうち
の、サンプル遅延回路7から入力される画素値E(真
値)に最も近いものを選択し、選択した補間値を示す方
向ビット(2ビット)を出力端子31に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像符号化装置お
よび方法、画像復号装置および方法、並びに提供媒体に
関し、特に、サブサンプリングにより原画像を符号化す
る画像符号化装置および方法、画像復号装置および方
法、並びに提供媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】画像データを圧縮して伝送する方法とし
て、サブサンプリングにより所定の間隔の画素を間引
き、その近傍の画素の画素値を用いて、間引いた画素の
画素値を補間する方法が知られている。
【0003】例えば、いわゆるRCA(商標)方式のサブ
サンプリングにおいては、図7に○印で表される画素の
画素値(例えば、8ビット)は、そのまま圧縮されずに
伝送され、□印で表される画素(例えば、注目画素)の
画素値は、その近傍の画素aと画素h、画素bと画素
g、画素cと画素f、または、画素dと画素eのいずれ
かの画素の対の画素値の平均値で補間され、補間に用い
られた画素の対を示すフラグ(2ビット)だけが伝送さ
れる。
【0004】このRCA方式によれば、1画素当たり5
(=(8+2)/2)ビットで伝送することができるの
で、データの圧縮率は5/8である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、RCA方式に
おいては、上述したように、注目画素の画素値が、近傍
の画素の4対のうちのいずれかのものの平均値で補間さ
れるので、例えば、注目画素の右上の画素jと左下の画
素kを通るような斜線を正確に復元することができない
課題があった。
【0006】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、原画像を正確に復元することができる符号
化を可能とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の画像符
号化装置は、原画像を3×3画素のブロックに分割し、
ブロックの画素を4種類に分類する分類手段と、分類手
段で分類された第1の種類の画素の画素値をそのまま出
力する第1の出力手段と、分類手段で分類された第2の
種類の画素の補間値を、その左右に隣接する第1の種類
の画素の画素値を用いて演算する水平補間値演算手段
と、第2の種類の画素の画素値と、水平補間値演算手段
が演算した補間値との差分の絶対値を所定の閾値と比較
する水平補間値比較手段と、水平補間値比較手段の比較
結果に対応して第2の種類の画素のコントロールビット
を生成する第1の生成手段と、分類手段で分類された第
3の種類の画素の補間値を、その上下に隣接する第1の
種類の画素の画素値を用いて演算する垂直補間値演算手
段と、第3の種類の画素の画素値と、垂直補間値演算手
段が演算した補間値との差分の絶対値を所定の閾値と比
較する垂直補間値比較手段と、垂直補間値比較手段の比
較結果に対応して第3の種類の画素のコントロールビッ
トを生成する第2の生成手段と、分類手段で分類された
第4の種類の画素の4種類の補間値を演算する演算手段
と、演算手段が演算した4種類の補間値のうちの第4の
種類の画素の画素値に最も近いものを選択する選択手段
と、選択手段の選択結果に対応して第4の種類の画素の
方向ビットを生成する第3の生成手段とを備えることを
特徴とする。
【0008】請求項3に記載の画像符号化方法は、原画
像を3×3画素のブロックに分割し、ブロックの画素を
4種類に分類する分類ステップと、分類ステップで分類
された第1の種類の画素の画素値をそのまま出力する第
1の出力ステップと、分類ステップで分類された第2の
種類の画素の補間値を、その左右に隣接する第1の種類
の画素の画素値を用いて演算する水平補間値演算ステッ
プと、第2の種類の画素の画素値と、水平補間値演算ス
テップで演算した補間値との差分の絶対値を所定の閾値
と比較する水平補間値比較ステップと、水平補間値比較
ステップの比較結果に対応して第2の種類の画素のコン
トロールビットを生成する第1の生成ステップと、分類
ステップで分類された第3の種類の画素の補間値を、そ
の上下に隣接する第1の種類の画素の画素値を用いて演
算する垂直補間値演算ステップと、第3の種類の画素の
画素値と、垂直補間値演算ステップで演算した補間値と
の差分の絶対値を所定の閾値と比較する垂直補間値比較
ステップと、垂直補間値比較ステップの比較結果に対応
して第3の種類の画素のコントロールビットを生成する
第2の生成ステップと、分類ステップで分類された第4
の種類の画素の4種類の補間値を演算する演算ステップ
と、演算ステップで演算した4種類の補間値のうちの第
4の種類の画素の画素値に最も近いものを選択する選択
ステップと、選択ステップの選択結果に対応して第4の
種類の画素の方向ビットを生成する第3の生成ステップ
とを含むことを特徴とする。
【0009】請求項4に記載の提供媒体は、原画像を3
×3画素のブロックに分割し、ブロックの画素を4種類
に分類する分類ステップと、分類ステップで分類された
第1の種類の画素の画素値をそのまま出力する第1の出
力ステップと、分類ステップで分類された第2の種類の
画素の補間値を、その左右に隣接する第1の種類の画素
の画素値を用いて演算する水平補間値演算ステップと、
第2の種類の画素の画素値と、水平補間値演算ステップ
で演算した補間値との差分の絶対値を所定の閾値と比較
する水平補間値比較ステップと、水平補間値比較ステッ
プの比較結果に対応して第2の種類の画素のコントロー
ルビットを生成する第1の生成ステップと、分類ステッ
プで分類された第3の種類の画素の補間値を、その上下
に隣接する第1の種類の画素の画素値を用いて演算する
垂直補間値演算ステップと、第3の種類の画素の画素値
と、垂直補間値演算ステップで演算した補間値との差分
の絶対値を所定の閾値と比較する垂直補間値比較ステッ
プと、垂直補間値比較ステップの比較結果に対応して第
3の種類の画素のコントロールビットを生成する第2の
生成ステップと、分類ステップで分類された第4の種類
の画素の4種類の補間値を演算する演算ステップと、演
算ステップで演算した4種類の補間値のうちの第4の種
類の画素の画素値に最も近いものを選択する選択ステッ
プと、選択ステップの選択結果に対応して第4の種類の
画素の方向ビットを生成する第3の生成ステップとを含
む処理を画像符号化装置に実行させるコンピュータが読
み取り可能なプログラムを提供することを特徴とする。
【0010】請求項5に記載の画像復号装置は、符号を
4種類に分類する分類手段と、分類手段で分類された第
1の符号をそのまま出力する第1の出力手段と、分類手
段で分類された第2の種類の符号からコントロールビッ
トを抽出し、コントロールビットに基づいて第2の種類
の符号に対応する画素の真値、または補間値を出力する
第2の出力手段と、分類手段で分類された第3の種類の
符号からコントロールビットを抽出し、コントロールビ
ットに基づいて第3の種類の符号に対応する画素の真
値、または補間値を出力する第3の出力手段と、分類手
段で分類された第4の種類の符号に対応する画素の4種
類の補間値を演算する演算手段と、演算手段が演算した
4種類の補間値のうちの第4の種類の符号に対応するも
のを選択する選択手段とを備えることを特徴とする。
【0011】請求項6に記載の画像復号方法は、符号を
4種類に分類する分類ステップと分類ステップで分類さ
れた第1の種類の符号をそのまま出力する第1の出力ス
テップと、分類ステップで分類された第2の種類の符号
からコントロールビットを抽出し、コントロールビット
に基づいて第2の種類の符号に対応する画素の真値、ま
たは補間値を出力する第2の出力ステップと、分類ステ
ップで分類された第3の種類の符号からコントロールビ
ットを抽出し、コントロールビットに基づいて第3の種
類の符号に対応する画素の真値、または補間値を出力す
る第3の出力ステップと、分類ステップで分類された第
4の種類の符号に対応する画素の4種類の補間値を演算
する演算ステップと、演算ステップが演算した4種類の
補間値のうちの第4の種類の符号に対応するものを選択
する選択ステップとを含むことを特徴とする。
【0012】請求項7に記載の提供媒体は、符号を4種
類に分類する分類ステップと分類ステップで分類された
第1の種類の符号をそのまま出力する第1の出力ステッ
プと、分類ステップで分類された第2の種類の符号から
コントロールビットを抽出し、コントロールビットに基
づいて第2の種類の符号に対応する画素の真値、または
補間値を出力する第2の出力ステップと、分類ステップ
で分類された第3の種類の符号からコントロールビット
を抽出し、コントロールビットに基づいて第3の種類の
符号に対応する画素の真値、または補間値を出力する第
3の出力ステップと、分類ステップで分類された第4の
種類の符号に対応する画素の4種類の補間値を演算する
演算ステップと、演算ステップが演算した4種類の補間
値のうちの第4の種類の符号に対応するものを選択する
選択ステップとを含む処理を画像復号装置に実行させる
コンピュータが読み取り可能なプログラムを提供するこ
とを特徴とする。
【0013】請求項1に記載の画像符号化装置、請求項
3に記載の画像符号化方法、および請求項4に記載の提
供媒体においては、原画像が3×3画素のブロックに分
割されて、ブロックの画素が4種類に分類され、分類さ
れた第1の種類の画素の画素値がそのまま出力される。
分類された第2の種類の画素の補間値が、その左右に隣
接する第1の種類の画素の画素値を用いて演算され、第
2の種類の画素の画素値と、演算された補間値との差分
の絶対値が所定の閾値と比較されて、その比較結果に対
応して第2の種類の画素のコントロールビットが生成さ
れる。分類された第3の種類の画素の補間値が、その上
下に隣接する第1の種類の画素の画素値を用いて演算さ
れ、第3の種類の画素の画素値と、演算された補間値と
の差分の絶対値が所定の閾値と比較されて、その比較結
果に対応して第3の種類の画素のコントロールビットが
生成される。分類された第4の種類の画素の4種類の補
間値が演算され、演算された4種類の補間値のうちの第
4の種類の画素の画素値に最も近いものが選択されて、
その選択結果に対応して第4の種類の画素の方向ビット
が生成される。
【0014】請求項5に記載の画像復号装置、請求項6
に記載の画像復号方法、および請求項7に記載の提供媒
体においては、符号が4種類に分類され、分類された第
1の種類の符号がそのまま出力される。分類された第2
の種類の符号からコントロールビットが抽出され、その
コントロールビットに基づいて第2の種類の符号に対応
する画素の真値、または補間値が出力される。分類され
た第3の種類の符号からコントロールビットが抽出さ
れ、そのコントロールビットに基づいて第3の種類の符
号に対応する画素の真値、または補間値が出力される。
分類された第4の種類の符号に対応する画素の4種類の
補間値が演算され、演算された4種類の補間値のうちの
第4の種類の符号に対応するものが選択される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の
実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段
の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付
加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但
し勿論この記載は、各手段を記載したものに限定するこ
とを意味するものではない。
【0016】請求項1に記載の画像符号化装置は、原画
像を3×3画素のブロックに分割し、ブロックの画素を
4種類に分類する分類手段(例えば、図1のライン遅延
回路3と、分類手段で分類された第1の種類の画素の画
素値をそのまま出力する第1の出力手段(例えば、図3
のステップS2)と、分類手段で分類された第2の種類
の画素の補間値を、その左右に隣接する第1の種類の画
素の画素値を用いて演算する水平補間値演算手段(例え
ば、図1の平均化回路11)と、第2の種類の画素の画
素値と、水平補間値演算手段が演算した補間値との差分
の絶対値を所定の閾値と比較する水平補間値比較手段
(例えば、図1の判定回路14)と、水平補間値比較手
段の比較結果に対応して第2の種類の画素のコントロー
ルビットを生成する第1の生成手段(例えば、図3のス
テップS5)と、分類手段で分類された第3の種類の画
素の補間値を、その上下に隣接する第1の種類の画素の
画素値を用いて演算する垂直補間値演算手段(例えば、
図1の平均化回路16)と、第3の種類の画素の画素値
と、垂直補間値演算手段が演算した補間値との差分の絶
対値を所定の閾値と比較する垂直補間値比較手段(例え
ば、図1の判定回路19)と、垂直補間値比較手段の比
較結果に対応して第3の種類の画素のコントロールビッ
トを生成する第2の生成手段(例えば、図3のステップ
S5)と、分類手段で分類された第4の種類の画素の4
種類の補間値を演算する演算手段(例えば、図1の平均
化回路21乃至24)と、演算手段が演算した4種類の
補間値のうちの第4の種類の画素の画素値に最も近いも
のを選択する選択手段(例えば、図3のステップS8)
と、選択手段の選択結果に対応して第4の種類の画素の
方向ビットを生成する第3の生成手段(例えば、図3の
ステップS9)とを備えることを特徴とする。
【0017】請求項2に記載の画像符号化装置は、第1
の生成手段が生成したコントロールビットに対応して第
2の種類の画素の画素値を出力する第2の出力手段(例
えば、図3のステップS6)と、第2の生成手段が生成
したコントロールビットに対応して第3の種類の画素の
画素値を出力する第3の出力手段(例えば、図3のステ
ップS6)とをさらに備えることを特徴とする。
【0018】請求項5に記載の画像復号装置は、符号を
4種類に分類する分類手段(例えば、図4のライン遅延
回路43)と、分類手段で分類された第1の種類の符号
をそのまま出力する第1の出力手段(例えば、図6のス
テップS22)と、分類手段で分類された第2の種類の
符号からコントロールビットを抽出し、コントロールビ
ットに基づいて第2の種類の符号に対応する画素の真
値、または補間値を出力する第2の出力手段(例えば、
図4の補間回路53)と、分類手段で分類された第3の
種類の符号からコントロールビットを抽出し、コントロ
ールビットに基づいて第3の種類の符号に対応する画素
の真値、または補間値を出力する第3の出力手段(例え
ば、図4の補間回路54)と、分類手段で分類された第
4の種類の符号に対応する画素の4種類の補間値を演算
する演算手段(例えば、図6のステップS27)と、演
算手段が演算した4種類の補間値のうちの第4の種類の
符号に対応するものを選択する選択手段(例えば、図6
のステップS28)とを備えることを特徴とする。
【0019】図1は、本発明を適用したエンコーダの構
成例を示している。このエンコーダ1の入力端子2に
は、原画像の画素値が所定のサンプリング周波数で順次
入力される。入力端子2には、ライン遅延回路(LD)
3,4が直列に接続され、それらに並列して、サンプル
遅延回路(SD)5,6が直列に接続されている。さら
に、入力端子2には、平均化回路(AVE)11,16,2
3、および出力端子26が接続されている。
【0020】ライン遅延回路3の後段には、サンプル遅
延回路7,8が直列に接続されている。さらに、ライン
遅延回路3の後段には、減算器17、ゲート20、およ
び平均化回路24が接続されている。ライン遅延回路4
の後段には、サンプル遅延回路9,10が直列に接続さ
れている。さらに、ライン遅延回路4の後段には、平均
化回路16,21が接続されている。
【0021】ライン遅延回路3,4は、入力された画素
値を1ライン期間だけ遅延して後段に出力する。サンプ
ル遅延回路5乃至10は、入力された画素値を1サンプ
リング期間だけ遅延して後段に出力する。したがって、
図2に示す画素Aの画素値が入力端子2に入力されたタ
イミングと同時に、ライン遅延回路3,4は、それぞ
れ、画素D,Gの画素値を出力し、サンプル遅延回路5
乃至10は、それぞれ、画素B,C,E,F,H,Iの
画素値を出力する。なお、以下において、画素A乃至I
の画素値を、それぞれ、画素値A乃至Iと記述する。
【0022】平均化回路11は、入力端子2からの画素
値Aと、サンプル遅延回路6からの画素値Cを平均して
減算器12に出力する。減算器12は、平均化回路11
からの平均値と、サンプル遅延回路5からの画素値Bの
差分を演算して絶対値回路(ABS)13に出力する。絶対
値回路13は、減算器12から入力された差分の絶対値
を判定回路14に出力する。判定回路14は、入力され
た差分の絶対値が、所定の閾値(TH)よりも小さいか否か
を判定し、差分の絶対値が閾値よりも小さいと判定した
場合、コントロールビットとして1を発生し、差分の絶
対値が閾値よりも小さくないと判定した場合、コントロ
ールビットとして0を発生して、ゲート15および出力
端子27に出力する。ゲート15は、判定回路14から
入力されたコントロールビットが0である場合、ゲート
を開放して、サンプル遅延回路5から入力される画素値
Bを出力端子28に出力し、コントロールビットが1で
ある場合、ゲートを閉鎖する(サンプル遅延回路5から
の画素値Bを出力端子28に出力しない)。
【0023】平均化回路16は、入力端子2からの画素
値Aと、ライン遅延回路4からの画素値Gを平均して減
算器17に出力する。減算器17は、平均化回路16か
らの平均値と、ライン遅延回路3からの画素値Dの差分
を演算して絶対値回路18に出力する。絶対値回路18
は、減算器17から入力された差分の絶対値を判定回路
19に出力する。判定回路19は、入力された差分の絶
対値が、所定の閾値よりも小さいか否かを判定し、差分
の絶対値が閾値よりも小さいと判定した場合、コントロ
ールビットとして1を発生し、差分の絶対値が閾値より
も小さくないと判定した場合、コントロールビットとし
て0を発生して、ゲート20および出力端子29に出力
する。ゲート20は、判定回路19から入力されたコン
トロールビットが0である場合、ゲートを開放して、ラ
イン遅延回路3から入力される画素値Dを出力端子30
に出力し、コントロールビットが1である場合、ゲート
を閉鎖する(ライン遅延回路3からの画素値Dを出力端
子30に出力しない)。
【0024】平均化回路21は、サンプル遅延回路6か
ら入力された画素値Cと、ライン遅延回路4から入力さ
れた画素値Gを平均し、得られた補間値E1をセレクタ
25に出力する。平均化回路22は、サンプル遅延回路
5から入力された画素値Bと、サンプル遅延回路9から
入力された画素値Hを平均し、得られた補間値E2をセ
レクタ25に出力する。平均化回路23は、入力端子1
から入力された画素値Aと、サンプル遅延回路10から
入力された画素値Iを平均し、得られた補間値E3をセ
レクタ25に出力する。平均化回路24は、サンプル遅
延回路8から入力された画素値Fと、ライン遅延回路3
から入力された画素値Dを平均し、得られた補間値E4
をセレクタ25に出力する。
【0025】セレクタ25は、平均化回路21乃至24
から入力された補間値E1乃至E4のうちで、サンプル
遅延回路7から入力される画素値E(真値)に最も近い
ものを選択し、選択した補間値(E1乃至E4のうちの
いずれかのもの)を示す方向ビット(2ビット)を生成
して、出力端子31に出力する。
【0026】次に、このエンコーダ1の動作について、
図3のフローチャートを参照して説明する。ステップS
1において、入力端子2から原画像の画素値が所定のサ
ンプリング周波数で順次入力される。入力された画素値
は、ライン遅延回路3,4で1ライン期間だけ遅延さ
れ、サンプル遅延回路5乃至10で1サンプリング期間
だけ遅延される。
【0027】ステップS2において、図2に示す画素値
Aは、情報量が圧縮されずに真値のまま出力端子26か
ら後段に出力される。このタイミングと同時に、サンプ
ル遅延回路5,6、ライン遅延回路3、サンプル遅延回
路7,8、ライン遅延回路4、およびサンプル遅延回路
9,10は、それぞれ、画素値B乃至Iを後段に出力す
る。
【0028】ステップS3において、平均化回路11
は、入力端子2からの画素値Aと、サンプル遅延回路6
からの画素値Cを平均して減算器12に出力する。ステ
ップS4において、減算器12は、平均化回路11から
の平均値(補間値)と、サンプル遅延回路5からの画素
値B(真値)の差分を演算して絶対値回路13に出力す
る。絶対値回路13は、減算器12から入力された差分
の絶対値(補間誤差)を判定回路14に出力する。判定
回路14は、入力された補間誤差が、所定の閾値(TH)よ
りも小さいか否かを判定する。補間誤差が閾値よりも小
さいと判定された場合、ステップS5に進む。
【0029】なお、ステップS3乃至S6(ステップS
5,S6については後述する)において、平均化回路1
6乃至ゲート20は、画素値Dに関して同様の処理を実
行するが、その動作は、平均化回路11乃至ゲート15
と同様であるので説明を省略する。
【0030】ステップS5において、判定回路14は、
コントロールビットとして1を発生し、ゲート15およ
び出力端子27に出力する。ゲート15は、判定回路4
から入力されたコントロールビットが1であるので、ゲ
ートを閉鎖する(サンプル遅延回路5からの画素値Bを
出力端子28に出力しない)。したがって、画素値B
(または、画素値D)の符号としては、コントロールビ
ット(1ビット=1)だけが出力される。
【0031】ステップS7において、画素値Eの補間値
の候補として、平均化回路21は、サンプル遅延回路6
から入力された画素値Cと、ライン遅延回路4から入力
された画素値Gを平均し、得られた補間値E1をセレク
タ25に出力する。同様に、平均化回路22,23,2
4は、補間値E2,E3,E4を演算してセレクタ25
に出力する。このとき、セレクタ25には、サンプル遅
延回路7から画素値E(真値)も供給される。
【0032】ステップS8において、セレクタ25は、
補間値E1乃至E4のうちで、サンプル遅延回路7から
の画素値E(真値)に最も近いものを選択し、ステップ
S9において、選択したものを示す2ビットの方向ビッ
トを出力端子21から出力させる。すなわち、画素値E
の符号としては、方向ビット(2ビット)が出力され
る。
【0033】ステップS10において、原画像の全ての
画素についての符号が出力されたか否かが判定され、全
ての画素についての符号が出力されたと判定されるま
で、ステップS1に戻り、それ以降の処理が繰り返され
る。全ての画素についての符号が出力されたと判定され
た場合、このエンコード処理は終了される。
【0034】なお、ステップS4において、補間誤差が
閾値よりも小さくないと判定された場合、ステップS6
に進む。ステップS6において、判定回路14は、コン
トロールビットとして0を発生し、ゲート15および出
力端子27に出力する。ゲート15は、判定回路14か
ら入力されたコントロールビットが0であるので、ゲー
トを開放して、サンプル遅延回路5から入力される画素
値B(真値)を出力端子28に出力する。したがって、
画素値B(または、画素値D)の符号としては、コント
ロールビット(1ビット=0)と真値(8ビット)が出
力される。
【0035】このように、原画像を2×2画素のブロッ
クとし、その4個の画素のうちの1個の画素(例えば、
図2の画素A)については真値(8ビット)を出力し、
1個の画素(例えば、図2の画素B)については、左右
に隣接する画素を用いて補間するか否かを示すコントロ
ールビット(1ビット)、または、コントロールビット
と真値を出力し、1個の画素(例えば、図2の画素D)
については、上下に隣接する画素を用いて補間するか否
かを示すコントロールビット(1ビット)、または、コ
ントロールビットと真値を出力し、1個の画素(例え
ば、図2の画素E)については、補間に用いる画素の対
を示す方向ビット(2ビット)を出力することにより、
1画素当たりの情報量を(8+2(1+8α)+2)/
4とすることができる。
【0036】但し、αは画素B,Dの真値を出力する確
率である。例えば、αが0.5である場合、1画素当た
りの情報量は、5(=(8+2(1+8×0.5)+
2)/4)ビットとなる。
【0037】なお、画素Eについては、さらに1ビット
を追加して、真値を出力するか否かを示すようにしても
よい。
【0038】図4は、エンコーダ1から出力された符号
を用いて原画像を復号するデコーダ41の構成例を示し
ている。このデコーダ41の入力端子42には、エンコ
ーダ1から出力された符号が所定のサンプリング周波数
で順次入力される。入力端子42には、ライン遅延回路
43,44が直列に接続され、それらに並列して、サン
プル遅延回路45,46が直列に接続されている。さら
に、入力端子42には、補間回路51,52、および平
均化回路55が接続されている。
【0039】ライン遅延回路43の後段には、サンプル
遅延回路47,48が直列に接続されている。さらに、
ライン遅延回路43の後段には、補間回路52が接続さ
れている。ライン遅延回路44の後段には、サンプル遅
延回路49,50が直列に接続されている。さらに、ラ
イン遅延回路44の後段には、補間回路52,54、お
よび平均化回路57が接続されている。
【0040】ライン遅延回路43,44は、入力される
画素値の符号を1ライン期間だけ遅延して後段に出力す
る。サンプル遅延回路45乃至50は、入力される画素
値の符号を1サンプリング期間だけ遅延して後段に出力
する。したがって、図2に示す画素Aの画素値の符号が
入力端子42に入力されたタイミングにおいて、ライン
遅延回路43,44は、それぞれ、画素D,Gの画素値
の符号を出力し、サンプル遅延回路45乃至50は、そ
れぞれ、画素B,C,E,F,H,Iの画素値の符号を
出力する。なお、以下においても、画素A乃至Iの画素
値の符号を、それぞれ、符号A乃至Iと記述する。ただ
し、符号A,C,G,Iは、対応する画素の真値(8ビ
ット)であり、符号B,D,F,Hは、コントロールビ
ット(1ビット)、またはコントロールビットと真値で
あり、符号Eは方向ビット(2ビットである。
【0041】補間回路51は、サンプル遅延回路45か
ら入力される符号Bのコントロールビットに対応して、
画素Bの真値または補間値を平均化回路56に出力す
る。図5は、補間回路51の詳細な構成を示している。
補間回路51の平均化回路71は、入力端子42から入
力された符号(画素値)Aと、サンプル遅延回路46か
ら入力された符号(画素値)Cを平均してセレクタ73
に出力する。抽出回路72は、サンプル遅延回路45か
ら入力された符号Bに含まれるコントロールビットと、
その残りの真値(コントロールビットが1である場合は
存在しない)を分離してセレクタ73に出力する。セレ
クタ73は、コントロールビットが1である場合、平均
化回路71からの平均値を後段に出力し、コントロール
ビットが0である場合、抽出回路72から入力された残
りの符号、すなわち、画素値Bの真値を後段に出力す
る。
【0042】同様に、補間回路52は、ライン遅延回路
43から入力される符号Dのコントロールビットに対応
して、画素Dの真値または補間値(符号A,Gの平均
値)を平均化回路58に出力する。補間回路53は、サ
ンプル遅延回路48から入力される符号Fのコントロー
ルビットに対応して、画素Fの真値または補間値(符号
C,Iの平均値)を平均化回路58、およびパラレル・
シリアル変換回路61に出力する。補間回路54は、サ
ンプル遅延回路49から入力される符号Hのコントロー
ルビットに対応して、画素Hの真値または補間値(符号
G,Iの平均値)を平均化回路56、およびパラレル・
シリアル変換回路60に出力する。
【0043】平均化回路55は、入力端子42から入力
された符号Aと、サンプル遅延回路50から入力された
符号Iを平均し、得られた補間値E1をセレクタ59に
出力する。平均化回路56は、補間回路51から入力さ
れた画素値B(画素Bの真値、または補間値)と、補間
回路54から入力された画素値H(画素Hの真値、また
は補間値)を平均し、得られた補間値E2をセレクタ5
9に出力する。平均化回路57は、サンプル遅延回路4
6から入力された符号Cと、ライン遅延回路44から入
力された画素値Gを平均し、得られた補間値E3をセレ
クタ59に出力する。平均化回路58は、補間回路52
から入力された画素値D(画素Dの真値、または補間
値)と、補間回路53から入力された画素値F(画素F
の真値、または補間値)を平均し、得られた補間値E4
をセレクタ59に出力する。
【0044】セレクタ59は、平均化回路55乃至58
から入力された補間値E1乃至E4のうちで、サンプル
遅延回路47から入力される符号E(方向ビット)に対
応するものを選択し、得られた補間値Eをパラレル・シ
リアル変換回路61に出力する。
【0045】パラレル・シリアル変換回路60は、補間
回路54から入力される画素値H(画素Hの真値、また
は補間値)と、サンプル遅延回路50から入力される符
号(画素値)Iを、順次、セレクタ63に出力する。パ
ラレル・シリアル変換回路61は、補間回路53から入
力される画素値F(画素Fの真値、または補間値)と、
セレクタ59から入力される画素値Eを、順次、ライン
遅延回路62に出力する。ライン遅延回路62は、パラ
レル・シリアル変換回路61から入力された画素値E,
Fを1ライン期間だけ遅延してセレクタ63に出力す
る。セレクタ63は、2×2画素のブロック単位で入力
される4つの画素値を、1フレーム分以上記憶して、フ
レームの左上に位置する画素の画素値から、走査線方向
に、右下に位置する画素の画素値まで順次出力する。
【0046】次に、デコーダ41の動作について、図6
のフローチャートを参照して説明する。ステップS21
において、エンコーダ1から出力された符号が所定のサ
ンプリング周波数で順次入力され、ライン遅延回路4
3,44により1ライン期間だけ遅延され、サンプル遅
延回路45乃至50により1サンプリング期間だけ遅延
される。
【0047】ステップS22において、図2に示す画素
Iについての符号(画素値)Iが、サンプル遅延回路5
0から出力される。このタイミングと同時に、入力端子
42、サンプル遅延回路45,46、ライン遅延回路4
3、サンプル遅延回路47,48、ライン遅延回路4
4、およびサンプル遅延回路49は、それぞれ、画素A
乃至Hに対応する符号A乃至Hを後段に出力する。
【0048】ステップS23において、補間回路51の
抽出回路72は、サンプル遅延回路45から入力された
符号Bに含まれるコントロールビットと、その残りの符
号を分離してセレクタ73に出力する。平均化回路71
は、入力端子42から入力された符号(画素値)Aと、
サンプル遅延回路46から入力された符号(画素値)C
を平均してセレクタ73に出力する。
【0049】ステップS24において、セレクタ73
は、抽出回路72から入力されたコントロールビットが
1であるか否かを判定する。コントロールビットが1で
あると判定された場合、ステップS25に進む。ステッ
プS25において、セレクタ73は、平均化回路71か
らの平均値を平均化回路56に出力する。
【0050】なお、ステップS23乃至S26(ステッ
プS26については後述する)において、補間回路52
乃至54は、符号D,F,Hに関して、補間回路51と
同様の処理を実行する。
【0051】ステップS27において、平均化回路55
は、入力端子42から入力された符号Aと、サンプル遅
延回路50から入力された符号Iを平均し、得られた補
間値E1をセレクタ59に出力する。同様に、平均化回
路56乃至58は、それぞれ入力された2つの画素値を
平均し、得られた補間値E2,E3,E4をセレクタ5
9に出力する。
【0052】ステップS28において、セレクタ59
は、平均化回路55乃至58から入力された補間値E1
乃至E4のうちで、サンプル遅延回路47から入力され
る符号E(方向ビット)に対応するものを選択し、得ら
れた補間値Eをパラレル・シリアル変換回路61に出力
する。パラレル・シリアル変換回路60は、補間回路5
4から入力される画素値Hと、サンプル遅延回路50か
ら入力される符号(画素値)Iを、順次、セレクタ63
に出力する。パラレル・シリアル変換回路61は、補間
回路53から入力される画素値Fと、セレクタ59から
入力される画素値Eを、順次、ライン遅延回路62を介
してセレクタ63に出力する。
【0053】ステップS29において、セレクタ63
は、1フレーム分の画素値が入力されたか否かを判定す
る。1フレーム分の画素値が入力されていないと判定さ
れた場合、ステップS21に戻り、それ以降の処理が繰
り返される。1フレーム分の画素値が入力されたと判定
された場合、セレクタ63は、記憶しているフレームの
左上に位置する画素の画素値から、走査線方向に、右下
に位置する画素の画素値まで順次出力する。
【0054】なお、ステップS24において、コントロ
ールビットが1ではないと判定された場合、ステップS
26に進む。ステップS26において、セレクタ73
は、抽出回路72から入力された残りの符号、すなわ
ち、画素値Bの真値を平均化回路56に出力する。
【0055】次に、本発明の方式、および、従来のRCA
方式により、ハットショップ、チューリップガーデン、
およびヨットハーバの3種類の原画像を符号化して復号
した画像の原画像に対するS/Nを示す。 画像(Hat Shop) 本発明の方式(4Bit/pix) 42.43db RCA方式 (5Bit/pix) 37.18db 画像(Tulip Garden) 本発明の方式(4Bit/pix) 31.73db RCA方式 (5Bit/pix) 27.63db 画像(Yacht Harbor) 本発明の方式(4Bit/pix) 37.21db 本発明の方式(5Bit/pix) 38.98db RCA方式 (5Bit/pix) 31.67db
【0056】このように、全ての画像において、本発明
の方式は従来のRCA方式に比べて、1画素当たりの符号
量が少ないにも拘わらず、原画像に対するS/Nが良好で
あることがわかる。これは、本方式における斜め方向の
補間に用いる2個の画素の間隔が、RCA方式のそれに比
べて短いことの効果であると考えられる。
【0057】なお、本実施の形態であるエンコーダ1に
より符号化された画素のうちの、必ず画素値の真値が出
力される画素(図2の○印の画素)の符号だけを抽出す
るようにすれば、縦横の画素数が原画像の画素数の1/
2である画像を得ることができるので、HD/SD変換
や、符号の簡易復号が可能となる。
【0058】また、本発明は静止画像に限らず、動画像
の符号化に適用することが可能である。
【0059】なお、上記各処理を行うコンピュータプロ
グラムは、磁気ディスク、CD-ROM等の情報記録媒体より
なる提供媒体のほか、インターネット、デジタル衛星な
どのネットワーク提供媒体を介してユーザに提供するこ
とができる。
【0060】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の画像符
号化装置、請求項3に記載の画像符号化方法、および請
求項4に記載の提供媒体によれば、原画像を3×3画素
のブロックに分割して、ブロックの画素を4種類に分類
し、分類した第1の種類の画素の画素値をそのまま出力
し、分類した第2および第3の種類の画素のコントロー
ルビットを生成し、分類した第4の種類の画素の方向ビ
ットを生成するようにしたので、原画像を正確に復元で
きるように符号化することが可能となる。
【0061】また、請求項5に記載の画像復号装置、請
求項6に記載の画像復号方法、および請求項7に記載の
提供媒体によれば、符号を4種類に分類し、分類した第
1の種類の符号をそのまま出力し、分類した第2および
第3の種類の符号からコントロールビットを抽出し、コ
ントロールビットに基づいて符号に対応する画素の真
値、または補間値を出力し、分類した第4の種類の符号
に対応する画素の4種類の補間値を演算し、演算した4
種類の補間値のうちの第4の種類の符号に対応するもの
を選択するようにしたので、原画像を正確に復元するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したエンコーダ1の構成例を説明
するブロック図である。
【図2】画素の配置を説明する図である。
【図3】エンコーダ1のエンコード処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図4】エンコーダ1から出力される符号を復号するデ
コーダ41の構成例を説明するブロック図である。
【図5】図4の補間回路51の構成例を説明するブロッ
ク図である。
【図6】デコーダ41のデコード処理を説明するフロー
チャートである。
【図7】従来のRCA方式の符号化を説明する図である。
【符号の説明】
1 エンコーダ, 2 入力端子, 3,4 ライン遅
延回路, 5乃至10サンプル遅延回路, 11 平均
化回路, 12 減算器, 13 絶対値回路, 14
判定回路, 15 ゲート, 16 平均化回路,
17 減算器, 18 絶対値回路, 19 判定回
路, 20 ゲート, 21乃至24平均化回路, 2
5 セレクタ, 26乃至31 出力端子, 41 デ
コーダ, 42 入力端子, 43乃至44 ライン遅
延回路, 45乃至50 サンプル遅延回路, 51乃
至54 補間回路, 55乃至58 平均化回路, 5
9 セレクタ, 60,61 パラレル・シリアル変換
回路, 62 ライン遅延回路, 63 セレクタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サブサンプリングにより原画像を符号化
    する画像符号化装置において、 前記原画像を3×3画素のブロックに分割し、前記ブロ
    ックの画素を4種類に分類する分類手段と、 前記分類手段で分類された第1の種類の画素の画素値を
    そのまま出力する第1の出力手段と、 前記分類手段で分類された第2の種類の画素の補間値
    を、その左右に隣接する前記第1の種類の画素の画素値
    を用いて演算する水平補間値演算手段と、 前記第2の種類の画素の画素値と、前記水平補間値演算
    手段が演算した補間値との差分の絶対値を所定の閾値と
    比較する水平補間値比較手段と、 前記水平補間値比較手段の比較結果に対応して前記第2
    の種類の画素のコントロールビットを生成する第1の生
    成手段と、 前記分類手段で分類された第3の種類の画素の補間値
    を、その上下に隣接する前記第1の種類の画素の画素値
    を用いて演算する垂直補間値演算手段と、 前記第3の種類の画素の画素値と、前記垂直補間値演算
    手段が演算した補間値との差分の絶対値を所定の閾値と
    比較する垂直補間値比較手段と、 前記垂直補間値比較手段の比較結果に対応して前記第3
    の種類の画素のコントロールビットを生成する第2の生
    成手段と、 前記分類手段で分類された第4の種類の画素の4種類の
    補間値を演算する演算手段と、 前記演算手段が演算した4種類の補間値のうちの前記第
    4の種類の画素の画素値に最も近いものを選択する選択
    手段と、 前記選択手段の選択結果に対応して前記第4の種類の画
    素の方向ビットを生成する第3の生成手段とを備えるこ
    とを特徴とする画像符号化装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の生成手段が生成したコントロ
    ールビットに対応して前記第2の種類の画素の画素値を
    出力する第2の出力手段と、 前記第2の生成手段が生成したコントロールビットに対
    応して前記第3の種類の画素の画素値を出力する第3の
    出力手段とをさらに備えることを特徴とする請求項1に
    記載の画像符号化装置。
  3. 【請求項3】 サブサンプリングにより原画像を符号化
    する画像符号化方法において、 前記原画像を3×3画素のブロックに分割し、前記ブロ
    ックの画素を4種類に分類する分類ステップと、 前記分類ステップで分類された第1の種類の画素の画素
    値をそのまま出力する第1の出力ステップと、 前記分類ステップで分類された第2の種類の画素の補間
    値を、その左右に隣接する前記第1の種類の画素の画素
    値を用いて演算する水平補間値演算ステップと、 前記第2の種類の画素の画素値と、前記水平補間値演算
    ステップで演算した補間値との差分の絶対値を所定の閾
    値と比較する水平補間値比較ステップと、 前記水平補間値比較ステップの比較結果に対応して前記
    第2の種類の画素のコントロールビットを生成する第1
    の生成ステップと、 前記分類ステップで分類された第3の種類の画素の補間
    値を、その上下に隣接する前記第1の種類の画素の画素
    値を用いて演算する垂直補間値演算ステップと、 前記第3の種類の画素の画素値と、前記垂直補間値演算
    ステップで演算した補間値との差分の絶対値を所定の閾
    値と比較する垂直補間値比較ステップと、 前記垂直補間値比較ステップの比較結果に対応して前記
    第3の種類の画素のコントロールビットを生成する第2
    の生成ステップと、 前記分類ステップで分類された第4の種類の画素の4種
    類の補間値を演算する演算ステップと、 前記演算ステップで演算した4種類の補間値のうちの前
    記第4の種類の画素の画素値に最も近いものを選択する
    選択ステップと、 前記選択ステップの選択結果に対応して前記第4の種類
    の画素の方向ビットを生成する第3の生成ステップとを
    含むことを特徴とする画像符号化方法。
  4. 【請求項4】 サブサンプリングにより原画像を符号化
    する画像符号化装置に、 前記原画像を3×3画素のブロックに分割し、前記ブロ
    ックの画素を4種類に分類する分類ステップと、 前記分類ステップで分類された第1の種類の画素の画素
    値をそのまま出力する第1の出力ステップと、 前記分類ステップで分類された第2の種類の画素の補間
    値を、その左右に隣接する前記第1の種類の画素の画素
    値を用いて演算する水平補間値演算ステップと、 前記第2の種類の画素の画素値と、前記水平補間値演算
    ステップで演算した補間値との差分の絶対値を所定の閾
    値と比較する水平補間値比較ステップと、 前記水平補間値比較ステップの比較結果に対応して前記
    第2の種類の画素のコントロールビットを生成する第1
    の生成ステップと、 前記分類ステップで分類された第3の種類の画素の補間
    値を、その上下に隣接する前記第1の種類の画素の画素
    値を用いて演算する垂直補間値演算ステップと、 前記第3の種類の画素の画素値と、前記垂直補間値演算
    ステップで演算した補間値との差分の絶対値を所定の閾
    値と比較する垂直補間値比較ステップと、 前記垂直補間値比較ステップの比較結果に対応して前記
    第3の種類の画素のコントロールビットを生成する第2
    の生成ステップと、 前記分類ステップで分類された第4の種類の画素の4種
    類の補間値を演算する演算ステップと、 前記演算ステップで演算した4種類の補間値のうちの前
    記第4の種類の画素の画素値に最も近いものを選択する
    選択ステップと、 前記選択ステップの選択結果に対応して前記第4の種類
    の画素の方向ビットを生成する第3の生成ステップとを
    含む処理を実行させるコンピュータが読み取り可能なプ
    ログラムを提供することを特徴とする提供媒体。
  5. 【請求項5】 4種類に分類されている符号から原画像
    を復号する画像復号装置において、 前記符号を4種類に分類する分類手段と、 前記分類手段で分類された第1の符号をそのまま出力す
    る第1の出力手段と、 前記分類手段で分類された第2の種類の符号からコント
    ロールビットを抽出し、前記コントロールビットに基づ
    いて前記第2の種類の符号に対応する画素の真値、また
    は補間値を出力する第2の出力手段と、 前記分類手段で分類された第3の種類の符号からコント
    ロールビットを抽出し、前記コントロールビットに基づ
    いて前記第3の種類の符号に対応する画素の真値、また
    は補間値を出力する第3の出力手段と、 前記分類手段で分類された第4の種類の符号に対応する
    画素の4種類の補間値を演算する演算手段と、 前記演算手段が演算した4種類の補間値のうちの前記第
    4の種類の符号に対応するものを選択する選択手段とを
    備えることを特徴とする画像復号装置。
  6. 【請求項6】 4種類に分類されている符号から原画像
    を復号する画像復号方法において、 前記符号を4種類に分類する分類ステップと、 前記分類ステップで分類された第1の種類の符号をその
    まま出力する第1の出力ステップと、 前記分類ステップで分類された第2の種類の符号からコ
    ントロールビットを抽出し、前記コントロールビットに
    基づいて前記第2の種類の符号に対応する画素の真値、
    または補間値を出力する第2の出力ステップと、 前記分類ステップで分類された第3の種類の符号からコ
    ントロールビットを抽出し、前記コントロールビットに
    基づいて前記第3の種類の符号に対応する画素の真値、
    または補間値を出力する第3の出力ステップと、 前記分類ステップで分類された第4の種類の符号に対応
    する画素の4種類の補間値を演算する演算ステップと、 前記演算ステップが演算した4種類の補間値のうちの前
    記第4の種類の符号に対応するものを選択する選択ステ
    ップとを含むことを特徴とする画像復号方法。
  7. 【請求項7】 4種類に分類されている符号から原画像
    を復号する画像復号装置に、 前記符号を4種類に分類する分類ステップと、 前記分類ステップで分類された第1の種類の符号をその
    まま出力する第1の出力ステップと、 前記分類ステップで分類された第2の種類の符号からコ
    ントロールビットを抽出し、前記コントロールビットに
    基づいて前記第2の種類の符号に対応する画素の真値、
    または補間値を出力する第2の出力ステップと、 前記分類ステップで分類された第3の種類の符号からコ
    ントロールビットを抽出し、前記コントロールビットに
    基づいて前記第3の種類の符号に対応する画素の真値、
    または補間値を出力する第3の出力ステップと、 前記分類ステップで分類された第4の種類の符号に対応
    する画素の4種類の補間値を演算する演算ステップと、 前記演算ステップが演算した4種類の補間値のうちの前
    記第4の種類の符号に対応するものを選択する選択ステ
    ップとを含む処理を実行させるコンピュータが読み取り
    可能なプログラムを提供することを特徴とする提供媒
    体。
JP31564598A 1998-11-06 1998-11-06 画像符号化装置および方法、画像復号装置および方法、並びに記録媒体 Expired - Fee Related JP4143880B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31564598A JP4143880B2 (ja) 1998-11-06 1998-11-06 画像符号化装置および方法、画像復号装置および方法、並びに記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31564598A JP4143880B2 (ja) 1998-11-06 1998-11-06 画像符号化装置および方法、画像復号装置および方法、並びに記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000152226A true JP2000152226A (ja) 2000-05-30
JP4143880B2 JP4143880B2 (ja) 2008-09-03

Family

ID=18067868

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31564598A Expired - Fee Related JP4143880B2 (ja) 1998-11-06 1998-11-06 画像符号化装置および方法、画像復号装置および方法、並びに記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4143880B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100679027B1 (ko) 2005-01-19 2007-02-05 삼성전자주식회사 Dc 성분의 손실 없이 영상을 코딩하는 방법 및 장치
JP2012510737A (ja) * 2008-12-02 2012-05-10 センシオ テクノロジーズ インコーポレイテッド デジタル画像ストリームのフレームの符号化と復号化の方法およびシステム
JP2012533226A (ja) * 2009-07-09 2012-12-20 クゥアルコム・インコーポレイテッド 輝度と彩度値のサブサンプリングを伴う画像データ圧縮
CN106710514A (zh) * 2015-07-24 2017-05-24 西安诺瓦电子科技有限公司 可编程逻辑器件、接收卡和led显示屏控制***

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100679027B1 (ko) 2005-01-19 2007-02-05 삼성전자주식회사 Dc 성분의 손실 없이 영상을 코딩하는 방법 및 장치
JP2012510737A (ja) * 2008-12-02 2012-05-10 センシオ テクノロジーズ インコーポレイテッド デジタル画像ストリームのフレームの符号化と復号化の方法およびシステム
JP2012533226A (ja) * 2009-07-09 2012-12-20 クゥアルコム・インコーポレイテッド 輝度と彩度値のサブサンプリングを伴う画像データ圧縮
US8761531B2 (en) 2009-07-09 2014-06-24 Qualcomm Incorporated Image data compression involving sub-sampling of luma and chroma values
CN106710514A (zh) * 2015-07-24 2017-05-24 西安诺瓦电子科技有限公司 可编程逻辑器件、接收卡和led显示屏控制***
CN106710514B (zh) * 2015-07-24 2018-10-26 西安诺瓦电子科技有限公司 可编程逻辑器件、接收卡和led显示屏控制***

Also Published As

Publication number Publication date
JP4143880B2 (ja) 2008-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1442603B1 (en) Spatial scalable compression scheme using spatial sharpness enhancement techniques
KR900008823B1 (ko) 서브나이퀴스트부호화장치 및 복호화장치
JP4049280B2 (ja) グレースケール形状情報符号化/復号化装置及び方法
JPH02177766A (ja) 2値画像の階層的符号化方式
JPS58215186A (ja) ビデオ像データ処理方法
US4792851A (en) Method and apparatus for coding motion image signal
JPH1155664A (ja) 二値形状信号符号化装置
JP2003528475A (ja) ビデオシーケンス内の冗長画像を検出するシステム
JP3864444B2 (ja) 画像信号処理装置および方法
US6263115B1 (en) Method and apparatus for encoding a binary shape signal
JP2000152226A (ja) 画像符号化装置および方法、画像復号装置および方法、並びに提供媒体
JP2001285881A (ja) ディジタル情報変換装置および方法、並びに画像情報変換装置および方法
JP3175914B2 (ja) 画像符号化方法および画像符号化装置
JP3890638B2 (ja) 画像情報変換装置および方法
JP4321468B2 (ja) 動画像符号化装置及び動画像復号化装置
JPH09326024A (ja) 画像符号及び復号化方法とその装置
JP2007151062A (ja) 画像符号化装置、画像復号装置及び画像処理システム
WO2000018133A1 (en) Encoding device and method, and decoding device and method
GB2366679A (en) Processing data having multiple components
JPS63256080A (ja) ブロツク符号化の復号装置
JP4552263B2 (ja) ディジタル信号処理装置および方法、並びにディジタル画像信号処理装置および方法
JP2001285882A (ja) ノイズ低減装置および方法
JP4552264B2 (ja) エラー修整装置および方法
JPS634784A (ja) 高能率符号化装置
JPH02274081A (ja) 画像符号化方法および装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050805

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080304

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080522

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080604

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130627

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees