JP2000150997A - 光増幅装置とこれを用いた破断点検出機能を備えた光伝送装置および双方向光伝送装置 - Google Patents

光増幅装置とこれを用いた破断点検出機能を備えた光伝送装置および双方向光伝送装置

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JP2000150997A
JP2000150997A JP32391398A JP32391398A JP2000150997A JP 2000150997 A JP2000150997 A JP 2000150997A JP 32391398 A JP32391398 A JP 32391398A JP 32391398 A JP32391398 A JP 32391398A JP 2000150997 A JP2000150997 A JP 2000150997A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 OTDRによる伝送路の状態検査のように逆
方向に光を信号させたい場合や、双方向光伝送に適用可
能な光増幅装置を実現する。 【解決手段】 入力ポートから入力された第1の信号光
を光増幅して増幅信号光を出力ポートから出力する光増
幅器と4ポート光サーキュレータとを備えている。光サ
ーキュレータは第1〜第4のポートを有し、各ポートか
ら入力された光は順次次のポートへその光を出力するも
のであり、第2のポートに上記光増幅器の入力ポートが
接続され第3のポートに出力ポートが接続されている。
破断点検出機能を備えた光伝送装置は、上記光増幅装置
と光送信器に加え、同じ方向に光パルスを出力する光パ
ルス試験器を備えている。双方向光伝送装置は、上記光
増幅装置と双方向に伝送する第1、第2の信号光をそれ
ぞれ送受信する第1の光送信器と第1の光受信器、第2
の光送信器と第2の光受信器とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、双方向に光伝送が
可能な光増幅装置と、これを用いた破断点検出機能を備
えた光伝送装置および双方向光伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバを増幅媒体とする光増幅器に
おいては、光増幅器内部、及び伝送路中に存在する反射
点による戻り光の影響を受けやすく、このような戻り光
があると光増幅の動作が不安定になる、あるいは最悪の
場合、発振してしまうという問題がある。そこで、一般
的には、この反射点からの反射戻り光を抑圧する目的
で、相反作用を有する光アイソレータが、光ファイバ増
幅器の入出力部に配置されている。
【0003】ところが、光アイソレータが配置される
と、その相反作用により光ファイバ増幅器は方向性を有
し、逆方向の信号光を遮断してしまう。すなわち、本来
の伝搬方向に進行する信号光に対しては、光増幅作用が
働き光伝送を行うことができるが、逆方向に進行する信
号光に対しては、光増幅器において信号光が遮断されて
しまうことから、双方向光伝送を行うことができない。
あるいは、複数の光サーキュレータの組み合わせにより
構成するなど構成が複雑になるという問題がある。 ま
た、単方向光伝送においても、例えば、光パルス試験器
を用いた光ファイバ伝送路の状態の検査等ができないこ
とになる。つまり、光ファイバ伝送路の伝送路損失を測
定したり、光ファイバ伝送路の保守のために破断点を検
出する場合、送信端より光パルスを入射し、その戻り光
の受光レベルを時間の経過とともに監視することによ
り、光ファイバ伝送路の伝送路損失や破断点の有無およ
び破断点までの距離を検出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、光ファイバ伝送路に光アイソレータが内蔵さ
れた光増幅器が配置されている場合、光アイソレータに
よって戻り光が遮断されてしまうため、光増幅器以降の
伝送路の破断点検出が不可能となるという問題点が生じ
る。
【0005】また、光増幅器を含む光通信システムにお
いては、光増幅部内部の光アイソレータによって、上り
信号が遮断されてしまうため、双方向光伝送システムを
実現することができない。
【0006】本発明の光増幅装置は、本来の伝送方向に
信号光があるのみならず、OTDRによる伝送路の状態
検査のように逆方向に光を信号させたい場合や、双方向
光伝送に適用可能な光増幅装置を実現することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の光増幅装置は、
入力ポートから入力された第1の信号光を光増幅して増
幅信号光を出力ポートから出力する光増幅器と、4ポー
ト光サーキュレータとを備えていることを特徴としてい
る。ここで、光サーキュレータは、第1乃至第4のポー
トを有し、各ポートから入力された光は、順次次のポー
トへその光を出力するものであり、第2のポートに上記
光増幅器の入力ポートが接続され第3のポートに出力ポ
ートが接続されていることを特徴としている。
【0008】また、本発明の光増幅装置は、さらに、光
増幅器の前段に配置される第1の光アイソレータと、光
増幅器の後段に配置される第2の光アイソレータとを備
えていることを特徴としている。
【0009】本発明の光増幅装置はまた、入力ポートか
ら入力された第1の信号光を光増幅して増幅信号光を出
力ポートから出力する光増幅器と、それぞれ光の入出力
が行われる少なくとも4つのポートを備えそれぞれある
1のポートから入力された光があらかじめ定められた前
記1のポート以外の他のポートから出力される光サーキ
ュレータとを備え、4つのポートのうちの第2のポート
に入力ポートが接続され、第3のポートに前記出力ポー
トが接続され、第2のポートに光を出力する第1のポー
トに第1の信号光が入力されるとともに、第3のポート
に入力された光が出力される第4のポートに第2の信号
光が入力され、この第2の信号光が第1のポートから出
力されることを特徴としている。
【0010】本発明の破断点検出機能を備えた光伝送装
置は、上記光増幅装置と、第1の信号光を送出する第1
の光送信器と、第1の信号光と同じ方向に光パルスを出
力する光パルス試験器とを備えていることを特徴として
いる。ここで、光パルス試験器は、光パルスを出力する
光パルス光源と、第1の信号光と光パルスを結合する光
カプラと、光パルスによる戻り光を受光する受光器とを
備えていることを特徴としている。
【0011】本発明の双方向光伝送装置は、上記光増幅
装置と、第1の信号光を送出する第1の光送信器と、第
2の信号光を送出する第2の光送信器と、光増幅装置か
ら出力される増幅信号光を受信する第1の光受信器と、
第2の信号光を受信する第2の光受信器とを備えている
ことを特徴としている。また、上記構成において、さら
に、第1の信号光と第2の信号光をそれぞれ光増幅する
双方向光増幅中継器を備えていることを特徴としてい
る。
【0012】本発明の光増幅装置は、光増幅器の入出力
側を単一の4ポート光サーキュレータに接続する構成を
採用している。このような構成により、本来の伝送方向
に進行すべき信号光は、光サーキュレータを介して光増
幅器に入力されるよう迂回されることになる。一方、逆
方向に信号する光は、光サーキュレータにおいて光増幅
器ほ方へ迂回することなく、短絡してそのまま光ファイ
バ伝送路に出力されることになる。
【0013】従って、例えば光パルス試験器により光フ
ァイバ伝送路の破断点の検出等を行う場合には、光パル
スが送信される往路においては光増幅器を通過する。一
方、戻り光は短絡して光増幅器を経ることなく光パルス
試験器に戻ってきて受光器により受光されるので、通常
の光ファイバ伝送路の破断点検出と同様の試験が可能と
なる。また、双方向光伝送システムにおいても、例えば
下り信号光に対しては光増幅器を通過させて光増幅させ
るようにすることができるが、この場合においても上り
信号光は、光増幅器を通過しないので、遮断されること
なく光伝送が可能になる。上記の構成の場合、上り信号
光に対しては光増幅することができないが、下りの回線
と上りの回線が伝送容量において非対象であり、下り回
線に対してのみ光増幅が必要な場合には有効である。さ
らに、双方向に光増幅が可能な光増幅中継器と本発明の
光増幅装置とを組み合わせることで、上下回線それぞれ
に対して必要な分だけ光増幅させることもできる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の光増幅装置につい
て、図面を参照して以下に詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明の光増幅装置の一実施例の
構成を示す構成図である。本発明の光増幅装置は、4ポ
ート光サーキュレータ3と光増幅器2により構成されて
いる。ここで用いられている光サーキュレータは、ポー
ト31〜34の4ポートを有しており、ポート31から
入力された光はポート32に、ポート33から入力され
た光はポート34に、そしてポート34から入力された
光はポート31にそれぞれ出力される。なお、ポート3
2から入力された光がポート33に出力されるように
し、光サーキュレータを完全循環型としてもよいが、本
発明では後述するようにポート32とポート33に間に
光増幅器2を配置する構成であるので、必ずしも完全循
環型の光サーキュレータを用いる必要はない。
【0016】上記構成において、光サーキュレータ3の
ポート32には光増幅器2の入力ポート21が接続され
ている。また、光サーキュレータ3のポート33には光
増幅器2の出力ポート22が接続されている。光増幅器
2は増幅部25を備えており、入力ポート21の側から
入力された信号光は、増幅部25により光増幅されて出
力ポート22より出力される。本実施例では、戻り光に
よる影響を排除するために、増幅部25の前後段には矢
印の向きにのみ光を通過させる光アイソレータ23、2
4がそれぞれ配置されている。従って、ポート33側か
ら光が入力されたとしてもポート32側に出力されるこ
とはない。いま、光サーキュレータ3のポート31から
波長λ1の信号光(これを「下り信号光」とする。)が
入力されると、この下り信号光は光サーキュレータ32
へ出力され、光増幅器2により光増幅される。この増幅
された下り信号光は、光サーキュレータのポート33へ
入力され、ポート34から伝送路へ出力される。一方、
光サーキュレータのポート34に接続されている伝送路
から入力された信号光(これを「上り信号光」とす
る。)は光サーキュレータ3のポート31から出力され
るので、光増幅器2を経由することはない。従って、光
アイソレータ23、24によって阻止されることもない
し、また光増幅動作に影響を与えることもない。
【0017】次に、本発明の光増幅措置を用いた破断点
検出機能を備えた光伝送装置について説明する。
【0018】図2は、本発明の光増幅装置を用いた破断
点検出機能を備えた光伝送装置の全体構成を示す図であ
る。図中光増幅装置1と記載されている部分は、図1に
示されるものと同じであるのでその説明は省略する。
【0019】光増幅装置1にある光サーキュレータ3の
ポート31側には、光ファイバ伝送路11を介して光送
信器51に接続されている。また、光送信器側には光パ
ルス試験器(以下「OTDR」(Optical Ti
me Domain Reflectometer)と
いう。)61も配置されている。なお、光送信器51と
OTDR61とは光結合器によって接続してもよいが、
OTDRの光パルスの波長を通常の光伝送における波長
と異なるようにするのであれば、光合波器であってもよ
い。
【0020】一方、光サーキュレータ3のポート34に
は、光ファイバ伝送路12が接続されている。なお、そ
の先に配置される光中継装置、あるいは、光端局にある
光受信器については図示を省略している。
【0021】次に、上記構成における破断点検出の動作
について説明する。
【0022】通常は、光送信器51側から出力される信
号光が光ファイバ伝送路11に入力され、すでに説明し
たように、光増幅器2へ迂回経路をとることにより光増
幅され、光ファイバ伝送路12への送出される。
【0023】OTDRにより光ファイバ伝送路11、1
2あるいはその途中にある光中継装置等の状態を検査し
た場合には、OTDR61の側から光パルスが出力され
る。ここから出力された光パルスは、光ファイバ伝送路
11においては、通常の試験と同様に後方散乱光あるい
は反射点におけるフレネル反射光を受光し(光受光器は
図示省略)光パルスの出射からの時間と戻り光のレベル
により状態を検出する。
【0024】さらに、光サーキュレータ3に入力された
光パルスは、光伝送と同様に光増幅器2を経由して光フ
ァイバ伝送路12へ出力される。光サーキュレータ3よ
り遠方にある光ファイバ伝送路12からの戻り光は、光
増幅器2を経由することなく、光サーキュレータ3のポ
ート34からポート31へと短絡経路を介して光ファイ
バ伝送路11を経てOTDR61の光受信器に受光され
る。上記と同様、光パルスの出射からの時間と受光レベ
ルから伝送路の状態が検出される。図示したように、光
ファイバ伝送路12に破断点がある場合には、この点に
おいて生じたフレネル反射光を検出することにより、破
断点の有無とその位置を検出することができる。
【0025】本発明の光伝送装置では、光増幅装置が伝
送路の途中に配置されている場合であっても、光パルス
の往路と復路が異なるようにし戻り光が光増幅器を経な
いようにしているので、伝送路の状態の検査や破断点検
出にOTDRを用いることができる。
【0026】本発明の上記一実施例の動作を破断点検出
に適用した例を用いてもう少し具体的に説明する。
【0027】図2において、送信器51から出力された
1.55μm帯の光信号は、光ファイバ伝送路11を通
り光増幅器1に入射される。入射された光はサーキュレ
ータ3のポート31を通りポート32に入射され、光増
幅器2で増幅されてサーキュレータ3のポート33に入
射される。サーキュレータ3のポート33に入射した光
信号はポート34から光ファイバ伝送路12に出力さ
れ、光受信器で受信される。
【0028】この光通信システムの光伝送路の破断点検
出を行う場合、OTDR61から出射された例えば1.
51μmの破断点検出用の信号光は、光ファイバ伝送路
11を通って光増幅装置1に入力される。その後、上述
のように光サーキュレータ3のポート31から入力され
光増幅器2を通過して、光サーキュレータ3のポート3
4から光ファイバ伝送路12へ出力される。
【0029】光ファイバ伝送路12に破断点があった場
合、破断点で反射が生じ戻り光が、光サーキュレータ3
のポート34へ入力され、光サーキュレータ3のポート
31に出力される。この戻り光はOTDR61で検出さ
れ、破断点の有無、破断点までの距離が検出される。本
実施例では、光送信器51からの光信号の波長を1.5
5μm帯、OTDR61からの光信号の波長を1.51
μm帯としているが、どちらも光増幅器2、光サーキュ
レータ3を通過するいかなる波長であっても構わない。
また同一の波長であっても構わない。
【0030】本発明の光伝送装置により、伝送路中に光
アイソレータが内蔵された光増幅器が挿入されている場
合でも、伝送路の破断点検出が可能となり保守性を向上
させることができる。
【0031】次に、本発明の光増幅装置を用いた双方向
光伝送装置について、図3、図4を参照して説明する。
【0032】図3は、本発明の光増幅装置を用いた双方
向光伝送装置の一実施例の全体構成を示す図であり、図
4は、本発明の光増幅装置を用いた双方向光伝送装置の
他の実施例の全体構成を示す図である。
【0033】図3に示される本発明の双方向光伝送装置
は、光送信器51と光受信器42を備えた光端局7と、
光送信器52と光受信器41を備えた光端局7の間に、
すでに説明した本発明の光増幅装置が光中継装置として
配置された構成を備えている。
【0034】伝送路中に本発明の光増幅装置を配置する
ことで、光送信器51から送出された下り信号光は、光
ファイバ伝送路11を経て光増幅装置1にある光増幅器
2により光増幅され、光ファイバ伝送路12を経て光受
信器41で受信される。一方、光送信器52側から送信
された上り信号光は、光ファイバ伝送路12を経て光増
幅装置1に達する。そのとき、上り信号光は下り信号光
とは異なり光サーキュレータ3からそのまま光ファイバ
伝送路11を経て光り受信器42で受信される。
【0035】本実施例の双方向光伝送装置として、例え
ば光通信システムでは、下り信号光に波長1.55μm
帯の光を使用し、上り信号光に波長1.51μm帯の光
を使用する。光送信器51から出力された1.55μm
帯の信号光は、光ファイバ伝送路11を経て光増幅器1
に入力される。入力された下り信号光は、サーキュレー
タ3のポート31を通りポート32に入力され、光増幅
器2で増幅されてサーキュレータ3のポート33に入力
される。サーキュレータ3のポート33に入力された増
幅された下り信号光はポート34から光ファイバ伝送路
12に出力され、光受信器41で受信される。一方、光
送信器52から出力された1.51μm帯の上り信号光
は、光サーキュレータ3のポート34へ入力され、光サ
ーキュレータ3のポート31に出力され、光受信器42
で受信される。
【0036】本実施例では、下り信号として送信器51
からの光信号の波長を1.55μm帯、上り信号光とし
て送信器52からの光信号の波長を1.51μm帯とし
ているが、下り信号光は光増幅器2、光サーキュレータ
3を通過するいかなる波長であっても構わない。また、
上り信号光も光サーキュレータ3を通過するいかなる波
長であっても構わない。さらに上り、下り信号光は同一
の波長であっても構わない。
【0037】光中継装置に本発明の光増幅装置を用いる
ことによって、光増幅器を光中継装置に配置する場合に
も双方向光伝送を行うことができる。特に、一方の信号
光、例えば下り信号光のみを中継増幅したい場合には有
効である。
【0038】図4に示される双方向光伝送装置は、本発
明の光増幅装置と双方向光増幅装置とを適宜組み合わせ
て構成した例である。本実施例では、両光端局7の間に
本発明の光増幅装置1が二つ、そして双方向光増幅装置
8が一つ配置される構成である。従って、本実施例で
は、光ファイバ伝送路で下り信号光は計3回、これに対
して上り信号光は1回だけ光増幅されることになる。な
お、光増幅装置1の構成は、すでに説明した本発明の光
増幅装置の構成と同じである。一方、双方向光増幅装置
8は、構成は複雑になるが2個の3ポート光サーキュレ
ータ9を用いて構成されている。
【0039】このように構成することにより、下り信号
光と上り信号光とで、光増幅したい利得が相違する場合
であっても、光中継装置において各信号光に対して求め
られる利得だけ光増幅して光伝送をすることができるよ
うになる。
【0040】いうまでもなく、上記配置はこれに限られ
るものでなく、各信号光に必要な利得から算出して必要
な個所に適宜使い分けて光増幅装置を配置すればよい。
さらに、本発明の光増幅装置を任意の数n個分直列に接
続したり、あるいは上り/下り交互に入れ替えて配置し
て双方向光伝送システムを構築することもできる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光増幅装
置は、光サーキュレータを用いて光増幅を行う信号光に
対してのみ光増幅器を通過するようにし、逆方向に進行
する光に対しては光増幅器を経由しないようにしている
ので、双方向に信号光あるいは光が伝送される場合であ
っても光増幅器を伝送路中に配置することができる。
【0042】また、本発明の破断点検出機能を備えた光
伝送装置により、伝送路中に光アイソレータが内蔵され
た光増幅器が挿入されている場合でも、伝送路の破断点
検出が可能となり保守性を向上させることができる。
【0043】さらに、光中継装置に本発明の光増幅装置
を用いることによって、光増幅器を光中継装置に配置す
る場合にも双方向光伝送を行うことができる。特に、一
方の信号光、例えば下り信号光のみを中継増幅したい場
合には有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光増幅装置の一実施例の構成を示す図
である。
【図2】本発明の光増幅装置を用いた破断点検出機能を
備えた光伝送装置の全体構成を示す図である。
【図3】本発明の光増幅装置を用いた双方向光伝送装置
の一実施例の全体構成を示す図である。
【図4】本発明の光増幅装置を用いた双方向光伝送装置
の他の実施例の全体構成を示す図である。
【符号の説明】
1 光増幅装置 11 光ファイバ伝送路 12 光ファイバ伝送路 2 光増幅器 21 入力ポート 22 出力ポート 23 光アイソレータ 24 光アイソレータ 25 光増幅器 3 光サーキュレータ 31 第1のポート 32 第2のポート 33 第3のポート 34 第4のポート 41 光受信器 42 光受信器 51 光送信器 52 光送信器 6 光パルス試験器(OTDR) 7 光端局 8 双方向光増幅中継装置 9 3ポート光サーキュレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/17 H04B 9/00 J 10/16 Fターム(参考) 5F072 AB07 AK06 HH02 KK30 SS06 YY17 5K002 AA01 AA03 AA06 BA02 BA21 CA13 DA04 EA07 FA01 5K042 AA01 BA10 CA10 CA11 CA12 CA15 CA16 CA23 DA35 EA04 EA09 FA13 FA21 FA25 LA12 LA15

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力ポートから入力された第1の信号光
    を光増幅して増幅信号光を出力ポートから出力する光増
    幅器と、 第1のポートと第2のポートと第3のポートと第4のポ
    ートとを有し、 前記第1のポートから入力された光を前記第2のポート
    に出力し、 前記第3のポートから入力された光を前記第4のポート
    に出力し、 前記第4のポートから入力された光を前記第1のポート
    に出力する光サーキュレータとを備え、 前記第2のポートに前記入力ポートが接続され、前記第
    3のポートに出力ポートが接続されていることを特徴と
    する光増幅装置。
  2. 【請求項2】 前記光増幅装置は、さらに、 前記光増幅器の前段に配置される第1の光アイソレータ
    と、 前記光増幅器の後段に配置される第2の光アイソレータ
    とを備えていることを特徴とする請求項1記載の光増幅
    装置。
  3. 【請求項3】 入力ポートから入力された第1の信号光
    を光増幅して増幅信号光を出力ポートから出力する光増
    幅器と、 それぞれ光の入出力が行われる少なくとも4つのポート
    を備え、それぞれある1のポートから入力された光があ
    らかじめ定められた前記1のポート以外の他のポートか
    ら出力される光サーキュレータとを備え、 前記4つのポートのうちの第2のポートに前記入力ポー
    トが接続され、前記第3のポートに前記出力ポートが接
    続され、 前記第2のポートに光を出力する第1のポートに第1の
    信号光が入力されるとともに、 前記第3のポートに入力された光が出力される第4のポ
    ートに第2の信号光が入力され、該第2の信号光が前記
    第1のポートから出力されることを特徴とする光増幅装
    置。
  4. 【請求項4】 前記光増幅装置は、さらに、 前記光増幅器の前段に配置される第1の光アイソレータ
    と、 前記光増幅器の後段に配置される第2の光アイソレータ
    とを備えていることを特徴とする請求項3記載の光増幅
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4記載の光増幅装
    置と、 前記第1の信号光を送出する第1の光送信器と、 前記第1の信号光と同じ方向に光パルスを出力する光パ
    ルス試験器とを備えていることを特徴とする破断点検出
    機能を備えた光伝送装置。
  6. 【請求項6】 前記光パルス試験器は、 前記光パルスを出力する光パルス光源と、 前記第1の信号光と前記光パルスを結合する光カプラ
    と、 前記光パルスによる戻り光を受光する受光器とを備えて
    いることを特徴とする請求項5記載の破断点検出機能を
    備えた光伝送装置。
  7. 【請求項7】 請求項3または請求項4記載の光増幅装
    置と、 前記第1の信号光を送出する第1の光送信器と、 前記第2の信号光を送出する第2の光送信器と、 前記光増幅装置から出力される前記増幅信号光を受信す
    る第1の光受信器と、 前記第2の信号光を受信する第2の光受信器とを備えて
    いることを特徴とする双方向光伝送装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の双方向光伝送装置であっ
    て、さらに、 前記第1の信号光と前記第2の信号光をそれぞれ光増幅
    する双方向光増幅中継器を備えていることを特徴とする
    双方向光伝送装置。
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