JP2000148756A - 対訳文誤り検出装置 - Google Patents

対訳文誤り検出装置

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JP2000148756A
JP2000148756A JP10321782A JP32178298A JP2000148756A JP 2000148756 A JP2000148756 A JP 2000148756A JP 10321782 A JP10321782 A JP 10321782A JP 32178298 A JP32178298 A JP 32178298A JP 2000148756 A JP2000148756 A JP 2000148756A
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JP10321782A
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Yukako Otani
友佳子 大谷
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原文とその原文の翻訳文とから翻訳文の誤り
率を計算し、翻訳文の修正の作業効率を向上させる。 【解決手段】 原文と翻訳文とを入力する文入力部と、
前記原文からの原文情報の抽出と前記翻訳文からの翻訳
文情報の抽出とを行なう情報抽出部と、前記原文情報と
前記翻訳文情報とを比較する比較部と、前記比較部にお
ける比較結果をもとに前記翻訳文の誤り率を計算する誤
り率計算部と、誤り率の高い前記翻訳文の対訳文を利用
者に伝える報知部とを備え、原文とその原文の翻訳文の
対応付けを行ない、その対訳文を比較して誤り率を算出
し、対訳文の誤りの程度を明示的に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文書修正箇所検索
の作業効率の向上と、翻訳文の品質向上をはかる対訳文
誤り検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、機械翻訳システムを利用し第1の
言語を第2の言語へ翻訳する場合、品質の高い翻訳文を
得るために、前記システムが扱いやすい形に第1の言語
の文を書き換える前編集や、熟練者が翻訳文をその言語
らしい言い回しに置き換えるリライト等が行なわれてい
る。
【0003】しかし、上述の前編集やリライトを機械的
に効率良く行なう手法は確立しておらず、その作業には
熟練者の知識、経験と多大な時間を要する。
【0004】また、第1の言語を第2の言語へ翻訳する
場合、訳抜けや訳語の不統一、誤訳などの問題があり、
特に、翻訳者が複数人の場合に著しい。
【0005】このため、熟練者が改めて訳文をチェック
したり、最後に翻訳文を集め、訳語の統一をはかったり
しなければならないため、これらの作業にも熟練者の知
識、経験と多大な時間が必要となる。
【0006】特開平5−298360号公報記載の「翻
訳文評価方法、翻訳文評価装置、翻訳文評価機能付き機
械翻訳システムおよび機械翻訳システム評価装置」で
は、第1の言語の原文と、前記原文に対する第2の言語
の第1の翻訳文と、前記原文に対する第2の言語の第2
の翻訳文とを用意し、第1の翻訳文と第2の翻訳文の一
致度を算出し、機械翻訳文の評価を行なっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
「翻訳文評価方法、翻訳文評価装置、翻訳文評価機能付
き機械翻訳システムおよび機械翻訳システム評価装置」
は、翻訳文の評価を行なうことを目的としており、上記
装置では、翻訳文の誤りを修正する際の作業効率の向上
や、翻訳文の品質の向上を図ることはできない。
【0008】また、上記装置を利用するには、第2の言
語の翻訳文が2つ以上必要であり、さらにより正確な評
価を行なうには、第2の翻訳文として熟練者が翻訳した
文、あるいは翻訳文を熟練者が編集した文を用意する必
要がある。
【0009】つまり、上記システムは理想的な翻訳文が
あらかじめ用意されている文書、あるいはいくつかの機
械翻訳システムを所有している利用者に対しては有効で
あるが、翻訳作業の得意でない人あるいは機械翻訳シス
テムを複数所有できない人は使うことができない。さら
に、利用者に修正すべき箇所をわかりやすい形で表示す
る方法なども考慮されていない。
【0010】そこで、本発明は、上記課題を解決するた
めに、理想的な翻訳文や複数の翻訳文を用意することな
しに、第1の言語の原文と第2の言語の翻訳文とを機械
的に比較し、誤っている可能性の高い文と誤りの程度を
利用者にわかりやすい形式で提示することにより、修正
の作業効率の向上と翻訳文の品質向上をはかる対訳文誤
り検出装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1言語によ
って表現された原文と前記原文を第2の言語に翻訳した
翻訳文とを入力する文入力部と、前記原文からの原文情
報の抽出と前記翻訳文からの翻訳文情報の抽出とを行な
う情報抽出部と、前記原文情報と前記翻訳文情報とを比
較する比較部と、前記比較部における比較結果をもとに
前記翻訳文の誤り率を計算する誤り率計算部と、誤り率
の高い前記翻訳文の対訳文を利用者に伝える報知部とを
備えるる。
【0012】このような構成によって、誤り率の高い文
かどうかを利用者が容易に判断できるため、修正の作業
効率を向上させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る対訳文誤り検
出装置の実施の形態を図面を用い説明する。
【0014】(実施の形態1)図1は、本発明に係る対
訳文誤り検出装置の実施の形態1の構成図である。この
対訳文誤り検出装置は、文入力部101と、情報抽出部
102と、検索部103と、辞書104と、比較部10
5と、誤り率計算部106と、報知部107とを備えて
いる。
【0015】文入力部101は、第1の言語によって表
現された原文と、その原文を第2の言語に翻訳した翻訳
文とを入力するキーボードや、音声入力装置、原文とそ
の原文の翻訳文が記録された記録媒体から文章を読み出
す読出し装置からなる。
【0016】情報抽出部102は、文入力部101から
通知された原文と翻訳文に対して、検索部103を通し
て、辞書104を参照しながら形態素解析を行ない、単
語に分割し、各単語の情報を得る。そして、その情報の
中から比較に必要な情報を抽出し、比較部105に通知
する。
【0017】辞書104には、第1の言語と第2の言語
それぞれの形態素情報と構文情報、意味情報とが登録さ
れている。
【0018】検索部103は、情報抽出部102から通
知された原文の単語をキーワードとして辞書104を検
索し、検索結果を情報抽出部102に通知する。また情
報抽出部102から通知された翻訳文の単語をキーワー
ドとして辞書104を検索し、検索結果を情報抽出部1
02に通知する。
【0019】比較部105は、情報抽出部102から通
知された原文情報と翻訳文情報の比較を行ない、その比
較結果を誤り率計算部106に通知する。
【0020】誤り率計算部106は、比較部105から
通知された誤り率をもとに翻訳文の誤り率を計算する。
【0021】報知部107は、原文と翻訳文、誤りの程
度を表示するCRTや、誤りの程度を音で提示する音声
出力装置や、液晶ディスプレイからなり、原文と翻訳文
の対訳を報知する手段と誤りの程度を報知する。
【0022】例えば、対訳文を表示する画面と誤り率に
応じた網掛け模様の設定を表示する画面とから構成され
ている。誤りの程度を報知する手段としては、誤り率を
いくつかの段階にわけ、その段階ごとに異なる網掛け模
様を設定し、誤り率に応じて網掛け模様を決定し、誤り
のある対訳文の背景に対応する網掛け模様をつける。こ
れにより、利用者は一目でその対訳文の誤りの程度を発
見することができる。なお、この例では誤りの程度を網
掛け模様を使って表現したが、色を使って表現してもよ
い。また、音の大きさで表現してもよい。
【0023】次に、本実施の形態の動作を図2のフロー
チャートを用いて説明する。文入力部101から、原文
とその原文の翻訳文とが入力されると(S101)、情
報抽出部102で、検索部103を通して(S103)
辞書104を参照しながら(S104)、原文と翻訳文
に対して形態素解析を行ない、単語に分割し、各単語の
情報を得る(S102)。そして、得られた情報をもと
に、比較部105で、原文情報と翻訳文情報の比較を行
なう(S105)。そして、比較部105から通知され
た誤り率をもとに、誤り率計算部106で、翻訳文の誤
り率を計算し(S106)、報知部107で翻訳文の誤
り率の程度を利用者に報知する(S107)。
【0024】請求項6記載の対訳文誤り検出装置では、
比較部は、図3に示すような構成となる。
【0025】請求項3記載の対訳文誤り検出装置では、
比較部は、文長さ比較部601で構成されている。
【0026】請求項4記載の対訳文誤り検出装置では、
比較部は、形態素比較部602で、請求項5記載の対訳
文誤り検出装置では、比較部は、構文・意味解析部60
3と、構文・意味比較部604とで構成されている。
【0027】文長さ比較部601は、内容語に対応する
要素のみからなる形態素、すなわち機能語(前置詞、接
続詞、冠詞、助詞、助動詞など)を除いた形態素の数を
比較する。
【0028】形態素比較部は602は、原文の形態素の
情報と翻訳文の形態素の情報を比較し、誤り率を計算す
る。
【0029】構文・意味解析部603は、文法規則に従
って構文構造を作り、その構造に意味情報を付加した構
文木を生成する。
【0030】構文・意味比較部604は、前記構文・意
味解析の結果をもとに、構文の比較や形態素の対象領域
の比較や文体レベルの比較、時制の比較を行ない、誤り
率を計算する。
【0031】次に、本実施の形態の文長さ比較部601
の動作を、図4のフローチャートを用いて説明する。
【0032】文長さ比較部601は、形態素解析部10
3から原文と翻訳文の形態素情報を受けとると、原文の
文長さを 記憶領域Slen1に、翻訳文の文長さを記
憶領域Slen2に書き込む(C001、C002)。
次に、文長さSlen1とSlen2を比較し(C00
3)、原文の長さより翻訳文の長さの方が長い場合は、
翻訳によって情報量が増えているので誤り率を0%とし
(C004)、原文の長さより翻訳文の長さの方が短い
場合は、情報量が減っているため、誤り率を100*
(1−Slen2/Slen1)で求める(C00
5)。
【0033】例えば、図5(a)(b)に示す形態素情
報を受けとった場合、原文の文長さSlen1は8、翻
訳文の文長さSlen2は4であり、翻訳によって情報
量が減っているため、C004の式を用いて誤り率50
%を得ることができる。文長さ比較部は、上記例のよう
な、重文や複文における訳抜けに特に有効である。
【0034】なお、言語間の内容語の数が極端に異なる
ことがわかっている場合は、言語間の内容語の比率rを
用いて、誤り率を計算する式を、100*(1−Sle
n2’/Slen1), Slen2’=Slen2*
rとする。
【0035】なお、請求項3記載の対訳文誤り検出装置
では、第1の言語と第2の言語それぞれの形態素情報だ
けが登録されている辞書でもよい。
【0036】次に、本実施の形態の形態素比較部602
の動作を、図6のフローチャートを用いて説明する。
【0037】文長さ比較部602は、形態素解析部10
3、あるいは文長さ比較部601から原文と翻訳文の形
態素情報を受けとると、原文の文長さを記憶領域Sle
n1に、翻訳文の文長さを記憶領域Slen2に書き込
む(C001、C002)。次に、原文中の名詞の数、
動詞の数、形容詞の数、副詞の数をそれぞれ 記憶領域
cntN1,cntV1,cntADJ1,cntAD
V1に書き込み(C010)、翻訳文中の名詞の数、動
詞の数、形容詞の数、副詞の数をそれぞれ記憶領域cn
tN2,cntV2,cntADJ2,cntADV2
に書き込む(C011)。次に、原文中と翻訳文中の各
品詞の数を比較し(C012、C015、C018、C
021)、その品詞の数が原文の方が大きければ、その
品詞の誤り率を1−(cnt2/Slen2)/(cn
t1/Slen1)で求め (C013、C016、C019、C022)、 小さければ、1−(cnt1/Slen1)/(cnt
2/Slen2)で求める (C014、C017、C020、C023)。 最後に各品詞の誤り率を考慮し、その文全体の誤り率を
計算する(C024)。
【0038】例えば、図7(a)(b)に示す形態素情
報を受けとった場合、原文の文長さSlen1、翻訳文
の文長さSlen2はどちらも5であり、原文中の名詞
の数は3、動詞の数は2、翻訳文中の名詞の数は4、動
詞の数は1である。
【0039】図6のアルゴリズムで各品詞の誤り率を求
めると、 errNは、1−(3/5)/(4/5)=0.25 errVは、1−(1/5)/(2/5)=0.5 errADJ,errADVは0となる。各品詞の誤り
率を用いて全体の誤り率を計算すると、100*max
(0.25,0.5,0,0)=50%となる。
【0040】次に、本実施の形態の構文・意味比較部6
04の動作を図8のフローチャートを用いて説明する。
【0041】構文・意味比較部604は、構文・意味解
析部603から英語構文木と日本語構文木を受けとる
と、英語の構文木中の動詞を親とする親子木を順次抽出
し、記憶領域EngSubTree(0)からEngS
ubTree(n1)に書き込み、日本語の構文木中の
動詞を親とする親子木を順次抽出し、記憶領域JapS
ubTree(0)からJapSubTree(n2)
に書き込む(C031)。そして、英語の親子構文木と
日本語の親子構文木との対応付けを行なう(C032か
らC039)。対応付けされた構文木は、記憶領域Pa
ir(0)からPair(k)に記憶されている(C0
35)。
【0042】次に、名詞を中心にみた場合の誤り個数を
記憶する領域errCntNと、動詞を中心にみた場合
の誤り個数を記憶する領域errCntVとを初期化し
(C040)、対応親子木がなくなるまで(C04
1)、英語と日本語の親子木を比較し(C042)、名
詞を中心にみた場合の誤り個数errCntNと、動詞
を中心にみた場合の誤り個数errCntVを求める
(C042)。最後に、名詞を中心にみた場合の誤り個
数errCntNと、動詞を中心にみた場合の誤り個数
errCntVから、構文・意味比較部における誤り率
を計算する。
【0043】次に、親子木比較部(C042)の詳細な
動作について図9を用いて説明する。
【0044】親子木比較部(C042)では、名詞を中
心にみた場合の誤り個数の計算(C050からC05
5)と、動詞を中心にみた場合の誤り個数の計算(C0
56からC063)を行なう。
【0045】まず名詞を中心にみた場合の誤り個数の計
算について説明する。英語の親子木の子供の名詞ノード
を抽出し、記憶領域EngChildに書き込む(C0
50)。もし、子供の名詞ノードがなければ(C05
1)、動詞を中心にみた場合の誤り個数の計算処理に入
る。子供の名詞ノードがあれば、名詞のノードの個数c
ntNをインクリメントし(C052)、日本語の親子
木の子供の名詞ノードを抽出し、記憶領域JapChi
ldに書き込む(C053)。そして、EngChil
dの意味制限とJapChildの意味制限を比較して
(C054)、意味制限が一致していれば、次の子供に
ついてC050からの処理を繰り返す。一致しなけれ
ば、名詞を中心にみた場合の誤り個数errCntNを
インクリメントし(C055)、次の子供についてC0
50からの処理を繰り返す。
【0046】次に動詞を中心にみた場合の誤り個数の計
算について説明する。日本語の親子木の親ノードをキー
として、辞書検索を行ない、その結果を記憶領域Dic
tInfo(0)からDictInfo(k)に書き込
む(C056)。入力された親子木に動詞を中心にみた
場合の誤りがあるかどうかを示すための記憶領域err
Tmpを初期化する(C057)。kが0かどうかを調
べ(C058)、kが0ならば、対応する辞書情報を全
て調べ追えているので、動詞を中心にみた場合に誤りが
あるかどうかを示すための記憶領域errTmpが1か
どうかを調べ(C062)、errTmpが1ならば、
動詞を中心にみた場合の誤り個数をインクリメントし
(C063)、処理を終了する。errTmpが0なら
ば、そのまま処理を終了する。kが0でなければ、Di
ctInfo(k)の格の意味制限と、日本語の親子木
のコア格の意味制限が一致するかどうかを調べ(C05
9)、一致した場合は、kをデクリメントし、C058
からの処理を繰り返す。一致しなかった場合は、動詞を
中心にみた場合に誤りがあるかどうかを示すための記憶
領域errTmpを1にした後に(C060)、kをデ
クリメントし、C058からの処理を繰り返す。
【0047】例えば、図10(a)(b)に示す構文木
を受けとった場合について説明する。ただし、使用する
辞書は、図10(c)(d)に示す情報を持つ動詞辞書
と名詞辞書とを含むものとする。図10(a)(b)に
示す構文木は、すでに対応親子木になっているため、C
039以前の処理についての説明は省略する。
【0048】図8に示す親子木比較部(C042)に、
この対応親子木が入力されると、英語構文木の名詞ノー
ドの意味制限と、日本語構文木の名詞ノードの意味制限
は、一致しているため、名詞を中心にみた場合の誤り個
数errCntNは0となる。次に、「食べる」をキー
として辞書検索を行ない(C056)、主格の意味制限
は「生き物」、目的格の意味制限は「物」という情報を
得る。日本語構文木の主格の意味制限は「物」であるた
め、動詞を中心にみた場合の誤り個数errCntVは
1となる。名詞を中心にみた場合の誤り個数と動詞を中
心にみた場合の誤り個数をもとに、構文・意味比較部に
おける誤り率を計算すると、誤り率は、100*max
(1,0)=100%となる。
【0049】次に、図10(e)(f)に示す構文木を
受けとった場合について説明する。図10(e)(f)
に示す構文木も、すでに対応親子木になっているため、
C039以前の処理についての説明は省略する。図11
に示す親子木比較部(C042)に、この構文木ペアを
入力すると、「crane」の意味制限は「物」、「つ
る」の意味制限は「生き物」であるため、名詞を中心に
みた場合の誤り個数errCntNは1となる。
【0050】次に、「である」をキーとして辞書検索を
行ない(C056)、主格の意味制限は「物」、目的格
の意味制限は「物」、という情報と、主格の意味制限は
「生き物」、目的格の意味制限は「生き物」という情報
とを得る。
【0051】日本語構文木の主格の意味制限は「生き
物」、目的格の意味制限は「物」であるため、辞書から
得たどちらの情報とも一致しないため、動詞を中心にみ
た場合の誤り個数errCntVは1となる。
【0052】名詞を中心にみた場合の誤り個数と動詞を
中心にみた場合の誤り個数をもとに、構文・意味比較部
における誤り率を計算すると、誤り率は、100*ma
x(0,1)=100%となる。
【0053】なお、検索部104は、2つ以上の単語の
並びをキーワードとして辞書105の検索を行なっても
よい。なお、辞書105は、第1の言語の第2の言語に
対する辞書と、第2の言語の第1の言語に対する辞書と
の、別々の辞書から構成されてもよい。
【0054】(実施の形態2)図11は、本発明に係る
対訳文誤り検出装置の実施の形態2の構成図である。こ
の対訳文誤り検出装置は、文書入力部1010と、文対
応判定部1011と、情報抽出部102と、検索部10
3と、辞書104と、比較部105と、誤り率計算部1
06と、報知部1070とを備えている。
【0055】なお、上記実施の形態1と同様の構成を有
する部分には、同一の符合を付してその説明を省略し、
本実施の形態固有の構成部分についてのみ説明する。
【0056】文書入力部1010は、第1の言語の文章
である原文書と、その原文書を第2の言語に翻訳した結
果である翻訳文書とを入力するキーボードや、音声入力
装置、原文書とその原文書の翻訳文書が記録された記録
媒体から文章を読み出す読出し装置からなる。
【0057】文対応判定部1020は、文書入力部10
10から通知された原文書とその原文書の翻訳文書から
文を一文単位で抽出し、例えば、特開平5−20355
号公報記載の対訳対応関係判定方式を使い、原文とその
原文の翻訳文の対応付けを行なう。
【0058】ただし、機械翻訳の結果のように対応関係
が明らかな場合は何もしない。また、対応付けの際に一
文全体が抜けている場合は、「空文」を設定して、仮の
対応付けを行ない、誤り率を100%に設定し、その情
報を報知部107に通知する。上記以外の場合は、原文
とその原文の翻訳文との対訳文を情報抽出部102に通
知する。
【0059】報知部1070は、原文書と翻訳文書、誤
りの程度を表示するCRTや、誤りの程度を音の大きさ
で提示する音声出力装置や、液晶ディスプレイや、キー
ボードからなり、原文と翻訳文の対訳を報知する手段
と、誤り箇所を報知する手段と、誤りの程度を報知する
手段とを有する。
【0060】例えば、表示画面は図12に示すように、
第1の言語の文書を表示する画面と、対応関係がわかる
ようにリンクされた第2の言語の文書を表示する画面
と、誤り率に応じた網掛け模様の設定を表示する画面と
から構成されている。
【0061】誤りの程度を報知する手段としては、誤り
率をいくつかの段階にわけ、その段階ごとに異なる網掛
け模様を設定し、誤り率に応じて網掛け模様を決定し、
誤りのある対訳文の背景に対応する網掛け模様をつけて
いく。これにより、利用者は一目で誤り率の高い対訳文
を発見することができる。
【0062】なお、この例では誤りの程度を網掛け模様
を使って表現したが、色を使って表現してもよい。ま
た、誤り率の高い対訳文から順に並べて表示してもよ
い。また、誤り率の高い文を音声出力しても良い。
【0063】次に、本実施の形態の動作を図13のフロ
ーチャートを用いて説明する。文書入力部1010か
ら、原文書とその原文書の翻訳文書とが入力されると
(S1010)、文書の終りか否かを判定し(S101
1)。文書の終りであれば、終了し、文書の終りでなけ
れば、文対応判定部1020で、原文と翻訳文の対応付
けを行なう(S1012)。そして、文対応判定部10
20から通知された対訳文が「空文」を含んでいるかど
うかを調べ(S1013)、「空文」を含んでいる場合
は、誤り率を100%に設定し(S111)、報知部1
07で、対訳文と誤り率をわかりやすい形で報知する
(S107)。「空文」を含んでいない場合は、検索部
103を通して辞書104を参照しながら、情報抽出部
102で、原文と翻訳文とを形態素に分割する形態素解
析を行ない、各単語の情報を抽出する(S102)。そ
して、情報抽出部102から通知された各単語の情報を
利用して、比較部105で、対訳文の比較を行なう(S
105)。そして、比較部105から通知された誤り率
をもとに、誤り率計算部106で、翻訳文の誤り率を計
算し(S106)、報知部107で対訳文と誤り率をわ
かりやすい形で報知する(S107)。そして、文書の
終りがくるまで上記の処理を繰り返す。
【0064】(実施の形態3)図14は、本発明に係る
対訳文誤り検出装置の実施の形態3の構成図である。こ
の対訳文誤り検出装置は、文入力部101と、情報抽出
部102と、検索部103と、辞書104と、文長さ比
較部601と、形態素比較部602と、構文・意味解析
部603と、構文・意味比較部604と、比較レベル入
力部605と、比較レベル制御部606と、誤り率計算
部106と、報知部107とを備えている。
【0065】なお、上記実施の形態1、2と同様の構成
を有する部分には、同一の符合を付してその説明を省略
し、本実施の形態固有の構成部分についてのみ説明す
る。
【0066】比較レベル入力部605は、前記文長さ比
較部601および形態素比較部602、構文・意味解析
部603と構文意味比較部604のどの比較を、どの組
合せで行なうかを入力するキーボードや、音声入力装置
や、入力された比較レベル情報を表示するCRTや液晶
ディスプレイ、マウス等のポインティングデバイスから
なる。そして、入力された比較レベルを比較レベル制御
部606に通知する。
【0067】比較レベル制御部606は、比較レベル入
力部605から通知された比較レベルに基づき、文長さ
比較部601と、形態素比較部602、構文・意味解析
部603と構文・意味比較部604のどの比較を、どの
組合せで行なうかを制御する。
【0068】次に、本実施の形態の動作を図15のフロ
ーチャートを用いて説明する。なお、上記実施の形態
1、2と同様の動作をする部分には、同一の符合を付し
てその説明を省略し、本実施の形態固有の動作部分につ
いてのみ説明する。
【0069】比較レベル入力部605から、どの比較を
どの組合せで行なうかが入力されると(S600)、比
較レベル制御部606で、文長さ比較を行なう入力があ
ったかどうかを調べ(S601)、入力があった場合、
文長さ比較部601で、原文と翻訳文の文の長さを比較
し、誤り率を計算する(S602)。入力がなかった場
合、この処理をとばす。次に、比較レベル制御部606
で、形態素比較を行なう入力があったかどうかを調べ
(S603)、入力があった場合、形態素比較部602
で、原文と翻訳文の形態素情報を比較し、誤り率を計算
する(S604)。入力がなかった場合、この処理をと
ばす。最後に、比較レベル制御部606で、構文比較を
行なう入力があったかどうかを調べ(S605)、入力
があった場合、構文・意味解析部603で、原文と翻訳
文の構文木を生成し(S606)、構文・意味比較部6
04でこれらの構文木を比較し、誤り率を計算する(S
607)。入力がなかった場合、これらの処理をとば
す。そして、誤り率計算部106で、上記の比較で得た
誤り率を総合して翻訳文の誤り率を計算する(S10
6)。
【0070】(実施の形態4)図16は、本発明に係る
対訳文誤り検出装置の実施の形態4の構成図である。こ
の対訳文誤り検出装置は、文書入力部1010と、文対
応判定部1020と、情報抽出部102と、検索部10
3と、辞書104と、比較部105と、誤り率計算部1
06と、報知部107と、誤りパターン自動修正箇所判
定部310と、誤りパターン自動修正部311と、マン
マシンインターフェース部312と、誤りパターンデー
タベース制御部313と、誤りパターンデータベース3
14とを備えている。
【0071】なお、上記実施の形態1、2、3と同様の
構成を有する部分には、同一の符合を付してその説明を
省略し、本実施の形態固有の構成部分についてのみ説明
する。
【0072】マンマシンインターフェース部312は、
利用者が報知部107に報知された誤りの程度に応じて
なんらかの修正を加えたり、確認を行なったりするため
のインターフェース部分で、CRTや、液晶ディスプレ
イや、キーボード、マウスなどのポインティングデバイ
スからなる。
【0073】誤りパターンデータベース制御部313
は、マンマシンインターフェース部312で利用者が修
正を行なった対訳文を誤り文とみなし、原文と、翻訳文
と、修正された翻訳文と、誤り率を誤りパターンとして
誤りパターンデータベース314に登録したり、誤りパ
ターンデータベース314を変更したり、誤りパターン
データベース314から誤りパターンを削除したりす
る。
【0074】誤りパターンデータベース314は、誤り
パターンが登録されている。誤りパターン自動修正箇所
判定部310は、文対応判定部1020から通知された
対訳文が対訳文が誤りパターンデータベース314にあ
るかどうかを調べるために、その対訳文をキーとして誤
りパターンデータベース314を検索し、検索結果を誤
りパターン自動修正部311に通知する。
【0075】誤りパターン自動修正部311は、誤りパ
ターン自動修正箇所判定部310から通知された検索結
果が誤りパターンの場合、翻訳文を誤りパターン中の修
正された翻訳文で置き換える。
【0076】次に、本実施の形態の動作を図17のフロ
ーチャートを用いて説明する。なお、上記実施の形態
1、2、3と同様の動作をする部分には、同一の符合を
付してその説明を省略し、本実施の形態固有の動作部分
についてのみ説明する。
【0077】誤りパターン自動修正箇所判定部310で
は、文対応判定部1020から通知された対訳文をキー
として誤りパターンデータベースを検索し(S30
0)、対訳文が誤りパターンデータベース中にあるかど
うかを調べ(S301)、情報があった場合、誤りパタ
ーン自動修正部311で、誤りパターン自動修正箇所判
定部での検索結果をを利用して、入力した対訳文の翻訳
文を自動修正し(S304)、次の対訳文の処理に移
る。
【0078】情報がなかった場合、情報抽出部102か
らの処理を続ける。報知部107に報知された対訳文に
対して、マンマシンインターフェース部312を利用し
てユーザが修正を行なったかどうかを調べ(S30
2)、修正を行なっていた場合、誤りパターンデータベ
ース制御部313で、原文と、翻訳文と、修正された翻
訳文と、翻訳文の誤り率などの誤りパターンを誤りパタ
ーンデータベース314に登録し(S303)次の対訳
文の処理に移る。修正を行なっていなかった場合、次の
対訳文の処理に移る。そして、文書の終りがくるまで上
記の処理を繰り返す。
【0079】例えば、図12に示す3番目の対訳文をキ
ーとして図18に示す誤りパターンデータベースを検索
すると、誤りパターンデータベース中にすでにその対訳
文が登録されているため、そのデータベース中の修正翻
訳文を用いて、その対訳文を自動修正する(図19)。
【0080】また、図19に示す4番目の対訳文をキー
として図18に示す誤りパターンデータベースを検索す
ると、誤りパターンデータベース中に、その対訳文がま
だ登録されていないため、誤り判定処理を行ない、誤り
率100%を得て、図20のように表示が更新される。
【0081】ユーザが図20に示す網掛け模様のついた
4番目の翻訳文を、「酸は金属を腐食する」と修正する
と、対訳文と、修正した翻訳文と、誤り率100%が誤
りパターンデータベースに登録される(図21)。
【0082】(実施の形態5)図22は、本発明に係る
対訳文誤り検出装置の実施の形態5の構成図である。こ
の対訳文誤り検出装置は、文書入力部1010と、文対
応判定部1020と、情報抽出部102と、検索部10
3と、辞書104と、比較部105と、誤り率計算部1
06と、報知部107と、誤りパターン自動修正箇所判
定部310と、誤りパターン自動修正部311と、マン
マシンインターフェース部312と、誤りパターンデー
タベース制御部313と、誤りパターンデータベース3
14と、自動修正問い合わせ部315とを備えている。
【0083】なお、上記実施の形態1、2、3、4と同
様の構成を有する部分には、同一の符合を付してその説
明を省略し、本実施の形態固有の構成部分についてのみ
説明する。
【0084】自動修正問い合わせ部315は、誤りパタ
ーン自動修正箇所判定部310から通知された検索結果
を使って自動的に修正するかどうかをユーザに問い合わ
せ、自動修正するかどうかを決定し、自動修正を行なう
場合、誤りパターン自動修正部311に、誤りパターン
と、文対応判定部1020から通知された対訳文とを通
知し、自動修正を行なわない場合は、文対応判定部10
20から通知された対訳文を情報抽出部102に通知す
る。
【0085】次に、本実施の形態の動作を図23のフロ
ーチャートを用いて説明する。なお、上記実施の形態
1、2、3、4と同様の動作をする部分には、同一の符
合を付してその説明を省略し、本実施の形態固有の動作
部分についてのみ説明する。
【0086】誤りパターン自動修正箇所検索部310
で、文対応判定部1020から通知された対訳文が誤り
パターンデータベース314中にあるかどうかを調べる
(S300、S301)、その対訳文が、誤りパターン
データベース314中にある場合、自動修正問い合わせ
部315で、ユーザに自動修正するかどうかの問い合わ
せを行ない(S305)、ユーザが自動修正を選択した
場合、誤りパターン自動修正部311で、自動修正を行
ない(S304)、ユーザが自動修正を行なわない選択
した場合、情報抽出部102からの処理を続ける。
【0087】(実施の形態6)図24は、本発明に係る
対訳文誤り検出装置の実施の形態6の構成図である。こ
の対訳文誤り検出装置は、文書入力部1010と、文対
応判定部1020と、情報抽出部102と、検索部10
3と、辞書104と、比較部105と、誤り率計算部1
06と、報知部107と、誤りパターン自動修正箇所判
定部310と、誤りパターン自動修正部311と、マン
マシンインターフェース部312と、誤りパターン制御
部313と、誤りパターンデータベース314と、自動
修正問い合わせ部315と、正解パターン判定部400
と、正解パターンデータベース制御部401と、正解パ
ターンデータベース402とを備えている。
【0088】なお、上記実施の形態1、2、3、4、5
と同様の構成を有する部分には、同一の符合を付してそ
の説明を省略し、本実施の形態固有の構成部分について
のみ説明する。
【0089】正解パターン判定部400は、文対応判定
部102から通知された対訳文をキーとして、正解パタ
ーンデータベース402を検索し、正解パターンであっ
た場合は、誤り判定処理を行なわず、次の対訳文の処理
に移る。
【0090】正解パターンデータベース制御部401
は、マンマシンインターフェース部311で利用者が正
解対訳文とすると指定した対訳文を正解パターンとみな
し、その対訳文を正解パターンデータベース402に登
録したり、正解パターンデータベース402を更新・変
更したり、正解パターンデータベース402から正解パ
ターンを削除したりする。
【0091】正解パターンデータベース402は、正解
パターンが登録されている。次に、本実施の形態の動作
を図25のフローチャートを用いて説明する。なお、上
記実施の形態1、2、3、4、5と同様の動作をする部
分には、同一の符合を付してその説明を省略し、本実施
の形態固有の動作部分についてのみ説明する。
【0092】正解パターン判定部400で、文対応判定
部102から通知された対訳文が正解パターンデータベ
ース402中にあるかどうかを調べ(S400、S40
1)、その対訳文が正解パターンデータベース402中
にある場合、その対訳文は正解対訳文とみなされるた
め、次の対訳文の処理に移る。その対訳文が正解パター
ンデータベース402中にない場合、誤り自動修正処
理、あるいは誤り検出処理を行なう。そして、文書の終
りがくるまで上記の処理を繰り返す。
【0093】例えば、図26に示すように6番目の対訳
文の誤り率は、31%以上50%以下と表示されている
が、ユーザが、その翻訳文は正しいと思い、正解指定を
行なった場合、原文と翻訳文が正解パターンとして、正
解パターンデータベースに登録される(図27)。
【0094】その後、上記の対訳文が入力された場合
は、正解パターンデータベース中にすでにその対訳文が
登録されているため、誤り判定処理を行なわない。な
お、自動修正問い合わせ部315が省略された構成でも
よい。
【0095】また、上記の実施の形態1から実施の形態
6の対訳文誤り検出装置は、プログラムによって実現
し、これをフロッピーディスク等の記録媒体に記録して
移送し、あるいは、通信回線を通して移送することによ
り、独立した他のコンピュータシステムで容易に実施す
ることができる。
【0096】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、第1言語
によって表現された原文と前記原文を第2の言語に翻訳
した翻訳文とを入力する文入力部と、前記原文からの原
文情報の抽出と前記翻訳文からの翻訳文情報の抽出とを
行なう情報抽出部と、前記原文情報と前記翻訳文情報と
を比較する比較部と、前記比較部における比較結果をも
とに、前記翻訳文の誤り率を計算する誤り率計算部と、
誤り率の高い前記翻訳文の対訳文を利用者に伝える報知
部とを備えることとしているので、理想的な翻訳文や複
数の翻訳文を用意することなしに、第1の言語の原文と
前記原文を第2の言語に翻訳した翻訳文とを機械的に比
較し、誤っている可能性の高い文と誤りの程度を利用者
にわかりやすい形式で提示できるため、修正の作業効率
を向上させることができる。
【0097】また、請求項9の発明においては、さら
に、利用者が誤り箇所を修正するマンマシンインターフ
ェース部と、利用者が修正を行なった対訳文に対して、
第1の言語の文と、第1の言語の文を翻訳した第2の言
語の文と、利用者が第2の言語の文に修正を施した修正
翻訳文と、誤り率とを誤りパターンとして保持する誤り
パターンデータベースと、前記誤りパターンデータベー
スへのアクセスを制御する誤りパターンデータベース制
御部と、自動修正を行なうべき対訳文かどうかを判定す
る誤りパターン自動修正箇所判定部と、前記誤りパター
ン自動修正箇所判定部で自動修正を行なうべきであると
判定された対訳文を、前記誤りパターンデータベースの
情報を利用して自動的に修正する誤りパターン自動修正
部とを備えることとしているので、同じ文に対しては、
一度誤りを修正しさえすれば誤りパターンデータベース
にその情報が登録され、次回からは自動的に修正を行な
ってくれるため、利用者の修正作業の負担を軽減でき
る。
【0098】また、請求項11の発明においては、さら
に、誤りありと表示された対訳文に対して、今後利用者
が前記対訳文は正しい文として扱うという情報を入力す
るマンマシンインターフェース部と、利用者が正しい文
として扱うと入力した前記対訳文を正解パターンとして
保持する正解パターンデータベースと、前記正解パター
ンデータベースへのアクセスを制御する正解パターンデ
ータベース制御部と、入力文書中の正解パターンを判定
する正解パターン判定部とを備えることとしているの
で、利用者が正しい翻訳文として扱いたい文に対して
は、誤り表示を行なわないようにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る対訳文誤り検出装置の実施の形態
1の構成図
【図2】上記実施の形態の動作を説明するフローチャー
【図3】上記実施の形態の比較部の構成要素を示す図
【図4】上記実施の形態の文長さ比較部の動作を説明す
るフローチャート
【図5】上記実施の形態の形態素解析部から通知された
形態素情報の一部を抜きだした図
【図6】上記実施の形態の形態素比較部の動作を説明す
るフローチャート
【図7】上記実施の形態の形態素解析部あるいは文長さ
比較部から通知された形態素情報の一部を抜きだした図
【図8】上記実施の形態の構文・意味比較部の動作を説
明するフローチャート
【図9】上記実施の形態の構文・意味比較部の動作を説
明するフローチャート
【図10】上記実施の形態の構文・意味解析部から通知
された構文木の一部を抜きだした図
【図11】本発明に係る対訳文誤り検出装置の実施の形
態2の構成図
【図12】上記実施の形態の表示部の画面の構成の一例
を示す図
【図13】上記実施の形態の動作を説明するフローチャ
ート
【図14】本発明に係る対訳文誤り検出装置の実施の形
態3の構成図
【図15】上記実施の形態の動作を説明するフローチャ
ート
【図16】本発明に係る対訳文誤り検出装置の実施の形
態3の構成図
【図17】上記実施の形態の動作を説明するフローチャ
ート
【図18】上記実施の形態の誤りパターンデータベース
の内容例の一例を示す図
【図19】上記実施の形態の表示部の画面の構成の一例
を示す図
【図20】上記実施の形態の表示部の画面の構成の一例
を示す図
【図21】上記実施の形態の誤りパターンデータベース
の内容例の一例を示す図
【図22】本発明に係る対訳文誤り検出装置の実施の形
態4の構成図
【図23】上記実施の形態の動作を説明するフローチャ
ート
【図24】本発明に係る対訳文誤り検出装置の実施の形
態5の構成図
【図25】上記実施の形態の動作を説明するフローチャ
ート
【図26】上記実施の形態の表示部の画面の構成の一例
を示す図
【図27】上記実施の形態の正解パターンデータベース
の内容例の一例を示す図
【符号の説明】
101 文入力部 102 情報抽出部 103 検索部 104 辞書 105 比較部 106 誤り率計算部 107 報知部 1010 文書入力部 1020 文対応判定部 601 文長さ比較部 602 形態素比較部 603 構文・意味解析部 604 構文・意味比較部 605 比較レベル入力部 606 比較レベル制御部 310 誤りパターン自動修正箇所判定部 311 誤りパターン自動修正部 312 マンマシンインターフェース部 313 誤りパターンデータベース制御部 314 誤りパターンデータベース 315 自動修正問い合わせ部 400 正解パターン判定部 401 正解パターンデータベース制御部 400 正解パターンデータベース

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1言語によって表現された原文と前記
    原文を第2の言語に翻訳した翻訳文とを入力する文入力
    部と、 前記原文からの原文情報の抽出と前記翻訳文からの翻訳
    文情報の抽出とを行なう情報抽出部と、 前記原文情報と前記翻訳文情報とを比較する比較部と、 前記比較部における比較結果をもとに、前記翻訳文の誤
    り率を計算する誤り率計算部と、 誤り率の高い前記翻訳文の対訳文を利用者に伝える報知
    部とを備えた対訳文誤り検出装置。
  2. 【請求項2】 第1言語によって表現された原文の集ま
    りである原文書と前記原文を第2の言語に翻訳した翻訳
    文の集まりである翻訳文書とを入力する文書入力部と、 前記原文書と前記翻訳文書とから、前記原文と前記翻訳
    文との対応付けを行ない対訳文を得る文対応判定部と、 前記原文からの原文情報の抽出と前記翻訳文からの翻訳
    文情報の抽出とを行なう情報抽出部と、 前記原文情報と前記翻訳文情報とを比較する比較部と、 前記比較部における比較結果をもとに、前記翻訳文の誤
    り率を計算する誤り率計算部と、 誤り率の高い前記翻訳文の対訳文を利用者に伝える報知
    部とを備えたことを特徴とする請求項1記載の対訳文誤
    り検出装置。
  3. 【請求項3】 前記情報抽出部を、前記原文と前記翻訳
    文の文長さを抽出する文長さ抽出部で実現し、 前記比較部を、前記文長さ抽出部で抽出した前記原文の
    文長さと前記翻訳文の文長さとを比較する文長さ比較部
    で実現した請求項1記載の対訳文誤り検出装置。
  4. 【請求項4】 第1言語の情報と第2言語の情報とを記
    憶している辞書と、 前記辞書を検索して情報を取り出す検索部とを有し、 前記情報抽出部を、前記辞書の情報を利用して前記原文
    と前記翻訳文の形態素解析を行なう形態素解析部で実現
    し、 前記比較部を、前記形態素解析部から得られる前記原文
    の形態素情報と前記翻訳文の形態素情報とを比較する形
    態素比較部で実現した請求項1記載の対訳文誤り検出装
    置。
  5. 【請求項5】 第1言語の情報と第2言語の情報とを記
    憶している辞書と、前記辞書を検索して情報を取り出す
    検索部とを有し、 前記情報抽出部を、前記辞書の情報を利用して前記原文
    と前記翻訳文の形態素解析を行なう形態素解析部と前記
    形態素解析部で得られた形態素情報を利用して構文・意
    味解析を行なう構文・意味解析部とで実現し、 前記比較部を、前記構文・意味解析部から得られる前記
    原文の構文と前記翻訳文の構文の比較を行なう構文比較
    部と、 前記原文の形態素の対象領域と前記翻訳文の形態素の対
    象領域の比較や、前記原文の文体レベルと前記翻訳文の
    文体レベルの比較を行なう意味比較部とで実現した請求
    項1記載の対訳文誤り検出装置。
  6. 【請求項6】 前記情報抽出部を、文長さ抽出部と、形
    態素解析部、構文・意味解析部とで実現し、 前記比較部を、文長さ比較部と、形態素比較部と、構文
    比較部と、意味比較部とで実現した請求項1記載の対訳
    文誤り検出装置。
  7. 【請求項7】 文長さ比較部および形態素比較部および
    構文比較部と意味比較部をどの組合わせで用いるかのレ
    ベルを入力する比較レベル入力部と、比較レベルに応じ
    て処理を選択する比較レベル判定部とを備えた請求項1
    記載の対訳文誤り検出装置。
  8. 【請求項8】 前記報知部は、誤りの程度に応じて報知
    形態を変えることを特徴とする請求項1記載の対訳文誤
    り検出装置。
  9. 【請求項9】 前記報知部により報知される誤り率の高
    い対訳文に対して利用者が前記対訳文の翻訳文を修正す
    るマンマシンインターフェース部と、 前記対訳文の原文と、前記対訳文の修正前翻訳文と、前
    記対訳文の修正後翻訳文と、前記誤り率とを誤りパター
    ンとして保持する誤りパターンデータベースと、前記誤
    りパターンデータベースへのアクセスを制御する誤りパ
    ターンデータベース制御部と、 自動修正を行なうべき対訳文かどうかを判定する誤りパ
    ターン自動修正箇所判定部と、 前記誤りパターン自動修正箇所判定部で自動修正を行な
    うべきであると判定された前記対訳文を、前記誤りパタ
    ーンデータベースの情報を利用して自動的に修正する誤
    りパターン自動修正部とを備えた請求項1記載の対訳文
    誤り検出装置。
  10. 【請求項10】 前記報知部により報知される誤り率の
    高い対訳文に対して 利用者が前記対訳文の翻訳文を修正するマンマシンイン
    ターフェース部と、 前記対訳文の原文と、前記対訳文の修正前翻訳文と、 前記対訳文の修正後翻訳文と、前記誤り率とを誤りパタ
    ーンとして保持する誤りパターンデータベースと、 前記誤りパターンデータベースへのアクセスを制御する
    誤りパターンデータベース制御部と、 自動修正を行なうべき対訳文かどうかを判定する誤りパ
    ターン自動修正箇所判定部と、 前記誤りパターン自動修正箇所判定部で自動修正を行な
    うべきであると判定された前記対訳文を自動修正して良
    いか否かを利用者に問い合わせる自動修正問い合わせ部
    と、 前記自動修正問い合わせ部に対する利用者の応答に応じ
    て前記対訳文を自動的に修正する誤りパターン自動修正
    部とを備えた請求項1記載の対訳文誤り検出装置。
  11. 【請求項11】 前記報知部に誤りありと表示された対
    訳文に対して、今後利用者が前記対訳文は正しい文とし
    て扱うという情報を入力するマンマシンインターフェー
    ス部と、 利用者が正しい文として扱うと入力した前記対訳文を正
    解パターンとして保持する正解パターンデータベース
    と、 前記正解パターンデータベースへのアクセスを制御する
    正解パターンデータベース制御部と、 入力文書中の正解パターンを判定する正解パターン判定
    部とを備えた請求項1記載の対訳文誤り検出装置。
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