JP2000147962A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000147962A
JP2000147962A JP10332020A JP33202098A JP2000147962A JP 2000147962 A JP2000147962 A JP 2000147962A JP 10332020 A JP10332020 A JP 10332020A JP 33202098 A JP33202098 A JP 33202098A JP 2000147962 A JP2000147962 A JP 2000147962A
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image
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forming apparatus
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JP10332020A
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English (en)
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Shigeo Kimura
木村  茂雄
Takao Ogata
隆雄 尾形
Kazuhiro Hasegawa
和弘 長谷川
Tsuneji Masuda
恒司 桝田
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 常に濃度ムラのない均一で高品質な画像形成
が可能な画像形成装置を提供する。 【解決手段】 単色モードで画像形成を行う場合に、単
色モードで画像形成中の前記送風ファン13の回転数を
フルカラー画像形成時の1/2の回転数である2500
rpmで回転するように制御することで、感光ドラム1
の表面に吹き付けられる風速が300mm/sとなり、
使用されない現像器4近傍の最大オゾン濃度は2ppm
以下、NOX 濃度は1ppm以下に抑えられ、放電生成
物から作られる物質が回転を停止した現像スリーブ4a
に付着しにくく、この停止していた現像スリーブ4aを
使用して画像形成を行っても濃度ムラ等が発生しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置に関するものであ
り、特に電子写真方式の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子写真方式の画像形成
装置では、潜像形成工程や転写工程には帯電手段として
コロナ帯電器を用いるのが一般的である。この帯電器は
長期間連続して使用し続けると、帯電器内にオゾンやN
X 等の放電生成物がたまり、これらの濃度が高くなり
すぎると、放電がしにくくなったり、放電が不安定にな
る。
【0003】また、帯電器近傍にオゾンやNOX 等の放
電生成物が多く残ったままの状態で像担持体である感光
ドラムが停止すると、帯電器近傍の感光体が劣化し、画
像ボケ等の異常画像の原因となる。
【0004】これらを防ぐために、送風手段の送風ファ
ンによりこれら放電生成物を帯電器内から排除し、感光
ドラム側に吹き出す送風システムを備えるのが一般的で
ある。
【0005】一方、電子写真方式の画像形成装置には複
数の現像手段である現像器を備え、2色以上の色の現像
剤であるトナーを用いてカラー画像を形成する画像形成
装置があるが、この画像形成装置は全現像器を用いてカ
ラー画像を形成する第1の画像形成モードと、ユーザー
が選択することにより、1つの現像器だけを用いて単色
画像で出力する第2の画像形成モード(単色モード)
と、を備えたものが多い。
【0006】このような単色モード時は、画像形成動作
中に1回も動作されない現像器がある。
【0007】また、現像器を1つしか備えない単色用の
画像形成装置、及び複数の現像器を備えた画像形成装置
において、画像形成動作以外に、帯電露光等の画像形成
プロセス条件を調整する調整モードや、感光ドラムや感
光ドラムの周りの部材を清掃する清掃モード等、定期的
に帯電器によって感光ドラムを帯電させつつ感光ドラム
を空回転する空回転モードがある。
【0008】このような空回転モード時は現像剤の劣化
を防ぐために、現像器は動作させないのが一般的であ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】帯電器のコロナ放電に
より発生するオゾンやNOX (窒素酸化物)等の放電生
成物は、前記送風システムにより帯電器内から排出され
る。そして、帯電器内から排出された放電生成物は、画
像形成装置内に拡散されつつ空気中の水分(H2O)と
反応し、画像形成装置内の部材表面に付着する。
【0010】ところが、前述したように画像形成装置に
は、帯電器が帯電動作で放電するが複数の現像器の内い
ずれか少なくとも一つの現像器が画像形成中に使用され
ない、即ち使用されない現像器の現像剤担持体である現
像スリーブは停止したままで行う第2の画像形成モード
や、帯電器が帯電動作で放電して、現像器の現像スリー
ブは停止させたままで感光ドラムを空回転する空回転モ
ードがある。
【0011】これら第2の画像形成モードや空回転モー
ドの場合、停止した現像スリーブ表面の一部(現像器の
枠体から露出した部分:図3のA部分)だけに帯電器か
ら放出された放電生成物から作られた物質が付着する。
【0012】このような放電生成物から作られた物質が
現像スリーブ表面の一部だけに、多量に付着すると、付
着部分の現像スリーブ表面上に担持されるトナーの帯電
量が変化する。
【0013】また、2成分トナーにおいては一部のトナ
ーがキャリアから遊離して現像器の現像スリーブ表面に
も付着するが、放電生成物から作られた物質が現像スリ
ーブ表面の一部だけに多量に付着していると表面の吸着
性が変化し、その部分だけにトナーが直接付き易くなる
ことがある。
【0014】このように、現像スリーブ上のトナーの一
部だけ帯電量が変化したり、現像スリーブ上の付着トナ
ー量が一部だけ変わってしまうと、現像したときの画像
濃度が部分的に異なる、いわゆるピッチ状の濃度ムラ画
像が現像スリーブの数周回分現れることがあった。
【0015】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、常に
濃度ムラのない均一で高品質な画像形成が可能な画像形
成装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、像担持体と、該像担持体を帯電さ
せる帯電手段と、該帯電手段に装置外部の空気を送り込
み、放電により発生する放電生成物を前記帯電手段から
排除する送風手段と、前記像担持体に回転して現像剤を
供給する現像剤担持体を有する現像手段と、を備えた画
像形成装置において、前記送風手段が送り込む空気の風
速を変更する風速制御を行うことを特徴とする。
【0017】前記風速制御は、前記帯電手段が前記像担
持体を帯電させつつ前記現像剤担持体が回転する場合に
比べて風速を遅くすることが好ましい。
【0018】前記帯電手段が前記像担持体を帯電させつ
つ前記現像剤担持体の回転を停止させた場合に、前記風
速制御を行うことが好ましい。
【0019】前記現像手段を複数備え、前記帯電手段が
前記像担持体を帯電させつつ複数の前記現像手段の内い
ずれか少なくとも一つの前記現像剤担持体の回転を停止
させた場合に、前記風速制御を行うことが好ましい。
【0020】前記現像手段を複数備え、画像形成中に複
数の前記現像手段全てにより、現像剤を供給する第1の
画像形成モードと、画像形成中に複数の前記現像手段の
内いずれか少なくとも一つの前記現像剤担持体の回転を
停止させた第2の画像形成モードと、を備え、前記風速
制御は、第2の画像形成モード時の前記送風手段の風速
を、第1の画像形成モード時の前記送風手段の風速より
も、遅くしたことが好ましい。
【0021】非画像形成動作時であって、前記現像剤担
持体の回転を停止して、前記帯電手段が前記像担持体を
帯電させつつ前記像担持体を回転する空回転モードを備
え、前記風速制御は、空回転モード時の前記送風手段の
風速を、画像形成動作時の前記送風手段の風速よりも、
遅くしたことが好ましい。
【0022】絶対水分量が所定量よりも大きい場合に、
前記風速制御を行うことが好ましい。
【0023】絶対水分量に応じて、前記風速制御を段階
的に行うことが好ましい。
【0024】温度及び湿度を検知する環境検知手段を備
え、該環境検知手段の検知した検知結果から絶対水分量
を算出することが好ましい。
【0025】前記送風手段は、送風ファンを備え、前記
風速制御は、前記送風ファンの回転数を変更して風速を
変更することが好ましい。
【0026】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1は、第
1の実施の形態に係る画像形成装置としてデジタル方式
の4色フルカラー画像形成装置の概略構成を示す断面図
である。
【0027】図1に示す画像形成装置は、下部のデジタ
ルカラー画像プリンタ部(以下「プリンタ部」とい
う。)Iと、上部のデジタルカラー画像リーダ部(以下
「リーダ部」という。)IIとを備えており、例えば、リ
ーダ部IIで読み取った原稿Dの画像に基づき、プリンタ
部Iによってシートである記録材Pに画像を形成する。
【0028】リーダ部IIの構成については従来から用い
られている原稿台ガラス上の原稿Dの画像を読み取る光
学系移動型等の公知の画像読取手段であるのでここでは
その説明を省略する。
【0029】以下、プリンタ部Iの構成を簡単に説明す
る。プリンタ部Iは、矢印R1方向に回転駆動される像
担持体としての感光ドラム1を有する。
【0030】感光ドラム1の周囲には、その回転方向に
沿って順に、帯電手段としての一次帯電器2、露光手段
3、現像手段としての現像器4、転写装置5、クリーニ
ング器6、前露光ランプ7等が配置されている。
【0031】図1の転写装置5の下方、即ちプリンタ部
Iの下半部には、記録材Pの給紙搬送部11が配置さ
れ、さらに転写装置5の上部には分離手段8が、また分
離手段8の下流側(記録材Pの搬送方向についての下流
側)には定着器9、続いて排紙部10が配置されてい
る。
【0032】感光ドラム1は、アルミニウム製のドラム
状の基体と、その表面を覆うOPC(有機光半導体)の
感光体と、を有し、駆動手段(不図示)によって矢印R
1方向に所定のプロセススピード(周速度)で回転駆動
されるように構成されている。
【0033】図2は感光ドラム1周辺を示す拡大図であ
る。図2に示すように、一次帯電器2は、感光ドラム1
に対向する部分が開口したシールド2aと、シールド2
aの内側に感光ドラム1の母線と平行に配置された放電
ワイヤ2bと、シールド2aの開口部に配置されて帯電
電位を規制するグリッド2cと、を有するコロナ帯電器
である。
【0034】一次帯電器2は、電源(不図示)によって
帯電バイアスが印加され、これにより、感光ドラム1表
面の所定の極性、所定の電位に均一に帯電するようにな
っている。
【0035】また、一次帯電器2上方には一次帯電器2
付近へ装置外部の空気を導くための吸入ダクト12が設
けられて、図1に示す画像形成装置側面のダクト12の
吸入口には送風手段としての送風ファン13が設けられ
ている。
【0036】この送風ファン13によって装置外部から
送り込まれた空気は、ダクト12に導かれて一次帯電器
2の上方から感光体ドラム1の表面に吹き付けられ、一
次帯電器2内に放電により発生するオゾン、NOX 等の
放電生成物を一次帯電器2から排除する送風システムを
構成している。
【0037】尚、この送風ファン13の回転数は、本体
CPUにより制御される。
【0038】図1に示す露光手段3は、リーダ部IIで読
み取った原稿Dの画像信号に基づいて、レーザ光Eを発
光するレーザ出力部(不図示)と、いずれも不図示のレ
ーザ光Eを反射するポリゴンミラーとレンズとミラーと
を有する。
【0039】露光手段3は、このレーザ光Eが感光体ド
ラム1表面を照射することによって感光ドラム1を露光
し、露光部分の電荷を除去して静電潜像を形成するよう
に構成されている。
【0040】本実施の形態では、感光ドラム1表面に形
成されている静電潜像は、原稿Dの画像に基づいて、イ
エロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4色に色分解さ
れ、それぞれの色に対応した静電潜像が順次形成される
ようになっている。
【0041】現像装置4は、感光ドラム1の回転方向
(矢印R1方向)に沿って上流側から順に4個、即ちそ
れぞれ樹脂を基体としたイエロー、シアン、マゼンタ、
ブラックの各色の現像剤としてのトナーを収納した現像
器4Y,4C,4M,4Bkを備えている。
【0042】それぞれのトナーは磁性キャリアと所定の
比率で混合された状態で各現像器4Y,4C,4M,4
Bkに収納されている。
【0043】それぞれの現像器4Y,4C,4M,4B
kは内部にマグネットを有し回転可能なSUS等からな
る現像剤担持体としての現像スリーブ4Ya,4Ca,
4Ma,4Bkaを有している。以下単に現像スリーブ
4aという。
【0044】トナーはそれぞれ現像スリーブ4a上に担
持され、現像スリーブ4aの回転により搬送される。
【0045】現像動作時は所定の色の現像器4が偏心カ
ム4Yb,4Cb,4Mb,4Bkb(以下単に偏心カ
ム4bという。)によって、択一的に感光ドラム1表面
に近接する現像位置に配置され、且つ現像スリーブ4a
が回転し、感光ドラム1表面に形成された静電潜像近傍
に搬送されたトナーが現像され、顕像としてのトナー像
(可視画像)を形成するように構成されている。
【0046】尚、現像に供せられる所定の現像器4以外
の他の3色の現像器4は、現像スリーブ4aが感光ドラ
ム1から約5mmのギャップを持って退避し、回転を停
止した状態で待機している。
【0047】転写装置5は、表面に記録材Pを担持する
転写ドラム(記録材担持体)5a、感光ドラム1上のト
ナー像を記録材Pに転写する転写帯電器5b、記録材P
を転写ドラム5aに吸着させるための吸着帯電器5cと
これに対向する吸着ローラ5g、内側帯電器5d、外側
帯電器5eを有する。
【0048】そして、矢印R5方向に回転駆動されるよ
うに軸支された転写ドラム5aの周面開口域には誘電体
からなる記録材担持シート5fが円筒状に一体的に張設
されている。記録材担持シート5fは、ポリカーボネー
トフィルム等の誘電体シートを使用している。
【0049】転写装置5は、転写ドラム5a表面に記録
材Pを吸着して担持するように構成されている。
【0050】クリーニング器6は、記録材Pに転写され
ずに感光ドラム1表面に残った残留トナーを掻き落とす
クリーニングブレード6a、及び掻き落としたトナーを
回収するクリーニング容器6bを備えている。
【0051】前露光ランプ7は、一次帯電器2の上流側
に隣接して配置され、クリーニング器6によって清掃さ
れた感光ドラム1表面の不要な電荷を除去する。
【0052】定着器9は、内側にヒータを有する定着ロ
ーラ9aと、定着ローラ9aの下方に配置されて記録材
Pを定着ローラ9aに押し付ける加圧ローラ9bと、を
有し、定着器9により記録材Pにトナー像が定着され
る。
【0053】次に、このような構成の画像形成装置でフ
ルカラー画像を形成する場合の動作を、若干の構成を加
えながら簡単に説明する。
【0054】なお、以下の説明においては、イエロー、
シアン、マゼンタ、ブラックの順に4色フルカラーの画
像を形成するものとする。
【0055】リーダ部IIの原稿台ガラスに載置された原
稿Dの画像は、露光ラインによって照射され、色分解さ
れてまずイエローの画像がフルカラーセンサによって読
み取られ、所定の処理を施され画像信号としてプリンタ
部Iに送られる。
【0056】プリンタ部Iでは、感光ドラム1が矢印R
1方向に回転駆動され、一次帯電器2によって表面が均
一に帯電される。
【0057】上述のリーダ部IIから送られてきた画像信
号に基づいて、露光手段3のレーザ出力部からレーザ光
Eが照射され、ポリゴンミラー等を介して帯電済の感光
ドラム1表面をレーザ光Eによって露光する。感光ドラ
ム1表面の露光を受けた部分は、電荷が除去され、これ
によりイエローに対応した静電潜像が形成される。
【0058】現像装置4においては、イエローの現像器
4Yがカム4Ycの回転により感光ドラム1に近接する
ように配置され、その他の現像器4C,4M,4Bkは
感光ドラム1から5mm離れた位置に退避した状態で停
止している。
【0059】感光ドラム1上の静電潜像は、現像器4Y
によってイエローのトナーが付着され、顕像化されてト
ナー像となる。この感光ドラム1上のイエローのトナー
像は、転写ドラム5aに担持された記録材Pに転写され
る。
【0060】ところで、この記録材Pは、原稿Dの画像
に適した大きさの記録材Pが所定の給紙カセット14か
ら不図示の給紙ローラ、搬送ローラ、そしてレジストロ
ーラ等の給紙搬送部11を介して所定のタイミングで転
写ドラム5aに供給されたものである。
【0061】このようにして供給された記録材Pは転写
ドラム5aの表面に巻き付くように吸着されて、転写ド
ラム5aの矢印R5方向に回転され、転写帯電器5bに
よって感光ドラム1上のイエローのトナー像が転写され
る。
【0062】一方、トナー像転写後の感光ドラム1は、
クリーニング器6によって表面の残留トナーが除去さ
れ、さらに前露光ランプ7によって不要な電荷が除去さ
れ、一次帯電から始まる次の画像形成プロセスに供され
る。
【0063】以上の、リーダ部IIによる原稿Dの画像の
読み取りから、転写ドラム5a上の記録材Pに対するト
ナー像の転写、さらには感光ドラム1の清掃、除電に至
る各プロセスが、イエロー以外の他の色、即ちシアン、
マゼンタ、ブラックについても順次、同様に行われ、転
写ドラム5a上の記録材Pに4色のトナー像が重なるよ
うにして転写される。
【0064】4色のトナー像の転写を受けた記録材P
は、分離手段8により転写ドラム5aから分離され、未
定着のトナー像を表面に担持した状態で定着器9に搬送
される。
【0065】記録材Pは定着器9によって加熱加圧さ
れ、表面のトナー像が溶融固着されて定着される。定着
後の記録材Pは、排出ローラ(不図示)によって排紙ト
レイ10上に排出される。
【0066】上記の画像形成装置においてフルカラー画
像を形成する場合、フルカラー画像形成中は前記送風フ
ァン13が回転数5000rpmで回転するように制御
され、この送風ファン13によって装置外部から吸入さ
れた空気は一次帯電器2の上方から感光体ドラム1の表
面に500m/sの風速で吹き付けられる。
【0067】これにより、一次帯電器2の放電により発
生するオゾンやNOX 等の放電生成物は一次帯電器2か
ら排除される。この風速で長時間連続で画像形成を続け
ても一次帯電器2内のオゾン濃度は10ppm以下、N
X 濃度は5ppm以下に抑えられる。
【0068】ちなみに、本画像形成装置においては、一
次帯電器2内のオゾン濃度が20ppm以下、NOX
度が10ppm以下であれば、一次帯電器2の放電が不
安定になったり、感光体が劣化したりすることはない。
【0069】尚、一次帯電器2から排除されたオゾンや
NOX 等は感光ドラム1の回転とともに各現像器4方向
に流れ拡散する。このときの、現像スリーブ4aの感光
ドラム1に対向位置近傍の最大オゾン濃度は5ppm、
NOX 濃度は3ppmである。
【0070】これらのオゾンやNOX 等の放電生成物は
空気中の水分と反応して、現像スリーブ4a表面に放電
生成物から作られる物質が付着する。
【0071】しかし、フルカラー画像を形成する場合に
は、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの現像器4
Y,4C,4M,4Bkのそれぞれの現像スリーブ4a
を画像形成中に全て回転させるので、現像スリーブ4a
表面の一部だけに放電生成物から作られる物質が多量に
付着することはない。
【0072】また、付着しても現像スリーブ4aが回転
する時に、トナー(主にキャリア)が現像スリーブ4a
と摺擦することで付着物が剥ぎ取られるので、この現像
スリーブ4aを備えた現像器4を使用して画像形成を行
っても、濃度ムラが生じることはない。
【0073】次に、単色モードについて説明する。本画
像形成装置においては、ユーザーが操作パネル(不図
示)で選択することにより、ブラック現像器4Bkのみ
を用いて黒単色画像を出力することが可能である。
【0074】単色モードでは、一次帯電器2による帯電
動作及び、感光ドラム1の回転を行うが、現像に供せら
れるブラック現像器4Bk以外の他の3色の現像器4
Y,4C,4Mは、現像スリーブ4aの回転が停止した
状態で待機することになる。図2では黒単色画像形成中
の状態である。
【0075】このような単色モードを長時間続けて行う
と、現像器4Y,4C,4Mの停止した現像スリーブ4
aは一部分だけ放電生成物にさらされることになる。前
述したように、これらの放電生成物が水分と反応して、
放電生成物から作られる物質が停止した現像スリーブ4
aに多量に付着すると、現像器4Y,4C,4Mを使用
しての画像形成時に濃度ムラが発生してしまう。
【0076】この問題を防ぐために、本実施の形態にお
いては単色モードで画像形成を行う場合に、単色モード
で画像形成中の前記送風ファン13の回転数をフルカラ
ー画像形成時の1/2の回転数である2500rpmで
回転するように制御している。
【0077】このように制御することで、感光ドラム1
の表面に吹き付けられる風速が300mm/sとなり、
使用されない現像器4(図2中現像器4Y,4C,4
M)近傍の最大オゾン濃度は2ppm以下、NOX 濃度
は1ppm以下に抑えられる。
【0078】実験によると、本画像形成装置において
は、使用されない現像器4近傍の最大オゾン濃度が4p
pm以下、NOX 濃度は2.5ppm以下であれば、放
電生成物から作られる物質が回転を停止した現像スリー
ブ4a(図2中現像スリーブ4Ya,4Ca,4Ma)
に付着しにくく、この現像スリーブ4aを使用しての画
像形成では濃度ムラ等は発生しなかった。
【0079】一方、このように風速を遅くすると、一次
帯電器2内にたまるオゾンやNOX等の放電生成物が多
くなるが、300mm/sの風速で長時間連続で画像形
成を続けた場合でも、一次帯電器2内のオゾン濃度は1
5ppm以下、NOX 濃度は8ppm以下であり、放電
が不安定になったり、感光ドラム1表面が劣化したりと
いう問題は生じなかった。
【0080】しかし、一次帯電器2内のオゾン濃度やN
X 濃度は、感光ドラム1の長期寿命向上の点からは、
低ければ低いほど好ましく、前述したように本画像形成
装置のフルカラー画像形成モードでは、一次帯電器2に
吹き付ける風速を500mm/sで行っている。
【0081】また、空気中の水分量が少ない場合には、
放電生成物が水と反応しにくく、停止した現像スリーブ
4aに放電生成物から作られる物質が付着しにくいの
で、停止していた現像スリーブ4aの現像器4を使用し
ての画像形成時に濃度ムラが生じにくい。
【0082】この点に着目して、画像形成装置内の温度
及び湿度を検知する環境検知手段としての環境検知セン
サー(不図示)の検出値から絶対水分量を求め、絶対水
分量が所定量、例えば9g/kgよりも高い時は、単色
モード時の送風ファン13の回転数を前述のように25
00rpmにして風速を遅くして、絶対水分量が9g/
kg以下の時は、単色モード時の送風ファン13の回転
数をフルカラー画像形成時と同じ5000rpmにする
ようにしても良い。
【0083】即ち、ピッチ状の濃度ムラが生じない、絶
対水分量が低い条件では、少しでも一次帯電器2内のオ
ゾン濃度やNOX 濃度を下げることで、感光ドラム1の
寿命を向上できる。
【0084】また、絶対水分量に応じて、単色モード時
の送風ファン13の回転数を段階的に、絶対水分量が高
いほど回転数を小さくして風速を遅くするように変えて
も良い。
【0085】(第2の実施の形態)第2の実施の形態に
ついては、第1の実施の形態と同じ構成については同じ
符号を付してその説明を省略する。
【0086】図1に示すような画像形成装置において、
転写ドラム5a表面の記録材担持シート5fに繰り返し
て記録材Pを吸着させた場合に、記録材Pが記録材担持
シート5fに十分に吸着されなくなり、はがれてしま
い、紙づまりを起こす現象があった。
【0087】この原因は画像形成装置の長時間使用に伴
い、記録材担持シート5fに記録材Pから脱落した紙粉
が記録材担持シート5f上に付着、堆積して、記録材P
を記録材担持シート5fに静電的に吸着させる力が減少
するからである。
【0088】このような問題を防ぐために、本画像形成
装置においては、汚れた記録材担持シート5f表面を研
磨、清掃するための研磨手段である研磨ローラ5Kを備
えており、画像形成を3000枚行う毎に記録材担持シ
ート5fの研磨モードを行うようになっている。
【0089】研磨モードの動作について説明すると、先
の研磨モード動作からコピー枚数が3000枚に達した
場合、画像形成装置は画像形成動作を停止した待機状態
に入る。
【0090】この非画像形成動作時において、4つの現
像装置4は停止したままで、感光ドラム1が回転し、感
光ドラム1の回転から駆動を受けて転写ドラム5aが回
転する。回転する転写ドラム5aの記録材担持シート5
fに対して、研磨ローラ5kが接触するように加圧さ
れ、研磨ローラ5kは転写ドラム5aの回転に対してカ
ウンター方向に回転することで、記録材担持シート5f
は研磨、清掃される。
【0091】このとき、一次帯電器2の放電により、感
光ドラム1は画像形成時と同じ極性(負極)に帯電され
る。これは、転写ドラム5aと感光ドラム1との接触部
において剥離放電が生じても、感光ドラム1に電位のメ
モリーが生じるのを防ぐためである。
【0092】本実施の形態では、このような研磨モード
においても、送風ファン13の回転数をフルカラー画像
形成時の1/2である2500rpmで回転するように
制御している。
【0093】このようにすることで、停止又は待機して
いる現像器4近傍の最大オゾン濃度、及びNOX 濃度を
低くでき、研磨モード終了後に画像形成を行った時に、
現像スリーブ4aでのピッチの濃度ムラが生じるのを防
いでいる。
【0094】尚、上記研磨モードは本実施の形態の一例
である。画像形成装置においては、他にも例えば帯電条
件を調整するための電位調整モード等の現像器4を停止
して、一次帯電器2で帯電動作させつつ感光ドラム1を
回転させる空回転モードがいくつかあり、これらの空回
転モードの時に送風ファン13の回転数をフルカラー画
像形成時よりも小さい回転数で回転するように制御して
いる。
【0095】尚、本実施の形態も、画像形成装置内の絶
対水分量に応じて、空回転モード中の送風ファン13の
回転数を変えても良いことはいうまでもない。
【0096】
【発明の効果】本発明は、送風手段が送り込む空気の風
速を変更する風速制御を行うことで、帯電手段の放電生
成物を帯電手段から排除すると共に、帯電手段から排除
された放電生成物によって、現像手段の回転を停止した
現像剤担持体に放電生成物から作られる物質が付着する
ことを防止して、常に濃度ムラのない高品質な画像形成
を可能とする。
【0097】風速制御は、帯電手段が像担持体を帯電さ
せつつ現像剤担持体が回転する場合に比べて風速を遅く
することで、現像手段の回転を停止した現像剤担持体に
放電生成物から作られる物質が付着することを防止でき
る。
【0098】現像手段を複数備え、画像形成中に複数の
現像手段全てにより、現像剤を供給する第1の画像形成
モードと、画像形成中に複数の現像手段の内いずれか少
なくとも一つの現像剤担持体の回転を停止させた第2の
画像形成モードと、を備え、風速制御は、第2の画像形
成モード時の送風手段の風速を、第1の画像形成モード
時の送風手段の風速よりも、遅くしたことで、現像手段
の回転を停止した現像剤担持体に放電生成物から作られ
る物質が付着することを防止できる。
【0099】非画像形成動作時であって、現像剤担持体
の回転を停止して、帯電手段が像担持体を帯電させつつ
像担持体を回転する空回転モードを備え、風速制御は、
空回転モード時の送風手段の風速を、画像形成動作時の
送風手段の風速よりも、遅くしたことで、現像手段の回
転を停止した現像剤担持体に放電生成物から作られる物
質が付着することを防止できる。
【0100】絶対水分量が所定量よりも高い場合に、風
速制御を行うことで、現像手段の回転を停止した現像剤
担持体に放電生成物から作られる物質が付着することを
防止して、常に濃度ムラのない画像形成を可能とすると
共に、少しでも帯電手段から放電生成物を排除して、像
担持体の寿命を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置を示す概略構成図である。
【図2】画像形成装置の一部を示す拡大図である。
【図3】従来技術の画像形成装置の一部を示す拡大図で
ある。
【符号の説明】
1 感光ドラム 2 一次帯電器 3 露光手段 4 現像器 5 転写装置 6 クリーニング器 7 前露光ランプ 8 分離手段 9 定着器 10 排紙トレイ 11 給紙搬送部 12 ダクト 13 送風ファン 14 給紙カセット
フロントページの続き (72)発明者 長谷川 和弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 桝田 恒司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 2H003 AA01 AA18 CC01 2H027 DA13 DA14 DA32 DA35 DA50 EB06 EC06 EC14 ED30 EE04 EF09 EG06 FA28 JA02 JB24 JC02 ZA07 2H030 AD02 AD08 AD16 BB23 2H077 AD02 BA10 DA18 DA47 GA02 GA03 GA15

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、 該像担持体を帯電させる帯電手段と、 該帯電手段に装置外部の空気を送り込み、放電により発
    生する放電生成物を前記帯電手段から排除する送風手段
    と、 前記像担持体に回転して現像剤を供給する現像剤担持体
    を有する現像手段と、を備えた画像形成装置において、 前記送風手段が送り込む空気の風速を変更する風速制御
    を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記風速制御は、前記帯電手段が前記像
    担持体を帯電させつつ前記現像剤担持体が回転する場合
    に比べて風速を遅くすることを特徴とする請求項1に記
    載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記帯電手段が前記像担持体を帯電させ
    つつ前記現像剤担持体の回転を停止させた場合に、前記
    風速制御を行うことを特徴とする請求項2に記載の画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】 前記現像手段を複数備え、 前記帯電手段が前記像担持体を帯電させつつ複数の前記
    現像手段の内いずれか少なくとも一つの前記現像剤担持
    体の回転を停止させた場合に、前記風速制御を行うこと
    を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記現像手段を複数備え、 画像形成中に複数の前記現像手段全てにより、現像剤を
    供給する第1の画像形成モードと、 画像形成中に複数の前記現像手段の内いずれか少なくと
    も一つの前記現像剤担持体の回転を停止させた第2の画
    像形成モードと、を備え、 前記風速制御は、第2の画像形成モード時の前記送風手
    段の風速を、第1の画像形成モード時の前記送風手段の
    風速よりも、遅くしたことを特徴とする請求項1に記載
    の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 非画像形成動作時であって、前記現像剤
    担持体の回転を停止して、前記帯電手段が前記像担持体
    を帯電させつつ前記像担持体を回転する空回転モードを
    備え、 前記風速制御は、空回転モード時の前記送風手段の風速
    を、画像形成動作時の前記送風手段の風速よりも、遅く
    したことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 絶対水分量が所定量よりも大きい場合
    に、前記風速制御を行うことを特徴とする請求項2乃至
    6のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 絶対水分量に応じて、前記風速制御を段
    階的に行うことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか
    一つに記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 温度及び湿度を検知する環境検知手段を
    備え、 該環境検知手段の検知した検知結果から絶対水分量を算
    出することを特徴とする請求項7又は8に記載の画像形
    成装置。
  10. 【請求項10】 前記送風手段は、送風ファンを備え、 前記風速制御は、前記送風ファンの回転数を変更して風
    速を変更することを特徴とする請求項1乃至9のいずれ
    か一つに記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100555746B1 (ko) 2004-04-27 2006-03-03 삼성전자주식회사 산화촉매유닛과 산화촉매유닛의 제어방법 및, 이를 포함한습식 전자사진방식 화상형성장치
US7738810B2 (en) * 2006-02-17 2010-06-15 Seiko Epson Corporation Image forming apparatus and method of cooling control thereof
JP2011033830A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Canon Inc 画像形成装置

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