JP2000147948A - 感光体ユニット - Google Patents

感光体ユニット

Info

Publication number
JP2000147948A
JP2000147948A JP10319494A JP31949498A JP2000147948A JP 2000147948 A JP2000147948 A JP 2000147948A JP 10319494 A JP10319494 A JP 10319494A JP 31949498 A JP31949498 A JP 31949498A JP 2000147948 A JP2000147948 A JP 2000147948A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
photoconductor
drive
photoreceptor
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10319494A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3608961B2 (ja
Inventor
Kimihide Tsukamoto
公秀 塚本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP31949498A priority Critical patent/JP3608961B2/ja
Publication of JP2000147948A publication Critical patent/JP2000147948A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3608961B2 publication Critical patent/JP3608961B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 平歯車を用いてもジッタによる濃度むらを効
果的に抑制し、装置本体に対しての感光体ユニットの装
着を容易に行うことを可能にする。 【解決手段】 感光体ユニット17の感光体ドラム7
は、軸方向の両端で感光体支持体20によって回転可能
に支持される。軸方向の一側端面には、感光体駆動ギヤ
21が設けられ、装置本体側に設けられるモータ18か
ら、駆動出力ギヤ24、駆動入力ギヤ23、感光体連結
ギヤ22を介して回転駆動される。感光体駆動ギヤ21
および感光体連結ギヤ22のモジュールを小さくしてお
き、ジッタの発生周期を小さくして、画質の低下を目立
たなくする。感光体連結ギヤ22と同軸駆動入力ギヤ2
3および駆動出力ギヤ24のモジュールは大きくしてお
き、感光体ユニットの着脱時の噛み合わせの調整を容易
にして、噛み合わせに起因するジッタを低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やレーザプ
リンタ等の電子写真装置で、電子写真装置本体に対して
着脱自在に構成される感光体ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やレーザプリンタ、あるいは普通
紙ファクシミリ装置等の電子写真装置では、光学的に静
電潜像を形成するための感光体をユニット化して装置本
体に対して着脱自在に構成し、メンテナンスなどに対す
る便宜が図られている。たとえば特公平4−4839
0、特開平3−245160および特開平10−397
15などには、感光体と、帯電、現像またはクリーニン
グなどのうちの少なくとも1つを行う機能とを備えるプ
ロセスカートリッジに関連する先行技術が開示されてい
る。
【0003】図7は、従来からの基本的な感光体ユニッ
ト100で感光体ドラム101を回転駆動するための構
成を概略的に示す。感光体ユニット100内では、感光
体ドラム101が軸方向の一端側で、感光体支持体10
2によって回転自在に支持されている。感光体ドラム1
01の軸方向の他端側でも、同様に支持されている。感
光体ドラム101の軸方向の一側端面には、感光体ドラ
ム101を回転駆動するための感光体駆動ギヤ103
が、感光体ドラム101と同軸となるように配設されて
いる。このような構成によって、該感光体駆動ギヤ10
3に回転駆動力が伝達されれば、感光体ドラム101は
回転する。
【0004】感光体駆動ギヤ103には、感光体ユニッ
ト100を電子写真装置本体に装着するときに噛合する
モータ側ギヤ104を介して、回転駆動力が伝達され
る。モータ側ギヤ104には、電子写真装置本体に設け
られる駆動源であるモータ105からの回転駆動力が減
速して伝達される。なお、感光体駆動ギヤ103および
モータ側ギヤ104には、平歯車が多用されている。
【0005】一方、通常のモータ105には回転むらが
あり、この回転むらを原因の1つとして、感光体ドラム
101の回転には「ジッタ」と称される速度むらが発生
する。このようなジッタは、モータ側ギヤ104と感光
体駆動ギヤ103との噛み合わせ精度のむらや、噛み合
わせ時の歯と歯との当たりによる微妙な振動等によって
も発生する。このようにして発生される速度むらは、感
光体ドラム101への帯電むら、現像むら、あるいは転
写むらを引起こし、結果として形成される画像に速度む
らに応じた周期的な濃度むらを発生させる。このような
濃度むらは、特に中間調画像を形成するときに顕著に表
れる。
【0006】濃度むらを改善するために、モータ105
から感光体ドラム101へ駆動力を伝達するまでの減速
比を大きくしておけば、影響をある程度小さくすること
ができる。しかしながら、モータ側ギヤ104と感光体
駆動ギヤ103との噛み合わせ精度や、噛み合わせ時の
歯と歯との当たりによる微妙な振動等に基づく濃度むら
は、減速比を大きくしても解決することはできない。噛
み合わせ時の歯と歯との当たりによる微妙な振動の発生
は、感光体駆動ギヤ103およびモータ側ギヤ104と
が平歯車である場合に生じやすい。また噛み合わせ精度
は、歯車のピッチ円の直径としてのギヤ径を歯数で割っ
た値であるモジュールが大きなギヤを用いるようにすれ
ば向上する。しかしながら、歯と歯との当たりによる微
動が大きな周期で表れるようになり、ジッタのピッチが
粗くなって、上述したような濃度むらが目視で観察され
やすくなってしまう。
【0007】図8は、前述の特公平4−48390号公
報に開示されている先行技術の概略的な構成を示す。こ
の先行技術のプロセスカートリッジ110では、感光体
ドラム111を、感光体支持体112に相当するカート
リッジ筺体側に押付けられるように、感光体駆動ギヤ1
13およびモータ側ギヤ114に相当するドラムギヤお
よびドラム駆動ギヤにはす歯歯車を用いている。この先
行技術では、はす歯歯車を用いることによって、軸方向
のスラスト力を発生させ、感光体ドラム111の軸方向
のずれを改善し、良好な画質を得ることを目的としてい
る。なお、はす歯歯車を使用しているので、図7に示す
ような平歯車の感光体駆動ギヤ103およびモータ側ギ
ヤ104の組合わせの場合よりも、当たりが柔らかくな
り、前述のような噛み合わせ時に発生する微動も小さく
なって、ジッタによる濃度むらを効果的に抑制すること
ができる可能性もある。
【0008】特開平3−245160の先行技術では、
感光体3,3’の側端部に歯車が設けられ、装置本体側
の駆動伝達ギヤと噛合して回転駆動される構成が開示さ
れている。この先行技術に使用される歯車は、平歯車で
あり、ジッタに関しては図7と同様の問題があるはずで
ある。特開平10−39715には、感光体ドラムの一
端側に、感光体ドラムの直径の2倍以上の径を有するギ
ヤを設け、装置本体側から回転駆動する先行技術が開示
されている。この先行技術でも、感光体ドラムの回転駆
動に関しては、図7と同等であるので、同様なジッタの
問題を生じる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】特公平4−48390
号公報の先行技術の構成では、歯が斜めに噛み合うはす
歯歯車を使用しているので、平歯車に比べて駆動伝達の
負荷が増大してしまう。このため、駆動源として用いる
モータ115の負荷が増大し、大形でトルクの大きいモ
ータ115が必要となる。したがって、近年電子写真装
置に必要とされている、コンパクト化、省エネルギ化に
はそぐわないという問題がある。
【0010】特開平10−39715号公報の先行技術
では、感光体ドラムの軸に継手を介して接合される最終
段ギヤのモジュールを実用限界の最小限として使用でき
る。この先行技術では、この最終段ギヤは本体側に設置
し、感光体ドラムの軸とは継手を用いて接合している。
このため継手を構成する部品など、部品点数が増大し、
また大形のギヤを使用するために、装置の小形化が困難
になる。
【0011】特公平4−48390や特開平3−245
160の先行技術でモジュールの小さいギヤを感光体ユ
ニットの感光体ドラムの側端に装着する場合には、モジ
ュールの小さいギヤ間の噛み合わせを電子写真装置本体
と感光体ユニットとの間で調整する必要がある。モジュ
ールの小さい歯車では、歯が小さくなり、ピッチ円と歯
先円との差が小さくなるので、モジュールの小さい歯車
を、適切な噛み合わせ状態で組合わせることは、非常に
困難である。
【0012】本発明の目的は、平歯車を用い、大形でト
ルクの大きなモータを使用する必要がなく、ジッタによ
る濃度むらを効果的に抑制して、高画質の画像を得るこ
とができ、しかも装置本体に対して感光体ユニットの装
着を容易に行うことができる感光体ユニットを提供する
ことである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、ドラム状の感
光体と該感光体を回転自在に支持する感光体支持体とを
有し、電子写真装置本体に対して着脱自在な感光体ユニ
ットにおいて、感光体の軸方向の側端面に、該感光体と
同軸に設けられる感光体駆動ギヤと、感光体ユニットが
電子写真装置本体に装着されるときに、該電子写真装置
本体側の駆動出力ギヤと噛合し、モジュールが該感光体
駆動ギヤのモジュールより大きい駆動入力ギヤと、駆動
入力ギヤと感光体駆動ギヤとの間に配設され、該駆動入
力ギヤから該感光体駆動ギヤへと異なるモジュール間で
駆動力を伝達する駆動力伝達機構とを備えることを特徴
とする感光体ユニットである。
【0014】本発明に従えば、感光体ユニットは、ドラ
ム状の感光体と感光体を自由自在に支持する感光体支持
体とを有し、電子写真装置本体に対して着脱自在であ
る。感光体の軸方向の側端面には、感光体と同軸に感光
体駆動ギヤが設けられる。感光体ユニットには、さらに
感光体ユニットが電子写真装置本体に装着されるときに
電子写真装置本体側の駆動出力ギヤと噛合する駆動入力
ギヤも設けられる。駆動入力ギヤのモジュールは、感光
体駆動ギヤのモジュールより大きい。駆動入力ギヤと感
光体駆動ギヤとの間には、異なるモジュール間で駆動力
を伝達する駆動力伝達機構が設けられる。感光体ユニッ
トを電子写真装置本体側に装着すると、駆動入力ギヤに
は電子写真装置本体側の駆動出力ギヤから回転駆動力が
伝達され、感光体ユニット内で駆動入力ギヤよりもモジ
ュールの小さな感光体駆動ギヤには、駆動伝達機構を介
して回転駆動力が伝達される。感光体駆動ギヤに伝達さ
れる回転駆動力は、感光体駆動ギヤと同軸の感光体を回
転駆動する。駆動入力ギヤのモジュールを大きくしてあ
るので、感光体ユニットを電子写真装置本体に装着し
て、駆動入力ギヤと駆動出力ギヤとを噛み合わせる際
に、精度よく調整することができる。感光体駆動ギヤ
は、モジュールを小さくしてあるので、感光体の回転速
度むらに直接か関わりやすい感光体駆動ギヤにおける歯
と歯の当たりによる微動を、目視によっては観察されな
い程度の細かいピッチにすることができ、ジッタによる
濃度むらの影響を目立たなくすることができる。各ギヤ
に平歯車を用いてもジッタが目立たなくなるので、大形
でトルクの大きいモータを使用しなくても、高画質の画
像を得ることができる。
【0015】また本発明で前記駆動力伝達機構は、前記
感光体駆動ギヤに連結される感光体側連結ギヤと、前記
駆動入力ギヤまたは該駆動入力ギヤに連結される駆動側
連結ギヤとが、同軸上に配設されて一体的に回転する同
軸2段ギヤから成ることを特徴とする。
【0016】本発明に従えば、駆動力伝達機構を、同軸
上に配設されて一体的に回転する同軸2段ギヤによって
構成しているので、異なるモジュールのギヤ間での回転
駆動力の伝達を確実に行うことができる。
【0017】また本発明で前記駆動力伝達機構を構成す
る感光体側連結ギヤと、前記駆動入力ギヤまたは駆動側
連結ギヤとでは、該感光体側連結ギヤよりも該駆動入力
ギヤまたは駆動側連結ギヤの方がギヤ径が大であること
を特徴とする。
【0018】本発明に従えば、同軸上に配設されて一体
的に回転する駆動入力ギヤまたは駆動側連結ギヤと感光
体側連結ギヤは、駆動入力ギヤまたは駆動側連結ギヤの
方がギヤ径が大きいので、周速が大きくなり、モジュー
ルが大きくても速度むらの周期が小さくなるので、ジッ
タの影響を分散させて目立たなくすることができる。
【0019】また本発明で前記感光体駆動ギヤとこれに
連結される感光体側連結ギヤとは、一体化された位置決
め部材によって位置決めされることを特徴とする。
【0020】本発明に従えば、感光体駆動ギヤとこれに
連結される感光体側連結ギヤとを、位置決め部材によっ
て一体的に位置決めするので、これらの歯車のモジュー
ルを小さくしても、噛み合わせ精度が高い状態で保持
し、感光体駆動ギヤの「歯飛び」や「歯底あたり」と呼
ばれる現象が生じないようにして、駆動負荷の低減を図
ることができる。
【0021】また本発明は、前記感光体駆動ギヤと、前
記駆動力伝達機構を構成する感光体側連結ギヤとの間
に、さらに他の感光体側連結ギヤが介在されることを特
徴とする。
【0022】本発明に従えば、駆動力伝達機構を多くの
ギヤを介在させて構成するので、駆動源の回転むら等の
トルク変動を回転駆動力が感光体まで伝達される間に緩
和して、感光体側の回転むらを少なくすることができ、
ジッタによる濃度むらを目立たなくすることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態と
しての感光体ユニットが搭載される電子写真装置である
レーザプリンタ1の概略的な構成を示す。レーザプリン
タ1では、手差トレイ2から給紙ローラ3に給紙された
転写紙Pは、画像形成部4を経て、排紙ローラ5で排紙
部6に排出される。画像形成部4には、感光体ドラム7
が備えられ、この感光体ドラム7の周囲に現像装置8、
転写チャージャ9、クリーニンング装置10、および主
帯電器11が配設されている。現像装置8の上部には、
書込光学系12が設けられ、レーザビームを感光体ドラ
ム7の表面上に走査する。レーザビームは、走査に同期
しての照射の有無や照射の強度変化で、感光体ドラム7
の表面に画像を描く。感光体ドラム7の表面には、光半
導体層が設けられており、レーザ光で露光されると、感
光体ドラム7の表面には画像に対応する静電潜像が形成
される。現像装置8は、感光体ドラム7の表面に形成さ
れる静電潜像にトナーを吸着させ、可視像に変える現像
を行う。転写チャージャ9は、感光体ドラム7の表面に
形成されるトナーによる可視像を、転写チャージャ9と
感光体ドラム7との間に搬送される転写紙Pの表面に転
写させる。クリーニング装置10は、感光体ドラム7の
表面に残留するトナーを除去する。定着ユニット13
は、転写チャージャ9によって感光体ドラム7の表面か
ら転写紙P上に転写したトナー像を、熱によって定着さ
せるために設ける。転写紙Pは、レーザプリンタ1の底
部に設ける給紙カセット14から供給することもでき
る。
【0024】このようなレーザプリンタ1などの電子写
真装置では、現像装置8へのトナーの補給や、搬送の途
中で絡まってジャムを起こしてしまった転写紙Pの除去
などのために、感光体ドラム7を含む感光体ユニットが
着脱自在に構成されている。感光体ユニットの着脱の際
には、感光体ドラム7も感光体ユニットとともにレーザ
プリンタ1の本体に対して着脱される。感光体ドラム7
を回転駆動する駆動源はレーザプリンタ1の本体内に設
置されるので、感光体ユニットをレーザプリンタ1の本
体に装着しているときには駆動源からの回転駆動力で感
光体ドラム7が回転駆動され、感光体ユニットをレーザ
プリンタ1の本体から離脱させれば感光体ドラム7は駆
動源から切離される。
【0025】図2は、本実施形態の感光体ユニット17
で、感光体ドラム7を回転駆動するための構成を示す。
感光体ユニット17が着脱可能なレーザプリンタ1の本
体側には、モータ18および駆動力伝達機構19が設け
られる。感光体ドラム7は、軸方向の両端で、感光体支
持体20に回転自在に取付けられる。感光体ドラム7の
軸方向の一側端面には、感光体駆動ギヤ21が同軸に取
付けられている。感光体駆動ギヤ21に回転駆動力が伝
達されると、感光体駆動ギヤ21の回転に伴って感光体
ドラム7も回転する。
【0026】感光体ユニット17内には、感光体駆動ギ
ヤ21と噛合する感光体連結ギヤ22および駆動入力ギ
ヤ23も配設されている。駆動入力ギヤ23は、感光体
ユニット17がレーザプリンタ1の装置本体に装着され
たときに、装置本体側に設けられる駆動源としてのモー
タ18から駆動力伝達機構19を介して駆動される駆動
出力ギヤ24と噛合する。感光体連結ギヤ22と駆動入
力ギヤ23とは感光体支持体20によって回転自在に取
付けられる同一の軸上に装着され、一体的に回転する。
【0027】駆動入力ギヤ23は、感光体連結ギヤ22
よりもギヤ径が大きくなるように形成されている。これ
によって、同軸上に設けられる感光体連結ギヤ22と駆
動入力ギヤ23とは、角速度は同一になるけれども、周
速度はギヤ径に比例するので、感光体連結ギヤ22の周
速度の方が遅く、駆動入力ギヤ23の周速度の方が速く
なっている。
【0028】本実施形態では、感光体駆動ギヤ21およ
び感光体連結ギヤ22と、駆動入力ギヤ23および駆動
出力ギヤ24とは、それぞれ同一のモジュールを有して
いる。ただし、感光体駆動ギヤ21および感光体連結ギ
ヤ26などの感光体側ギヤ系のモジュールは、駆動入力
ギヤ23および駆動出力ギヤ24などのモータ側ギヤ系
のモジュールより小さくなっている。モジュールはギヤ
のピッチ円の直径を外周に形成される歯の数で除した値
であり、歯の大きさを表す。したがって、モジュールの
小さいギヤ系ほど歯が細かく、モジュールの大きいギヤ
系ほど歯が粗いことになる。本実施形態では、感光体側
ギヤ系のモジュールを小さくし、モータ側ギヤ系のモジ
ュールを大きくすることによって、ジッタに起因する濃
度むらを効果的に抑制することができる。
【0029】モジュールが大きい歯の噛み合わせでは、
モジュールが小さい場合よりも円滑に回転駆動力が伝達
可能な範囲を広くとることができる。モジュールが小さ
い歯車の噛み合わせでは、噛み合わせ状態が不充分な
「歯飛び」の状態や、噛み合わせが過剰な「歯底当た
り」の状態になりやすい。本実施形態では、モータ側ギ
ヤ系のモジュールを大きくしているので、感光体ユニッ
ト17装着時の駆動入力ギヤ23と駆動出力ギヤ24と
の間の噛み合わせに適切に調整することが容易で、感光
体ユニット17と電子写真装置本体との位置決め条件を
緩和することができる。モータ側のギヤ系の噛み合わせ
が良好になれば、感光体ユニット取付け時の位置合わせ
に起因するジッタの発生も抑制することができる。
【0030】しかも、感光体連結ギヤ22および駆動入
力ギヤ23は、同軸に設けた2段ギヤとして構成される
ので、モジュールを変えても同一の角速度で回転させる
ことができる。したがって、駆動入力ギヤ23は、感光
体ユニット17取付け時の精度向上を図ることが容易な
大きなモジュールとしながらも、感光体ドラム7を回転
駆動する感光体側ギヤ系のモジュールを小さくしている
ので、ジッタによる影響を目立たないようにすることが
できる。すなわち、感光体連結ギヤ22によって感光体
ドラム7を回転させる感光体駆動ギヤ21に回転駆動力
を伝達する際に歯と歯との当たりに起因する微動を、目
視では観察することができない程度に細かいピッチにす
ることができ、ジッタの影響を目立たなくすることがで
きる。
【0031】図3は、同軸に設ける2段ギヤである感光
体連結ギヤ22と駆動入力ギヤ23とに生じるジッタの
概要を示す。図3(a)は、感光体連結ギヤ22と駆動
入力ギヤ23とのモジュール比が1:1であり、周速比
も1:1である場合のジッタの関係を示す。この場合
に、感光体側ギヤ系の一歯の回転むら周期も、モータ側
ギヤ系の一歯の回転むら周期も大きいので、濃度むらが
目立ってしまう。
【0032】図3(b)は、感光体側ギヤ系のモジュー
ルをモータ側ギヤ系のモジュールの1/2とし、周速比
は1:1とした状態でのジッタの関係を示す。感光体側
ギヤ系では、モジュールが小さくなっているので、その
影響は細かく分散され、目視では検知できないように目
立たなくすることができる。モジュールを小さくすれ
ば、さらにジッタを細かく分散させることができる。た
だし、駆動側ギヤ系の一歯の回転むら周期に起因する濃
度むらは目立ってしまう。
【0033】図3(c)は、モータ側ギヤ系よりも駆動
側ギヤ系のモジュールを小さくして、たとえば1/2と
し、逆に周速比は1:2で感光体連結ギヤ22の方が大
きくなるようにしている。感光体連結ギヤ22は、モジ
ュールは小さいけれども周速が遅い。駆動入力ギヤ23
は、モジュールは大きいけれども周速も速い。このた
め、両者のジッタは同等の周期で表れ、全体として小さ
く分散されて、目立ちにくくなっている。駆動入力ギヤ
23は、感光体ユニットの着脱時に噛み合わせの調整の
容易さの点でモジュールを小さくすることは困難である
けれども、ギヤ径を大きくして感光体連結ギヤ22より
も周速を速め、ジッタのピッチを小さくすることができ
る。
【0034】図4は、本発明の実施の第2形態としての
感光体ユニットの部分的構成を示す。本実施形態で、先
に説明した部分と対応する部分には同一の参照符を付し
重複する説明を省略する。本実施形態の感光体ユニット
25では、感光体駆動ギヤ21と感光体連結ギヤ22と
の間に、新たな感光体連結ギヤ26を配設するととも
に、駆動入力ギヤ23と駆動出力ギヤ24との間にも、
新たな駆動側連結ギヤ27を配設している。すなわち、
図2に示す感光体ユニットの構成に、感光体連結ギヤ2
6および駆動側連結ギヤ27を介在させるので、モータ
18の回転むらなどのトルク変動の感光体ドラム7への
影響を、図2の感光体ユニット17よりも小さくするこ
とができる。感光体側連結ギヤ26は、感光体駆動ギヤ
21と感光体連結ギヤ22との間に配置され、駆動側連
結ギヤ27が駆動入力ギヤ23と駆動出力ギヤ24との
間に配置されるので、駆動出力ギヤ24がモータ18の
回転による振動等によって回転むらを生じていても、そ
の影響を緩和することができる。この結果、ジッタによ
る濃度むらもさらに目立たなくするように抑えることが
できる。
【0035】本実施形態で、新たに追加される感光体連
結ギヤ26および駆動側連結ギヤ27は、軸方向の両端
をそれぞれ感光体支持体28によって支持されている。
また、感光体駆動ギヤ21、感光体連結ギヤ22および
感光体連結ギヤ26は同一のモジュールであり、駆動入
力ギヤ23、駆動出力ギヤ24および駆動側連結ギヤ2
7も同一のモジュールである。ただし、感光体駆動ギヤ
21などの感光体側ギヤ系のモジュールは、駆動入力ギ
ヤ23などの駆動側ギヤ系のモジュールよりも小さくし
ておく点は、図2と同様である。
【0036】図5は、本発明の実施の第3形態としての
感光体ユニット29の部分的な構成を示す。本実施形態
は、図4に示す実施の第2形態の構成に、さらに位置決
め部材30を設けて、感光体駆動ギヤ21と感光体連結
ギヤ26とを一体的に位置決めしている。感光体側ギヤ
系では、モジュールが小さくなっているので、噛み合わ
せを精度よく調整する必要がある。本実施形態では、感
光体ユニット29内に感光ドラム7を組付ける際に、感
光体駆動ギヤ22と感光体連結ギヤ26とを、位置決め
部材30を用いて一体的に位置合わせを行う。モジュー
ルを細かくする場合には、噛み合わせの精度を上げるこ
とが困難になるけれども、このような一体的な位置合わ
せを行う位置決め部材30を感光体支持体28に対して
装着するだけで、感光体駆動ギヤ21と感光体連結ギヤ
26との噛み合わせ精度を容易に向上させることができ
る。歯車の噛み合わせの位置決め精度が悪いときには、
感光体駆動ギヤ21の「歯飛び」や「歯底あたり」と呼
ばれる現象が生じやすくなるけれども、位置決め部材3
0を用いて精度を向上させ、そのような現象を解消する
ことができる。また、歯車の噛み合わせ状態が適切に設
定されれば、伝達の際の最適な損失も現象するので、駆
動負荷を低減することもできる。
【0037】図6は、本発明の実施の第4形態としての
感光体ユニット31の部分的な構成を示す。本実施形態
では感光体支持体32で、感光体ドラム7の軸方向の両
端を回転可能に支持する。感光体7の軸方向の一側端面
には、感光体駆動ギヤ21が設けられ、感光体連結ギヤ
26と噛合している。感光体連結ギヤ26は、感光体連
結ギヤ33と噛合し、感光体連結ギヤ33と同軸に設け
られている駆動入力ギヤ34がレーザプリンタ1の本体
装置側の駆動出力ギヤ24と噛合して伝達される回転駆
動力によって回転駆動される。本実施形態では、感光体
駆動ギヤ21、感光体連結ギヤ26および感光体連結ギ
ヤ33で構成する感光体側ギヤ系のモジュールを小さく
し、駆動入力ギヤ34および駆動出力ギヤ24の組合わ
せのモジュールを大きくするとともに、同軸上の二重ギ
ヤとして構成される感光体連結ギヤ33のギヤ径を、駆
動入力ギヤ34のギヤ径よりも大きくしている。本実施
形態では、感光体側ギヤ系の方がモジュールが小さく、
しかも周速は大きくなるので、駆動側ギヤ系のジッタの
周期はより大きくなり、感光体側ギヤ系のジッタの周期
はより小さくなる。モータ18などの振動の周期などと
の関係で、本実施形態の方が総合的なジッタを少なくす
ることができる場合もあり得る。
【0038】以上説明した各実施形態では、レーザプリ
ンタ1に感光体ユニットを着脱することを前提にしてい
るけれども、電子写真装置としては、複写機やファクシ
ミリ装置など、電子写真プロセスを利用して画像を形成
する装置の感光体ユニットとして、本発明を同様に適用
することができる。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、駆動入力
ギヤのモジュールと感光体駆動ギヤのモジュールとを別
々に設計し、感光体駆動ギヤのモジュールを小さく、駆
動入力ギヤのモジュールを大きくすることができる。感
光体ユニットの電子写真装置本体への取付け時に、噛み
合わせ精度をよく調整しないとジッタの原因となる駆動
入力ギヤと駆動出力ギヤとの噛み合わせ精度は、モジュ
ールが大きいので容易に調整することができる。これに
よって、感光体ユニットと電子写真装置本体の位置決め
に要する精度の緩和を図ることもできる。しかも、感光
体駆動ギヤは、モジュールを小さくしているので、歯と
歯とのあたりによる微動を小さくし、感光体の回転速度
むらを減少させて、目視では観察することができない程
度のピッチの変動とすることができる。したがって、ジ
ッタによる濃度むらを小さくして、目立たなくすること
ができる。各ギヤとして平歯車を使用しても、濃度むら
を小さくすることができるので、モータのトルクを小さ
くして、小形化することもできる。
【0040】また本発明によれば、感光体連結ギヤと駆
動入力ギヤあるいは駆動側連結ギヤとは、一体構成であ
っても互いに結合して一体駆動されても、同軸上に設け
られるモジュールの異なる歯車間で確実な駆動力の伝達
を行うことができる。
【0041】また本発明によれば、駆動側の周速を大き
くするので、ジッタのピッチを小さくし、目立たないよ
うにすることができる。
【0042】また本発明によれば、感光体駆動ギヤのモ
ジュールが小さいので、予め位置決め部材で一体化して
おき、感光体側連結ギヤとの噛み合わせの精度を確保し
ておくことができる。感光体駆動ギヤの「歯飛び」およ
び「歯底当たり」と呼ばれる現象が生じにくくなって、
駆動負荷の低減も図ることができる。
【0043】また本発明によれば、駆動力伝達機構の複
数のギヤ間を回転駆動力が伝達される間に、駆動源の回
転むら等のトルク変動や、負荷変動を緩和して、感光体
側の回転むらを少なくすることができ、ジッタによる濃
度むらを目立たなくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態としての感光体ユニッ
トを含むレーザプリンタ装置1の概略的な構成を示す側
面断面図である。
【図2】図1の実施形態の感光体ユニット17の部分的
な断面図である。
【図3】図1の実施形態で駆動入力ギヤ23および感光
体連結ギヤ22、モジュール比および周速比とジッタと
の関係を示す波形図である。
【図4】本発明の実施の第2形態の感光体ユニット25
の部分断面図である。
【図5】本発明の実施の第3形態の感光体ユニット29
の部分断面図である。
【図6】本発明の実施の第6形態の感光体ユニット31
の部分断面図である。
【図7】従来からの感光体ユニット100の部分断面図
である。
【図8】先行技術の感光体ユニットの部分断面図であ
る。
【符号の説明】 1 レーザプリンタ 7 感光体ドラム 17,25,29,31 感光体ユニット 20,28,32 感光体支持体 21 感光体駆動ギヤ 22,33 感光体連結ギヤ 23,34 駆動入力ギヤ 24 駆動出力ギヤ 26 感光体側連結ギヤ 27 駆動側連結ギヤ 30 位置決め部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドラム状の感光体と該感光体を回転自在
    に支持する感光体支持体とを有し、電子写真装置本体に
    対して着脱自在な感光体ユニットにおいて、 感光体の軸方向の側端面に、該感光体と同軸に設けられ
    る感光体駆動ギヤと、感光体ユニットが電子写真装置本
    体に装着されるときに、該電子写真装置本体側の駆動出
    力ギヤと噛合し、モジュールが該感光体駆動ギヤのモジ
    ュールより大きい駆動入力ギヤと、 駆動入力ギヤと感光体駆動ギヤとの間に配設され、該駆
    動入力ギヤから該感光体駆動ギヤへと異なるモジュール
    間で駆動力を伝達する駆動力伝達機構とを備えることを
    特徴とする感光体ユニット。
  2. 【請求項2】 前記駆動力伝達機構は、前記感光体駆動
    ギヤに連結される感光体側連結ギヤと、前記駆動入力ギ
    ヤまたは該駆動入力ギヤに連結される駆動側連結ギヤと
    が、同軸上に配設されて一体的に回転する同軸2段ギヤ
    から成ることを特徴とする請求項1記載の感光体ユニッ
    ト。
  3. 【請求項3】 前記駆動力伝達機構を構成する感光体側
    連結ギヤと、前記駆動入力ギヤまたは駆動側連結ギヤと
    では、該感光体側連結ギヤよりも該駆動入力ギヤまたは
    駆動側連結ギヤの方がギヤ径が大であることを特徴とす
    る請求項2記載の感光体ユニット。
  4. 【請求項4】 前記感光体駆動ギヤとこれに連結される
    感光体側連結ギヤとは、一体化された位置決め部材によ
    って位置決めされることを特徴とする請求項2または3
    に記載の感光体ユニット。
  5. 【請求項5】 前記感光体駆動ギヤと、前記駆動力伝達
    機構を構成する感光体側連結ギヤとの間に、さらに他の
    感光体側連結ギヤが介在されることを特徴とする請求項
    2〜4のいずれかに記載の感光体ユニット。
JP31949498A 1998-11-10 1998-11-10 感光体ユニット Expired - Fee Related JP3608961B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31949498A JP3608961B2 (ja) 1998-11-10 1998-11-10 感光体ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31949498A JP3608961B2 (ja) 1998-11-10 1998-11-10 感光体ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000147948A true JP2000147948A (ja) 2000-05-26
JP3608961B2 JP3608961B2 (ja) 2005-01-12

Family

ID=18110854

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31949498A Expired - Fee Related JP3608961B2 (ja) 1998-11-10 1998-11-10 感光体ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3608961B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006267259A (ja) * 2005-03-22 2006-10-05 Fuji Xerox Co Ltd プロセスユニット及び画像形成装置
US7245858B2 (en) 2004-01-27 2007-07-17 Sharp Kabushiki Kaisha Gear mechanism and image forming apparatus using same
US7280947B2 (en) 2002-10-11 2007-10-09 Sharp Kabushiki Kaisha Gear-driving-system designing system
JP2010134371A (ja) * 2008-12-08 2010-06-17 Konica Minolta Business Technologies Inc クリーニング装置およびそれを備えた画像形成装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7280947B2 (en) 2002-10-11 2007-10-09 Sharp Kabushiki Kaisha Gear-driving-system designing system
CN100409108C (zh) * 2002-10-11 2008-08-06 夏普株式会社 齿轮驱动***的设计***
US7245858B2 (en) 2004-01-27 2007-07-17 Sharp Kabushiki Kaisha Gear mechanism and image forming apparatus using same
JP2006267259A (ja) * 2005-03-22 2006-10-05 Fuji Xerox Co Ltd プロセスユニット及び画像形成装置
JP2010134371A (ja) * 2008-12-08 2010-06-17 Konica Minolta Business Technologies Inc クリーニング装置およびそれを備えた画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3608961B2 (ja) 2005-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8585537B2 (en) Driving device and image forming apparatus
JP2003186273A (ja) 画像形成装置
JP2018017889A (ja) 画像形成装置
JPH09185200A (ja) 駆動伝達装置
JP2851861B2 (ja) 感光体ドラム及びこの感光体ドラムを有するプロセスカートリッジ及びこのプロセスカートリッジが着脱可能な画像形成装置
JP3339274B2 (ja) 画像形成装置
JP3608961B2 (ja) 感光体ユニット
JP2010032917A (ja) 駆動伝達装置および画像形成装置
JP2001235970A (ja) 像担持体の駆動装置及びその駆動装置を有する画像形成装置
JP2006301346A (ja) 回転体の駆動装置及びこれを備えた画像形成装置
JP4963565B2 (ja) 画像形成装置
JP2004348001A (ja) 画像形成装置
JPH04360158A (ja) 潜像担持体の駆動装置
JP3067303B2 (ja) カラープリンタ
JPH0932897A (ja) 駆動伝達装置
JPH02165181A (ja) 画像形成装置
JP2006084622A (ja) 画像形成装置
JPH11316478A (ja) 画像形成装置の駆動装置
JP3156234B2 (ja) 多色画像形成装置
JP3465542B2 (ja) 画像形成装置の駆動システム
JP2008058360A (ja) 駆動連結機構、駆動装置、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2000352851A (ja) 画像形成装置
JP6555570B2 (ja) 駆動装置および画像形成装置
JP2002243007A (ja) 回転体駆動機構
JP2004077986A (ja) 駆動ムラ防止機構

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040608

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040728

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041005

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041012

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071022

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081022

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081022

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091022

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091022

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101022

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111022

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121022

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131022

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees