JP2000147863A - カラー電子写真方法およびカラー電子写真紙 - Google Patents
カラー電子写真方法およびカラー電子写真紙Info
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- JP2000147863A JP2000147863A JP10325136A JP32513698A JP2000147863A JP 2000147863 A JP2000147863 A JP 2000147863A JP 10325136 A JP10325136 A JP 10325136A JP 32513698 A JP32513698 A JP 32513698A JP 2000147863 A JP2000147863 A JP 2000147863A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 表面光沢が均一で優れた画像を得ることがで
きるカラー電子写真方法を提供する。 【解決手段】 像担持体（感光体）上に原画像を色分解
された光像に対応して順次形成される各色に対応する静
電潜像を各色のトナーで順次現像し、該現像像を中間転
写体（転写ベルト）上に静電的に順次重ねて一次転写
し、中間体上に多重転写されたカラートナー像を記録媒
体上に２次転写するカラー電子写真方法において、２次
転写されたカラートナー像で形成されるトナー層の厚み
に対応してトナー量が少ない部分に透明トナー（３３
中、○で示される層）を有し、カラートナー像における
トナー層（３３）の厚みを画像域において実質的に同一
としたカラー電子写真方法である。
きるカラー電子写真方法を提供する。 【解決手段】 像担持体（感光体）上に原画像を色分解
された光像に対応して順次形成される各色に対応する静
電潜像を各色のトナーで順次現像し、該現像像を中間転
写体（転写ベルト）上に静電的に順次重ねて一次転写
し、中間体上に多重転写されたカラートナー像を記録媒
体上に２次転写するカラー電子写真方法において、２次
転写されたカラートナー像で形成されるトナー層の厚み
に対応してトナー量が少ない部分に透明トナー（３３
中、○で示される層）を有し、カラートナー像における
トナー層（３３）の厚みを画像域において実質的に同一
としたカラー電子写真方法である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はカラー電子写真方法
に関し、特に表面光沢の優れた画像を得るためのカラー
電子写真方法およびこの方法で得られたカラー電子写真
紙に関する。
に関し、特に表面光沢の優れた画像を得るためのカラー
電子写真方法およびこの方法で得られたカラー電子写真
紙に関する。
【０００２】カラー電子写真方法では、感光体上に帯電
後、フイルターで色分解された光像を露光して感光体上
に静電潜像を形成し、トナーによりトナー像を得てこの
トナー像を転写体に転写し、この工程をレッド、グリー
ン、ブルーフイルター等による露光を繰り返し、転写体
上に各色のトナーが転写された多重カラートナー像が
得、この多重カラートナー像を転写用紙に転写した後、
熱溶融定着して転写用紙上にカラー画像を得ている。
後、フイルターで色分解された光像を露光して感光体上
に静電潜像を形成し、トナーによりトナー像を得てこの
トナー像を転写体に転写し、この工程をレッド、グリー
ン、ブルーフイルター等による露光を繰り返し、転写体
上に各色のトナーが転写された多重カラートナー像が
得、この多重カラートナー像を転写用紙に転写した後、
熱溶融定着して転写用紙上にカラー画像を得ている。
【０００３】この場合、カラートナー像の色濃度が濃い
部分は、各色のトナーが重ねられるためトナー層が厚く
なり、カラートナー像の色濃度が薄い部分は、重ねられ
るトナーが１種または２種と少ないため、トナー層が薄
くなる。この結果、カラートナー像を定着ロールで定着
して得られるカラー画像の最上層の高さは、色濃度の違
いにより差が生じ、特に色濃度の高い部分では、あたか
も油絵の絵の具で描いた如き様相を呈し、画像領域全面
の光沢が不均一であった。
部分は、各色のトナーが重ねられるためトナー層が厚く
なり、カラートナー像の色濃度が薄い部分は、重ねられ
るトナーが１種または２種と少ないため、トナー層が薄
くなる。この結果、カラートナー像を定着ロールで定着
して得られるカラー画像の最上層の高さは、色濃度の違
いにより差が生じ、特に色濃度の高い部分では、あたか
も油絵の絵の具で描いた如き様相を呈し、画像領域全面
の光沢が不均一であった。
【０００４】このような表面の不均一な光沢をなくすこ
とを目的の１つとして、感光体に透明高分子トナーを付
着させる工程と、次に、この透明高分子トナー上に色ト
ナーによる画像を形成する工程を、上記感光体上の透明
高分子トナーと色トナー画像とを転写材に転写する工程
と、転写材上の透明高分子トナーと色トナー画像を同時
に定着する工程を有するカラー電子写真法が提案されて
いる（特公昭５９−２５２１５号公報）。
とを目的の１つとして、感光体に透明高分子トナーを付
着させる工程と、次に、この透明高分子トナー上に色ト
ナーによる画像を形成する工程を、上記感光体上の透明
高分子トナーと色トナー画像とを転写材に転写する工程
と、転写材上の透明高分子トナーと色トナー画像を同時
に定着する工程を有するカラー電子写真法が提案されて
いる（特公昭５９−２５２１５号公報）。
【０００５】しかし、この方法が製造されるカラー画像
は、透明高分子トナーを付着させる工程を有することが
記載されているが、透明高分子トナーは，ほば均一な厚
みの透明高分子トナー層が形成されているものとみられ
る。したがって、転写用紙上に定着されたカラー画像の
表面は、透明高分子トナーからなる層が形成されてはい
るが、カラー画像の最上層の高さは、色濃度の違いによ
り差が依然として生じているため、画像領域全面の光沢
が不均一である点は完全には解消されていない。
は、透明高分子トナーを付着させる工程を有することが
記載されているが、透明高分子トナーは，ほば均一な厚
みの透明高分子トナー層が形成されているものとみられ
る。したがって、転写用紙上に定着されたカラー画像の
表面は、透明高分子トナーからなる層が形成されてはい
るが、カラー画像の最上層の高さは、色濃度の違いによ
り差が依然として生じているため、画像領域全面の光沢
が不均一である点は完全には解消されていない。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第１の目的
は、表面光沢が均一で優れた画像を得ることができるカ
ラー電子写真方法を提供することにある。本発明の第２
の目的は、上記したカラー電子写真方法で得られるカラ
ー電子写真紙を提供することにある。
は、表面光沢が均一で優れた画像を得ることができるカ
ラー電子写真方法を提供することにある。本発明の第２
の目的は、上記したカラー電子写真方法で得られるカラ
ー電子写真紙を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記した第１の目的を達
成するための、本発明のカラー電子写真方法は、 ＜１＞ 像担持体上に原画像を色分解された光像に対応
して順次形成される各色に対応する静電潜像を各色のト
ナーで順次現像し、該現像像を中間転写体上に静電的に
順次重ねて一次転写し、中間体上に多重転写されたカラ
ートナー像を記録媒体上に２次転写するカラー電子写真
方法において、２次転写されたカラートナー像で形成さ
れるトナー層の厚みに対応してトナー量が少ない部分に
透明トナー有し、カラートナー像におけるトナー層の厚
みを画像域において実質的に同一としたことを特徴とす
るカラー電子写真方法である。 ＜２＞ 前記原画像の反転画像を形成し、該反転画像に
対応する透明トナー像を作成し、該透明トナー像を前記
カラートナー像が転写された記録媒体に転写することを
特徴とする＜１＞に記載のカラー電子写真方法である。 ＜３＞ 前記原画像の反転画像を形成し、該反転画像に
対応する透明トナー像を作成し、該透明トナー像を前記
中間体上に転写することを特徴とする＜１＞に記載のカ
ラー電子写真方法である。 上記した第２の目的を達成するための、本発明のカラー
電子写真紙は、上記した＜１＞、＜２＞又は＜３＞に記
載された方法で作成されたカラー電子写真紙である。
成するための、本発明のカラー電子写真方法は、 ＜１＞ 像担持体上に原画像を色分解された光像に対応
して順次形成される各色に対応する静電潜像を各色のト
ナーで順次現像し、該現像像を中間転写体上に静電的に
順次重ねて一次転写し、中間体上に多重転写されたカラ
ートナー像を記録媒体上に２次転写するカラー電子写真
方法において、２次転写されたカラートナー像で形成さ
れるトナー層の厚みに対応してトナー量が少ない部分に
透明トナー有し、カラートナー像におけるトナー層の厚
みを画像域において実質的に同一としたことを特徴とす
るカラー電子写真方法である。 ＜２＞ 前記原画像の反転画像を形成し、該反転画像に
対応する透明トナー像を作成し、該透明トナー像を前記
カラートナー像が転写された記録媒体に転写することを
特徴とする＜１＞に記載のカラー電子写真方法である。 ＜３＞ 前記原画像の反転画像を形成し、該反転画像に
対応する透明トナー像を作成し、該透明トナー像を前記
中間体上に転写することを特徴とする＜１＞に記載のカ
ラー電子写真方法である。 上記した第２の目的を達成するための、本発明のカラー
電子写真紙は、上記した＜１＞、＜２＞又は＜３＞に記
載された方法で作成されたカラー電子写真紙である。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明のカラー電子写真方
法の好ましい実施の形態を説明する。図１は、本発明の
方法の一実施の形態を示す概略的構成図であり、１はカ
ラートナー現像部、２は像担持体としての第１の感光体
ドラム、３は中間転写体としてのベルト転写体、４は透
明トナー現像部、５は第２の感光体ドラム、６は転写ロ
ール、７は記録媒体としての用紙、８は転写ロール、９
は定着ロールをそれぞれ示している。
法の好ましい実施の形態を説明する。図１は、本発明の
方法の一実施の形態を示す概略的構成図であり、１はカ
ラートナー現像部、２は像担持体としての第１の感光体
ドラム、３は中間転写体としてのベルト転写体、４は透
明トナー現像部、５は第２の感光体ドラム、６は転写ロ
ール、７は記録媒体としての用紙、８は転写ロール、９
は定着ロールをそれぞれ示している。
【０００９】第１の感光体ドラム２には、図示していな
い帯電器により一次帯電、例えば、プラス帯電させ、未
露光の状態でカラートナー現像器１を作動する。カラー
トナー現像器１は、イェロー（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）、
シアン（Ｃ）、ブラック（Ｋ）の各色の現像器１Ａ〜１
Ｄを備え、それぞれの現像器では、公知の攪拌ロール等
を有し、負極性を有するトナーがそれぞれ現像ローラ１
Ａ〜１Ｄに供給される。
い帯電器により一次帯電、例えば、プラス帯電させ、未
露光の状態でカラートナー現像器１を作動する。カラー
トナー現像器１は、イェロー（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）、
シアン（Ｃ）、ブラック（Ｋ）の各色の現像器１Ａ〜１
Ｄを備え、それぞれの現像器では、公知の攪拌ロール等
を有し、負極性を有するトナーがそれぞれ現像ローラ１
Ａ〜１Ｄに供給される。
【００１０】第１の感光体ドラム２には、図示していな
い露光器から原画像の色分解に対応した静電潜像を形成
し、それぞれに対応した現像器１Ａ〜１Ｄで各色のカラ
ートナー像順次を形成し、各色のカラートナー像をベル
ト転写体３に順次転写する。転写ロール８には、トナー
の帯電極性とは逆特性の転写用電圧が印加されており、
ベルト転写体３上に形成された多重カラートナー像は転
写ロール８を介して用紙７に転写される。図２は、この
とき、用紙７上に転写された多重カラートナー像の状態
を示す断面図である。図２において、２１は支持体、２
２は受像層、２３はカラートナー転写層を示し、イェロ
ー（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）、シアン（Ｃ）の各色のトナ
ーが積層された部分はトナー量が多く、イェロー
（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）がそれぞれ単独に転写された部
分は、トナー量を少なくなっており、全体的にトナー転
写層の厚みが不均一となっている。
い露光器から原画像の色分解に対応した静電潜像を形成
し、それぞれに対応した現像器１Ａ〜１Ｄで各色のカラ
ートナー像順次を形成し、各色のカラートナー像をベル
ト転写体３に順次転写する。転写ロール８には、トナー
の帯電極性とは逆特性の転写用電圧が印加されており、
ベルト転写体３上に形成された多重カラートナー像は転
写ロール８を介して用紙７に転写される。図２は、この
とき、用紙７上に転写された多重カラートナー像の状態
を示す断面図である。図２において、２１は支持体、２
２は受像層、２３はカラートナー転写層を示し、イェロ
ー（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）、シアン（Ｃ）の各色のトナ
ーが積層された部分はトナー量が多く、イェロー
（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）がそれぞれ単独に転写された部
分は、トナー量を少なくなっており、全体的にトナー転
写層の厚みが不均一となっている。
【００１１】一方、原画像をデジタル処理で記憶してお
き、その反転画像をデジタル処理で作成する。この反転
画像を第２の感光体ドラム５上に静電潜像として形成
し、この静電潜像に対して透明トナー現像部４から透明
トナーを供給し、感光体トナー５上に透明トナー像を形
成する。この透明トナー像は、転写ロール６を介して用
紙７に形成されたカラートナー像上に転写される。図３
は、透明トナーが転写された状態を示す断面図である。
図３において、３３はトナー層を示し、イェロー
（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）、シアン（Ｃ）の各色のトナー
が積層された部分には透明トナーが転写されることがな
く、イェロー（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）がそれぞれ単独に
転写された部分は、やや多くの透明トナーが転写され、
いずれのカラートナーも転写されていない部分には最も
多くの透明トナーが転写され、トナー層の厚みは均一と
なっている。次に受像層２２上のトナー像は、定着ロー
ル８を介して定着され、トナー層の厚みが均一化する。
き、その反転画像をデジタル処理で作成する。この反転
画像を第２の感光体ドラム５上に静電潜像として形成
し、この静電潜像に対して透明トナー現像部４から透明
トナーを供給し、感光体トナー５上に透明トナー像を形
成する。この透明トナー像は、転写ロール６を介して用
紙７に形成されたカラートナー像上に転写される。図３
は、透明トナーが転写された状態を示す断面図である。
図３において、３３はトナー層を示し、イェロー
（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）、シアン（Ｃ）の各色のトナー
が積層された部分には透明トナーが転写されることがな
く、イェロー（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）がそれぞれ単独に
転写された部分は、やや多くの透明トナーが転写され、
いずれのカラートナーも転写されていない部分には最も
多くの透明トナーが転写され、トナー層の厚みは均一と
なっている。次に受像層２２上のトナー像は、定着ロー
ル８を介して定着され、トナー層の厚みが均一化する。
【００１２】図４は、本発明のカラー電子写真方法の他
の実施の形態を示し、図１は実質的に同一の構成部分は
同一の符号で表している。図４においては、第１の感光
体ドラム２には、図示していない露光器から原画像の色
分解に対応した静電潜像を形成し、それぞれに対応した
現像器１Ａ〜１Ｄで各色のカラートナー像を順次を形成
し、各色のカラートナー像をベルト転写体３に順次転写
する。転写ロール８には、トナーの帯電極性とは逆特性
の転写用電圧が印加されており、ベルト転写体３上に形
成された多重カラートナー像は、用紙７に転写される。
図２は、このとき、用紙７上に転写された多重カラート
ナー像の状態を示す断面図である。図２において、２１
は支持体、２２は受像層、２３はカラートナー転写層を
示し、イェロー（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）、シアン（Ｃ）
の各色のトナーが積層された部分はトナー量が多く、イ
ェロー（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）がそれぞれ単独に転写さ
れた部分は、トナー量を少なくなっており、全体的にト
ナー転写層の厚みが不均一となっている。
の実施の形態を示し、図１は実質的に同一の構成部分は
同一の符号で表している。図４においては、第１の感光
体ドラム２には、図示していない露光器から原画像の色
分解に対応した静電潜像を形成し、それぞれに対応した
現像器１Ａ〜１Ｄで各色のカラートナー像を順次を形成
し、各色のカラートナー像をベルト転写体３に順次転写
する。転写ロール８には、トナーの帯電極性とは逆特性
の転写用電圧が印加されており、ベルト転写体３上に形
成された多重カラートナー像は、用紙７に転写される。
図２は、このとき、用紙７上に転写された多重カラート
ナー像の状態を示す断面図である。図２において、２１
は支持体、２２は受像層、２３はカラートナー転写層を
示し、イェロー（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）、シアン（Ｃ）
の各色のトナーが積層された部分はトナー量が多く、イ
ェロー（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）がそれぞれ単独に転写さ
れた部分は、トナー量を少なくなっており、全体的にト
ナー転写層の厚みが不均一となっている。
【００１３】一方、原画像をデジタル処理で記憶してお
き、その反転画像をデジタル処理で作成する。この反転
画像を第１の感光体ドラム２上に静電潜像として形成
し、この静電潜像に対して透明トナー現像部４から透明
トナーを供給し、第１の感光体ドラム２上に透明トナー
像を形成する。この透明トナー像は第１の感光体ドラム
２からベルト転写体３に転写される。したがって、ベル
ト転写体３上には、カラートナー像と透明トナー像から
なる前記した図４に示すトナー像と同様なトナー像が形
成される。このトナー像が、転写ロール８を介して用紙
７に転写され、定着ロール９で定着される。
き、その反転画像をデジタル処理で作成する。この反転
画像を第１の感光体ドラム２上に静電潜像として形成
し、この静電潜像に対して透明トナー現像部４から透明
トナーを供給し、第１の感光体ドラム２上に透明トナー
像を形成する。この透明トナー像は第１の感光体ドラム
２からベルト転写体３に転写される。したがって、ベル
ト転写体３上には、カラートナー像と透明トナー像から
なる前記した図４に示すトナー像と同様なトナー像が形
成される。このトナー像が、転写ロール８を介して用紙
７に転写され、定着ロール９で定着される。
【００１４】本発明において、カラートナーには公知の
トナーが使用可能であり、透明トナーは、各々のカラー
トナーを構成する結着樹脂と同じ成分からなる結着樹脂
が望ましいが、負極性を有する樹脂を使用することがで
きる。このような負極性を有する樹脂としては、ポリ塩
化ビニル、塩化ビニル−スチレン共重合体、塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体、塩素化ポリスチレン、塩素化ポ
リエステル、塩素化ポリエチレン、塩素化パラフィン、
フェノール樹脂、サリチル酸樹脂、ロジン変性マレイン
酸樹脂、ロジン変性フェノール樹脂、アルキルフェノー
ル樹脂等が挙げられる。これらの樹脂は、単独または２
種以上併用して使用することができる。透明トナーは、
５〜２０μｍ程度の粒子からなるものが好ましく、より
好ましくは５〜１０μｍである。
トナーが使用可能であり、透明トナーは、各々のカラー
トナーを構成する結着樹脂と同じ成分からなる結着樹脂
が望ましいが、負極性を有する樹脂を使用することがで
きる。このような負極性を有する樹脂としては、ポリ塩
化ビニル、塩化ビニル−スチレン共重合体、塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体、塩素化ポリスチレン、塩素化ポ
リエステル、塩素化ポリエチレン、塩素化パラフィン、
フェノール樹脂、サリチル酸樹脂、ロジン変性マレイン
酸樹脂、ロジン変性フェノール樹脂、アルキルフェノー
ル樹脂等が挙げられる。これらの樹脂は、単独または２
種以上併用して使用することができる。透明トナーは、
５〜２０μｍ程度の粒子からなるものが好ましく、より
好ましくは５〜１０μｍである。
【００１５】また、透明トナーには、必要に応じて、任
意の成分を添加することができる。例えば、ワックス
類、脂肪酸、または脂肪酸の金属塩を添加すると、透明
トナーが定着時に熱溶融する際、均一被膜が形成されや
すく、透明性が向上し表面光沢に優れたカラー画像が得
られる。また、熱ロールによる定着時には、オフセット
を防止する効果を発揮することもできる。
意の成分を添加することができる。例えば、ワックス
類、脂肪酸、または脂肪酸の金属塩を添加すると、透明
トナーが定着時に熱溶融する際、均一被膜が形成されや
すく、透明性が向上し表面光沢に優れたカラー画像が得
られる。また、熱ロールによる定着時には、オフセット
を防止する効果を発揮することもできる。
【００１６】ワックス類としては、ポリエチレングリコ
ール、カルナバロー、パラフィン、塩化パラフィン等が
挙げられ、脂肪酸には、ステアリン酸、オレイン酸、パ
ルミチン酸、カプリル酸、リノール酸等が挙げられ、脂
肪酸の金属塩としては、ステアリン酸亜鉛、ステアリン
酸バリウム、ステアリン酸カドミウム、ステアリン酸マ
グネシウム等のステアリン酸の金属塩；オレイン酸亜
鉛、オレイン酸マンガン、オレイン酸鉄、オレイン酸コ
バルト、オレイン酸銅、オレイン酸マグネシウム等のオ
レイン酸の金属塩；パルミチン酸亜鉛、パルミチン酸コ
バルト、パルミチン酸銅、パルミチン酸マグネシウム、
パルミチン酸アルミニウム、パルミチン酸カルシウム等
のパルミチン酸の金属塩；カプリル酸鉛等のカプリル酸
の金属塩：リノール酸亜鉛、リノール酸コバルト、リノ
ール酸カルシウム等のリノール酸の金属塩等が挙げられ
る。これらのワックス類、脂肪酸、または脂肪酸の金属
塩は１種または２種以上を透明トナーの樹脂中に０．１
〜７重量％、好ましくは０．１〜５重量％含有させるこ
とができる。
ール、カルナバロー、パラフィン、塩化パラフィン等が
挙げられ、脂肪酸には、ステアリン酸、オレイン酸、パ
ルミチン酸、カプリル酸、リノール酸等が挙げられ、脂
肪酸の金属塩としては、ステアリン酸亜鉛、ステアリン
酸バリウム、ステアリン酸カドミウム、ステアリン酸マ
グネシウム等のステアリン酸の金属塩；オレイン酸亜
鉛、オレイン酸マンガン、オレイン酸鉄、オレイン酸コ
バルト、オレイン酸銅、オレイン酸マグネシウム等のオ
レイン酸の金属塩；パルミチン酸亜鉛、パルミチン酸コ
バルト、パルミチン酸銅、パルミチン酸マグネシウム、
パルミチン酸アルミニウム、パルミチン酸カルシウム等
のパルミチン酸の金属塩；カプリル酸鉛等のカプリル酸
の金属塩：リノール酸亜鉛、リノール酸コバルト、リノ
ール酸カルシウム等のリノール酸の金属塩等が挙げられ
る。これらのワックス類、脂肪酸、または脂肪酸の金属
塩は１種または２種以上を透明トナーの樹脂中に０．１
〜７重量％、好ましくは０．１〜５重量％含有させるこ
とができる。
【００１７】さらに、透明トナーには、トナーの流動性
を確保する目的でシリカ、アルミナ、チタニア、または
有機樹脂粒子を等を添加することができる。
を確保する目的でシリカ、アルミナ、チタニア、または
有機樹脂粒子を等を添加することができる。
【００１８】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、２次転写
されたカラートナー像で形成されるトナー層の厚みに対
応してトナー量が少ない部分に透明トナーが転写され、
カラートナー像におけるトナー層の厚みを画像域におい
て実質的に同一としたので、カラー画像部分表面の凹凸
がないので光沢が均一な優れた画像を得ることができ
る。
されたカラートナー像で形成されるトナー層の厚みに対
応してトナー量が少ない部分に透明トナーが転写され、
カラートナー像におけるトナー層の厚みを画像域におい
て実質的に同一としたので、カラー画像部分表面の凹凸
がないので光沢が均一な優れた画像を得ることができ
る。
【図１】本発明のカラー電子写真方法の好ましい一実施
の形態を示す概略的構成図である。
の形態を示す概略的構成図である。
【図２】本発明のカラー電子写真方法におけるカラート
ナー像の転写状態を示す断面図である。
ナー像の転写状態を示す断面図である。
【図３】本発明のカラー電子写真方法における透明トナ
ー転写後のトナー像の転写状態を示す断面図である。
ー転写後のトナー像の転写状態を示す断面図である。
【図４】本発明のカラー電子写真方法の好ましい他の一
実施の形態を示す概略的構成図である。
実施の形態を示す概略的構成図である。
１ カラートナー現像部 ２ 第１の感光体ドラム ３ ベルト転写体 ４ 透明トナー現像部 ５ 第２の感光体ドラム ６ 転写ロール ７ 転写ロール ８ 用紙（記録媒体） ９ 定着ロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 隆則 静岡県富士宮市大中里200番地 富士写真 フイルム株式会社内 Ｆターム(参考） 2H030 AD01 AD12 BB02 BB24 BB42 BB44
Claims (4)
- 【請求項１】 像担持体上に原画像を色分解された光像
に対応して順次形成される各色に対応する静電潜像を各
色のトナーで順次現像し、該現像像を中間転写体上に静
電的に順次重ねて一次転写し、中間体上に多重転写され
たカラートナー像を記録媒体上に２次転写するカラー電
子写真方法において、２次転写されたカラートナー像で
形成されるトナー層の厚みに対応してトナー量が少ない
部分に透明トナーが転写され、カラートナー像における
トナー層の厚みを画像域において実質的に同一とするこ
とを特徴とするカラー電子写真方法。 - 【請求項２】 前記原画像の反転画像を形成し、該反転
画像に対応する透明トナー像を作成し、該透明トナー像
を前記カラートナー像が転写された記録媒体に転写する
ことを特徴とする請求項１に記載のカラー電子写真方
法。 - 【請求項３】 前記原画像の反転画像を形成し、該反転
画像に対応する透明トナー像を作成し、該透明トナー像
を前記中間体上に転写することを特徴とする請求項１に
記載のカラー電子写真方法。 - 【請求項４】 請求項１ないし請求項３の記載の方法で
得られたカラー電子写真紙。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10325136A JP2000147863A (ja) | 1998-11-16 | 1998-11-16 | カラー電子写真方法およびカラー電子写真紙 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10325136A JP2000147863A (ja) | 1998-11-16 | 1998-11-16 | カラー電子写真方法およびカラー電子写真紙 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000147863A true JP2000147863A (ja) | 2000-05-26 |
Family
ID=18173475
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10325136A Pending JP2000147863A (ja) | 1998-11-16 | 1998-11-16 | カラー電子写真方法およびカラー電子写真紙 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000147863A (ja) |
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