JP2000147389A - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JP2000147389A
JP2000147389A JP10327096A JP32709698A JP2000147389A JP 2000147389 A JP2000147389 A JP 2000147389A JP 10327096 A JP10327096 A JP 10327096A JP 32709698 A JP32709698 A JP 32709698A JP 2000147389 A JP2000147389 A JP 2000147389A
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lamp
endoscope
battery
light source
light guide
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JP10327096A
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English (en)
Inventor
Seiichi Hosoda
誠一 細田
Shigeto Magai
成人 真貝
Katsuji Watanabe
勝司 渡辺
Takashi Suzuki
高志 鈴木
Masaaki Nakazawa
雅明 中沢
Kazutaka Nakatsuchi
一孝 中土
Ichiro Nakamura
一郎 中村
Takeaki Nakamura
剛明 中村
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光源スイッチのオンオフを内視鏡の操作部の
把持及びこの把持の開放によって行い、ランプスイッチ
の切り忘れや誤操作によるバッテリの消耗や電力消費及
びランプ寿命の低下を防止する。 【解決手段】 内視鏡操作部8の把持部15に、この把
持部15を把持することにより接触導通して静電容量が
変化する一組の電極部としての電極21、22を設け、
この電極21、22の静電容量の変化を検出する検出回
路61及びこの検出回路61の検出結果に基づいてラン
プ30のオンオフを行う制御回路62をバッテリ型光源
5のバッテリユニット3内部の基板50上に形成した。
これにより、ランプ30のオンオフを内視鏡操作部8の
把持部15を把持及びこの把持の開放によって行い、ラ
ンプスイッチの切り忘れや誤操作によるバッテリ45の
消耗や電力消費及びランプ寿命の低下を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡装置、更に
詳しくは光源のオンオフに特徴のある内視鏡装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、内視鏡装置は、医療用分野及び工
業用分野において広く用いられるようになっている。こ
の内視鏡装置は、診断あるいは検査対象部位が生体内
部、或いはプラント、機器等の内部であるので、これら
検査対象部位を照明する手段が必要である。このため、
一般的な内視鏡装置では、内視鏡の外部装置として光源
装置を用意し、この光源装置内の光源部に取り付けられ
たランプからの照明光を内視鏡に設けたライトガイドフ
ァイバに導光し、このライトガイドファイバで導光され
た照明光を挿入部の先端側の照明窓から出射して検査対
象部位を照明する構成になっている。上記光源装置は、
一般的には商用電源から供給される電源を利用して光源
装置内部のランプを点灯させるものである。
【0003】これに対し、例えば特開平9−22490
6号公報に記載の内視鏡装置は、電源として乾電池等の
バッテリを使用したバッテリ型光源を内視鏡の操作部に
着脱自在に取り付けられるようにしたものである。この
ようなバッテリ型光源を操作部に着脱自在に取り付ける
内視鏡装置は、持ち運びが容易であるとともに、電源の
ない所での使用が可能になるので緊急時或いは屋外での
使用などに適している。
【0004】上記提案されているバッテリ型光源を内視
鏡の操作部に着脱自在に取り付ける内視鏡装置は、ラン
プの点灯及び消灯を行うスイッチが光源本体に設けられ
ている回転式の小さなつまみスイッチやプッシュ式の押
しボタンスイッチであり、スイッチがオン状態であるか
オフ状態であるかを識別することが困難なので、スイッ
チの切り忘れを起こし易かった。さらに、内視鏡装置の
使用後は、内視鏡ハンガーに内視鏡装置を保持するなど
して保管するが、内視鏡先端部が下方向を向くため、術
者が内視鏡の先端部からの出射光に気付かずに点灯状態
のまま放置されることがあった。このため、再び内視鏡
を使用するときには、バッテリ切れ等によって内視鏡装
置の使用に支障を来すことがあった。また、内視鏡装置
を使用する前に準備しているときや内視鏡装置の洗滌時
などの意図しないときに、誤ってランプの点灯スイッチ
を押下して、ランプをオン状態にしてしまうなどの不具
合があった。
【0005】また、前記バッテリ型光源に替えて内視鏡
の操作部に着脱自在に接続されるライトガイドケーブル
を介して内視鏡に照明光を導光する多用されている公知
の光源装置を用いた内視鏡装置では、上述のような光源
スイッチの切り忘れや誤操作等により、ランプが点灯し
たまま放置される虞があり、その場合には必要以上にラ
ンプ電力を消費したりランプ寿命を短くしてしまうとい
う不具合があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記バッテリ型光源を
内視鏡の操作部に着脱自在に取り付ける内視鏡装置は、
光源スイッチの切り忘れや誤操作等により不必要なとき
にもランプを点灯し続けてしまうので、バッテリ切れを
起こし再び内視鏡を使用するのに支障を来すことがあっ
た。また、上記前記バッテリ型光源に替えて内視鏡の操
作部に照明光を導光する光源装置を用いた内視鏡装置で
は、光源スイッチの切り忘れや誤操作等により、内視鏡
の不必要時にランプが点灯したままの状態となって、必
要以上にランプ電力を消費したりランプ寿命を短くして
しまうという不具合がある。
【0007】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
ものであり、バッテリ型光源や通常の光源装置等の光源
スイッチのオンオフを内視鏡の操作部の把持及びこの把
持の開放によって行い、光源スイッチの切り忘れや誤操
作によるバッテリの消耗や電力消費及びランプ寿命の低
下を防止できるようにした光源を備えた内視鏡装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明による内視鏡装置は、内視鏡内に設けられた照明
光学系に照明光を供給する光源と、内視鏡の外装部に設
けられた少なくとも1組の電極部と、前記電極部に接続
され、前記電極部間のインピーダンス変化を検出する検
出回路と、前記検出回路の検出結果に基づいて前記光源
の出力を調整する制御回路と、を備えたことを特徴とし
ている。この構成により、光源スイッチのオンオフを内
視鏡の操作部の把持及びこの把持の開放によって行い、
ランプスイッチの切り忘れや誤操作によるバッテリの消
耗や電力消費及びランプ寿命の低下を防止する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1ないし図7は本発明の一実施
の形態に係り、図1は内視鏡装置の主要な構成を示す説
明図、図2は図1のライトガイド口金に着脱自在に取り
付けられるバッテリ型光源の構造を示す断面図、図3は
図1のバッテリ型光源の電気回路を説明する回路図、図
4はライトガイド口金に着脱自在に取り付けられるライ
トガイドケーブルの先端が取り付けられる光源装置を説
明するブロック図、図5は内視鏡先端部を挿入して内視
鏡の照射光の照度を測定する照度確認装置を示す説明
図、図6は図5における照度確認装置を説明するブロッ
ク図、図7はバッテリ電圧と使用時間との関係を示す説
明図である。
【0010】本実施の形態の内視鏡装置1は、内視鏡2
と、この内視鏡2に着脱自在に接続されるランプユニッ
ト3及びこのランプユニット3に着脱自在で乾電池を内
蔵した例えば、乾電池式或いは非充電式バッテリユニッ
ト4からなるバッテリ型光源5と、前記ランプユニット
3に替えて内視鏡2に着脱自在に接続されるライトガイ
ドケーブル6とを有している。
【0011】この内視鏡2は、細長の挿入部7と、この
挿入部7の後端に設けられた操作部8と、この操作部8
の後端に形成された接眼部9と、操作部8の側部に突設
したライトガイド口金10とを有し、このライトガイド
口金10の端部にランプユニット3の接続口金11を着
脱自在に接続できるようになっている。
【0012】前記挿入部7は、その先端に形成された先
端部12と、この先端部12の後端に形成され、湾曲自
在の湾曲部13と、湾曲部13の後端から操作部8の前
端まで形成された可撓性を有する可撓部14とからな
る。
【0013】前記操作部8には、術者が把持する把持部
15の後端側に湾曲操作レバー16が設けてあり、この
湾曲操作レバー16を回動操作により湾曲部13を湾曲
することができる。また、この操作部8には吸引操作を
行う吸引ボタン17と、この吸引ボタン17の基端付近
から突出するように吸引口金18とが設けてあり、吸引
口金18は図示しないチューブを介して吸引装置に接続
され、吸引ボタン17を操作することにより吸引チャン
ネルに連通する吸引口金18を介して体液などを吸引す
ることができる。
【0014】また、前記操作部8の前部側には、鉗子な
どの処置具を挿入する鉗子挿入口19が形成され、この
鉗子挿入口19は内部で吸引チャンネルに連通してい
る。この鉗子挿入口19には通常鉗子栓20が取付けら
れている。
【0015】前記挿入部7内には、照明光を導光(伝
送)するライトガイドファイバが挿通され、このライト
ガイドファイバは操作部8を経てその後端がライトガイ
ド口金10内で固定され、このライトガイド口金10に
ランプユニット3を接続することにより、ランプユニッ
ト3内部に装着されるランプ30を発光させた場合に
は、このランプ30からの照明光がライトガイド口金1
0のライトガイドファイバの光入射端面に供給される。
供給された照明光はライトガイドファイバにより導光さ
れ、先端部12の照明窓、つまり光出射端面から前方に
出射され、患部などの被写体を照明する。
【0016】照明された被写体は、照明窓に隣接する観
察窓に取り付けた対物レンズによりその結像位置に光学
像を結ぶ。この結像位置にはイメージガイドファイバの
先端面が配置され、結像された光学像を接眼部9側の端
面に伝送する。伝送された光学像は接眼部9の接眼窓に
取り付けられた接眼レンズを介して拡大観察することが
できる。
【0017】前記把持部15には、前記内視鏡2を把持
したことを検出するための電極21、22が把持部15
の外装表面に設けられている。この電極21、22は、
静電容量が変化するのに必要十分な面積を有し、術者が
ゴム手袋を着用して前記把持部15を把持し、この電極
21と電極22とを手で把持することによって、この電
極21と電極22とが接触導通して静電容量が変化する
ようになっている。尚、この電極21、22は、内視鏡
を操作中に手で必ず把持できる位置に設けられるように
なっている。
【0018】本実施の形態では、この電極21と電極2
2との静電容量の変化を、後述のバッテリ型光源5のバ
ッテリユニット4内部に設けられた基板上に形成した検
出回路へ伝達し、この検出回路の検出結果に基づいて、
同様に基板上に形成された制御回路の制御によってラン
プのオンオフを行うようにしている。
【0019】前記ライトガイド口金10には、前記ラン
プユニット3の接続口金11に接触導通する接点23、
24が設けられていて、前記内視鏡内部を挿通して前記
電極21、22と電気的に接続されている。また、前記
ライトガイド口金10には、ライトガイドファイバが挿
通されたライトガイドケーブル6の前端の接続口金25
を接続することができる。そして、このライトガイドケ
ーブル6の後端のライトガイドコネクタ26を、図4に
示す後述の光源装置に接続することによって、既存の光
源装置内部のランプからの照明光が供給され、ライトガ
イドケーブル6内のライトガイドファイバを介して導光
し、内視鏡2側のライトガイドファイバに導光した照明
光を供給できるようにしている。
【0020】次に、図2を用いて前記ランプユニット3
に一例としての非充電式バッテリユニット(以下、バッ
テリユニット)4を接続したバッテリ型光源5の構造を
説明する。前記ランプユニット3は、ランプ30の発熱
にも耐え得る絶縁部材でほぼ円柱形状に形成され、その
上部側側面には貫通孔を設け、一方の開口端側には、接
続口金11を固定し、他方の開口端からランプ30を取
り付けたランプホルダ32を収納装着できる収納部35
が形成されている。
【0021】この収納部35の一方の開口端には、集光
レンズ36を水密的に取り付けたレンズ枠37を接着剤
等で水密的に固着し、このレンズ枠37の外側に内視鏡
2側のライトガイド口金10に螺合により着脱自在で接
続するための接続口金11が抜け止めして回転自在に取
り付けてある。このレンズ枠37には、前記ライトガイ
ド口金10に形成された接点23、24と接触同通する
接点33、34が設けられている。
【0022】前記ランプホルダ32内には、ハロゲンラ
ンプ、キセノンランプ、真空ランプ、LED等のランプ
30を取付け可能であり、このランプ30は導電性のラ
ンプ固定具38により絶縁性のランプホルダ32のネジ
部に螺合により固定されていて、このランプ固定具38
は、ランプ30の側面の接点部に導通するようになって
いる。このランプホルダ32には、ランプ30の底部の
接点に一端が接触する接点金具39が設けられており、
この接点金具39の他端は、ランプホルダ32の外周面
の1箇所で露出するように固定されている。ランプホル
ダ32の外周面には、Oリング41がランプユニット3
の収納部35内周面と密着して、その内部側の水密を確
保している。また、このランプユニット3には、下方か
ら収納部35に通じる開口から突没可能に導電性の接点
ピン42が配置され、この接点ピン42は弾性を有する
と共に、導電性を有するコイルバネ43により、その先
端が開口から収納部35内に突出するように付勢されて
いて、前記接点金具39を介してランプ30の後端部接
点に導通するようになっている。
【0023】さらに、このランプユニット3内の底部に
は、導電性の部材で形成された一対のコンセント44
a、44bが固定されており、例えば図2のように乾電
池等のバッテリ45を収納したバッテリユニット4の絶
縁性部材で形成されたバッテリユニット本体46に取り
付けた導電性のプラグ47を差し込むことにより、コン
セント44に装着して両者の導通を図ることができるよ
うにしている。そして、接点ピン42が、接点金具39
と導通する状態では、乾電池等のバッテリ45による電
源が、プラグ47を介してコンセント44に供給される
ようになっている。コンセント44aの一端は、前記コ
イルバネ43が固定されているコイルバネ固定部48と
接続され、他端は後述の基板50に端子51で接続され
ている。一方、コンセント44bは、前記基板50に端
子52で接続されている。
【0024】前記基板50は、貫通穴35aを通ってラ
ンプ固定具38と端子53で電気的に接続され、さら
に、前記接続口金11の接点33、34と端子54、5
5と電気的に接続されている。
【0025】前記バッテリユニット4は、前記ランプユ
ニット3の下端内周に設けた周溝に収納したOリング4
6aに、バッテリユニット本体46の上端外周が密着し
て水密状態で取り付けられるようになっている。このバ
ッテリユニット4は、バッテリユニット本体46を覆う
ケース56を有し、Oリング46bによって、バッテリ
ユニット本体46との水密を確保している。バッテリユ
ニット本体46内部には、例えば2本の乾電池45a、
45b等のバッテリ45を収納可能にし、収納された2
本の乾電池45a、45bは底部側の電極が導通金具5
8によって直列に導通し、上部側の電極は一対のプラグ
47にそれぞれ導通するようになっている。
【0026】このような構成により、前記ランプ30の
オンオフは、前記基板50の電気回路60の動作によっ
て電極21、22と、ランプ30と、ランプ固定具38
と、基板50と、コンセント44a、44bとの経路の
導通、非導通によって行われるようになっている。
【0027】この電気回路60は、図3に示すように、
前記把持部15に形成された静電容量を変化させる電極
21、22と、接点23、24及び(前記ランプユニッ
ト3の接続口金11に接着固定したレンズ枠37に形成
された)接点33、34を介して前記基板50の端子5
4、55に電気的に接続する構成になっている。また、
電気回路60は、バッテリ45から供給される電力を端
子51で導入し、端子53よりランプ30へ供給する構
成としている。
【0028】前記電気回路60は、(内視鏡操作部8の
把持部15を把持することによる)電極21と電極22
との静電容量の変化を検出するための検出回路61及び
この検出結果に基づいてランプ30のオンオフを行う制
御回路62とからなる。
【0029】前記検出回路61は、抵抗R1、R2及び
コンデンサC1からなる、静電容量の変化を検出するた
めのインピーダンスブリッジ64と、このインピーダン
スブリッジ64のインピーダンス変化を検出し易くする
ために、バッテリ45の電圧を交流電圧に変換して印加
する発振器(OSC)65及び増幅器66と、このイン
ピーダンスブリッジ64から抵抗R3、R4を介して出
力されるバランス変化を増幅する差動増幅器67と、こ
の増幅のために出力を正極に帰還させる抵抗R5、R6
及びコンデンサC2とから構成されている。
【0030】前記制御回路62は、前記検出回路61か
らの出力と抵抗R7、R8を介してバッテリ45から供
給される比較電圧と比較する比較器68と、この比較器
68の出力に基づいて、バッテリ45から基板50に接
続された端子51の経路から、ランプ30に接続される
端子53を介してランプ30に至る経路を導通させる電
界効果トランジスタ(以下、FET)69とで構成され
ている。
【0031】上記構成された電気回路によって、術者が
内視鏡操作部8の把持部15を把持することにより、電
極21と電極22との誘電性が変化し、静電容量が増加
する。 この静電容量の増加は、インピーダンスブリッ
ジ64の両入力端の電圧を低下させて差動増幅器67の
入力端間の電圧にマイナス方向の変化を引き起こし、こ
の差動増幅器67によって反転増幅されて比較器68の
プラス方向ヘ出力される。比較器68の正極側に入力さ
れた出力は、負極側に入力された基準電圧と比較され
る。比較器68の出力は、FET69に出力され、比較
器68に基準電圧より高い電圧入力があると、FET6
9がオンする。そして、FET69は、バッテリ45か
ら基板50に接続された端子51の経路から、ランプ3
0に接続される端子53を介してランプ30に至る経路
を導通させる。このようにしてFET69がオンするこ
とにより、ランプ30が点灯するようになっている。
【0032】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0033】内視鏡検査を行う環境が例えば、既存の光
源装置を設置している場所から離れているなど、既存の
光源装置を使用することが困難な場合には、内視鏡2と
ランプユニット3及びこのランプユニット3で使用され
るランプ30を駆動するバッテリユニット4を携帯す
る。そして、内視鏡検査を行う場合には、内視鏡2のラ
イトガイド口金10にランプユニット3の接続口金11
を螺合により接続する。ランプユニット3のコンセント
44には、予めバッテリユニット4のプラグ47が押込
まれ、接続されている状態で、ランプユニット3にラン
プホルダ32を装着する。この状態で、内視鏡操作部の
把持部15を把持して内視鏡検査を行うと、電極21と
電極22とを把持することによって電極21と電極22
との静電容量が変化して、ランプ30が点灯し観察が可
能となる。そして、内視鏡検査が終了し、内視鏡装置を
ハンガーにかけるか、あるいは術者より看護婦などに渡
した時点で、把持部15を把持しなくなるので、電極2
1と電極22とから手が離れてランプ30は消灯する。
【0034】このように使用時以外は確実にランプ30
を消灯しているので、スイッチの切り忘れによる電池の
消耗はない。また、使用時に電池がなくなってしまった
としても、バッテリユニット4を予め用意しておけば、
容易に交換が可能であるので、内視鏡検査をほとんど中
断することなく、バッテリユニット4の交換が可能であ
る。
【0035】ところで、前記ライトガイド口金10に着
脱自在に接続されるライトガイドケーブル6後端のライ
トガイドコネクタ26が接続される光源装置に例えば、
図4に示すように前記検出回路61(図3参照)を設け
て、内視鏡操作部8の把持部15を把持及びこの把持の
開放によって、前記電極21と電極22とを手での把持
及びこの把持の開放による電極21と電極22との静電
容量の変化により、ランプ30の点灯及び消灯を行って
も良い。この光源装置70には、ライトガイドケーブル
6後端のライトガイドコネクタ26が着脱自在に取り付
けられる接続部71に前記ライトガイドコネクタ26に
形成された接点26a、26bと接触導通する端子70
a、70bが形成され、前記把持部15に形成された電
極21、22の静電容量の変化を前記ライトガイド口金
10に形成された接点23、24及びライトガイドケー
ブル6を介して後端のライトガイドコネクタ26に形成
された接点26a、26bを介して、この端子70a、
70bに入力される構成としている。
【0036】前記光源装置は、例えば、図3で説明した
検出回路61と同様に電極19、20の静電容量変化を
検出回路72で検出し、この検出回路72の検出信号を
制御回路73に入力して、この制御回路73で光源ラン
プ74のランプ電源75をオンするか、または、制御回
路73で絞り76を開閉する絞り駆動手段77を駆動す
る絞り駆動回路78を制御する(つまり、スタンバイ状
態から動作状態にする)かの動作を行うように構成され
ている。
【0037】このように構成された光源装置70をライ
トガイドケーブル6後端のライトガイドコネクタ26に
接続し、この状態の内視鏡の把持部15を把持して、電
極21と電極22とを手で把持することにより、光源ラ
ンプ74の出力が可能となり、使用していない状態で
は、内視鏡の把持部15の把持の開放によって、電極2
1と電極22とから手が離れるので不要な光を出力させ
ることが無くなる。
【0038】ところで、前記ライトガイド口金10に着
脱自在に接続されるバッテリ型光源5のバッテリの残量
については、正確に残り量を測定する方法がなかったの
で、予め予備のバッテリを用意しなければならなかっ
た。そこで、バッテリの残量を正確に測定できれば、バ
ッテリの寿命が予測できるので、慌ててバッテリユニッ
トを検査中に交換することをしなくても良くなる。
【0039】このバッテリ残量を測定する方法は、例え
ば図5に示す照度確認装置80を用いた照度確認システ
ムによって可能となる。この照度確認装置80には、側
部に内視鏡先端部を挿入する挿入穴81が形成され、こ
の挿入穴81の奥には、受光素子が設けられている(図
6参照)。さらに、上面には、照度測定時に測定をスタ
ートさせるスイッチ82と、残時間を予測し表示する表
示パネル83が設けられている。
【0040】この照度確認装置80の内部回路は、例え
ば、図6に示すように、受光素子84と増幅器85とA
/Dコンバータ86と演算器87及び表示装置88で構
成されている。
【0041】このように構成された照度確認装置80の
穴81に内視鏡先端部12を挿入して、ランプを点灯さ
せると、ランプからの照射光は、受光素子84で受光さ
れる。
【0042】受光素子84では、受光した照射光に基づ
いて受光信号を出力する。
【0043】出力された受光信号は、増幅器85で増幅
され、A/Dコンバータ86によりディジタル信号に変
換される。ディジタル信号に変換された受光信号は、演
算器87によって、受光レベル対残時間の関係から残時
間が予測演算される。予測演算された結果は表示装置8
8によって表示される。
【0044】ここで、バッテリ電圧と使用時間の関係を
図7に示す。ランプの明るさは、バッテリ電圧と比例し
た関係にあるので、測定した照度から電池等のバッテリ
の使用状態が予測できる。ここで、aはバッテリの使用
初期、bは使用継続可能、cはバッテリの交換時期を表
している。これにより、バッテリの使用状態が分かる
が、バッテリは分極現象によってエネルギーがなくても
電圧だけが高く出てくる特性があるため、実際にランプ
を点灯すると測定された電圧よりも照度が低く暗いこと
がある。
【0045】そこで、本実施の形態では、バッテリの使
用時間領域を使用初期、使用継続可能、交換時期の3つ
に分けて、照度のレベルに応じて照度確認装置80の表
示装置88で表示するようにしている。その表示区分を
表1に示す。
【0046】
【表1】 表1において、照度が“>80%”を使用初期a、“>
80%〜70%>”を使用継続可能a・b、“70%
<”をバッテリ交換時期a・b・cとしている。
【0047】この表示区分によって、表示装置88の動
作により表示パネル83のレベルインジケータがバッテ
リの状態を表示するようにしている。
【0048】この照度確認装置80を用いた照度確認シ
ステムを使用することによって、内視鏡装置を使用する
前に照度チェックを実施することにより、予めバッテリ
の残量を正確に測定して、バッテリの寿命が予測できる
ので、事前にバッテリを交換しておくことができるよう
になる。従って、慌ててバッテリユニットを検査中に交
換することをしなくても良くなる。
【0049】尚、本実施の形態の内視鏡装置1では、照
明された被検部を挿入部7の後端部に設けた接眼部9に
て観察する構成としているが、本発明はこれに限定され
ず、例えば、挿入部7の先端部12に被検部を撮像する
撮像装置を設け、その撮像装置からの撮像信号を信号処
理してビデオ信号に変換し、モニタ等の表示装置に映出
する電子式内視鏡装置に適用しても良い。
【0050】また、本発明の内視鏡装置は、上記した実
施の形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨
を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
【0051】[付記] (付記項1) 内視鏡内に設けられた照明光学系に照明
光を供給する光源と、内視鏡の外装部に設けられた少な
くとも1組の電極部と、前記電極部に接続され、前記電
極部間のインピーダンス変化を検出する検出回路と、前
記検出回路の検出結果に基づいて前記光源の出力を調整
する制御回路と、を備えたことを特徴とする内視鏡装
置。
【0052】(付記項2) 前記制御回路は、前記光源
のオンオフを制御することを特徴とする付記項1に記載
の内視鏡装置。
【0053】(付記項3) 前記制御回路は、前記光源
の遮光状態から出力状態を制御することを特徴とする付
記項1または、2に記載の内視鏡装置。
【0054】(付記項4) 前記制御回路は、前記光源
の減光状態から所定の出力状態を制御することを特徴と
する付記項1から3に記載の内視鏡装置。
【0055】(付記項5) 前記光源は、前記内視鏡の
操作部に着脱可能な携帯式光源であることを特徴とする
付記項1から4に記載の内視鏡装置。
【0056】(付記項6) 前記制御回路は、前記光源
内部に設けられたことを特徴とする付記項1から4に記
載の内視鏡装置。
【0057】(付記項7) 前記光源は、前記内視鏡の
操作部に連結されたライトガイドのコネクタを介して接
続される外部装置からなることを特徴とする付記項1か
ら4に記載の内視鏡装置。
【0058】(付記項8) 前記検出回路は、前記電極
間のインピーダンスの容量成分を検出することを特徴と
する付記項1に記載の内視鏡装置。
【0059】(付記項9) 前記電極部は、前記内視鏡
の操作部の外装部に設けたことを特徴とする付記項1に
記載の内視鏡装置。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
源スイッチのオンオフを内視鏡の操作部の把持及びこの
把持の開放によって行い、ランプスイッチの切り忘れや
誤操作によるバッテリの消耗や電力消費及びランプ寿命
の低下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る内視鏡装置の主要
な構成を示す説明図。
【図2】図1における内視鏡のライトガイド口金に着脱
自在に取り付けられるバッテリ型光源の構造を示す断面
図。
【図3】図1におけるバッテリ型光源内部に形成された
電気回路を説明する回路図。
【図4】図1における内視鏡のライトガイド口金に着脱
自在に取り付けられるライトガイドケーブルの先端が取
り付けられる光源装置を説明するブロック図。
【図5】内視鏡先端部を挿入して内視鏡の照射光の照度
を測定する照度確認装置を示す説明図。
【図6】図5における照度確認装置を説明するブロック
図。
【図7】バッテリ電圧と使用時間との関係を示す説明
図。
【符号の説明】
1 …内視鏡装置 2 …内視鏡 3 …ランプユニット 4 …バッテリユニット 5 …バッテリ型光源 6 …ライトガイドケーブル 8 …操作部 10 …ライトガイド口金 11 …接続口金 15 …把持部 20 …光源本体部 21,22…電極 23,24…接点 30 …ランプ 45 …バッテリ 60 …電気回路 61,72…検出回路 62,73…制御回路 64 …インピーダンスブリッジ 65 …OSC(発振器) 66 …増幅器 67 …差動増幅器 69 …FET 70 …光源装置 80 …照度確認装置
フロントページの続き (72)発明者 渡辺 勝司 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 鈴木 高志 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中沢 雅明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中土 一孝 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中村 一郎 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中村 剛明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H040 BA09 CA04 CA06 CA10 CA11 CA27 DA03 DA22 DA51 4C061 AA00 AA29 BB01 CC04 DD03 FF11 FF50 GG01 JJ11 JJ17 NN01 QQ09 RR02 RR11 RR24 5C054 AA01 BA10 CB03 CC07 HA12

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡内に設けられた照明光学系に照明光
    を供給する光源と、 内視鏡の外装部に設けられた少なくとも1組の電極部
    と、前記電極部に接続され、前記電極部間のインピーダ
    ンス変化を検出する検出回路と、前記検出回路の検出結
    果に基づいて前記光源の出力を調整する制御回路と、を
    備えたことを特徴とする内視鏡装置。
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