JP2000147376A - 投射レンズ及びそれを用いた画像投影装置 - Google Patents
投射レンズ及びそれを用いた画像投影装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 液晶表示素子に表示された画像を斜め方向の
スクリーン面上に高い光学性能を有して投影するように
した投射レンズ及びそれを用いた画像投影装置を得るこ
と。 【解決手段】 投影画像を所定面状に投射する変倍機能
を有した投射レンズにおいて、該投射レンズは軸対称性
のないレンズ面を少なくとも１つ有していること。
スクリーン面上に高い光学性能を有して投影するように
した投射レンズ及びそれを用いた画像投影装置を得るこ
と。 【解決手段】 投影画像を所定面状に投射する変倍機能
を有した投射レンズにおいて、該投射レンズは軸対称性
のないレンズ面を少なくとも１つ有していること。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は投射レンズ及びそれ
を用いた画像投影装置に関し、例えば液晶表示素子等に
表示された投影像原画を斜め方向からスクリーン面上に
拡大投影する際に、該投射レンズのレンズ構成を適切に
設定することによって投影像の歪曲、台形歪み、像面倒
れ等を良好に補正し、良好なる光学特性の投影像が得ら
れる液晶プロジェクターに好適なものである。
を用いた画像投影装置に関し、例えば液晶表示素子等に
表示された投影像原画を斜め方向からスクリーン面上に
拡大投影する際に、該投射レンズのレンズ構成を適切に
設定することによって投影像の歪曲、台形歪み、像面倒
れ等を良好に補正し、良好なる光学特性の投影像が得ら
れる液晶プロジェクターに好適なものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より液晶表示素子に表示された投影
画像（投影像原画）をスクリーン面上に投影する投影装
置（液晶プロジェクター）が種々と提案されている。
画像（投影像原画）をスクリーン面上に投影する投影装
置（液晶プロジェクター）が種々と提案されている。
【０００３】図２１は投影像原画ＬＣＤを投影レンズ
（投射レンズ）ＬＰにより斜め方向のスクリーン面Ｓ上
に投影し、観察するようにした斜め投影方式の投影装置
の概略図である。
（投射レンズ）ＬＰにより斜め方向のスクリーン面Ｓ上
に投影し、観察するようにした斜め投影方式の投影装置
の概略図である。
【０００４】同図の投影装置では投影像原画ＬＣＤをス
クリーンＳに投射する際に投影像を歪ませないように投
影するために、投影像原画ＬＣＤの中心ＬＣＤａを投影
レンズＬＰの光軸Ａｘに対して下側にずらす、画面シフ
トを利用している。
クリーンＳに投射する際に投影像を歪ませないように投
影するために、投影像原画ＬＣＤの中心ＬＣＤａを投影
レンズＬＰの光軸Ａｘに対して下側にずらす、画面シフ
トを利用している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来の液晶プロジェク
ターにおいては装置を設置した際に、短い投射距離で、
より上方に投射画面ができるように、投射レンズを広画
角化し、かつ液晶パネルの中心を投射レンズの光軸に対
してオフセット（シフト）して配置して、投射画像の中
心が投射レンズの光軸よりも上方にできるように設定し
ている。
ターにおいては装置を設置した際に、短い投射距離で、
より上方に投射画面ができるように、投射レンズを広画
角化し、かつ液晶パネルの中心を投射レンズの光軸に対
してオフセット（シフト）して配置して、投射画像の中
心が投射レンズの光軸よりも上方にできるように設定し
ている。
【０００６】しかしながら、投射レンズを広画角化する
と、歪曲収差、像面湾曲、倍率色収差等の諸収差が多く
発生し、これらの諸収差を補正するのが難しくなってく
る。
と、歪曲収差、像面湾曲、倍率色収差等の諸収差が多く
発生し、これらの諸収差を補正するのが難しくなってく
る。
【０００７】とくに歪曲収差が多く残存すると、投射画
像が光軸に対してオフセットしているために、上下非対
称な歪曲となり、投射画像の品位を損なうという問題が
発生してくる。
像が光軸に対してオフセットしているために、上下非対
称な歪曲となり、投射画像の品位を損なうという問題が
発生してくる。
【０００８】この問題に関する解決方法の一つとして軸
対称な非球面を導入する方法も実施されている。しかし
ながら、図２２に示すようにオフセットされた投影画像
ＬＣＤに対して、それを全て含むような像範囲（ＩＣ）
において歪曲収差を補正することは難しい。
対称な非球面を導入する方法も実施されている。しかし
ながら、図２２に示すようにオフセットされた投影画像
ＬＣＤに対して、それを全て含むような像範囲（ＩＣ）
において歪曲収差を補正することは難しい。
【０００９】本発明は、光学系の一部に軸対称性のない
非球面を用いることによって、投影像原画を斜め方向に
台形歪みや歪曲収差等を良好に補正して投影することが
できる投射レンズ及びそれを用いた画像投影装置の提供
を目的とする。
非球面を用いることによって、投影像原画を斜め方向に
台形歪みや歪曲収差等を良好に補正して投影することが
できる投射レンズ及びそれを用いた画像投影装置の提供
を目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明の投射レンズは、
（１−１）投影画像を所定面状に投射する変倍機能を有
した投射レンズにおいて、該投射レンズは軸対称性のな
いレンズ面を少なくとも１つ有していることを特徴とし
ている。
（１−１）投影画像を所定面状に投射する変倍機能を有
した投射レンズにおいて、該投射レンズは軸対称性のな
いレンズ面を少なくとも１つ有していることを特徴とし
ている。
【００１１】（１−２）投影画像を所定面状に投射する
変倍機能を有した投射レンズにおいて、該投射レンズは
軸対称性のないレンズ面を少なくとも１つ有し、該レン
ズ面の局所的な曲率が連続的に変化していることを特徴
としている。
変倍機能を有した投射レンズにおいて、該投射レンズは
軸対称性のないレンズ面を少なくとも１つ有し、該レン
ズ面の局所的な曲率が連続的に変化していることを特徴
としている。
【００１２】本発明の画像投影装置は、（２−１）投影
画像を変倍機能を有した投射レンズでスクリーン面状に
投射する画像投影装置において、該投射レンズの基準光
軸と該投影画像とは略直交しており、該投影画像は、そ
の中間が該基準光軸から離れて配置しており、該投射レ
ンズは軸対称性のレンズ面を少なくとも１つ有している
ことを特徴としている。
画像を変倍機能を有した投射レンズでスクリーン面状に
投射する画像投影装置において、該投射レンズの基準光
軸と該投影画像とは略直交しており、該投影画像は、そ
の中間が該基準光軸から離れて配置しており、該投射レ
ンズは軸対称性のレンズ面を少なくとも１つ有している
ことを特徴としている。
【００１３】特に、（２−１−１）前記投射レンズの基
準光軸と前記投影画像の法線とのなす角度をθとしたと
き −５°＜θ＜５° を満足することを特徴としている。
準光軸と前記投影画像の法線とのなす角度をθとしたと
き −５°＜θ＜５° を満足することを特徴としている。
【００１４】
【発明の実施の形態】図１〜図４は各々本発明の後述す
る数値実施例１〜４のレンズ断面図である。図中、ＬＰ
は投射レンズ（投影光学系）、Ｇは光学フィルター、色
分解プリズム等の光学ブロック、ＬＣＤは投影画像であ
り、例えば液晶素子等から成っている。Ｓはスクリーン
である。
る数値実施例１〜４のレンズ断面図である。図中、ＬＰ
は投射レンズ（投影光学系）、Ｇは光学フィルター、色
分解プリズム等の光学ブロック、ＬＣＤは投影画像であ
り、例えば液晶素子等から成っている。Ｓはスクリーン
である。
【００１５】ＺＲＮは軸対称性のない非球面を示し、Ａ
ＳＰは軸対称非球面を示している。投射レンズＬＰは２
つのレンズ群Ｌ１，Ｌ２を有し、双方をスクリーンＳ側
へ、双方のレンズ間隔が縮小するように移動させて広角
端から望遠端への変倍を行なっている。これによってス
クリーンＳ上に投影する投影像の大きさを可変としてい
る。
ＳＰは軸対称非球面を示している。投射レンズＬＰは２
つのレンズ群Ｌ１，Ｌ２を有し、双方をスクリーンＳ側
へ、双方のレンズ間隔が縮小するように移動させて広角
端から望遠端への変倍を行なっている。これによってス
クリーンＳ上に投影する投影像の大きさを可変としてい
る。
【００１６】投影画像ＬＣＤの中心ＬＣＤａは投射レン
ズＬＰの光軸（基準軸）Ａｘよりずれている（平行偏心
している）。
ズＬＰの光軸（基準軸）Ａｘよりずれている（平行偏心
している）。
【００１７】図１〜図３の数値実施例１〜３ではスクリ
ーンＳと投影画像ＬＣＤが互いに平行でかつ双方は放射
レンズＬＰの光軸Ａｘ方向と直交している。投射レンズ
ＬＰは投射画像ＬＣＤをスクリーンＳ上に種々の倍率で
拡大投影している。
ーンＳと投影画像ＬＣＤが互いに平行でかつ双方は放射
レンズＬＰの光軸Ａｘ方向と直交している。投射レンズ
ＬＰは投射画像ＬＣＤをスクリーンＳ上に種々の倍率で
拡大投影している。
【００１８】図４の数値実施例４ではＬＣＤは投射レン
ズＬＰの光軸Ａｘと直交しているが、スクリーンＳに対
して投射レンズＬＰの光軸Ａｘを傾けている（スクリー
ンＳの法線Ｓａと光軸Ａｘとが所定の角度αとなるよう
にしている）。
ズＬＰの光軸Ａｘと直交しているが、スクリーンＳに対
して投射レンズＬＰの光軸Ａｘを傾けている（スクリー
ンＳの法線Ｓａと光軸Ａｘとが所定の角度αとなるよう
にしている）。
【００１９】これによって斜方向から投影するときの歪
曲を補正している（尚、本発明において基準軸（基準光
軸）とは投射レンズＬＰのうちの少なくとも２つのレン
ズ面によって特定される光軸をいう）。投射レンズＬＰ
は投射画像ＬＣＤをスクリーンＳ上に種々の倍率で拡大
投影している。
曲を補正している（尚、本発明において基準軸（基準光
軸）とは投射レンズＬＰのうちの少なくとも２つのレン
ズ面によって特定される光軸をいう）。投射レンズＬＰ
は投射画像ＬＣＤをスクリーンＳ上に種々の倍率で拡大
投影している。
【００２０】図５〜図７は本発明の数値実施例１の広角
端と望遠端の横収差図と歪曲状態の説明図である。
端と望遠端の横収差図と歪曲状態の説明図である。
【００２１】図８〜図１０は本発明の数値実施例２の広
角端と望遠端の横収差図と歪曲状態の説明図である。
角端と望遠端の横収差図と歪曲状態の説明図である。
【００２２】図１１〜図１３は本発明の数値実施例３の
広角端と望遠端の横収差図と歪曲状態の説明図である。
広角端と望遠端の横収差図と歪曲状態の説明図である。
【００２３】図１４〜図１６は本発明の数値実施例４の
広角端と望遠端の横収差図と歪曲状態の説明図である。
広角端と望遠端の横収差図と歪曲状態の説明図である。
【００２４】横収差図は図１７に示すように、投影画像
ＬＣＤの中心点Ｐ１と四隅の点Ｐ２，Ｐ３において、ス
クリーンＳから投影画像ＬＣＤに光線を追跡したときの
もので、歪曲収差は投影画像ＬＣＤからスクリーンＳに
光線を追跡したときの投影像そのものを表している。
ＬＣＤの中心点Ｐ１と四隅の点Ｐ２，Ｐ３において、ス
クリーンＳから投影画像ＬＣＤに光線を追跡したときの
もので、歪曲収差は投影画像ＬＣＤからスクリーンＳに
光線を追跡したときの投影像そのものを表している。
【００２５】本発明の投射レンズＬＰはスクリーン（共
役点の長い方）側より順に第１群Ｌ１はスクリーン側に
凸面を向けたメニスカス状のレンズＬ１１，両レンズ面
が凹面の負レンズＬ１２，そして両レンズ面が凸面の正
レンズＬ１３より構成している。
役点の長い方）側より順に第１群Ｌ１はスクリーン側に
凸面を向けたメニスカス状のレンズＬ１１，両レンズ面
が凹面の負レンズＬ１２，そして両レンズ面が凸面の正
レンズＬ１３より構成している。
【００２６】第２群Ｌ２はＬＣＤ（共役点の短い方）に
凸面を向けた正レンズＬ２１，スクリーン側に凸面を向
けた正レンズＬ２２，両レンズ面が凹面の負レンズＬ２
３，スクリーン側に凸面を向けた正レンズＬ２４，両レ
ンズ面が凸面の正レンズＬ２５，そして両レンズ面が凸
面の正レンズＬ２６より構成している。
凸面を向けた正レンズＬ２１，スクリーン側に凸面を向
けた正レンズＬ２２，両レンズ面が凹面の負レンズＬ２
３，スクリーン側に凸面を向けた正レンズＬ２４，両レ
ンズ面が凸面の正レンズＬ２５，そして両レンズ面が凸
面の正レンズＬ２６より構成している。
【００２７】そして数値実施例１ではレンズＬ１１のス
クリーン側のレンズ面ｒ１を軸対称でないレンズ面とし
ている。
クリーン側のレンズ面ｒ１を軸対称でないレンズ面とし
ている。
【００２８】又、数値実施例２ではレンズＬ１１のＬＣ
Ｄ側のレンズ面ｒ２を、数値実施例３では正レンズＬ２
６のスクリーン側のレンズ面ｒ１７を、軸対称でないレ
ンズ面としている。
Ｄ側のレンズ面ｒ２を、数値実施例３では正レンズＬ２
６のスクリーン側のレンズ面ｒ１７を、軸対称でないレ
ンズ面としている。
【００２９】又、数値実施例４ではレンズＬ１１の両方
のレンズ面ｒ１，ｒ２と正レンズＬ２６の両方のレンズ
面ｒ１７，ｒ１８を軸対称でないレンズ面としている。
のレンズ面ｒ１，ｒ２と正レンズＬ２６の両方のレンズ
面ｒ１７，ｒ１８を軸対称でないレンズ面としている。
【００３０】本発明では、投射レンズＬＰを構成する少
なくとも１つのレンズ面に、軸対称性のない非球面を設
けることにより、オフセットした液晶パネルＬＣＤに対
応した範囲のみを設計対称とすることを可能としてい
る。
なくとも１つのレンズ面に、軸対称性のない非球面を設
けることにより、オフセットした液晶パネルＬＣＤに対
応した範囲のみを設計対称とすることを可能としてい
る。
【００３１】これにより少ないレンズ面数にもかかわら
ず歪曲収差を良好に補正することを可能としている。特
に投射レンズの拡大投影側（スクリーン側）、液晶パネ
ル側のレンズにおいては光束は、レンズの上方または下
方の一部のみを利用するために、このようなところに軸
対称性のない非球面を用いて、諸収差（歪曲）を効果的
に補正している。
ず歪曲収差を良好に補正することを可能としている。特
に投射レンズの拡大投影側（スクリーン側）、液晶パネ
ル側のレンズにおいては光束は、レンズの上方または下
方の一部のみを利用するために、このようなところに軸
対称性のない非球面を用いて、諸収差（歪曲）を効果的
に補正している。
【００３２】数値実施例１〜３は（軸対称性のない非球
面を除く）、投射レンズＬＰの光軸Ａｘに対して拡大投
射面（スクリーン）Ｓと液晶パネルＬＣＤを垂直に構成
している。
面を除く）、投射レンズＬＰの光軸Ａｘに対して拡大投
射面（スクリーン）Ｓと液晶パネルＬＣＤを垂直に構成
している。
【００３３】スクリーンＳに対して投射画像を、より上
方に投射するために液晶プロジェクター装置のスクリー
ン側を上方に持ち上げて傾けた状況においては、図１８
に示すように投射レンズＬＰには、補正した歪曲収差に
加え、傾けることによる台形歪みが発生する。
方に投射するために液晶プロジェクター装置のスクリー
ン側を上方に持ち上げて傾けた状況においては、図１８
に示すように投射レンズＬＰには、補正した歪曲収差に
加え、傾けることによる台形歪みが発生する。
【００３４】数値実施例４は図１９の拡大図に示すよう
に投射レンズＬＰの光軸Ａｘを拡大投射面（スクリー
ン）Ｓに対して斜めに傾けて設定した場合に発生する歪
曲を補正した設計例である。
に投射レンズＬＰの光軸Ａｘを拡大投射面（スクリー
ン）Ｓに対して斜めに傾けて設定した場合に発生する歪
曲を補正した設計例である。
【００３５】図１９ではスクリーンＳの法線Ｓａに対す
る基準軸Ａｘの角度（α）８°、スクリーン面と基準軸
の交点Ｓ1 に対する液晶パネルと基準軸の交点ＬＣＤａ
の位置の下方向の距離ΔＹ５３４．５ｍｍとなってい
る。
る基準軸Ａｘの角度（α）８°、スクリーン面と基準軸
の交点Ｓ1 に対する液晶パネルと基準軸の交点ＬＣＤａ
の位置の下方向の距離ΔＹ５３４．５ｍｍとなってい
る。
【００３６】尚、本発明の投射レンズにおける基準軸
（基準光軸）とＬＣＤの法線とのなす各θを、 −５°＜θ＜５° の範囲内であれば、ＬＣＤに表示した投影画像をスクリ
ーンＳ面上に良好に投射することができる。
（基準光軸）とＬＣＤの法線とのなす各θを、 −５°＜θ＜５° の範囲内であれば、ＬＣＤに表示した投影画像をスクリ
ーンＳ面上に良好に投射することができる。
【００３７】次に本発明の数値実施例を示す。数値実施
例においてｒｉは拡大投射側より順に第ｉ番目のレンズ
面の曲率半径、ｄｉは拡大投射側より順に第ｉ番目のレ
ンズ厚及び空気間隔、ｎｄとｖｄは各レンズの屈折率と
アッベ数である。又、軸対称な非球面形状は光軸方向に
Ｚ軸、光軸と垂直方向の高さをｈ、スクリーンから液晶
パネルの方向を正とし、Ｃを近軸曲率、Ｋ，Ａ，Ｂ，
Ｃ，Ｄ，Ｅを各々非球面係数とするとき
例においてｒｉは拡大投射側より順に第ｉ番目のレンズ
面の曲率半径、ｄｉは拡大投射側より順に第ｉ番目のレ
ンズ厚及び空気間隔、ｎｄとｖｄは各レンズの屈折率と
アッベ数である。又、軸対称な非球面形状は光軸方向に
Ｚ軸、光軸と垂直方向の高さをｈ、スクリーンから液晶
パネルの方向を正とし、Ｃを近軸曲率、Ｋ，Ａ，Ｂ，
Ｃ，Ｄ，Ｅを各々非球面係数とするとき
【００３８】
【数１】 なる式で表し、軸対称性のない非球面形状は光軸方向に
Ｚ軸、光軸と垂直方向にＹ軸、Ｚ軸、Ｙ軸に垂直な方向
にＸ軸、スクリーンから液晶パネルの方向を正とし、Ｃ
を近軸曲率、Ｋ，Ｚｊを各々非球面係数とするとき、
Ｚ軸、光軸と垂直方向にＹ軸、Ｚ軸、Ｙ軸に垂直な方向
にＸ軸、スクリーンから液晶パネルの方向を正とし、Ｃ
を近軸曲率、Ｋ，Ｚｊを各々非球面係数とするとき、
【００３９】
【数２】 Ｐ3 ＝ｙ Ｐ4 ＝ｘ2 −ｙ2 Ｐ5 ＝２ｘ2 ＋２ｙ2 −１ Ｐ9 ＝３ｘ2 ｙ＋３ｙ3 −２ｙ Ｐ10＝３ｘ2 ｙ−ｙ3 Ｐ11＝ｘ4 −６ｘ2 ｙ2 ＋ｙ4 Ｐ12＝４ｘ4 −４ｙ4 −３ｘ2 ＋３ｙ2 Ｐ13＝６ｘ4 ＋１２ｘ2 ｙ2 ＋６ｙ4 −６ｘ2 −６ｙ2
＋１ Ｐ23＝６ｘ6−３０ｘ4ｙ2−３０ｘ2ｙ4＋６ｙ6−５ｘ4
＋３０ｘ2ｙ2−５ｙ4 Ｐ24＝１５ｘ6＋１５ｘ4ｙ2−１５ｘ2ｙ4−１５ｙ6−２
０ｘ4＋２０ｙ4＋６ｘ2−６ｙ2 Ｐ25＝２０ｘ6＋６０ｘ4ｙ2＋６０ｘ2ｙ4＋２０ｙ6−３
０ｘ4−６０ｘ2ｙ2−３０ｙ4＋１２ｘ2＋１２ｙ2＋１ と表している。
＋１ Ｐ23＝６ｘ6−３０ｘ4ｙ2−３０ｘ2ｙ4＋６ｙ6−５ｘ4
＋３０ｘ2ｙ2−５ｙ4 Ｐ24＝１５ｘ6＋１５ｘ4ｙ2−１５ｘ2ｙ4−１５ｙ6−２
０ｘ4＋２０ｙ4＋６ｘ2−６ｙ2 Ｐ25＝２０ｘ6＋６０ｘ4ｙ2＋６０ｘ2ｙ4＋２０ｙ6−３
０ｘ4−６０ｘ2ｙ2−３０ｙ4＋１２ｘ2＋１２ｙ2＋１ と表している。
【００４０】各数値実施例においては、全ての球面レン
ズに共通する対称軸を基準軸としたとき、軸対称性のな
い非球面の形状を表す式の原点はこの基準軸上にはな
く、図２０に示すような座標系において移動しており、
そのデーターを偏心データーとしてレンズデーターと共
に記述してある。
ズに共通する対称軸を基準軸としたとき、軸対称性のな
い非球面の形状を表す式の原点はこの基準軸上にはな
く、図２０に示すような座標系において移動しており、
そのデーターを偏心データーとしてレンズデーターと共
に記述してある。
【００４１】
【外１】
【００４２】
【外２】
【００４３】
【外３】
【００４４】
【外４】
【００４５】
【発明の効果】本発明によれば以上のように、光学系の
一部に軸対称性のない非球面を用いることによって、投
影像原画を斜め方向に台形歪みや歪曲収差等を良好に補
正して投影することができる投射レンズ及びそれを用い
た画像投影装置を達成することができる。
一部に軸対称性のない非球面を用いることによって、投
影像原画を斜め方向に台形歪みや歪曲収差等を良好に補
正して投影することができる投射レンズ及びそれを用い
た画像投影装置を達成することができる。
【図１】本発明の数値実施例１のレンズ断面図
【図２】本発明の数値実施例２のレンズ断面図
【図３】本発明の数値実施例３のレンズ断面図
【図４】本発明の数値実施例４のレンズ断面図
【図５】本発明の数値実施例１の広角端の収差図
【図６】本発明の数値実施例１の望遠端の収差図
【図７】本発明の数値実施例１の歪曲収差の説明図
【図８】本発明の数値実施例２の広角端の収差図
【図９】本発明の数値実施例２の望遠端の収差図
【図１０】本発明の数値実施例２の歪曲収差の説明図
【図１１】本発明の数値実施例３の広角端の収差図
【図１２】本発明の数値実施例３の望遠端の収差図
【図１３】本発明の数値実施例３の歪曲収差の説明図
【図１４】本発明の数値実施例４の広角端の収差図
【図１５】本発明の数値実施例４の望遠端の収差図
【図１６】本発明の数値実施例４の歪曲収差の説明図
【図１７】本発明に係る歪曲収差の説明の為の投影画像
の説明図
の説明図
【図１８】本発明に係る歪曲収差の説明図
【図１９】図４の拡大説明図
【図２０】本発明に係る投射レンズのレンズ面の座標の
説明図
説明図
【図２１】従来の液晶プロジェクターの説明図
【図２２】図２１の一部分の説明図
ＺＲＮ 軸対称性のない非球面 ＡＳＰ 軸対称非球面 Ｓ スクリーン ＬＣＤ 液晶パネル（投影画像） ＡＸ 基準軸 ＬＰ 投射レンズ Ｌ１ 第１群 Ｌ２ 第２群
フロントページの続き Ｆターム(参考） 2H087 KA06 NA11 PA08 PA18 PB09 QA02 QA07 QA17 QA22 QA25 QA34 QA41 QA45 RA05 RA06 RA12 RA13 RA41 RA43 SA14 SA16 SA19 SA62 SA63 SA74 SB04 SB16 SB22 9A001 GG11
Claims (4)
- 【請求項１】 投影画像を所定面状に投射する変倍機能
を有した投射レンズにおいて、該投射レンズは軸対称性
のないレンズ面を少なくとも１つ有していることを特徴
とする投射レンズ。 - 【請求項２】 投影画像を所定面状に投射する変倍機能
を有した投射レンズにおいて、該投射レンズは軸対称性
のないレンズ面を少なくとも１つ有し、該レンズ面の局
所的な曲率が連続的に変化していることを特徴とする投
射レンズ。 - 【請求項３】 投影画像を変倍機能を有した投射レンズ
でスクリーン面状に投射する画像投影装置において、該
投射レンズの基準光軸と該投影画像とは略直交してお
り、該投影画像は、その中間が該基準光軸から離れて配
置しており、該投射レンズは軸対称性のレンズ面を少な
くとも１つ有していることを特徴とする画像投影装置。 - 【請求項４】 前記投射レンズの基準光軸と前記投影画
像の法線とのなす角度をθとしたとき −５°＜θ＜５° を満足することを特徴とする請求項１，２又は３の画像
投影装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10334944A JP2000147376A (ja) | 1998-11-10 | 1998-11-10 | 投射レンズ及びそれを用いた画像投影装置 |
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