JP2000146014A - 過充填防止用弁装置 - Google Patents

過充填防止用弁装置

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Publication number
JP2000146014A
JP2000146014A JP10314238A JP31423898A JP2000146014A JP 2000146014 A JP2000146014 A JP 2000146014A JP 10314238 A JP10314238 A JP 10314238A JP 31423898 A JP31423898 A JP 31423898A JP 2000146014 A JP2000146014 A JP 2000146014A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
gas
liquid level
valve device
float
Prior art date
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Pending
Application number
JP10314238A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Nagasaka
昌宏 長坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Motor Wheel Co Ltd
Original Assignee
Central Motor Wheel Co Ltd
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Publication date
Application filed by Central Motor Wheel Co Ltd filed Critical Central Motor Wheel Co Ltd
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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
  • Float Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁が閉じるときのサージ圧を低減して、高い
サージ圧による弁の耐久性の劣化や異物の噛み込みによ
るガス漏れをなくす。 【解決手段】 LPガスは充填サイホン13から図示さ
れてない容器内へ弁部9Aと9Bを通って流入充填され
る。容器内の液面レベルがL2 に達するとフロート2が
図示の位置に上昇して、弁棒7Aがカム4の低いカム面
4A′に落下して、弁部9Aが閉じる。弁部9Bはスプ
リング10Bで上方に付勢されているが、高いカム面4
Bが弁棒7Bを止め、弁部9Bは開いたままである。更
に液面レベルが上昇して高いカム面4Bが弁棒7Bと対
向しなくなると弁棒7Bが上昇して弁部9Bも閉じる。
こうして2段階でLPガスの充填が止まる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は容器内にLPガスを
充填するときに、充填されたLPガスの液面が適量に達
すると自動的に弁を閉じて、容器への過充填を防止する
過充填防止用弁装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】容器内のLPガスが適量に達して浮子が
上昇すると、弁を瞬時に閉じ、過充填を防止する弁装置
が実公昭58−22475号公報で公知である。
【0003】この過充填防止用弁装置は、フロートによ
って作動されるバルブ開閉カム板と、このバルブ開閉カ
ム板によって作動され過充填防止バルブの開放状態を解
除するトリガーカム板とを設け、過充填防止バルブはス
プリングによって流体の流れ方向と一致する閉じ方向に
付勢するようにし、所定量流体が充填された際にはフロ
ートが液面の低下によって作動されない限り過充填防止
バルブは閉塞した状態を保持して過充填を防止する。バ
ルブ(弁)は1個で構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術では、
充填量が所定値に達すると、それまで全開状態であった
弁が、瞬時に全閉状態となってLPガスの流れを止める
ため、高いサージ圧が発生し、配管や弁部に大きな負担
がかかる。
【0005】サージ圧が高いと充填バルブに取り付けら
れている安全弁が不用意に作動してしまう。このような
通常の作動と違う安全弁の動きは、弁の耐久性の劣化と
か異物の噛み込みによるガス洩れ事故へとつながりかね
ないという問題があった。
【0006】そこで本発明はこのような問題点を解消で
きる過充填防止用弁装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の過充填防止用弁装置は、フロートによっ
て作動されるカムに連動する弁部を有する弁装置であっ
て、二つの弁部を具備すると共に、各弁部が閉じるとき
の液面レベルに差を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0008】請求項2の発明は、フロートによって作動
されるカムに連動する弁部を有する弁装置であって、二
つの弁部を具備すると共に、各弁部が閉じる時の時間に
時間差を設けたことを特徴とする過充填防止用弁装置で
ある。
【0009】そして請求項3の発明は、請求項1又は2
の過充填防止用弁装置において、二つの弁部のうち、先
に閉じる弁部の通路の断面積に比較して後から閉じる弁
部の通路の断面積を小さく定めたことを特徴とするもの
である。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の好ましい実施の形態
を図面の実施例に基いて説明する。図1〜図3に示す弁
装置1は、図示されてない耐圧容器に装着されていて、
フロート2は容器内に充填されたLPガスの液面レベル
に応じて上下に移動する。
【0011】図1のように液面レベルが低いL1 のとき
は、フロート2が下降位置にある。従って、フロートア
ーム3の基部に連結されたカム4は図示の角度位置にあ
る。カム4は本体5に取り付けられたピン6の周りに回
動可能に装着されている。
【0012】第1の弁棒7Aと第1の弁体8Aとからな
る第1の弁部9Aは、付勢手段としてのスプリング10
Aによって図の上方に付勢されている。液面レベルがL
1 である図1の状態では、カム4の高いカム面4Aによ
って弁棒7Aがスプリング10Aに抗して図の下方に押
されているため、弁体8Aが本体5の弁座5Aから離れ
ていて弁部9Aは全開状態にある。
【0013】同様に第2の弁棒7Bと第2の弁体8Bと
からなる第2の弁部9Bは、付勢手段としてのスプリン
グ10Bによって図の上方に付勢されているが、カム4
の高いカム面4Bによって弁棒7Bが図の下方に押され
ているため、弁体8Bが弁座5Bから離れて弁部9Bは
全開状態にある。
【0014】弁棒7Aと7B各上端部はそれぞれ本体5
の孔に摺動可能に支承されている。また、スプリング1
0Aと10Bの下端は、それぞれバルブガイド11Aと
11Bで支持されている。バルブガイド11Aと11B
は図4に示すようにそれぞれ6個ずつの爪11aと11
bが円周上に等分に形成されている。
【0015】これらのバルブガイド11Aと11Bは、
それぞれ弁棒7Aと7Bを支承するように本体5に挿入
され、円筒形のカラー12Aと12Bによって、図示の
ように本体5に装着されている。カラー12Aと12B
は本体5のLPガス通孔内周面にそれぞれ嵌挿して固着
されている。
【0016】弁体8Aと8Bはそれぞれ弁体7Aと7B
に嵌挿されてかしめ付けられている。また、弁棒7Aと
7Bの各下端部はそれぞれバルブガイド11Aと11B
に摺動可能に支承されている。
【0017】13は上端を本体5のLPガス通孔14A
に装着した充填サイホン、15は本体5のLPガス通孔
14Bの下部に嵌着したエンドキャップである。LPガ
スが充填サイホン13からLPガス通孔14A及び通孔
14Cから14Bを通り、更に全開状態の弁部9A,9
Bを通過して矢印のように容器内に流入して、液面レベ
ルがL1 から図2のL2 まで上昇すると、フロート2が
液面レベルに対応して上昇し、図2のように、弁棒7A
の上端がカム面4Aから外れてスプリング10Aの付勢
力により低いカム面4A′に落下するため、弁部9Aが
上方に動いて全閉状態となる。従って、LPガスは通孔
14Bだけを通り、全開の弁部9Bから容器内へ継続し
て流入する。
【0018】本体5に明けた出口16Aと16Bは、1
6Aの断面積に比較して16Bの断面積を比較的小さく
定めてある。こうすることで、両弁部9Aと9Bが全開
の図1のときに比較して、第2の弁部9Bだけが開いて
いる図2のときのLPガス流量を少なく、例えば1/2
以下に少なくしている。
【0019】液面レベルが更に上昇して図3のL3 にな
ると、スプリング11Bの付勢力により第2の弁棒7B
の上端が高いカム面4Bから低いカム面4B′に落下し
て弁部9Bが全閉するため、充填が終了する。
【0020】このように、充填終了前に先ず第1の弁部
9Aが閉じて、流量が半減以下に減少し、液面レベルが
3 になると、第2の弁部9Bも閉じて、LPガスの流
れが全閉されて止まる。
【0021】そのため、LPガスの流れが全閉される図
3の状態では、既に小流量になっているLPガスが遮断
されるだけであるため、遮断時に高いサージ圧が発生し
ない。
【0022】なお、弁部9Aの閉じ力はスプリング10
Aの力と流体抵抗の和となる。このように、第1の弁部
と第2の弁部が閉じる液面レベルに差を設けたので、各
弁部が閉じる時期に時間差が生じるため、高いサージ圧
の発生を防止できた。
【0023】液面レベルの差や、時間差は、カムの山谷
と、弁棒の位置の兼ね合いによって定められる。
【0024】
【発明の効果】本発明の過充填防止用弁装置は上述のよ
うに構成されているので、一方の弁部が閉じて全体の流
量が少なくなった後に他方の弁部が閉じるため、サージ
圧が低くなり、前記問題点が解消する。
【0025】また、請求項3では、遮断時の流量をより
少なくでき、サージ圧をより効果的に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の一部縦断正面図である。
【図2】図1の実施例で液面レベルが異なる状態を示す
図である。
【図3】図1と図2の実施例で、液面レベルが更に異な
る状態を示す図である。
【図4】図1〜図3の実施例に使う要部部品の分解斜視
図で、その一部は断面で示す。
【符号の説明】
1 弁装置 2 フロート 4 カム 7A 第1の弁棒 7B 第2の弁棒 8A 第1の弁体 8B 第2の弁体 9A 第1の弁部 9B 第2の弁部 10A,10B スプリング 15,16 出口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロートによって作動されるカムに連動
    する弁部を有する弁装置であって、二つの弁部を具備す
    ると共に、各弁部が閉じるときの液面レベルに差を設け
    たことを特徴とする過充填防止用弁装置。
  2. 【請求項2】 フロートによって作動されるカムに連動
    する弁部を有する弁装置であって、二つの弁部を具備す
    ると共に、各弁部が閉じる時の時間に時間差を設けたこ
    とを特徴とする過充填防止用弁装置。
  3. 【請求項3】 二つの弁部のうち、先に閉じる弁部の通
    路の断面積に比較して後から閉じる弁部の通路の断面積
    を小さく定めたことを特徴とする請求項1又は2記載の
    過充填防止用弁装置。
JP10314238A 1998-11-05 1998-11-05 過充填防止用弁装置 Pending JP2000146014A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007155046A (ja) * 2005-12-07 2007-06-21 Chuo Motor Wheel Co Ltd 過充填防止弁装置
JP2007253826A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Bridgestone Corp 空気入り安全タイヤ
KR100776592B1 (ko) 2007-01-03 2007-11-16 영도산업 주식회사 Opd밸브 시험장치
KR101271376B1 (ko) 2007-12-13 2013-06-07 현대자동차주식회사 차량용 가스충전장치
WO2019211699A1 (en) * 2018-04-30 2019-11-07 Dubai Electricity & Water Authority Float valve comprising a trigger mechanism

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KR101271376B1 (ko) 2007-12-13 2013-06-07 현대자동차주식회사 차량용 가스충전장치
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