JP2000144252A - コンベアチェン - Google Patents
コンベアチェンInfo
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- JP2000144252A JP2000144252A JP11233411A JP23341199A JP2000144252A JP 2000144252 A JP2000144252 A JP 2000144252A JP 11233411 A JP11233411 A JP 11233411A JP 23341199 A JP23341199 A JP 23341199A JP 2000144252 A JP2000144252 A JP 2000144252A
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- JP
- Japan
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- cotter pin
- link
- bush
- compressive stress
- pin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/25—Process efficiency
Landscapes
- Chain Conveyers (AREA)
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】強度と耐摩耗性とが十分に優れたコンベアチェ
ンを提供する。 【解決手段】複数の外リンク1と複数のブシュリンク2
とをコッターピン3によって屈曲自在に連結したコンベ
アチェンにおいて、前記コッターピン3の胴部表面のう
ち、圧縮応力が作用する側にのみ高周波焼入れZを施し
たことを特徴とする。
ンを提供する。 【解決手段】複数の外リンク1と複数のブシュリンク2
とをコッターピン3によって屈曲自在に連結したコンベ
アチェンにおいて、前記コッターピン3の胴部表面のう
ち、圧縮応力が作用する側にのみ高周波焼入れZを施し
たことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンベアチェンのコ
ッターピンに関し、特にコッターピンの高周波焼入れに
関する。
ッターピンに関し、特にコッターピンの高周波焼入れに
関する。
【0002】
【従来の技術】コンベアチェンは、各種の搬送装置にお
いて使用されており、例えば、セメントなどの粉粒体を
搬送するバケットエレバータにも使用されている。この
コンベアチェンは、通常、複数の外リンクと複数のブシ
ュリンクとをコッターピンによって屈曲自在に連結して
構成されており、個々のブシュリンクは、2枚の内リン
クと2個のブシュとから構成されている。搬送物を搬送
するとき、コッターピンとブシュとの間には引張力が作
用するが、これと同時に、チェンが屈曲する際にコッタ
ーピンはブシュの中で回転するために、コッターピンの
胴部表面は摩耗する。そこでコッターピンの摩耗を低減
するために、従来よりコッターピンの胴部表面には高周
波焼入れが施されている。その際、従来のコンベアチェ
ンでは、胴部の全周を焼入れしたコッターピンが用いら
れていた。
いて使用されており、例えば、セメントなどの粉粒体を
搬送するバケットエレバータにも使用されている。この
コンベアチェンは、通常、複数の外リンクと複数のブシ
ュリンクとをコッターピンによって屈曲自在に連結して
構成されており、個々のブシュリンクは、2枚の内リン
クと2個のブシュとから構成されている。搬送物を搬送
するとき、コッターピンとブシュとの間には引張力が作
用するが、これと同時に、チェンが屈曲する際にコッタ
ーピンはブシュの中で回転するために、コッターピンの
胴部表面は摩耗する。そこでコッターピンの摩耗を低減
するために、従来よりコッターピンの胴部表面には高周
波焼入れが施されている。その際、従来のコンベアチェ
ンでは、胴部の全周を焼入れしたコッターピンが用いら
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに近年、例えば
バケットエレベータについては、搬送能力の向上を図る
ために、コンベアチェンのピッチを狭くし、同時に運転
速度を高速化する要請が高まっている。特に運転速度に
ついては、従来は10〜40cm/sec程度であった
ものを、60〜90cm/sec程度にまで高速化する
ことが検討されており、この場合、上記従来のコッター
ピンを用いるのでは、コッターピンの強度と耐摩耗性と
の双方を同時に満たすことが困難になるおそれがある。
したがって本発明は、コンベアチェンの高速化を図って
も安全性を損なうことがないように、強度と耐摩耗性と
が十分に優れたコンベアチェンを提供することを課題と
する。
バケットエレベータについては、搬送能力の向上を図る
ために、コンベアチェンのピッチを狭くし、同時に運転
速度を高速化する要請が高まっている。特に運転速度に
ついては、従来は10〜40cm/sec程度であった
ものを、60〜90cm/sec程度にまで高速化する
ことが検討されており、この場合、上記従来のコッター
ピンを用いるのでは、コッターピンの強度と耐摩耗性と
の双方を同時に満たすことが困難になるおそれがある。
したがって本発明は、コンベアチェンの高速化を図って
も安全性を損なうことがないように、強度と耐摩耗性と
が十分に優れたコンベアチェンを提供することを課題と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者はコンベアチェ
ンの高速化について検討を行った結果、次の事実を知る
に至った。すなわち従来のコンベアチェンのコッターピ
ンは、その胴部の全周に焼入れを施していたが、このコ
ッターピンを用いてコンベアチェンの高速化を行うと、
コッターピンの胴部側面のうち、引張り応力が作用する
側での靭性が不足し、この結果コッターピンが破断する
おそれがあることが判明した。本発明はこの知見に基づ
いてなされたものであり、すなわち、複数の外リンクと
複数のブシュリンクとをコッターピンによって屈曲自在
に連結したコンベアチェンにおいて、前記コッターピン
の胴部表面のうち、圧縮応力が作用する側にのみ高周波
焼入れを施したことを特徴とするコンベアチェンであ
る。本発明はまた、複数のオフセットリンクをコッター
ピンによって屈曲自在に連結したコンベアチェンにおい
て、前記コッターピンの胴部表面のうち、圧縮応力が作
用する側にのみ高周波焼入れを施したことを特徴とする
コンベアチェンである。
ンの高速化について検討を行った結果、次の事実を知る
に至った。すなわち従来のコンベアチェンのコッターピ
ンは、その胴部の全周に焼入れを施していたが、このコ
ッターピンを用いてコンベアチェンの高速化を行うと、
コッターピンの胴部側面のうち、引張り応力が作用する
側での靭性が不足し、この結果コッターピンが破断する
おそれがあることが判明した。本発明はこの知見に基づ
いてなされたものであり、すなわち、複数の外リンクと
複数のブシュリンクとをコッターピンによって屈曲自在
に連結したコンベアチェンにおいて、前記コッターピン
の胴部表面のうち、圧縮応力が作用する側にのみ高周波
焼入れを施したことを特徴とするコンベアチェンであ
る。本発明はまた、複数のオフセットリンクをコッター
ピンによって屈曲自在に連結したコンベアチェンにおい
て、前記コッターピンの胴部表面のうち、圧縮応力が作
用する側にのみ高周波焼入れを施したことを特徴とする
コンベアチェンである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面によっ
て説明する。図1は本発明によるコンベアチェンの第1
実施例を示す。このコンベアチェンは、例えばバケット
エレベータに使用されるものであり、複数の外リンク1
と複数のブシュリンク2とを、コッターピン3によって
屈曲自在に連結して構成されている。個々の外リンク1
は板状に形成され、長手方向前端側と後端側にピン孔を
有する。個々のブシュリンク2は、2枚の内リンク2a
と2個のブシュ2bからなる。個々の内リンク2aは板
状に形成され、長手方向の前端側と後端側にブシュ孔を
有する。また、個々のブシュ2bは円筒状に形成されて
いる。ブシュリンク2は、2枚の内リンク2aの前後の
ブシュ孔に、それぞれブシュ2bを圧入することによっ
て形成されている。個々のブシュ2bの外側には、ロー
ラ4が回転自在に取り付けられている。
て説明する。図1は本発明によるコンベアチェンの第1
実施例を示す。このコンベアチェンは、例えばバケット
エレベータに使用されるものであり、複数の外リンク1
と複数のブシュリンク2とを、コッターピン3によって
屈曲自在に連結して構成されている。個々の外リンク1
は板状に形成され、長手方向前端側と後端側にピン孔を
有する。個々のブシュリンク2は、2枚の内リンク2a
と2個のブシュ2bからなる。個々の内リンク2aは板
状に形成され、長手方向の前端側と後端側にブシュ孔を
有する。また、個々のブシュ2bは円筒状に形成されて
いる。ブシュリンク2は、2枚の内リンク2aの前後の
ブシュ孔に、それぞれブシュ2bを圧入することによっ
て形成されている。個々のブシュ2bの外側には、ロー
ラ4が回転自在に取り付けられている。
【0006】ブシュリンク2の前端側の左右両側には、
それぞれ外リンク1,1の後端側が配置され、ブシュリ
ンク2の前端側のブシュ2bと外リンク1,1の後端側
のピン孔とを貫通するように、コッターピン3が配置さ
れている。更に、外リンク1,1の前端側のピン孔と次
のブシュリンク2の後端側のブシュとを貫通するよう
に、次のコッターピン3が配置されており、こうして一
連のコンベアチェンが形成されている。なお、コッター
ピン3の胴部の外径とブシュ2bの内径との間には、直
径で見て、通常0.5〜0.6mm程度(チェンの寸法
によって多少異なる)のガタが設けられている。
それぞれ外リンク1,1の後端側が配置され、ブシュリ
ンク2の前端側のブシュ2bと外リンク1,1の後端側
のピン孔とを貫通するように、コッターピン3が配置さ
れている。更に、外リンク1,1の前端側のピン孔と次
のブシュリンク2の後端側のブシュとを貫通するよう
に、次のコッターピン3が配置されており、こうして一
連のコンベアチェンが形成されている。なお、コッター
ピン3の胴部の外径とブシュ2bの内径との間には、直
径で見て、通常0.5〜0.6mm程度(チェンの寸法
によって多少異なる)のガタが設けられている。
【0007】コッターピン3は頭部と胴部と脚部とから
なり、脚部から外リンク1,1のピン孔とブシュ2bに
挿入される。コッターピン3の胴部の断面は円形に形成
されており、したがって入口側の外リンク1のピン孔も
断面円形に形成されている。他方、コッターピン3の脚
部は切欠き平面を有するように形成されており、したが
って出口側の外リンク1のピン孔も、切欠き平面を有す
るように形成されている。この結果、コッターピン3
は、外リンク1,1のピン孔とブシュ2bに対して回転
せず、すなわち相対的な位置関係が定められている。出
口側の外リンク1のピン孔から外方に突出したコッター
ピン3の脚部には、直径方向に横断孔が設けられてお
り、この横断孔に原形状がT字状をしたTピン5が挿入
される。横断孔から外方に突出したTピン5の脚部は折
り曲げられ、したがって最終的なTピン5の形状はJ字
状になる。
なり、脚部から外リンク1,1のピン孔とブシュ2bに
挿入される。コッターピン3の胴部の断面は円形に形成
されており、したがって入口側の外リンク1のピン孔も
断面円形に形成されている。他方、コッターピン3の脚
部は切欠き平面を有するように形成されており、したが
って出口側の外リンク1のピン孔も、切欠き平面を有す
るように形成されている。この結果、コッターピン3
は、外リンク1,1のピン孔とブシュ2bに対して回転
せず、すなわち相対的な位置関係が定められている。出
口側の外リンク1のピン孔から外方に突出したコッター
ピン3の脚部には、直径方向に横断孔が設けられてお
り、この横断孔に原形状がT字状をしたTピン5が挿入
される。横断孔から外方に突出したTピン5の脚部は折
り曲げられ、したがって最終的なTピン5の形状はJ字
状になる。
【0008】このコンベアチェンでは、外リンク1と内
リンク2aとの間に引張力が作用するから、コッターピ
ン3の胴部の入口側端部と出口側端部は外リンク1の端
部側に押し付けられ、コッターピン3の胴部の中央部は
内リンク2aの端部側に押し付けられる。なお、ここで
端部側とは、外リンク1又は内リンク2aの長手方向中
央部側ではない側をいい、すなわち、外リンク1又は内
リンク2aの前端側に取り付けられたコッターピン3に
ついては前端側をいい、後端側に取り付けられたコッタ
ーピン3については後端側をいう。この結果、コッター
ピン3の胴部の側面のうち、内リンク2aの端部側の側
面が、ブシュ2bの内面に押し付けられて擦れる。
リンク2aとの間に引張力が作用するから、コッターピ
ン3の胴部の入口側端部と出口側端部は外リンク1の端
部側に押し付けられ、コッターピン3の胴部の中央部は
内リンク2aの端部側に押し付けられる。なお、ここで
端部側とは、外リンク1又は内リンク2aの長手方向中
央部側ではない側をいい、すなわち、外リンク1又は内
リンク2aの前端側に取り付けられたコッターピン3に
ついては前端側をいい、後端側に取り付けられたコッタ
ーピン3については後端側をいう。この結果、コッター
ピン3の胴部の側面のうち、内リンク2aの端部側の側
面が、ブシュ2bの内面に押し付けられて擦れる。
【0009】他方、外リンク1と内リンク2aとの間に
は引張力が作用するが、その作用線がずれているため
に、コッターピン3の胴部の入口側端部と出口側端部に
せん断力が作用する。このせん断力に起因して、コッタ
ーピン3には曲げ応力が作用し、したがってコッターピ
ン3の胴部の側面のうち、内リンク2aの端部側の側面
には圧縮応力が作用し、内リンク2aの中央部側の側面
には引張り応力が作用する。以上のように、コッターピ
ン3の胴部の側面のうち、内リンク2aの端部側の側面
は、ブシュ2bの内面と摩擦し、且つ圧縮応力が作用す
る。また、コッターピン3の胴部の側面のうち、内リン
ク2aの中央部側の側面は、ブシュ2bの内面と摩擦し
ないが、引張り応力が作用する。そしてコッターピン3
は、外リンク1,1のピン孔とブシュ2bに対して回転
することがない。
は引張力が作用するが、その作用線がずれているため
に、コッターピン3の胴部の入口側端部と出口側端部に
せん断力が作用する。このせん断力に起因して、コッタ
ーピン3には曲げ応力が作用し、したがってコッターピ
ン3の胴部の側面のうち、内リンク2aの端部側の側面
には圧縮応力が作用し、内リンク2aの中央部側の側面
には引張り応力が作用する。以上のように、コッターピ
ン3の胴部の側面のうち、内リンク2aの端部側の側面
は、ブシュ2bの内面と摩擦し、且つ圧縮応力が作用す
る。また、コッターピン3の胴部の側面のうち、内リン
ク2aの中央部側の側面は、ブシュ2bの内面と摩擦し
ないが、引張り応力が作用する。そしてコッターピン3
は、外リンク1,1のピン孔とブシュ2bに対して回転
することがない。
【0010】他方、高周波焼入れを施すと、材料の耐摩
耗性は向上するものの、材料の靭性は低下する。そこで
本実施例では、コッターピン3の胴部表面のうち、圧縮
応力が作用する側、すなわち内リンク2aの端部側の側
面にのみ高周波焼入れZを施している。この圧縮応力が
作用する側とは、ブシュ2bの内面と摩擦する側面であ
るから、これによりコッターピンの耐摩耗性を向上する
ことができる。また、引張り応力が作用する側、すなわ
ち内リンク2aの中央部側の側面には、高周波焼入れZ
が施されておらず、したがってコッターピンの靭性を損
なうことがない。なお、コッターピンの素材としては通
常炭素鋼が用いられ、炭素鋼のHRC(ロックウェル硬
さ)は35〜40程度であるが、圧縮応力が作用する側
に高周波焼入れを施すことによって、焼入れ側のHRC
を50〜60程度とし、好ましくは55〜60程度とす
ることが良い。
耗性は向上するものの、材料の靭性は低下する。そこで
本実施例では、コッターピン3の胴部表面のうち、圧縮
応力が作用する側、すなわち内リンク2aの端部側の側
面にのみ高周波焼入れZを施している。この圧縮応力が
作用する側とは、ブシュ2bの内面と摩擦する側面であ
るから、これによりコッターピンの耐摩耗性を向上する
ことができる。また、引張り応力が作用する側、すなわ
ち内リンク2aの中央部側の側面には、高周波焼入れZ
が施されておらず、したがってコッターピンの靭性を損
なうことがない。なお、コッターピンの素材としては通
常炭素鋼が用いられ、炭素鋼のHRC(ロックウェル硬
さ)は35〜40程度であるが、圧縮応力が作用する側
に高周波焼入れを施すことによって、焼入れ側のHRC
を50〜60程度とし、好ましくは55〜60程度とす
ることが良い。
【0011】次に図2は本発明によるコンベアチェンの
第2実施例を示す。このコンベアチェンは、複数のオフ
セットリンク6を、コッターピン3によって屈曲自在に
連結して構成されている。個々のオフセットリンク6
は、2枚のリンク6aと1個のブシュ6bからなる。2
枚のリンク6aは屈曲した板状に形成され、大幅側の端
部にピン孔を有し、小幅側の端部にブシュ孔を有する。
このブシュ孔にブシュ6bが圧入され、ブシュ6bの外
側に、ローラ4が取り付けられている。オフセットリン
ク6のブシュ6bの両側には、次のオフセットリンク6
のピン孔が配置され、オフセットリンク6のブシュ6b
と次のオフセットリンク6のピン孔とを貫通するよう
に、コッターピン3が配置されており、こうして一連の
コンベアチェンが形成されている。
第2実施例を示す。このコンベアチェンは、複数のオフ
セットリンク6を、コッターピン3によって屈曲自在に
連結して構成されている。個々のオフセットリンク6
は、2枚のリンク6aと1個のブシュ6bからなる。2
枚のリンク6aは屈曲した板状に形成され、大幅側の端
部にピン孔を有し、小幅側の端部にブシュ孔を有する。
このブシュ孔にブシュ6bが圧入され、ブシュ6bの外
側に、ローラ4が取り付けられている。オフセットリン
ク6のブシュ6bの両側には、次のオフセットリンク6
のピン孔が配置され、オフセットリンク6のブシュ6b
と次のオフセットリンク6のピン孔とを貫通するよう
に、コッターピン3が配置されており、こうして一連の
コンベアチェンが形成されている。
【0012】コッターピン3の胴部の側面のうち、オフ
セットリンク6の端部側の側面は、ブシュ6bの内面と
摩擦し、且つ圧縮応力が作用する。また、コッターピン
3の胴部の側面のうち、オフセットリンク6の中央部側
の側面は、ブシュ6bの内面と摩擦しないが、引張り応
力が作用する。それ故本実施例でも、コッターピン3の
胴部表面のうち、圧縮応力が作用する側の側面にのみ高
周波焼入れZを施している。これによりコッターピン3
の耐摩耗性を向上することができ、しかもコッターピン
3の靭性を損なうことがない。
セットリンク6の端部側の側面は、ブシュ6bの内面と
摩擦し、且つ圧縮応力が作用する。また、コッターピン
3の胴部の側面のうち、オフセットリンク6の中央部側
の側面は、ブシュ6bの内面と摩擦しないが、引張り応
力が作用する。それ故本実施例でも、コッターピン3の
胴部表面のうち、圧縮応力が作用する側の側面にのみ高
周波焼入れZを施している。これによりコッターピン3
の耐摩耗性を向上することができ、しかもコッターピン
3の靭性を損なうことがない。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、強度と耐
摩耗性とが十分に優れ、したがって高速化を図っても安
全性を損なうことがないコンベアチェンが得られた。
摩耗性とが十分に優れ、したがって高速化を図っても安
全性を損なうことがないコンベアチェンが得られた。
【図1】本発明によるコンベアチェンの第1実施例を示
す部分切欠き平面図
す部分切欠き平面図
【図2】本発明によるコンベアチェンの第2実施例を示
す部分切欠き平面図
す部分切欠き平面図
1…外リンク 2…ブシュリンク 2a…内リンク 2b…ブシュ 3…コッターピン 4…ローラ 5…Tピン 6…オフセットリン
ク 6a…リンク 6b…ブシュ Z…焼入れ
ク 6a…リンク 6b…ブシュ Z…焼入れ
Claims (2)
- 【請求項1】複数の外リンクと複数のブシュリンクとを
コッターピンによって屈曲自在に連結したコンベアチェ
ンにおいて、 前記コッターピンの胴部表面のうち、圧縮応力が作用す
る側にのみ高周波焼入れを施したことを特徴とするコン
ベアチェン。 - 【請求項2】複数のオフセットリンクをコッターピンに
よって屈曲自在に連結したコンベアチェンにおいて、 前記コッターピンの胴部表面のうち、圧縮応力が作用す
る側にのみ高周波焼入れを施したことを特徴とするコン
ベアチェン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11233411A JP2000144252A (ja) | 1998-08-26 | 1999-08-20 | コンベアチェン |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10-257490 | 1998-08-26 | ||
JP25749098 | 1998-08-26 | ||
JP11233411A JP2000144252A (ja) | 1998-08-26 | 1999-08-20 | コンベアチェン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000144252A true JP2000144252A (ja) | 2000-05-26 |
Family
ID=26531031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11233411A Pending JP2000144252A (ja) | 1998-08-26 | 1999-08-20 | コンベアチェン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000144252A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020083418A (ko) * | 2001-04-27 | 2002-11-02 | 가부시기가이샤쯔바기모도체인 | 초내마모 체인 |
CN106195122A (zh) * | 2015-04-29 | 2016-12-07 | 舍弗勒技术股份两合公司 | 链条、包括链条的内燃机及制造链条的方法 |
-
1999
- 1999-08-20 JP JP11233411A patent/JP2000144252A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020083418A (ko) * | 2001-04-27 | 2002-11-02 | 가부시기가이샤쯔바기모도체인 | 초내마모 체인 |
CN106195122A (zh) * | 2015-04-29 | 2016-12-07 | 舍弗勒技术股份两合公司 | 链条、包括链条的内燃机及制造链条的方法 |
CN106195122B (zh) * | 2015-04-29 | 2020-02-18 | 舍弗勒技术股份两合公司 | 链条、包括链条的内燃机及制造链条的方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040706 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040727 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040921 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050419 |