JP2000141461A - ボトル口栓部の白化装置及びそれを用いた白化方法 - Google Patents

ボトル口栓部の白化装置及びそれを用いた白化方法

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JP2000141461A
JP2000141461A JP31667398A JP31667398A JP2000141461A JP 2000141461 A JP2000141461 A JP 2000141461A JP 31667398 A JP31667398 A JP 31667398A JP 31667398 A JP31667398 A JP 31667398A JP 2000141461 A JP2000141461 A JP 2000141461A
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JP
Japan
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preform
whitening
heating zone
bottle
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JP31667398A
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English (en)
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Takuya Samejima
拓也 鮫島
Yoichi Uemura
洋一 植村
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Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリエステルボトルのプリフォーム口栓部を
効率的に加熱し結晶化させるための白化装置、及び、そ
れを用いた白化方法を提案する。 【解決手段】 プリフォーム搬送機(11)上に並置し
た多数列のプリフォーム(2)が搬送導入される加熱ゾ
ーン(12)は、前記多数列のプリフォーム(2)の相
互間と最外列の外側にヒーター(121)を配設した構
成であることを特徴とするボトル口栓部の白化装置
(1)、並びに、プリフォーム搬送機(11)上に並置
した多数列のプリフォーム(2)を加熱ゾーン(12)
内へ搬送し、ここを通過している間に、前記プリフォー
ム(2)の相互間と最外列の外側に配設したヒーター
(121)により、プリフォーム口栓部(21)を外部
から加熱して白化させることを特徴とするボトル口栓部
の白化方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリエステルボト
ルの口栓部を効率的に加熱し結晶化させるための白化装
置、及び、それを用いた白化方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリエステルボトルの口栓部を加
熱して白化させる装置は、プリフォーム搬送機が潜り抜
けるように加熱ゾーンがトンネル状に形成されている。
射出成形機の多数本取り金型から取出されたプリフォー
ム32は、図3に概要略図で示す如く、プリフォーム3
2をプリフォーム搬送機311上に載置しつつ、矢印で
示すように並び替えゾーンAでプリフォーム32を一列
縦隊に並び替えると共に、プリフォーム32の口栓部内
に内径規制マンドレルを挿着し、しかる後、該一列縦隊
のプリフォーム32を加熱ゾーンB内へ導入移動させ、
該加熱ゾーンBをプリフォーム32が通過している間
に、プリフォーム32の両側に配設されている赤外線加
熱器等のヒーター312により、プリフォーム32の口
栓部がその両側外部から加熱されるようになっている。
そして、加熱ゾーンBを出たプリフォーム32は一列縦
隊のまま次工程の冷却ゾーンCで冷却されるようになっ
ており、このことによりどのプリフォーム32も同一条
件で白化できるようにしている。
【0003】上記プリフォーム32は、上記白化装置へ
導入される前に支え具を用いてプリフォームの胴部を支
持し、プリフォーム口栓部を露出させた状態で白化装置
に導入することにより、プリフォーム口栓部を外部から
加熱し結晶化させると共に、予熱された内径規制マンド
レルにより内径寸法規制が行なわれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の如く加熱ゾーンBに導入して白化させる方法によれ
ば、プリフォーム32の口栓部は、プリフォーム搬送機
311上に一列に載置した状態で加熱処理されるので、
長大な加熱ゾーンBが必要となって設備費が嵩むと共
に、必然的に放熱損失が大きくなってプリフォーム32
の口栓部の白化のための熱処理効率が低下すると云う問
題がある。
【0005】本発明は、多数列のポリエステルプリフォ
ームを搬送導入しつつ、該プリフォームの相互間、及び
最外列の外側にヒーターを配列して、多数本のプリフォ
ームを外部から一挙に加熱処理し得るような構成とした
ので、従来の如く、長大な白化装置を設置する必要がな
くなって短小な白化装置で済み、従って、設備コストを
低廉化することができ、また、上記構成の白化装置によ
り無駄な放熱が抑えられ、プリフォーム口栓部の白化の
ための熱処理効率を向上させることができるようにした
ボトル口栓部の白化装置を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためのものであって、その要旨は、ポリエステルボ
トルの口栓部を加熱して白化させる装置であって、プリ
フォーム搬送機上に並置した多数列のプリフォームが搬
送導入される加熱ゾーンは、前記多数列のプリフォーム
の相互間と最外列の外側にヒーターを配設した構成であ
ることを特徴とするボトル口栓部の白化装置であり、ま
た、プリフォーム搬送機上に並置した多数列のポリエス
テルプリフォームを加熱ゾーン内へ搬送し、ここを通過
している間に、前記プリフォームの相互間と最外列の外
側に配設したヒーターにより、プリフォームの口栓部を
外部から加熱し白化させることを特徴とするボトル口栓
部の白化方法である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づき具体的に説明する。図1は、本発明における白化工
程を概要略図で示し、図2は、本発明の白化装置内にお
けるプリフォームの流れを斜視図で示す。
【0008】本発明は、図1に概要略図で、また、図2
に斜視図で示す如く、ポリエステルボトルの口栓部21
を加熱して白化させる装置1であって、プリフォーム搬
送機11上に並置した多数列のプリフォーム2が搬送導
入される加熱ゾーン12は、上記多数列のプリフォーム
2の相互間と最外列の外側にヒーター121を配設した
構成であることを特徴とするものである。
【0009】また、プリフォーム搬送機11上に並置し
た多数列のポリエステルプリフォーム2を加熱ゾーン1
2内へ搬送し、ここを通過している間に、上記プリフォ
ーム2の相互間と最外列の外側に配設したヒーター12
1により、プリフォーム2の口栓部21を外部から加熱
し白化させることを特徴とするものである。
【0010】上記本発明によれば、多数列のポリエステ
ルプリフォーム2を加熱ゾーン12へ搬送導入するにあ
たり、上記加熱ゾーン12には、上記プリフォーム2の
相互間と最外列の外側にヒーター121が配列されてい
て、多数本のプリフォーム2を外部から一挙に加熱処理
し得るように構成されているものであるので、従来の如
く、長大な加熱ゾーンを有する白化装置を設置する必要
がなくなり、短小且つ簡単な加熱ゾーン12によりプリ
フォーム口栓部21の白化処理が可能となり、従って設
備コストの低廉化が図られ、また、上記構成の白化装置
により無駄な放熱が抑えられて、プリフォーム口栓部の
白化のための熱処理効率が大幅に向上すると云う作用効
果を奏するものである。
【0011】
【実施例】本発明で用いられる白化装置1は、図1に示
す如く、プリフォーム2を載置したプリフォーム搬送機
11を矢印方向に移動させて、プリフォーム2を加熱ゾ
ーン12に潜らせて加熱処理し、引き続く冷却ゾーン1
3においてプリフォーム2を冷却する工程を含む装置で
あって、上記加熱ゾーン12は、プリフォーム搬送機1
1上に並置した多数列のプリフォーム2の相互間と最外
列の外側にヒーター121を配列した構成としたことを
最大の特徴とするものである。
【0012】図示してないが、先ず、射出成形機を用い
てプリフォーム2を多数本(本例では30本)取り成形
し、成形金型から取出された多数本のプリフォーム2
を、口栓部21を露出させた状態で支え具22に支持さ
せると共に、各プリフォーム2の口栓部21に内径規制
マンドレルを挿着しておく。そして、本例では5列に配
列したプリフォーム2を、図2に矢印で示す如く回転さ
せながらプリフォーム搬送機11を矢印方向に移動させ
て加熱ゾーン12へ導入する。
【0013】そして、上記加熱ゾーン12は、上記5列
のプリフォーム2の各列の相互間と最外列の外側にヒー
ター121が各々配設された構成となっており、このヒ
ーター121,121の間をプリフォーム2が通過して
いるときに、プリフォーム2の口栓部21の温度が結晶
化に必要な170〜180℃となるように加熱温度設定
が行なわれる。
【0014】この加熱温度は、各列間でプリフォーム2
の表面温度が一定になるように、加熱を終了した直後の
プリフォーム2の表面温度を測定し、その測定温度をフ
ィードバックして所定温度になるように、t1〜t3ゾ
ーンの各ヒーター121の発熱量を各列毎に調整した
り、プリフォーム2の通過速度、換言すればプリフォー
ム搬送機11の搬送速度を変えて制御するようになって
いる。即ち、プリフォーム2の表面測定温度が所定の1
70〜180℃に達していなければ搬送速度を落し、こ
れより高温であれば搬送速度を早めるように制御するも
のである。更に、上記測定温度のフィードバックを、t
1〜t3ゾーンの上方に設けた排気用ブロア(図示せ
ず)の出力制御に反映させ変化させることにより、温度
制御することもできる。
【0015】上述の如く、本発明で使用する加熱ゾーン
12は、従来例に見られるような長大な設置場所が必要
なくなり、簡単且つ短小な設備で多数列に配列したプリ
フォーム2を一挙に白化処理することができるので、設
備コストの低廉化が達成されると共に、加熱ゾーン12
内では、各列のプリフォーム2を挟むように配設された
ヒーター121により、熱量が無駄に放散されることな
く効率的に口栓部21の加熱に費されるので、口栓部2
1の白化のための熱処理効率が大幅に向上するものであ
る。
【0016】即ち、本発明は、多数列のポリエステルプ
リフォーム2を加熱ゾーン12へ搬送導入するにあた
り、上記加熱ゾーン12には、上記プリフォーム2の相
互間と最外列の外側にヒーター121が配列されてい
て、多数本のプリフォーム2を外部から一挙に加熱処理
し得るように構成された白化装置であるので、従来の如
く、長大な加熱ゾーンを有する白化装置を設置する必要
がなくなり、短小且つ簡単な加熱ゾーン12により、プ
リフォーム口栓部21を効率的に白化処理することがで
きる。従って、設備コストの低廉化が達成されると共
に、加熱ゾーン12における熱量の無駄な消費が抑えら
れるので、プリフォーム口栓部21の白化のための熱処
理効率が大幅に向上するものである。
【0017】
【発明の効果】本発明は上記構成よりなるので下記効果
を奏する。即ち、本発明により、多数本のプリフォーム
口栓部を一挙に加熱処理できると共に、白化装置の加熱
ゾーンでは無駄な放熱が抑えられるので、プリフォーム
口栓部の白化のための熱処理効率が大幅に向上して加工
コストが低廉化され、また、長大な白化装置を設置する
必要がなく、短小且つ簡単な装置で白化処理できるよう
になったので設備コストも低廉化されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における白化工程を概要略図で示す。
【図2】本発明の白化装置内におけるプリフォームの流
れを斜視図で示す。
【図3】従来例の白化工程を概要略図を示す。
【符号の説明】
1 白化装置 11 プリフォーム搬送機 12 加熱ゾーン 121 ヒーター 13 冷却ゾーン 2 プリフォーム 21 口栓部 22 支え具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステルボトルの口栓部を加熱して
    白化させる装置であって、プリフォーム搬送機上に並置
    した多数列のプリフォームが搬送導入される加熱ゾーン
    は、前記多数列のプリフォームの相互間と最外列の外側
    にヒーターを配設した構成であることを特徴とするボト
    ル口栓部の白化装置。
  2. 【請求項2】 プリフォーム搬送機上に並置した多数列
    のポリエステルプリフォームを加熱装置内へ搬送し、こ
    こを通過している間に、前記プリフォームの相互間と最
    外列の外側に配設したヒーターにより、プリフォームの
    口栓部を外部から加熱して白化させることを特徴とする
    ボトル口栓部の白化方法。
JP31667398A 1998-11-06 1998-11-06 ボトル口栓部の白化装置及びそれを用いた白化方法 Pending JP2000141461A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002240136A (ja) * 2001-02-20 2002-08-28 Kanamori Tobei Shoji Kk 耐熱petボトル用プリフォーム
JP2008198571A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Ushio Inc 光源装置およびペットボトル成形用加熱装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002240136A (ja) * 2001-02-20 2002-08-28 Kanamori Tobei Shoji Kk 耐熱petボトル用プリフォーム
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