JP2000141259A - ロボット制御装置 - Google Patents

ロボット制御装置

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JP2000141259A
JP2000141259A JP11353502A JP35350299A JP2000141259A JP 2000141259 A JP2000141259 A JP 2000141259A JP 11353502 A JP11353502 A JP 11353502A JP 35350299 A JP35350299 A JP 35350299A JP 2000141259 A JP2000141259 A JP 2000141259A
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JP
Japan
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coordinate system
robot
tool
stop condition
teaching
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JP11353502A
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English (en)
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Koichi Okanda
光一 大神田
Takesuke Aramaki
武亮 荒牧
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Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 教示部位が目視困難な場合でも教示を容易に
する。 【解決手段】 ロボット制御装置に予め停止条件、退避
させるか否か、退避させる場合の方向と移動量を設定等
を設定しておく。停止条件としては、ツールと対象物と
の接触を検出するセンサからの検出信号があるか、ロボ
ットに加わる負荷がしきい値以上か、手動送り開始から
の移動距離が設定値を越えたか等である。信号動作方向
キーを操作して手動送りを開始する(d1)。制御装置
は、設定された停止条件が成立したか判断し(d2)、
成立した場合、そのときのロボット位置を記憶する(d
3)。この記憶した位置に惰走したロボットを戻す(d
4)。退避させることが設定されていると(d5)、ロ
ボットを設定されている方向に設定量だけ移動させ、そ
の後、停止させる(d6、d7)。ツールと対象物が接
触すると自動的に手動送りが停止されるので、教示が容
易となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロボット制御装置
に関し、特に教示作業が簡単になるロボット制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】ロボットに作業動作を教示する方式とし
て、ロボットを手動で移動させ各教示点等を教示してい
く直接教示方式がある。この方式は、作業者がロボット
の手首に取り付けられたツールと作業対象物との位置関
係を観察しながら教示点等を選択し教示するものであ
る。
【0003】しかし、例えば、自動車の車体の下部をス
ポット溶接する位置として教示する場合等にあっては、
その教示位置を目視することができない場合がある。こ
のようなロボットのツールと作業対象の位置関係が目視
困難な部位に対する教示は、従来は、作業者の勘を頼り
にその教示点を教示していた。又、ツールと作業対象の
接触位置を教示するような場合、接触具合は作業者の判
断で行なっており、又、目視の困難な部位では、上述し
たように、作業者の勘を頼りに教示したり、ツールと作
業対象物との接触を知らせるランプなどを作業者がみな
がら教示するという方法が行われている。
【0004】又、現在位置から一定方向に一定量ロボッ
ト(ツール)を動作させた位置を教示するような場合、
従来は、作業者がロボット(ツール)の現在位置を確認
しながら手動送り操作を行なって教示位置までロボット
(ツール)を動作させたり、現在位置に動作させたい距
離を加算して教示位置を直接求める方法が採用されてい
る。
【0005】さらに、ツールの移動する部位にツール先
端点を基準にして手動送り操作を行ない、ツールの位置
姿勢を変更することが望ましい場合がある。このような
場合、従来は、ツール先端点が設定されている部位が移
動する毎にツール座標系を再設定していた。又、作業対
象物に対してツールを一定の姿勢で接触あるいは接近さ
せて教示点を教示するような場合、作業者が手動送り操
作で希望する姿勢になるまでツールを動作させていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】目視が困難な部位に対
する教示で、作業者の勘に頼ることは教示位置の不正確
さを招くと共に、教示作業を困難にしている。又、作業
対象物とツールの接触位置の教示の場合においても、作
業者の勘を頼りにする教示や、作業対象物とツールの接
触を知らせるランプを監視しながらの作業者による教示
では、教示位置のバラツキが生じると共に正確な教示作
業を困難にしている。
【0007】現在位置から一定方向に一定量動作させる
場合においても、作業者の手動操作によってもしくは動
作させたい距離を現在位置に加算して教示位置を求める
方法では、教示位置のバラツキが生じかつ、教示作業が
繁雑になるという欠点を有する。又、ツール先端点を基
準にツール姿勢を変える場合にもツール先端点が移動す
る毎にツール座標系を再設定することや、作業対象物に
対してツールを一定の姿勢で接近、又は接触させるよう
な場合に手動操作でこの姿勢を得ることは教示作業を繁
雑にしている。そこで、本発明の目的は、上述した課題
を改善し、教示動作を補助し教示が容易なロボット制御
装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のロボット制御装
置は、ロボットに取付けられたツールと作業対象物との
接触を検出するセンサからの検出信号が出力されたと
き、前記ロボットの各軸を駆動するモータのいずれかの
モータにかかる負荷トルクが設定トルクを越えたとき、
手動送り動作開始から所定距離移動したとき、の内いず
れかを手動動作停止条件としてロボット制御装置に予め
設定しておき、手動動作停止条件が成立したかを監視す
る監視手段を設け、手動送り動作中、監視手段から停止
条件が成立したことが検出されると、手動送りを自動的
に停止させるようにした。手動送り動作の送り方向は、
ロボット基準座標系、ワーク座標系又はツール座標系の
X,Y,Z軸のいずれかの軸方向を選択可能とした。さ
らに、前記停止条件が成立したときのロボットの位置を
記憶する記憶手段を設け、停止条件が成立してから停止
するまでに惰走したロボットを前記記憶手段に記憶した
位置に戻すようにした。その際、停止条件が成立した位
置から退避する方向及び距離を設定記憶する記憶手段を
設け、停止条件が成立した位置に停止した後、前記記憶
手段に記憶した方向に設定距離だけ移動させるようにし
た。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態のロボ
ット制御装置の要部ブロック図であり、従来のロボット
制御装置と同一の構成である。符号107で示されるバ
スに、メインプロセッサ(以下、単にプロセッサと言
う。)101、RAM、ROM、不揮発性メモリ(EE
PROMなど)からなるメモリ102、教示操作盤用イ
ンターフェイス103、外部装置用の入出力インターフ
ェイス106及びサーボ制御部105が接続されてい
る。又、教示操作盤用インターフェイス103には教示
操作盤104が接続されている。
【0010】ロボット及びロボット制御装置の基本機能
を支えるシステムプログラムは、メモリ102のROM
に格納される。また、アプリケーションに応じて教示さ
れるロボットの動作プログラム並びに関連設定データ
は、メモリ102の不揮発性メモリに格納される。そし
て、メモリ102のRAMは、プロセッサ101が行な
う各種演算処理におけるデータの一時記憶の記憶領域に
使用される。
【0011】サーボ制御部105はサーボ制御器#1〜
#n(n:ロボットの総軸数にツールの可動軸数を加算
した数)を備えており、ロボット制御のための演算処理
(軌道計画作成とそれに基づく補間、逆変換など)を経
て作成された移動指令を受け、ロボット各軸機構部のア
クチュエータを構成するサーボモータを各サーボアンプ
を介して制御する。
【0012】また、入出力インターフェイス106の外
部入出力回路には、ロボットに設けられたセンサや周辺
機器のアクチュエータやセンサが接続され、本発明に関
係して、特に、ツールと作業対象物との接触を検出する
センサが接続されている。
【0013】上述したロボット制御装置の構成は、従来
のロボット制御装置と何等変わりはなく、本発明におい
ては、上述した教示操作盤104に姿勢合せキーが設け
られていることと、教示補助のためにツールの姿勢、位
置の制御等を自動的に実行できるようにした点に相違が
ある。
【0014】図2は、本実施形態における上記教示操作
盤104の説明図である。この教示操作盤104は従来
の教示操作盤と相違する点は、姿勢合せキー19が設け
られていることと、又、後述する教示補助のためのモー
ドをソフトキー11で選択できるようにした点である。
他は従来と同様である。図2においては、本発明と関係
する部分のみを図示し、他は省略している。即ち、従来
と同様に、LCD等のディスプレイ10と、本発明に関
係して教示補助のためのモード選択するソフトキー1
1、座標系を選択するキー16で選択された座標系(ロ
ボット基準座標系、該基準座標系から相対的に設定され
たワーク座標系、ツール座標系)の直交座標系における
X,Y,Z軸、+,−方向への移動を指令する直線動作
キー12、X,Y,Z軸回りの+,−方向への回転動作
を指令する回転動作キー13、ロボッの各関節軸J1〜
J6の+,−方向への動作を指令する各軸動作キー14
を備える。なお、この実施形態では、ロボットは6軸を
備えているものとしている。又、教示操作盤104は従
来と同様に、各動作キー12,13,14と共に押圧し
て、それぞれの指令を入力するためのシフトキー15、
座標系を選択するキー16、教示モード、再生モードを
切換えるモードキー17、各種座標系の設定や、パラメ
ータの設定等のためにこれらの設定表示画面を選択し、
設定可能とする機能選択キー18等を備える。上述した
以外に従来の教示操作盤と同様に各種指令キー等を備え
ているものであるが、図2では、直接本発明に関係する
キー部分のみを図示している。
【0015】オペレータは、この教示操作盤104のマ
ニュアル操作を通して、従来と同様に、ロボットの動作
プログラムの教示、修正、登録、あるいは各種パラメー
タの設定の他、教示された動作プログラムの再生運転、
ジョグ送り等を実行する。また、ディスプレイはオペレ
ータへの指示、入力データの表示やシミュレーション結
果の表示に使用される。
【0016】<1軸による姿勢合わせモード>この姿勢
合わせモードは、ロボットのアーム先端の手首に取り付
けられたツールと作業対象物との関係が希望する関係に
なるようにツール姿勢を自動的に変更するものである。
即ち、この姿勢合わせモードでは、ロボット基準座標系
から相対的に作業対象物に設定されているワーク座標系
W及びツールに対して設定されているツール座標系Tか
らそれぞれ1つの軸を選択し、この軸間において設定さ
れた関係(交角)になるように自動的にツール姿勢を変
えるものである。後述する図11(c)のように、スポ
ット溶接ガン(ツール)のチップが作業対象物の溶接位
置の面と垂直になるようにスポット溶接ガンの姿勢を設
定する場合等に適しているものである。
【0017】この1軸による姿勢合わせモードを、図3
に示すロボット制御装置のプロセッサ101の処理と図
4の動作説明図と共に説明する。なお、図4はツールと
してスポット溶接ガンを用いた例を示している。
【0018】まず、予め、図4(a)に示すように、機
能選択キー18を操作して、従来と同様にツール座標系
T及びワーク座標系Wを設定しておく。さらに、この1
軸による姿勢合わせモードはワーク座標系Wとツール座
標系Tにおけるそれぞれ選択された1つの軸が設定交角
になるように姿勢合わせを行なうものであり、そのため
に、予め、姿勢合わせを行なうツール座標系TのX,
Y,Z軸の中の1つの軸、ワーク座標系WのX,Y,Z
軸の中の1つの軸を選択設定し、かつ、この選択設定さ
れた軸間の交角を設定する。なお、図4に示す例では、
選択軸がツール座標系T及びワーク座標系WともにZ軸
が選択され、かつ交角θが設定されているものとしてい
る。なお、この交角の設定が0であれば、選択された軸
が同一方向を向くことを意味する。又、姿勢合せのため
に手動送りされるときの動作速度をも予め設定してお
く。
【0019】そこで、モードキー17を操作して教示モ
ードにして操作者がロボットを動作させ、ツール20を
作業対象物21に対し教示しようとする位置に移動させ
た後、姿勢合わせのためにシフトキー15と姿勢合せキ
ー19を押すと、プロセッサ101は、図3の処理を開
始する。
【0020】ツール座標系Tの選択設定されている軸
(図4ではZ軸)に平行でツール座標系Tの原点を通る
単位ベクトルtを求める(図4(b)参照)(ステップ
a1)。次にワーク座標系Wにおける選択設定されてい
る軸(図4ではZ軸)に平行でツール座標系Tの原点を
通る単位ベクトルwを求める(図4(c)参照)(ステ
ップa2)。単位ベクトルtとwの外積よりツール座標
系Tの原点を通りベクトルtとwに直交する法線ベクト
ルnを求める(図4(d)参照)(ステップa3)。
【0021】 n=t×w (×は外積の演算子) 求めた法線ベクトルnが「0」か否か判断し(ステップ
a4)、もし法線ベクトルnが「0」でなければ、ステ
ップa8に移行し、「0」であれば、単位ベクトルtと
wが平行であることを意味し、法線ベクトルが一意に求
まらないことを意味する。そこで、教示操作盤104の
ディスプレイ等にアラームを発生すると共に、ツール座
標系の設定軸とは異なる2つの軸で形成される平面上に
あるツール座標系Tの原点を通るベクトルn´の入力を
促すメッセージを表示する(ステップa5)。図4で示
す例では、ツール座標系TのZ軸が選択軸として設定さ
れているから、この場合ツール座標系のXY平面上にあ
るツール座標系Tの原点を通るベクトルn´の入力が促
されることになるが、通常X軸若しくはY軸を指定すれ
ばよい。図4の例ではX軸が指定される。
【0022】ベクトルn´が入力されると(ステップa
6)、該ベクトルn´を法線ベクトルnとし(ステップ
a7)、ステップa8に移行する。ステップa8では、
ベクトルtとwの交角αを求める(図4(e)参照)。
法線ベクトルnの回りに、求めた交角αと設定されてい
る目標交角θとの差(α−θ)だけ回転させる変換行列
Fを求める(ステップa9)。なお、設定されている目
標交角が「0」の場合には、上記差α−θ=α−0=α
となり、ベクトルtをベクトルwに一致させる(図4の
例ではツール座標系TのZ軸とワーク座標系WのZ軸を
平行にする)変換行列Fを求めることになる。
【0023】ロボットの基準座標系からみた現在ロボッ
トの位置姿勢におけるロボットアーム先端の手首フラン
ジ面の座標系Rを求め、ロボットの基準座標系から見た
ツール先端の座標系Hを上記座標系Rとツール座標系T
より求める(ステップa10)。
【0024】H=R・T さらに、上記求めた座標系Hに上記変換行列Fをかけ
て、ツールの姿勢合せ目標位置姿勢の座標系H´を求め
る(ステップa11)(図4(f)参照)。 H´=H・F 目標位置姿勢H´に向かって設定された動作速度で動作
するようにロボットを駆動する(ステップa12)。な
お、図4(g)においては、姿勢合せを行なう前のツー
ル姿勢Hを破線で、又姿勢合わせを行なった後(設定目
標交角θ=0)の姿勢H´を実線で表している。
【0025】以上のようにして、ツール座標系Tにおけ
る選択された軸がワーク座標系Wの選択された軸に対し
て所定関係(設定交角θ)になるように自動的にロボッ
トが駆動されツール20の姿勢が作業対象物21に対し
て所望する関係となる。
【0026】<座標系による姿勢合わせモード>上記1
軸による姿勢合わせモードは、ツール座標系Tとワーク
座標系Wにおけるそれぞれ選択された軸が設定所定関係
(設定交角関係)になるように、自動的にロボットを駆
動してツール20の姿勢を変えるものであったが、この
座標系による姿勢合わせモードでは、ツール座標系Tを
ワーク座標系Wに対して、設定された相対関係になるよ
うにロボットを自動的に駆動してツール姿勢を変えるも
のである。
【0027】まず、上述した1軸による姿勢合わせモー
ドと同様に、ツール座標系T及びワーク座標系Wを設定
しておく。又、姿勢合わせでの手動送りされるときの動
作速度をも設定する。さらにワーク座標系Wとツール座
標系T間で成立させたい相対関係を設定する。回転した
ワーク座標系をツール座標系Tの目標姿勢にしたい場
合、ワーク座標系のX,Y,Z軸回りのそれぞれの回転
角を設定しておく。そして、教示操作盤104のシフト
キー15と姿勢合せキー19を同時に押し続けることに
よって、プロセッサ104は図5の処理を実行して、ツ
ール姿勢を自動的に目標姿勢に変える。
【0028】なお、図6は、この座標系による姿勢合わ
せモードの動作説明図であり、図6(a)は、姿勢合せ
が行われる前の作業対象物(ワーク座標系)とツール
(ツール座標系)の関係を示している。シフトキー15
と姿勢合せキー19が同時に押されると、まず、設定さ
れているワーク座標系X,Y,Z軸回りの回転角に基づ
いて、ワーク座標系Wをこの設定回転角だけ回転させる
変換行列Fを求め(ステップb1)、この変換行列Fを
ワーク座標系Wに掛けて変換後のワーク座標系Gを求め
る(ステップb2)(図6(b)参照)。
【0029】G=W・F 次に、ロボットの基準座標系から見た現在ロボットの位
置姿勢におけるロボットアーム先端の手首フランジ面の
座標系Rを求め、ロボットの基準座標系から見たツール
先端の座標系Hを上記座標系Rとツール座標系Tより求
める(ステップb3)。
【0030】H=R・T 求められた座標系GとHをそれぞれ姿勢成分Gr、Hr
と位置成分Gl、Hlとに分解し、座標系Hの姿勢成分
Hrを座標系Gの姿勢成分Grに置き換え、ツール先端
の座標系の新しい座標系H´を求める(ステップb4)
(図6(c)参照)。即ち、座標系G及び座標系Hは次
の1式、2式で表される。
【0031】
【数1】
【0032】
【数2】 座標系Hの姿勢成分Hrを座標系Gの姿勢成分Grに置
き換え他新しい座標系H´は、3式で表される。
【0033】
【数3】 上記3式で求められた新しい座標系H´に向かって設定
動作速度でロボットを駆動して、ツール座標系がワーク
座標系に対して設定された相対関係になるようツール姿
勢を変えて、この姿勢合せ動作を終了する(ステップb
5)。
【0034】<ツール可動部材上の座標系設定モード>
このツール可動部材上の座標系設定モードは、ツール2
0として、サーボモータで駆動され、ツール可動部位置
が検出できるサーボガン等を用いる場合に適用するもの
である。この座標系設定モードでは、ツール20の可動
部がロボット制御装置の付加軸としてサーボ制御される
ものとし、ツール可動部の制御もロボット制御装置で行
われるものとしている。又、ツール可動部を手動送りす
る手動操作手段としてキーを教示操作盤104に設けて
もよいが、図2に示す例では、この手段は省略してい
る。
【0035】そしてツール先端点(以下TCPという)
を基準にして、ツールを回転させたり移動させた方が便
利な場合に、ツール20上にツール座標系Tが設定さ
れ、TCPが設定されている部位が移動する場合に、こ
のTCPの移動に合わせてツール座標系Tを自動的に設
定するようにしたものである。以下、図7に示すロボッ
ト制御装置のプロセッサ101が実施する処理のフロー
チャートと、図8、図9に示す動作説明図と共に説明す
る。
【0036】まず、ツール20の一部に基準となるツー
ル座標系Tを設定する。図8(a)はツール20の可動
部20aに設定した例(スポット溶接ガンの可動側チッ
プに設定した例)、図8(a´)はツール20の固定部
20bに設定した例を示す。以下、図8、図9において
(a)〜(c)はツール座標系Tをツール20の可動部
20aに設定した場合、(a´)〜(c´)は、ツール
座標系Tをツール20の固定部20bに設定した場合の
例を示す。
【0037】次に、上記設定した基準ツール座標系Tに
対して基準となる可動部の位置Oを設定する。図8
(b)、(b´)では、可動部の基準位置Oを可動部の
チップが設けられた側の固定部の位置を基準にしてツー
ル座標系T上において設定する。
【0038】又、ツール20の可動部20aの移動方向
を、ツール座標系TのX,Y,Z軸の軸によって指定す
ることにより設定する。図8(c)、(c´)の例で
は、ツール座標系TのZ軸が設定されることになる。さ
らに、手動送り動作における動作速度を設定した後、ツ
ール20の可動部(可動側チップ)20aを手動送り、
もしくはプログラム実行によって所望する位置Pに移動
させる(図9(a),(a´)参照)。そして、シフト
キー15と動作方向キー12を押し、ツール座標系Tに
基づいて手動送りを指令すると、ロボット制御装置のプ
ロセッサ101は図7の処理を開始する。
【0039】まず、設定されているツール可動部20a
の基準位置Oからツール可動部20aの現在位置Pまで
の距離L(L=P−O)を求め(ステップc1)(図9
(b),(b´)参照)、設定された移動方向の軸方向
(この例ではZ軸方向)への上記求めた距離Lの並進行
列として変換行列Fを求める(ステップc2)。そし
て、設定されているツール座標系の基準座標系Tと上記
変換行列Fによって新たなツール座標系T´を次式によ
って求める(ステップc3)(図9(c),(c´)参
照)。
【0040】T´=T・F 求められた新しいツール座標系T´に基づいて指令され
た軸方向の手動送り動作を実行する(ステップc4)。
図9(b)、(b´)及び図9(c)、(c´)に示す
ように、ツール20の可動部20aが移動しても、その
移動後のツール座標系Tが自動的に求められ、該求めら
れたツール座標系T´に基づいて、指令された動作方向
の移動がなされるから、この移動中にツール20と作業
対象物21が干渉するような不具合を避けることができ
る。
【0041】<停止条件による停止モード>この停止条
件による停止モードは、ロボットを手動で移動させてい
る途中で、ある設定された停止条件が成立したときに、
ロボット動作を自動的に停止させるものである。そのた
めに、この実施形態では、この停止させる条件を予め設
定しておかねばならない。この停止条件としては例え
ば、次のようなものがある。 (1)ツールと作業対象物が接触したことを検出するセ
ンサを設け、該センサからの信号を入出力インタフェー
ス106を介して検出し、これを停止条件とする。 (2)ロボットの各軸を駆動するサーボモータの負荷ト
ルクを検出し、1軸でもしきい値を越えたとき、ツール
20と作業対象物21が接触したとして検出しこれを停
止条件とする。負荷トルクを、角軸のサーボモータの駆
動電流のフィードバック値、又は、トルク指令値(電流
指令値)に基づいて検出して、これにフィードバック値
又はトルク指令値が設定しきい値以上のとき、停止条件
とする。又、負荷トルクを推定するオブザーバが設けら
れている場合には、このオブザーバで推定される負荷ト
ルクがしきい値以上になることによって停止させる停止
条件としてもよい。 (3)手動送り開始点からの移動距離が設定値を越えた
とき、自動停止させる。停止条件としては、各種のもの
があるが適用例に応じて、最適な停止条件を選択する。
例えば、上述した(1)〜(3)の停止条件の判断がロ
ボット制御装置のに設定されているとすれば、そのうち
どの停止条件を選択するかを予め設定しておく。なお、
上記(3)の停止条件を選択した場合には、自動停止さ
せる開始点からの移動距離を設定値として設定する必要
がある。
【0042】さらに、手動動作中の動作速度を設定する
と共に、停止条件が成立した後、該停止位置から指定
量、指定方向に動作させるか否かを設定し、これを設定
した場合には、動作方向の基準となる座標系(ロボット
の基準座標系,ワーク座標系,ツール座標系等)を選択
設定し、かつ、この選択座標系のX,Y,Z軸のいずれ
かを動作方向として設定し、かつ、その移動距離をも設
定する。
【0043】以上のように、停止条件、動作速度、停止
条件成立後に退避させるか否か、退避させる場合その移
動の方向、移動量を設定した後、シフトキー15と動作
方向キー12又は13を押し、手動送りを指令すると、
ロボット制御装置のプロセッサ101は、図10の処理
を開始する。
【0044】プロセッサ101は、動作方向キー12,
13で指令された動作方向へ設定されている動作速度で
移動する移動指令を出力しロボットを設定動作速度で移
動させ(ステップd1)、かつ停止条件が成立したか判
断し(ステップd2)、成立していなければ、シフトキ
ー15又は動作方向キー12,13の押圧が解かれたか
を判断し(ステップd8)、押圧が解かれてなければ、
再び(ステップd1に戻り、ステップd1、d2、d8
の処理を繰り返し実行する。そして、停止条件が成立し
たことが検出される前に、シフトキー15又は動作方向
キー12,13の押圧が解かれると、ロボット動作を停
止させる(ステップd7)。
【0045】又、停止条件が成立したとき、即ち、上記
(1)の停止条件が設定されていれば、センサからの接
触検知信号が入出力インタフェース106に入力されて
いるか、プロセッサ101は所定周期毎に判別し、接触
検知信号が入力されていることが検出されたとき、この
ときの位置を記憶すると共に、ロボットの手動送り動作
を自動的に停止させる(シフトキー15及び動作方向キ
ー12,13の押圧とは関係なく停止させる)(ステッ
プd2,d3)。又、停止条件として、上記(2)の条
件が設定されている場合には、プロセッサ101は、所
定周期毎ロボット各軸のモータにかかる負荷トルク(電
流フィードババック値又はトルク指令値、オブザーバで
の推定トルク値)がしきい値以上か否かで判断し(ステ
ップd2)、いずれかの軸のモータの負荷トルクがしき
い値以上になると停止条件成立として、このときの位置
を記憶すると共にロボット動作を停止させる(ステップ
d3)。
【0046】さらに、上記(3)の停止条件が設定され
ている場合には、プロセッサ101は、ステップd1で
手動移動を開始してから所定周期毎ロボットの移動量を
レジスタに加算し、この加算値が設定値になったか否か
で停止条件を判断する。この加算値が設定値以上になる
と、停止条件成立として(ステップd2)、そのときの
ロボットの位置を記憶すると共にロボットを停止させる
(ステップd3)。
【0047】ロボット制御装置よりロボットを停止させ
る指令を出力しても、ロボットは堕走して停止するた
め、記憶した停止条件が成立したときの位置まで、ロボ
ットを移動させ、停止条件が成立した位置に戻す(ステ
ップd4)。そして、退避させることが設定されている
か否か判断し(ステップd5)、退避させることが設定
されていれば、設定方向に設定移動量移動させて(ステ
ップd6)、ロボットを停止させる(ステップd7)。
又、退避させることが設定されていなければ、停止条件
位置に停止したままロボットを停止させる。
【0048】以上が本発明の教示動作を補助する手動送
りの実施形態であるが、ロボット制御装置に上述した各
姿勢合わせモード、座標系設定モードのいずれか1つを
具備させ、又はすべてを具備して、それぞれをソフトキ
ー等で呼び出して実行するようにしながら、停止条件に
よる停止モードを実行する。
【0049】以下の実施例では、上述した「1軸による
姿勢合せモード」、「座標系による姿勢合せモード」、
「ツール可動部材上の座標系設定モード」及び「停止条
件による停止モード」をロボット制御装置に格納してお
き、ソフトキー11によって選択して、選択方法の処理
を実行するようにしている。
【0050】又、ワーク座標系、ツール座標系(「ツー
ル可動部材上の座標系設定モード」における基準ツール
座標系)はどのモードでも共通するから機能選択キー1
8を操作して座標系の設定を選択し、教示動作を補助す
る上記4つのモードに対して一括してワーク座標系、ツ
ール座標系を設定する。又、この教示補助動作の手動で
の動作速度の設定値もどのモードも共通として、予め設
定しておいてもよく、又は、各モード後とこの手動での
動作速度を変える場合には、ソフトキー11を操作し
て、各モードの設定を呼出し、それぞれの動作速度を設
定する。さらに、「ツール可動部材上の座標系設定モー
ド」においては、基準位置Oを設定しておかねばならな
いが、このような、各モード毎に固有の設定値はそれぞ
れ各モード設定を呼出して設定しておく。
【0051】<サーボガンへの適用例>そこで、スポッ
ト溶接を行なうサーボモータ等で可動側チップが駆動さ
れるサーボガンに適用した一実施例について説明する。
この実施例においては、ガン開閉方向と作業対象物21
に対する打点面が垂直になるようにサーボガン20の姿
勢を教示する必要がある。又、固定側チップ20bと作
業対象物21との接触位置を教示しなければならない。
しかも、一般に行われている車体のスポット溶接におい
ては、パネルの下部が車体の影になって目視困難である
場合が多くあり、このような状況下での本発明の教示補
助方法を用いて行なう教示について説明する。
【0052】まず、図11(a)に示すように、ロボッ
トを手動送りして、サーボガン20を作業対象物21の
打点近傍に移動させる。次に、サーボガンの開閉方向と
作業対象物の打点面が垂直になるように、サーボガンの
姿勢を変える必要がある。この場合、3つの方法があ
り、1つは、上述した、「ツール可動部材上の座標系設
定モード」を利用して行なう方法と、「1軸による姿勢
合せモード」、「座標系による姿勢合せモード」による
方法がある。
【0053】そこで、第1の方法として、教示操作盤1
04のソフトキー等を用いて、「ツール可動部材上の座
標系設定モード」に切換え、サーボガンの可動側チップ
移動させTCPを作業対象物21にできるだけ近付けた
後、ガン開閉方向が作業対象物21の打点面と垂直にな
るように回転動作キー13を選択し、シフトキー15と
選択回転動作キー13を押せば、ロボット制御装置のプ
ロセッサ101は、図7に示す処理を行なって、可動チ
ップ20aの先端に設定されたTCPを基準にしてロボ
ットを動作させる(図11(b)参照)。その結果、サ
ーボガン20と作業対象物21が干渉することなく、サ
ーボガン20の開閉方向が作業対象物21の打点面に垂
直になるようにサーボガン20の姿勢を手動で移動させ
ることができる。
【0054】第2の方法として、「1軸による姿勢合せ
モード」を利用する場合には、ソフトキー11によって
この「1軸による姿勢合せモード」を選択した後、姿勢
合わせとなるツール座標系T、ワーク座標系Wの軸とそ
の交角θを設定する。図11(c)の例では、ツール座
標系T及びワーク座標系WからそれぞれZ軸を姿勢合せ
軸として選択し、かつ交角θを「0」と設定している
(即ち、両座標系のZ軸を平行の状態にする)。そし
て、シフトキー15と姿勢合せキー19を押すと、ロボ
ット制御装置のプロセッサ101は、図3に示す処理を
開始し、ツール座標系T及びワーク座標系Wのそれぞれ
の選択軸であるZ軸が、設定交角θ(=0)となるよう
にロボットが駆動され、サーボガン20の開閉方向が作
業対象物21の打点面に対して垂直になるように位置決
めされる(図11(c)参照)。
【0055】又、「座標系による姿勢合せモード」を選
択し、ツール座標系Tとワーク座標系Wとの相対関係を
規定するワーク座標系Wの各軸回りの回転角を設定し、
シフトキー15と姿勢合せキー19を押せば、プロセッ
サ101は図5に示す処理を実行し、図11(c)に示
すようにサーボガン20の開閉方向が作業対象物21の
打点面に対して垂直になるように位置決めされる。な
お、図11(c)の例では、ワーク座標系Wにツール座
標系Tを合わせればよいから、設定する各軸回りの回転
角はすべて「0」となり、図5のステップb1で求める
変換行列Fは単位行列となる。
【0056】以上のようにして、サーボガン20の開閉
方向が作業対象物21の打点面に対して垂直になるよう
に位置決めした後、「停止条件による停止モード」に切
換えて、監視する停止条件を選択設定し、又退避は行な
わないと設定し、固定側チップが作業対象物21に接触
する方向の動作キー12を押すと共にシフトキー15を
押せば、ロボット制御装置のプロセッサ101は、図1
0の処理を実行し、作業対象物21とツール20の固定
側チップ20bが接触した位置(さらには、設定した方
向及び移動量だけ移動した位置)に自動的に停止する。
【0057】<エアガンへの適用例>スポット溶接ガン
がサーボモータで駆動されるサーボガンではなく、エア
の圧力で開閉するエアーガンの場合には、エアーガン2
0の開閉方向が作業対象物21に対する打点面と垂直に
なると共に、固定側チップ20aと作業対象物21の間
隔をしてい距離だけ離す必要がある。そのため、エアー
ガン20を使用した場合には、上述したサーボガンと同
様に、ガンを解放状態にして作業対象物21の打点付近
の適当な位置に手動送りし、「座標系による姿勢合せモ
ード」を選択して、サーボガンと同様に、ガン開閉方向
を打点面に対して垂直にし、サーボガンと同様に、「停
止条件による停止モード」を選択するが、この場合、サ
ーボガン20と作業対象物21が接触した後、所定距離
だけ離す必要があるから、退避させるを選択し、その退
避方向と退避移動量を設定する。図12の例では、退避
方向をワーク座標系(ツール座標系でもよい)のZ軸方
向とし、目標とする移動量を設定しておく、そうすれ
ば、、図10の処理でステップd5、d6によって、作
業対象物21とツール20の接触後、ツール20は設定
距離だけ離されてロボットは停止することになる。
【0058】<サーボハンドへの適用例>図13はサー
ボモータで駆動されるハンド20に対して把持位置姿勢
の教示に対して本発明を適用した例の説明図である。ま
ず、ハンド20を開いた状態にして、ロボットを手動動
作して作業対象物21に接近させる(図13(a)参
照)。次に、ハンドの挟持面と作業対象物の側面が平行
になるようにハンドを回転させる必要があるが、この方
法には、「1軸による姿勢合せモード」、「座標系によ
る姿勢合せモード」、「ツール可動部材上の座標系設定
モード」を利用する方法がある。
【0059】図13(b)は、「ツール可動部材上の座
標系設定モード」を利用する場合の説明図で、まず、ハ
ンドのの可動部に設定されているTCPを手動送りで移
動させ、できるだけ作業対象物21に近づける。そし
て、「ツール可動部材上の座標系設定モード」に切換え
て、回転方向を選択し、その方向の回転動作方向キー1
3とシフトキー15を押せば、ロボット制御装置のプロ
セッサ101は、図7に示す処理を行なって、TCP中
心に回転し、手動でハンド20の教示側面と作業対象物
の側面が平行となるように動作させることができる(図
13(b)参照)。
【0060】図13(c)は、「1軸による姿勢合せモ
ード」又は「座標系による姿勢合せモード」を用いる場
合の説明図である。「1軸による姿勢合せモード」を適
用する場合には、例えば、ツール座標系Tにおけるハン
ド20の挟持面と平行な軸(図13(c)ではZ軸)と
ワーク座標系Wにおける作業対象物21の側面と平行な
軸(図13(c)ではZ軸)を選択しその交角を「0」
として、シフトキー15と姿勢合せキー19を押せば、
プロセッサ101が図3の処理を行なって、ハンド20
の教示側面と作業対象物21の側面が平行となるように
動作させることができる。又、「座標系による姿勢合せ
モード」を用いた場合には、図13(c)の例において
は、ワーク座標系WのX,Y,Z軸の各軸回りの回転角
をすべて「0」と設定し、シフトキー15と姿勢合せキ
ー19を押せば、プロセッサ101が図5の処理を行な
って、ハンド20の教示側面と作業対象物21の側面が
平行となるように動作させることができる。
【0061】
【発明の効果】本発明は、停止条件を設定し、この停止
条件が成立すると、自動的に手動送りを停止するように
したから、正確な教示が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の要部ブロック図である。
【図2】同実施形態におれる教示操作盤の説明図であ
る。
【図3】本発明の実施形態で用いる1軸による姿勢合せ
処理のフローチャートである。
【図4】同1軸による姿勢合わせ処理における動作、作
用説明図である。
【図5】本発明の実施形態で用いる座標系による姿勢合
せ処理のフローチャートである。
【図6】同座標系による姿勢合せ処理における動作、作
用説明図である。
【図7】本発明の実施形態で用いるツール可動部材上の
座標系設定処理のフローチャートである。
【図8】同ツール可動部材上の座標系設定処理における
動作、作用説明図である。
【図9】同ツール可動部材上の座標系設定処理における
動作、作用説明図の続きである。
【図10】本発明の実施形態における自動手動送り停止
処理のフローチャートである。
【図11】本発明の実施形態をスポット溶接を行なうサ
ーボガンに適用したときの説明図である。
【図12】本発明の実施形態をスポット溶接を行なうエ
アーガンに適用したときに、ツールが作業対象物に接触
した後退避する動作の説明図である。
【図13】本発明の実施形態を可動部がサーボシステム
によって駆動されるハンドに適用したときの動作説明図
である。
【符号の説明】
20 ツール 21 作業対象物 20a 可動部 20b 固定部 104 教示操作盤 T ツール座標系 W ワーク座標系

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロボットに取付けられたツールと作業対
    象物との接触を検出するセンサからの検出信号が出力さ
    れたとき、前記ロボットの各軸を駆動するモータのいず
    れかのモータにかかる負荷トルクが設定トルクを越えた
    とき、手動送り動作開始から所定距離移動したとき、の
    内いずれかを手動動作停止条件としてロボット制御装置
    に予め設定し、前記手動動作停止条件が成立したかを監
    視する監視手段を設け、手動送り動作中、前記監視手段
    から停止条件が成立したことが検出されると、手動送り
    を自動的に停止させることを特徴とするロボット制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記手動送り動作の送り方向は、ロボッ
    ト基準座標系、ワーク座標系又はツール座標系のX,
    Y,Z軸のいずれかの軸方向を選択可能とした請求項1
    に記載されたロボット制御装置。
  3. 【請求項3】 前記停止条件が成立したときのロボット
    の位置を記憶する記憶手段を設け、停止条件が成立して
    から停止するまでに惰走したロボットを前記記憶手段に
    記憶した位置に戻すようにした請求項1又は請求項2に
    記載されたロボット制御装置。
  4. 【請求項4】 前記停止条件が成立した位置から退避す
    る方向及び距離を設定記憶する記憶手段を設け、停止条
    件が成立した位置に停止した後、前記記憶手段に記憶し
    た方向に設定距離だけ移動させるようにした請求項3に
    記載されたロボット制御装置。
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