JP2000138742A - 電話機能を有する端末装置 - Google Patents

電話機能を有する端末装置

Info

Publication number
JP2000138742A
JP2000138742A JP30929898A JP30929898A JP2000138742A JP 2000138742 A JP2000138742 A JP 2000138742A JP 30929898 A JP30929898 A JP 30929898A JP 30929898 A JP30929898 A JP 30929898A JP 2000138742 A JP2000138742 A JP 2000138742A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
voice
telephone number
telephone
party
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30929898A
Other languages
English (en)
Inventor
Matsutaka Ito
松孝 伊東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP30929898A priority Critical patent/JP2000138742A/ja
Publication of JP2000138742A publication Critical patent/JP2000138742A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Telephone Function (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 着信時に自動的に相手の声を録音し、それを
次回の着信時に呼び出し音に続いて、繰り返し再生し、
受話器を取り上げる前に、相手を容易に認識できる電話
機能を有する端末装置を提供することである。 【解決手段】 ナンバー・ディスプレイ機能付きの電話
機能を有する端末装置において、相手先の声を切り出す
ための手段と、相手先の電話番号と相手の声とを対応さ
せて記憶する手段と、記憶手段内の電話番号を検索する
手段と、を設け、検索手段は、着信時の電話番号を記憶
手段から検索し、無い場合は、記憶手段にその電話番号
を登録すると共に相手の声を録音データとして記憶し、
さらに録音データの一部を音声データとして切り出し手
段によって切り出して記憶し、有る場合は、その電話番
号に対応した音声データを記憶手段から読み出して発声
させる処理をつかさどる制御手段を備えてなることで実
現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、FAXや携帯電話
機を含めた電話機能を有する携帯端末や通信端末装置に
関するもので、特にナンバー・ディスプレイに対応し
て、電話がかかってきたとき相手の声をスピーカーから
聞くことができる電話機能を有する携帯端末や通信端末
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、電話機能を有する携帯端末や通信
端末装置は色々なものが市場に出回っている。その1つ
にナンバー・ディスプレイの機能を備えたものがある。
これは、電話がかかってきたときに、端末装置に備えら
れたディスプレイ上にかかってきた相手の電話番号が表
示されるものである。さらに、今日の端末装置はメモリ
機能も備えていることから電話番号が登録できる機能を
有したものもある。そこで、端末装置に内蔵されている
メモリを用いて、電話帳機能を実現し、この電話帳に電
話番号と名前を対応させて登録しておけば、ディスプレ
イ上に電話番号と名前の両方を表示することができる。
【0003】現在、上記機能をベースとした下記の機能
を有した2種類の端末装置が存在している。
【0004】(1)上記端末装置に録音再生機能が備え
られていて、相手の名前を自分の声で録音しておき、電
話がかかってきたときに、かかってきた番号の相手が登
録されている場合には、その相手の名前を録音しておい
た自分の声で相手の名前を発呼して知らせることができ
る(ソニー(株)製)。
【0005】(2)上記端末装置に名前の読み上げ機能
が備えられており、その機能を用いて、予め登録してお
いた名前を自動的に音声で聞かせることができる(シャ
ープ(株)製)。
【0006】また、このように着信時に自動応答する技
術としては、例えば、特開平2−299347号公報に
開示されている。
【0007】特開平2−299347号公報での記載内
容は、(電話回線)網からの着信信号に対して自動応答
し、予め用意された発呼者名を尋ねる内容のメッセージ
を回線に対して送出し、その後対話式留守番電話機の動
作(相手の声の録音)を行い、その録音された相手の声
を繰り返し拡声報知することにより、電話機の使用者が
発呼者の音声を聞き漏らさないようにした電話装置であ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記記
載の技術においては、なお以下のような課題を有してい
る。
【0009】まず、従来のナンバー・ディスプレイ機能
だけを備えた端末装置の場合、相手の電話番号が表示さ
れても、相手を認識することは、あまりできない。ま
た、相手の電話番号と名前を一対で電話帳に登録してお
く場合、その電話帳に必要なものをすべて入力し登録し
ておかなれけばならない。さらに、仮に登録したとして
も、ディスプレイ上で表示された文字がカタカナの小さ
い文字であるような場合には、やはり相手を瞬時に認識
することはむずかしい。
【0010】次に、前記(1)、(2)のように、相手
の名前を音声で発声する場合においても、自分ないし機
械の声では、やはり相手を瞬時に認識することはむずか
しい場合が多い。
【0011】また、前記特開平2−299347号公報
に記載の技術では、相手が誰であれ、着信時に音声メッ
セージにより発呼者の発声を促すことは、人間の自然な
会話の継続を不可能にするおそれがあり、さらに、取り
あえず自動応答し、最終的に電話に出ないのであれば、
失礼にあたるというものである。
【0012】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、人間は、親し
い相手の認識を、例えば、わたし、オレ、ゆうこ?、も
しもし、と言うのを聴くだけでできることから、電話が
かかってきたとき、自動的に相手の声を録音し、それを
次回からの着信時、呼び出し音に続いて、声を繰り返し
再生し、受話器を取り上げる前に、相手を容易に認識で
きるようにする機能を備えた電話機能を有する端末装置
を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
電話機能を有する端末装置は、番号入力や操作を行うた
めの入力手段と、相手の声を録音するための録音手段
と、音声を出力する発声手段と、着信時に相手先の電話
番号が通知されているか否かを識別する識別手段と、前
記識別手段にて相手先の電話番号が通知されていると判
断された場合にその電話番号を表示する表示手段と、を
備えたナンバー・ディスプレイ機能付きの電話機能を有
する端末装置において、前記相手先の声を切り出すため
の音声切り出し手段と、前記相手先の電話番号と前記相
手の声とを対応させて記憶する記憶手段と、前記記憶手
段内の電話番号を検索する検索手段と、を設け、前記識
別手段にて相手先の電話番号が通知されていると判断さ
れた場合に、前記検索手段は、その電話番号を前記記憶
手段から検索し、存在していない場合には、通話開始
後、前記記憶手段にその電話番号を登録するとともに相
手の声を録音データとして前記録音手段によって記憶
し、さらに前記録音データの一部を相手の声を識別する
ための音声データとして前記音声切り出し手段によって
切り出して前記記憶手段に記憶し、存在している場合に
は、通話開始前の呼び出し時に、前記電話番号に対応し
た音声データを前記記憶手段から読み出して前記発声手
段にて発声させる処理をつかさどる制御手段を備えてな
ることを特徴とする。
【0014】本発明の請求項2に係る電話機能を有する
端末装置は、前記請求項1記載の電話機能を有する端末
装置において、記憶手段から目的の電話番号に対応して
記憶された録音データを読み出して再生する再生手段を
備え、前記再生手段にて録音データの再生時に、前記入
力手段を用いて、前記録音データの一部を相手の声を識
別するための音声データとして前記音声切り出し手段に
よって切り出して前記記憶手段に記憶することを特徴と
する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明における電話機能
を有する端末装置の実施形態に関して図面を用いて説明
する。
【0016】本発明における電話機能を有する端末装置
とは、FAXや携帯電話機を含めた電話機能を有する携
帯端末や通信端末装置に関するもので、特にナンバー・
ディスプレイに対応して、電話がかかってきたとき相手
の声をスピーカーから聞くことができる電話機能を有す
る携帯端末や通信端末装置に関するものを想定してい
る。例えば、市販されている電話機でもよい。
【0017】図1は、本発明における電話機能を有する
端末装置の一実施例の機能ブロック図を示したものであ
る。
【0018】1は電話機能を有する端末装置全体を制御
する中央制御装置であり、これはCPU等から構成され
ている。2は第1のメモリで、中央制御装置1が動作し
たり処理したりするためのプログラムやCG等のデータ
やそれ以外に本装置が動作を実行する上で必要な情報が
格納されており、これはROMで構成されている。3は
第2のメモリで、中央制御装置1が動作したり処理した
りするために必要とされる作業エリアが確保されてお
り、これはRAMで構成されている。4は第3のメモリ
で、中央制御装置1が動作したり処理したりするために
必要とされるアプリケーション用のデータエリアが設け
られており、ここでは下記する電話帳のデータエリアが
設けられている。この第3のメモリ4は、RAMであっ
てもよいし、不揮発性メモリであるEEPROMやフラ
ッシュメモリであってもよい。尚、この第3のメモリ4
にRAMを使用する場合には、データを保護するための
バックアップ電池が設けられているものとする。さら
に、ここでは、第2のメモリ3と第3のメモリ4とは別
々に構成されたものとしたが、1つのメモリ(例えば、
RAM)で内部の領域をワークエリアとアプリケーショ
ン用のデータエリアに分割した構成であってもよい。
【0019】ここで電話帳を想定した場合、上記データ
エリアは次のような構成となっている。
【0020】図示しているように、1件当たりのデータ
の内容は電話番号データ41と、それに対応する名前デ
ータ42と、それに対応する音声データ43と、それに
対応する録音データ44が1レコードの形式で構成され
ている。これらは1レコードの形式で構成されていても
よいし、別々のエリアからなりポインタを設けて1連の
データを構成する形式にしてもよい。これらのデータは
複数件登録できるものとする。
【0021】ここで、録音データ44には電話での会話
の内容が自動的に録音されるものである。そのため、録
音データ44は通常一つしかなく、次にかかってきた電
話で上書きされるものとする。しかし、ここでは電話番
号に対応するごとに録音データを登録できる構成として
いる。ただし、同じ電話番号に関しては次にかかってき
た電話で上書きされるものとする。
【0022】しかし、着信において、番号非通知、公衆
電話、表示圏外などのときは電話番号が送られてこな
い。そのため、これらの場合の想定し、その内容を録音
するための一時録音データ44’を設けておく。
【0023】また、音声データ43には、「電話の相手
が親しい間柄で、今後も電話による通話がある場合、上
記録音データ44として格納された会話内容を聞きなが
ら、次回電話がかかってきたときの呼び出し音にふさわ
しい部分を切り出す。」ことで作成されたデータを登録
したものである。
【0024】5は表示装置であり、ディスプレイ(表示
部)とそれを駆動する回路(表示制御部)等から構成さ
れている。この表示装置5はLCDでもよいし、CRT
でもよい。
【0025】6は入力装置であり、キーボードやボタン
等の入力部とそれを制御するための入力制御部から構成
されている。ここで、入力部は、数字や記号やその他い
くつかの機能が備えられている。
【0026】上記では表示装置5と入力装置6とは別々
に設けた構成としたが、入力装置6がタブレット機能を
有した表示一体型の入出力装置(例えば、電子手帳や携
帯型端末等で採用されているタッチパネル)であっても
よい。
【0027】尚、以下の記載では説明を分かりやすくす
るために、入力装置6の入力部に関しては電話機等で使
用されているボタン形状のものとし、表示装置5の表示
部に関しても電話機等で使用されている液晶ディスプレ
イを用いたものとする。
【0028】以下の部分で説明する再生ボタンや音声登
録ボタンや消去(削除)ボタンは、専用のボタンを設け
てもよいし、その他のボタンのいずれかに割り当てたも
のであってもよいし、複数のボタンを組み合わせたもの
に割り当ててもよい。
【0029】7は本端末装置を電話等の通信回線11に
対して接続したり、解除したりするための回線制御装置
であり、例えば、モデムを含めた装置である。さらに、
この回線制御装置7では、着信時に相手先の電話番号が
通知されているか否かを識別する機能も備えているもの
とする。ただし、コストを考えた場合、この識別機能を
備えたものではなく、その機能は上記中央制御装置1に
備えた構成であってもよい。
【0030】8はハンドセット(受話器)である。
【0031】9は増幅器9であり、これは上記中央制御
装置1で音声信号に逆変換された信号に対して、その出
力信号を増幅する。
【0032】10はスピーカーで、上記増幅器9によっ
て、信号増幅された音声信号を鳴らす。
【0033】尚、中央制御装置1では、上記回線制御装
置7を介して入出力される相手または双方の音声信号
を、ディジタル・データに変換する機能(外部からの音
声信号をディジタル・データに変換し内部に取り込む、
逆に内部のディジタル・データを音声信号に変換し外部
に出力する)を含むものとし、この変換したデータは、
上記音声データ43または録音データ44として第3の
メモリ4に格納される。第3のメモリ4に格納されてい
る音声データ43または録音データ44は、必要に応じ
て中央制御装置1によって読み出され、上記のようにデ
ィジタル・データを音声信号に変換され、増幅器9を介
して信号増幅されて、スピーカー10から発声される。
【0034】以上の構成から、中央制御装置(CPU
等)1は、録音手段、音声切り出し手段、検索手段、ア
ナログ/ディジタルまたはディジタル/アナログ変換の
役割・機能を、第3のメモリ(RAMや不揮発性メモリ
であるEEPROMやフラッシュメモリ)4は記憶手段
の役割・機能を、表示装置5は表示手段の役割・機能
を、入力装置6は入力手段の役割・機能を、回線制御装
置7は識別手段の役割・機能を、スピーカー10は発声
手段の役割・機能を、それぞれ備えている。
【0035】図2は、着信時の動作を示すフローチャー
トである。
【0036】ステップS0)公衆(電話)回線等の通信
回線11を介して電話がかかってくる、つまり着信状態
となる。
【0037】ステップS1)このとき電話番号が送られ
てきているか否かをチェックする。つまり、番号非通
知、公衆電話、表示圏外などのときは電話番号が送られ
てこないためである。電話番号が通知されている場合は
ステップS2へ、通知されていない場合はステップS6
へ進む。
【0038】ステップS6)ここでは着信時に電話番号
が通知されていないため、呼び出し音を鳴らす。その
後、ステップS9へ移行する。
【0039】ステップS2)ここでは着信時に電話番号
が通知されているため、その送られてきた電話番号が、
既に本端末装置の電話帳(第3のメモリ4のデータエリ
ア)に登録されたものか否かをチェックする。つまり、
本端末装置の電話帳(第3のメモリ4のデータエリア)
の電話番号データ41の中を検索することによって確認
する。登録済みの場合はステップS7へ、未登録の場合
はステップS3へそれぞれ移行する。
【0040】ステップS3)かかってきた電話番号は未
登録番号であるため、呼び出し音を鳴らす。つまり、初
めてかかって来た電話番号である。
【0041】ステップS4)通話が開始されるか否かを
チェックする。つまり、通話の開始とは、ユーザがハン
ドセット(受話器)8を取り上げるか、あるいは通話開
始ボタンを押すかによって、通話を開始することであ
る。通話が開始されなかった場合は、通常の電話機の機
能と同様にある規定時間呼び出し音を鳴らして、何もし
ないで、終了する。通話が開始された場合は、ステップ
S5に進む。
【0042】ステップS5)通話が開始されたことか
ら、送られてきた電話番号を本端末装置の電話帳4(第
3のメモリ4のデータエリア)に電話番号データ41と
して登録し、会話の録音を開始する。この会話の録音は
電話帳(第3のメモリ4のデータエリア)に録音データ
44として格納する。この録音時間は例えば30秒程度
とするが、自動録音を通話の再確認にも利用するのな
ら、例えば3分としてもよい。また同時に、相手の音声
の入力を検出し、一度の発声が2、3秒程度までならそ
のまま、一度の発声が5秒を超えるなら5秒までを、そ
の電話番号に該当した音声として切り出し、電話帳(第
3のメモリ4のデータエリア)の音声データ43に格納
する。
【0043】ステップS7)上記ステップS2で送られ
てきた電話番号が、既に本端末装置の電話帳(第3のメ
モリ4のデータエリア)に登録されたものであると判断
されていることから、呼び出し音を鳴らし、表示装置5
に電話番号データ41とそれに対応する名前が既に登録
されているならばその名前データ42とを表示する。
【0044】ステップS8)上記の呼び出し音を鳴らす
時間を例えば5秒とした場合、それ以後、該当する音声
データ33を中央制御装置1によって音声に逆変換し、
増幅器9で信号増幅して、スピーカー10から再生音と
して発声させる。この発生音は繰り返し再生される。例
えば、通常の電話機の呼び出し音と同じ期間再生され
る。あるいは、ユーザが予め指定しておいた回数分のみ
再生されるものとする。
【0045】ステップS9)発生音が繰り返し再生され
ている間に、通話が開始されたか否かをチェックする。
この通話開始のチェックは上記ステップ4と同じように
して行われる。通話が開始されなかった場合は、上記ス
テップS8での音声データの再生が終了すると、何もし
ないで、終了する。通話が開始された場合は、ステップ
S10に進む。
【0046】ステップS10)通話が開始されたことか
ら、会話の録音を開始する。この会話の録音は本端末装
置の電話帳(第3のメモリ4のデータエリア)内の該当
する電話番号データ41に対応する録音データ44とし
て格納される。
【0047】尚、上記ステップS7で表示される名前デ
ータ42はユーザが本端末装置のボタン等の入力装置6
を用いて入力してもよいし、また外部記憶装置や媒体か
ら転送させて入力してもよい。
【0048】また、相手との会話からの音声データ43
の切り出し方法は、上記ステップS5でのように、時間
で規定して切り出す方法であってもよい。あるいは会話
において相手は話しを始める場合に、「もしもし、こち
らは○○○ですが、…」といった口調で始めることが多
々あるので、最初の部分を音声認識し、その「○○○」
の部分が氏名等であることを認識した場合に、その部分
を音声データ43として格納する方法であってもよい。
その場合は、相手の名前が音声認識されることになるの
で電話番号41に対応した名前データ42も併せて登録
できる。尚、この音声認識の方法を用いる場合は、中央
制御装置1に音声認識手段を設けるか、外部に音声認識
装置を設け中央制御装置1が制御する構成であってもよ
い。
【0049】図3は、録音データの再生を行うときの動
作を示すフローチャートである。
【0050】ステップS21)ボタンが押されたか否か
をチェックする。押されている場合は次のステップS2
2へ進み、押されていない場合は何もせずそのまま終了
する。
【0051】ステップS22)押されているボタンが再
生ボタンか否かをチェックする。再生ボタン以外の場合
は該当するボタンの処理を実行し終了する。再生ボタン
の場合は、以下の処理を実行する。
【0052】ステップS23)再生ボタンが押されたこ
とから、音声データを作成するため用の音声切り出し用
フラグを初期化(F←0)する。
【0053】ステップS24)中央制御装置1によって
電話帳(第3のメモリ4のデータエリア)に格納されて
いる録音データ44を読み出し、音声に逆変換し、増幅
器9で信号増幅して、スピーカー10から再生音として
発声させる(録音データの再生開始)。
【0054】ステップS25)もしユーザが必要とする
ならば、電話帳(第3のメモリ4のデータエリア)に格
納されている録音データ44から音声データ43を切り
出して作成する。
【0055】ステップS26)上記ステップS25で音
声データ43が切り出されて作成されて、登録されたか
否かをチェックする。音声切り出し用フラグFが“1”
であれば、登録されているし、“0”であれば、何もな
れていない。“F=1”の場合はステップS27へ、
“F=0”の場合はステップS29へそれぞれ進む。
【0056】ステップS27)音声データ43は作成さ
れて登録されたため、録音データ44の再生を終了す
る。
【0057】ステップS28)さらに音声データは作成
されて登録されたため、音声切り出し用フラグを初期化
(F←0)する(元の状態に戻す)。その後、何もしな
いでそのまま終了する。
【0058】ステップS29)音声データ43は作成さ
れなかったため、録音データ44の再生を終了する。
【0059】ステップS30)さらに音声データは作成
されなかったため、音声切り出し用フラグを初期化(F
←0)する(元の状態に戻す)。
【0060】ステップS31)再度録音されたデータ4
4の再生を継続するか否かをチェックする。もし継続す
る場合には上記ステップS24へ戻る。もし継続しない
場合には何もしないでそのまま終了する。
【0061】尚、図3の処理フローチャートでは何も記
載しなかったが、本端末装置の電話帳(第3のメモリ4
のデータエリア)には電話番号データ41に対応して名
前データ42と音声データ43と録音データ44が関連
付けられている。そのため、ユーザが必要と思ったとき
に、予め格納されている録音データ44を用いて上記図
3の処理がなされるものであってもよい。また、録音デ
ータ44は図2の処理フローチャートにもあるように、
同じ番号の着信がなされて、通話が開始されて録音され
ない限りそのまま残った状態である。そのため、ユーザ
は必要と思ったときに、上記音声データの作成登録が実
行できる。
【0062】ここで、再生対象となる録音データ44の
選択は、表示装置5のディスプレイ上に電話番号41の
みを、あるいは電話番号41と名前42を表示し、送り
ボタンあるいは戻りボタン等にて目的のデータを見つけ
だす方法を採用してもよい。また、例えば“未通知番
号”等の表示で電話番号41が表示されないデータに関
しては、一時録音されたデータ44’とみなされ、の再
生のみが可能である。
【0063】図4は、録音した会話内容から音声データ
を切り出すときの動作を示すフローチャートである。
【0064】ここで録音した会話内容からの音声データ
の切り出しとは、「電話の相手が親しい間柄で、今後も
電話による通話がある場合、図3の処理フローチャート
において再生ボタンを押し(ステップS23以降の処
理)、会話内容を聞きながら、次回電話がかかってきた
ときの呼び出し音にふさわしい部分を切り出す。」こと
を意味している。この切り出しの範囲は、音声登録ボタ
ンを押し下げている間とする。実際には図3の処理フロ
ーチャートのステップ25の部分に相当する。
【0065】ステップ25−1)ボタンが押されたか否
かをチェックする。押されている場合には次のステップ
S25−2へ進み、押されていない場合には何もせずそ
のまま終了する。
【0066】ステップS25−2)押されているボタン
が音声登録ボタンか否かをチェックする。音声登録ボタ
ン以外の場合は該当するボタンの処理を実行し終了す
る。音声登録ボタンの場合は、以下の処理を実行する。
【0067】ステップS25−3)音声が再生中の状態
か否かをチェックする。再生中でない場合は何もせずそ
のまま終了する。再生中の場合は以下の処理を実行す
る。
【0068】ステップS25−4)再生中の録音データ
が、電話番号データ41付きのもの(録音データ44)
であるのか、電話番号データ41なしのもの(一時録音
データ44’)であるのかをチェックする。電話番号デ
ータ41なし(番号非通知、公衆電話、表示圏外などに
関する)のもの(一時録音データ44’)である場合
は、何もせずそのまま終了する。
【0069】ステップS25−5)再生中の録音データ
が、電話番号データ41付きのもの(録音データ44)
であるため、録音データ44における音声の切り出し開
始アドレスを記憶しておく。
【0070】ステップS25−6)音声登録ボタンの押
し下げが継続されているか否かを判断する。押し続けて
いる場合には、そのまま処理を継続する。押し下げが終
わると、次に進む。
【0071】ステップS25−7)音声登録ボタンの押
し下げが終わったので、その終了したアドレスを記憶し
ておく。この時点で録音データ44のスピーカー10か
らの発声は中止されている。
【0072】ステップ25−8)切り出しの開始アドレ
スから終了アドレスまでの録音データを電話帳(第3の
メモリ4のデータエリア)に音声データ43として登録
する。尚、この音声データ43は既に登録されている場
合もあるので、登録は、上書き方式とする。
【0073】ステップS25−9)この時点で録音デー
タ44のスピーカー10からの発声は中止されているの
で、上記で登録した音声データ43を再生する。
【0074】ステップS25−10)音声データ43が
録音データ44から切り出されて登録されたことから、
音声切り出し用フラグFを“1”にセットする。その
後、本処理を終了する。
【0075】上記図3及び図4の処理において、登録し
た音声データ43が適切でなかった場合は、再度、再生
ボタンの押し下げて、録音データ44の再生を開始し、
上記ステップ25−6と同じように、音声データ33の
切り出しをやり直せばよい。
【0076】また、図示していないが、本端末装置の電
話帳(第3のメモリ4のデータエリア)に格納されてい
る電話番号データ41を削除したい場合には、以下の方
法を採用してもよい。
【0077】例えば、その削除対象となる電話番号デー
タ41の選択は、表示装置5のディスプレイ上に電話番
号41のみを、あるいは電話番号41と名前42を表示
し、送りボタンあるいは戻りボタン等にて目的のデータ
を見つけ出し、削除あるいは消去ボタンを押すことで削
除する。
【0078】また、録音データ44や一時録音データ4
4’や音声データ43の録音時間は、従来の電話機の留
守録音機能の録音時間であってもよいし、ユーザが時間
を例えば、5秒、10秒、30秒あるいは1分、3分等
のように設定できる機能を有していてもよい。
【0079】尚、上記図3及び図4において、電話帳
(第3のメモリ4のデータエリア)の音声データ43の
作成は、録音データ4の再生時を対象としたが、図2の
ステップS5で記載したように、通話開始時に会話の録
音と同時に、相手の音声の入力を検出し、音声登録ボタ
ン等を用いて、一度の発声が2、3秒程度までならその
まま、一度の発声が5秒を超えるなら5秒までを、その
電話番号に該当した音声として、電話帳(第3のメモリ
4のデータエリア)の音声データ43に格納する方法で
もよい。
【0080】以上、ここまで挙げた電話機能を有する端
末装置の一実施例は、上記図2から図4までの処理のフ
ローチャートに基づいて端末装置の制御処理が実行され
る。そのため、この制御方法は、本端末装置を構成して
いる第1のメモリ(ROM)2に記憶されているプログ
ラムによってなされるものであるが、これに限定される
ものではない。図示していないが、本端末装置に装着可
能な外部記憶メディア、例えば、ICカード、CD−R
OM、MD、DVD、光ディスク、FD等であってもよ
い。また、通信回線を介して第2のメモリ(RAM)3
にダウンロードされて、起動できる仕組みを有していて
もよい。
【0081】以上、図2から図4までの処理のフローチ
ャートに基づいて以下のことが特徴として得られる。
【0082】(1)電話が初めてかかってきたとき、相
手の声を自動的に録音し、次回から電話がかかってきた
ときは、再生した相手の声をスピーカーから聞くことが
できるので、瞬時に相手を認識できる。そのため、相手
の電話番号または名前を見るために、電話機の正面まで
近づき、表示をのぞき込む必要がなくなる。また、音声
データの録音は自動であるので、面倒な操作を必要とし
ない。
【0083】(2)相手の声の特徴的な部分を切り出
し、それを呼び出し音に使えるので、親しい間柄の相手
の場合には、緊張することもなく、スムーズに会話を開
始できる。このときの音声データは、通常2秒程度でよ
いので、メモリ容量は少なく収まる。
【0084】以上、ここまで挙げた実施形態における内
容は、本発明の主旨を変えない限り、上記記載内容に限
定されるものではない。
【0085】
【発明の効果】本発明における電話機能を有する端末装
置では、各請求項において以下の効果が得られる。
【0086】本発明の請求項1においては、電話が初め
てかかってきたとき、相手の声を自動的に録音し、次回
から電話がかかってきたときは、再生した相手の声をス
ピーカーから聞くことができるので、瞬時に相手を認識
できる。そのため、相手の電話番号または名前を見るた
めに、電話機の正面まで近づき、表示をのぞき込む必要
がなくなる。また、音声データの録音は自動であるの
で、面倒な操作を必要としない。
【0087】本発明の請求項2においては、相手の声の
特徴的な部分を切り出し、それを呼び出し音に使えるの
で、親しい間柄の相手の場合、緊張することもなく、ス
ムーズに会話を開始できる。このときの音声データは、
通常2秒程度でよいので、メモリ容量は少なく収まる。
【0088】以上の内容に基づくと、家庭においては、
子供への電話、妻への電話、夫への電話、応対したくな
い電話などが入った場合、着信があったとき、瞬時に相
手を認識できたら、最適な人が電話に出ることができる
ということが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における電話機能を有する端
末装置の機能ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例における電話機能を有する端
末装置の着信時の動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の一実施例における電話機能を有する端
末装置の再生時の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施例における電話機能を有する端
末装置の再生時に音声データを登録するときの動作を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 中央制御装置(CPU等) 2 第1のメモリ(ROM) 3 第2のメモリ(RAM) 4 第3のメモリ(RAMorEEPROMorフラッ
シュメモリ) 5 表示装置 6 入力装置 7 回線制御装置 8 ハンドセット 9 増幅器 10 スピーカー 11 通信(電話)回線 41 電話番号データ 42 名前データ 43 音声データ 44 録音データ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 番号入力や操作を行うための入力手段
    と、相手の声を録音するための録音手段と、音声を出力
    する発声手段と、着信時に相手先の電話番号が通知され
    ているか否かを識別する識別手段と、前記識別手段にて
    相手先の電話番号が通知されていると判断された場合に
    その電話番号を表示する表示手段と、を備えたナンバー
    ・ディスプレイ機能付きの電話機能を有する端末装置に
    おいて、 前記相手先の声を切り出すための音声切り出し手段と、 前記相手先の電話番号と前記相手の声とを対応させて記
    憶する記憶手段と、 前記記憶手段内の電話番号を検索する検索手段と、を設
    け、 前記識別手段にて相手先の電話番号が通知されていると
    判断された場合に、前記検索手段は、その電話番号を前
    記記憶手段から検索し、 存在していない場合には、通話開始後、前記記憶手段に
    その電話番号を登録するとともに相手の声を録音データ
    として前記録音手段によって記憶し、さらに前記録音デ
    ータの一部を相手の声を識別するための音声データとし
    て前記音声切り出し手段によって切り出して前記記憶手
    段に記憶し、 存在している場合には、通話開始前の呼び出し時に、前
    記電話番号に対応した音声データを前記記憶手段から読
    み出して前記発声手段にて発声させる処理をつかさどる
    制御手段を備えてなることを特徴とする電話機能を有す
    る端末装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の電話機能を有する端
    末装置において、 記憶手段から目的の電話番号に対応して記憶された録音
    データを読み出して再生する再生手段を備え、 前記再生手段にて録音データの再生時に、前記入力手段
    を用いて、前記録音データの一部を相手の声を識別する
    ための音声データとして前記音声切り出し手段によって
    切り出して前記記憶手段に記憶することを特徴とする電
    話機能を有する端末装置。
JP30929898A 1998-10-30 1998-10-30 電話機能を有する端末装置 Pending JP2000138742A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30929898A JP2000138742A (ja) 1998-10-30 1998-10-30 電話機能を有する端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30929898A JP2000138742A (ja) 1998-10-30 1998-10-30 電話機能を有する端末装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000138742A true JP2000138742A (ja) 2000-05-16

Family

ID=17991330

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30929898A Pending JP2000138742A (ja) 1998-10-30 1998-10-30 電話機能を有する端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000138742A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005120016A1 (ja) * 2004-06-04 2005-12-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 電話装置
WO2006098012A1 (ja) * 2005-03-16 2006-09-21 Fujitsu Limited 通信端末装置及びプログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005120016A1 (ja) * 2004-06-04 2005-12-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 電話装置
WO2006098012A1 (ja) * 2005-03-16 2006-09-21 Fujitsu Limited 通信端末装置及びプログラム
US8254887B2 (en) 2005-03-16 2012-08-28 Fujitsu Limited Communication terminal device and computer program product

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8611508B2 (en) Method an apparatus for converting a voice signal received from a remote telephone to a text signal
US5841838A (en) Telephone answering unit with caller identification and message recording function
US8428655B2 (en) Mobile communication terminal and a method for placing a call
WO1998042110A1 (fr) Telephone mobile
US8611883B2 (en) Pre-recorded voice responses for portable communication devices
JP2003218999A (ja) 音声認識機能付き携帯電話装置及びその制御プログラム
JP2000138742A (ja) 電話機能を有する端末装置
US20030210768A1 (en) Manual and automatic record feature in a telephone
KR20030018950A (ko) 이동전화 단말기를 녹음기로 사용하는 방법
JP3519849B2 (ja) 留守番電話機及び留守番メッセージ再生方法
JP2653548B2 (ja) 留守番電話機
JPH11194790A (ja) 音声認識作動装置
JPH04165850A (ja) 留守番電話
JP2003069696A (ja) 留守番電話装置
JP2830508B2 (ja) 電話機
KR100247197B1 (ko) 자동응답 시스템에서 메모녹음 확인방법
JP4259104B2 (ja) 留守番電話音声メッセージからの返信電話番号抽出システム,その方法及びそのプログラム
KR20050052106A (ko) 이동통신단말기에서 자동응답방법 및 그 방법을 채택한이동통신단말기
KR100605802B1 (ko) 휴대용 단말기의 키소리음 제어방법
JPS5950649A (ja) 留守番電話装置
WO2003001780A1 (fr) Dispositif de relais de communication, systeme de communication, procede de transmission de donnees, et programme de transmission de donnees
WO2001094885A1 (fr) Dispositif de navigation
JP2002281144A (ja) 電話機
JPH0614096A (ja) 電話番号記憶装置
JP2001067095A (ja) 音声認識方法及びその装置