JP2000138714A - ネットワーク管理マネージャ及びそのtcp/ip端末発見方法ならびに制御プログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

ネットワーク管理マネージャ及びそのtcp/ip端末発見方法ならびに制御プログラムを格納した記憶媒体

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JP2000138714A
JP2000138714A JP32610498A JP32610498A JP2000138714A JP 2000138714 A JP2000138714 A JP 2000138714A JP 32610498 A JP32610498 A JP 32610498A JP 32610498 A JP32610498 A JP 32610498A JP 2000138714 A JP2000138714 A JP 2000138714A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大量のパケットを発生させることなくネット
ワーク上のTCP/IP端末を発見することができるネ
ットワーク管理マネージャを提供する。 【解決手段】 ネットワーク管理を行うネットワーク管
理処理部110と、ARP通信を行うARPモジュール
120と、ネットワーク上のTCP/IP端末のIPア
ドレスを格納するARPキャッシュテーブル130とを
備え、ARPモジュール120が、他端末からのARP
要求を受信した場合に、ARP要求が自装置宛てかどう
かを判断するARP要求受信判断部121と、ARP要
求が自装置宛てかどうかに関わらず、ARP要求を発行
したTCP/IP端末のIPアドレスをARP要求から
取得し、ARPキャッシュテーブル130に対して、取
得したIPアドレスの書込みを行うアドレス書込み部1
22と、自装置宛てのARP要求に対するARP応答を
行うARP応答送信部123とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを管
理するネットワーク管理マネージャに関し、特にネット
ワーク上に存在する全てのTCP/IP端末装置を発見
し管理するネットワーク管理マネージャ及びそのTCP
/IP端末発見方法ならびに制御プログラムを格納した
記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】ネットワークを管理するネットワーク管
理マネージャが、ネットワーク上の端末のうち、電源を
落として長い時間経過したものに対してもICMP E
CHOリクエストを送信する場合がある。これは、ネッ
トワーク管理マネージャが、ネットワーク上の全てのT
CP/IP端末の動作停止状態をチェックする必要があ
るために行われる。ここで、TCP/IP端末とは、T
CP/IP(Transmission Contro
l Protocol/Internet Proto
col)をサポートするコンピュータを搭載した全ての
端末を意味し、例えばネットワークに接続されたプリン
タなどの機器を含む。
【0003】この場合、従来のネットワーク管理マネー
ジャは、ネットワーク上の端末を発見するために、シリ
アル・ピンを実行するか、ブロードキャスト・アドレス
に対してピンを実行して端末を発見していた。例えば1
92.168.1.0のネットワークにおいて、19
2.168.1.1から192.168.1.254ま
で順番にピンを実行したり、192.168.1.25
5に対しピンを実行する(ポーリング処理)といった方
法である。ここで、ピンとはICMP ECHOのこと
であり、ピンを実行するとはICMP ECHOリクエ
ストを送信することを意味する。
【0004】ネットワーク管理マネージャは、最初のポ
ーリング処理のときに各端末から発行されるARPの応
答があった場合に、ネットワークに接続されている端末
のうちで実際に動作している端末を発見することができ
る。
【0005】上記のように、ネットワーク管理マネージ
ャが、TCP/IP端末を発見するためにピンを実行し
てポーリングを行う場合、端末発見用のパケットを用意
する必要があった。とくに、ブロードキャスト・アドレ
スに対してピンを実行する場合、膨大な量のパケットを
使用していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のネ
ットワーク管理マネージャによるTCP/IP端末の発
見方法は、ネットワーク上のTCP/IP端末を発見す
るためにピンを実行することにより、パケットを大量に
使用するため、ネットワークの運用効率を低下させると
いう欠点があった。
【0007】特に、ネットワーク管理マネージャは、ネ
ットワーク障害の原因を早急に発見する目的などに使用
されるため、ネットワーク管理マネージャがTCP/I
P端末を発見するために大量のパケットを発生させてネ
ットワークの運用効率を低下させることは、実際の運用
において問題となっていた。
【0008】本発明の目的は、上記従来の欠点を解決
し、大量のパケットを発生させることなくネットワーク
上のTCP/IP端末を発見することができるネットワ
ーク管理マネージャ及びそのTCP/IP端末発見方法
ならびに制御プログラムを格納した記憶媒体を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明は、ネットワーク上に存在する全てのTCP/IP
端末装置を発見し管理するネットワーク管理マネージャ
において、ネットワーク管理を行うネットワーク管理処
理手段と、ARP通信を行うARPモジュールと、ネッ
トワーク上のTCP/IP端末のIPアドレスを格納す
るARPキャッシュテーブルとを備え、前記ARPモジ
ュールが、他端末からのARP要求を受信した場合に、
該ARP要求が自装置宛てかどうかを判断するARP要
求受信判断手段と、前記ARP要求が自装置宛てかどう
かに関わらず、前記ARP要求を発行したTCP/IP
端末のIPアドレスを前記ARP要求から取得し、前記
ARPキャッシュテーブルに対して、取得した前記IP
アドレスの書込みを行うアドレス書込み手段と、自装置
宛てのARP要求に対するARP応答を行うARP応答
送信手段とを備えることを特徴とする。
【0010】請求項2の本発明のネットワーク管理マネ
ージャは、前記ARPキャッシュテーブルが、通信相手
であるTCP/IP端末のIPアドレスを格納する第1
のARPキャッシュチェーンと、通信相手ではないTC
P/IP端末のIPアドレスを格納する第2のARPキ
ャッシュチェーンとを備え、前記アドレス書込み手段
が、受信した前記ARP要求が自装置宛てである場合
に、該ARP要求から取得した前記IPアドレスを、前
記第1のARPキャッシュチェーンに書込み、受信した
前記ARP要求が自装置宛てでない場合に、該ARP要
求から取得した前記IPアドレスを、前記第2のARP
キャッシュチェーンに書込むことを特徴とする。
【0011】請求項3の本発明のネットワーク管理マネ
ージャは、前記アドレス書込み手段が、前記第1のAR
Pキャッシュチェーンに存在するIPアドレスを持つT
CP/IP端末と自装置との間での通信が一定時間以上
行われない場合に、該IPアドレスを前記第1のARP
キャッシュチェーンから前記第2のARPキャッシュチ
ェーンへ移すことを特徴とする。
【0012】また、上記の目的を達成する他の本発明
は、ネットワーク上に存在する全てのTCP/IP端末
装置を発見し管理するネットワーク管理マネージャによ
るTCP/IP端末発見方法において、他端末からのA
RP要求を受信した場合に、該ARP要求が自装置宛て
かどうかを判断する工程と、受信した前記ARP要求が
自装置宛てである場合に、前記ARP要求に対するAR
P応答を行う工程と、受信したARP要求が自装置宛て
であるかどうかに関わらず、前記ARP要求を発行した
TCP/IP端末のIPアドレスをARPキャッシュテ
ーブルに保持する工程とを含むことを特徴とする。
【0013】請求項5の本発明のTCP/IP端末発見
方法は、前記IPアドレスをARPキャッシュテーブル
に保持する工程において、受信した前記ARP要求が自
装置宛てである場合と自装置宛てでない場合とを区別
し、自装置宛てのARP要求から取得したIPアドレス
を、通信相手であるTCP/IP端末のIPアドレスと
して前記ARPキャッシュテーブルに格納し、自装置宛
てでないARP要求から取得したIPアドレスを、通信
相手ではないTCP/IP端末のIPアドレスとして前
記ARPキャッシュテーブルに格納することを特徴とす
る。
【0014】また、請求項6の本発明のTCP/IP端
末発見方法は、前記IPアドレスをARPキャッシュテ
ーブルに保持する工程において通信相手であるTCP/
IP端末のIPアドレスとして前記ARPキャッシュテ
ーブルに保持されたIPアドレスを持つTCP/IP端
末と自装置との間での通信が一定時間以上行われない場
合に、該IPアドレスを通信相手ではないTCP/IP
端末のIPアドレスとして前記ARPキャッシュテーブ
ルに格納し直す工程をさらに含むことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0016】最初に、本発明の前提となるARP通信に
ついて説明する。ネットワーク上の端末のIP(Int
ernet Protocol)アドレスを取得するた
めのARP(Address Resolution
Protocol)通信では、図1に示すように、AR
P要求はリンク層レベルのブロードキャスト(一対多通
信)であり、ARP応答はユニキャスト(一対一通信)
である。したがって、例えば端末200がサーバ300
を知るために送信したARP要求は、ネットワーク管理
マネージャ100を含むネットワーク上の全ての端末に
受信される。
【0017】ARPモジュールは、ARP要求を受信し
た場合、当該端末のIPアドレスを当該ARP要求から
取得してARPキャッシュに追加する。ARPキャッシ
ュに当該端末のIPアドレスがすでに存在する場合は、
当該ARP要求から取得したIPアドレスに対応するM
AC(Media Access Control)ア
ドレスをARPキャッシュに上書きしてARPキャッシ
ュの内容を更新する。また、当該ARP要求が自装置宛
ての要求である場合は、IPアドレスをARPキャッシ
ュに追加してARP応答を当該端末に返送する。
【0018】ネットワークにおける通常の端末の場合、
起動後、ユーザによる操作を契機として、ネームサーバ
にARP要求が発生するなど、必ず1回はARP要求が
流れる。また、起動時に自装置宛てのARP要求を出す
ことにより、自装置の存在をネットワーク上の他の端末
に知らせる端末もある。
【0019】したがって、ARPモジュールを制御し
て、ブロードキャストであるARP要求を利用すること
により、端末発見用の特別なパケットを送出することな
く、ネットワーク上のTCP/IP端末を発見すること
ができる。なお、自装置宛てのARP要求を出さないサ
ーバに関しては、起動時にネームサーバに対してピンを
一回実行するなど、ARP要求を出すように自動実行の
登録をしておく。
【0020】図2は、上述したARP要求を利用してネ
ットワーク上のTCP/IP端末を発見する、本発明の
一実施形態によるネットワーク管理マネージャ100の
構成を示すブロック図である。
【0021】図2を参照すると、本実施形態のネットワ
ーク管理マネージャ100は、ネットワーク管理を行う
ネットワーク管理処理部110と、ARP通信を行うA
RPモジュール120と、ネットワーク上のTCP/I
P端末のIPアドレスを格納するARPキャッシュテー
ブル130とを備える。また、ARPモジュール120
は、他端末からのARP要求を受信した場合に、その内
容を判断するARP要求受信判断部121と、ARPキ
ャッシュテーブル130に対してTCP/IP端末のI
Pアドレスの書込みを行うアドレス書込み部122と、
受信した自装置宛てのARP要求に対するARP応答を
行うARP応答送信部123とを備える。なお、図1に
は、本実施形態における特徴的な構成のみを記載し、他
の一般的な構成については記載を省略してある。
【0022】ネットワーク管理処理部110と、ARP
モジュール120に設けられたARP要求受信判断部1
21、アドレス書込み部122及びARP応答送信部1
23とは、ネットワーク管理マネージャ100であるパ
ーソナルコンピュータやワークステーションその他のコ
ンピュータシステムにおけるプログラム制御されたCP
UとRAMその他の内部メモリとで実現される。また、
ARPキャッシュテーブル130は、RAMその他の内
部メモリまたは磁気ディスク装置その他の外部記憶装置
で実現される。CPUを制御するコンピュータプログラ
ムは、磁気ディスクや光ディスク、半導体メモリ、その
他の一般的な記憶媒体に格納して提供され、ネットワー
ク管理マネージャ100であるコンピュータシステムの
内部メモリにロードされて上記各構成要素の機能を実現
する。
【0023】上記構成において、ネットワーク管理処理
部110は、従来のネットワーク管理マネージャ100
におけるネットワーク管理処理部と同様であり、その機
能は特に限定しないが、通常、内部テーブルを作成して
ARPキャッシュテーブル130からデータを読込み、
必要に応じてピンを送信し応答を受信する。
【0024】より具体的には、キャッシュ読込みタイミ
ングにおいて、ARPキャッシュテーブル130から読
み込み処理を行い、内部テーブルにないエントリが存在
れば、当該エントリを内部テーブルに追加する。このと
き、当該エントリに示されるIPアドレスを持つ端末に
関して、フラグを立てるなどの手段により、動作状態で
あることを示す情報を付加する。
【0025】また、ピン送信タイミングにおいて、内部
テーブルで動作状態となっている端末に対し、ピンを送
信して応答を監視する。停止状態の端末が動作状態とな
るのは、当該端末からのARP要求受信後となる。この
とき、端末からピンの応答がないことにより、当該端末
が停止状態と分かっても、内部テーブルから当該端末を
削除せず、状態だけを停止状態に変更する。その後、当
該端末にはピンを送信しないようにして、ARPの無通
信タイムアウトによりARPキャッシュテーブルから当
該端末のIPアドレスが削除されるようにする。
【0026】ARPキャッシュテーブル130は、従来
のネットワーク管理マネージャ100におけるARPキ
ャッシュテーブルと同様であり、ネットワーク管理マネ
ージャ100がARP要求を受信した場合に、ARPモ
ジュール120により、当該ARP要求から取得された
IPアドレスが格納される。また、ARPキャッシュテ
ーブル130上で管理されている各端末に関して、最後
に通信が行われた後の経過時間を計測し、上述のよう
に、ARPの無通信タイムアウトにより、一定時間通信
の行われなかった端末のIPアドレスを削除する。
【0027】ARPモジュール120は、従来のネット
ワーク管理マネージャ100におけるARPモジュール
と同様の機能を有するほか、自装置宛てでないARP要
求を受信した場合にも、当該ARP要求を発行した端末
のIPアドレスを取得してARPキャッシュテーブル1
30に格納する。すなわち、ARP要求受信判断部12
1によるARP要求受信時の動作及びARP応答送信部
123によるARP応答送信時の動作は、従来のARP
モジュールと同様であるが、アドレス書込み部122
は、ARP要求受信判断部121による判断の結果にお
いて、当該ARP要求が自装置宛てかどうかに関わら
ず、当該ARP要求から取得したIPアドレスをARP
キャッシュテーブルに書込む。
【0028】アドレス書込み部122は、ユーザによる
切り替え操作(スイッチ操作)により、自装置宛てでな
いARP要求から取得したIPアドレスをARPキャッ
シュテーブル130に書込む動作を行うかどうかを切り
替えることができる。これにより、ネットワークに接続
されている端末において、ネットワーク管理マネージャ
として動作する場合(自装置宛てでないARP要求があ
った場合にもIPアドレスをARPキャッシュテーブル
130に書込む)と、ネットワーク管理マネージャとし
て動作しない場合(自装置宛てのARP要求があった場
合にのみIPアドレスをARPキャッシュテーブル13
0に書込む)とを切り替えて動作させることができる。
【0029】図3は、本実施形態におけるARPモジュ
ール120の動作を示すフローチャートである。図3を
参照すると、まず、ネットワーク管理マネージャ100
がARP要求を受信すると、ARPモジュール120の
ARP要求受信判断部121が当該ARP要求を受け取
り、その内容を判断する(ステップ301)。この際、
当該ARP要求が自装置宛ての要求かどうかも判断す
る。
【0030】当該ARP要求が自装置宛ての要求である
場合、ARP応答送信部123が、当該ARP要求に対
するARP応答を送信する(ステップ302、30
3)。そして、アドレス書込み部122が、当該ARP
要求を発行した端末のIPアドレスがARPキャッシュ
テーブル130に存在するかどうかを確認し、存在する
場合は、ARP要求から取得したIPアドレスを上書き
して、ARPキャッシュテーブル130の内容を更新す
る(ステップ304、305)。当該ARP要求を発行
した端末のIPアドレスがARPキャッシュテーブル1
30に存在しない場合は、ARP要求から取得したIP
アドレスをARPキャッシュテーブル130に書込んで
追加する(ステップ304、308)。
【0031】また、ステップ302において、ARP要
求が自装置宛てでないと判断した場合、直ちに、アドレ
ス書込み部122が、当該ARP要求を発行した端末の
IPアドレスがARPキャッシュテーブル130に存在
するかどうかを確認し、存在する場合は、ARP要求か
ら取得したIPアドレスを上書きして、ARPキャッシ
ュテーブル130の内容を更新する(ステップ306、
305)。当該ARP要求を発行した端末のIPアドレ
スがARPキャッシュテーブル130に存在しない場合
は、ARP要求から取得したIPアドレスをARPキャ
ッシュテーブル130に書込んで追加する(ステップ3
06、307、308)。
【0032】ステップ307において、自装置がネット
ワーク管理マネージャ100であるかどうかを確認する
のは、ユーザによる切り替え操作によって、ネットワー
ク管理マネージャ100として動作しないようにさせる
ことができるためである。すなわち、ネットワーク管理
マネージャ100として動作しないように設定されてい
る場合は、自装置宛てでないARP要求を受信した場合
であって、当該ARP要求から取得したIPアドレスが
ARPキャッシュテーブル130に存在しない場合は、
そのまま処理を終了する。
【0033】図4は、本発明の他の実施形態によるネッ
トワーク管理マネージャ100の構成を示すブロック図
である。
【0034】図4を参照すると、本実施形態のネットワ
ーク管理マネージャ100は、ネットワーク管理を行う
ネットワーク管理処理部110と、ARP通信を行うA
RPモジュール120と、ネットワーク上のTCP/I
P端末のIPアドレスを格納するARPキャッシュチェ
ーン131、132とを備える。本実施形態において、
ネットワーク管理処理部110及びARPモジュール1
20は、図2を参照して説明した第1の実施形態におけ
るネットワーク管理処理部110及びARPモジュール
120と同様であるため、同一の符号を付して説明を省
略する。なお、ARPモジュール120の動作について
も、その大きな流れは図3に示した第1の実施形態と同
様である。
【0035】本実施形態では、2個のARPキャッシュ
チェーン131、132を用意して、通信状況に応じて
使い分ける。本実施形態では、第1のARPキャッシュ
チェーン131を通信相手用のARPキャッシュテーブ
ルのチェーンとし、第2のARPキャッシュチェーン1
32を無通信状態が長く続いている端末用のARPキャ
ッシュテーブルのチェーンとする。
【0036】本実施形態の動作を示す図5のフローチャ
ートを参照すると、受信したARP要求が自装置宛てで
ある場合、アドレス書込み部122は、まず、第1のA
RPキャッシュチェーン131にアクセスする(ステッ
プ501、502)。そして、当該ARP要求から取得
したIPアドレスが第1のARPキャッシュチェーン1
31に存在する場合は、ARP要求から取得したIPア
ドレスを上書きして、第1のARPキャッシュチェーン
131の内容を更新する(ステップ503、504)。
【0037】当該ARP要求から取得したIPアドレス
が第1のARPキャッシュチェーン131に存在しない
場合は、次に、第2のARPキャッシュチェーン132
にアクセスする(ステップ503、505)。そして、
当該ARP要求から取得したIPアドレスが第2のAR
Pキャッシュチェーン132に存在する場合は、当該I
Pアドレスを第1のARPキャッシュチェーン131に
つなぎ直す(ステップ506、507)。当該ARP要
求から取得したIPアドレスが第2のARPキャッシュ
チェーン132にも存在しない場合は、当該ARP要求
から取得したIPアドレスを第1のARPキャッシュチ
ェーン131に書込む(ステップ506、508)。
【0038】また、受信したARP要求が自装置宛てで
ない場合、当該ARP要求から取得したIPアドレスが
第1のARPキャッシュチェーン131に存在するか否
かに関わらず、当該IPアドレスを第2のARPキャッ
シュチェーン132に書込む(ステップ501、50
9)。
【0039】第1のARPキャッシュチェーン131に
存在するIPアドレスを持つ端末に対して、一定時間以
上、無通信の状態が続いた場合は、当該IPアドレスを
第1のARPキャッシュチェーン131から切り離し、
第2のARPキャッシュチェーン132につなぎ直す。
【0040】以上好ましい実施の形態をあげて本発明を
説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形態に限定さ
れるものではない。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のネットワ
ーク管理マネージャ及びそのTCP/IP端末発見方法
ならびに制御プログラムを格納した記憶媒体によれば、
ブロードキャスト(一対多通信)であるARP要求を利
用することにより、ネットワーク管理マネージャが、端
末発見用の特別なパケットを送出することなく、ネット
ワーク上において動作状態にあるTCP/IP端末を発
見することができるという効果がある。
【0042】また、本発明によれば、ネットワーク管理
マネージャからポーリングを行うのではなく、TCP/
IP端末が発行したARP要求を用いてTCP/IP端
末を発見するため、最初から実際に動作しているTCP
/IP端末を発見できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にて用いられるネットワーク上のAR
P通信の概念を説明する概略図である。
【図2】 本発明の一実施形態によるネットワーク管理
マネージャの構成を示すブロック図である。
【図3】 本実施形態の動作を示すフローチャートであ
る。
【図4】 本発明の他の実施形態によるネットワーク管
理マネージャの構成を示すブロック図である。
【図5】 本実施形態の動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
100 ネットワーク管理マネージャ 110 ネットワーク管理処理部 120 ARPモジュール 121 ARP要求受信判断部 122 アドレス書込み部 123 ARP応答送信部 130 ARPキャッシュテーブル 131、132 ARPキャッシュチェーン

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク上に存在する全てのTCP
    /IP端末装置を発見し管理するネットワーク管理マネ
    ージャにおいて、 ネットワーク管理を行うネットワーク管理処理手段と、 ARP通信を行うARPモジュールと、 ネットワーク上のTCP/IP端末のIPアドレスを格
    納するARPキャッシュテーブルとを備え、 前記ARPモジュールが、 他端末からのARP要求を受信した場合に、該ARP要
    求が自装置宛てかどうかを判断するARP要求受信判断
    手段と、 前記ARP要求が自装置宛てかどうかに関わらず、前記
    ARP要求を発行したTCP/IP端末のIPアドレス
    を前記ARP要求から取得し、前記ARPキャッシュテ
    ーブルに対して、取得した前記IPアドレスの書込みを
    行うアドレス書込み手段と、 自装置宛てのARP要求に対するARP応答を行うAR
    P応答送信手段とを備えることを特徴とするネットワー
    ク管理マネージャ。
  2. 【請求項2】 前記ARPキャッシュテーブルが、 通信相手であるTCP/IP端末のIPアドレスを格納
    する第1のARPキャッシュチェーンと、 通信相手ではないTCP/IP端末のIPアドレスを格
    納する第2のARPキャッシュチェーンとを備え、 前記アドレス書込み手段が、受信した前記ARP要求が
    自装置宛てである場合に、該ARP要求から取得した前
    記IPアドレスを、前記第1のARPキャッシュチェー
    ンに書込み、受信した前記ARP要求が自装置宛てでな
    い場合に、該ARP要求から取得した前記IPアドレス
    を、前記第2のARPキャッシュチェーンに書込むこと
    を特徴とする請求項1に記載のネットワーク管理マネー
    ジャ。
  3. 【請求項3】 前記アドレス書込み手段が、前記第1の
    ARPキャッシュチェーンに存在するIPアドレスを持
    つTCP/IP端末と自装置との間での通信が一定時間
    以上行われない場合に、該IPアドレスを前記第1のA
    RPキャッシュチェーンから前記第2のARPキャッシ
    ュチェーンへ移すことを特徴とする請求項2に記載のネ
    ットワーク管理マネージャ。
  4. 【請求項4】 ネットワーク上に存在する全てのTCP
    /IP端末装置を発見し管理するネットワーク管理マネ
    ージャによるTCP/IP端末発見方法において、 他端末からのARP要求を受信した場合に、該ARP要
    求が自装置宛てかどうかを判断する工程と、 受信した前記ARP要求が自装置宛てである場合に、前
    記ARP要求に対するARP応答を行う工程と、 受信したARP要求が自装置宛てであるかどうかに関わ
    らず、前記ARP要求を発行したTCP/IP端末のI
    PアドレスをARPキャッシュテーブルに保持する工程
    とを含むことを特徴とするTCP/IP端末発見方法。
  5. 【請求項5】 前記IPアドレスをARPキャッシュテ
    ーブルに保持する工程において、 受信した前記ARP要求が自装置宛てである場合と自装
    置宛てでない場合とを区別し、 自装置宛てのARP要求から取得したIPアドレスを、
    通信相手であるTCP/IP端末のIPアドレスとして
    前記ARPキャッシュテーブルに格納し、 自装置宛てでないARP要求から取得したIPアドレス
    を、通信相手ではないTCP/IP端末のIPアドレス
    として前記ARPキャッシュテーブルに格納することを
    特徴とする請求項4に記載のTCP/IP端末発見方
    法。
  6. 【請求項6】 前記IPアドレスをARPキャッシュテ
    ーブルに保持する工程において通信相手であるTCP/
    IP端末のIPアドレスとして前記ARPキャッシュテ
    ーブルに保持されたIPアドレスを持つTCP/IP端
    末と自装置との間での通信が一定時間以上行われない場
    合に、該IPアドレスを通信相手ではないTCP/IP
    端末のIPアドレスとして前記ARPキャッシュテーブ
    ルに格納し直す工程をさらに含むことを特徴とする請求
    項5に記載のTCP/IP端末発見方法。
  7. 【請求項7】 ネットワーク上に存在する全てのTCP
    /IP端末装置を発見し管理するネットワーク管理マネ
    ージャを制御してネットワーク上に存在するTCP/I
    P端末を発見する制御プログラムを格納した記憶媒体に
    おいて、 他端末からのARP要求を受信した場合に、該ARP要
    求が自装置宛てかどうかを判断する工程と、 受信した前記ARP要求が自装置宛てである場合に、前
    記ARP要求に対するARP応答を行う工程と、 受信したARP要求が自装置宛てであるかどうかに関わ
    らず、前記ARP要求を発行したTCP/IP端末のI
    PアドレスをARPキャッシュテーブルに保持する工程
    とを含むことを特徴とする制御プログラムを格納した記
    憶媒体。
  8. 【請求項8】 前記IPアドレスをARPキャッシュテ
    ーブルに保持する工程において、 受信した前記ARP要求が自装置宛てである場合と自装
    置宛てでない場合とを区別し、 自装置宛てのARP要求から取得したIPアドレスを、
    通信相手であるTCP/IP端末のIPアドレスとして
    前記ARPキャッシュテーブルに格納し、自装置宛てで
    ないARP要求から取得したIPアドレスを、通信相手
    ではないTCP/IP端末のIPアドレスとして前記A
    RPキャッシュテーブルに格納することを特徴とする請
    求項7に記載の制御プログラムを格納した記憶媒体。
  9. 【請求項9】 前記IPアドレスをARPキャッシュテ
    ーブルに保持する工程において通信相手であるTCP/
    IP端末のIPアドレスとして前記ARPキャッシュテ
    ーブルに保持されたIPアドレスを持つTCP/IP端
    末と自装置との間での通信が一定時間以上行われない場
    合に、該IPアドレスを通信相手ではないTCP/IP
    端末のIPアドレスとして前記ARPキャッシュテーブ
    ルに格納し直す工程をさらに含むことを特徴とする請求
    項8に記載の制御プログラムを格納した記憶媒体。
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