JP2000138699A - 加入者無線アクセスネットワークシステムおよびその制御方法 - Google Patents
加入者無線アクセスネットワークシステムおよびその制御方法Info
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- JP2000138699A JP2000138699A JP10312138A JP31213898A JP2000138699A JP 2000138699 A JP2000138699 A JP 2000138699A JP 10312138 A JP10312138 A JP 10312138A JP 31213898 A JP31213898 A JP 31213898A JP 2000138699 A JP2000138699 A JP 2000138699A
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Abstract
においても加入者屋外装置を設置するスペースを最小に
することができ、かつ美観的にも優れ、消費電力も小さ
くすることができる加入者無線アクセスネットワークシ
ステムおよびその制御方法を提供する。 【解決手段】加入者側にそれぞれ設置される複数の加入
者屋内装置30−1〜30−4に対応して1台の加入者
屋外装置20を設け、加入者屋外装置20により事業者
基地局10との間の無線アクセス回線21の終端を行な
うとともに複数の加入者屋内装置30−1〜30−4と
の間の有線信号を集線する
Description
との間のアクセス回線に無線信号を用いる加入者無線ア
クセスネットワークシステムおよびその制御方法に関
し、詳しくは、加入者側に設置された複数の加入者屋内
装置に対して1台の加入者屋外装置を設け、該1台の加
入者屋外装置によりアクセス回線の終端を行なうととも
に複数の屋内装置との間の有線信号を集線するようにし
た加入者無線アクセスネットワークシステムおよびその
制御方法に関する。
回線に無線信号を用いる加入者無線アクセスネットワー
クシステムが提案されている。
システムの全体構成を示すシステム構成図である。
ットワークシステムは、事業者側に設置された複数の事
業者基地局10−1〜10−nと加入者側に設置された
加入者屋外装置20との間を無線アクセス回線21で接
続するように構成されたもので、事業者基地局10−1
〜10−nは、有線アクセス回線50−1〜50−nを
介して事業者ネットワークセンタ100に接続され、事
業者ネットワークセンタ100は有線アクセス回線60
して他のネットワーク網200に接続されている。
置20には、加入者屋内装置30が接続され、加入者屋
内装置30には1または複数の加入者端末40−1〜4
0−mが接続されている。
30に接続された1または複数の加入者端末40−1〜
40−mは、加入者屋内装置30、加入者屋外装置2
0、無線アクセス回線21を介して事業者ネットワーク
センタ100に接続することができ、更にこの事業者ネ
ットワークセンタ100を介して他のネットワーク網2
00に接続して通信を行なうことができる。
入者無線アクセスネットワークシステムにおいては、加
入者屋内装置30に対して加入者屋外装置20が1対1
に接続されるため、マンションや大規模ビルのように1
家屋内に多数の加入者屋内装置を設置した場合は、この
加入者屋内装置に対応する多数の加入者屋外装置を設置
する必要があり、このため加入者屋外装置を設置するた
めの広いスペースが必要となり、また多数の加入者屋外
装置の設置によりこの家屋の美観を損ねることがあり、
更に多数の加入者屋外装置を稼動させるための大きな消
費電力が必要になるという問題が生じる。
を設置した場合の加入者屋外装置の設置の様子を示す図
である。
4台の加入者屋内装置30−1〜30−4を設置した場
合を示しており、この場合4台の加入者屋内装置30−
1〜30−4のそれぞれに1対1に対応して4台の加入
者屋外装置20−1〜20−4が接続される。
4は、それぞれ事業者側に設置される事業者基地局10
に無線アクセス回線21−1、21−2、21−3、2
1−4を介して接続され、事業者基地局10は有線アク
セス回線50を介して図1に示した事業者ネットワーク
センタ100に接続される。
には、屋外に4台の加入者屋外装置20−1〜20−4
を設置する必要になり、このためこの4台の加入者屋外
装置20−1〜20−4を設置するためのスペースを確
保する必要があり、またこの4台の加入者屋外装置20
−1〜20−4の設置によってこの家屋400の美観を
害することが考えられ、更には、この4台の加入者屋外
装置20−1〜20−4を稼動させるための大きな消費
電力も必要になるという問題が生じた。
者屋内装置を設置する場合においても加入者屋外装置を
設置するスペースを最小にすることができ、かつ美観的
にも優れ、消費電力も小さくすることができる加入者無
線アクセスネットワークシステムおよびその制御方法を
提供することを目的とする。
め、請求項1記載の発明は、加入者と事業者との間のア
クセス回線に無線信号を用いる加入者無線アクセスネッ
トワークシステムにおいて、前記加入者側にそれぞれ設
置される複数の加入者屋内装置と、前記複数の加入者屋
内装置に対応して設けられ前記アクセス回線の終端を行
なうとともに前記複数の加入者屋内装置との間の有線信
号を集線する加入者屋外装置とを具備することを特徴と
する。
載の発明において、前記複数の加入者屋内装置は、それ
ぞれ複数の加入者分岐線に接続され、前記加入者屋外装
置は、加入者集線に接続され、前記複数の加入者分岐線
と前記加入者集線との間は共通接続線を介して接続され
ることを特徴とする。
載の発明において、前記加入者屋外装置から前記複数の
加入者屋内装置へ伝送される信号は、時分割多重方式で
多重化されて各加入者屋内装置へブロードキャスト伝送
され、前記加入者屋内装置から前記加入者屋外装置へ伝
送される信号は、時分割多元接続方式でデマンドアサイ
ンマルチアクセス方式により多重化されて伝送されるこ
とを特徴とする。
載の発明において、前記加入者屋内装置から前記加入者
屋外装置へ送信される信号の衝突を検出して該衝突を回
避する衝突回避手段を更に具備することを特徴とする。
載の発明において、前記衝突回避手段は、前記加入者屋
内装置から前記加入者屋外装置へ送信される信号の衝突
を検出する衝突検出手段と、前記衝突検出手段により前
記衝突が検出された場合は、該衝突に係わる信号をそれ
ぞれ異なる遅延時間を経過した後再送する再送制御手段
とを具備することを特徴とする。
載の発明において、前記衝突検出手段は、前記加入者屋
内装置にそれぞれ設けられることを特徴とする。
載の発明において、前記衝突検出手段は、前記加入者屋
内装置と前記加入者屋外装置とを接続する共通接続線上
に設けられることを特徴とする。
載の発明において、前記衝突検出手段は、前記事業者側
に設置される事業者基地局に設けられることを特徴とす
る。
載の発明において、前記衝突回避手段は、前記加入者屋
内装置から前記加入者屋外装置へ送信される信号の衝突
を検出する衝突検出手段と、前記衝突検出手段により前
記衝突が検出された場合は、該衝突に係わる信号に代え
て所定の乱数パターンを送信する乱数パターン送信手段
とを具備することを特徴とする。
記載の発明において、前記衝突回避手段は、前記加入者
屋内装置と前記加入者屋外装置との間に設けられること
を特徴とする。
記載の発明において、前記複数の加入者屋内装置のうち
の1台の加入者屋内装置に設けられ、前記加入者屋内装
置と前記加入者屋外装置とを接続する共通接続線を介し
て前記加入者屋外装置へ電源を供給する電源供給手段
と、前記複数の加入者屋内装置のうちの他の加入者屋内
装置に設けられ、前記共通接続線からの直流電流をカッ
トする直流電流カット手段とを具備することを特徴とす
る。
事業者との間のアクセス回線に無線信号を用いる加入者
無線アクセスネットワークシステムの制御方法におい
て、前記加入者側にそれぞれ設置される複数の加入者屋
内装置に対応して1台の加入者屋外装置を設け、該加入
者屋外装置により前記アクセス回線の終端を行なうとと
もに前記複数の加入者屋内装置との間の有線信号を集線
することを特徴とする。
2記載の発明において、前記加入者屋外装置から前記複
数の加入者屋内装置へ伝送される信号を時分割多重方式
で多重化して各加入者屋内装置へブロードキャスト伝送
し、前記加入者屋内装置から前記加入者屋外装置へ伝送
される信号を時分割多元接続方式でデマンドアサインマ
ルチアクセス方式により多重化して伝送することを特徴
とする。
2記載の発明において、前記加入者屋内装置から前記加
入者屋外装置へ送信される信号が衝突した場合は、該衝
突に係わる信号をそれぞれ異なる遅延時間で再送するこ
とを特徴とする。
4記載の発明において、前記遅延時間は、該衝突に係わ
る加入者屋内装置で発生される乱数に対応してランダム
に制御されることを特徴とする。
2記載の発明において、前記加入者屋内装置から前記加
入者屋外装置へ送信される信号が衝突した場合は、該衝
突に係わる信号に代えて所定の乱数パターンを送信する
ことを特徴とする。
2記載の発明において、前記複数の加入者屋内装置のう
ちの1台の加入者屋内装置から前記加入者屋内装置と前
記加入者屋外装置とを接続する共通接続線を介して前記
加入者屋外装置へ電源を供給するとともに、他の加入者
屋内装置では前記共通接続線からの直流電流をカットす
ることを特徴とする。
線アクセスネットワークシステムおよびその制御方法の
実施の形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
セスネットワークシステムおよびその制御方法を適用し
て構成した加入者無線アクセスネットワークシステムの
要部の一実施の形態を示すブロック図である。
屋400内に4台の加入者屋内装置30−1〜30−4
を設置した場合を示している。
ては、加入者側にそれぞれ設置される複数の加入者屋内
装置30−1〜30−4に対応して1台の加入者屋外装
置20を設け、加入者屋外装置20により事業者基地局
10との間の無線アクセス回線21の終端を行なうとと
もに複数の加入者屋内装置30−1〜30−4との間の
有線信号を集線するように構成される。
置20との間の通信は、ミリ波帯域の双方向通信で、そ
の無線アクセス方式はTDM/TDMA方式が採用され
る。
外装置20への信号の伝送(下り回線)は、TDM(Tim
e Division Multiplexer)方式によるブロードキャスト
(同報)通信が採用され、加入者屋外装置20から事業
者基地局10への信号の伝送(上り回線)は、TDMA
(Time Division Multiple Access)方式でDAMA(Dema
nd Assin Multiple Access)方式が採用されている。
ットワークシステムにおける加入者屋内装置と加入者屋
外装置との間の接続の様子を示した図である。
ネットワークシステムにおいては、n台の加入者屋内装
置30−1〜30−nと1台の加入者屋外装置20との
間は、加入者分岐線31−1〜31−n、共通接続線8
0、加入者集線22を介して接続される。そして、加入
者屋外装置20は、事業者基地局10との間の無線アク
セス回線21の終端を行なうとともに複数の加入者屋内
装置30−1〜30−nとの間の有線信号を加入者集線
22を介して集線する。
局10から加入者屋外装置20への信号を伝送する下り
回線は、上述したようにブロードキャスト(同報)通信
であるため、加入者屋内装置30−1〜30−nは、事
業者基地局10から加入者屋外装置20へ伝送された無
線フレーム全体を取り込む。
業者基地局10への信号を伝送する上り回線は、上述し
たようにDAMA方式であるため、加入者屋内装置30
−1〜30−nから事業者基地局10への回線要求は複
数の加入者屋内装置30−1〜30−nが同時にアクセ
ス可能である。
30−nから同時に事業者基地局10への回線要求を行
なうと、この回線要求が衝突する可能性がある。すなわ
ち、複数の加入者屋内装置30−1〜30−nは、加入
者屋外装置20に対して物理的に共通な共通接続線80
を介して接続されているため、この物理的に共通な共通
接続線80を複数の加入者屋内装置30−1〜30−n
で同時に使用する場合は、信号の衝突の可能性がある。
地局10側で上り回線を監視することにより行なわれ、
この衝突の発生の有無は、事業者基地局10から下り回
線を介して各加入者屋内装置30−1〜30−nに通知
される。
局10との間で行なわれる上記処理を示すシーケンスチ
ャートである。
業者基地局10に対して回線要求が送信されると、事業
者基地局10では、上り回線を監視することによりこの
回線要求の衝突の有無を判別し、その判別結果を状態通
知として事業者基地局10から加入者屋内装置30へ通
知する。
の衝突がないと判別すると、事業者基地局10は、この
回線要求に対応してアクセス可能なタイムスロットを加
入者屋内装置30に通知する回線割り当てが行なわれ
る。
衝突があると判定されると、加入者側における後に詳述
する衝突回避のための処理が実行される。
装置30−1〜30−nへの下り回線の信号の一例を示
す図である。
への信号を伝送する下り回線は、TDM方式のブロード
キャスト(同報)通信であるため、加入者屋外装置20
から共通接続線80へ伝送される信号もそのままTDM
方式のブロードキャスト(同報)通信で行なわれる。
nは、着信信号のID検出を行なうことで自装置への着
信であるかを判断している。すなわち、加入者屋内装置
30−1〜30−nは、事業者基地局10から加入者屋
外装置20へ伝送され、共通接続線80へ伝送される無
線フレーム全体を取り込んで自装置宛の信号を選択的に
取得し、他装置宛の信号は破棄する。
0から加入者屋内装置30−1〜30−nへの下り回線
の信号は、加入者屋内装置30−1〜30−nでそれぞ
れ一括して取り込まれ、この下り回線の信号のうち加入
者屋内装置30−1への信号は、加入者屋内装置30−
1により選択的に取得され、加入者屋内装置30−2へ
の信号は、加入者屋内装置30−2により選択的に取得
され、加入者屋内装置30−nへの信号は、加入者屋内
装置30−nにより選択的に取得される。
nから事業者基地局10への上り回線の信号の一例を示
す図である。
業者基地局10への上り回線の信号は、DAMA方式を
採用しているため、複数の加入者屋内装置30−1〜3
0−nが同時に信号を送出すると、共通接続線80上で
信号が衝突する。
事業者基地局10で検出され、状態通知として下り回線
を介して状態通知として加入者屋内装置30−1〜30
−nへ通知される。この衝突検出の状態通知を受けたこ
の信号の衝突に係わる加入者屋内装置30−1〜30−
nは、乱数を用いてランダムな待機時間をそれぞれ計算
し、この計算した待機時間の経過後この衝突に係わる信
号の再送を行なう。
0−1と加入者屋内装置30−2とが同時に信号を送信
し、この加入者屋内装置30−1から送信された信号と
加入者屋内装置30−2から送信された信号が衝突した
場合を示している。
よび加入者屋内装置30−2から送信した信号は失敗と
なり、加入者屋内装置30−1および加入者屋内装置3
0−2は、それぞれ乱数を用いてランダムな待機時間を
計算し、この計算した待機時間の経過後にこの衝突に係
わる信号の再送をそれぞれ行なう。
いるので、加入者屋内装置30−1で計算された待機時
間と加入者屋内装置30−2で計算された待機時間が一
致する蓋然性は非常に低くなり、これにより加入者屋内
装置30−1と加入者屋内装置30−2との間の信号の
衝突を回避することができ、信号の送信が成功となる。
内装置30−2との間の信号の衝突は回避することがで
きたが、図5に示すように、加入者屋内装置30−2か
ら再送された信号と他の加入者屋内装置、例えば加入者
屋内装置30−nから送信された信号が衝突する場合も
ある。
加入者屋内装置30−nは、それぞれ乱数を用いてラン
ダムな待機時間を計算し、この計算した待機時間の経過
後に加入者屋内装置30−2はこの衝突に係わる信号の
再々送を行ない、加入者屋内装置30−nはこの衝突に
係わる信号の再送を行なう。これにより、加入者屋内装
置30−2と加入者屋内装置30−nとの間の信号の衝
突を回避することができ、信号の送信が成功となる。
側に配置された事業者基地局10で信号を衝突を検出す
るように構成したが、また、共通接続線80上でこの信
号の衝突を検出し、加入者屋内装置20に通知するよう
に構成することもできる。
回復は可能になるが、信号の衝突が発生するとこの衝突
した信号が加入者屋外装置20を介して無線アクセス回
線21に送出されてしまうことになる。この場合、この
衝突した信号により無線アクセス回線21を伝送される
信号にスプリアスが発生する。
発生する様子を示したものである。
し、24−1、24−2、25−1、25−2は信号の
衝突により発生したスプリアスを示す。このスプリアス
は、この加入者無線アクセスネットワークシステムの使
用帯域を外れた雑音として作用し、他のシステムの妨害
となるので好ましくない。
プリアスをなくすようにしたこの発明の他の実施の形態
について次に説明する。
セスネットワークシステムおよびその制御方法を適用し
て構成した加入者無線アクセスネットワークシステムの
要部の他の実施の形態を示すブロック図である。
屋内装置30−1〜30−nと1台の加入者屋外装置2
0との間に衝突回避装置300を配置し、複数の加入者
屋内装置30−1〜30−nから送信された信号に衝突
が発生した場合は、この衝突の発生をこの衝突回避装置
300で検出し、衝突した信号に代えて所定の乱数パタ
ーンを発生するように構成されている。
生した場合に、加入者屋外装置20を介して無線アクセ
ス回線21に送出される信号は乱数パターンになるの
で、たとえ信号の衝突が発生ても無線アクセス回線21
を伝送される信号にスプリアスが発生することはなくな
る。
ターンの検出により加入者屋内装置30−1〜30−n
での信号の衝突を検出できるので、その後信号の再送要
求等の処置を行なうことができ、システム運用上問題は
生じない。
装置300は、複数の加入者屋内装置30−1〜30−
nと1台の加入者屋外装置20との間に配置される。こ
こで、この衝突回避装置300を加入者屋外装置20内
に設ける構成も考えられるが、このように構成すると加
入者屋外装置20の汎用性が損なわれるので好ましくは
ない。
0−1〜30−nに接続されるハイブリッド回路30
1、スプリッタ302、増幅器303、増幅器304、
遅延回路305、選択回路306、PNパターン発生部
307、加入者屋外装置20に接続されるスプリッタ3
08、加入者屋内装置30−1〜30−nから送出され
た信号を検出する検出回路309−1〜309−n、A
ND回路310を具備して構成される。
らの下り回線の信号は、スプリッタ308、増幅器30
3、スプリッタ302、ハイブリッド回路301を介し
て加入者屋内装置30−1〜30−nへ伝送される。
からの上り回線の信号は、ハイブリッド回路301、ス
プリッタ302、増幅器304、遅延回路305、選択
回路306、スプリッタ308を介して加入者屋外装置
20へ伝送される。
から送信された信号に衝突が発生した場合は、この衝突
はAND回路310で検出される。すなわち、加入者屋
内装置30−1〜30−nのうち少なくとも2台の加入
者屋内装置から信号が同時に送信されると、AND回路
310から衝突検出信号が発生する。そして、このAN
D回路310からの衝突検出信号は、選択回路306を
遅延回路305の出力に代えてPNパターン発生部30
7の出力を選択するように制御する。
ら発生された乱数パターンは選択回路306、スプリッ
タ308を介して加入者屋外装置20に加えられる。
nから送信された信号に衝突が生じていない場合は、選
択回路306が遅延回路305の出力を選択するように
切り替えられており、加入者屋内装置30−1〜30−
nからの上り回線の信号は、ハイブリッド回路301、
スプリッタ302、増幅器304、遅延回路305、選
択回路306、スプリッタ308を介して加入者屋外装
置20へ伝送され、この上り回線の信号は加入者屋外装
置20から無線アクセス回線21へ送出される。
nから送信された信号に衝突が発生すると、AND回路
310から出力される衝突検出信号により選択回路30
6はPNパターン発生部307の出力を選択するように
切り替えられ、これにより、加入者屋外装置20からは
加入者屋内装置30−1〜30−nからの上り回線の信
号に代えてPNパターン発生部307から発生された乱
数パターンが無線アクセス回線21へ送出される。
nからの上り回線の信号は、遅延回路305を介して選
択回路に加えられているので、加入者屋外装置20から
無線アクセス回線21へ送出される信号に信号衝突の影
響は生じず、これにより信号衝突が発生しても無線アク
セス回線21へ送出される信号による図6に示したよう
なスプリアス生じない。
された事業者基地局10で受信されるが、事業者基地局
10ではこの乱数パターンの受信により加入者屋内装置
30−1〜30−n側での信号の衝突を知り、これによ
り信号衝突を示す状態通知を下り回線に送出することが
できる。
屋外装置20への電源供給を示すブロック図である。
内装置30−1〜30−4と加入者屋外装置20−1〜
20−4が1対1に対応していたので、加入者屋内装置
30−1〜30−4が加入者屋外装置20−1〜20−
4に対してそれぞれ電源を供給するように構成されてい
た。
者屋内装置30−1〜30−nに対して1台の加入者屋
外装置20を設置する構成を取った場合は、この1台の
加入者屋外装置20に対してどのようにして電源を供給
するかが問題になる。
数の加入者屋内装置30−1〜30−nのうちの1台の
加入者屋内装置、例えば、加入者屋内装置30−nの電
源供給回路70を用いて加入者屋外装置20に電源を供
給するように構成される。
された電源供給回路70から出力される直流電源電流
は、加入者屋内装置30−n、加入者分岐線31−n、
共通接続線80、加入者集線22を介して加入者屋外装
置20へ流れ、これにより加入者屋外装置20に対する
電源供給が行なわれる。
の加入者屋内装置30−1〜30−(n−1)には、そ
の信号入出力部に直流電流カット装置32−1〜32−
(n−1)が設けられる。
0−1〜30−nのうちの1台の加入者屋内装置30−
nを用いて加入者屋外装置20に対して電源を供給する
ことが可能になり、また、直流電流カット装置32−1
〜32−(n−1)の存在によりこの1台の加入者屋内
装置30−nからの電源供給が他の加入者屋内装置30
−1〜30−(n−1)の信号入出力に影響することは
ない。
は、複数の加入者屋内装置30−1〜30−n対して1
台配置されるだであるので、加入者屋内装置30−nの
ための電源消費量を最小に抑えることができる。
加入者と事業者との間のアクセス回線に無線信号を用い
る加入者無線アクセスネットワークシステムの制御方法
において、加入者側にそれぞれ設置される複数の加入者
屋内装置に対応して1台の加入者屋外装置を設け、該加
入者屋外装置により無線アクセス回線の終端を行なうと
ともに複数の加入者屋内装置との間の有線信号を集線す
るように構成したので、家屋内に多数の加入者屋内装置
を設置する場合においても加入者屋外装置を設置するス
ペースを最小にすることができ、かつ美観的にも優れ、
消費電力も小さくすることができるという効果を奏す
る。
ークシステムおよびその制御方法を適用して構成した加
入者無線アクセスネットワークシステムの要部の一実施
の形態を示すブロック図である。
ステムにおける加入者屋内装置と加入者屋外装置との間
の接続の様子を示した図である。
で行なわれる上記処理を示すシーケンスチャートであ
る。
〜30−nへの下り回線の信号の一例を示す図である。
基地局10への上り回線の信号の一例を示す図である。
を示したものである。
ークシステムおよびその制御方法を適用して構成した加
入者無線アクセスネットワークシステムの要部の他の実
施の形態を示すブロック図である。
への電源供給を示すブロック図である。
体構成を示すシステム構成図である。
合の加入者屋外装置の設置の様子を示す図である。
Claims (17)
- 【請求項1】 加入者と事業者との間のアクセス回線に
無線信号を用いる加入者無線アクセスネットワークシス
テムにおいて、 前記加入者側にそれぞれ設置される複数の加入者屋内装
置と、 前記複数の加入者屋内装置に対応して設けられ前記アク
セス回線の終端を行なうとともに前記複数の加入者屋内
装置との間の有線信号を集線する加入者屋外装置とを具
備することを特徴とする加入者無線アクセスネットワー
クシステム。 - 【請求項2】 前記複数の加入者屋内装置は、 それぞれ複数の加入者分岐線に接続され、 前記加入者屋外装置は、 加入者集線に接続され、 前記複数の加入者分岐線と前記加入者集線との間は共通
接続線を介して接続されることを特徴とする請求項1記
載の加入者無線アクセスネットワークシステム。 - 【請求項3】 前記加入者屋外装置から前記複数の加入
者屋内装置へ伝送される信号は、時分割多重方式で多重
化されて各加入者屋内装置へブロードキャスト伝送さ
れ、 前記加入者屋内装置から前記加入者屋外装置へ伝送され
る信号は、時分割多元接続方式でデマンドアサインマル
チアクセス方式により多重化されて伝送されることを特
徴とする請求項1記載の加入者無線アクセスネットワー
クシステム。 - 【請求項4】 前記加入者屋内装置から前記加入者屋外
装置へ送信される信号の衝突を検出して該衝突を回避す
る衝突回避手段を更に具備することを特徴とする請求項
1記載の加入者無線アクセスネットワークシステム。 - 【請求項5】 前記衝突回避手段は、 前記加入者屋内装置から前記加入者屋外装置へ送信され
る信号の衝突を検出する衝突検出手段と、 前記衝突検出手段により前記衝突が検出された場合は、
該衝突に係わる信号をそれぞれ異なる遅延時間を経過し
た後再送する再送制御手段とを具備することを特徴とす
る請求項4記載の加入者無線アクセスネットワークシス
テム。 - 【請求項6】 前記衝突検出手段は、 前記加入者屋内装置にそれぞれ設けられることを特徴と
する請求項4記載の加入者無線アクセスネットワークシ
ステム。 - 【請求項7】 前記衝突検出手段は、 前記加入者屋内装置と前記加入者屋外装置とを接続する
共通接続線上に設けられることを特徴とする請求項4記
載の加入者無線アクセスネットワークシステム。 - 【請求項8】 前記衝突検出手段は、 前記事業者側に設置される事業者基地局に設けられるこ
とを特徴とする請求項4記載の加入者無線アクセスネッ
トワークシステム。 - 【請求項9】 前記衝突回避手段は、 前記加入者屋内装置から前記加入者屋外装置へ送信され
る信号の衝突を検出する衝突検出手段と、 前記衝突検出手段により前記衝突が検出された場合は、
該衝突に係わる信号に代えて所定の乱数パターンを送信
する乱数パターン送信手段とを具備することを特徴とす
る請求項3記載の加入者無線アクセスネットワークシス
テム。 - 【請求項10】 前記衝突回避手段は、 前記加入者屋内装置と前記加入者屋外装置との間に設け
られることを特徴とする請求項9記載の加入者無線アク
セスネットワークシステム。 - 【請求項11】 前記複数の加入者屋内装置のうちの1
台の加入者屋内装置に設けられ、前記加入者屋内装置と
前記加入者屋外装置とを接続する共通接続線を介して前
記加入者屋外装置へ電源を供給する電源供給手段と、 前記複数の加入者屋内装置のうちの他の加入者屋内装置
に設けられ、前記共通接続線からの直流電流をカットす
る直流電流カット手段とを具備することを特徴とする請
求項1記載の加入者無線アクセスネットワークシステ
ム。 - 【請求項12】 加入者と事業者との間のアクセス回線
に無線信号を用いる加入者無線アクセスネットワークシ
ステムの制御方法において、 前記加入者側にそれぞれ設置される複数の加入者屋内装
置に対応して1台の加入者屋外装置を設け、該加入者屋
外装置により前記アクセス回線の終端を行なうとともに
前記複数の加入者屋内装置との間の有線信号を集線する
ことを特徴とする加入者無線アクセスネットワークシス
テムの制御方法。 - 【請求項13】 前記加入者屋外装置から前記複数の加
入者屋内装置へ伝送される信号を時分割多重方式で多重
化して各加入者屋内装置へブロードキャスト伝送し、 前記加入者屋内装置から前記加入者屋外装置へ伝送され
る信号を時分割多元接続方式でデマンドアサインマルチ
アクセス方式により多重化して伝送することを特徴とす
る請求項12記載の加入者無線アクセスネットワークシ
ステムの制御方法。 - 【請求項14】 前記加入者屋内装置から前記加入者屋
外装置へ送信される信号が衝突した場合は、該衝突に係
わる信号をそれぞれ異なる遅延時間で再送することを特
徴とする請求項12記載の加入者無線アクセスネットワ
ークシステムの制御方法。 - 【請求項15】 前記遅延時間は、該衝突に係わる加入
者屋内外装置で発生される乱数に対応してランダムに制
御されることを特徴とする請求項14記載の加入者無線
アクセスネットワークシステムの制御方法。 - 【請求項16】 前記加入者屋内装置から前記加入者屋
外装置へ送信される信号が衝突した場合は、該衝突に係
わる信号に代えて所定の乱数パターンを送信することを
特徴とする請求項12記載の加入者無線アクセスネット
ワークシステム。 - 【請求項17】 前記複数の加入者屋内装置のうちの1
台の加入者屋内装置から前記加入者屋内装置と前記加入
者屋外装置とを接続する共通接続線を介して前記加入者
屋外装置へ電源を供給するとともに、他の加入者屋内装
置では前記共通接続線からの直流電流をカットすること
を特徴とする請求項12記載の加入者無線アクセスネッ
トワークシステムの制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10312138A JP2000138699A (ja) | 1998-11-02 | 1998-11-02 | 加入者無線アクセスネットワークシステムおよびその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10312138A JP2000138699A (ja) | 1998-11-02 | 1998-11-02 | 加入者無線アクセスネットワークシステムおよびその制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000138699A true JP2000138699A (ja) | 2000-05-16 |
Family
ID=18025721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10312138A Pending JP2000138699A (ja) | 1998-11-02 | 1998-11-02 | 加入者無線アクセスネットワークシステムおよびその制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000138699A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003092577A (ja) * | 2001-09-17 | 2003-03-28 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 無線アクセスシステム |
JP2010521854A (ja) * | 2007-03-16 | 2010-06-24 | テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) | ブロードバンドデジタル加入者線接続への電力供給方法、および、システム |
-
1998
- 1998-11-02 JP JP10312138A patent/JP2000138699A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8897431B2 (en) | 2007-03-16 | 2014-11-25 | Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) | Method and apparatus for providing electrical power to a broadband digital subscriber line access |
US9432081B2 (en) | 2007-03-16 | 2016-08-30 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Method and apparatus for providing electrical power to a broadband digital subscriber line access |
US9866397B2 (en) | 2007-03-16 | 2018-01-09 | Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) | Method and apparatus for providing electrical power to a broadband digital subscriber line access |
US10230533B2 (en) | 2007-03-16 | 2019-03-12 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Method and apparatus for providing electrical power to a broadband digital subscriber line access |
US10721083B2 (en) | 2007-03-16 | 2020-07-21 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Method and apparatus for providing electrical power to a broadband digital subscriber line access |
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