JP2000137598A - ファームウェア管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

ファームウェア管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2000137598A
JP2000137598A JP10311321A JP31132198A JP2000137598A JP 2000137598 A JP2000137598 A JP 2000137598A JP 10311321 A JP10311321 A JP 10311321A JP 31132198 A JP31132198 A JP 31132198A JP 2000137598 A JP2000137598 A JP 2000137598A
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expansion card
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Kenichi Okuda
健一 奥田
Hiromitsu Kasai
廣満 笠井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】計算機及び拡張カードの機能の信頼性を向上さ
せ、管理労力を低減させる。 【解決手段】計算機2で動作する拡張カード制御プログ
ラム9に識別子を付し、計算機2に組み込まれている拡
張カード4に格納されているファームウェア7に識別子
を付し、この計算機2で動作する拡張カード9の識別子
と、拡張カード4に格納されているファームウェア7の
識別子とを認識機能10によって認識し、認識機能10
によって認識された各識別子に基づいて整合性判定機能
11によって整合性を判定する処理を行うプログラム1
を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計算機内のプログ
ラムと拡張カード内のプログラムの連携により実現され
る動作を保証するためのファームウェア管理プログラム
を記録したコンピュータ読みとり可能な記録媒体であ
る。
【0002】
【従来の技術】拡張カード(インテリジェントカード)
は、計算機に実装されることによって、当該計算機の記
憶機能の向上、演算機能の向上、高度な処理の実現等を
可能にする。
【0003】この拡張カード内部にはファームウェアを
記憶するメモリが備えられている。また、ファームウェ
アとは、拡張カード上で動作し、計算機の機能向上を目
的としたプログラム全般をいう。
【0004】この拡張カード上で動作するファームウェ
アは、通常メモリにインストールされた状態で提供され
る。
【0005】計算機が自己の有するプログラムを実行す
ると、この計算機におけるプログラム実行と連携して、
拡張ガードにおいてファームウェアが実行される。
【0006】例えば、計算機が有するプログラムの例と
しては通信ドライバがあり、ファームウェアの例として
は通信インタフェース用のプログラム等がある。
【0007】この例においては、通信ドライバはデータ
通信処理を実行するが、、このデータ通信時に必要な細
かい作業を通信インタフェース用プログラムを実装する
拡張ガードに実行させることが可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来に
おいて、拡張カード上で動作するファームウェアは、計
算機上で動作するプログラムによって制御されながら実
行される。
【0009】また、ファームウェアは拡張カードに書き
込まれた状態で提供されるため、ファームウェアの管理
は拡張カード毎に管理される。すなわち、ファームウェ
アを変更したい場合には、ファームウェアを記憶した拡
張カードを変更する必要がある。
【0010】ここで、計算機の有するプログラム又はフ
ァームウェアの少なくとも一方が変更されると、一方の
新機能の付加により他方の機能が適合せず、不具合を発
生する場合がある。
【0011】このような不具合の発生は、一方のバージ
ョンアップを行った場合にも発生する可能性があり、こ
れを防止するために一方のバージョンアップ時に他方の
バージョンアップも実行しなければならない場合があ
る。
【0012】しかしながら、従来においては、この不具
合発生有無を人間系によって判断しているが、計算機技
術の発達により計算機で扱われるプログラムの数も増加
しているため、管理に労力がかかり、判断の信頼性が低
下するという問題がある。
【0013】また、ファームウェアのバージョン管理は
拡張カード毎に管理されているため、ファームウェアを
バージョンアップさせる場合には、拡張カードを実装し
直す必要があり、計算機のプログラムとファームウェア
との間で整合性をとる作業に時間、労力がかかるという
問題がある。
【0014】すなわち、計算機上のプログラムと拡張カ
ード上のファームウェアとは、それぞれ別個の製品とし
て管理されているため、管理者は、プログラムとファー
ムウェアの最適な組み合わせに関しても人手によって管
理しなければならず、その組み合わせに沿って人手でプ
ログラムのインストール又は拡張カードの組み替えを行
う必要がある。
【0015】しかしながら、上記の管理は非常に手間が
かかり、ヒューマンエラーも発生しやすい。
【0016】また、従来において、拡張カードにおける
ファームウェア動作中に何らかの異常が発生して動作が
暴走した場合には、この状況からの復旧のためにファー
ムウェアを初期化しなければならない。
【0017】ゆえに、拡張カードのみならず計算機も再
起動させなければならない。
【0018】さらに、異常の原因を追求するには、ファ
ームウェアを制御するプログラム上に残されたファーム
ウェアとのやり取り情報(ログファイル)から推測する
必要があり、原因究明に時間がかかる。
【0019】したがって、異常の復旧、解明に時間及び
手間がかかるという問題がある。
【0020】本発明は、以上のような実状に鑑みてなさ
れたもので、プログラム及びファームウェアに付された
識別子により計算機で自動的に整合性を判定させること
で、計算機及び拡張カードの機能の信頼性の向上、管理
労力の低減を図るファームウェア管理プログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供するこ
とを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の骨子は、拡張カ
ードを実装した計算機上において、当該計算機のプログ
ラムから、拡張カード上のファームウェアを管理する点
にある。
【0022】以下、本発明を実現するにあたって講じた
具体的手段について説明する。
【0023】第1の発明は、計算機に、拡張カード制御
プログラムの識別子と計算機に組み込まれている拡張カ
ードに格納されているファームウェアの識別子とを認識
させる認識機能と、認識機能によって認識された各識別
子に基づいて、前記拡張カード制御プログラムとファー
ムウェアとの整合性を判定させる整合性判定機能とを実
現させるファームウェア管理プログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0024】この第1の発明においては、拡張カード制
御プログラムに付されている識別子と、ファームウェア
に付されている識別子とから、自動的に計算機によって
整合性が判定される。
【0025】したがって、拡張カード制御プログラムと
ファームウェアとの間のバージョン管理労力が低減さ
れ、人間系の判定によって発生する判定ミスが低減され
る。
【0026】これにより、計算機及び拡張カードの機能
の信頼性が向上する。
【0027】第2の発明は、第1の発明のプログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体におい
て、認識機能は、識別子の付された拡張カード制御プロ
グラムが計算機にインストールされることを起因とし
て、又は識別子の付されたファームウェアが格納されて
いる拡張カードが計算機に組み込まれた際に、各識別子
を認識させるファームウェア管理プログラムを記録した
コンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0028】この第2の発明においては、第1の発明と
同様の作用効果に加えて、拡張カード制御プログラム又
はファームウェアの変更があった場合に、直ちに整合性
の判定がなされ、対策を検討することができる。
【0029】したがって、不具合の早期発見と迅速な対
応が可能となる。
【0030】なお、拡張カード制御プログラムがインス
トールされることを起因として実行される認識処理の開
始時期の例としては、インストール前、インストール
中、インストール後のいずれも含まれる。
【0031】第3の発明は、第1又は第2の発明のプロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
において、整合性判定機能によって整合性がない旨の判
定がなされた場合に、拡張カード制御プログラムと整合
性のある識別子の付されたファームウェアを拡張カード
に書き込ませる更新機能を付加したファームウェア管理
プログラムを記録したコンピュータ読みとり可能な記録
媒体である。
【0032】この第3の発明においては、第1又は第2
の発明と同様の作用効果に加えて、変更後の拡張カード
制御プログラムとファームウェアとの整合性がない場合
に、計算機から拡張カードに自動的に新規のファームウ
ェアがダウンロードされる。
【0033】したがって、拡張カード毎にファームウェ
アのバージョンを管理する必要がなく、またバージョン
変更時に拡張カードの組み替える必要がない。
【0034】ゆえに、管理者の労力を低減させることが
できる。また、拡張カードのハードウェア資源を有効に
再利用することができる。
【0035】第4の発明は、第1乃至第3の発明のプロ
グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
において、拡張カードに格納されているファームウェア
の動作が異常か否かを判定させる異常判定機能と、異常
判定機能によってファームウェアの動作が異常と判定さ
れた場合に、このファームウェアの異常に関する情報を
前記計算機に読み込ませ、拡張カード制御プログラムと
整合性のある識別子の付されたファームウェアを拡張カ
ードに書き込ませる修復機能とを付加したファームウェ
ア管理プログラムを記録したコンピュータ読みとり可能
な記録媒体である。
【0036】この第4の発明においては、第1乃至第3
の発明と同様の作用効果に加えて、ファームウェアの動
作が異常な場合に、この異常なファームウェアに関する
情報を計算機が読み出すため、管理者はこの情報に基づ
いて異常に対処することができる。
【0037】また、異常が発生しても、直ちに正常なフ
ァームウェアがダウンロードされるため、計算機及び拡
張カードの動作を継続させることができる。
【0038】したがって、計算機及び拡張カードの機能
の信頼性の向上、管理労力の低減を図ることができる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。
【0040】(第1の実施の形態)本実施の形態におい
ては、計算機に組み込まれる拡張カード内のプログラム
と、この拡張カード内のプログラムと連携して動作する
計算機内の制御プログラムとが整合性を有するか否かを
判定するファームウェアの管理プログラムについて説明
する。
【0041】図1は、本実施の形態に係る管理プログラ
ムの動作状態を示すブロック図である。
【0042】本実施の形態に係る管理プログラム1の適
用されるハードウェア構成は、主に計算機2と、システ
ムバス3と、拡張カード4とから構成される。
【0043】計算機2は、通常、中央演算装置(以下、
「CPU」という)や、主記憶装置、ディスク5等の各
種装置を備えているが、ここではディスク5のみを記載
してその他の装置を省略している。
【0044】この計算機2は、ディスク5に記憶されて
いるプログラムを主記憶装置に読み込んでCPUで実行
する。また、拡張カード4を使用して動作を行う。
【0045】ディスク5は、計算機2の内部に備えられ
る補助記憶装置であり、ここに拡張カード制御プログラ
ム等の各種プログラムがインストールされる。また、拡
張カードにて動作を行うファームウェアも記憶する。
【0046】システムバス3は、計算機2と、拡張カー
ド4の間でデータを送受信するための伝送路である。こ
のシステムバス3には、各種のバスが利用できる。
【0047】拡張カード4は、先に述べたように、ファ
ームウェアを記憶するメモリ6を備えている。また、そ
の他にも、メモリ6のファームウェアと計算機からの命
令に基づく動作を実行するための各種装置が備えられて
いるが、ここではメモリ6のみを記載してその他の装置
を省略している。
【0048】上記のようなハードウェア構成において利
用される各種のソフトウェアについて説明する。
【0049】拡張カード4上で実用されているファーム
ウェア7には、例えばバージョン情報等のような識別子
Aが付されている。このファームウェア7にしたがっ
て、拡張カード4が処理を行う。
【0050】CD−ROM20からに新規に計算機2の
ディスク5にインストールされるファームウェア8に
は、識別子Bが付されている。このCD−ROM20か
らインストールされるファームウェア8は、同じCD−
ROM20からインストールされる拡張カード制御プロ
グラム9と連携動作可能である。
【0051】CD−ROM20から新規に計算機2のデ
ィスク5にインストールされる拡張カード制御プログラ
ム9には、識別子Bが付されている。この拡張カード制
御プログラム9は、主記憶装置に読み込まれてCPUに
実行されると、拡張カード4上のファームウェアに命令
を送信しながら連携して動作を実行する。
【0052】また、この拡張カード制御プログラム9
は、認識処理10、整合性判定処理11、更新処理12
を実行する管理プログラム1を含んでいる。
【0053】認識処理10は、この拡張カード制御プロ
グラム9がインストールされたり、計算機2に組み込ま
れる拡張カード4が変更された際に、拡張カード制御プ
ログラム9に付されている識別子Bと、拡張カード4上
のファームウェア7に付されている識別子Aとを認識す
る。
【0054】すなわち、この認識処理10は、拡張カー
ド制御プログラム又はファームウェアの少なくとも一方
が変更される場合に、新規に連携動作を開始することに
なる各プログラムの識別子を読み出す。
【0055】整合性判定処理11は、拡張カード制御プ
ログラム9の識別子Bとファームウェアの識別子の整合
性を有する関係(拡張カード制御プログラムとファーム
ウェアとが適切な組み合わせになる識別子の関係)を有
している。なお、本実施の形態では、この整合性判定処
理11を実行する管理プログラム1が拡張カード制御プ
ログラム9に含まれているため、整合性判定処理11は
自己を含む拡張カード制御プログラム9と最適な組み合
わせとなるファームウェアの識別子を有していればよ
い。
【0056】そして、この整合性判定処理11は、認識
処理10によって認識された各プログラムの識別子間に
整合性があるか否かを判定する。
【0057】更新処理12は、整合性判定処理11によ
って整合性がない旨の判定がなされた場合に、拡張カー
ド制御プログラム9と整合性のある識別子の付されたフ
ァームウェア8を拡張カード4のメモリ6にダウンロー
ドし、ファームウェアを更新する。
【0058】上記のような本実施の形態に係る管理プロ
グラム1によって実行される処理について以下に説明す
る。
【0059】まず、CD−ROM20から管理プログラ
ム1を含む拡張カード制御プログラム9と、この拡張カ
ード制御プログラムと整合性のあるファームウェアと
が、計算機2のディスク5にインストールされる。
【0060】すると、管理プログラム1の認識処理10
が実行され、インストールされた拡張カード制御プログ
ラム9の識別子Bと、拡張カード4に記憶されているフ
ァームウェア7の識別子Bが認識される。
【0061】次に、この認識処理10によって認識され
た各識別子の整合性が、整合性判定処理11によって判
定される。
【0062】この判定の結果、整合性がある場合には、
インストール作業が終了される。
【0063】一方、整合性がない場合には、整合性のあ
る識別子Bの付されたファームウェア8が、更新処理1
2によってディスク5上で検索される。
【0064】そして、この検索されたファームウェア8
が、更新処理12によって拡張カード4にダウンロード
され、メモリ6上のファームウェア7がファームウェア
8によって上書きされる。
【0065】以上説明したように、本実施の形態に係る
管理プログラム1を適用することにより、拡張カード4
上に存在するファームウェア7が拡張カード制御プログ
ラム9と連携動作するのに最適なファームウェアである
か否かが識別子の比較によって判定される。
【0066】そして、計算機2上のディスク5内に存在
するファームウェア群の中から、適用すべきファームウ
ェアが識別子によって判定され、拡張カード4にダウン
ロードされる。
【0067】したがって、常に拡張カード制御プログラ
ムとファームウェアの整合をとることができる。
【0068】ゆえに、計算機によって実行される各種機
能の信頼性を向上させることができる。
【0069】なお、本実施の形態においては、拡張カー
ド制御プログラム9及びファームウェア8がCD−RO
M20からインストールされる場合を例として説明して
いるが、これに限定されるものではない。例えば、他の
光ディスク(DVD等)、磁気ディスク(フロッピーデ
ィスク、ハードディスク等)、半導体メモリなどの記録
媒体からインストールされるとしてもよい。また、通信
媒体を介してインストールされるとしてもよい。
【0070】また、本実施の形態においては、拡張カー
ド制御プログラム9がインストールされたり、計算機2
に組み込まれる拡張カード4が変更された際に、拡張カ
ード4のファームウェア7と拡張カード制御プログラム
9の整合性が判定されるが、この整合性判定時期はこれ
に限定されるものではない。例えば、拡張カード制御プ
ログラム9がインストールされる前に整合性を判定して
もよく、拡張カード制御プログラム9のインストール中
に整合性を判定してもよく、所定の時間を経過する毎に
整合性を判定してもよく、管理者の命令された際に整合
性を判定してもよい。
【0071】(第2の実施の形態)本実施の形態におい
ては、動作中のファームウェアに異常が発生した場合
に、この異常を復旧するプログラムについて説明する。
【0072】図2は、本実施の形態に係る管理プログラ
ムの動作状態を示すブロック図であり、図1と同一の部
分については同一の符号を付してその説明を省略し、こ
こでは異なる部分についてのみ詳しく説明する。
【0073】拡張カード4内のメモリ6には、拡張カー
ド制御プログラム9と整合性のあるファームウェア8が
記憶されており、このファームウェア8が拡張カード4
において実行されている。
【0074】この拡張カード4に記憶されているファー
ムウェア8は、拡張カード管理プログラム9から強制ダ
ンプコマンドを受信すると、メモリ6の全ての内容であ
るメモリ情報16を拡張カード制御プログラム9に送信
する。
【0075】拡張カード制御プログラム9には、先で説
明した管理プログラム1に加えて、管理プログラム13
が含まれている。
【0076】この管理プログラム13は、異常判定処理
14、修復処理15を計算機2に実行させるプログラム
である。
【0077】異常判定処理14は、拡張カード4上で動
作しているファームウェア8における処理に異常がある
か否かを判定する。この異常判定は、例えばファームウ
ェア8のやり取りを監視する方法により実現できる。
【0078】修復処理15は、異常判定処理14におい
てファームウェア8が異常であると判定された場合に、
強制ダンプコマンドをファームウェア7に発行する。ま
た、この強制ダンプコマンドの応答としてメモリ情報1
6を受信し、トラブル解析用の情報としてディスク5に
記憶する。
【0079】そして、この修復処理15は、ディスク5
に記憶されているファームウェアの中から、拡張カード
制御プログラム9と整合性のあるファームウェア8を検
索して拡張カード4上にダウンロードし、ファームウェ
ア8の初期化を行う。
【0080】上記のような本実施の形態に係る管理プロ
グラム13によって実行される処理について以下に説明
する。
【0081】通常、拡張カード制御プログラム9と拡張
カード4で動作中のファームウェア8との間のやり取り
が、異常判定処理14によって監視される。
【0082】動作中のファームウェア8に異常が発生す
ると、その旨が異常判定処理14によって検出され、修
復処理15によって拡張カード4上のファームウェア8
に強制ダンプコマンドが発行される。
【0083】強制ダンプコマンドが拡張カード4上のフ
ァームウェア8に受信されると、この拡張カード4上の
ファームウェア8によってメモリ情報16が求められ、
送信される。
【0084】拡張カード4上のファームウェア8から送
信されたメモリ情報16は、修復処理15に受信され、
ディスク5に記憶される。
【0085】そして、ディスク5上において、拡張カー
ド制御プログラム9と整合性のあるファームウェアが識
別子を用いて修復処理15によって検索され、検索され
たファームウェア8が拡張カード4のメモリ6にダウン
ロードされる。
【0086】以上説明したように、本実施の形態に係る
管理プログラム13を適用することにより、拡張カード
に異常が生じても、拡張カード制御プログラム9と連係
動作可能なファームウェア8が自動的に拡張カード4の
メモリ6に再度ダウンロードされる。
【0087】したがって、管理者の作業労力が低減さ
れ、また正常な動作が維持されるため当該計算機2で実
行される各種機能の信頼性を向上させることができる。
【0088】また、本実施の形態に係る管理プログラム
13を適用することにより、異常の発生した拡張カード
4のメモリ6の内容を計算機2において調査することが
できる。このメモリ情報16は、ログファイルよりも詳
しい情報を有するため、異常の原因追及が容易となる。
【0089】なお、上記各実施の形態においては、管理
プログラム1、13が拡張カード制御装置に含まれてい
る場合について説明しているが、これに限定されるもの
ではなく、管理プログラム1、13と拡張カード制御プ
ログラム9とが分離していてもよい。
【0090】また、上記各実施の形態においては、計算
機2上で動作する拡張カード制御プログラム9と、拡張
カード4上で動作するファームウェアとの整合性の判定
を管理プログラム1、13により実現しているが、この
管理プログラム1、13の処理をハードウェアによって
実現してもよい。
【0091】また、上記各実施の形態においては、計算
機2と拡張カード4の間において連携動作がなされる場
合を例として説明しているが、これに限定されるもので
はない。例えば拡張カード4に代えて拡張ボードが計算
機2に実装される場合にも適用可能である。また、拡張
カード4に代えて他の計算機が計算機2に接続されて連
携動作を行う場合にも同様に適用可能である。
【0092】
【発明の効果】以上詳記したように本発明では、拡張カ
ード制御プログラムに識別子を付し、また拡張カード上
で動作するファームウェアに識別子を付し、この識別子
により整合性の有無を自動的に判定する。
【0093】したがって、管理者の労力が低減され、動
作の信頼性が向上される。
【0094】また、本発明では、拡張カード制御プログ
ラムが計算機にインストールされる際、又は新規の拡張
カードが計算機に組み込まれた際に上記の処理を行うこ
とにより、早期に整合性の有無が判定可能となり、対処
することができる。
【0095】したがって、動作の信頼性が一層向上され
る。
【0096】また、本発明では、拡張カードプログラム
と拡張カード上のファームウェアの間に整合性がない場
合に、計算機に保持されているファームウェアの中か
ら、識別子による判定によって整合性のあるファームウ
ェアが検出される。そして、この検出されたファームウ
ェアが拡張カードに自動的にダウンロードされる。
【0097】したがって、管理者の管理作業の労力が低
減される。
【0098】また、本発明では、拡張カード上のファー
ムウェアの異常動作が検出された場合に、拡張カードに
備えられているメモリの内容が読み出され、さらに拡張
カード制御プログラムと整合性のあるファームウェアが
自動的に再度ダウンロードされる。
【0099】したがって、異常の復旧作業、及び異常の
原因解明が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る管理プログラ
ムの動作状態を示すブロック図。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る管理プログラ
ムの動作状態を示すブロック図。
【符号の説明】
1、13…管理プログラム 2…計算機 3…システムバス 4…拡張カード 5…ディスク 6…メモリ 7、8…ファームウェア 9…拡張カード制御プログラム 10…認識処理 11…整合性判定処理 12…更新処理 14…異常判定処理 15…修復処理 16…メモリ情報 20…CD−ROM

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計算機に、 拡張カード制御プログラムの識別子と前記計算機に組み
    込まれている拡張カードに格納されているファームウェ
    アの識別子とを認識させる認識機能と、 前記認識機能によって認識された各識別子に基づいて、
    前記拡張カード管理プログラムと前記ファームウェアと
    の整合性を判定させる整合性判定機能とを実現させるた
    めのファームウェア管理プログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプログラムを記録したコ
    ンピュータ読み取り可能な記録媒体において、 前記認識機能は、前記識別子の付された拡張カード制御
    プログラムが前記計算機にインストールされることを起
    因として、又は前記識別子の付されたファームウェアが
    格納されている拡張カードが前記計算機に組み込まれた
    際に、前記各識別子を認識させるとしたことを特徴とす
    るファームウェア管理プログラムを記録したコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のプログラム
    を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体におい
    て、 前記整合性判定機能によって整合性がない旨の判定がな
    された場合に、前記拡張カード制御プログラムと整合性
    のある識別子の付されたファームウェアを前記拡張カー
    ドに書き込ませる更新機能を付加したことを特徴とする
    ファームウェア管理プログラムを記録したコンピュータ
    読みとり可能な記録媒体。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に
    記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体において、 前記拡張カードに格納されているファームウェアの動作
    が異常か否かを判定させる異常判定機能と、 前記異常判定機能によってファームウェアの動作が異常
    と判定された場合に、このファームウェアの異常に関す
    る情報を前記計算機に読み込ませ、前記拡張カード制御
    プログラムと整合性のある識別子の付されたファームウ
    ェアを前記拡張カードに書き込ませる修復機能とを付加
    したことを特徴とするファームウェア管理プログラムを
    記録したコンピュータ読みとり可能な記録媒体。
JP10311321A 1998-10-30 1998-10-30 ファームウェア管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Pending JP2000137598A (ja)

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