JP2000134902A - 同期型リニアモータ用励磁コイル - Google Patents

同期型リニアモータ用励磁コイル

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JP2000134902A
JP2000134902A JP10300687A JP30068798A JP2000134902A JP 2000134902 A JP2000134902 A JP 2000134902A JP 10300687 A JP10300687 A JP 10300687A JP 30068798 A JP30068798 A JP 30068798A JP 2000134902 A JP2000134902 A JP 2000134902A
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Japan
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coil
linear motor
exciting coil
wiring
layer
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JP10300687A
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English (en)
Inventor
Tomoji Fujisawa
友二 藤澤
Hitoshi Ishizuka
仁司 石塚
Toshiyuki Namioka
敏幸 浪岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kokan Koji KK
JFE Engineering Corp
Original Assignee
Nippon Kokan Koji KK
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リニアモータの効率の向上と低コストの励磁
コイルを提供する。 【解決手段】 励磁コイル2は、電源線25A〜25
Cおよび転流センサ用信号配線26A、26Bがプリン
ト配線されているプリント基盤24と、多層体からなる
コイル本体とからなる。(1)層目はプリント基盤24
からなる。(2)層目は、絶縁フィルム27からなり、
コイルプレート28Aとプリント基盤24との間を繋
ぐ、電源線25A、25Bと結線された配線29A、3
0Aを備える。(3)層目は、1部が所定形状に切断さ
れたコイルプレート28Aからなる。コイルプレート2
8Aおよび配線29Bは、絶縁フィルム31にプリント
されている。(4)層目は、絶縁フィルム35からな
り、コイルプレート28Aと28Bとの間を繋ぐ配線2
9Cおよび配線38Aを備える。この配置により(N)
層まで重ねられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、同期型リニアモ
ータ用励磁コイルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】地上側に所定間隔毎に取付けられた励磁
コイルと、走行体に取付けられた多極型の永久磁石とか
らなる同期型リニアモータが知られている。励磁コイル
の従来技術としては、下記のものが知られている。 (1)エナメル線を型に巻き付けて楕円型に整形し、ワ
ニス等で固定したコイルと取付け、配線したもの。 (2)櫛型のコアにエナメル線を巻き付け、リニアモー
タ用の電磁石に製造したもの。 (3)励磁コイルとセンサとをコアまたはプレートに取
り付け、結線したもの。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術には下記の問題点があった。 (1)型の製造、エナメルの巻き付けおよび固定のため
のワニス掛け等は、時間および人手が掛かっていた。 (2)コイルの取付けおよび配線のために人手が掛か
り、コストアップとなっていた。 (3)取付け精度および巻付けのばらつき等によって、
推力のばらつきが生じていた。
【0004】従って、この発明の目的は、上述の問題点
を解決することができる同期型リニアモータ用励磁コイ
ルを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
地上側に所定間隔毎に取付けられた励磁コイルと、走行
体に取付けられた多極型の永久磁石とからなる磁石式の
同期型リニアモータ用励磁コイルにおいて、前記励磁コ
イルは、電源線および転流センサ用信号配線がプリント
配線されているプリント基盤と、前記プリント基盤上に
配置されたコイル本体とからなり、前記コイル本体は、
絶縁基材とコイルプレートとを交互に張り合わせること
によって構成された多層体からなり、前記絶縁基材には
前記電源線と結線された配線が設けられており、前記コ
イルプレートは前記配線を介して前記電源線と結線され
ていることに特徴を有するものである。
【0006】請求項2記載の発明は、前記コイル本体の
中央線上に、前記信号配線に結線された転流センサを取
付け容易にしたことに特徴を有するものである。請求項
3記載の発明は、前記プリント基盤にエナメル線を巻い
た楕円型コイルをソケットまたは半田付けにより取付け
容易にしたことに特徴を有するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、励磁コイルをプリント基盤
(プリント配線基盤)で構成した、この発明の実施の形
態を図面を参照しながら説明する。
【0008】図1は、この発明の実施の形態に係る地上
1次型のリニアモータである1セクションの構成を示し
た配線図、図2、図3は、リニアモータの駆動方法の説
明図、図4は、1個の励磁コイルを示す展開図である。
【0009】この発明は、地上側に所定間隔毎に取付け
られた励磁コイルと、走行体に取付けられた多極型の永
久磁石とからなる磁石式の同期型リニアモータ用励磁コ
イルの構成に関するものである。リニアモータ1は、強
磁性のレール16等に所定ピッチ(P)で取付けられた
励磁コイル2と、コイル2の中央線上に取付けた転流セ
ンサ4(例えば磁気センサ)と、走行体5に取付けられ
た所定幅{(3/5)P}の多極、例えば5極の永久磁
石6とによって構成される。
【0010】図1に示すように、リニア駆動装置8から
の複数相の電源線9が配線されており、セクション7毎
に電源切替器21を通じてパラレル配線されている。セ
クション7内の配線は、コイル2を相毎にシリーズで結
線し、端末を繋ぐスター結線13としている。コイル2
の数は、複数相の整数倍で構成され、複数相に合わせた
コイル2の電源線9とセンサ4の信号線15とがシリー
ズで結線されている。
【0011】図2、図3に示すように、走行体5に取付
けた所定幅{(3/5)P}で複数極(例えば4〜5
極)の磁石6と、コイル2の中央線上の位置に1個取付
けられた一方向性の転流センサ(例えば、磁気センサ)
4により、8種類の検知パターンができる。この検知パ
ターンに対応し、コイル2に一定方向の最大推力が働く
ように電流出力パターン化ができる。本図には、磁石6
とコイル2の位置による電流の流し方を示している。
【0012】パターン化によって1つのコイル2、1つ
のセンサ4にでき、複数相毎にシリーズ結線とすること
によって電源線の相数と信号線相数を減らす{(例えば
3線)+電源線数(2線)}ことができる。
【0013】また、高透磁率の磁性材を磁石6とコイル
2に使用し、高磁性材のレール構造体16を取付けて用
いることにより磁路を短くすることができ、高密度の磁
束がコイル2を通過できるので大きな電流力を引き出せ
る。推力の大きさは、コイル2の層数と電流および磁束
密度とによって決定される。
【0014】3相に対応したセンサ4の信号は、増幅回
路17を通してリニア電源制御装置18にシリアル(連
続的)で電送される。また、この信号をOR回路19に
結ぶことで、走行体5がセクション7に存在する限り、
検知し続けることができる。この信号20は、3相電源
の切替え器21をONとし、セクション7毎に番地付け
された信号22を制御装置18に電送する。これによっ
て走行体5が所在するセクション7のみに電流を流すこ
とができ、且つ、走行体5の位置信号を送ることができ
る。
【0015】図4に示すように、励磁コイル2は、
(1)層目のプリント基盤24と、その上に構成される
コイル本体とからなっている。コイル本体は、絶縁フィ
ルム(絶縁基材)とコイルプレートとを交互に張り合わ
せることによって多層に構成された多層体からなってい
る。 (1)層目は、プリント基盤24からなり、該基盤24
にプリント配線されている電源線(25A、25B、2
5C)(3相)と、例えば、2系統の信号配線26A、
26Bを備える。信号配線は、コイルの外でも良い。 (2)層目は、絶縁フィルム27からなり、コイルプレ
ート28{(3)層}とプリント基盤24との間を繋
ぐ、配線29A、30Aを備える。配線29A、30A
は、電源線25A、25Bと結線されている。 (3)層目は、1部が所定形状に切断されたコイルプレ
ート28Aからなる。コイルプレート28Aおよび配線
29Bは、絶縁フィルム31にプリント(印刷により平
面的に作る)されている。コイルプレート28Aの切断
形状は、無効部32の幅が狭く、一方、有効部33の幅
が大きい形状となっている。 (4)層目は、絶縁フィルム35からなり、コイルプレ
ート28A{(3)層}と28B{(5)層}との間を
繋ぐ配線29Cおよび配線38Aを備える。配線30お
よび配線38の位置は、1枚おきにコイルプレート28
の端末39Aおよび39Bとの繋ぎを切り替えることに
よって、1本の線のように繋がっている。
【0016】このような配置によって、コイルは所定層
数(N)層まで重ねられている。最上層においては、配
線38と配線29A〜Nを通して3相の他の電源線(例
えば25C)へ連結されている。更に、所定間隔をおい
た位置に、電源線25Aおよび25Bの結線位置を変え
て同様にコイル2(2A〜2D)を取付けて結線してい
る。これらコイル2のプリント基盤24を、高磁性材の
レール構造体16あるいはプレートに取付けることで、
高効率のリニアモータ1が構成される。保護のためプリ
ント基盤24には、保護層41が取付けられている。
【0017】コイル2の中央線上には、センサ用信号配
線26A、26Bに接続された転流センサ(図4では図
示せず)が、穴部10を介して差込型ソケットまたは半
田付けにより取付け可能である。このような構成によ
り、励磁コイルの取付けおよび配線を容易に行うことが
できる。また、エナメル線で形成される楕円型コイルを
巻込型ソケットまたは半田付け等を可能にすることで配
線を容易にしても良い。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明励磁コイル
によれば以下に示す有用な効果がもたらされる。 (1)コイルを強磁性のレール構造体やプレートに取付
けることにより、一体型のリニアモータ用のコイル基盤
を高効率で製造することができる。 (2)コイルは高精度であり、リップルを小さくするこ
とができる。 (3)コイルの無効部分を小さくすることができるた
め、リニアモータの効率を向上することができる。 (4)コイル自体を薄くすることができるため、永久磁
石から磁束を大きく出せ、リニアモータの効率を向上す
ることができる。 (5)コイルおよび配線をプリントで製造できるため、
配線の自動化が可能となり、人件費を削減することがで
きる。 (6)走行体の推力をコイル本体の層数で調整できるた
め、コストを容易に削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る地上1次型のリニ
アモータの1セクションの構成を示す配線図である。
【図2】この発明の実施の形態に係るリニアモータの駆
動方法を示す説明図である。
【図3】この発明の実施の形態に係るリニアモータの駆
動方法を示す説明図である。
【図4】この発明の実施の形態に係る1個の励磁コイル
を示す展開図である。
【符号の説明】
1:リニアモータ 2:励磁コイル 4:転流センサ 5:走行体 6:永久磁石 7:セクション 8:リニア駆動装置 9:電源線 10:穴 13:スター結線 15:信号線 16:レール構造体 17:増幅回路 18:リニア電源制御装置 19:OR回路 20:信号 21:電源切替器 22:信号 24:プリント基盤 25A、25B、25C:電源線 26A、26B:信号配線 27:絶縁フィルム 28:コイルプレート 29:配線 30:配線 31:絶縁フィルム 32:無効部 33:有効部 35:絶縁フィルム 38:配線 39:端末 40:配線 41:保護層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石塚 仁司 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 浪岡 敏幸 神奈川県横浜市鶴見区小野町88番地 日本 鋼管工事株式会社内 Fターム(参考) 5H641 BB06 BB19 GG02 GG05 GG06 GG07 GG19 GG26 HH03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地上側に所定間隔毎に取付けられた励磁
    コイルと、走行体に取付けられた多極型の永久磁石とか
    らなる磁石式の同期型リニアモータ用励磁コイルにおい
    て、 前記励磁コイルは、電源線および転流センサ用信号配線
    がプリント配線されているプリント基盤と、前記プリン
    ト基盤上に配置されたコイル本体とからなり、 前記コイル本体は、絶縁基材とコイルプレートとを交互
    に張り合わせることによって構成された多層体からな
    り、前記絶縁基材には前記電源線と結線された配線が設
    けられており、前記コイルプレートは前記配線を介して
    前記電源線と結線されていることを特徴とする同期型リ
    ニアモータ用励磁コイル。
  2. 【請求項2】 前記コイル本体の中央線上に、前記信号
    配線に結線された転流センサを取付け容易にした請求項
    1記載の励磁コイル。
  3. 【請求項3】 前記プリント基盤にエナメル線を巻いた
    楕円型コイルをソケットまたは半田付けにより取付け容
    易にした請求項1または2記載の励磁コイル。
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Cited By (4)

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