JP2000130329A - 密閉型電動圧縮機 - Google Patents

密閉型電動圧縮機

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JP2000130329A
JP2000130329A JP10302487A JP30248798A JP2000130329A JP 2000130329 A JP2000130329 A JP 2000130329A JP 10302487 A JP10302487 A JP 10302487A JP 30248798 A JP30248798 A JP 30248798A JP 2000130329 A JP2000130329 A JP 2000130329A
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JP
Japan
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electric compressor
closed container
compressor
hermetic electric
shielding plate
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JP10302487A
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English (en)
Inventor
Kenji Kaneshiro
賢治 金城
Ichiro Kita
一朗 喜多
Ikutomo Umeoka
郁友 梅岡
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 家庭用冷蔵庫等に用いられる密閉型電動圧縮
機に関し、放熱を妨げずかつ大型化することなく、低騒
音化を図る。 【解決手段】 少なくとも1個以上の凹部16aを設
け、凹部16aの底に細孔16bを設けた遮蔽板16
を、密閉容器2の内側に密着させて設置することによ
り、共鳴効果によって圧縮機内部から発生する放射音を
吸音し、放熱を妨げずかつ大型化することなく、低騒音
化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭用冷蔵庫,シ
ョーケース等の冷凍装置における密閉型電動圧縮機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、密閉型電動圧縮機は、低騒音化が
強く要求される傾向にある。
【0003】低騒音化を図った従来の密閉型電動圧縮機
としては、実開昭63−202780号公報に示されて
いるものがある。
【0004】以下、図8を参照にしながら、上記した実
開昭63−202780号公報に示されている従来の密
閉型電動圧縮機について説明する。
【0005】図8は、従来の密閉型電動圧縮機の縦断面
図である。図8において、102は第1の密閉ケース、
103は圧縮機部、104は電動機部、105は第2の
密閉ケース、106は砂を示している。第1の密閉ケー
ス102内に圧縮機部103と電動機部104を収納す
ると共に、第1の密閉ケース102を第2の密閉ケース
105で被覆してなるものにおいて、第1の密閉ケース
102および第2の密閉ケース105間に空間を形成す
ると共にこの空間に油の付着した砂106を封入してい
る。
【0006】以上のように構成された従来の密閉型電動
圧縮機について、以下その動作を説明する。
【0007】図8の密閉型電動圧縮機の構成は、高周波
成分の音を低減するだけでなく、両密閉ケース102,
105自体の共振をも抑制し、よりいっそうの騒音低減
を図ろうとするものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、第1の密閉ケース102を第2の密閉ケ
ース105で被覆する構成のため、大型化してしまう。
また、密閉型電動圧縮機全体を砂で覆うことから、放熱
を妨げるという課題を有していた。
【0009】本発明は従来の課題を解決するもので、放
熱を妨げずかつ大型化することなく、低騒音の密閉型電
動圧縮機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、密閉容器の内側に、凹凸が複数個密集した遮
蔽板を隙間を空けて設置した二重構造としたものであ
る。
【0011】これにより、圧縮機内部から発生する放射
音が遮蔽板と密閉容器との間の隙間空間を伝播する際に
そのレベルが効果的に低減し、放熱を妨げずかつ大型化
することなく、低騒音化を図ることができる。
【0012】また、密閉容器の内側に、少なくとも1個
以上の凹部を設けその凹部の底に細孔を設けた遮蔽板を
密着させて設置したものである。
【0013】これにより、共鳴効果によって圧縮機内部
から発生する放射音を低減することができ、放熱を妨げ
ずかつ大型化することなく、低騒音化を図ることができ
る。
【0014】また、密閉容器の内側に、同等の大きさの
凹部を複数個設けその凹部の底に細孔を設けた遮蔽板を
密着させて設置したものである。
【0015】これにより、共鳴効果によって圧縮機内部
から発生する特定の周波数の放射音を低減することがで
き、放熱を妨げずかつ大型化することなく、低騒音化を
図ることができる。
【0016】また、密閉容器の内側に、異なる大きさの
凹部を複数個設けその凹部の底に細孔を設けた遮蔽板を
密着させたものである。
【0017】これにより、共鳴効果によって圧縮機内部
から発生する様々な周波数の放射音を低減することがで
き、放熱を妨げずかつ大型化することなく、低騒音化を
図ることができる。
【0018】また、密閉容器に少なくとも1個以上の凸
部を設け、その内側の凸部と対向する位置に細孔を設け
た遮蔽板を密着させて設置したものである。
【0019】これにより、共鳴効果によって圧縮機内部
から発生する放射音を低減することができ、放熱を妨げ
ずかつ大型化することなく、低騒音化を図ることができ
る。
【0020】また、密閉容器に同等の大きさの凸部を複
数個設け、その内側の凸部と対向する位置に細孔を設け
た遮蔽板を密着させて設置したものである。
【0021】これにより、共鳴効果によって圧縮機内部
から発生する特定の周波数の放射音を低減することがで
き、放熱を妨げずかつ大型化することなく、低騒音化を
図ることができる。
【0022】また、密閉容器に異なる大きさの凸部を複
数個設け、その内側の凸部と対向する位置に細孔を設け
た遮蔽板を密着させて設置したものである。
【0023】これにより、共鳴効果によって圧縮機内部
から発生する様々な周波数の放射音を低減することがで
き、放熱を妨げずかつ大型化することなく、低騒音化を
図ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明は、電動モーターとピスト
ン,クランクシャフト等により構成される圧縮要素とこ
れらの要素を収納する密閉容器とを備え、前記密閉容器
の内側に、凹凸が複数個密集した遮蔽板を隙間を空けて
設置した二重構造としたものである。
【0025】そして、この構成により、圧縮機内部から
発生する放射音が前記遮蔽板によって乱反射し、前記密
閉容器に到達する音を低減することができることとな
る。さらに、前記遮蔽板と前記密閉容器との隙間空間を
伝播する際に、そのレベルが効果的に低減されることと
なる。
【0026】また、密閉容器の内側に、少なくとも1個
以上の凹部を設け前記凹部の底に細孔を設けた遮蔽板を
密着させて設置したものである。
【0027】そして、この構成により、共鳴効果によっ
て圧縮機内部から発生する放射音を低減することができ
ることとなる。
【0028】また、密閉容器の内側に、同等の大きさの
凹部を複数個設け前記凹部の底に細孔を設けた遮蔽板を
密着させて設置したものである。
【0029】そして、この構成により、共鳴効果によっ
て圧縮機内部から発生する特定の周波数の放射音を低減
することができることとなる。
【0030】また、密閉容器の内側に、異なる大きさの
凹部を複数個設け前記凹部の底に細孔を設けた遮蔽板を
密着させて設置したものである。
【0031】そして、この構成により、共鳴効果によっ
て圧縮機内部から発生する様々な周波数の放射音を低減
することができることとなる。
【0032】また、密閉容器に少なくとも1個以上の凸
部を設け、前記密閉容器の内側の前記凸部と対向する位
置に細孔を設けた遮蔽板を密着させて設置したものであ
る。
【0033】そして、この構成により、共鳴効果によっ
て圧縮機内部から発生する放射音を低減することができ
ることとなる。
【0034】また、密閉容器に同等の大きさの凸部を複
数個設け、前記密閉容器の内側の前記凸部と対向する位
置に細孔を設けた遮蔽板を密着させて設置したものであ
る。
【0035】そして、この構成により、共鳴効果によっ
て圧縮機内部から発生する特定の周波数の放射音を低減
することができることとなる。
【0036】また、密閉容器に異なる大きさの凸部を複
数個設け、前記密閉容器の内側の前記凸部と対向する位
置に細孔を設けた遮蔽板を密着させて設置したものであ
る。
【0037】そして、この構成により、共鳴効果によっ
て圧縮機内部から発生する様々な周波数の放射音を低減
することができることとなる。
【0038】
【実施例】以下、本発明による密閉型電動圧縮機の実施
例について、図面を参照しながら説明する。
【0039】(実施例1)図1は、本発明の実施例1に
よる密閉型電動圧縮機の縦断面図である。
【0040】図1において、1は密閉型電動圧縮機で、
密閉容器2内の上方に圧縮部3、下方に電動モーター4
が位置するようにスプリング5にて弾性支持されてい
る。圧縮部3は、ブロック6と一体に設けられたシリン
ダー7,ピストン8,クランクシャフト9,コンロッド
10,ベアリング11等により構成されている。また、
電動モーター4は、ローター12,ステーター13より
構成されており、ローター12はクランクシャフト9に
焼ばめ固定され、ステーター13はブロック6にねじ止
め固定されていることで圧縮部3と電動モーター4が一
体となり、圧縮要素14を形成している。15は遮蔽板
で凹凸が複数個密集して設けられ、密閉容器2上部内側
に隙間を空けて設置されている。
【0041】以上のように構成された密閉型電動圧縮機
について、以下その動作を説明する。
【0042】凹凸が複数個密集して設けられた遮蔽板1
5を、密閉容器2の内側に設置することによって、圧縮
機内部から発生する放射音が乱反射し、密閉容器2に到
達する音を低減することができる。また、遮蔽板15と
密閉容器2との間の隙間空間を音が伝播する際に、さら
にそのレベルを低減することができる。
【0043】以上のように本実施例の密閉型電動圧縮機
は、密閉容器2内に電動モーター4とピストン8,クラ
ンクシャフト9等により構成される圧縮要素14を収納
したものであって、凹凸が多数密集して設けられた遮蔽
板15を密閉容器2上部内側に隙間を空けて設置するこ
とで、圧縮機内部で発生する放射音が低減され、低騒音
化を図ることができる。
【0044】(実施例2)図2は、本発明の実施例2に
よる密閉型電動圧縮機の縦断面図である。実施例1と同
一構成については同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。
【0045】図2において、遮蔽板16には少なくとも
1個以上の凹部16aが設けられ、凹部16aの底には
細孔16bが設けられており、密閉容器2上部内側に密
着して設置されている。
【0046】以上のように構成された密閉型電動圧縮機
について、以下その動作を説明する。
【0047】少なくとも1個以上の凹部16aを設け、
凹部16aの底に細孔16bを設けた遮蔽板16を、密
閉容器2の上部内側に設置することにより、共鳴効果に
よって圧縮機内部から発生する放射音を吸音することが
できる。
【0048】一般に音速c,板厚t,せん孔円の直径
φ,空気層深さL,穴あき板の開孔率Pとすると共鳴周
波数fは(数1)となる。
【0049】
【数1】
【0050】この関係から吸音する周波数に合わせて、
凹部16aの大きさと細孔16bの径を決定することが
できる。
【0051】以上のように本実施例の密閉型電動圧縮機
は、少なくとも1個以上の凹部16aが設けられ、凹部
16aの底に細孔16bが設けられている遮蔽板16を
密閉容器2上部内側に密着して設置することで、圧縮機
内部から発生する放射音を共鳴効果により吸音し、放熱
を妨げずかつ大型化することなく、低騒音化を図ること
ができる。
【0052】(実施例3)図3は、本発明の実施例3に
よる密閉型電動圧縮機の縦断面図である。実施例1と同
一構成については同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。
【0053】図3において、遮蔽板17には同等の大き
さの凹部17aが複数個設けられ、凹部17aの底には
細孔17bが設けられており、密閉容器2上部内側に密
着して設置されている。
【0054】以上のように構成された密閉型電動圧縮機
について、以下その動作を説明する。
【0055】同等の大きさの凹部17aを複数個設け、
凹部17aの底に細孔17bを設けた遮蔽板17を、密
閉容器2の上部内側に設置することにより、共鳴効果に
よって圧縮機内部から発生する特定の周波数の放射音を
吸音することができる。
【0056】(数1)の関係から吸音する周波数に合わ
せて、凹部17aの大きさと細孔17bの径を決定する
ことができる。
【0057】以上のように本実施例の密閉型電動圧縮機
は、同等の大きさの凹部17aが複数個設けられ、凹部
17aの底に細孔17bを設けた遮蔽板17を密閉容器
2上部内側に密着して設置することで、圧縮機内部から
発生する放射音を共鳴効果により吸音し、放熱を妨げず
かつ大型化することなく、低騒音化を図ることができ
る。
【0058】(実施例4)図4は、本発明の実施例4に
よる密閉型電動圧縮機の縦断面図である。実施例1と同
一構成については同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。
【0059】図4において、遮蔽板18には異なる大き
さの凹部18aが複数個設けられ、凹部18aの底には
細孔18bが設けられており、密閉容器2上部内側に密
着して設置されている。
【0060】以上のように構成された密閉型電動圧縮機
について、以下その動作を説明する。
【0061】異なる大きさの凹部18aを複数個設け、
凹部18aの底に細孔18bを設けた遮蔽板18を、密
閉容器2の上部内側に設置することにより、共鳴効果に
よって様々な周波数の音を吸音することができる。
【0062】(数1)の関係から吸音する周波数に合わ
せて、凹部18aの大きさと細孔18bの径を決定する
ことができる。
【0063】以上のように本実施例の密閉型電動圧縮機
は、異なる大きさの凹部18aが複数個設けられ、凹部
18aの底に細孔18bを設けた遮蔽板18を密閉容器
2上部内側に密着して設置することで、圧縮機内部から
発生する放射音を共鳴効果により吸音し、放熱を妨げず
かつ大型化することなく、低騒音化を図ることができ
る。
【0064】(実施例5)図5は、本発明の実施例5に
よる密閉型電動圧縮機の縦断面図である。実施例1と同
一構成については同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。
【0065】図5において、密閉容器19上部には少な
くとも1個以上の凸部19aが設けられ、密閉容器19
内側に遮蔽板20が密着して設置されている。遮蔽板2
0には凸部19aと対向する位置に細孔20aが設けら
れている。
【0066】以上のように構成された密閉型電動圧縮機
について、以下その動作を説明する。
【0067】密閉容器19上部に少なくとも1個以上の
凸部19aを設け、密閉容器19内側の凸部19aと対
向する位置に細孔20aを設けた遮蔽板20を密着して
設置することにより、圧縮機内部から発生した共鳴効果
によって放射音を吸音することができる。
【0068】(数1)の関係から、吸音する周波数に合
わせて、凸部19aの大きさと細孔20aの径を決定す
ることができる。
【0069】以上のように本実施例の密閉型電動圧縮機
は、密閉容器19上部に凸部19aが設けられ、密閉容
器19内側の凸部19aと対向する位置に細孔20aを
設けた遮蔽板20を密着して設置することで、圧縮機内
部から発生する放射音を共鳴効果により吸音し、放熱を
妨げずかつ大型化することなく、低騒音化を図ることが
できる。
【0070】(実施例6)図6は、本発明の実施例6に
よる密閉型電動圧縮機の縦断面図である。実施例1と同
一構成については同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。
【0071】図6において、密閉容器21上部には同等
の大きさの凸部21aが複数個設けられ、密閉容器21
内側に遮蔽板22が密着して設置されている。遮蔽板2
2には凸部21aと対向する位置に細孔22aが設けら
れている。
【0072】以上のように構成された密閉型電動圧縮機
について、以下その動作を説明する。
【0073】密閉容器21上部に同等の大きさの凸部2
1aを複数個設け、密閉容器21内側の凸部21aと対
向する位置に細孔22aを設けた遮蔽板22を密着して
設置することにより、共鳴効果によって圧縮機から発生
した特定の周波数の放射音を吸音することができる。
【0074】(数1)の関係から、吸音する周波数に合
わせて、凸部21aの大きさと細孔22aの径を決定す
ることができる。
【0075】以上のように本実施例の密閉型電動圧縮機
は、密閉容器21上部に同等の大きさの凸部21aが複
数個設けられ、密閉容器21内側の凸部21aと対向す
る位置に細孔22aを設けた遮蔽板22を密着して設置
することで、圧縮機内部から発生する放射音を共鳴効果
により吸音し、放熱を妨げずかつ大型化することなく、
低騒音化を図ることができる。
【0076】(実施例7)図7は、本発明の実施例7に
よる密閉型電動圧縮機の縦断面図である。実施例1と同
一構成については同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。
【0077】図7において、密閉容器23上部には異な
る大きさの凸部23aが複数個設けられ、密閉容器23
内側に遮蔽板24が密着して設置されている。遮蔽板2
4には凸部23aと対向する位置に細孔24aが設けら
れている。
【0078】以上のように構成された密閉型電動圧縮機
について、以下その動作を説明する。
【0079】密閉容器23上部に異なる大きさの凸部2
3aを複数個設け、密閉容器23内側の凸部23aと対
向する位置に細孔24aを設けた遮蔽板24を密着して
設置することにより、共鳴効果によって圧縮機から発生
する様々な周波数の放射音を吸音することができる。
【0080】(数1)の関係から吸音する周波数に合わ
せて、凹部23aの大きさと細孔24aの径を決定する
ことができる。
【0081】以上のように本実施例の密閉型電動圧縮機
は、密閉容器23上部に異なる大きさの凸部23aが複
数個設けられ、密閉容器23内側の凸部23aの対向す
る位置に細孔24aを設けた遮蔽板24を密着して設置
することで、圧縮機内部から発生する放射音を共鳴効果
により吸音し、放熱を妨げずかつ大型化することなく、
低騒音化を図ることができる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、電動モー
ターとピストン,クランクシャフト等により構成される
圧縮要素とこれらの要素を収納する密閉容器とを備え、
前記密閉容器の内側に、凹凸が複数個密集した遮蔽板を
隙間を空けて設置した二重構造にしたことで、圧縮機内
部から発生する放射音が、遮蔽板によって乱反射し、密
閉容器に到達する音が低減され、さらに、遮蔽板と密閉
容器との隙間空間を伝播する際に効果的に低減され、放
熱を妨げずかつ大型化することなく、低騒音化を図るこ
とができる。
【0083】また、密閉容器の内側に、少なくとも1個
以上の凹部を設けその凹部の底に細孔を設けた遮蔽板を
密着させて設置したことで、共鳴効果によって圧縮機内
部から発生する放射音を低減することができ、放熱を妨
げずかつ大型化することなく、低騒音化を図ることがで
きる。
【0084】また、密閉容器の内側に、同等の大きさの
凹部を複数個設けその凹部の底に細孔を設けた遮蔽板を
密着させて設置したことで、共鳴効果によって圧縮機か
ら発生する特定の周波数の放射音を低減することがで
き、放熱を妨げずかつ大型化することなく、低騒音化を
図ることができる。
【0085】また、密閉容器の内側に、異なる大きさの
凹部を複数個設けその凹部の底に細孔を設けた遮蔽板を
密着させて設置したことで、共鳴効果によって圧縮機か
ら発生する様々な周波数の放射音を低減することがで
き、放熱を妨げずかつ大型化することなく、低騒音化を
図ることができる。
【0086】また、密閉容器に少なくとも1個以上の凸
部を設け、その内側の凸部に対向する位置に細孔を設け
た遮蔽板を密着させて設置したことで、共鳴効果によっ
て圧縮機内部から発生する放射音を低減することがで
き、放熱を妨げずかつ大型化することなく、低騒音化を
図ることができる。
【0087】また、密閉容器に同等の大きさの凸部を複
数個設け、その内側の凸部と対向する位置に細孔を設け
た遮蔽板を密着させて設置したことで、共鳴効果によっ
て圧縮機内部から発生する特定の周波数の放射音を低減
することができ、放熱を妨げずかつ大型化することな
く、低騒音化を図ることができる。
【0088】また、密閉容器に異なる大きさの凸部を複
数個設け、その内側の凸部と対向する位置に細孔を設け
た遮蔽板を密着させて設置したことで、共鳴効果によっ
て圧縮機から発生する様々な周波数の放射音を低減する
ことができ、放熱を妨げずかつ大型化することなく、低
騒音化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による密閉型電動圧縮機の実施例1の縦
断面図
【図2】本発明による密閉型電動圧縮機の実施例2の縦
断面図
【図3】本発明による密閉型電動圧縮機の実施例3の縦
断面図
【図4】本発明による密閉型電動圧縮機の実施例4の縦
断面図
【図5】本発明による密閉型電動圧縮機の実施例5の縦
断面図
【図6】本発明による密閉型電動圧縮機の実施例6の縦
断面図
【図7】本発明による密閉型電動圧縮機の実施例7の縦
断面図
【図8】従来の密閉型電動圧縮機の縦断面図
【符号の説明】
1 密閉型電動圧縮機 2,19,21,23 密閉容器 4 電動モーター 8 ピストン 9 クランクシャフト 14 圧縮要素 15,16,17,18,20,22,24 遮蔽板 16a,17a,18a 凹部 16b,17b,18b,20a,22a,24a 細
孔 19a,21a,23a 凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅岡 郁友 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 Fターム(参考) 3H003 AA02 AB03 AC03 BA01 CD01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動モーターとピストン,クランクシャ
    フト等により構成される圧縮要素とこれらの要素を収納
    する密閉容器とを備え、前記密閉容器の内側に、凹凸が
    複数個密集した遮蔽板を隙間を空けて設置した二重構造
    を特徴とする密閉型電動圧縮機。
  2. 【請求項2】 電動モーターとピストン,クランクシャ
    フト等により構成される圧縮要素とこれらの要素を収納
    する密閉容器とを備え、前記密閉容器の内側に、少なく
    とも1個以上の凹部を設け前記凹部の底に細孔を設けた
    遮蔽板を密着させて設置したことを特徴とする密閉型電
    動圧縮機。
  3. 【請求項3】 同等の大きさの凹部を複数個設け、前記
    凹部の底に細孔を設けた遮蔽板を前記密閉容器の内側に
    密着させて設置したことを特徴とする請求項2に記載の
    密閉型電動圧縮機。
  4. 【請求項4】 異なる大きさの凹部を複数個設け、前記
    凹部の底に細孔を設けた遮蔽板を前記密閉容器の内側に
    密着させて設置したことを特徴とする請求項2に記載の
    密閉型電動圧縮機。
  5. 【請求項5】 電動モーターとピストン,クランクシャ
    フト等により構成される圧縮要素とこれらの要素を収納
    する密閉容器とを備え、前記密閉容器には少なくとも1
    個以上の凸部を設け、前記密閉容器の内側の前記凸部と
    対向する位置に細孔を設けた遮蔽板を密着させて設置し
    たことを特徴とする密閉型電動圧縮機。
  6. 【請求項6】 前記密閉容器には同等の大きさの凸部を
    複数個設け、前記密閉容器内側の前記凸部と対向する位
    置に細孔を設けた遮蔽板を密着させて設置したことを特
    徴とする請求項5に記載の密閉型電動圧縮機。
  7. 【請求項7】 前記密閉容器には異なった大きさの凸部
    を複数個設け、前記密閉容器内側の前記凸部と対向する
    位置に細孔を設けた遮蔽板を密着させて設置したことを
    特徴とする請求項5に記載の密閉型電動圧縮機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100517459B1 (ko) * 2003-04-28 2005-09-29 삼성광주전자 주식회사 밀폐형 압축기
JP2014015162A (ja) * 2012-07-11 2014-01-30 Sakae Riken Kogyo Co Ltd 回転式アクチュエータ、および、これを用いた電動格納式ドアミラー
KR20180094708A (ko) * 2017-02-16 2018-08-24 삼성전자주식회사 압축기

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