JP2000130272A - エアクリーナ - Google Patents

エアクリーナ

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JP2000130272A
JP2000130272A JP10307276A JP30727698A JP2000130272A JP 2000130272 A JP2000130272 A JP 2000130272A JP 10307276 A JP10307276 A JP 10307276A JP 30727698 A JP30727698 A JP 30727698A JP 2000130272 A JP2000130272 A JP 2000130272A
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JP
Japan
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housing
opening
rib
seal surface
air cleaner
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JP10307276A
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English (en)
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Yasushi Narita
靖 成田
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Toyota Boshoku Corp
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Toyota Boshoku Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エレメントを着脱する際にエレメントのシー
ル部が摩耗したり変形するのを防止して、シール性を確
保できるエアクリーナを得る。 【解決手段】 エレメント22の着脱の際、ハウジング
12の底部36近郊ではエレメント22が下部スプリン
グ38によってハウジングシール面58方向に押圧され
る。この時、ハウジングシール面58にはリブ60aが
乗り上げるので、ハウジングシール面58にエレメント
22に取り付けられたガスケット56のエレメントシー
ル面68が接触するのを防止できる。このため、ガスケ
ット56が摩耗したり変形するのを防止できるので、エ
レメント22がハウジング12に装着された際のエレメ
ントシール面68とハウジングシール面58のシール性
が確保される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関などに用
いられるエアクリーナに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、図11のような内燃機関などに
用いられるエアクリーナ100ではハウジング102の
開口部104からエレメント106が着脱可能にされて
いる。
【0003】ここで、図12のように、エレメント10
6の濾過部108の周縁にはガスケット110(シール
部)が設けられ、ハウジング102の内部にはエレメン
ト106が装着された際にガスケット110のエレメン
トシール面118を密着させるハウジングシール面11
2が設けられている。
【0004】さらに、ハウジング102の開口部104
にはエレメント押圧用スプリング114を備えた蓋体1
16が設けられ、また、ハウジング102の内部であっ
て開口部104の対向面にもエレメント押圧用スプリン
グ116が設けられている。
【0005】そして、ハウジング102にエレメント1
06が装着された際に、エレメント押圧用スプリング1
14、116によってエレメント106が押圧され、ガ
スケット110のエレメントシール面118をハウジン
グシール面112に密着させてシール性が確保される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エアク
リーナ100ではエレメント106を着脱する際、エレ
メント106がエレメント押圧用スプリング116によ
って押圧されると、エレメントシール面118とハウジ
ングシール面112との間に摩擦を生じたりして、ガス
ケット110が磨耗したり変形することがある。
【0007】ここで、ガスケット110が磨耗したり変
形すると、ハウジング102にエレメント106が装着
された際、エレメントシール面118とハウジングシー
ル面112が密着せず、シール性が確保できないことに
なる。
【0008】本発明は上記事実を考慮し、エレメントを
着脱する際にエレメントのシール部が摩耗したり変形す
るのを防止して、シール性を確保できるエアクリーナを
得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、エアを濾過する濾過部と前記濾過部の周縁に設けら
れたシール部とを有するエレメントと、前記エレメント
を着脱するための開口部と前記開口部を開閉する蓋体と
前記エレメントが装着された際に前記シール部が密着す
るシール面の方向に前記エレメントを押圧する弾性部材
とを有するハウジングと、を備えたエアクリーナにおい
て、前記シール部の外周の少なくとも前記開口部に対向
する側に、前記エレメントのエレメントシール面より突
出するリブを設けると共に、前記ハウジングのハウジン
グシール面に、前記ハウジングシール面より窪み前記エ
レメントが前記ハウジングに装着された際に前記リブを
収容する凹部を設けた、ことを特徴としている。
【0010】ここで、この種のエアクリーナでは、一般
的にハウジング内に装着されるエレメントをこのハウジ
ングの開口部からエレメントを着脱する際、エレメント
は弾性部材によってハウジングシール面方向に押圧され
るため、エレメントシール面がハウジングシール面に直
接接触し易くなる。特に、ハウジングの開口部に対向す
る側において、エレメントシール面がハウジングシール
面に直接接触し易い。
【0011】これに対し、請求項1に記載の発明によれ
ば、エレメントのシール部の外周の少なくとも開口部に
対向する側にエレメントシール面より突出してリブが設
けられているので、エレメントを着脱する際には、リブ
がハウジングシール面に乗り上げ、エレメントシール面
はハウジングシール面に接触することがない。エレメン
トが装着された状態では、リブはハウジングシール面に
設けられた凹部に収容され、エレメントシール面はハウ
ジングシール面に密着する。
【0012】このように、エレメントを着脱する際に
は、エレメントシール面とハウジングシール面の間に摩
擦が生じず、エレメントのシール部が摩耗したり変形す
るのを防止でき、これにより、ハウジングにエレメント
が装着された際のハウジングシール面とエレメントシー
ル面の間のシール性を確保することができる。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のエアクリーナにおいて、前記リブ又は前記凹部の少な
くとも一方の前記開口部側の壁面を、前記開口部に対向
する側に向かいかつ前記エレメントシール面から前記ハ
ウジングシール面に向かう方向へ傾斜させて形成したこ
とを特徴としている。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、リブ又は
凹部の少なくとも一方の開口部側の壁面を傾斜させて形
成しているので、エレメントを着脱する際、リブが壁面
の傾斜に案内されるため、リブの凹部への収容あるいは
リブの凹部からの抜き出しをスムーズにすることがで
き、このため、エレメントの着脱作業を容易にすること
ができる。
【0015】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載のエアクリーナにおいて、前記リブ及び前
記凹部が前記開口部の側にも設けられたことを特徴とし
ている。
【0016】請求項3に記載の発明によれば、リブ及び
凹部をハウジングの開口部の側にも設けたので、エレメ
ントをハウジングに装着する際にエレメントの天地方向
を確認するのが不要となり、作業性を向上させることが
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】図2に、本発明の実施の形態に係
るエアクリーナ10の断面図を示し、図3はエアクリー
ナ10の平面図を示す。
【0018】図2のように、エアクリーナ10のハウジ
ング12は、中空のキャップ16とケース18で構成さ
れ、溶着面14で一体化されている。
【0019】ケース18の上壁には、略矩形状の開口部
20が設けられ、エレメント22の着脱が行われる。な
お、開口部20は、エレメント22の着脱ができるよう
な大きさとされている。
【0020】図2及び図3のように、キャップ16の上
壁であって開口部20の近傍には、ヒンジ機構24を介
して蓋体26が回動自在に枢着され、開口部20の開閉
を行う。なお、ヒンジ機構24はキャップ16の上壁に
2箇所設けられている。
【0021】蓋体26は長方形の板状であり、また、蓋
体26のヒンジ機構24と反対側には、係合部材28が
設けられ、ケース18の上部に固定されたクランプ30
の屈曲部が係合部材28に係合することにより、蓋体2
6が固定される。
【0022】蓋体26のハウジング12内側の面には、
補強板54が設けられており、補強板54はエレメント
22をハウジング12に装着した際、エレメント22に
当接するようにされている。
【0023】これにより、エレメント22をハウジング
12に挿入した際、その挿入具合が不完全であっても、
蓋体26を閉じることによって、補強板54がエレメン
ト22を押し込み、エレメント22の装着を完全にする
ことができる。
【0024】図8は、図2のA線に沿った横断面をケー
ス18側から見た図を示す。
【0025】図2及び図8のように、蓋体26のハウジ
ング12内部側には、弾性部材としてのエレメント22
押圧用の上部スプリング32が複数(本実施の形態では
3つ)取り付けられ、上部スプリング32は蓋体26が
閉じられた際にエレメント22をキャップ16側に押圧
する。
【0026】上部スプリング32は、屈曲した板バネで
形成され、その一端は蓋体26のハウジング12内部側
に形成された把持穴34に嵌入、固定される。また、上
部スプリング32の固定されていない他端の屈曲部で、
エレメント22をキャップ16側の方向に付勢、押圧す
る。
【0027】ケース18の底面36には、エレメント2
2押圧用の下部スプリング38が複数(本実施の形態で
は3つ)取り付けられ、下部スプリング38はエレメン
ト22をキャップ16側に押圧する。
【0028】下部スプリング38は、屈曲した板バネで
形成され、その一端はケース18の底面36に形成され
た把持穴40に嵌入、固定される。また、下部スプリン
グ38の固定されていない他端の屈曲部で、エレメント
22をキャップ16側の方向に付勢、押圧する。
【0029】なお、本実施の形態では、図8のように、
エレメント22を押圧する上部スプリング32、及び下
部スプリング38は、エレメント22の両端及び中央の
3箇所にそれぞれ突設されている。
【0030】図4にエレメント22のダスティサイド
(ケース18側)からの斜視図を示し、図5にエレメン
ト22の平面図を示す。
【0031】図4、及び図5のように、エレメント22
は略直方体の形状を有し、襞状に折り畳まれた濾材42
とこの濾材42を支持する端板44を含んで構成され
る。なお、濾材42は濾過機能を持つ不織布で成形され
ている。
【0032】端板44は、濾材42の襞山を横切る方向
にかつ襞山の高さ方向全域に設けられるとともに濾材4
2が空気圧などによって変形することを防止するための
補強部44aと、濾材42を取り巻くように設けられる
外枠部44bと、外枠部44bのクリーンサイド側(キ
ャップ16側)の頂面である外枠面44c(図5参照)
と、外枠部44bの頂部から周方向外側に延出している
フランジ44dより構成されている。なお、端板44は
樹脂製である。
【0033】図8のように、補強部44a、及び外枠部
44bは上部スプリング32、及び下部スプリング38
に対応して設けられ、ハウジング12にエレメント22
を装着した際に上部スプリング32、及び下部スプリン
グ38が補強部44a、及び外枠部44bに当接してエ
レメント22をキャップ16側に押圧する。
【0034】図9は蓋体26を取り外した状態のハウジ
ング12の平面図を示し、図10はエレメント22を取
り外した状態のハウジング12の断面図を示す。
【0035】図8乃至図10のように、ケース18の側
壁46、48には、その一部がケース18の内側に向か
って膨出し、エレメント22の装着方向とほぼ直行する
方向に延びるエレメント装着ガイド50が形成されてい
る。
【0036】なお、本実施の形態では、エレメント装着
ガイド50が側壁46には2本、側壁48には1本形成
されているが、ケース18の側壁46、48に適宜の位
置及び数だけ設けられればよい。
【0037】エレメント装着ガイド50は、エレメント
22をハウジング12に挿入する際にエレメント22の
外枠部44bに当接させる。これにより、エレメント装
着ガイド50は、ケース18内部にエレメント22を装
着するための経路を画定する。
【0038】図9及び図10のように、ケース18の側
壁46、48には、ケース18側からキャップ16方向
に延びる三角形状の補強リブ52が複数設けられている
(本実施の形態では側壁46、48にそれぞれ4つず
つ)。この補強リブ52により、エレメント22を装着
するスペースのケース18側は、キャップ16側よりも
横幅が狭くなっている。
【0039】一方、図5のように、エレメント22の横
幅はダスティサイド(ケース18側)がクリーンサイド
(キャップ16側)より狭くなっている。
【0040】したがって、ダスティサイドとクリーンサ
イドを逆にしてエレメント22をハウジング12に挿入
しようしとしても、エレメント22のフランジ44dが
補強リブ52に干渉して挿入できないようになってい
る。このため、補強リブ52は、エレメント22を装着
するためのスペースの断面形状を台形状にするように規
制するものであり、ダスティサイドとクリーンサイドを
逆にしてエレメント22を挿入するのを防止する役割が
ある。
【0041】図6に、エレメント22のクリーンサイド
からの斜視図を示す。
【0042】図6のように、エレメント22の環状の外
枠面44cには全周にわたってシール部としての凸状の
ガスケット56が取り付けられている。ガスケット56
の頂面に位置するエレメントシール面68は、ハウジン
グ12にエレメント22を装着した際に、後述のハウジ
ング12のキャップ16に設けられたハウジングシール
面58(図7参照)に密着しシールする。
【0043】なお、ガスケット56にはシール機能を有
する不織布が使用され、弾性を有している。
【0044】ガスケット56の外周であって外枠面44
cのハウジング12底部36側の全面には、エレメント
シール面68よりも高く突出した樹脂製のリブ60aが
設けられている。リブ60aのハウジング12開口部2
0側の壁面は、開口部20から底部36に向かいかつケ
ース18側からキャップ16側に向かう方向へ傾斜させ
て形成され、リブ60aの先端は細くされている。
【0045】図1のように、リブ60aは、エレメント
22が着脱される際に、後述のハウジング12のハウジ
ングシール面58に乗り上げ、ガスケット56が摩耗し
たり変形するのを防止する。
【0046】リブ60aは、エレメント22をハウジン
グ12に装着した際に、後述のハウジング12のキャッ
プ16に設けられた凹部62aに収容される。
【0047】なお、図6のように、ガスケット56の外
周であって外枠面44cのハウジング12開口部20側
の全面にも、ハウジング12底部36側の全面に設けら
れたリブ60aと同様の形状のリブ60bが設けられて
いる。
【0048】図7はハウジング12をキャップ16とケ
ース18の溶着面14で分断し、キャップ16をケース
18の方向から見た図である。
【0049】図7のように、ハウジング12の溶着面1
4におけるキャップ16の断面は略矩形である。
【0050】溶着面14のハウジング12開口部20側
の内周には、エレメント22をハウジング12に装着し
た際エレメント22に設けられたリブ60bを収容する
凹部62bが設けられている。一方、溶着面14のハウ
ジング12底部36側の内周には、エレメント22をハ
ウジング12に装着した際エレメント22に設けられた
リブ60aを収容する凹部62aが設けられている。
【0051】図10のように、ハウジング12底部36
側に設けられた凹部62aの開口部20側の壁面は、開
口部20から底部36に向かいかつケース18側からキ
ャップ16側に向かう方向へ傾斜させて成形され、凹部
62aの開口は広がっている。
【0052】また、ハウジング12開口部20側に設け
られた凹部62bの底部36側の壁面は、底部36から
開口部20に向かいかつケース18側からキャップ16
側に向かう方向へ傾斜させて成形され、凹部62bの開
口は広がっている。
【0053】なお、凹部62の断面は、リブ60が隙間
なく収容できるような形状をしている。
【0054】図7のように、溶着面14の内周側であっ
て、凹部62a、及び凹部62bのさらに内周には、エ
レメント22に取り付けられたガスケット56のエレメ
ントシール面68に対応してハウジングシール面58が
設けられている。ハウジングシール面58には、エレメ
ント22をハウジング12に装着した際エレメント22
に取り付けられたガスケット56のエレメントシール面
68が密着し、シールする。
【0055】以下、本実施の形態におけるエレメント2
2のハウジング12への装着動作を説明する。
【0056】蓋体26を開いて、開口部20からエレメ
ント22をハウジング12の内部に挿入する。
【0057】このとき、エレメント22のクリーンサイ
ドをキャップ16側に向け、ダスティサイドをケース1
8側に向けて挿入する。
【0058】なお、エレメント22のクリーンサイドを
ケース18側に向け、ダスティサイドをキャップ16側
に向けて挿入しようとしても、補強リブ52がエレメン
ト22のフランジ44dに干渉するため、挿入できな
い。
【0059】また、エレメント22の外枠面44cに設
けられているリブ60aとリブ60bは同様の形状を有
し、かつ、ハウジング12内のハウジングシール面58
の外周に設けられた凹部62aと凹部62bも同様の形
状を有しているので、エレメント22をハウジング12
に挿入する際エレメント22の天地方向の確認が不要に
なり、作業性を向上させることができる。
【0060】エレメント22をハウジング12へ挿入す
る際には、エレメント挿入ガイド50にエレメント22
の端板44が当接しつつ、エレメント22はケース18
の底部36方向に進行する。
【0061】そして、エレメント22がハウジング12
に装着される直前には、ケース18の底部36近傍にお
いて、下部スプリング38によりエレメント22がキャ
ップ16方向に押圧されるとともに、エレメント22の
外枠面44cの底部36側に設けられたリブ60aがハ
ウジング12内部のハウジングシール面58に乗り上げ
て、エレメント22に取り付けられたガスケット56の
エレメントシール面68がハウジング12内部のハウジ
ングシール面58に接触するのを防止する。
【0062】その後、下部スプリング38によりエレメ
ント22がキャップ16方向に押圧されるとともに、エ
レメント22の外枠面44cの底部36側に設けられた
リブ60aがハウジング12の底部36側に設けられた
凹部62aに収容される。
【0063】ここで、ハウジング12の底部36側に設
けられたリブ60aの先端は細くなっており、かつ、ハ
ウジング12の底部36側に設けられた凹部62aの開
口は広がっているので、リブ60aは凹部62aにスム
ーズに収容でき、エレメント22の装着作業を容易にす
ることができる。
【0064】そして、エレメント22の外枠面44cの
開口部20側に設けられたリブ60bをハウジング12
内部の開口部20側に設けられた凹部62bに収容す
る。
【0065】その後、ハウジング12の蓋体26を閉
じ、クランプ30を係合部材28に係合させて、蓋体2
6を固定する。
【0066】この時、上部スプリング32、及び下部ス
プリング38によって、エレメント22をキャップ16
側に押圧し、エレメント22の外枠面44cに設けられ
たガスケット56のエレメントシール面68が、ハウジ
ング12内部のハウジングシール面58に密着する。
【0067】なお、エレメント22のハウジング12へ
の挿入が不完全であっても、ハウジング12の蓋体26
を閉じることによって、蓋体26に設けられた補強板5
4がエレメント22を押し込み、リブ60が凹部62に
収容されるので、エレメント22のハウジング12への
装着は完成する。
【0068】以上のように、ハウジング12にエレメン
ト22を挿入する際、ハウジングシール面58とエレメ
ントシール面68の間に摩擦が生じないので、ガスケッ
ト56が摩耗したり変形するのを防止できる。
【0069】このため、ハウジング12にエレメント2
2を装着した際に、エレメントシール面68とハウジン
グシール面58の間に隙間が発生するのを防止でき、エ
レメントシール面68とハウジングシール面58の間の
シール性を確保することができる。
【0070】また、上部スプリング32、及び下部スプ
リング38によりエレメント22はキャップ16方向に
押圧されるので、エレメント22はケース18側にずれ
ることはない。さらに、リブ60は凹部62に隙間なく
収容されているのでエレメント22は開口部20、又は
底部36の方向にずれることはない。
【0071】これにより、エアクリーナ10が振動して
も、エレメント22がハウジング12から位置ずれする
のを防止することができる。
【0072】以下、エレメント22のハウジング12か
らの離脱動作を説明する。
【0073】クランプ30を係合部材28から外し、ハ
ウジング12の蓋体26を開ける。
【0074】次に、エレメント22をケース18側に傾
けることにより、ハウジング12の開口部20側のリブ
60bを開口部20側の凹部62bから抜いた後に、エ
レメント22を開口部20から抜き出す。
【0075】この時、ハウジング12底部36側のリブ
60a、及び凹部62aの開口部20側の壁面は傾斜さ
せて形成されているので、リブ60aが壁面の傾斜に案
内されるためリブ60aを凹部62aからスムーズに抜
き出すことができ、エレメント22のハウジング12か
らの離脱作業が容易となる。
【0076】また、リブ60aが凹部62aから抜き出
された直後には、ケース18の底部36近傍において、
下部スプリング38によりエレメント22がキャップ1
6方向に押圧されるとともに、エレメント22の外枠面
44cの底部36側に設けられたリブ60aがハウジン
グ12内部のハウジングシール面58に乗り上げる。
【0077】このため、エレメント22をハウジング1
2から離脱する際に、エレメント22の外枠面44cに
取り付けられたガスケット56のエレメントシール面6
8がハウジング12内部のハウジングシール面58に接
触してハウジングシール面58とエレメントシール面6
8の間に摩擦が発生するのを防止するので、ガスケット
56が摩耗したり変形するのを防止できる。
【0078】なお、本実施の形態では、リブ60、及び
凹部62の壁面を傾斜させているが、リブ60と凹部6
2のいずれか一方の壁面を傾斜させていれば、エレメン
ト22をスムーズに着脱することができる。
【0079】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、エレメ
ントを着脱する際には、エレメントシール面とハウジン
グシール面の間に摩擦が生じず、エレメントのシール部
が摩耗したり変形するのを防止でき、これにより、ハウ
ジングにエレメントが装着された際のハウジングシール
面とエレメントシール面の間のシール性を確保すること
ができる。
【0080】請求項2に記載の発明によれば、リブ又は
凹部の少なくとも一方の開口部側の壁面を傾斜させて形
成しているので、エレメントを着脱する際、リブが壁面
の傾斜に案内されるため、リブの凹部への収容あるいは
リブの凹部からの抜き出しをスムーズにすることがで
き、このため、エレメントの着脱作業を容易にすること
ができる。
【0081】請求項3に記載の発明によれば、リブ及び
凹部をハウジングの開口部の側にも設けたので、エレメ
ントをハウジングに装着する際にエレメントの天地方向
を確認するのが不要となり、作業性を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るエアクリーナのハウ
ジングにエレメントを装着する際の断面図である。
【図2】エアクリーナの断面図である。
【図3】エアクリーナの平面図である。
【図4】エアクリーナのエレメントのダスティサイドか
らの斜視図である。
【図5】エレメントの平面図である。
【図6】エレメントのクリーンサイドからの斜視図であ
る。
【図7】ハウジングのキャップの正面図である。
【図8】図2のA線に沿う断面図である。
【図9】ハウジングから蓋体を取り外した状態の平面図
である。
【図10】エレメントを離脱した状態のハウジングの断
面図である。
【図11】従来のエアクリーナの断面図である。
【図12】従来のエアクリーナのエレメントの断面図で
ある。
【符号の説明】
10 エアクリーナ 12 ハウジング 20 開口部 22 エレメント 26 蓋体 32 上部スプリング(弾性部材) 38 下部スプリング(弾性部材) 42 濾材(濾過部) 56 ガスケット(シール部) 58 ハウジングシール面 60 リブ 62 凹部 68 エレメントシール面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアを濾過する濾過部と前記濾過部の周
    縁に設けられたシール部とを有するエレメントと、 前記エレメントを着脱するための開口部と前記開口部を
    開閉する蓋体と前記エレメントが装着された際に前記シ
    ール部が密着するシール面の方向に前記エレメントを押
    圧する弾性部材とを有するハウジングと、 を備えたエアクリーナにおいて、 前記シール部の外周の少なくとも前記開口部に対向する
    側に、前記エレメントのエレメントシール面より突出す
    るリブを設けると共に、 前記ハウジングのハウジングシール面に、前記ハウジン
    グシール面より窪み前記エレメントが前記ハウジングに
    装着された際に前記リブを収容する凹部を設けた、 ことを特徴とするエアクリーナ。
  2. 【請求項2】 前記リブ又は前記凹部の少なくとも一方
    の前記開口部側の壁面を、前記開口部に対向する側に向
    かいかつ前記エレメントシール面から前記ハウジングシ
    ール面に向かう方向へ傾斜させて形成したことを特徴と
    する請求項1記載のエアクリーナ。
  3. 【請求項3】 前記リブ及び前記凹部が前記開口部の側
    にも設けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2
    記載のエアクリーナ。
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