JP2000130177A - 発電・電動機を備えたターボチャージャ - Google Patents

発電・電動機を備えたターボチャージャ

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JP2000130177A JP10304531A JP30453198A JP2000130177A JP 2000130177 A JP2000130177 A JP 2000130177A JP 10304531 A JP10304531 A JP 10304531A JP 30453198 A JP30453198 A JP 30453198A JP 2000130177 A JP2000130177 A JP 2000130177A
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C27/00Elastic or yielding bearings or bearing supports, for exclusively rotary movement
    • F16C27/04Ball or roller bearings, e.g. with resilient rolling bodies
    • F16C27/045Ball or roller bearings, e.g. with resilient rolling bodies with a fluid film, e.g. squeeze film damping

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は,タービンで高速回転されるシャフ
トを軸支する軸受を,ハウジングに対してラジアル方向
及びスラスト方向にダンパリングによって安定支持する
ことを可能にする発電・電動機を備えたターボチャージ
ャを提供する。 【構成】 発電・電動機を備えたターボチャージャのタ
ービンによって高速駆動されるシャフト4はアンギュラ
玉軸受10及びダンパリング30によって回転自在に支
持される。ダンパリング30の端面40とサイドプレー
ト49の端面48との間に形成される軸方向隙間52に
は,径方向隙間51からの第1油路36から分岐した第
2油路39を通じて潤滑油が供給される。アンギュラ玉
軸受10は,センタハウジング14に対して,スラスト
方向においても,軸方向隙間52に形成されるオイルフ
ィルムの制振作用によって,安定して支持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,吸気を過給する
と共に,排ガスエネルギーを電気エネルギー変換してエ
ネルギーを回収する発電・電動機を備えたターボチャー
ジャに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に,ターボチャージャを備えたエン
ジンでは,排ガスエネルギーで駆動されるタービン,該
タービンを取り付けたシャフト,及び該シャフトに取り
付けたコンプレッサを有するターボチャージャを設けた
ものがある。また,エンジンに設けたターボチャージャ
には,排ガスエネルギーで駆動されるタービン,該ター
ビンを取り付けたシャフト,該シャフトに取り付けたコ
ンプレッサ及び前記シャフト上に設けた発電・電動機か
ら成るエネルギー回収装置が提案されている。また,タ
ーボチャージャを備えた断熱エンジンでは,排気系に発
電・電動機を持つターボチャージャを配置すると共に,
該ターボチャージャの後流に発電タービンを設けたエネ
ルギー回収装置を配置したものが提案されている。
【0003】図3は,従来の通常のターボチャージャを
示す断面図である。ターボチャージャは,エンジンの高
速回転時や高負荷運転時における出力の向上を目的とし
て,エンジンの排気ガスで駆動されるターボチャージャ
で過給を行うものである。図3に示すターボチャージャ
60において,ターボチャージャ60のボディは,ター
ビン2を収容するタービンハウジング12,コンプレッ
サ3を収容するコンプレッサハウジング13,及びター
ビンハウジング12とコンプレッサハウジング13との
間にあって両ハウジング12,13を連結するセンタハ
ウジング61から構成されている。ボディを貫通するシ
ャフト4は,センタハウジング61において軸受62,
62によって回転自在に支持されている。シャフト4に
は,タービン2側の端部においてタービンブレード7が
取り付けられ,コンプレッサ3側の端部においてコンプ
レッサブレード9が取り付けられている。
【0004】エンジンの排気管を通じてタービンスクロ
ール6に送られた排気ガスは,ターボチャージャ60の
タービン2に供給してタービンブレード7を回転する。
タービンブレード7の回転は,シャフト4を介してコン
プレッサ3に伝達され,コンプレッサ3において,コン
プレッサブレード9を回転して過給,即ち,空気を圧縮
してエンジンに供給する。
【0005】シャフト4は,10〜20万rpmもの速
度で高速回転をするので,安定して回転するために軸の
支持構造に工夫が施されている。図4は,図3に示すタ
ーボチャージャ60の軸受構造の一部を拡大して示す断
面図である。センタハウジング61においてシャフト4
を軸支する軸受62,62は,シャフト4に固定された
内輪63,外輪64,及び内輪63と外輪64との間に
介装されたボール65から構成されたアンギュラ型の玉
軸受である。ボール65は,保持器66によって内輪6
3及び外輪64から脱落しないように保持されている。
【0006】軸受62,62の外輪64は,センタハウ
ジング61の貫通孔67に嵌入されているオイルフィル
ムダンパ68の貫通孔69の両端部内に圧入によって取
り付けられている。オイルフィルムダンパ68は,ター
ビン側とコンプレッサ側とで分割されていない一体型で
ある。また,軸受62,62は,外輪64,64間にお
いてばね受け71を介してコイルばね70が介装されて
おり,コイルばね70の予め決められた力によって互い
に離れる方向に付勢されている。
【0007】シャフト4の高速回転を可能にするため
に,軸受62,62とオイルフィルムダンパ68とには
潤滑油が供給される。潤滑油は,センタハウジング61
に形成されている給油路72を通じてオイルフィルムダ
ンパ68とセンタハウジング61の貫通孔67との間の
隙間73に供給されて,隙間73を満たし,更に軸受6
2,62を潤滑・冷却した後,オイルフィルムダンパ6
8とセンタハウジング61とに連続して形成された排油
路74を通じて排出される。オイルフィルムダンパ68
は,隙間73に供給された潤滑油が作るオイルフィルム
を介してセンターハウジング61に浮動状態に支持され
ている。かかるオイルフィルムの制振作用により,シャ
フト4の高速回転が可能となる。
【0008】軸受62,62はアンギュラ型の玉軸受で
あるので,タービン2及びコンプレッサ3に働くスラス
ト力は,軸受62,62,オイルフィルムダンパ68を
介してセンターハウジング61からタービンハウジング
12及びコンプレッサハウジング13に伝達される。こ
のようなオイルフィルムダンパによる軸受の支持構造の
一例が,実開昭61−134536号公報に示されてい
る。この公報に開示の軸受構造においては,スプリング
の付勢力以上のスラスト力がシャフトに生じると,両軸
受が互いに接近しないように,オイルフィルムダンパの
内周面には軸受ストッパ用の段差が形成されている。
【0009】車両のエンジンの排気ガスエネルギーによ
りタービンを駆動し,該タービンに接続した発電機によ
って電力を発電することで,排気ガスエネルギーを電気
エネルギーとして回収するものとしてターボチャージャ
ジェネレータがある。図5は,従来の発電・電動機を備
えたターボチャージャを示す断面図である。図5に示す
発電・電動機を備えたターボチャージャ80は,図3及
び図4に示すターボチャージャ60において,シャフト
4を延長し,センターハウジング61とコンプレッサハ
ウジング13との間に発電機82を組み込んだものに相
当する。図3に示すターボチャージャ60の各構成要素
及び部位と同等のものには,同じ符号を付すことで,重
複する詳細な説明を省略する。
【0010】発電・電動機を備えたターボチャージャ8
0の発電機82は,タービン2及びコンプレッサ3の間
において,センタハウジング61とコンプレッサハウジ
ング13とに対して両端で取り付けられた発電機ハウジ
ング81内に収容されている。発電機82は,排気エネ
ルギーにより駆動されるシャフト4に取り付けられてシ
ャフト4と共に回転する永久磁石から成る回転子83
と,回転子83の周囲において発電機ハウジング81に
取り付けられたコイルから成る固定子84とから成る。
発電機82は,排気ガスにより駆動されるタービン2の
出力の一部を電気エネルギーに変換し,この電力により
エンジンに直結したモータを駆動することで,排気ガス
エネルギー回収を実現している。なお,シャフト4は,
センタハウジング61に対して,フロート軸受85,8
5により回転自在に支持されており,コンプレッサ側の
フロート軸受85から突出するシャフト4に回転子83
が取り付けられている。
【0011】タービンで得られた駆動力で発電機を駆動
するターボチャージャの一例として特開平2−1181
5号公報に示されたものがある。排気ガス量が変化する
とタービン効率が広範囲に変化するので,このターボチ
ャージャは,回転軸の回転数に応じて,排気ガスを同軸
上に配設した大タービン又は小タービンに供給すること
により,タービン効率を高い状態に維持することを図っ
たものである。
【0012】また,発電・電動機を備えたターボチャー
ジャの別の例として,特開平2−298627号公報に
開示されているものがある。この発電・電動機を備えた
ターボチャージャは,センタハウジングに軸支されるシ
ャフトのタービンハウジングとは反対側に突出する部分
に発電機部を配置した型式のものである。
【0013】更に,発電・電動機を備えたターボチャー
ジャの別の例として,シャフトの外周に同一中心軸上に
且つシャフトとは独立して回転できる中空軸の外側シャ
フトを設け,この外側シャフトに発電機用タービンと発
電機の回転子とを設けたものがある(特開平6−288
242号公報)。この例では,コンプレッサを駆動する
ためのタービンと,発電機用タービンとは,排気ガス流
れに沿って直列に配置されている。また,ケーシングに
対する外側シャフト,及び外側シャフトに対するシャフ
トは,それぞれ軸受によって回転自在に支持されてい
る。シャフトは,ナットによってシャフトに取り付けら
れているスラスト軸受を介してセンタハウジングに対し
てスラスト方向にも回転自在に支持されている。更に,
外側シャフトは,センタハウジングにスラスト軸受を介
してスラスト方向にも回転自在に支持されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このような発電・電動
機を備えたターボチャージャを大型のエンジンで使用す
る場合,図5に示されているような軸受構造では,回転
子83が一対のフロート軸受85よりもコンプレッサ3
側に寄ると,フロート軸受85からコンプレッサ3側へ
延びるオーバーハング量が大きくなり,発電機ハウジン
グ81の軸方向長さが長くなる。また,回転子83は,
磁性材料で構成されており,大きな重量を持つ部品であ
る。そのため,シャフト4が回転すると,フロート軸受
85からコンプレッサ3側へ延びる部分に設けられてい
る回転子83は,コンプレッサ3と共に振れ回り等を起
こし易いので,高速回転が不可能になる。
【0015】したがって,回転子を取り付けたシャフト
を,回転子を軸方向に挟む両側においてハウジングに支
持して,シャフトと回転子とを安定して高速回転させる
ことを可能にすると共に,シャフトに発生するラジアル
力とスラスト力とを保持することを可能にする点で,解
決すべき課題がある。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は,エン
ジンからの排気ガスが有するエネルギーを電気エネルギ
ーに変換することで回収する発電・電動機を備えたター
ボチャージャにおいて,軸受をハウジングに支持するダ
ンパリングによって,シャフトに発生するラジアル力は
勿論のこと,スラスト力をも支持することを可能にする
発電・電動機を備えたターボチャージャを提供すること
である。
【0017】この発明は,ハウジング内に配設され且つ
排ガスエネルギーで駆動されるタービン,前記ハウジン
グ内に配設されたコンプレッサ,前記タービンと前記コ
ンプレッサとを連結するシャフト,及び前記シャフト上
に取り付けた発電・電動用の回転子と前記ハウジングに
取り付けられた固定子とを有する発電機,及び前記シャ
フトを回転自在に支持するため前記回転子の軸方向両側
の位置においてそれぞれ配置された軸受を具備し,前記
各軸受は,前記ハウジングに対して前記各軸受に対応し
て個別に設けられ且つ前記ハウジングとの間に形成され
る径方向隙間に制振用オイルフィルムを形成するダンパ
リングを介して支持されており,前記ダンパリングは,
前記ハウジングに設けられた規制部材によって軸方向移
動が規制されていると共に前記ハウジングとの間に配設
されたばね手段によって前記規制部材から離間する方向
に付勢されており,前記ダンパリングには,潤滑油を前
記軸受に供給するため前記径方向隙間から前記軸受に臨
む開口に潤滑油を導く第1油路と,前記ダンパリングの
リング端面と該リング端面に対向する前記規制部材の規
制端面との間に形成される軸方向隙間に潤滑油を導く第
2油路とが形成されていることから成る発電・電動機を
備えたターボチャージャに関する。
【0018】この発明による発電・電動機を備えたター
ボチャージャは,上記のように構成されており,次のよ
うに作用する。即ち,この発電・電動機を備えたターボ
チャージャにおいては,タービンとコンプレッサとを連
結するシャフトは,シャフトに取り付けられた回転子の
軸方向両側の位置においてそれぞれ配置された軸受によ
ってハウジングに回転自在に支持されている。即ち,重
量が大きな回転子は軸受間に配置される。また,各軸受
は,ハウジングに対して各軸受に対応して個別に設けら
れ且つハウジングとの間に形成される径方向隙間に制振
用オイルフィルムを形成するダンパリングを介して支持
されている。即ち,シャフトは,ダンパリングとハウジ
ングとの間に形成される径方向隙間に形成される制振用
オイルフィルムによって,ラジアル方向には安定して支
持される。更に,ダンパリングは,ハウジングに設けら
れた規制部材によって軸方向移動が規制されていると共
にハウジングとの間に配設されたばね手段によって規制
部材から離間する方向に付勢されており,ダンパリング
のリング端面とリング端面に対向する規制部材の規制端
面との間に形成される軸方向隙間には第2油路を通じて
潤滑油が導かれる。したがって,ばね手段によって開く
方向に形成される軸方向隙間には潤滑油が供給され,供
給された潤滑油によって,径方向隙間に形成される制振
用オイルフィルムと同様,ダンパリングとハウジングと
の間に制振用オイルフィルムが形成される。その結果,
シャフトが軸方向に変位しようとするときには,いずれ
か一方の軸受に関して軸方向隙間が狭くなり,シャフト
は,ハウジングに対してスラスト方向にも安定して支持
され,高速回転が可能となる。
【0019】また,この発電・電動機を備えたターボチ
ャージャにおいて,前記第2油路は前記第1油路から前
記シャフトの軸方向と平行な方向に分岐すると共に前記
リング端面に開口している。第1油路は,ダンパリング
の径方向にドリル加工のように穿孔して形成される。第
2油路は,リング端面からシャフトの軸方向と変更な方
向に第1油路と交差する位置までドリル加工によって穿
孔していくことにより形成され,その結果,ダンパリン
グにおける油路の形成が容易となる。
【0020】また,この発電・電動機を備えたターボチ
ャージャにおいて,前記軸受は,前記シャフトに圧入さ
れた内輪,前記ダンパリングに圧入された外輪,及び前
記内輪と前記外輪との間に配置されたボールを備えてい
る。軸受の外輪の固定子側とは反対側の端面がダンパリ
ングの圧入穴の底面に当接するまで,軸受をダンパリン
グに圧入すると,シャフトからのスラスト方向の力は,
軸受を介してダンパリングに的確に伝えられる。
【0021】この発電・電動機を備えたターボチャージ
ャにおいて,前記軸受はアンギュラ玉軸受である。アン
ギュラ玉軸受は,シャフトに作用するラジアル方向の力
のみならずスラスト方向の力もボールを介してダンパリ
ングに伝達する。ダンパリングがハウジングに対してラ
ジアル方向及びスラスト方向に制振作用をもって支持さ
れるので,結局,シャフトは,アンギュラ玉軸受とダン
パリングとを直列に介して,ハウジングに対してラジア
ル方向及びスラスト方向に支持される。
【0022】また,この発電・電動機を備えたターボチ
ャージャにおいて,前記回転子は永久磁石であり,前記
固定子はステータコイルである。永久磁石から成る回転
子は重量が大きくなるが,シャフトの両側の軸受で支持
され,且つラジアル方向は勿論のことスラスト方向にも
制振作用があるオイルフィルムを形成するダンパリング
によってに支持されるので,シャフトは高速回転をする
ことが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下,図面を参照して,この発明
による発電・電動機を備えたターボチャージャの一実施
例を説明する。図1はこの発明による発電・電動機を備
えたターボチャージャの一実施例を示す断面図であり,
図2は図1に示す発電・電動機を備えたターボチャージ
ャのシャフトを回転自在に軸支する軸受構造の一方を示
す拡大断面図である。
【0024】図1に示す発電・電動機を備えたターボチ
ャージャ1(以下,実施例の説明において「ターボチャ
ージャ1」と略す)は,エンジンの排気ガスエネルギー
によって駆動されるタービン2,該タービン2を取り付
けたシャフト4,及び該シャフト4に取り付けたコンプ
レッサ3を有している。また,ターボチャージャ1のハ
ウジングは,タービンハウジング12,コンプレッサハ
ウジング13,及びセンタハウジングから構成されてい
る。センタハウジングは,タービン側センタハウジング
14とコンプレッサ側センタハウジング15とから成
る。タービンハウジング12はタービン側センタハウジ
ング14に固定され,センタハウジング14内に発電機
5が配置されている。タービン側センタハウジング14
の他端部には,コンプレッサ側センタハウジング15が
固定され,該コンプレッサ側センタハウジング15に
は,コンプレッサハウジング13が固定されている。
【0025】中実軸であるシャフト4は,タービン側セ
ンタハウジング14とコンプレッサ側センタハウジング
15とに対して,それぞれアンギュラ玉軸受10,11
によって回転自在に支持されている。シャフト4には,
永久磁石から成る発電機5の回転子16が取り付けられ
ており,アンギュラ玉軸受10,11は,間に回転子1
6を配置させることができるように,互いに充分離間し
て配置されている。回転子16の外周に対応して,ター
ビン側センタハウジング14にはステータコイルから成
る固定子17が配置されている。固定子17は,コイル
が巻き付けられており,シャフト4の回転に伴って回転
子16である永久磁石の磁束変化に応じて起電力を発生
する。回転子16の周囲に嵌着された補強部材としての
カーボン繊維強化プラスチック製のスリーブ18は,高
速回転に伴って回転子16に生じる大きな遠心力によっ
て永久磁石がバーストするのを防止している。回転子1
6と固定子17とによって,発電機が構成されている。
ターボチャージャ1において,タービンハウジング12
内に排気タービンスクロール6を通じて排ガス流が導入
され,シャフト4の一端に固定されたタービンブレード
7を回転する。
【0026】アンギュラ玉軸受10,11によるシャフ
ト4の軸支持の詳細を,図2に基づいて説明する。アン
ギュラ玉軸受10は,シャフト4に圧入された内輪2
0,ダンパリング30に圧入された外輪21,内輪20
と外輪21との間に転動可能に組み込まれた転動体とし
てのボール22,及びボール22の軸受10からの脱落
を防止する保持器23から構成されている。この実施例
では,内輪20のみにカウンタボア24が形成されてい
る。
【0027】タービン側センタハウジング14には,内
周面46と端面47とによって規定される穴内に,サイ
ドプレート49が嵌入して取り付けられている。サイド
プレート49とシャフト4との間には,シールリング5
3が配置されており,後述する潤滑油のタービン2側へ
の漏れを防止するシール機能を有している。タービン側
センタハウジング14の内周面44内に,サイドプレー
ト49に当接するまでダンパリング30が嵌入されて取
り付けられている。ダンパリング30は,固定子17側
に向かう側において,筒状内面31と,筒状内面31に
接続する環状の段差面32とが形成されている。軸受1
0の外輪21は,筒状内面31に段差面32に当接する
までダンパリング30に圧入されている。ダンパリング
30は,アンギュラ玉軸受11側にも配設されている
が,同様の構造のものであるので,詳細な説明を省略す
る。
【0028】ダンパリング30の外周面34には環状溝
33が形成されており,Oリング50が環状溝33内に
配設されている。Oリング50は,タービン側センタハ
ウジング14の内周面44に当接して,ダンパリング3
0の外周面34とタービン側センタハウジング14の内
周面44との間をシールしている。
【0029】ダンパリング30の外周面34には,環状
溝33から離間した位置に浅いオイル入口35が形成さ
れており,オイル入口35からダンパリング30を径方
向に穿設して比較的大径のオイル通路36aが形成され
ている。オイル通路36aの底部からは斜め方向に軸受
10の方向に延びる比較的小径の斜めオイル通路36b
が形成されている。オイル通路36aと斜めオイル通路
36bとは,この発明によるターボチャージャ1におけ
る第1油路36を構成している。タービン側センタハウ
ジング14に形成されているオイル供給路45からの潤
滑油は,ダンパリング30の外周面34とタービン側セ
ンタハウジング14の内周面44との間に形成される狭
い径方向隙間51に供給される。径方向隙間51は,固
定子17側に配設されているOリング50によってシー
ルされているので,径方向隙間51内の潤滑油は直接に
固定子17側に漏れることはない。
【0030】オイル供給路45からの潤滑油は,また,
第1油路36を通じて,斜めオイル通路36bの開口で
ある噴出口38からアンギュラ玉軸受10に向かって噴
出され,アンギュラ玉軸受10を潤滑する。タービン2
は,排気ガスの流れによって駆動されるため,シャフト
4は高温となり,シャフト4に装着した回転子16であ
る永久磁石も高温となって減磁する場合がある。アンギ
ュラ玉軸受10に向かって噴出される潤滑油は,シャフ
ト4を冷却する働きもする。アンギュラ玉軸受10に向
かって噴出される潤滑油は,サイドプレート49のシー
ルリング53にも熱を伝達して,シャフト4の熱をセン
タハウジング14に逃がしている。これらの冷却性能を
向上させるため,タービン2の近傍のセンタハウジング
14に形成されている冷却通路55に冷却水が導入され
ている。
【0031】オイル通路36の途中からは,軸方向に延
び且つダンパリング30のサイドプレート49側の端面
40に形成されている開口41に至る第2油路39が分
岐している。第2油路は,必ずしも第1油路から分岐す
ることにより形成する必要はなく,径方向隙間51から
直接に形成してもよい。ダンパリング30の端面40
と,サイドプレート49の端面48との間に形成される
軸方向隙間52には,端面保持用のオイルフィルムが形
成される。サイドプレート49は,端面48において,
ダンパリング30の反固定子17側への移動を規制する
規制部材としての働きをしている。
【0032】ダンパリング30のサイドプレート49側
には,筒状内面42とそれに続く段部43が形成されて
おり,サイドプレート49の端面48とダンパリング3
0の段部43との間には,ダンパリング30を固定子1
7側に向かって付勢するコイルばね54が配設されてい
る。したがって,両アンギュラ玉軸受10,11におい
ては,両側からコイルばね54,54によって,内方向
に互いに付勢されることになり,シャフト4にスラスト
力が作用しなければ,両軸受10,11のボール22,
22と内輪20,20のカウンタボア24との位置で定
まる中立位置に付勢されている。
【0033】固定子17は,固定子17を横切る磁束変
化と固定子17のコイルを流れる電流とによって発熱
し,その結果,固定子17の発電性能が低下して充分な
発電電力を取り出すことができない。そこで,固定子1
7が圧入によって取り付けられているセンタハウジング
14に,タービン2付近に設けられる冷却通路55から
連通路56を通じて固定子17の径方向外方に位置する
まで冷却通路57を延長し,冷却通路57に冷却水を流
すことにより,固定子17を冷却している。
【0034】ターボチャージャ1は,上記のように構成
されているので,次のように作動することができる。タ
ーボチャージャ1では,エンジン(図示せず)からの排
気ガスがタービンスクロール6からタービンハウジング
12へ導入されることによって,排気ガスはタービンブ
レード7に作用し,タービン2を駆動する。タービン2
が駆動することによってシャフト4を通じてコンプレッ
サ3を駆動し,コンプレッサ3のコップレッサブレード
9が回転することによって吸入空気がエンジンに過給さ
れる。シャフト4に取り付けた回転子16としての永久
磁石が回転し,発電機5で発電する状態になる。発電機
5は,エンジンの運転状態に応じて,消費或いは蓄電す
るに見合った量だけ発電するが,その電力を使用しない
場合には,回転子16は空転するだけである。
【0035】ダンパリング30は,アンギュラ玉軸受1
0側とアンギュラ玉軸受11側とで,それぞれ別々に用
意されて,センタハウジング14に取り付けられてい
る。ダンパリング30の外周面34とセンタハウジング
14の内周面44との間に形成される潤滑油の油膜(オ
イルフィルム)はフィルムダンパ作用を奏するので,シ
ャフト4の高速回転中にシャフト4に作用するスラスト
力が,コイルばね54による釣合い力を上回って,ダン
パリング30をタービン側センタハウジング14又はタ
ービン側センタハウジング14に取り付けられたサイド
プレート49に衝突させようとしても,軸方向隙間52
を満たしているオイルフィルムの緩衝・制振作用によっ
て,スラスト力に安定して対抗することができる。した
がって,シャフト4は,高速回転しているときでも,タ
ービン側センタハウジング14に対して安定して支持さ
れる。なお,上記の実施例では,回転子16及び固定子
17から成る交流機を発電機として説明したが,固定子
17に電流を供給して交流機を電動機として用い,エン
ジンの排気ガスが充分利用できない場合等,コンプレッ
サの駆動による過給を電動機で行うようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】この発明によるターボチャージャジェネ
レータは,上記のように構成されており,次のような効
果を有する。即ち,この発明による発電・電動機を備え
たターボチャージャは,上記のように構成されており,
次のように作用する。即ち,この発電・電動機を備えた
ターボチャージャにおいては,重量が大きな回転子は軸
受間に配置されており,シャフトは,ダンパリングとハ
ウジングとの間に形成される径方向隙間に形成される制
振用オイルフィルムによって,ラジアル方向に安定して
支持される。更に,ばね手段によって開く方向に形成さ
れる軸方向隙間には潤滑油が供給され,供給された潤滑
油によって,径方向隙間に形成される制振用オイルフィ
ルムと同様,ダンパリングとハウジングとの間に制振用
オイルフィルムが形成される。その結果,たとえ,回転
子が永久磁石のような重量があるものであっても,シャ
フトは,ハウジングに対してスラスト方向にも安定して
支持され,振れ回りを起こすことなく高速回転が可能と
なり,安定して発電機を駆動することができ,有効に排
気ガスエネルギーを電気エネルギーとして回収すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による発電・電動機を備えたターボチ
ャージャの一実施例を示す概略断面図である。
【図2】図1に示す発電・電動機を備えたターボチャー
ジャの軸受構造を示す拡大断面図である。
【図3】従来のターボチャージャを示す断面図である。
【図4】図3に示すターボチャージャの軸受構造の一部
を拡大して示す断面図である。
【図5】従来の別のターボチャージャを示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 発電・電動機を備えたターボチャージャ 2 タービン 3 コンプレッサ 4 シャフト 5 発電機 7 タービンブレード 10,11 アンギュラ玉軸受 12 タービンハウジング 13 コンプレッサハウジング 14 タービン側センタハウジング 15 コンプレッサ側センタハウジング 16 回転子 17 固定子 20 内輪 21 外輪 30 ダンパリング 34 外周面 36 第1油路 39 第2油路 44 内周面 45 オイル供給路 48 端面 49 サイドプレート 51 径方向隙間 52 軸方向隙間 54 コイルばね

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内に配設され且つ排ガスエネ
    ルギーで駆動されるタービン,前記ハウジング内に配設
    されたコンプレッサ,前記タービンと前記コンプレッサ
    とを連結するシャフト,及び前記シャフト上に取り付け
    た発電・電動用の回転子と前記ハウジングに取り付けら
    れた固定子とを有する発電機,及び前記シャフトを回転
    自在に支持するため前記回転子の軸方向両側の位置にお
    いてそれぞれ配置された軸受を具備し,前記各軸受は,
    前記ハウジングに対して前記各軸受に対応して個別に設
    けられ且つ前記ハウジングとの間に形成される径方向隙
    間に制振用オイルフィルムを形成するダンパリングを介
    して支持されており,前記ダンパリングは,前記ハウジ
    ングに設けられた規制部材によって軸方向移動が規制さ
    れていると共に前記ハウジングとの間に配設されたばね
    手段によって前記規制部材から離間する方向に付勢され
    ており,前記ダンパリングには,潤滑油を前記軸受に供
    給するため前記径方向隙間から前記軸受に臨む開口に潤
    滑油を導く第1油路と,前記ダンパリングのリング端面
    と該リング端面に対向する前記規制部材の規制端面との
    間に形成される軸方向隙間に潤滑油を導く第2油路とが
    形成されていることから成る発電・電動機を備えたター
    ボチャージャ。
  2. 【請求項2】 前記第2油路は前記第1油路から前記シ
    ャフトの軸方向と平行な方向に分岐すると共に前記リン
    グ端面に開口していることから成る請求項1に記載の発
    電・電動機を備えたターボチャージャ。
  3. 【請求項3】 前記軸受は,前記シャフトに圧入された
    内輪,前記ダンパリングに圧入された外輪,及び前記内
    輪と前記外輪との間に配置されたボールを備えているこ
    とから成る請求項1又は2に記載の発電・電動機を備え
    たターボチャージャ。
  4. 【請求項4】 前記軸受はアンギュラ玉軸受であること
    から成る請求項1〜3のいずれか1項に記載の発電・電
    動機を備えたターボチャージャ。
  5. 【請求項5】 前記回転子は永久磁石であり,前記固定
    子はステータコイルであることから成る請求項1〜4の
    いずれか1項に記載の発電・電動機を備えたターボチャ
    ージャ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7692347B2 (en) 2004-10-12 2010-04-06 Nissan Motor Co., Ltd. Vibration damping for a rotating shaft
JP2011517744A (ja) * 2008-03-28 2011-06-16 シンギャップ オートモーティブ エルエルシー ターボ発電機
US8292512B2 (en) * 2007-01-29 2012-10-23 Nsk Ltd. Ball bearing and supporting construction

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