JP2000127250A - 金型レス成形システム及び金型レス成形方法並びに 金型レス成形プログラムを記録した記憶媒体 - Google Patents

金型レス成形システム及び金型レス成形方法並びに 金型レス成形プログラムを記録した記憶媒体

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JP2000127250A
JP2000127250A JP10303098A JP30309898A JP2000127250A JP 2000127250 A JP2000127250 A JP 2000127250A JP 10303098 A JP10303098 A JP 10303098A JP 30309898 A JP30309898 A JP 30309898A JP 2000127250 A JP2000127250 A JP 2000127250A
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machining
supply
molding material
holding device
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Hiroshi Takeuchi
宏 竹内
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SHINKO SELLBICK KK
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    • B29C64/00Additive manufacturing, i.e. manufacturing of three-dimensional [3D] objects by additive deposition, additive agglomeration or additive layering, e.g. by 3D printing, stereolithography or selective laser sintering
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    • B29C69/00Combinations of shaping techniques not provided for in a single one of main groups B29C39/00 - B29C67/00, e.g. associations of moulding and joining techniques; Apparatus therefore
    • B29C69/001Combinations of shaping techniques not provided for in a single one of main groups B29C39/00 - B29C67/00, e.g. associations of moulding and joining techniques; Apparatus therefore a shaping technique combined with cutting, e.g. in parts or slices combined with rearranging and joining the cut parts

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Abstract

(57)【要約】 【課題】精度の高い成形品を得る。 【解決手段】非塊状の成形材料Sを供給する供給装置2
と、供給された成形材料Sを保持する保持装置3と、保
持装置3に保持され塊状となっている成形材料Sの形状
を変更する工作装置4と、各装置を制御する制御装置1
からなる。制御装置1は、金型レス成形プログラムに基
づき保持装置3を供給装置2部分まで移動させて成形材
料Sを供給した後、保持装置3を工作装置4に移動さ
せ、塊状となっている成形材料Sの形状を変更するステ
ップを繰返し実行して成型品を成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金型を使用せずに
成型品を成形する金型レス成形システムと金型レス成形
方法並びに金型レス成形プログラムを記録した記憶媒体
に係る技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、本出願人は、精密機械加工等によ
る金型製作のコストを消失させることを指向して、先に
金型レス成形技術を提案している(特願平7−3540
80号参照)。
【0003】この本出願人に係る先提案は、成形材料を
流動状態で供給し、固化して塊状になった成形材料を削
減による工作で成型品に仕上げるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の本出願人に係る
先提案では、流動状態で供給された成形材料が固化する
までに流動して位置ずれを生ずるため、NC制御等の精
密な工作機を使用して削減の工作を行っても、精度の高
い成型品を得ることが難しいということが判明した。
【0005】本発明は、このような問題点を考慮してな
されたもので、精度の高い成型品を得ることのできる金
型レス成形システム及び金型レス成形方法並びに金型レ
ス成形プログラムを記録した記憶媒体を提供することを
課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明に係る金型レス成形システムは、次のような
手段を採用する。
【0007】即ち、請求項1では、非塊状の成形材料を
供給する供給装置と、保持装置に保持され塊状となって
いる成形材料の形状を変更するための工具を備えた工作
装置と、供給された成形材料を保持するとともに、前記
供給装置及び前記工作装置の方向に移動自在な保持装置
と、前記各装置を移動制御して前記保持装置上への前記
成形材料の供給と、前記工作装置の工作とを交互に実行
させる制御装置と、とからなる。
【0008】この手段では、保持装置に対し、成形材料
を供給する供給装置と、塊状になった成形材料を材質特
性に合った工作で形状を変更する工作装置がそれぞれ移
動自在である。制御装置は、保持装置に対し供給装置と
工作装置を交互に移動させ、材料の供給と工具を用いた
工作を交互に実行する作業を繰返して成型品を成形す
る。
【0009】また、請求項2では、請求項1の金型レス
成形システムにおいて、前記保持装置に対し前記供給装
置と工作装置が移動自在なことを特徴とする。
【0010】この手段では、保持装置に対し供給装置と
工作装置が移動して材料の供給と工具を用いた工作を交
互に実行する作業を繰返して成型品を成形する。
【0011】本発明の金型レス成形方法は、請求項3記
載のように、非塊状の成形材料を保持装置上に供給する
供給工程と、前記保持装置に保持され塊状となっている
成形材料の形状を変更させる工作工程とを有し、前記供
給工程と工作工程とを繰返し実行させることにより成型
品を成形することを特徴とする。
【0012】本発明の方法によれば、成形材料の供給と
工作とが交互に実行されることにより、成型品が積層さ
れながら次第に形成されていく。
【0013】また、請求項4では、前記供給工程で成型
品の成形に必要な量の成形材料を一括供給した後、前記
工作工程で成形品の工作に必要な工具を備えた工作装置
に順次切り替えて工作することを特徴とする。
【0014】この手段では、成形材料が一括供給された
後に、工具を交換しながら成形材料の形状を変更させて
成型品を成形していく。
【0015】また、請求項5では、前記供給工程で成型
品の一部成形に必要な量の成形材料を供給する供給工程
と、前記工作工程で成形品の工作に必要な工具が設けら
れた工作装置を用いた工作工程を1サイクルとして、前
記材料供給毎に前記サイクルを繰返し実行することを特
徴とする。
【0016】この手段では、成形材料を一部づつ供給す
る毎に、工具を用いて成形材料の形状を変更させること
を繰り返して積層されながら成型品を成形していく。
【0017】本発明の金型レス成形プログラムを記録し
た記憶媒体は、請求項6記載のように、コンピュータに
よって金型を用いずとも成型品を成形するための成形プ
ログラムを記録した記憶媒体であって、該成形プログラ
ムは非塊状の成形材料を保持装置上に供給させる供給ス
テップと、前記保持装置に保持され塊状となっている成
形材料の形状を変更させる工作ステップとを繰返し実行
させることにより成型品を成形することを特徴とする。
【0018】本発明の金型レス成形プログラムを記録し
た記憶媒体を実行することにより、成形材料の供給と工
作とが交互に実行され、成型品が積層されながら次第に
形成されていく。
【0019】また、請求項7では、前記成形プログラム
は、前記供給ステップで成型品の成形に必要な量の成形
材料を一括供給させ、前記工作ステップで成形品の工作
に必要な工具を備えた工作装置に順次切り替えて工作さ
せることを特徴とする。
【0020】この成形プログラムを実行することによ
り、成形材料が一括供給された後に、工具を交換しなが
ら成形材料の形状を変更させて成型品を成形していく。
【0021】また、請求項8では、前記成形プログラム
は、前記前記供給ステップで成型品の一部成形に必要な
量の成形材料を供給させるステップと、前記工作ステッ
プで成形品の工作に必要な工具が設けられた工作装置を
用いた工作ステップを1サイクルとして、前記材料供給
毎に前記サイクルを繰返し実行させることを特徴とす
る。
【0022】この成形プログラムを実行することによ
り、成形材料を一部づつ供給する毎に、工具を用いて成
形材料の形状を変更させることを繰り返して積層されな
がら成型品を成形していく。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る金型レス成形
システムの実施の形態を図面に基づいて説明する。図1
〜図3は、本発明に係る金型レス成形システムの実施の
形態(1)を示すものである。
【0024】この実施の形態では、成形材料Sが溶融状
態で供給される合成樹脂成形に好適なものを示してあ
る。この実施の形態は、図1,図2に示すように、制御
装置(コントローラ)1、供給装置2、保持装置3、工
作装置4の各部で構成されている。
【0025】コントローラ1は、成型品Pの断層データ
をベースにした金型レス成形プログラム(CAMデー
タ)に基づいた制御を行うコンピュータからなる。CA
Mデータは、例えば、超音波、X線等により撮影した画
像を合成した断層データにより成型品Pのモデルデータ
を削成し、成形材料Sの供給、加工ステップ順等を合成
してプログラミングされる。そして、プログラミングさ
れたCAMデータは、所要の記憶媒体に記録され、適当
な読込み手段によりコントローラ1に入力される。この
コントローラ1は、供給装置2、保持装置3、工作装置
4をこのCAMデータに基づき動作制御する。
【0026】供給装置2は、合成樹脂材からなる成形材
料Sを溶融状態で供給する押出機、射出機からなる。こ
の供給装置2は、成形材料Sの供給端末となる1つの供
給端末機構21を備えている。
【0027】保持装置3は、供給装置2から供給された
成形材料Sを載せるテーブルからなる。この保持装置3
は、多数の小孔32が整列して穿孔された保持プレート
31を備えている。保持プレート31は、図3に詳細に
示すように、ある程度の粘性を有している合成樹脂材か
らなる成形材料Sの一部を小孔31から通過させるが、
大部分を小孔31から通過させないように構成され、成
形材料Sの流動方向を下方へ規制してテーブル上での成
形材料Sの位置ずれを防止する。小孔31は、保持プレ
ート31の放熱孔としても機能することができる。
【0028】工作装置4は、保持装置3に保持されてい
る塊状になった成形材料Sの形状を研削により変更する
研削機からなる。この工作装置4は、成形材料Sの形状
の変更手先となる工作端末機構41を備えている。工作
装置4は、各異なる刃物がそれぞれ設けられた工作端末
機構41を複数台(不図示)備えている。
【0029】この実施の形態によると、保持装置3の送
り機構(図示せず)を駆動して供給装置2の下方に保持
装置3を配置した後に、供給装置2から保持装置3に成
形材料Sを供給することになる。
【0030】供給装置2から保持装置3に溶融状態で供
給された成形材料Sは、保持装置3の保持プレート31
に載った状態で流動方向を規制されて自然冷却(小孔3
1による放熱をも含む。)され、塊状に固化することに
なる。従って、塊状に固化した成形材料Sの保持プレー
ト31上の位置は、供給装置2の供給端末機構21によ
ってターゲットにされた供給ポイントとの関係で位置ず
れを生じないことになる。
【0031】この後、保持装置3の送り機構(図示せ
ず)を駆動して工作装置4の下方に保持装置3を配置し
た後に、工作装置4で保持装置3に保持されている塊状
の成形材料Sの形状を変更することになる。
【0032】従って、供給装置2の供給端末機構21の
供給ポイントと位置ずれがない状態で成型品が成形され
るため、成型品Pの精度が高くなる。なお、成形材料P
の小孔31から通過した部分S’(図3参照)について
は、成型品Pの取り出しの際にカットすることになる。
【0033】保持装置3の変形例としては、図示しない
が小孔31に代えて保持プレート31の表面に凹凸又は
粗面を整列して突出させ、凹凸又は粗面に成形材料Sを
保持する構造とすることができ、この場合には成形材料
Sの位置ずれは阻止可能となる。
【0034】工作装置4の変形例としては、保持装置3
に保持されている塊状になった成形材料Sの形状を溶着
により変更する溶着機構とすることができる。この工作
装置4は、成形材料Sが例えば熱可塑性樹脂のときには
加熱し、金属のときには電気やガス等で加熱することで
溶着させる等して形状を変更する。
【0035】図4は、本発明に係る金型レス成形システ
ムの実施の形態(2)を示すものである。
【0036】この実施の形態では、成形材料Sが水で噴
射されて供給される場合に好適なものを示してある。こ
の実施の形態の供給装置2は、水を噴射する噴射ノズル
からなる。
【0037】この実施の形態の保持装置3は、平板な保
持プレート31に冷却機構33を接続した冷凍パン構造
になっている。この実施の形態の工作装置4は、前述の
実施の形態(1)と同様のものを採用している。
【0038】この実施の形態によると、基本的には前述
の実施の形態(1)と同様の作用、効果が奏される。た
だし、成形材料Sは、保持装置3の保持プレート31の
上で直ちに氷塊状に凍結して固定されることになる。
【0039】また、水からなる成形材料Sに短繊維等か
らなる補強材を混入して供給することも可能である。
【0040】なお、この実施の形態でも、保持装置3を
供給装置2、工作装置4の間で往復送りして、成型品を
一部づつ成形することが可能である。
【0041】この実施の形態によって得られた成型品P
は、凍結状態では成形形状を保持すことができるため用
途が限定されるものの、他の成型品を成形する成型品や
他の成形型を成形するための素型としての用途を選択す
ると、材料コスト、成形コスト等の製造コストが安価な
ことから極めて有効性がある。
【0042】冷却機構33については、冷凍パン構造の
ほかに、冷却効率を高めるために材料供給や材料加工に
対しても付加できる。また、成形材料Sとしてゾル状/
ゲル状物質を選択することができ、このゾル状/ゲル状
物質を冷結可能な雰囲気下で冷却(凍結を含む)する構
造を付加できる。さらに、気体を圧縮液化する雰囲気下
で冷却(圧縮液化を含む)し、固体塊の体積膨張率が維
持できる雰囲気下に維持する構造も付加でき、例えばド
ライアイスを好適に実施できる。
【0043】図5は、本発明に係る金型レス成形システ
ムの実施の形態(3)を示すものである。この実施の形
態では、他種類の成形材料Sの供給に好適なものを示し
てある。
【0044】この実施の形態の供給装置2は、それぞれ
異なる成形材料Sを供給する複数の供給端末機構21を
備えている。これ等の供給端末機構21は、単独の駆動
機構等を備えて切換機構22により1基が単独にまたは
2基以上が連係して成形材料Sを供給することができる
ようになっている。
【0045】この実施の形態の保持装置3は、前述の実
施の形態(2)と同様のものを採用している。ただし、
冷却機構32は、供給装置2から供給される各成形材料
Sの材質に対応して、加熱機構、乾燥機構、送風機構等
が適宜選択組み合わせされる。
【0046】この実施の形態の工作装置4は、供給装置
2から供給される異なる成形材料Sの形状を異なる工作
手段で変更する複数の工作端末機構41を備えている。
これ等の工作端末機構41は、単独の駆動機構等をそな
えて1基が単独にまたは2基以上が連係して成形材料S
を供給することができるようになっている。
【0047】この実施の形態によると、基本的には前述
の実施の形態(1),(2)と同様の作用、効果が奏さ
れる。ただし、供給装置2から複数の成形材料Sを同時
的(同時、交互、配合比変更等)に供給することができ
る。従って、複数の成形材料S(例えば、粉粒状の第1
の成形材料Sと、第1の成形材料Sを結合する結合剤の
第2の成形材料Sと。)について、保持装置3の保持プ
レート31上での混合により、直ちに塊状に固化等させ
て位置ずれを防止することもできる。保持装置3の冷却
機構32(加熱機構、乾燥機構、送風機構等)は、複数
の成形材料Sの固化の促進等に寄与する。また、複数か
らなる成形材料Sの形状を変更する工作装置4は、複数
の工作手段(例えば、切削刃による切削と、レーザによ
る切削面仕上げと。)を同時的に行なうことができる。
従って、材質の異なる複数の成形材料Sで成形される成
型品Pの精度低下が防止される。
【0048】なお、この実施の形態でも、保持装置3を
供給装置2、工作装置4の間で往復送りして成型品Pを
一部づつ成形することが可能である。
【0049】この実施の形態の変形例としては、供給装
置2の各供給端末機構21や工作装置4の工作端末機構
41をそれぞれ駆動部を兼用するようにし、切換機構2
2、送り機構42に代えて駆動部で切換制御するように
することもできる。
【0050】加熱機構については、成形材料Sの保持装
置3に加熱ヒータ構造等を付加することのほかに、加熱
効率を高めるために材料供給や材料加工に対しても付加
できる。
【0051】以上、図示した実施の形態の外に、保持装
置3をテーブル形以外の構成とすることもできる。
【0052】さらに、保持装置3に芯材を備えておき、
供給装置2から保持装置3の芯材の周囲に成形材料Sを
供給するようにすることも可能である。
【0053】次に、上記各実施形態で説明した金型レス
成形システムにおける成型品Pの成形ステップを説明す
る。ここで、供給装置2の供給端末機構21の軸(供給
軸)、および工作装置4の工作端末機構41の軸(工作
軸)は、それぞれ異なる位置にあり、保持装置3は保持
プレート31の加工軸をこれら供給軸と工作軸間で移動
する構成であるものとする。
【0054】図6は、金型レス成形プログラムに基づき
コントローラ1が実行する成形ステップを示すフローチ
ャートである。始めに、供給装置2は、供給端末機構2
1により保持装置3の保持プレート31の上に溶融状態
の成形材料Sを成形品Pに必要な量だけ一括して供給す
る。この状態で成形材料Sは、保持プレート3上におい
て供給軸に対応する位置(加工軸)上で塊状となる。次
に、保持装置3の保持プレート31を移動させて加工軸
を工作装置4の工作軸上に位置させ、工作端末機構41
を用いて工作(切削、研削、研磨等)する。
【0055】この後、次ステップの工作に必要な刃物を
有する工作端末機構41を備えた他の工作装置4が選択
され、この選択された工作装置の工作軸上に保持プレー
ト31の加工軸を移動させて工作する。上記工作は、予
めプログラミングされた手順で各工作装置4に切り替え
られ、その都度、各工作軸上に成形材料Sの供給軸が位
置するよう保持プレート31を移動させて行なう。
【0056】上記成形ステッピの説明では、保持装置3
の保持プレート31が移動する構成としたが、複数の工
作装置4がそれぞれ保持プレート31上に移動する構成
としてもよい。
【0057】次に、図7は、他の金型レス成形プログラ
ムによるコントローラ1が実行する成形ステップを示す
フローチャートである。この成形ステップでは、成形材
料Sを一括して供給するのではなく、所定の加工サイク
ル単位で供給する構成である。ここで、加工サイクル
は、加工に必要な刃物の種類が変更される機会を1サイ
クルとする。
【0058】始めに、供給装置2は、供給端末機構21
により保持装置3の保持プレート31の上に溶融状態の
成形材料Sを成形品Pの一部成形に必要な量だけ供給す
る。次に、保持装置3の保持プレート31を移動させて
加工軸を工作装置4の工作軸上に位置させ、所望する刃
物を有する工作端末機構41を用いて工作(切削、研
削、研磨等)する。以上で加工の1サイクルが終了す
る。
【0059】次に、再度、保持装置3の保持プレート3
1を移動させて加工軸を供給装置2の供給軸上に位置さ
せ、所要量の成形材料Sを供給する。この後、保持装置
3の保持プレート31を移動させて加工軸を工作装置4
の工作軸上に位置させ、所望する他の刃物が装着された
工作端末機構41を用いて工作する。
【0060】このように、工作に必要な刃物を取り替え
る単位を1サイクルとしてこのサイクル毎に、成形材料
Sを供給する構成としてもよい。この他、上記1サイク
ルは、刃物の交換に限らず、成形材料Sを所定量づつ供
給するサイクルとしたり、サイクル毎に異なる材質の成
形材料Sを供給する構成とする他、供給された成形材料
を硬化させるステップとすることができる。
【0061】また、上記各成形ステップにおいて、工作
端末機構41が刃物(工具)を着脱自在に構成すれば、
工作装置4の台数を削減でき、以降の工作で不要な刃物
を新たに必要な刃物に交換して再度この工作端末機構4
1を用いて工作できるようになる。さらに、保持装置3
の保持プレート31が固定設置され、供給装置2及び工
作装置4の送り機構を設けて、保持プレート31の加工
軸上に移動する構成としてもよい。
【0062】上記実施形態では、供給装置2の供給軸
と、工作装置4の工作軸が異なる軸として説明したが、
これら供給装置2と工作装置4を一体化して、供給軸と
工作軸を同一軸とした構成の場合には、一体化した装置
及び、保持装置3の保持プレート31のいずれも移動さ
せることなく、成型品Pを成形できるようになる。この
ように、一体化した場合において供給軸の軸心に対し工
作軸は所定量偏位自在(進退自在)に構成し、工作時に
のみ加工軸上に伸長して工作するようになっている。
【0063】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、保持装
置に対して供給装置から成形材料を供給させた後に、工
作装置で塊状の成形状態を工作し変更させることを繰返
し行う構成であるため、位置ずれを防止して精度の高い
成型品を得ることができる効果がある。また、本発明は
記憶媒体に記録された金型レス成形プログラムをコンピ
ュータで実行させることにより、各装置を動作制御して
上記成型品を成形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る金型レス成形システムの実施の形
態(1)を示す斜視図である。
【図2】図1の他の動作状態図である。
【図3】図1,図2の要部の拡大断面図である。
【図4】本発明に係る金型レス成形システムの実施の形
態(2)を示す斜視図である。
【図5】本発明に係る金型レス成形システムの実施の形
態(3)を示す斜視図である。
【図6】本発明による成型品の成形ステップ(1)を示
すフローチャートである。
【図7】本発明による成型品の成形ステップ(2)を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 制御装置 2 供給装置 21 供給端末機構 3 保持装置 31 保持プレート 33 冷却機構 4 工作装置 41 工作端末機構 S 成形材料 P 成型品

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非塊状の成形材料を供給する供給装置
    と、 保持装置に保持され塊状となっている成形材料の形状を
    変更するための工具を備えた工作装置と、 供給された成形材料を保持するとともに、前記供給装置
    及び前記工作装置の方向に移動自在な保持装置と、 前記各装置を移動制御して前記保持装置上への前記成形
    材料の供給と、前記工作装置の工作とを交互に実行させ
    る制御装置と、を備えたことを特徴とする金型レス成形
    システム。
  2. 【請求項2】 前記保持装置に対し前記供給装置と工作
    装置が移動自在なことを特徴とする請求項1記載の金型
    レス成形システム。
  3. 【請求項3】 非塊状の成形材料を保持装置上に供給す
    る供給工程と、 前記保持装置に保持され塊状となっている成形材料の形
    状を変更させる工作工程とを有し、 前記供給工程と工作工程とを繰返し実行させることによ
    り成型品を成形することを特徴とする金型レス成形方
    法。
  4. 【請求項4】 前記供給工程で成型品の成形に必要な量
    の成形材料を一括供給した後、 前記工作工程で成形品の工作に必要な工具を備えた工作
    装置に順次切り替えて工作することを特徴とする請求項
    3記載の金型レス成形方法。
  5. 【請求項5】 前記供給工程で成型品の一部成形に必要
    な量の成形材料を供給する供給工程と、 前記工作工程で成形品の工作に必要な工具が設けられた
    工作装置を用いた工作工程を1サイクルとして、 前記材料供給毎に前記サイクルを繰返し実行することを
    特徴とする請求項3記載の金型レス成形方法。
  6. 【請求項6】 コンピュータによって金型を用いずとも
    成型品を成形するための成形プログラムを記録した記憶
    媒体であって、 該成形プログラムは非塊状の成形材料を保持装置上に供
    給させる供給ステップと、 前記保持装置に保持され塊状となっている成形材料の形
    状を変更させる工作ステップとを繰返し実行させること
    により成型品を成形することを特徴とする金型レス成形
    プログラムを記録した記憶媒体。
  7. 【請求項7】 前記成形プログラムは、前記供給ステッ
    プで成型品の成形に必要な量の成形材料を一括供給さ
    せ、 前記工作ステップで成形品の工作に必要な工具を備えた
    工作装置に順次切り替えて工作させることを特徴とする
    請求項6記載の金型レス成形プログラムを記録した記憶
    媒体。
  8. 【請求項8】 前記成形プログラムは、前記前記供給ス
    テップで成型品の一部成形に必要な量の成形材料を供給
    させる手順と、 前記工作ステップで成形品の工作に必要な工具が設けら
    れた工作装置を用いた工作ステップを1サイクルとし
    て、 前記材料供給毎に前記サイクルを繰返し実行させること
    を特徴とする請求項6記載の金型レス成形プログラムを
    記録した記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019194026A (ja) * 2012-09-05 2019-11-07 アプレシア・ファーマスーティカルズ・カンパニー 3次元プリントシステムおよび装置アセンブリ
CN113696506A (zh) * 2021-08-04 2021-11-26 江苏极迈智能科技有限公司 一种半自动光固化3d打印机

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