JP2000126335A - パークゴルフ用の競技ボール - Google Patents

パークゴルフ用の競技ボール

Info

Publication number
JP2000126335A
JP2000126335A JP10322811A JP32281198A JP2000126335A JP 2000126335 A JP2000126335 A JP 2000126335A JP 10322811 A JP10322811 A JP 10322811A JP 32281198 A JP32281198 A JP 32281198A JP 2000126335 A JP2000126335 A JP 2000126335A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
pile material
ball body
pile
park golf
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10322811A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Yamamoto
山本  清
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
P & M Kk
Original Assignee
P & M Kk
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by P & M Kk filed Critical P & M Kk
Priority to JP10322811A priority Critical patent/JP2000126335A/ja
Publication of JP2000126335A publication Critical patent/JP2000126335A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋内等の人工芝においても正常な打感と転が
り速度のコントロール制御が可能なパークゴルフ用の競
技ボールを提供する。 【解決手段】 硬質プラスチックによって成形したボー
ル本体と、該ボール本体の外周前面を被覆する肉薄の樹
脂皮膜と、当該樹脂皮膜を介して立設された刺状の可撓
性パイル材とを備え、当該パイル材は、その最先端部に
水平方向への二次元平面的な広がりをもった微小突出部
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パークゴルフ用の競技
ボールの構造に関する。
【0002】
【技術の背景】パークゴルフは、もともと公園や河川等
の芝生でプレーするゴルフ類似の競技として提案され
た。基本ルールは、クラブによる競技ボールのパッティ
ング(打出し)によって当該ボールをターゲットホール
まで移動させてホールに入れることであるが、通常のゴ
ルフとは異なり、ボールを空中に飛翔させることなく地
面上を転がしてプレーする点に競技の特徴がある。この
ため使用するボールは、通常のゴルフボールよりも外径
の大きなものであって、比較的比重の高い硬質プラスチ
ック製のものを用いる。
【0003】パークゴルフは、力の弱い子どもや高齢者
も同一のルールで競技できること、複雑なルールを必要
としないこと等の理由から、その競技人口が漸次増加す
る傾向にある。このような事情に伴い、日常的な練習や
競技大会の施設として屋内施設の利用が増加しつつあ
る。屋内施設は雨天等、天候に左右されずプレーが出来
るからである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、パークゴル
フはもともと天然芝の上でのプレーを前提として考案さ
れた競技であるから、屋内におけるプレーにおいても天
然芝を用いたプレー実感と同じようなフィーリング(パ
ットタッチ)が望まれる。しかしながら屋内の競技施設
は一般に天然芝を常時保持管理することが難しいため、
いわゆる人工芝を敷設して代用する以外にない。
【0005】問題は、グランドに人工芝を用いた場合
に、競技ボールの転がり速度が不自然に(過剰に)速く
なる点にある。その理由は、天然芝と人工芝との可撓性
(柔軟性)の違いであり、とくに人工芝のパイル材は軽
量ボールの転がりを自然に抑止するほどの素直で柔軟な
可撓性を実現しがたい点にある。
【0006】そこで、かかる問題を解決するには、競技
ボールとして比重の高い硬質ゴムを使用することも考え
られる。硬質ゴムボールは、人工芝のパイル材に対して
一定の重量があり、しかもパークゴルフ用のクラブで打
ったときの反発力が屋外の芝生上で打ったときの感触に
近い感触を得られる可能性があるからである。しかしな
がら、硬質ゴム程度の重量ではボールの転がり速度を確
実かつ任意にコントロールすることが難しい。また硬質
ゴムを使用すると、ボールを打ったときの音や感触(打
感)に違和感が残るため、自然な感触を重視する本来の
プレー実感から云えばほど遠いというのが実情であり、
通常(予選や練習時等)は高スコアを得られるプレーヤ
ーも打感の違いにとまどって本来の実力を発揮しにくい
場合が少なくない。
【0007】そこで本発明の目的は、屋内等の人工芝に
おいても正常な打感と転がり速度のコントロール制御が
可能なパークゴルフ用の競技ボールを提供する点にあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るパークゴルフ用の競技ボールは、硬質
プラスチックによって成形したボール本体と、該ボール
本体の外周前面を被覆する肉薄の樹脂皮膜と、当該樹脂
皮膜を介して立設された刺状の可撓性パイル材とを備
え、当該パイル材は、その最先端部に水平方向への二次
元平面的な広がりをもった微小突出部を備える。
【0009】また可撓性パイル材は、基端から先端にか
けて少なくとも一以上の屈曲点を備える場合がある。
【0010】
【作用】本発明に係るパークゴルフ用の競技ボールは、
ボール本体を硬質プラスチックによって成形するので、
クラブによるパッティング時の打音、打感は、従来の天
然芝でのプレー感覚とほぼ同じであり、遜色のない感覚
を得る。カップインしたときの音も、通常の競技ボール
と遜色ない。
【0011】またクラブによるパッティングによってボ
ールは人工芝上を転がるが、本発明に係る競技ボール
は、その外周面に可撓性のパイル材を備え、先端に二次
元平面的な広がりをもった微小突出部を備えるので、ボ
ール表面のパイル材が人工芝を構成するパイルに食い込
みながら、しかもその先端の微小突出部が嵌入時と脱出
時に抵抗を呈しつつ転がる。従って、人工芝のパイル構
造に拘らず本発明に係る競技ボールは、人工芝を前提と
しつつ天然芝に近い転がり速度と停止距離を示してプレ
ーヤーのフィーリングに応えることが出来る。
【0012】パイル材は、ストレートでもいいが、側面
形状略く字状を呈する屈曲点を少なくとも一以上備える
ことが望ましい。屈曲点を設けると、パイル材が球面に
対して傾斜する部分をもつため、クラブでボールを打っ
たときに当該屈曲点が撓み収縮する。編曲点は、いわば
クッションとしての機能を果たし、打ったときにパイル
基端部にかかる力を軽減させ、劣化(とくに抜け落ち)
を防止する。
【0013】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を
説明する。図1は、本発明に係るパークゴルフ用ボール
の一例を示すものである。このボール10は、硬質プラ
スチックで成形したボール本体11と、その外表面を被
覆する肉薄の樹脂皮膜14と、この樹脂皮膜14に立設
された可撓性のパイル材15とを備えてなる。またパイ
ル材15の先端部には、図2に示すように、左右方向
(または/および前後)へ広がりをもった微小突出部1
7が形成される。
【0014】樹脂皮膜14の肉厚はとくに限定されない
が例えば0.5〜1.5mmとし、パイル材15の長さ
は例えば3〜5mm、外径寸法は例えば0.2〜1.5
mmとすることが好ましい。樹脂皮膜14とパイル材1
5とは、予め一体成形しておくとボール本体11への取
付が容易となる。パイル材15の立設は、例えば樹脂の
射出成形、静電植毛等、適宜手段をとり得る。また先端
部の微小突出部17の成形は、例えば加熱プレスによる
成形が容易である。
【0015】かかる構造によれば、内部のボール本体1
1は従来のパークゴルフ公式球と同じであるから、パー
クゴルフ専用クラブでボール10を叩いたときに、ボー
ル表面にパイル材15および樹脂皮膜14が介在してい
るとしても遜色の無い打感と打音を得ることが出来る。
プレー時のクラブヘッドの物理速度は、肉薄の樹脂被覆
14や可撓性のパイル材15には殆ど関わりなくボール
本体11に伝達されるからである。
【0016】またボールの転がり速度は、例えば図3に
示すようにグランド面となる人工芝20のパイル材21
とボール表面のパイル材15との接触→嵌入→離脱とい
う作用によって制御される。この場合、パイル材15の
長さ、先端部の微小突起部17の形状がボール10の転
がり速度を左右する。パイル材15が長いほど、また微
小突出部17の二次元平面的な広がりが大きいほどボー
ル10の転がり速度は遅くなる。一方、パイル材15が
長すぎると、パイル材15が抜け易くなったりボールの
取り扱いが不便になるため、パイル長は最大5mmを限
度とし、それ以上に長くならないよう設計することが望
ましい。最も望ましい寸法は、パイル長を約3mm、微
小突出部17の横幅をパイル外径に比して5〜10%を
中心として左右方向へ突出させる点にある。
【0017】かかる設定により、ボール10は天然芝を
転がるときと同じような自然な速度減速作用を受け、転
がりすぎるといった状況や不自然に短い距離で停まると
いったプレー上の不具合を解消できる。勿論、この設定
は床面に敷設する人工芝の構造(とくにパイル構造、パ
イル密度)との相関であり、一義的に設定することは困
難である。各種の実験の結果、本発明に係る競技ボール
は、とくにループ構造をもった人工芝において天然芝類
似の運動を呈した。
【0018】図4は、パイル材の他の実施例を示すもの
である。このパイル材35は、側面形状略く字状を呈す
る編曲点41,42を二箇所備える。従ってパイル材3
5は編曲点41,42を挟んで、ボール本体表面に対し
斜め方向の角度をとるので、これを外側(パイル先端
部)から打ったときには編曲点41,42が撓んで収縮
し、基端部47へ伝達される外力を吸収軽減する。この
結果としてパイル材35はストレート成形した場合より
も基端部の劣化が抑えられ、抜け落ちの確率が格段に軽
減する。細いパイル材35に対してクラブによる外力は
強く、基端部47の劣化に伴う抜け落ちがひどいと、ボ
ールが予想外の軌跡を描く虞れがあるが、このように基
端部の劣化を防止すれば長期に渡ってボールの品質を保
証することが可能となる。
【0019】尚、ボール表面を覆うパイル材の先端部は
球状に成形しても良い。構造的に角がない方が取り扱い
の安全性が高まるからである。但し、熱プレスによる成
形であっても端部の角はある程度の湾曲ラインを呈する
ので実際上の不都合は生じないといえる。また練習の繰
り返しによってボール表面のパイル材15が抜け落ちる
ことも想定されるが、全体的にほぼ均一にパイル密度が
低下するため、ボールが不自然なカーブ曲線を描いて転
がるといった問題は生じない。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るパーク
ゴルフ用の競技ボールによれば、屋内等の人工芝におい
ても正常な打感と転がり速度のコントロールが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る競技ボールの一例を示す断面概略
図である。
【図2】本発明に係るパイル材の形状例を示す断面概略
図である。
【図3】本発明に係る競技ボールと人工芝との接触例を
示す図である。
【図4】本発明に係るパイル材の他の実施例を示す図で
ある。
【符号の説明】
10 ボール 11 ボール本体 14 樹脂皮膜 15,35 パイル材 17 微小突出部 20 人工芝 21 人工芝のパイル材 41,42 屈曲点 47 基端部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】硬質プラスチックによって成形したボール
    本体と、 該ボール本体の外周前面を被覆する肉薄の樹脂皮膜と、 当該樹脂皮膜を介して立設された刺状の可撓性パイル材
    とを備え、 当該パイル材は、その最先端部に水平方向への二次元平
    面的な広がりをもった微小突出部を備えることを特徴と
    するパークゴルフ用の競技ボール。
  2. 【請求項2】前記可撓性パイル材は、側面形状略く字状
    を呈する屈曲点を少なくとも一以上備えることを特徴と
    する請求項1記載のパークゴルフ用の競技ボール。
JP10322811A 1998-10-27 1998-10-27 パークゴルフ用の競技ボール Pending JP2000126335A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10322811A JP2000126335A (ja) 1998-10-27 1998-10-27 パークゴルフ用の競技ボール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10322811A JP2000126335A (ja) 1998-10-27 1998-10-27 パークゴルフ用の競技ボール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000126335A true JP2000126335A (ja) 2000-05-09

Family

ID=18147889

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10322811A Pending JP2000126335A (ja) 1998-10-27 1998-10-27 パークゴルフ用の競技ボール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000126335A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006167007A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Bridgestone Sports Co Ltd 球技用ボール
JP2006167008A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Bridgestone Sports Co Ltd 球技用ボール
JP2010269199A (ja) * 2010-09-10 2010-12-02 Bridgestone Sports Co Ltd 球技用ボール
JP2011005291A (ja) * 2010-09-10 2011-01-13 Bridgestone Sports Co Ltd 球技用ボール
KR101321870B1 (ko) 2012-06-18 2013-10-28 주식회사 감성 퍼팅 연습용 자동 속도제어 골프공

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006167007A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Bridgestone Sports Co Ltd 球技用ボール
JP2006167008A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Bridgestone Sports Co Ltd 球技用ボール
JP4623276B2 (ja) * 2004-12-14 2011-02-02 ブリヂストンスポーツ株式会社 球技用ボール
JP4623277B2 (ja) * 2004-12-14 2011-02-02 ブリヂストンスポーツ株式会社 球技用ボール
JP2010269199A (ja) * 2010-09-10 2010-12-02 Bridgestone Sports Co Ltd 球技用ボール
JP2011005291A (ja) * 2010-09-10 2011-01-13 Bridgestone Sports Co Ltd 球技用ボール
KR101321870B1 (ko) 2012-06-18 2013-10-28 주식회사 감성 퍼팅 연습용 자동 속도제어 골프공

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4309038A (en) Throw toy
US7249767B1 (en) Portable rebounding ball game
US5480143A (en) Winged practice ball
US4026561A (en) Golf game apparatus
US20060217220A1 (en) Instructional baseball
US3729195A (en) Hollow ball including flexible tethering line
JP2000126335A (ja) パークゴルフ用の競技ボール
US4058313A (en) Golf game
US5752703A (en) Projectile-target game of skill
US20110065525A1 (en) Golf putters having centrally aligned hosels
US2862714A (en) Golf tee and practice device
US20030176228A1 (en) Multipurpose sports training aid and method of use
GB2199754A (en) Putting practice aid
JP3562722B2 (ja) 練習用ゴルフボール
US20240157211A1 (en) Magnetic Miniature Golf System and Apparatus
US20030060304A1 (en) Golf club toy
US20050070367A1 (en) Golf training device
US20210291026A1 (en) Racket golf
JP2546926Y2 (ja) ゴルフボール
US10525321B1 (en) Golf ring training device and method
JPH07303716A (ja) ゴルフクラブ
JP2606895Y2 (ja) アイアンゴルフクラブセット
JP3758956B2 (ja) ゲートボール用のボール被覆部材、および屋内プレイ用のボール
JP3100330U (ja) 簡易ベースボールゲーム用具
JP3159684U (ja) ゲーム用丸型チップ状ヘッドtクラブ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051012

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070830

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070904

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080108