JP2000126126A - 内視鏡ケーブルアッセンブリ洗浄消毒装置 - Google Patents
内視鏡ケーブルアッセンブリ洗浄消毒装置Info
- Publication number
- JP2000126126A JP2000126126A JP10340944A JP34094498A JP2000126126A JP 2000126126 A JP2000126126 A JP 2000126126A JP 10340944 A JP10340944 A JP 10340944A JP 34094498 A JP34094498 A JP 34094498A JP 2000126126 A JP2000126126 A JP 2000126126A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- cleaning
- suction
- endoscope
- strongly acidic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Endoscopes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】従来の自動内視鏡洗浄消毒方法の多くは、消毒
装置内にグルタールアルデハイド系の薬剤使用するた
め、この中に所定時間内視鏡を浸漬させた後に水道水に
より洗浄する工程であるが、洗浄後も内視鏡にグルター
ルアルデハイドの臭気が残留しており、完全に洗い流さ
れたとは考えにくい。本発明はこのような問題点を解決
する。 【解決手段】ボックス１に強アルカリ水、強酸性水、
水、Ｕ字管洗浄塩化ビニールパイプ３ａ，３ｂ，３ｃを
設け、Ｕ字管洗浄パイプ３ａ，３ｂ，３ｃの一方の上端
には、ケーブルアッセンブリ９の操作部９ａを係止する
とともに、強アルカリ水、強酸性水、水の貯溜部２ａ，
２ｂ，２ｃを形成し、前記貯溜部２ａ，２ｂ，２ｃには
強アルカリ水、強酸性水、水の水位を規制するオーバー
フロープレート４を設け、オーバーフロープレート４に
沿って形成されるオーバーフロー部７は排水パイプ５に
連通８しており、Ｕ字管洗浄パイプ３ａ，３ｂ，３ｃは
給水パイプ６ａ，６ｂ，６ｃに連通されている内視鏡ケ
ーブルアッセンブリの洗浄消毒装置。
装置内にグルタールアルデハイド系の薬剤使用するた
め、この中に所定時間内視鏡を浸漬させた後に水道水に
より洗浄する工程であるが、洗浄後も内視鏡にグルター
ルアルデハイドの臭気が残留しており、完全に洗い流さ
れたとは考えにくい。本発明はこのような問題点を解決
する。 【解決手段】ボックス１に強アルカリ水、強酸性水、
水、Ｕ字管洗浄塩化ビニールパイプ３ａ，３ｂ，３ｃを
設け、Ｕ字管洗浄パイプ３ａ，３ｂ，３ｃの一方の上端
には、ケーブルアッセンブリ９の操作部９ａを係止する
とともに、強アルカリ水、強酸性水、水の貯溜部２ａ，
２ｂ，２ｃを形成し、前記貯溜部２ａ，２ｂ，２ｃには
強アルカリ水、強酸性水、水の水位を規制するオーバー
フロープレート４を設け、オーバーフロープレート４に
沿って形成されるオーバーフロー部７は排水パイプ５に
連通８しており、Ｕ字管洗浄パイプ３ａ，３ｂ，３ｃは
給水パイプ６ａ，６ｂ，６ｃに連通されている内視鏡ケ
ーブルアッセンブリの洗浄消毒装置。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】内視鏡ケーブルアッセンブリ
の洗浄消毒装置。
の洗浄消毒装置。
【０００２】
【従来技術】従来の自動内視鏡洗浄消毒方法の多くは、
消毒装置内にグルタールアルデハイド系の薬剤使用する
ため、この中に所定時間内視鏡を浸潰させた後に水道水
により洗浄する工程であるが、洗浄後も内視鏡にグルタ
ールアルデハイドの臭気が残留しており、完全に洗い流
されたとは考えにくい。
消毒装置内にグルタールアルデハイド系の薬剤使用する
ため、この中に所定時間内視鏡を浸潰させた後に水道水
により洗浄する工程であるが、洗浄後も内視鏡にグルタ
ールアルデハイドの臭気が残留しており、完全に洗い流
されたとは考えにくい。
【０００３】グルタールアルデハイドの人体に対する毒
性を考えた場合、内視鏡の消毒は完全であっても完全に
安全とは思われない。
性を考えた場合、内視鏡の消毒は完全であっても完全に
安全とは思われない。
【０００４】また、内視鏡の洗浄消毒を行なう従事者は
臭気により、気分が悪くなったり、グルタールアルデハ
イドに対するアレルギーにより気管支炎や皮膚炎を起こ
す場合がある。
臭気により、気分が悪くなったり、グルタールアルデハ
イドに対するアレルギーにより気管支炎や皮膚炎を起こ
す場合がある。
【０００５】さらに、使用済みのグルタールアルデハイ
ドを排水口から流せば、この毒性から自然環境にも影響
が及ぶと考えられる。
ドを排水口から流せば、この毒性から自然環境にも影響
が及ぶと考えられる。
【０００６】数年前から強酸性水の消毒力が注目されて
おり、医療施設や食品を扱う施設で多く使用され始めた
が、強酸性水は有機物と接触すると急激に消毒力を失う
といった欠点がある。
おり、医療施設や食品を扱う施設で多く使用され始めた
が、強酸性水は有機物と接触すると急激に消毒力を失う
といった欠点がある。
【０００７】しかし、強酸性水は人体毒性も無くわずか
に塩素臭を伴うが、アレルギーの治療などにも使用さ
れ、消毒効果が優れ安全でかつ自然環境の破壊を伴わな
い。
に塩素臭を伴うが、アレルギーの治療などにも使用さ
れ、消毒効果が優れ安全でかつ自然環境の破壊を伴わな
い。
【０００８】最近、強酸性水を使った内視鏡洗浄消毒装
置も発売されているが、内視鏡の洗浄消毒に使用した強
酸性水を再度ろ過して再生し使用する洗浄消毒装置であ
り、内視鏡の患者への挿管部分の洗浄消毒しか行なえな
いもので、操作部の洗浄消毒までを考慮した機種はグル
タールアルデハイドを使用する数機種に限られている。
置も発売されているが、内視鏡の洗浄消毒に使用した強
酸性水を再度ろ過して再生し使用する洗浄消毒装置であ
り、内視鏡の患者への挿管部分の洗浄消毒しか行なえな
いもので、操作部の洗浄消毒までを考慮した機種はグル
タールアルデハイドを使用する数機種に限られている。
【０００９】これでは強酸性水の特徴である有機物、特
に粘液や血液が混入することにより消毒効果を消失する
という欠点が解決されておらず、内視鏡洗浄消毒装置と
しては、一抹の不安が残るし、内視鏡の操作部分までを
含めた洗浄消毒は考慮されていない限り、患者への二次
感染の可能性を否定できない。
に粘液や血液が混入することにより消毒効果を消失する
という欠点が解決されておらず、内視鏡洗浄消毒装置と
しては、一抹の不安が残るし、内視鏡の操作部分までを
含めた洗浄消毒は考慮されていない限り、患者への二次
感染の可能性を否定できない。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この強酸性水
の欠点を内視鏡の洗浄消毒に際し起こらないように配慮
した、オーバーフロー方式の内視鏡洗浄消毒装置を開発
した。
の欠点を内視鏡の洗浄消毒に際し起こらないように配慮
した、オーバーフロー方式の内視鏡洗浄消毒装置を開発
した。
【００１１】
【技術的手段】ボックス１に強アルカリ水、強酸性水、
水、Ｕ字管洗浄塩化ビニールパイプ３ａ，３ｂ，３ｃを
設け、Ｕ字管洗浄パイプ３ａ，３ｂ，３ｃの一方の上端
には、ケーブルアッセンブリ９の操作部９ａを係止する
とともに、強アルカリ水、強酸性水、水の貯溜部２ａ，
２ｂ，２ｃを形成し、
水、Ｕ字管洗浄塩化ビニールパイプ３ａ，３ｂ，３ｃを
設け、Ｕ字管洗浄パイプ３ａ，３ｂ，３ｃの一方の上端
には、ケーブルアッセンブリ９の操作部９ａを係止する
とともに、強アルカリ水、強酸性水、水の貯溜部２ａ，
２ｂ，２ｃを形成し、
【００１２】前記貯溜部２ａ，２ｂ，２ｃには強アルカ
リ水、強酸性水、水の水位を規制するオーバーフロープ
レート４を設け、オーバーフロープレート４に沿って形
成されるオーバーフロー部７は排水パイプ５に連通８し
ており、
リ水、強酸性水、水の水位を規制するオーバーフロープ
レート４を設け、オーバーフロープレート４に沿って形
成されるオーバーフロー部７は排水パイプ５に連通８し
ており、
【００１３】Ｕ字管洗浄パイプ３ａ，３ｂ，３ｃは給水
パイプ６ａ，６ｂ，６ｃに連通されている内視鏡ケーブ
ルアッセンブリの洗浄消毒装置。
パイプ６ａ，６ｂ，６ｃに連通されている内視鏡ケーブ
ルアッセンブリの洗浄消毒装置。
【００１４】
【効果】（ａ）本装置の開発により医療施設での内視鏡
の洗浄消毒は、内視鏡のセット時間も含め７分以内とい
う短時間に効率良く洗浄が行なえるようになり、従来の
グルタールアルデハイド消毒液による内視鏡消毒系の皮
膚炎その他のアレルギーも解消し、内視鏡に付着残留す
るグルタールアルデハイドによる患者への悪影響もなく
なり、また排水されれば速やかに水に還るという強酸性
水の性質により、自然環境にも全く影響をおよぼさな
い。
の洗浄消毒は、内視鏡のセット時間も含め７分以内とい
う短時間に効率良く洗浄が行なえるようになり、従来の
グルタールアルデハイド消毒液による内視鏡消毒系の皮
膚炎その他のアレルギーも解消し、内視鏡に付着残留す
るグルタールアルデハイドによる患者への悪影響もなく
なり、また排水されれば速やかに水に還るという強酸性
水の性質により、自然環境にも全く影響をおよぼさな
い。
【００１５】オーバーフロー式内視鏡洗浄消毒装置の洗
浄効果は著名であり、洗浄後の内視鏡の細菌培養検査や
内視鏡洗浄消毒装置内の細菌培養検査でも、病原性を示
す細菌は認められなかった。
浄効果は著名であり、洗浄後の内視鏡の細菌培養検査や
内視鏡洗浄消毒装置内の細菌培養検査でも、病原性を示
す細菌は認められなかった。
【００１６】
【実施の形態】以下、本発明装置について図１〜６につ
いて説明する。図１〜６において、 １：洗浄ボックス、 ２ａ，２ｂ，２ｃ：貯溜部、（強アルカリ水、強酸性
水、水）、
いて説明する。図１〜６において、 １：洗浄ボックス、 ２ａ，２ｂ，２ｃ：貯溜部、（強アルカリ水、強酸性
水、水）、
【００１７】３ａ，３ｂ，３ｃ：Ｕ字管洗浄パイプ、 ４：オーバーフロープレート、 ５：排水パイプ、 ６ａ，６ｂ，６ｃ：給水パイプ、 ７：オーバーフロー部、
【００１８】８：挿通孔（図４）、 ９：ケーブルアッセンブリ、 ９ａ：操作部、９ｂ：吸引路、９ｃ：吸引口金、９ｄ：
送水口金、９ｅ：鉗子挿入口、９ｆ：ケーブル、９ｇ：
送気送液管、９ｈ：通気管、 １０：送気送液口洗浄装置、 １１：吸引鉗子口洗浄装置、 １１ａ：吸引ビン、 １１ｂ：吸引ボックス。
送水口金、９ｅ：鉗子挿入口、９ｆ：ケーブル、９ｇ：
送気送液管、９ｈ：通気管、 １０：送気送液口洗浄装置、 １１：吸引鉗子口洗浄装置、 １１ａ：吸引ビン、 １１ｂ：吸引ボックス。
【００１９】図１〜６に示すように本発明装置は、ボッ
クス１に強アルカリ水、強酸性水、Ｕ字管洗浄塩化ビニ
ールパイプ３ａ，３ｂ，３ｃを設ける。
クス１に強アルカリ水、強酸性水、Ｕ字管洗浄塩化ビニ
ールパイプ３ａ，３ｂ，３ｃを設ける。
【００２０】Ｕ字管洗浄パイプ３ａ，３ｂ，３ｃの一方
の上端には、ケーブルアッセンブリ２の操作部２ａを係
止するとともに、強アルカリ水、強酸性水、水の貯溜部
２ａ，２ｂ，２ｃを形成する。
の上端には、ケーブルアッセンブリ２の操作部２ａを係
止するとともに、強アルカリ水、強酸性水、水の貯溜部
２ａ，２ｂ，２ｃを形成する。
【００２１】前記貯溜部２ａ，２ｂ，２ｃには強アルカ
リ水、強酸性水、水の水位を規制するオーバーフロープ
レート４を設け、
リ水、強酸性水、水の水位を規制するオーバーフロープ
レート４を設け、
【００２２】オーバーフロープレート４に沿って形成さ
れるオーバーフロー部７は排水パイプ５に連通８してい
る。
れるオーバーフロー部７は排水パイプ５に連通８してい
る。
【００２３】Ｕ字管洗浄パイプ３ａ，３ｂ，３ｃは給水
パイプ６ａ，６ｂ，６ｃに連通されている。
パイプ６ａ，６ｂ，６ｃに連通されている。
【００２４】つぎにその使用方法について説明する。第
１に、強アルカリ水、Ｕ字管洗浄パイプ３ａにケーブル
アッセンブリ９を沈める。強アルカリ水はオーバーフロ
ー部７にオーバーフローさせながらケーブルアッセンブ
リ９を洗浄する。排水はオーバーフロー部７の連通孔８
から排水される。この際ケーブル９ｂの上端はオーバー
フロープレート４の上端より幾分低く設定する。
１に、強アルカリ水、Ｕ字管洗浄パイプ３ａにケーブル
アッセンブリ９を沈める。強アルカリ水はオーバーフロ
ー部７にオーバーフローさせながらケーブルアッセンブ
リ９を洗浄する。排水はオーバーフロー部７の連通孔８
から排水される。この際ケーブル９ｂの上端はオーバー
フロープレート４の上端より幾分低く設定する。
【００２５】第１のアルカリ水の洗浄消毒の過程におい
て、図６，７のように内視鏡の吸引口金９ｃを吸引鉗子
口洗浄装置１１に接続し、吸引路９ｂおよび鉗子挿入口
９ｆのＵ字管洗浄パイプ３ａ内に貯えられたアルカリ水
による洗浄を行なう。送気送液管９ｇ内の洗浄が終わっ
たら３０秒以内に内視鏡をアルカリ水Ｕ字管洗浄パイプ
３ａより引き上げる。この際送気送液口洗浄装置１０で
予め、送水口金９ｄ、通気管９ｈを洗浄しておく。
て、図６，７のように内視鏡の吸引口金９ｃを吸引鉗子
口洗浄装置１１に接続し、吸引路９ｂおよび鉗子挿入口
９ｆのＵ字管洗浄パイプ３ａ内に貯えられたアルカリ水
による洗浄を行なう。送気送液管９ｇ内の洗浄が終わっ
たら３０秒以内に内視鏡をアルカリ水Ｕ字管洗浄パイプ
３ａより引き上げる。この際送気送液口洗浄装置１０で
予め、送水口金９ｄ、通気管９ｈを洗浄しておく。
【００２６】第２にケーブルアッセンブリ９を、強酸性
水洗浄パイプ３ｂに沈める。そして第１の場合と同様、
強酸性水をオーバーフローさせるから、ケーブルアッセ
ンブリ９を洗浄消毒できる。鉗子挿入口９ｆもこの際洗
浄消毒する。
水洗浄パイプ３ｂに沈める。そして第１の場合と同様、
強酸性水をオーバーフローさせるから、ケーブルアッセ
ンブリ９を洗浄消毒できる。鉗子挿入口９ｆもこの際洗
浄消毒する。
【００２７】第３に水をオーバーフローさせながらケー
ブルアッセンブリ９を洗浄する。第４に強アルカリ水、
強酸性水、水を排水パイプ５から流した後、中和させて
放流する。
ブルアッセンブリ９を洗浄する。第４に強アルカリ水、
強酸性水、水を排水パイプ５から流した後、中和させて
放流する。
【００２８】第１、第３行程終了後、吸引鉗子口洗浄装
置１１は吸引口金９ｃより外し、閉とする。
置１１は吸引口金９ｃより外し、閉とする。
【００２９】つぎに吸引鉗子口洗浄装置１１を図６につ
いて説明する。本発明に用いる吸引鉗子口洗浄装置１１
は吸引ボックス１１ａ、真空ポンプ１１ｂ、逆流防止チ
ューブ１１ｃ、吸引口金９ｃ用、ビニールチューブ１１
ｄからなり、真空ポンプ１１ｂ作動中は、逆流防止チュ
ーブ１１ｃが作動し、洗浄液は吸引口金９ｃより、吸引
ボックス１１ａに流れ込む。真空ポンプ１１ａの作動が
終了した時点で、吸引口金９ｃよりビニールチューブ１
１ｄを引き抜くか、真空ポンプ１１ｂのスイッチを切る
と吸引ボックス１１ａの水圧により逆流防止チューブ１
１ｂの逆流防止作用が自動的に解除され、排水される。
いて説明する。本発明に用いる吸引鉗子口洗浄装置１１
は吸引ボックス１１ａ、真空ポンプ１１ｂ、逆流防止チ
ューブ１１ｃ、吸引口金９ｃ用、ビニールチューブ１１
ｄからなり、真空ポンプ１１ｂ作動中は、逆流防止チュ
ーブ１１ｃが作動し、洗浄液は吸引口金９ｃより、吸引
ボックス１１ａに流れ込む。真空ポンプ１１ａの作動が
終了した時点で、吸引口金９ｃよりビニールチューブ１
１ｄを引き抜くか、真空ポンプ１１ｂのスイッチを切る
と吸引ボックス１１ａの水圧により逆流防止チューブ１
１ｂの逆流防止作用が自動的に解除され、排水される。
【００３０】以上のように本発明の吸引鉗子口洗浄装置
１１は吸引ボックス１１ａへの吸引作用が強力であり、
しかも洗浄終了後は自動的に排水される利点がある。
１１は吸引ボックス１１ａへの吸引作用が強力であり、
しかも洗浄終了後は自動的に排水される利点がある。
【００３１】［強酸性水を使用したオーバーフロー式内
視鏡洗浄消毒装置の開発］つぎに本発明の開発過程につ
いて述べる。強酸性水の特徴は、強い消毒効果と使用後
排水すれば水として自然界に還元される。また、人体に
対しても安全性が高く、強酸性水の持つ欠点さえ認識す
れば安全かつ短時間に完全な内視鏡の消毒が可能であ
る。
視鏡洗浄消毒装置の開発］つぎに本発明の開発過程につ
いて述べる。強酸性水の特徴は、強い消毒効果と使用後
排水すれば水として自然界に還元される。また、人体に
対しても安全性が高く、強酸性水の持つ欠点さえ認識す
れば安全かつ短時間に完全な内視鏡の消毒が可能であ
る。
【００３２】本発明は、強酸性水が粘液や血液などに接
触すると消毒効果を急速に消失する欠点を解消した内視
鏡洗浄消毒装置を創作し、その消毒効果を改良したもの
である。
触すると消毒効果を急速に消失する欠点を解消した内視
鏡洗浄消毒装置を創作し、その消毒効果を改良したもの
である。
【００３３】本発明内視鏡洗浄消毒装置は消毒中の内視
鏡が常に新鮮な強酸性水に接触するようにオーバーフロ
ー方式を採用した。装置の大きさも出米るだけコンパク
ト化するため内視鏡の柔軟性に沿ったカーブを設けて、
全体の大きさを大腸内視鏡のロングまで適応させるには
高さを９５０ｍｍとし、中間長の場合は８００ｍｍとし
た。奥行きはやく７３０ｍｍでオリンパスの自動洗浄装
置ＥＷ−２０をセットした場合の奥行きに相当する。
鏡が常に新鮮な強酸性水に接触するようにオーバーフロ
ー方式を採用した。装置の大きさも出米るだけコンパク
ト化するため内視鏡の柔軟性に沿ったカーブを設けて、
全体の大きさを大腸内視鏡のロングまで適応させるには
高さを９５０ｍｍとし、中間長の場合は８００ｍｍとし
た。奥行きはやく７３０ｍｍでオリンパスの自動洗浄装
置ＥＷ−２０をセットした場合の奥行きに相当する。
【００３４】横幅は１号機は４５０ｍｍとしたが、２号
機からは３８０ｍｍと狭いスペースにも設置出来るよう
に改良を加えた。また、強酸性水の酸化による金属腐蝕
作用を避けるため、装置は塩化ビニール板、塩化ビニー
ルパイプを使用して金属類は全く使用していない。
機からは３８０ｍｍと狭いスペースにも設置出来るよう
に改良を加えた。また、強酸性水の酸化による金属腐蝕
作用を避けるため、装置は塩化ビニール板、塩化ビニー
ルパイプを使用して金属類は全く使用していない。
【００３５】内視鏡が抵抗無く装置内にゆるいカーブを
描くように、塩化ビニールパイプにカーブを設けたが、
スムーズな内視鏡のセットのためのカーブに試行錯誤を
繰り返した。
描くように、塩化ビニールパイプにカーブを設けたが、
スムーズな内視鏡のセットのためのカーブに試行錯誤を
繰り返した。
【００３６】洗浄消毒装置以外の使用器機類 １）送気送液口洗浄装置（オリンパスＭＵ−１） ２）吸引鉗子口洗浄装置（小型吸引機に自動排水口を付
属した吸引ビン） ３）強酸性水発生装置（オムコ社 アクアチッド）
属した吸引ビン） ３）強酸性水発生装置（オムコ社 アクアチッド）
【００３７】洗浄の実際：洗浄は内視鏡検査終了後、吸
引鉗子口のブラッシングと内視鏡周辺に付着した粘液等
を簡単に洗い流す。つぎに、オリンパス社製内視鏡洗浄
器（ＥＷ−２）にセットし、図５のように３分間の流水
洗浄を行なった後、開発した内視鏡洗浄消毒装置にて強
アルカリ水３０秒、強酸性水３０秒、水道水３０秒を洗
浄の目安とした。結果、ＥＷ−２による３分間洗浄時間
を加えても内視鏡の洗浄開始から拭きあげまでの時間は
約６〜７分であった。
引鉗子口のブラッシングと内視鏡周辺に付着した粘液等
を簡単に洗い流す。つぎに、オリンパス社製内視鏡洗浄
器（ＥＷ−２）にセットし、図５のように３分間の流水
洗浄を行なった後、開発した内視鏡洗浄消毒装置にて強
アルカリ水３０秒、強酸性水３０秒、水道水３０秒を洗
浄の目安とした。結果、ＥＷ−２による３分間洗浄時間
を加えても内視鏡の洗浄開始から拭きあげまでの時間は
約６〜７分であった。
【００３８】細菌残留試験：内視鏡が洗浄消毒されてい
るかどうかを比較検討するため、鉗子口内に減菌水を注
入し内視鏡先端より回収した液で細菌培養試験を行なっ
た。培養検査資料は、内視鏡検査終了時の液、ＥＷ−２
で水洗い３分後の液、および我々の開発した洗浄器によ
る洗浄後の３資料をそれぞれ３３例に対して行なった。
るかどうかを比較検討するため、鉗子口内に減菌水を注
入し内視鏡先端より回収した液で細菌培養試験を行なっ
た。培養検査資料は、内視鏡検査終了時の液、ＥＷ−２
で水洗い３分後の液、および我々の開発した洗浄器によ
る洗浄後の３資料をそれぞれ３３例に対して行なった。
【００３９】この時の強酸性水の酸度および塩素濃度
は、業者の指定したｐＨ２．７塩素濃度４０ｐｐｍであ
った。
は、業者の指定したｐＨ２．７塩素濃度４０ｐｐｍであ
った。
【００４０】対称としてＥＷ−２にサイデックス プラ
ス３．５％を使った洗浄全工程２３分の洗浄後の１０例
に対しても細菌培養を行なった。 表−１ ＥＷ−２ １０例の培養結果 表−２ ｐＨ２．７ （ｃｌ）４０ｐｐｍ ３３例の培
養結果
ス３．５％を使った洗浄全工程２３分の洗浄後の１０例
に対しても細菌培養を行なった。 表−１ ＥＷ−２ １０例の培養結果 表−２ ｐＨ２．７ （ｃｌ）４０ｐｐｍ ３３例の培
養結果
【表１】
【表２】 自動洗浄器水洗３分と強酸性水（ｐＨ２．７塩素濃度４０ｐｐｍ）の洗浄効果 自動洗浄器３分でも洗浄効果の見られた例 １０／３３（３０．３％） 自動洗浄３分の効果が強酸性水でも継続した例 ８／３３ 強酸性水洗浄が洗浄効果を示したと考えられる例 １１／３３（３３．３％） 洗浄中に新たな細菌を検出した例 ４／３３ 内視鏡洗浄としては十分に効果を示した例 １９／３３（５７．６％） 内視鏡洗浄としては不十分と考えられる例 １４／３３（４２．４％）
【００４１】この結果、強酸性水の消毒効果は不十分で
あり、内視鏡検査後の消毒には使用出来ないと判断し
た。強酸性水の消毒効果は、塩素濃度に大きく左右され
ることから、ｐＨ２．５塩素濃度５０ｐｐｍに濃度を高
めて更に３０例に洗浄後の細菌培養を実施した。 表−３ ｐＨ２．５ （ｃｌ）５０ｐｐｍ ３３例の培
養結果
あり、内視鏡検査後の消毒には使用出来ないと判断し
た。強酸性水の消毒効果は、塩素濃度に大きく左右され
ることから、ｐＨ２．５塩素濃度５０ｐｐｍに濃度を高
めて更に３０例に洗浄後の細菌培養を実施した。 表−３ ｐＨ２．５ （ｃｌ）５０ｐｐｍ ３３例の培
養結果
【表３】
【００４２】以上の培養試験から強酸性水を利用したオ
ーバーフロー方式の内視鏡洗浄消毒装置は、強酸性水の
ｐＨ２．５ 塩素濃度５０ｐｐｍで使用すれば消毒効果
が大きい。
ーバーフロー方式の内視鏡洗浄消毒装置は、強酸性水の
ｐＨ２．５ 塩素濃度５０ｐｐｍで使用すれば消毒効果
が大きい。
【００４３】強酸性水を内視鏡の洗浄消毒に使用するた
めには、ｐＨ２．５以下 塩素濃度５０ｐｐｍ以上で、
できる限り大量の強酸性水で洗浄する必要があると思わ
れる。また、粘液や血液などの有機物に接触することに
より効力がなくなると言われている強酸性水の欠点をカ
バーするには、貯め水方式の洗浄消毒では消毒効果に疑
問が残るが、その点オーバーフロー方式では内視鏡が常
に新鮮な強酸性水に接触していることとなる。内視鏡の
洗浄消毒は内視鏡全体を消毒することが望ましいが、少
なくとも挿入部、操作部までの消毒が必要と考える。
めには、ｐＨ２．５以下 塩素濃度５０ｐｐｍ以上で、
できる限り大量の強酸性水で洗浄する必要があると思わ
れる。また、粘液や血液などの有機物に接触することに
より効力がなくなると言われている強酸性水の欠点をカ
バーするには、貯め水方式の洗浄消毒では消毒効果に疑
問が残るが、その点オーバーフロー方式では内視鏡が常
に新鮮な強酸性水に接触していることとなる。内視鏡の
洗浄消毒は内視鏡全体を消毒することが望ましいが、少
なくとも挿入部、操作部までの消毒が必要と考える。
【図１】 本発明装置の外観図、
【図２】 同じく強酸性水Ｕ字管洗浄パイプ２ｂ部分の
断面図、
断面図、
【図３】 同じく底面図、
【図４】 同じく平面図、
【図５】 ケーブル、アッセンブリ９の斜視図、
【図６】 吸引鉗子口洗浄装置１１の説明図、
【図７】 本発明のフローシート、
１：ボックス、２ａ，２ｂ，２ｃ：貯溜部、３ａ，３
ｂ，３ｃ：Ｕ字管洗浄パイプ、４：オーバーフロープレ
ート、５：排水パイプ、６ａ，６ｂ，６ｃ：給水パイ
プ、７：オーバーフロー部、８：挿通孔、９：ケーブル
アッセンブリ、９ａ：操作部、９ｂ：吸引路、９ｃ：吸
引口金、９ｄ：送水口金、９ｅ：鉗子挿入口、９ｆ：ケ
ーブル、９ｇ：送気送液管、９ｈ：通気管、１０：送気
送液口洗浄装置、１１：吸引鉗子口洗浄装置、１１ａ：
吸引ボックス、１１ｂ：吸引器用真空ポンプ、１１ｃ：
逆流防止チューブ、ｃ：コネクター部、ｒ．ｇ．：ライ
トガイド、１１ｄ：ビニールチューブ。
ｂ，３ｃ：Ｕ字管洗浄パイプ、４：オーバーフロープレ
ート、５：排水パイプ、６ａ，６ｂ，６ｃ：給水パイ
プ、７：オーバーフロー部、８：挿通孔、９：ケーブル
アッセンブリ、９ａ：操作部、９ｂ：吸引路、９ｃ：吸
引口金、９ｄ：送水口金、９ｅ：鉗子挿入口、９ｆ：ケ
ーブル、９ｇ：送気送液管、９ｈ：通気管、１０：送気
送液口洗浄装置、１１：吸引鉗子口洗浄装置、１１ａ：
吸引ボックス、１１ｂ：吸引器用真空ポンプ、１１ｃ：
逆流防止チューブ、ｃ：コネクター部、ｒ．ｇ．：ライ
トガイド、１１ｄ：ビニールチューブ。
Claims (3)
- 【請求項１】 ボックス１に強アルカリ水、強酸性水、
水、Ｕ字管洗浄塩化ビニールパイプ３ａ，３ｂ，３ｃを
設け、Ｕ字管洗浄パイプ３ａ，３ｂ，３ｃの一方の上端
には、ケーブルアッセンブリ９の操作部９ａを係止する
とともに、強アルカリ水、強酸性水、水の貯溜部２ａ，
２ｂ，２ｃを形成し、 前記貯溜部２ａ，２ｂ，２ｃには強アルカリ水、強酸性
水、水の水位を規制するオーバーフロープレート４を設
け、 オーバーフロープレート４に沿って形成されるオーバー
フロー部７は排水パイプ５に連通８しており、 Ｕ字管洗浄パイプ３ａ，３ｂ，３ｃは給水パイプ６ａ，
６ｂ，６ｃに連通されている内視鏡ケーブルアッセンブ
リの洗浄消毒装置。 - 【請求項２】 吸引口金９ｃに吸引鉗子洗浄装置１１を
接続し、吸引路９ｂおよび鉗子挿入口９ｅに強アルカリ
水、強酸性水、水、を導入する請求項１記載の洗浄消毒
装置。 - 【請求項３】 吸引ボックス１１ａ、真空ポンプ１１
ｂ、逆流防止チューブ１１ｃ、吸引口金９ｃに接続する
ビニールチューブ１１ｄからなり、真空ポンプ１１ｂ作
動中は逆流防止チューブ１１ｃが作動し、洗浄液は吸引
ボックス１１ａに導入され、真空ポンプ１１ｂの作動が
ＯＦＦとなると、逆流防止チュープ１１ｃの逆流防止作
用が解除され、洗浄液の排水がなされる。吸引鉗子口洗
浄装置１１を用いた請求項１または２記載の内視鏡ケー
ブルアッセンブリ洗浄消毒装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10340944A JP2000126126A (ja) | 1998-10-24 | 1998-10-24 | 内視鏡ケーブルアッセンブリ洗浄消毒装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10340944A JP2000126126A (ja) | 1998-10-24 | 1998-10-24 | 内視鏡ケーブルアッセンブリ洗浄消毒装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000126126A true JP2000126126A (ja) | 2000-05-09 |
Family
ID=18341747
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10340944A Pending JP2000126126A (ja) | 1998-10-24 | 1998-10-24 | 内視鏡ケーブルアッセンブリ洗浄消毒装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000126126A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003038438A (ja) * | 2001-07-27 | 2003-02-12 | Minoru Sugano | 塩素濃度検出装置を持った内視鏡洗浄装置 |
| WO2008059648A1 (fr) * | 2006-11-16 | 2008-05-22 | Minoru Kanno | Méthode efficace de nettoyage d'un endoscope et appareil associé |
-
1998
- 1998-10-24 JP JP10340944A patent/JP2000126126A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003038438A (ja) * | 2001-07-27 | 2003-02-12 | Minoru Sugano | 塩素濃度検出装置を持った内視鏡洗浄装置 |
| WO2008059648A1 (fr) * | 2006-11-16 | 2008-05-22 | Minoru Kanno | Méthode efficace de nettoyage d'un endoscope et appareil associé |
| US7964546B2 (en) | 2006-11-16 | 2011-06-21 | Minoru Kanno | Endoscope cleaning method and washing machine |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5882589A (en) | Sealed endoscope decontamination, disinfection and drying device | |
| CN107398456B (zh) | 用于再处理医疗装置的设备和方法 | |
| US5425815A (en) | Cleaning and disinfecting endoscopic medical instruments | |
| JP5165479B2 (ja) | 内視鏡洗浄消毒装置 | |
| JP6929872B2 (ja) | 通路を有する医療デバイスをオゾンガスで処理するデバイス、システム及び方法 | |
| US5443801A (en) | Endoscope cleaner/sterilizer | |
| US5840251A (en) | Device and method for cleaning, disinfecting and drying an endoscope | |
| US20060269442A1 (en) | Endoscope reprocessor connectors having reduced occlusion | |
| TW201919782A (zh) | 重複填充及吹掃內視鏡的通道之設備及方法 | |
| JPH09108307A (ja) | 医療器具用消毒装置及び消毒方法 | |
| KR101802382B1 (ko) | 흄의 방출을 제한하면서 내시경을 소독하고/거나 세정하기 위한 장치 | |
| CA2625484A1 (en) | Endoscope reprocessing apparatus | |
| JP2006239313A (ja) | 内視鏡洗滌消毒装置及び装置内管路を消毒する方法。 | |
| JP2001340295A (ja) | 内視鏡ケーブルアッセンブリ洗浄消毒装置 | |
| JP2000126126A (ja) | 内視鏡ケーブルアッセンブリ洗浄消毒装置 | |
| JP4010534B2 (ja) | 内視鏡洗浄消毒方法、その内視鏡洗浄消毒装置及び内視鏡洗浄消毒に用いる消毒液 | |
| JP6078727B1 (ja) | 容器洗浄装置 | |
| US11116859B2 (en) | Apparatus and method for disinfecting an endoscope | |
| JP3092730U (ja) | 内視鏡洗浄消毒装置 | |
| JP3710440B2 (ja) | 鼻咽喉用内視鏡洗浄消毒装置 | |
| JP2010188095A (ja) | 二酸化塩素水溶液を使用する医療器具消毒装置 | |
| JPH06509482A (ja) | 殺菌方法及び装置 | |
| JP3035658U (ja) | 内視鏡洗滌器 | |
| US12023414B2 (en) | Apparatus and method for disinfecting an endoscope | |
| JPH09248274A (ja) | 内視鏡洗浄消毒装置 |