JP2000123179A - 個人識別装置 - Google Patents

個人識別装置

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JP2000123179A
JP2000123179A JP10303224A JP30322498A JP2000123179A JP 2000123179 A JP2000123179 A JP 2000123179A JP 10303224 A JP10303224 A JP 10303224A JP 30322498 A JP30322498 A JP 30322498A JP 2000123179 A JP2000123179 A JP 2000123179A
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Mitsunori Shiraishi
光徳 白石
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Secom Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】記憶領域を極力少なくするとともに照合に要す
る時間を短くし、かつ、個人を識別する為の個人識別情
報の任意の桁を一律に設定登録することができる個人識
別装置を提供する。 【解決手段】個人識別情報の任意の桁を選択情報とし、
選択情報入力手段より入力された選択情報と一致する選
択情報を含む個人識別情報を検索し、これら個人識別情
報に対応する該個人情報記憶手段に記憶された生体情報
と、生体情報入力手段により入力された生体情報とを照
合して個人を識別する照合手段とを有する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、個人識別装置に関
する。本発明によれば、特定個人による室内への入退出
の許可/拒否やコンピュ−タへのアクセスの許可/拒否等
を判断する為に、利用者の資格チェックを行う際に、個
人に特有の生体情報(例えば、指紋・声紋・網膜・掌紋
等)を照合して判定することができ、特に個人を識別す
る為の個人識別情報(例えば、ID番号・社員番号・会
員番号等)の任意の桁を選択情報とし、選択情報入力手
段より入力された選択情報と一致する選択情報を含む個
人識別情報を検索し、これら個人識別情報に対応する該
個人情報記憶手段に記憶された生体情報と、生体情報入
力手段により入力された生体情報とを照合して判定する
ことができる。
【従来の技術】従来より、指紋・声紋等を利用すること
によって個人(利用者)を識別する個人識別装置が多数
実用化されている。従来の個人識別装置では、所定の領
域内への入場やコンピュ−タへのアクセスを所望すると
きに、予め個人識別装置に記憶されている指紋、声紋又
は網膜等の生体情報と、その都度入力される生体情報と
を比較照合して近似度合いが所定以上得られた場合に、
入場許可やコンピュ−タへのアクセス許可が出力され
る。
【0002】このような個人識別装置において、利用者
が多い場合には、入力された生体情報と、予め個人識別
装置に記憶されている全ての生体情報とを比較照合する
と、照合回数が多くなり、その比較照合に要する時間が
不都合に長くなる。
【0003】そこで、比較照合に要する時間を短縮する
為に、各個人の生体情報を記憶しておくだけではなく、
各個人を特定できる個人識別用情報(例えば、ID番
号)を各生体情報に対応させて予め記憶させている。そ
して、特定領域内への入場やコンピュ−タへのアクセス
を希望する場合には、希望者はまず個人識別装置の入力
手段によって、例えばID番号等の個人識別情報を入力
し、その後に生体情報を入力する。この方法によれば、
生体情報の比較照合は一つの生体情報とのみ行うことに
なるので、比較照合に要する時間は短縮される。
【0004】しかしながら、利用者の数が増えれば、個
人を特定する為の個人識別情報の桁数も当然多くなる。
その全てを入力させる照合方法では、入力操作が煩わし
く、入力ミスが増大したり、入力操作に時間を要すると
いう問題点があった。
【0005】その他、利用者が多い場合に対応させる方
法として、予め全利用者を複数のグル−プに分割し、各
グループに記憶する利用者数を少なくする。そして、各
グループを番号にて管理する方法がある。この方法によ
れば、個人識別情報を入力する代わりに、利用者が所属
するグループの番号(グループ番号)を入力すれば良
い。このとき、生体情報の比較照合は利用者が所属する
グループに登録された生体情報とのみ行うことになり、
比較照合に要する時間は比較的短くて済む。また、入力
するグループ番号は比較的短くて済む。したがって、人
数が多い場合は、この方法がよく採用される。
【0006】しかしながら、この方法は、データ(個人
識別情報・生体情報)をRAM等の記憶領域に登録する
際、グループ毎に分割して記憶する。更に、登録人数の
増加を見越して記憶領域を空けておく必要があり、RA
M等の記憶領域が余分に必要となる。その分費用がかか
ることとなる。
【0007】更に、グループ番号は固定化されており、
人事異動等で他のグループに所属することとなると、改
めて利用者の生体情報を登録し直す必要があった。ま
た、グループの人数の増加に伴い、同一グループの登録
される生体情報の数も増加し、ひいては生体情報の照合
に時間がかかるようになる。ここで、グループ番号を可
変可能にしても、一度決めたグループ番号を変更するに
は、各グループとのグループ番号の重複がないように、
予め各グループの番号を管理する等の面倒な処理が発生
する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
課題は、個人識別情報の一部を入力することにより、記
憶領域を極力少なくするとともに照合に要する時間を短
くし、かつ、個人を識別する為の個人識別情報の任意の
桁を一律に設定登録することができる個人識別装置を提
供する。
【0009】
【課題を解決する為の手段】個人の生体情報を入力する
生体情報入力手段と、前記個人を識別する為の情報を入
力する個人識別情報入力手段と、前記個人識別情報入力
手段によって入力された個人識別情報と前記生体情報入
力手段によって入力された生体情報とを対応させて記憶
する個人情報記憶手段と、前記個人識別情報の任意の桁
を選択情報として入力する選択情報入力手段と、前記選
択情報入力手段により前記選択情報を設定する設定手段
と、前記選択情報入力手段により入力された選択情報と
前記選択情報が一致する該個人識別情報に対応する前記
個人情報記憶手段に記憶された生体情報と、前記生体情
報入力手段により入力された生体情報とを照合して個人
を識別する照合手段とを有することを特徴とする個人識
別装置を提供することで、記憶領域を極力少なくすると
ともに利用者(特に管理者)の操作が簡単で、しかも、
照合に要する時間を短くする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の個人識別装置において
は、個人に特有の生体情報として、例えば、指紋、声
紋、網膜又は掌紋等を利用することができる。以下、本
発明に係る個人識別装置を指紋照合装置として構成した
実施例を図1から図6に基づいて、具体的に説明する
が、これらは別の生体情報を用いる個人識別装置にも適
用することができる。
【0011】図1は、本発明の実施態様である指紋照合
装置10の外観を示す正面図である。この指紋照合装置
10は、生体情報入力手段である指紋入力部1と、個人
識別情報入力部2と、表示部3とを備えている。
【0012】指紋入力部1は、この指紋照合装置10に
よる指紋照合を受ける利用者の実指の指紋をカメラ等で
読み取ることができ、利用者の指紋を予め登録する場合
や指紋照合を行う場合に、指先を載せる指置き台を含
む。個人識別情報入力部2は、利用者毎に予め定めてあ
る個人識別情報(例えば、ID番号)、あるいは前記個
人識別情報の一部(例えば、ID番号の中の特定の一部
の桁で構成される選択情報)を入力する装置であり、例
えばテンキ−等で構成することができる。図1に示す実
施態様では、0から9までの数字と入力キ−22と中止
キ−21とからなる。個人識別情報(例えば、ID番
号)を磁気カ−ドやICカ−ドに記憶させておき、カ−
ドリ−ダ−にて暗証番号を読み込み、選択情報の入力を
テンキ−等で別々に行うように構成することもできる。
また、表示部3では、指紋照合の結果や操作手順等の操
作指示を表示することができる。表示部3としては、好
ましくは液晶(LCD)を用いることができるが、CR
T表示手段やスピ−カ−等の音声出力装置のみ或いはこ
れらを併用することもできる。
【0013】図2は、本発明による指紋照合装置10の
ブロック構成図である。図2に示すように、指紋入力部
1は、例えば、センサ部11とA/D変換部12とから
構成することができる。センサ部11は、例えば、指を
置いて実指の指紋情報を読み取り可能にする為のプリズ
ムからなる指置き台と、指紋に光を照射する為のLED
と、指紋を画像デ−タとして取り出す為の光学レンズ
と、画像デ−タを取り込むCCDイメ−ジセンサ等から
構成することができ、そして前記A/D変換部12は、
前記センサ部11から取り込まれた画像デ−タを量子化
することができる。
【0014】前記指紋入力部1は、個人識別情報入力部
2及び表示部3等とともに、インタ−フェ−ス(I/F)
5を介して制御部6に接続されている。制御部6は、周
辺回路を含めたCPU61、本発明による指紋照合装置
10の機能を実現する為のプログラム等を蓄積するRO
M62、及び予め登録された利用者の個人識別情報や照
合用の基準となる指紋情報等の個人情報が記憶されてい
るRAM63等からなる基本構成を有し、前記のように
インタ−フェ−ス(I/F)5を介して、指紋入力部1、
個人識別情報入力部2、表示部3、及び出力部7の各部
と電気的に信号の授受を行うことができるように接続さ
れている。
【0015】次に図3を参照して、個人情報記憶手段の
データの概要と比較照合の際の本実施態様に沿って説明
する。
【0016】まず、図3(a)は、RAM63に含まれ
る個人情報記憶手段のデータ構造の概要である。データ
には、各利用者の個人識別情報を記憶する個人識別情報
記憶領域と、生体状態記憶領域がある。個人識別情報に
は、利用者個人の情報がID番号が記憶されている。
【0017】生体状態は、利用者個人特有の身体的な特
徴等をデータ化した情報であり、指紋照合装置の場合
は、利用者指紋の画像データを量子化した情報である。
ここでは、指紋画像データの量子化方法についての説明
は省略する。
【0018】一般的な指紋照合装置の一人分のデータ量
は、個人識別情報が数バイト〜数十バイトであるのに対
して、生体情報は、メガバイトオーダーである。ここで
は、一人分の個人識別情報を3.5バイト、生体情報を
8メガバイトとして説明する。個人識別情報に対して、
生体情報は遙かにデータ量が多い為、各データの検索・
照合を行なう際に個人識別情報の照合と、生体情報の照
合に必要とする時間は全く異なる。
【0019】図3(b)は、一人分の個人識別情報記憶
領域のデータ構造の概略を示している。ここでは、個人
識別情報のデータサイズは、3.5バイトで16進数の
7桁のID番号とする。例えば、ある利用者のID番号
を「1234567」とし、選択情報を下1桁とする
と、この利用者の選択情報は「7」となる。
【0020】前記利用者が、選択情報「7」を入力して
指紋データの比較照合を行なう場合、図3(a)の個人
識別情報の下1桁が「7」である個人識別情報を検索す
る。該当する個人識別情報に対応する生体情報と、指紋
入力部1から入力された生体情報(指紋画像を量子化し
たデータ)とを順次比較照合する。比較照合に使う論理
は、各指紋照合装置の種類により異なり、予め設定して
ある論理を使用する。予め設定してあるしきい値以上の
近似がとれたときに、比較照合した生体情報が指紋入力
部1から入力された生体情報と一致するとCPU61に
て判断し、インタ−フェイス5を介して出力部7へ出力
信号を送出する。
【0021】通常、出力部7の先には、電気錠の外部解
錠信号の入力部、または、コンピュータへのアクセス許
可信号入力部等が接続される。電気錠が接続されている
場合、外部解錠信号(入室許可信号)を受けた電気錠が
解錠することにより、管理された部屋への入退出が許可
される。
【0022】このとき、同図で記憶された利用者数が1
000人として、記憶されている生体情報が一律に一指
のみであれば、個人識別情報の下1桁が「7」であるデ
ータが平均的には、100人となる。したがって、生体
情報の比較照合に要する時間は、記憶された全ての生体
情報と比較する照合の場合の1/10となる。また、選
択情報を下2桁にした場合、約1/100となる。
【0023】本願発明の時間短縮化や照合時の操作性に
ついては、生体情報を幾つかのグループに区分して各グ
ループ毎にグループ番号にて管理する方法と同程度の効
果を有し、また、個人識別情報や生体情報を記憶する際
にグループ毎にて管理していない為、管理操作性や登録
時操作が簡略化できる。
【0024】更に、選択情報を個人識別情報の中から管
理者が自由に選択できる為、利用用途にあった設定が可
能となる。これは、グループ番号を可変できる場合に比
べても、変更の際に各グループのグループ番号を他のグ
ループ番号と重複しないように注意しなくて良い。ま
た、グループ管理していないので、登録時に個人情報記
憶手段(RAM63)の記憶領域の有効活用ができる。
また、個人識別情報は一個人に特定される情報(例え
ば、ID番号)を使えば、この情報を使用して管理して
ある為、指紋照合装置(個人識別装置)の利用者の帳票
管理を行え、管理上なんら問題はない。
【0025】次に図4を参照して利用者の登録操作を行
う管理モ−ドについて、具体的な実施態様に沿って説明
する。なお、以下の実施態様では、管理者のID番号は
既に登録されているものとして説明する。
【0026】本発明による指紋照合装置10の電源をオ
ンすると、表示部3にて基本画面が表示される。これ
は、一般的には、日時が表示されるだけである。入力キ
−22を押下すると、表示部3に、例えば、「ID番号
を入力して下さい。」との照合操作指示が表示される
(ステップS1)。
【0027】この基本画面において、前記照合操作指示
に加えて、例えば、「ID番号の登録を行う場合には、
中止キ−21を3秒間以上押し続けて下さい。」との登
録操作指示を同時に表示させることもできる。ここで
は、登録操作を行うので、ID番号を入力する代わり
に、個人情報入力部2の中止キ−21を、例えば、3秒
間以上押下し続ける(ステップS2)。中止キ−21を
使用する代わりに、管理モ−ド切り替え用ボタンを別途
に設けることもできる。
【0028】中止キ−21の押下が3秒間以上継続する
と、表示部3の画面が「ID番号を入力して下さい。
(管理者)」となる(ステップS3)。そこで、管理者
は、予め登録されている管理者の個人識別情報であるI
D番号をテンキ−2から入力する(ステップS4)。
【0029】制御部6のCPU61は、RAM63に登
録されている管理者のID番号を読み出し、テンキ−2
から入力されたID番号との比較照合を行う(ステップ
S5)。照合の結果が一致しない場合には、ステップS1
に戻り、一致した場合には、指紋照合装置10が管理モ
−ドとなる。
【0030】管理モ−ドとなると、表示部3は、管理モ
−ドの選択画面となり、例えば、指紋デ−タ管理やシス
テム管理を選択させる画面となる(ステップS6)。指
紋デ−タ管理は、利用者の個人情報(すなわち、生体情
報及び個人識別情報)の登録、変更又は削除を行うモ−
ドであり、そして、システム管理は、例えば、時刻の設
定やスケジュ−ルの設定、接続される電気錠等の選択を
行うモ−ドである。
【0031】前記管理モ−ドの選択画面においては、具
体的に、例えば、「モ−ドを以下から選択して下さい。
指紋デ−タ管理、システム管理」と表示される。
【0032】ここでは、利用者の個人デ−タ登録を行う
場合について説明する。テンキ−2から「」を入力し
て、指紋デ−タ管理を選択する(ステップS7)と、登
録タイプの選択画面となる(ステップS8)。例えば、
登録する利用者の種類の選択、すなわち、「管理者
ユ−ザ−」の画面表示となる。ここでは、利用者、す
なわちユ−ザ−の登録を行うものとして、テンキ−2か
ら「2」を入力して、ユ−ザ−登録を選択する(ステッ
プS9)。
【0033】ユ−ザ−登録が選択されると、画面には、
例えば、「ID番号を入力して下さい。」との登録操作
指示が表示される(ステップS10)。そこで、管理者
は、利用者に利用者のID番号(例えば社員番号)であ
る「1234567」をテンキ−によって入力させる
(ステップS11)。
【0034】次に、画面は、指選択画面に変わる。指選
択画面とは、指紋デ−タを採取する指の1又はそれ以上
を選択させる画面であり、例えば、「指紋を採取する指
(計1本)を以下から選択して下さい。右手人差し指
右手中指右手薬指左手人差し指左手中指左手
薬指」の画面となる(ステップS12)。
【0035】指選択は、1から10本の指の中から任意
の数の指を選択させて登録するように設定することがで
き、その設定に従って指選択画面の表示を行う。例え
ば、前記のように右手および左手の各々3本の計6本の
中から1本を選択する画面とすることもできるが、各々
5本ずつで計10本の中から1本又はそれ以上を選択さ
せる画面としても、あるいは、各々4本ずつ計8本から
1本又はそれ以上を選択させる画面としても、更には右
手5本及び左手3本の計8本から1本又はそれ以上を選
択させるようにしてもよい。
【0036】ここでは、利用者は、右手人差し指を選択
するものとし、テンキ−2から「1」を入力する(ステ
ップS13)。続いて、画面には、例えば、「右手人差
し指を置いて下さい。」との操作指示が表示される。利
用者は、その指示に従って、右手人差し指を指紋入力部
1に置く(ステップS14)。
【0037】指紋の読み取り操作が終了すると、画面に
は、例えば、「指を離して下さい。」と表示される。こ
うして、一回の指紋採取で登録終了とすることもできる
が、例えば、5回続けて指紋を読み取らせた後、最も良
好に採取された指紋デ−タを登録するように設定するこ
ともできる。
【0038】こうして、利用者の個人情報、すなわち、
指紋デ−タ(生体情報)とID番号(個人識別情報)と
が一対となって登録される(ステップS15)。
【0039】指紋照合装置のRAM63では、前記個人
情報をマスタ−情報として記憶する。このようにして、
管理者は、利用者の全員の個人情報を予めRAM63に
登録する。
【0040】また、本発明の指紋照合装置10では、個
人情報を記憶する際、多数の個人識別情報をいくつかの
群に大別し各グル−プとして記憶するのではなく、選択
情報を設定することにより、比較照合を行なう際にデー
タの絞り込みを行ない、比較照合に要する時間を短縮さ
せる。選択情報としては、個人識別情報の任意の桁を用
いるのが好ましい。例えば、前記ID番号の特定の桁
[例えば、最後の1桁(1の位の数)あるいは最後の2
桁(10の位の数と1の位の数)]を選択情報とするこ
とができる。 ID番号が前記のように「123456
7」である場合には、「7」(最後の1桁)又は「6
7」(最後の2桁)を選択情報とすることができる。選
択情報とする桁は、任意であり、例えば、最初の桁であ
っても、あるいは最初から3桁目として設定することも
できる。更に、数字に限らず、アルファベット、ひらが
な又はカタカナ等、更にはそれらの組み合わせを用いる
こともできる。
【0041】次に、図5に基づいて、利用者が特定領域
に入場する場合の照合操作について説明する。
【0042】表示部3の画面には、通常、日時のみが表
示されている基本画面が表示されている(ステップS2
1)。
【0043】利用者は、テンキ−2から選択情報を入力
し、そして、入力キ−22を押下する。(ステップS2
2)。選択情報が入力されると、制御部6はこの選択情
報をも持つグル−プが存在するか否かを判断する(ステ
ップS23)。例えば、選択情報がID番号の下1桁と
されている場合に、選択情報「7」が入力されると、制
御部6はこの選択情報「7」を持つグル−プ、すなわ
ち、ID番号の下1桁が「7」のグル−プが存在するか
否かを判断する。入力された選択情報をもつグル−プが
存在しない場合には、表示部3に、例えば、「この選択
情報は使用できません。」との注意が表示される(ステ
ップS24)。そして、所定時間後(例えば、2秒後)
に、基本画面に戻る(ステップS21)。
【0044】制御部6が選択情報を有効と判断した場合
には、制御部6は、照合操作が3回目であるか否かを判
断する(ステップS25)。そして、3回目の照合操作
である場合には、表示部3に、例えば「照合不可」と表
示する(ステップS26)。3回目でない場合には、表
示部3にて「指を置いて下さい。」との操作指示を表示
する(ステップS27)。
【0045】利用者は、予め指紋入力部1に登録してあ
る指を置く(ステップS28)。指紋入力部1から入力
される指紋デ−タは、センサ11及びA/D変換部12
を介して制御部6のCPU61に送られる。CPU61
は、RAM63に記憶されている個人情報の中から、選
択情報が一致する個人情報の指紋デ−タと、入力された
指紋デ−タとを、順々に比較照合する(ステップS2
9)。
【0046】照合の結果、選択情報が一致するグル−プ
に属する個人情報の指紋デ−タの中に一致する指紋デ−
タが存在しない場合、(不一致の場合)には、ステップ
S25に戻り、前記回数チェックを経てから表示部3に
再び「指を置いて下さい。」との操作指示が表示される
(ステップS28)。不一致が3回目になると、表示部
3にて、例えば「照合不可」と表示され(ステップS2
6)、そして基本画面に戻る(ステップS21)。
【0047】一方、前記照合の結果、選択情報が一致す
るグル−プに属する個人情報の指紋デ−タの中に、一致
する指紋デ−タが存在する場合(一致の場合)には、例
えば電気錠(図示せず)等に解錠信号を出力する(ステ
ップS30)。
【0048】次に、個人識別情報の任意の桁で構成され
る選択情報を規定する特定の桁の設定登録について、図
6を参照して説明する。
【0049】管理モ−ドの選択画面(ステップS41)を
表示するまでの操作は、図4のステップS1からステッ
プS6まで同じである。
【0050】この選択画面にて、テンキ−2から「2」
を入力し、システム管理を選択する(ステップS42)
と、システム管理の選択画面が表示される(ステップS
43)。例えば、設定の種類の選択、すなわち、「時
刻の設定、スケジュ−ルの設定、特定の桁」の画面
表示となる。
【0051】ここでは、特定の桁の設定を行うものとし
て、テンキ−2から、「」を入力して、特定の桁の設
定を選択する(ステップS44)。特定の桁の設定が選
択されると、画面には、例えば、「特定の桁を入力して
下さい。」との登録操作指示が表示される(ステップS
45)。そこで、利用者は、所望する特定の桁である
「1」をテンキ−によって入力し、入力キ−22を押下
する(ステップS46)。こうして、利用者の選択情報
が、個人識別情報(例えば、社員番号等)の任意の桁、
すなわち下一桁に設定登録される(ステップS47)。
【0052】従って、この指紋照合装置の選択情報を規
定する特定の桁は、個人識別情報の下一桁となる。
【0053】利用者は、次回の照合から選択情報として
個人識別情報の下一桁の情報、すなわち個人識別情報が
「1234567」であれば、次から選択情報は「7」
となる。ここでは、個人識別情報を利用者個人の社員番
号を想定したID番号に限定して説明したが、個人識別
情報は、会社コード・事業所コード・所属部署・入社年
月日等を含むものでもよく、アルファベット・カタカナ
・ひらがな・漢字・キャラクタ文字等を含むものでも良
い。
【0054】本実施態様では、選択情報を個人識別情報
の特定の桁に設定登録できるようにソフトウエアのプロ
グラムにて定めているが、これらは、たとえば、ディッ
プスイッチ等で、設定登録を可能にしても良い。
【0055】また、選択情報として複数の桁であっても
よい。
【0056】
【発明の効果】以上のように、本発明による個人識別装
置によれば、記憶領域を極力少なくするとともに照合に
要する時間を短くし、個人識別情報の任意の桁を選択情
報として入力すればよく、利用者の操作の簡略化が図れ
る。また、選択情報を規定する個人識別情報の任意の桁
を一律に設定変更できる。
【0057】
【図面の簡単な説明】
図1…本発明の一実施態様である指紋照合装置の正面図
図2…指紋照合装置のブロック構成図図3…個人情報記
憶手段のデータ構造の概要図図4…利用者の個人情報を
登録する場合のフロ−チャ−ト図5…利用者の照合を行
う場合のフロ−チャ−ト図6…選択情報を規定する特定
の桁を設定登録する場合のフロ−チャ−ト
【符号の説明】
1…指紋入力部 2…個人識別情報入力部 3…表示部 5…インタ−フェ−ス 6…制御部 10…指紋照合装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】個人の生体情報を入力する生体情報入力手
    段と、前記個人を識別する為の情報を入力する個人識別
    情報入力手段と、前記個人識別情報入力手段によって入
    力された個人識別情報と前記生体情報入力手段によって
    入力された生体情報とを対応させて記憶する個人情報記
    憶手段と、前記個人識別情報の任意の桁を選択情報とし
    て入力する選択情報入力手段と、前記選択情報入力手段
    により前記選択情報を設定する設定手段と、前記選択情
    報入力手段により入力された選択情報と前記選択情報が
    一致する該個人識別情報に対応する前記個人情報記憶手
    段に記憶された生体情報と、前記生体情報入力手段によ
    り入力された生体情報とを照合して個人を識別する照合
    手段とを有することを特徴とする個人識別装置。
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