JP2000122818A - ネットワークプリンタ - Google Patents

ネットワークプリンタ

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JP2000122818A
JP2000122818A JP10292386A JP29238698A JP2000122818A JP 2000122818 A JP2000122818 A JP 2000122818A JP 10292386 A JP10292386 A JP 10292386A JP 29238698 A JP29238698 A JP 29238698A JP 2000122818 A JP2000122818 A JP 2000122818A
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JP10292386A
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Michio Maruyama
三千男 丸山
Toshihiro Shima
敏博 島
Kazuhiko Iida
飯田和彦
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オプションのネットワークボードが不要な安
価なネットワークプリンタを提供する。 【解決手段】 ネットワークプリンタ100は、パラレ
ルインタフェース451やシリアルインタフェース45
3の他に、通信ネットワーク55に接続するためのネッ
トワークインタフェース51を有する。プリンタ100
内のCPU31は、ネットワークインタフェース51が
受信したパケットからヘッダなどを除去して印刷ジョブ
データを取り出す通信タスクと、通信タスクで取り出し
た印刷ジョブデータやパラレル、シリアルインタフェー
ス451、453から受信した印刷ジョブデータを解釈
する言語タスクと、言語タスクの解釈結果に基づいて印
刷エンジン30へ送るべきラスタイメージを作成する印
刷タスクとを実行する。ネットワークインタフェース5
1は通信プロトコルの物理層とデーリンク層の制御を行
い、CPU31の通信タスクはデーリンク層より上層の
制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信ネットワーク
から印刷ジョブデータを受信し印刷する機能を備えたネ
ットワークプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】図1は従来のネットワークプリンタの要
部の構成を示す。
【0003】プリンタ1は、パラレルインタフェ−ス1
1を標準的に有しており、このパラレルインタフェ−ス
11を用いて、通常1台のホストコンピュータ3と専用
ケーブル3により1対1で直接接続することができる。
一方、会社内などで複数のホストコンピュータがプリン
タ1を共用する場合には、社内LANのような通信ネッ
トワーク9にプリンタ1を接続することになる。その場
合には、オプション品であるネットワークインタフェー
スボード5をプリンタ1に増設し、このネットワークイ
ンタフェースボード5を介して通信ネットワーク9とプ
リンタ1とを接続する。
【0004】ネットワークインタフェースボード5は、
プリンタ1のCPU17とは非同期で動作する独自のC
PU23を備え、このCPU23が通信プロトコルを実
行してネットワーク9から受信したパケットから印刷ジ
ョブデータを取り出しボード5上のDRAM25に一旦
蓄え、その後に、その蓄えた印刷ジョブデータをプリン
タ1に送りこむ。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のプリンタは、ネ
ットワークに接続する場合、上記のようにネットワーク
インタフェースボード5が必要である。しかし、ネット
ワークインタフェースボード5は独自のCPU23とD
RAM25を備え、しかも、高性能のパフォーマンスを
発揮するためにCPU23は高速でありDRAM25は
大容量であるから、必然的に高価である。よって、ネッ
トワークプリンタの値段は相当に高い。
【0006】また、プリンタとホストとの間で双方向通
信を行おうとすると、ホスト3とネットワークインタフ
ェースボード5との間、及びネットワークインタフェー
スボード5とプリンタ本体との間の2箇所に、双方向通
信に対応した複雑なプロトコルが必要となる。また、ネ
ットワークインタフェースボード5が存在すれば、メモ
リ間のデータのコピー量も多くなる。その結果、プリン
タのパフォーマンスが悪化し、これが高速なネットワー
クプリンタを開発する場合の重大な問題点となってい
る。
【0007】従って、本発明の目的は、より安価なネッ
トワークプリンタを提供することにある。
【0008】本発明の別の目的は、ネットワークインタ
フェースボードが不要なネットワークプリンタを提供す
ることにある。
【0009】本発明のまた別の目的は、高速なネットワ
ークプリンタを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のネットワークプ
リンタは、(1)通信ネットワークに接続され通信ネッ
トワークからパケットを受信するネットワークインタフ
ェース回路と、(2)ホスト装置と直接的に(つまり、
ネットワークを介さずに)接続できるホストインタフェ
ースを有してホスト装置から印刷ジョブデータを入力す
る入出力制御回路と、(3)ネットワークインタフェー
ス回路が受信したパケットから印刷ジョブデータを取り
出す処理と、パケットから取り出した印刷ジョブデータ
及び入出力制御装置からの印刷ジョブデータをそれぞれ
解釈する処理とを行う1つのCPUと、(4)CPUが
使用するRAMであって、パケットからの印刷ジョブデ
ータ及び入出力制御装置からの印刷ジョブデータが蓄積
されるRAMと、(5)CPUによる印刷ジョブデータ
の解釈結果を基にイメージデータを生成する印刷イメー
ジ生成手段と、(6)イメージデータに基づいて記録媒
体にイメージを印刷する印刷機構とを備える。
【0011】このネットワークプリンタによれば、独自
のCPUをもった高価なネットワークインタフェースボ
ードを用いなくてもネットワークに接続できるし、同時
にホスト装置と直接接続することもできる。従来のよう
なネットワークインタフェースボードとプリンタ本体と
の間の通信も不要となる。よって、安価で且つ高速化し
易い。
【0012】好適な実施形態では、入出力回路が、オプ
ションのネットワークインタフェースボードが接続でき
るオプションインタフェースを更に有していて、そのネ
ットワークインタフェースボードからも印刷ジョブデー
タを入力できる。従って、オプションのネットワークイ
ンタフェースボードを接続すれば、異なる2つのネット
ワークに同時に接続することができる。
【0013】好適な実施形態では、通信ネットワークの
通信プロトコルのうち、物理層及びデータリンク層まで
の制御をネットワークインタフェース回路が行い、デー
タリンク層より上層の制御をCPUが行う。データリン
ク層より上層の制御はパケットの行き先アプリケーショ
ンを選択するなど処理の分岐があって複雑であるが、一
方、物理層及びデータリンク層までの制御は処理分岐が
なく単純である。そこで、比較的単純な物理層及びデー
タリンク層の制御を専用ハードウェアであるネットワー
クインタフェース回路で行い、それより上層の複雑な制
御をソフトウェアによりCPUで行うことは、ネットワ
ーク通信を高速に行う上での一つの最適な方法である。
【0014】好適な実施形態では、CPUが使用するR
AM内に、パケットからの印刷ジョブデータと入出力制
御回路からの印刷ジョブデータの双方の蓄積に共用され
る共通の印刷データバッファがある。印刷データバッフ
ァを共用することにより、必要なRAM容量が削減でき
る。
【0015】好適な実施形態では、CPUが使用するR
AMに、ネットワークからのパケットを蓄積するネット
ワークワーク専用のメモリ(ネットワークメモリ)と、
印刷ジョブデータを蓄える印刷データバッファとが設け
られる。CPUとそれが使用するRAMとは高速なバス
で接続されているから、そのRAM内にネットワークワ
ークメモリと印刷データバッファとがあると、ネットワ
ークワークメモリ内のパケットから印刷ジョブデータを
取り出し印刷データバッファにコピーする処理が高速に
行える。
【0016】好適な実施形態では、CPUは、それぞれ
タスクとして、パケットから印刷ジョブデータを取り出
す処理(通信タスク)と、パケットからの印刷ジョブデ
ータを解釈する処理(言語タスク)とを行う。その際、
通信タスクに対して言語タスクより高い優先順位が付与
されている。これにより、ネットワークからのデータ受
信を優先的に実行して全データを短時間に受信し終える
ことができ、データ送信元のホスト装置を早期に解放す
ることができる。
【0017】また、好適な実施形態では、言語タスクの
解釈結果からイメージデータを作成する処理もCPUの
タスク(印刷タスク)として行う。この場合、印刷タス
クには通信タスクや言語タスクよりも高い優先順位が付
与される。これにより、特に電子写真方式の印刷エンジ
ンを用いる場合に、エンジンの速度にイメージ作成処理
が間に合わない所謂アンダーランエラーの発生が防止さ
れる。また、別の実施形態では、上記イメージ作成処理
をCPUではなく専用ハードウェアで行う。
【0018】好適な実施形態では、プリンタのステータ
ス設定情報を保存している第1の書換可能不揮発性メモ
リ(例えば、EEPROM)と、プリンタのネットワー
クアドレス(例えばIPアドレスなど)を保存している
第2の書換可能不揮発性メモリ(例えば、別のEEPR
OM)とを有する。ステータス設定情報はユーザによっ
て随時に書換えられるため、このステータス設定情報を
保存するEEPROMから、ネットワークアドレスを保
存するEEPROMを別にすることによって、ネットワ
ークアドレスが書換えられてしまうことが防止される。
【0019】
【発明の実施の形態】図2は、本発明の一実施形態にか
かるネットワークプリンタの要部の構成を示す。
【0020】ネットワークプリンタ100は、例えば電
子写真プロセスを実行して用紙上に実際のイメージを形
成する印刷エンジン30と、外部のホストコンピュータ
(図示せず)から受信した印刷ジョブデータに基づいて
印刷エンジン30へ送るべきラスタイメージデータを生
成する1つのCPU31とを有する。
【0021】CPU31のシステムバス33には、高速
アクセスに適した大容量のSDRAM(シンクロナスD
RAM)33が接続されている。このSDRAM33
は、ネットワークから受信したパケットを蓄積するため
のネットワーク専用のネットワークワークメモリ35
1、印刷ジョブデータを蓄積するための印刷データバッ
ファ353、印刷ジョブデータから生成されるページ単
位の印刷要求を順番に蓄積する印刷キュー355、各ペ
ージの印刷要求から生成されるラスタイメージを蓄積す
る印刷イメージバッファ357、及びCPU31のその
他のワークメモリ359などとして使用される。
【0022】また、キャラクタフォントを格納したキャ
ラクタROM37やCPU31用プログラムコードを格
納したプログラムROM39などが、メモリ用データバ
ス43に接続されている。
【0023】入出力制御回路45は、パラレルインタフ
ェース回路451とシリアルインタフェース回路453
と更に第3の汎用インタフェース回路455とをもつ。
パラレルインタフェース回路451とシリアルインタフ
ェース回路453には、それぞれ、専用ケーブルを介し
て例えばホストコンピュータ61、63を1台づつ接続
することができる。汎用インタフェース回路455に
は、例えば従来のオプションネットワークインタフェー
スボード65を接続することができる(これを増設する
と、後述する標準装備のネットワークインタフェース回
路51との併用で、異なる2つのネットワークにこのプ
リンタ30を接続することができる)。この入出力制御
回路45は、上述したCPU31側に対してデータを入
出力するためのバス47に接続されている。また、入出
力制御回路45にはEEPROM48が接続されてお
り、このEEPROM48にはこのプリンタ30の解像
度や用紙サイズなどのステータス設定情報が保存される
(これは必要に応じユーザによって書き換えられる)。
【0024】メモリ制御回路41が、上述したCPUの
システムバス33と、メモリ用データバス43と、入出
力制御回路45からのバス47とに接続されている。メ
モリ制御回路41は、CPU31からの指令で、ROM
37、39からデータを読み出したり、SDRAM35
にデータを読み書きしたりする機能をもつ。また、メモ
リ制御回路41はDMAコントローラを内蔵し、後述す
る入出力制御回路45からの印刷ジョブデータをDMA
の方法でSDRAM35の印刷データバッファ353へ
書きこんだり、SDRAM35の印刷イメージバッファ
355内のラスタイメージをDMAの方法で印刷エンジ
ン30へ転送したりする機能ももつ。
【0025】メモリ用データバス43にはさらに、ネッ
トワーク55に接続するためのネットワークインタフェ
ース回路51が接続されている。このネットワークイン
タフェース回路51は物理層制御回路513とデータリ
ンク層制御回路511とを有する。物理層制御回路51
3は、ネットワーク通信プロトコルの物理層の制御、す
なわち、ネットワーク55上の電気信号とネットワーク
インタフェース回路51内部の電気信号(例えばTTL
信号)との間の変換を行う。データリンク層制御回路5
11は、ネットワーク通信プロトコルのデータリンク層
の制御、すなわち、ネットワーク55から受信したパケ
ットからデータリンク層までのヘッダやフッタを外し、
そこに含まれる宛先ネットワークアドレス(例えば、宛
先IPアドレス)に基づいて、このプリンタ30宛ての
パケットを識別して抽出する処理を行う。データリンク
層制御回路511は小容量のSRAM515とEEPR
OM517とを有している。データリンク層制御回路5
11が抽出したプリンタ30宛てのパケットはSRAM
515に一時的に蓄えられる。EEPROM517に
は、このプリンタ30のIPアドレスなどは格納されて
いる(これは、前述のEEPROM48のステータ設定
情報と異なり、ユーザによって随時に書きかえられるこ
とはない)。
【0026】以下、上述した構成中の主要な要素の機能
を説明する。
【0027】ネットワークインタフェース回路51のデ
ータリンク層制御回路511は、前述したようにネット
ワーク55から受信したパケット中からこのプリンタ3
0宛てのパケットを抽出してSRAM515に書きこむ
が、所定量のパケットがSRAM515に貯まると、信
号線53を通じて通信要求を入出力制御回路49に対し
て送る。
【0028】入出力制御回路49は、上記通信要求を受
けると、信号線49を通じて通信割込要求をCPU31
に対して送る。また、入出力制御回路49は、自己のイ
ンタフェース回路451、453、455から単位量
(例えば、1バイト)のデータを受信すると、DMAの
リクエストをメモリ制御回路41へ送る。
【0029】メモリ制御回路41は、後述するCPU3
1の通信割込処理においてCPU31からの指示によ
り、ネットワークインタフェース回路51のSRAM5
15からパケットを読みこみCPU31に渡す。また、
メモリ制御回路41は、入出力制御回路45からDMA
リクエストを受けると、入出力制御回路45が受信した
データを入出力制御回路45から読みこんで、DMAに
よりSDRAM35の印刷データバッファ353に書き
こむ。
【0030】CPU31は、通信タスク、言語タスク及
び印刷タスクの3つのタスクを実行し、また、幾つかの
割込処理も実行する。割込処理の一つに通信割込があ
り、これは上述した入出力制御回路45からの通信割込
要求(つまり、ネットワークインタフェース回路513
からの通信要求)によって実行開始される。通信割込で
は、CPU31は前述したようにメモリ制御回路41を
通じてネットワークインタフェース回路51からパケッ
トを受け取り、これをSDRAM35のネットワークワ
ークメモリ351に書きこむ。
【0031】図3は、CPU31の通信、言語及び印刷
の3つのタスクを示している。
【0032】CPU1の通信タスクは、上述の通信割込
によってSDRAM35のネットワークワークメモリ3
51にパケットが書きこまれるのを待っていて、パケッ
トが書きこまれるとネットワークワークメモリ351の
パケットから印刷に不要なヘッダやフッタを外して印刷
ジョブデータを取り出し、印刷ジョブデータをSDRA
M35の印刷データバッファ353に書きこむ。通信タ
スクは、印刷データバッファ353に空きがある限り、
パケットを受信してそのパケットから印刷ジョブデータ
を取り出し印刷データバッファ353に書きこむ動作を
継続する。
【0033】CPU31の言語タスクは、上述した通信
タスク又はメモリ制御回路41のDMAによってSDR
AM35の印刷データバッファ353に印刷ジョブデー
タが書き込まれるのを待っていて、印刷ジョブデータが
書き込まれると、これを読み出し解釈してページ単位の
印刷要求を作成し、その印刷要求をSDRAM35の印
刷キュー355に書きんでいく。
【0034】CPU31の印刷タスクは、上述の言語タ
スクによって印刷キュー355に印刷要求が書きこまれ
るのを待っていて、印刷要求が書きこまれると、これを
印刷キュー355から読み出し、この印刷要求に基づい
てラスターイメージを作成してSDRAM35内の印刷
イメージバッファ357に展開する。印刷イメージバッ
ファに展開されたラスタイメージは、前述したようにメ
モリ制御41のDMAにより印刷エンジン35に転送さ
れる。
【0035】通信タスク、言語タスク及び印刷タスクの
3つのタスクには、優先順位が予め付けられていて、C
PU31は優先順位のより高いタスクを優先して実行す
る。電子写真方式の印刷エンジン30を用いる場合、最
も優先順位の高いのは印刷タスクである。その理由は、
印刷エンジンが動いて用紙を搬送しつつ頁の印刷を行っ
ている間、印刷エンジンの印刷速度に遅れないように頁
のラスターイメージを作成しなければならないからであ
る。2番目の優先順位をもつのは通信タスクである。そ
の理由は、ネットワーク55からパケットの受信を開始
したら、できるだけ短時間に全パケットを受信し終え
て、送信元のホストコンピュータを早期に解放すること
が望まれるからである。最も優先順位が低いのは言語タ
スクである。その理由は、もし言語タスクが通信タスク
より優先順位が高いと、受信した印刷ジョブデータを全
て解釈し終わるまで、通信タスクが後続のパケットを受
信することができなくなるからである。従って、言語タ
スクは、印刷タスクと通信タスクが待機状態にあるとき
に実行されて印刷要求を作ることになる。
【0036】言語タスクは優先順位が最も低いが、しか
し、いつまでも実行されないと印刷もできないことにな
る。そこで、高いパフォーマンスを得るには、言語タス
クにも適度にCPU31を割り当てなければならない。
そこで、ネットワーク55の通信の速さに応じて印刷デ
ータバッファ353のサイズを動的に変化させることに
より(例えば、ネットワークが遅いほどバッファサイズ
を小さくして通信タスク43が早く終了させるようにす
ることにより)、通信タスク、言語タスク及び印刷タス
クへのCPU31の割り当てを最適化するスケジュール
制御も、CPU31は行なう。
【0037】以下に、上記のように構成されたネットワ
ークプリンタ100のデータ受信からラスタイメージ生
成までの動作を説明する。
【0038】ネットワーク55からネットワークインタ
フェース回路51にデータ受信する場合の動作は次の
(1)〜(4)の手順の通りである。
【0039】(1) ネットワークインタフェース回路
51が、ネットワーク55からパケットを受信すると、
SRAM515に所定量のパケットが貯まった時点で、
CPU31に対して通信割込要求が発される。
【0040】(2) すると、CPU31は通信割込を
実行して、ネットワークインタフェース回路51からパ
ケットを読み出し、これをSDRAM35のネットワー
クワークメモリ351に書きこむ。
【0041】(3) 次に、CPU31は通信タスクを
実行して、ネットワークワークメモリ351上のパケッ
トから印刷に不必要なヘッダやフッタの部分を削除し
て、正味の印刷ジョブデータを取りだし印刷データバッ
ファ353にコピーする。
【0042】(4) 次に、CPU31は言語タスクを
実行して、印刷データバッファ353内の印刷ジョブデ
ータを読み出し頁単位の印刷要求を作成して印刷キュー
355に書きこみ、また、印刷タスクを実行して、その
印刷要求をラスタイメージに変換して印刷イメージバッ
ファ357に書きこむ。
【0043】次に、入出力制御回路45のパラレル、シ
リアル又は汎用インタフェースにデータ受信する場合の
動作は次の(1)〜(6)の手順の通りである。
【0044】(1) CPU31はメモリ制御回路41
のDMAコントローラに対して、入出力制御回路45か
らのデータを指定サイズ分だけSDRAM35の印刷デ
ータバッファ353に書きこむように、パラメータ設定
をする。
【0045】(2) 入出力制御回路45が、ホストコ
ンピュータ61、63などから単位サイズ(例えば1バ
イト)のデータを受信すると、メモリ制御回路41に対
してDMAリクエストを発生する。
【0046】(3) すると、メモリ制御回路41は、
入出力制御回路45の受信データをDMAによりSDR
AM35の印刷データバッファ353に書きこむ。
【0047】(4) 上記(2)及び(3)の動作が、
上記(1)でメモリ制御回路41に設定された指定サイ
ズ分のデータが印刷データバッファ353に書きこまれ
るまで繰り返される。
【0048】(5) メモリ制御回路41は、上記
(1)で設定された指定サイズ分のデータ書き込みが終
了すると、CPU31に対して割り込みを発生する。
【0049】(6) するとCPU31は言語タスクを
実行して、印刷データバッファ353内の印刷ジョブデ
ータを読み出し頁単位の印刷要求を作成して印刷キュー
355に書きこみ、また、印刷タスクを実行して、その
印刷要求をラスタイメージに変換して印刷イメージバッ
ファ357に書きこむ。
【0050】以上、本発明の一実施形態を説明したが、
この実施形態はあくまで本発明の説明のための例示であ
り、本発明をこの実施形態にのみ限定する趣旨ではな
い。従って、本発明は、上記実施形態以外の様々な形態
でも実施することができる。例えば、上記実施形態で
は、入出力制御回路45で受信したデータのSDRAM
35への書き込みはDMAで行ない、ネットワークイン
タフェース回路51で受信したデータのSDRAM35
への書き込みはCPUの割込処理により行っているが、
必ずしもそうする必要はなく、両方ともDMAで行って
もよいし、両方とも割込処理で行ってもよいし、或い
は、上記実施形態とは逆にしてもよい。また、上記実施
形態ではCPU31が通信、言語及び印刷の3つのタス
クを実行するが、印刷タスクは専用ハードウェアで行う
ようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のネットワークプリンタの要部の構成を示
すブロック図。
【図2】本発明の一実施形態にかかるネットワークプリ
ンタの要部の構成を示すブロック図。
【図3】CPU31の3つのタスクを示す説明図。
【符号の説明】
100 ネットワークプリンタ 30 印刷エンジン 31 CPU 35 SDRAM 351 ネットワークワークメモリ 353 印刷データバッファ 355 印刷キュー 357 印刷イメージバッファ 41 メモリ制御回路 45 入出力制御回路 451 パラレルインタフェース回路 453 シリアルインタフェース回路 455 汎用インタフェース回路 48 EEPROM 51 ネットワークインタフェース回路 511 データリンク層制御回路 513 物理層制御回路 515 SRAM 517 EEPROM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯田和彦 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 5B021 AA30 BB07 BB09 DD12 DD15 DD20 EE01

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ネットワークに接続可能なネットワ
    ークプリンタにおいて、 前記通信ネットワークに接続され、この通信ネットワー
    クからパケットを受信するネットワークインタフェース
    回路と、 ホスト装置と直接的に接続できるホストインタフェース
    を有し、前記ホスト装置から印刷ジョブデータを入力す
    る入出力制御回路と、 前記ネットワークインタフェース回路が受信したパケッ
    トから印刷ジョブデータを取り出す処理と、前記パケッ
    トから取り出した印刷ジョブデータ及び前記入出力制御
    装置からの印刷ジョブデータをそれぞれ解釈する処理と
    を行う1つのCPUと、 前記CPUが使用するRAMであって、前記パケットか
    らの印刷ジョブデータ及び前記入出力制御装置からの印
    刷ジョブデータが蓄積されるRAMと、 前記CPUによる印刷ジョブデータの解釈結果を基にイ
    メージデータを生成する印刷イメージ生成手段と、 前記イメージデータに基づいて記録媒体にイメージを印
    刷する印刷機構とを備えたネットワークプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記入出力回路が、オプションのネット
    ワークインタフェースボードが接続できるオプションイ
    ンタフェースを更に有し、前記ネットワークインタフェ
    ースボードからも印刷ジョブデータを入力できる請求項
    1記載のネットワークプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記通信ネットワークの通信プロトコル
    について、 前記ネットワークインタフェース回路が物理層及びデー
    タリンク層までの制御を行い、 前記CPUがデータリンク層より上層の制御を行う、請
    求項1記載のネットワークプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記RAMが、前記パケットからの印刷
    ジョブデータ及び前記入出力制御回路からの印刷ジョブ
    データの双方の蓄積に共用される共通の印刷データバッ
    ファを有している請求項1記載のネットワークプリン
    タ。
  5. 【請求項5】 前記RAMが、前記ネットワークインタ
    フェース回路からのパケットを蓄積するためのネットワ
    ークワーク専用のメモリを有している請求項1記載のネ
    ットワークプリンタ。
  6. 【請求項6】 前記CPUは、前記パケットから印刷ジ
    ョブデータを取り出す通信タスクと、前記パケットから
    の印刷ジョブデータを解釈する言語タスクとを有する請
    求項1記載のネットワークプリンタ。
  7. 【請求項7】 前記通信タスクに対して前記言語タスク
    より高い優先順位が付与され、前記CPUは優先順位の
    高いタスクを優先的に実行する請求項6記載のネットワ
    ークプリンタ。
  8. 【請求項8】 前記CPUは、前記印刷イメージ生成手
    段として機能する印刷タスクを更に実行する請求項6記
    載のネットワークプリンタ。
  9. 【請求項9】 前記通信、言語及び印刷の3つのタスク
    のうち、前記印刷タスクに最も高い優先順位が付与さ
    れ、前記通信タスクに2番目の優先順位が付与され、前
    記言語タスクに最も低い優先順位が付与され、前記CP
    Uは優先順位の高いタスクを優先的に実行する請求項8
    記載のネットワークプリンタ。
  10. 【請求項10】 前記CPUは、前記ネットワークイン
    タフェース回路が受信したパケットを前記RAMに書き
    こむ通信割込処理を更に有する請求項6記載のネットワ
    ークプリンタ。
  11. 【請求項11】 ユーザにより設定変更され得るこのネ
    ットワークプリンタのステータス設定情報を保存してい
    る第1の書換可能不揮発性メモリと、 前記ネットワークインタフェース回路が使用するこのネ
    ットワークプリンタのネットワークアドレスを保存して
    いる第2の書換可能不揮発性メモリとを更に備えた請求
    項1記載のネットワークプリンタ。
JP10292386A 1998-10-14 1998-10-14 ネットワークプリンタ Pending JP2000122818A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100385384C (zh) * 2000-11-27 2008-04-30 西尔弗布鲁克研究有限公司 带网络接口的打印机

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