JP2000120367A - 外締めライナプレートとその使用方法 - Google Patents
外締めライナプレートとその使用方法Info
- Publication number
- JP2000120367A JP2000120367A JP10295026A JP29502698A JP2000120367A JP 2000120367 A JP2000120367 A JP 2000120367A JP 10295026 A JP10295026 A JP 10295026A JP 29502698 A JP29502698 A JP 29502698A JP 2000120367 A JP2000120367 A JP 2000120367A
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- JP
- Japan
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- liner plate
- assembled
- shaft
- liner
- flange
- Prior art date
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- Pending
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- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ライナプレートの中に入らずに、外から組立
作業ができる方法を開発する。 【解決手段】 ライナプレートの四周のボルト孔付きフ
ランジを、ライナプレートの湾曲の外側に向けて取付け
て、ライナプレートを組立てる場合、ライナプレートの
外側からボルト締めができるようにする。
作業ができる方法を開発する。 【解決手段】 ライナプレートの四周のボルト孔付きフ
ランジを、ライナプレートの湾曲の外側に向けて取付け
て、ライナプレートを組立てる場合、ライナプレートの
外側からボルト締めができるようにする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、コルゲートパイプ
と同様に波付けを施した湾曲鋼板の四周にフランジを取
り付けた立坑用の土止め及び覆工材として使用されるラ
イナプレート及びその使用法に関する。
と同様に波付けを施した湾曲鋼板の四周にフランジを取
り付けた立坑用の土止め及び覆工材として使用されるラ
イナプレート及びその使用法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のライナプレートを図５及び図６に
示す。波付けで補強した湾曲鋼板の四周を湾曲の内側か
ら締付が可能なようにボルト孔付きのフランジを取付け
たものである。ライナプレートを使用して立坑を構築す
る最も普通の作業を図７に示す。円形の立坑内面にライ
ナプレートで壁を構成して土砂の崩壊を防ぐのである
が、ライナプレートの下を１枚分だけ掘り下げ、この部
分にライナプレートの１枚だけをボルトナットで取り付
ける。これを繰り返して１段分のライナプレート壁を連
結したら、坑底の中央部をライナプレート１段分だけ掘
削する。この様にして掘り進めて、ライナプレートで土
止めが施された立坑が完成する。従って、ライナプレー
トの組立作業は立坑の内部からボルト締め作業ができる
ようにライナプレートの四周のフランジは全部湾曲の内
側に向けて取り付けてある。図８はライナプレートの第
２段目迄の組立て順序を示したものである。最初に取付
けた１枚の横に次の１枚を取り付けてゆきこれを１周さ
せて１段を完成する。
示す。波付けで補強した湾曲鋼板の四周を湾曲の内側か
ら締付が可能なようにボルト孔付きのフランジを取付け
たものである。ライナプレートを使用して立坑を構築す
る最も普通の作業を図７に示す。円形の立坑内面にライ
ナプレートで壁を構成して土砂の崩壊を防ぐのである
が、ライナプレートの下を１枚分だけ掘り下げ、この部
分にライナプレートの１枚だけをボルトナットで取り付
ける。これを繰り返して１段分のライナプレート壁を連
結したら、坑底の中央部をライナプレート１段分だけ掘
削する。この様にして掘り進めて、ライナプレートで土
止めが施された立坑が完成する。従って、ライナプレー
トの組立作業は立坑の内部からボルト締め作業ができる
ようにライナプレートの四周のフランジは全部湾曲の内
側に向けて取り付けてある。図８はライナプレートの第
２段目迄の組立て順序を示したものである。最初に取付
けた１枚の横に次の１枚を取り付けてゆきこれを１周さ
せて１段を完成する。
【０００３】
【発明が解決すべき課題】円形立坑の土止めを行う方法
の一例を特願平９−１０６４１３号に開示した。これを
図９に示す。円形ケーシングＣで掘削した立坑の中に鋼
管Ｓを挿入し、掘削機Ｍで円形ケーシングＣを引抜きな
がら硬化材Ｈを注入して立坑を築造する。鋼管Ｓにライ
ナプレートを使用するときは、当然地上で組立てるの
で、作業者がライナプレートの内部に梯子などで入る必
要がある。また立坑が深いときはクレーンの吊り上げ高
さの制限から吊込みを数回に分けて行うため、立坑の中
に足場等を組んで中からボルト締めを行う必要がある。
これは作業能率上からも、安全上からも不具合である。
ライナプレートの外側から組立てられ、且つ足場等を使
用せず、作業者の手が届く範囲で作業をしたい。
の一例を特願平９−１０６４１３号に開示した。これを
図９に示す。円形ケーシングＣで掘削した立坑の中に鋼
管Ｓを挿入し、掘削機Ｍで円形ケーシングＣを引抜きな
がら硬化材Ｈを注入して立坑を築造する。鋼管Ｓにライ
ナプレートを使用するときは、当然地上で組立てるの
で、作業者がライナプレートの内部に梯子などで入る必
要がある。また立坑が深いときはクレーンの吊り上げ高
さの制限から吊込みを数回に分けて行うため、立坑の中
に足場等を組んで中からボルト締めを行う必要がある。
これは作業能率上からも、安全上からも不具合である。
ライナプレートの外側から組立てられ、且つ足場等を使
用せず、作業者の手が届く範囲で作業をしたい。
【０００４】
【課題を解決するための手段】ライナプレートの組立て
は中に入らなくて外からボルトナットが締められるよう
に、湾曲鉄板の四周のフランジを外向けに配置する。組
立ての高さは最高２メートル迄とし足場を使用せず手が
届く範囲で作業を行い、組み立て完了した部分は立坑の
上に簡単な治具を乗せ、同じく人の手が届く範囲で外か
ら結合して長さを伸ばしてゆく。
は中に入らなくて外からボルトナットが締められるよう
に、湾曲鉄板の四周のフランジを外向けに配置する。組
立ての高さは最高２メートル迄とし足場を使用せず手が
届く範囲で作業を行い、組み立て完了した部分は立坑の
上に簡単な治具を乗せ、同じく人の手が届く範囲で外か
ら結合して長さを伸ばしてゆく。
【０００５】
【実施例】図１、図２に四周のフランジを湾曲の外側に
出した構造のライナプレートを示す。波付けで補強した
湾曲鋼板１にボルト孔を有する横フランジ２と縦フラン
ジ３を取付け、その各々に縦ボルト孔４と横ボルト孔５
が明けてある。これらのボルト孔は相隣るライナプレー
トとボルトナットで結合される。
出した構造のライナプレートを示す。波付けで補強した
湾曲鋼板１にボルト孔を有する横フランジ２と縦フラン
ジ３を取付け、その各々に縦ボルト孔４と横ボルト孔５
が明けてある。これらのボルト孔は相隣るライナプレー
トとボルトナットで結合される。
【０００６】図３にこのライナプレートを使用する方法
の１例を示す。立坑掘削機１４で円形ケーシング１３を
使用して掘削完了した立坑１１の中に組み立てたライナ
プレート１２を挿入し円形ケーシング１３の縁に設けた
治具１５で、組み立てたライナプレート１２の上から２
段目のライナプレートの上端横フランジを支え、ライナ
プレートの落下を止めておく。地上の別の場所で適当長
さに組立てたライナプレート２２をクレーン１６で吊り
上げてライナプレート１２の頂部に搭載しボルトナット
で連結する。連結が終了したらライナープレート全体を
少し持ち上げて治具１５を外しライナプレート１２をラ
イナープレート２２と共に下げる。これを繰り返してラ
イナプレートを立坑底に着くまで挿入して土止めを完成
する。
の１例を示す。立坑掘削機１４で円形ケーシング１３を
使用して掘削完了した立坑１１の中に組み立てたライナ
プレート１２を挿入し円形ケーシング１３の縁に設けた
治具１５で、組み立てたライナプレート１２の上から２
段目のライナプレートの上端横フランジを支え、ライナ
プレートの落下を止めておく。地上の別の場所で適当長
さに組立てたライナプレート２２をクレーン１６で吊り
上げてライナプレート１２の頂部に搭載しボルトナット
で連結する。連結が終了したらライナープレート全体を
少し持ち上げて治具１５を外しライナプレート１２をラ
イナープレート２２と共に下げる。これを繰り返してラ
イナプレートを立坑底に着くまで挿入して土止めを完成
する。
【０００７】ボルト締めの作業は地上で行う場合も、立
坑の上で連結する場合も、作業員がライナプレートの外
で手の届く範囲で行うことができ、安全で、能率がよ
い。
坑の上で連結する場合も、作業員がライナプレートの外
で手の届く範囲で行うことができ、安全で、能率がよ
い。
【０００８】以上は地上で適当長さに組み立てたライナ
ープレートを立坑上で連結する方法を示したが、直接ラ
イナプレートを立坑上で一枚づつ組み立てることもでき
る。この場合も作業員は特別な足場を使用せず手の届く
範囲でライナプレートの外から作業をする事ができる。
ープレートを立坑上で連結する方法を示したが、直接ラ
イナプレートを立坑上で一枚づつ組み立てることもでき
る。この場合も作業員は特別な足場を使用せず手の届く
範囲でライナプレートの外から作業をする事ができる。
【０００９】図４にライナプレートを立坑の上で組立て
たり、連結したりする場合に立坑に挿入済みのライナプ
レートを支える治具の一例を示す。円形ケーシング１３
の縁に数個の台１７が引っかけられ、台１７に取り付け
られたガイド１８の中を活動するスライドバー１９があ
り、これを動かしてライナプレートの横フランジの下に
当て支える。スライドバー１９には把手２０を付けて取
扱いを便にしている。
たり、連結したりする場合に立坑に挿入済みのライナプ
レートを支える治具の一例を示す。円形ケーシング１３
の縁に数個の台１７が引っかけられ、台１７に取り付け
られたガイド１８の中を活動するスライドバー１９があ
り、これを動かしてライナプレートの横フランジの下に
当て支える。スライドバー１９には把手２０を付けて取
扱いを便にしている。
【００１０】円形ケーシングの中にライナプレートを投
入した後は、底版コンクリートを打設して、円形ケーシ
ングを徐々に引抜ながら地山とライナプレートの間にセ
メントミルク等の硬化材を注入して立坑の築造を完了す
る。
入した後は、底版コンクリートを打設して、円形ケーシ
ングを徐々に引抜ながら地山とライナプレートの間にセ
メントミルク等の硬化材を注入して立坑の築造を完了す
る。
【発明の効果】１ ライナプレートを地上で組立てる場
合、外から作業ができるので、安全で、能率がよい。 ２ 組立や連結作業に足場や梯子が不要で、作業員の手
が届く高さで行うことができるので疲労が少なく、安全
である。 ３ 立坑の上以外の場所で組立てを行う場合、数箇所で
同時に工事を行うことができるので工事時間の短縮がは
かられる。 ４ 従来の内締め式のライナプレートと構造が殆ど違わ
ないので従来のライナプレートの信頼性得られ、同じ強
度計算式がそのま適応できる。
合、外から作業ができるので、安全で、能率がよい。 ２ 組立や連結作業に足場や梯子が不要で、作業員の手
が届く高さで行うことができるので疲労が少なく、安全
である。 ３ 立坑の上以外の場所で組立てを行う場合、数箇所で
同時に工事を行うことができるので工事時間の短縮がは
かられる。 ４ 従来の内締め式のライナプレートと構造が殆ど違わ
ないので従来のライナプレートの信頼性得られ、同じ強
度計算式がそのま適応できる。
【図１】外締めライナプレートの正面図と断面図であ
る。
る。
【図２】外締めライナプレートの上面図である。
【図３】外締めライナプレートの使用法の一例を示す図
である。
である。
【図４】外締めライナプレートの立坑上での連結治具の
一例を示す正面図と断面図である。
一例を示す正面図と断面図である。
【図５】従来の内締めライナプレートの正面図と断面図
である。
である。
【図６】従来の内締めライナプレートの上面図である。
【図７】従来の内締めライナプレートの使用方法を第２
段目について説明した図である。
段目について説明した図である。
【図８】ライナプレートの組み立ての順序を示す図であ
る。
る。
【図９】立坑の土止め工法の一例を示す図である。
１ 湾曲鋼板 ２ 横フランジ ３ 縦フランジ ４ 縦ボルト孔 ５ 横ボルト孔 １１ 立坑 １２ ライナプレート １３ 円形ケーシング １４ 立坑掘削機 １５ 治具 １６ クレーン １７ 台 １８ ガイド １９ スライドバー ２０ 把手 ２２ ライナプレート
Claims (2)
- 【請求項１】 波付けを施した湾曲鋼板の四周に、ボル
ト孔付きフランジを該湾曲の外側に向けて取り付けたラ
イナプレート。 - 【請求項２】 円形ケーシングで掘削した立坑のケーシ
ング縁に治具を取付けてライナプレートを支えながら、
ライナプレートの外側から組立や連結作業を行う請求項
１に記載のライナプレートの使用方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10295026A JP2000120367A (ja) | 1998-10-16 | 1998-10-16 | 外締めライナプレートとその使用方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10295026A JP2000120367A (ja) | 1998-10-16 | 1998-10-16 | 外締めライナプレートとその使用方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000120367A true JP2000120367A (ja) | 2000-04-25 |
Family
ID=17815372
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10295026A Pending JP2000120367A (ja) | 1998-10-16 | 1998-10-16 | 外締めライナプレートとその使用方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000120367A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008082072A (ja) * | 2006-09-28 | 2008-04-10 | Nippon Steel & Sumikin Metal Products Co Ltd | 土木構造用の波付け鋼板および同波付け鋼板の製造方法ならびに同波付け鋼板を用いて構築される構造物 |
| JP2011058189A (ja) * | 2009-09-07 | 2011-03-24 | Osakabe:Kk | ライナープレート及び深礎工法 |
| JP2011106190A (ja) * | 2009-11-19 | 2011-06-02 | East Japan Railway Co | ライナープレート連結構造及びライナープレート連結構造体 |
| JP2013023978A (ja) * | 2011-07-25 | 2013-02-04 | Nippon Steel & Sumikin Metal Products Co Ltd | 小規模建築物用基礎の補強工法 |
| JP2021011727A (ja) * | 2019-07-05 | 2021-02-04 | Ｊｆｅ建材株式会社 | コルゲート構造物及びそのコルゲート構造物の施工法 |
| CN112411667A (zh) * | 2019-08-23 | 2021-02-26 | 骊住株式会社 | 坑衬 |
-
1998
- 1998-10-16 JP JP10295026A patent/JP2000120367A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008082072A (ja) * | 2006-09-28 | 2008-04-10 | Nippon Steel & Sumikin Metal Products Co Ltd | 土木構造用の波付け鋼板および同波付け鋼板の製造方法ならびに同波付け鋼板を用いて構築される構造物 |
| JP2011058189A (ja) * | 2009-09-07 | 2011-03-24 | Osakabe:Kk | ライナープレート及び深礎工法 |
| JP2011106190A (ja) * | 2009-11-19 | 2011-06-02 | East Japan Railway Co | ライナープレート連結構造及びライナープレート連結構造体 |
| JP2013023978A (ja) * | 2011-07-25 | 2013-02-04 | Nippon Steel & Sumikin Metal Products Co Ltd | 小規模建築物用基礎の補強工法 |
| JP2021011727A (ja) * | 2019-07-05 | 2021-02-04 | Ｊｆｅ建材株式会社 | コルゲート構造物及びそのコルゲート構造物の施工法 |
| JP7249895B2 (ja) | 2019-07-05 | 2023-03-31 | Ｊｆｅ建材株式会社 | コルゲート構造物及びそのコルゲート構造物の施工法 |
| CN112411667A (zh) * | 2019-08-23 | 2021-02-26 | 骊住株式会社 | 坑衬 |
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