JP2000118048A - 網点形成装置および方法 - Google Patents

網点形成装置および方法

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JP2000118048A
JP2000118048A JP10295281A JP29528198A JP2000118048A JP 2000118048 A JP2000118048 A JP 2000118048A JP 10295281 A JP10295281 A JP 10295281A JP 29528198 A JP29528198 A JP 29528198A JP 2000118048 A JP2000118048 A JP 2000118048A
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exposure
dots
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scanning line
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JP10295281A
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Masaya Nakamura
正也 中村
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の走査方向に沿って露光ドットが2個以
上連続分布するようにして、走査方向に発生する誤差の
割合を低減すること。 【解決手段】 露光ドット候補位置生成部20は、画像
データの濃度値に基づいて形成パターンを参照すること
により、露光する際の露光ドットの候補位置を特定す
る。このようにして各網点領域ごとに特定された露光ド
ットの候補位置は、露光データ生成部30に送られる。
露光データ生成部30は、露光ドットの候補位置を所定
の走査方向に沿って1ラインごとに検査し、ライン上に
1個の露光ドットのみが孤立状態で分布するか否かを調
べる。主走査方向に沿って孤立状態で分布する1個の露
光ドットを検出すると、その検出された1個の露光ドッ
トの隣接位置に露光ドットを1個追加するとともに、他
のラインにおいて露光ドットを1個削除する。この結
果、走査方向に沿って露光ドットが2個以上連続分布す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、所定の網点領域
内に画像の濃度値に応じた網点を形成する網点形成装置
および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】画像を感材に対して露光する際に、所定
の網点領域内に画像の濃度値に応じた網点を露光形成す
ることによって画像の濃淡を表現することが行われてい
る。網点領域は、画像平面を複数の微少領域に分割した
1つの領域である。従って、1つの網点領域内に形成さ
れた1つの網点が複数個集合することによって画像の濃
淡を表現するものである。
【0003】このような網点形成を行うにあたって、従
来では、網点領域について予め準備された露光ドットの
形成パターンに基づいて画像の濃度値に応じた露光ドッ
ト(露光により黒化されるドット)を特定していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像を
走査露光する際には、露光部が感材に対して主走査方向
に高速で走査しつつ、露光部内の光源が点灯・消灯を行
うため、主走査方向に一定の誤差が発生する。
【0005】図12は、主走査方向Xに生じる誤差を説
明する図である。露光部の主走査方向Xへの走査に伴っ
て、光源から照射される光エネルギーは図中、A1,A
2,A3という順序で感材上を移動する。ここで、感材
上において主走査方向Xに幅haの部分だけ露光したい
場合に、露光部が感材に与える光エネルギーはA1,A
2,A3となる。ところが、実際に露光を行った場合、
露光される領域は幅hbとなることがある。この場合
は、主走査方向Xに沿って露光の開始端側と終了端側と
に一定の誤差dが発生していることとなる。この誤差d
は、主走査方向Xへの走査速度と感材の特性とに依存す
るものであり、主走査方向に沿って分布する露光ドット
の数にかかわらず一定である。
【0006】上記のような従来の方法で、網点を形成す
ると、主走査方向Xに沿って分布する露光ドットの数が
1個である場合、又は2個以上である場合にも露光の開
始端側と終了端側とに誤差dが発生することとなる。
【0007】ここで、主走査方向Xに沿って1個の露光
ドットのみが孤立状態で分布するときは、2個以上の露
光ドットが連続して分布する場合に比べて、主走査方向
Xに発生する誤差の割合が大きくなることとなり、好ま
しくない。
【0008】従って、網点形成を行う際には、主走査方
向Xに沿って1個の露光ドットのみが孤立状態で分布す
ることを避けることが必要となる。
【0009】そこで、この発明は、主走査方向に沿って
露光ドットが2個以上連続分布するようにし、主走査方
向に発生する誤差の割合を低減する網点形成装置および
方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、所定の網点領域内に濃度
値に応じた網点を形成する網点形成装置であって、(a)
前記網点領域内においてドットごとに網点形成していく
際の形成パターンを格納する記憶手段と、(b)網点形成
の対象となる画像の濃度値と前記形成パターンとに基づ
いて前記網点領域内において露光する際の露光ドットの
候補位置を求める露光ドット候補位置生成手段と、(c)
前記露光ドットの候補位置を所定の走査ライン方向に沿
って1ラインごとに検査し、前記走査ライン方向に沿っ
て1個の露光ドットのみが孤立状態で分布するときは、
当該走査ラインにおいて前記1個の露光ドットの露光位
置に隣接する位置に1個の露光ドットを追加するととも
に、他の走査ラインにおいて1個の露光ドットを削除す
ることにより、走査ラインにおいて露光ドットが孤立状
態とならないように露光ドットの位置を調整して露光デ
ータを生成する露光データ生成手段と、(d) 前記露光デ
ータに基づいて感材に対して前記走査ライン方向に沿っ
た露光を行うことにより、前記網点領域内にドットごと
の網点露光する露光手段とを備えている。
【0011】請求項2に記載の発明は、所定の網点領域
内に濃度値に応じた網点を形成する網点形成方法であっ
て、(a) 前記網点領域内においてドットごとに網点形成
していく際の形成パターンを予め格納しておく工程と、
(b) 網点形成の対象となる画像の濃度値と前記形成パタ
ーンとに基づいて前記網点領域内において露光する際の
露光ドットの候補位置を求める工程と、(c) 前記露光ド
ットの候補位置を所定の走査ライン方向に沿って1ライ
ンごとに検査し、前記走査ライン方向に沿って1個の露
光ドットのみが孤立状態で分布するときは、当該走査ラ
インにおいて前記1個の露光ドットの露光位置に隣接す
る位置に1個の露光ドットを追加するとともに、他の走
査ラインにおいて1個の露光ドットを削除することによ
り、走査ラインにおいて露光ドットが孤立状態とならな
いように露光ドットの位置を調整して露光データを生成
する工程、(d) 前記露光データに基づいて感材に対して
前記走査ライン方向に沿った露光を行うことにより、前
記網点領域内にドットごとの網点露光する工程とを有し
ている。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の一実施形態に
おける網点形成装置100の構成を示すブロック図であ
る。この網点形成装置100は、画像メモリ10と露光
ドット候補位置生成部20と露光データ生成部30と露
光部40と形成パターンメモリ50とを備えている。
【0013】画像メモリ10は網点化対象の画像データ
を格納しておくメモリである。形成パターンメモリ50
には、網点を形成する際に、1つの網点領域について露
光ドットの位置を選び出す順序が設定された形成パター
ンが予め格納されている。
【0014】露光ドット候補位置生成部20は、画像メ
モリ10から画像データを読み出すとともに、形成パタ
ーンメモリ50から形成パターンを読み出す。露光ドッ
ト候補位置生成部20は、画像データの濃度値に基づい
て形成パターンを参照することにより、露光する際の露
光ドットの候補位置を求める。このようにして各網点領
域ごとに得られた露光ドットの候補位置は、露光データ
生成部30に送られる。
【0015】露光データ生成部30は、露光ドットの候
補位置を主走査方向Xに沿って1ラインごとに検査し、
主走査方向Xに沿ってライン上に1個の露光ドットのみ
が孤立状態(主走査方向に沿って隣接するドットが存在
しない状態)で分布するか否かを調べる。そして、主走
査方向Xに沿って孤立状態で分布する露光ドットを検出
すると、その検出された1個の露光ドットの当該ライン
上の隣接位置に露光ドットを1個追加するとともに、他
の主走査ラインにおいて露光ドットを1個削除する。そ
して、主走査ラインにおいて孤立状態となる露光ドット
が存在しないように露光ドットの位置を調整した後、露
光データを生成して露光部40に出力する。
【0016】図2は、露光部40の概略構成の一例を示
す図である。露光部40には、感材2が貼り付けられる
円筒状の回転ドラム41と、内部に光源を備える露光ヘ
ッド42とが設けられている。回転ドラム41は図示し
ない回転駆動手段によって回転軸Rを中心にα方向に回
転可能なように構成されており、また、露光ヘッド42
は図示しない移動手段によって副走査方向となるY方向
に沿って移動可能なように構成されている。なお、回転
ドラム41が回転することにより、露光ヘッド42が感
材2に対して露光する方向は図に示すX方向となり、こ
のX方向が主走査方向となる。
【0017】感材2に対して網点の露光を行う際には、
回転ドラム41が高速でα方向に回転するとともに、露
光ヘッド42が比較的低速でY方向に移動する。そして
露光ヘッド42内の光源が露光データ生成部30から得
られる露光データに基づいて点灯・消灯することによ
り、感材2に対して螺旋状に露光記録が行われる。
【0018】上記のように構成された網点形成装置10
0において、画像データに基づいて網点の形成を行う処
理手順について具体例を参照しつつ以下に説明する。
【0019】図3は、この実施形態における処理手順を
示すフローチャートである。なお、網点化対象の画像デ
ータは予め画像メモリ10内に格納されているものとす
る。
【0020】ステップS1において、網点領域内におい
てドットごとに網点形成を行っていく際の形成パターン
を形成パターンメモリ50内に格納する。
【0021】ここで、形成パターンの一例を図4に示
す。なお、図4には、主走査方向と副走査方向とに対応
する方向をそれぞれX,Yで示している。図4において
は、1つの網点領域に、主走査方向Xに6ドット、副走
査方向Yに7ドットの合計42ドットが含まれる場合を
示している。そして、網点領域内に含まれる各ドットに
は、濃度値に応じて露光(黒化)される順序が設定され
ており、画像データの濃度値に応じて網点領域内の露光
ドットの位置が得られる。なお、図4には、1番目から
16番目までの露光順序を記していており、他のドット
に対する露光順序は省略している。
【0022】例えば、画像データの濃度値によって網点
領域内の7個のドットを露光する場合は、露光順序が1
〜7に設定されている7個のドットが露光ドットとして
選択される。このようにして選択される露光ドットはX
Y平面内で見れば網点領域のほぼ中央部に集合した状態
となる。
【0023】そして、ステップS2に進み、露光ドット
候補位置生成部20が画像メモリ10より画像データの
画素ごとの濃度値を読み出す。そして、露光ドット候補
位置生成部20は、ステップS3において形成パターン
メモリ50から形成パターンを読み出し、形成パターン
と濃度値とに基づいて網点領域内における露光ドットの
候補位置を求める。すなわち、露光ドット候補位置生成
部20は、画素ごとの濃度値に応じて各網点領域におけ
る露光ドットの数を求め、形成パターンに設定されてい
る露光順序に基づいて露光ドットを選択していくことに
より、複数の網点領域ごとに露光ドットの候補位置を求
める。
【0024】例えば、図4の形成パターンにおいて、網
点領域における露光ドットの数が1〜16で得られた場
合、それぞれの露光ドットの候補位置は図5(a)〜
(p)に示すようになる。露光ドットの数が1個の場合
は、図5(a)のように露光順序が1のドットのみが選
択されて露光ドットの候補となり、露光ドットの数が2
個の場合は、図5(b)のように露光順序が1〜2のド
ットが選択されて露光ドットの候補となる。以下、同様
に露光ドットの数に応じて露光ドットの候補位置が選択
される。
【0025】図5(a)〜(p)において、斜線を施し
ているドットは、主走査方向Xに沿って孤立状態となっ
ているドットである。したがって、この露光ドット候補
位置生成部20において生成された露光ドットの候補位
置に基づいて走査露光を行った場合は、主走査方向Xに
誤差の割合が大きくなる。このため、この実施の形態で
は、露光データ生成部30において次の処理が行われ
る。
【0026】ステップS4において、露光データ生成部
30は、網点領域内における露光ドットの数が3個以下
であるか否かを判定する。ここで、3個以下であるか否
かを判定するのは、主走査ラインにおいて露光ドットが
孤立状態とならないように露光ドットの位置を調整する
ことができるか否かを判定するためである。
【0027】例えば、図5(a)において斜線のドット
は主走査方向Xに沿って孤立状態であるが、網点領域内
に存在する露光ドットは1個のみであるため、他の主走
査ラインには露光ドットは存在しない。このため、主走
査ラインにおいて露光ドットが孤立状態とならないよう
に露光ドットの位置を調整することができない。
【0028】また、図5(c)においても斜線のドット
は主走査方向Xに沿って孤立状態であるが、網点領域内
に存在する露光ドットの数は3個であるため、主走査ラ
インにおいて露光ドットが孤立状態とならないように露
光ドットの位置を調整しようとすると、3個のドットが
主走査方向Xに直列に配置された状態となるため、網点
形状が乱れることとなる。従って、この状態においても
露光ドットの位置を調整することができない。
【0029】このため、ステップS4においては、網点
領域内における露光ドットの数が3個以下であるか否か
を判定することにより、主走査ラインにおいて露光ドッ
トが孤立状態とならないように露光ドットの位置を調整
することができるか否かを判定し、露光ドットの位置を
調整することができる場合は「YES」と判定されてス
テップS5に進む一方、露光ドットの位置を調整するこ
とができない場合は「NO」と判定されてステップS8
に進む。
【0030】ステップS5において露光データ生成部3
0は、主走査方向Xに沿って1個の露光ドットのみが孤
立状態で分布するか否かを判定する。すなわち、露光ド
ット候補位置生成部20において生成された露光ドット
の候補位置を調整する必要があるか否かを判定し、「Y
ES」であればステップS6に進み、「NO」であれば
ステップS8に進む。
【0031】例えば、図4の形成パターンに基づいて求
められた露光ドットの候補位置を示している図5(d)
〜(p)の場合について見ると、図5(d)〜(f),
(j)〜(l),(p)の場合は主走査方向Xに沿って
孤立状態となる露光ドットは存在しないので、「NO」
と判定される。一方、図5(g)〜(i),(m)〜
(o)の場合は斜線で示されたドットが主走査方向Xに
沿って孤立状態となる。従って、この場合は「YES」
と判定される。
【0032】そして、ステップS6において露光データ
生成部30は、主走査方向Xに沿って孤立状態となって
いる露光ドットの当該主走査ライン上の隣接する位置に
露光ドットを1個追加する。
【0033】例えば、図5(g)において斜線で示され
るドットは主走査方向Xに沿って孤立状態であるため、
このドットの主走査ライン上の隣接位置(図において隣
接する上下位置)に露光ドットを1個追加し、孤立状態
を解消する。なお、隣接位置に露光ドットを1個追加す
る際に、孤立状態の露光ドットの+X側と−X側とのい
ずれかの隣接位置に追加することとなる。この実施形態
においては、露光データ生成部30が図4に示したよう
に形成パターンを形成パターンメモリ50から読み出
し、形成パターンに設定されている露光ドットの候補位
置を選び出す際の露光順序が小さい方のドット位置に露
光ドットを追加するようにしているが、これに限定され
るものではない。
【0034】ところで、ステップS6による処理の結
果、網点領域内において露光ドットの数が1個追加した
状態であるため、この状態では画像の濃度値の再現性が
低下していることとなる。このため、網点領域内の露光
ドットを1個削除することによって画像の濃度値の再現
性を保つ必要がある。このような処理を行うのが次のス
テップS7である。
【0035】ステップS7において露光データ生成部3
0は、孤立状態の露光ドットが存在していた主走査ライ
ンと異なるラインから露光ドットを1個削除する。この
とき、主走査方向Xに沿って孤立状態の露光ドットが発
生しないように削除対象の露光ドットを選択する。この
実施形態では、露光データ生成部30が形成パターンを
読み出し、削除されることによって主走査方向Xに孤立
状態の露光ドットを発生させることがない露光ドットの
うち、形成パターンに設定されている露光順序が最大で
あるドットを削除対象の露光ドットとしている。
【0036】上記ステップS6及びS7で行われる処理
の内容を具体例を示しつつ説明する。図6ないし図11
は、ステップS6及びS7で行われる露光ドットの位置
調整を示す図である。なお、図6ないし図11は、それ
ぞれ図5(g)〜(i),(m)〜(o)の場合につい
ての露光ドットの位置調整を示している。また、各図に
おいてドット内に記された数字は形成パターンに設定さ
れている露光順序を示している。
【0037】まず、図6は、露光ドットの候補位置とし
て7ドットが求められている場合であり、図6(a)に
示すように主走査方向Xに沿った主走査ラインL1上に
は孤立状態で7番目のドットが存在している。ステップ
S6においては、7番目のドットの−X方向側に位置す
る10番目のドットが露光ドットとして追加される。そ
して、7個のドットのうち、削除しても孤立状態のドッ
トを発生させないドットは、主走査ラインL2に位置す
る1番目及び5番目のドットと、主走査ラインL3に位
置する6番目及び4番目のドットである。そして、ステ
ップS7では、これらのドットのうち最大の露光順序で
ある6番目のドットを削除対象の露光ドットとする。こ
の結果、露光データ生成部30では、図6(b)に示す
ように主走査ラインL1〜L3上のいずれにも孤立状態
となるドットが存在しない状態で7ドットを設定するこ
とができる。
【0038】次に、図7は、露光ドットの候補位置とし
て8ドットが求められている場合であり、図7(a)に
示すように主走査方向Xに沿った主走査ラインL1上に
は孤立状態で7番目のドットが存在している。ステップ
S6においては、7番目のドットの−X方向側に位置す
る10番目のドットが露光ドットとして追加される。そ
して、8個のドットのうち、削除しても孤立状態のドッ
トを発生させないドットは、主走査ラインL2に位置す
る1番目及び5番目のドットと、主走査ラインL3に位
置する6番目及び8番目のドットである。そして、ステ
ップS7では、これらのドットのうち最大の露光順序で
ある8番目のドットを削除対象の露光ドットとする。こ
の結果、露光データ生成部30では、図7(b)に示す
ように主走査ラインL1〜L3上のいずれにも孤立状態
となるドットが存在しない状態で8ドットを設定するこ
とができる。
【0039】次に、図8は、露光ドットの候補位置とし
て9ドットが求められている場合であり、図8(a)に
示すように主走査方向Xに沿った主走査ラインL1上に
は孤立状態で7番目のドットが存在している。ステップ
S6においては、7番目のドットの−X方向側に位置す
る10番目のドットが露光ドットとして追加される。そ
して、9個のドットのうち、削除しても孤立状態のドッ
トを発生させないドットは、主走査ラインL2に位置す
る9番目及び5番目のドットと、主走査ラインL3に位
置する6番目及び8番目のドットである。そして、ステ
ップS7では、これらのドットのうち最大の露光順序で
ある9番目のドットを削除対象の露光ドットとする。こ
の結果、露光データ生成部30では、図8(b)に示す
ように主走査ラインL1〜L3上のいずれにも孤立状態
となるドットが存在しない状態で9ドットを設定するこ
とができる。
【0040】次に、図9は、露光ドットの候補位置とし
て13ドットが求められている場合であり、図9(a)
に示すように主走査方向Xに沿った主走査ラインL4上
には孤立状態で13番目のドットが存在している。ステ
ップS6においては、13番目のドットの+X方向側に
位置する15番目のドットが露光ドットとして追加され
る。そして、13個のドットのうち、削除しても孤立状
態のドットを発生させないドットは、主走査ラインL1
に位置する12番目及び11番目のドットと、主走査ラ
インL2に位置する9番目及び5番目のドットと、主走
査ラインL3に位置する6番目及び8番目のドットであ
る。そして、ステップS7では、これらのドットのうち
最大の露光順序である12番目のドットを削除対象の露
光ドットとする。この結果、露光データ生成部30で
は、図9(b)に示すように主走査ラインL1〜L4上
のいずれにも孤立状態となるドットが存在しない状態で
13ドットを設定することができる。
【0041】次に、図10は、露光ドットの候補位置と
して14ドットが求められている場合であり、図10
(a)に示すように主走査方向Xに沿った主走査ライン
L1上に孤立状態で14番目のドットが存在していると
ともに、主走査ラインL5上にも孤立状態で13番目の
ドットが存在している。この場合は、一方のドットの隣
接位置に露光ドットを追加するとともに、他方のドット
を削除すればよい。従って、ステップS6においては、
13番目のドットの+X方向側に位置する15番目のド
ットが露光ドットとして追加される。そして、ステップ
S7では、14番目のドットを削除対象の露光ドットと
する。この結果、露光データ生成部30では、図10
(b)に示すように主走査ラインL1〜L5上のいずれ
にも孤立状態となるドットが存在しない状態で14ドッ
トを設定することができる。
【0042】次に、図11は、露光ドットの候補位置と
して15ドットが求められている場合であり、図11
(a)に示すように主走査方向Xに沿った主走査ライン
L1上には孤立状態で14番目のドットが存在してい
る。ステップS6においては、14番目のドットの−X
方向側に位置する16番目のドットが露光ドットとして
追加される。そして、15個のドットのうち、削除して
も孤立状態のドットを発生させないドットは、主走査ラ
インL2に位置する12番目及び11番目のドットと、
主走査ラインL3に位置する9番目及び5番目のドット
と、主走査ラインL4に位置する6番目及び8番目のド
ットである。そして、ステップS7では、これらのドッ
トのうち最大の露光順序である12番目のドットを削除
対象の露光ドットとする。この結果、露光データ生成部
30では、図11(b)に示すように主走査ラインL1
〜L5上のいずれにも孤立状態となるドットが存在しな
い状態で15ドットを設定することができる。
【0043】そして、上記のようにして全ての網点領域
について主走査方向Xに沿って孤立状態の露光ドットが
存在しないように露光ドットの位置を調整した後に、露
光データ生成部30は露光データを生成し、生成した露
光データを露光部40に出力する(ステップS8)。
【0044】そして、ステップS9において露光部40
は、露光データ生成部30から送られてくる露光データ
に基づいて感材2に対して走査露光を行う。
【0045】以上で、この実施形態における網点の形成
を行う処理手順が終了する。
【0046】この実施の形態の網点形成装置100にお
いては、画像の濃度値に応じて網点を形成する際に、網
点領域内において、主走査方向Xに沿って露光ドットが
2個以上連続した状態となるように網点形成を行うの
で、主走査方向Xに発生する誤差の割合を低減すること
ができる。
【0047】なお、上記説明において形成パターンの一
例を図4に示したが、形成パターンは任意のサイズのも
のが適用可能であることは言うまでもなく、また、形成
パターンの各ドットに設定されている露光順序も任意の
ものが適用可能である。
【0048】また、上記説明においては、露光部40が
回転ドラム41が回転することにより露光ヘッド42が
主走査方向Xについての走査露光を行う場合について説
明したが、これに限定するものではなく、露光ヘッド4
2が光ビームを主走査方向Xに走査させる平面走査型の
露光を行うものであってもよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び請求
項2に記載の発明によれば、網点形成の対象となる画像
の濃度値と、形成パターンとに基づいて網点領域内にお
いて露光する際の露光ドットの候補位置を求め、この露
光ドットの候補位置を所定の走査ライン方向に沿って1
ラインごとに検査し、走査ライン方向に沿って1個の露
光ドットのみが孤立状態で分布するときは、当該走査ラ
インにおいて1個の露光ドットの露光位置に隣接する位
置に1個の露光ドットを追加するとともに、他の走査ラ
インにおいて1個の露光ドットを削除することにより、
走査ラインにおいて露光ドットが孤立状態とならないよ
うに露光ドットの位置の調整を行うため、走査ライン上
に露光ドットが2個以上連続した状態となるように網点
形成を行うことができるので、走査ライン方向に発生す
る誤差の割合を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態における網点形成装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】露光部の概略構成を示す図である。
【図3】網点形成の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図4】形成パターンの一例を示す図である。
【図5】図4の形成パターンから得られる露光ドットの
候補位置を示す図である。
【図6】露光ドットの位置調整を示す図である。
【図7】露光ドットの位置調整を示す図である。
【図8】露光ドットの位置調整を示す図である。
【図9】露光ドットの位置調整を示す図である。
【図10】露光ドットの位置調整を示す図である。
【図11】露光ドットの位置調整を示す図である。
【図12】主走査方向に生じる誤差を説明する図であ
る。
【符号の説明】
2 感材 10 画像メモリ 20 露光ドット候補位置生成部(露光ドット候補位置
生成手段) 30 露光データ生成部(露光データ生成手段) 40 露光部(露光手段) 41 回転ドラム 42 露光ヘッド 50 形成パターンメモリ(記憶手段) X 主走査方向 Y 副走査方向

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の網点領域内に濃度値に応じた網点
    を形成する網点形成装置であって、 (a) 前記網点領域内においてドットごとに網点形成して
    いく際の形成パターンを格納する記憶手段と、 (b) 網点形成の対象となる画像の濃度値と前記形成パタ
    ーンとに基づいて前記網点領域内において露光する際の
    露光ドットの候補位置を求める露光ドット候補位置生成
    手段と、 (c) 前記露光ドットの候補位置を所定の走査ライン方向
    に沿って1ラインごとに検査し、前記走査ライン方向に
    沿って1個の露光ドットのみが孤立状態で分布するとき
    は、当該走査ラインにおいて前記1個の露光ドットの露
    光位置に隣接する位置に1個の露光ドットを追加すると
    ともに、他の走査ラインにおいて1個の露光ドットを削
    除することにより、走査ラインにおいて露光ドットが孤
    立状態とならないように露光ドットの位置を調整して露
    光データを生成する露光データ生成手段と、 (d) 前記露光データに基づいて感材に対して前記走査ラ
    イン方向に沿った露光を行うことにより、前記網点領域
    内にドットごとの網点露光する露光手段と、を備えるこ
    とを特徴とする網点形成装置。
  2. 【請求項2】 所定の網点領域内に濃度値に応じた網点
    を形成する網点形成方法であって、 (a) 前記網点領域内においてドットごとに網点形成して
    いく際の形成パターンを予め格納しておく工程と、 (b) 網点形成の対象となる画像の濃度値と前記形成パタ
    ーンとに基づいて前記網点領域内において露光する際の
    露光ドットの候補位置を求める工程と、 (c) 前記露光ドットの候補位置を所定の走査ライン方向
    に沿って1ラインごとに検査し、前記走査ライン方向に
    沿って1個の露光ドットのみが孤立状態で分布するとき
    は、当該走査ラインにおいて前記1個の露光ドットの露
    光位置に隣接する位置に1個の露光ドットを追加すると
    ともに、他の走査ラインにおいて1個の露光ドットを削
    除することにより、走査ラインにおいて露光ドットが孤
    立状態とならないように露光ドットの位置を調整して露
    光データを生成する工程、 (d) 前記露光データに基づいて感材に対して前記走査ラ
    イン方向に沿った露光を行うことにより、前記網点領域
    内にドットごとの網点露光する工程と、を有することを
    特徴とする網点形成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015106767A (ja) * 2013-11-29 2015-06-08 Necエンジニアリング株式会社 画像変換処理方法、それを実行させるためのプログラム及び画像変換処理装置

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