JP2000116798A - 医療用電極の使用時における皮膚損傷の低減 - Google Patents
医療用電極の使用時における皮膚損傷の低減Info
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 電流分布が円周方向に一様な医療用電極アセ
ンブリを提供する。 【解決手段】 医療用電極アセンブリ１０は、導電性電
極１２と、電極の一側に位置する電気絶縁支持層１８
と、電極の他側と接触する導電性結合薬剤と、電極の中
心部に強固に接続された取付け機構１６と、取付け機構
に接続された電気伝導体１４とを含む。電極と取付け機
構との組合せは、円周方向に実質的な一様性を有するよ
うに作製され、取付け機構を介して電極の中心部に供給
される電流は、電極を介して放射状に放出されて、実質
的に円周方向に均一な分布を提供する。導電性電極は、
細動除去や電気的除細動を行うように作製されている。
ンブリを提供する。 【解決手段】 医療用電極アセンブリ１０は、導電性電
極１２と、電極の一側に位置する電気絶縁支持層１８
と、電極の他側と接触する導電性結合薬剤と、電極の中
心部に強固に接続された取付け機構１６と、取付け機構
に接続された電気伝導体１４とを含む。電極と取付け機
構との組合せは、円周方向に実質的な一様性を有するよ
うに作製され、取付け機構を介して電極の中心部に供給
される電流は、電極を介して放射状に放出されて、実質
的に円周方向に均一な分布を提供する。導電性電極は、
細動除去や電気的除細動を行うように作製されている。
Description
【０００１】
【発明の分野】本発明は、医療用電極の有効性を改善す
る技術に関し、特に医療用電極の表面領域全体の電流の
一様性を改善するとともにかかる医療用電極を使用する
際の皮膚損傷を減じるための技術に関する。
る技術に関し、特に医療用電極の表面領域全体の電流の
一様性を改善するとともにかかる医療用電極を使用する
際の皮膚損傷を減じるための技術に関する。
【０００２】
【発明の背景技術】患者の体内で電気活動をモニタする
ように作製された医療用電極は、大抵、表面積が比較的
小さく、電極の中央に位置する取付け機構を介して電子
回路に接続されている。細動除去や電気的除細動用に作
製された電極は、大抵、表面積が非常に大きく、電極の
端部近傍に大抵は位置する取付け機構を介して電源に接
続されている。しかし、細動除去や電気的除細動電極の
うち、電極の中心部（中心部および中心近傍位置）に位
置する取付け機構を介して電源に接続されているものも
ある。
ように作製された医療用電極は、大抵、表面積が比較的
小さく、電極の中央に位置する取付け機構を介して電子
回路に接続されている。細動除去や電気的除細動用に作
製された電極は、大抵、表面積が非常に大きく、電極の
端部近傍に大抵は位置する取付け機構を介して電源に接
続されている。しかし、細動除去や電気的除細動電極の
うち、電極の中心部（中心部および中心近傍位置）に位
置する取付け機構を介して電源に接続されているものも
ある。
【０００３】例えば、Ｒ２医療システム液体ゲル、多目
的（細動除去および検出）、ディスク形状電極は、矩形
のタブにハンダ付けされている配線を介して電源に取り
付けられている。次に、タブは、電極の周縁部から電極
の中心部まで延在する領域に亘って電極の後部と接触し
ている。配線が矩形のタブにハンダ付けされている位置
は、電極の中心部の上方である。矩形のタブの存在によ
って、電極・取付け機構の組合せの円形の一様性が損な
われている。
的（細動除去および検出）、ディスク形状電極は、矩形
のタブにハンダ付けされている配線を介して電源に取り
付けられている。次に、タブは、電極の周縁部から電極
の中心部まで延在する領域に亘って電極の後部と接触し
ている。配線が矩形のタブにハンダ付けされている位置
は、電極の中心部の上方である。矩形のタブの存在によ
って、電極・取付け機構の組合せの円形の一様性が損な
われている。
【０００４】ウェイ(Ｗａｙ)の米国特許第５，３５６，
４２８号、イルベント(Ｉｌｖｅｎｔｏ)等の米国特許第
５，３６６，４９７号は、メッシュの中心近傍で配線に
ハンダ付けされているディスク形状のメッシュの形をし
たディスク形状の電極を開示する。しかし、メッシュ構
造の電極は、電極・取付け機構の組合せの円形の一様性
を損なう。
４２８号、イルベント(Ｉｌｖｅｎｔｏ)等の米国特許第
５，３６６，４９７号は、メッシュの中心近傍で配線に
ハンダ付けされているディスク形状のメッシュの形をし
たディスク形状の電極を開示する。しかし、メッシュ構
造の電極は、電極・取付け機構の組合せの円形の一様性
を損なう。
【０００５】入力電流は、大抵電極の周縁部に集中する
傾向があり、そこでは、結果として発赤等、皮膚の損傷
が、通常最も目立つ。現在使用されているＺｏｌｌ Ｓ
ＴＡＴ ＰＡＤＺ多目的電極アセンブリと、米国特許第
５，３３０，５２６号に開示されている電極は、細動除
去によって生じる皮膚の発赤や皮膚損傷の低減をもたら
すという点ではいくぶん有効である。何となれば、電極
の周囲の全長が扇形や花型形状のために高い(high)から
である。
傾向があり、そこでは、結果として発赤等、皮膚の損傷
が、通常最も目立つ。現在使用されているＺｏｌｌ Ｓ
ＴＡＴ ＰＡＤＺ多目的電極アセンブリと、米国特許第
５，３３０，５２６号に開示されている電極は、細動除
去によって生じる皮膚の発赤や皮膚損傷の低減をもたら
すという点ではいくぶん有効である。何となれば、電極
の周囲の全長が扇形や花型形状のために高い(high)から
である。
【０００６】フェラーリ(Ｆｅｒｒａｒｉ)の米国特許第
５，５７１，１６５号、５，７３３，３２４号は、マル
チストランド配線を介して電源に取り付けられている細
動除去電極を開示する。ストランドは、矩形の電極の中
心部と接触する矩形電流分配マットの中心部に向けて広
げられて接続されている。電極の他側は、電極よりも導
電性に優れ、且つ縁が波打っている外側周辺部を電極の
周辺部から内側に離間配置する一つ以上の銀・塩化銀コ
ーティングと接触している。この特許は、電極の周縁部
での電流密度を減らすことによって、さらに、電極の有
効周縁部を増やすことによって、銀・塩化銀コーティン
グが患者の皮膚面と電極との間の電流分布の一様性を改
善する。電極アセンブリは、発赤や皮膚損傷を減らす。
何となれば、外側周辺部の縁が波打っているためであ
り、アセンブリの中心領域が、周縁領域よりも高い伝導
率を有するからである。
５，５７１，１６５号、５，７３３，３２４号は、マル
チストランド配線を介して電源に取り付けられている細
動除去電極を開示する。ストランドは、矩形の電極の中
心部と接触する矩形電流分配マットの中心部に向けて広
げられて接続されている。電極の他側は、電極よりも導
電性に優れ、且つ縁が波打っている外側周辺部を電極の
周辺部から内側に離間配置する一つ以上の銀・塩化銀コ
ーティングと接触している。この特許は、電極の周縁部
での電流密度を減らすことによって、さらに、電極の有
効周縁部を増やすことによって、銀・塩化銀コーティン
グが患者の皮膚面と電極との間の電流分布の一様性を改
善する。電極アセンブリは、発赤や皮膚損傷を減らす。
何となれば、外側周辺部の縁が波打っているためであ
り、アセンブリの中心領域が、周縁領域よりも高い伝導
率を有するからである。
【０００７】もちろん、周縁部の増加や、どれだけかか
る層や厚みを実際に実現させることができるかについて
は、限界がある。表面のたたみ込みによる電極周縁部の
長さの増加は、その効果が実質的に否定されるような、
互いにあまりにも小さく、または接近した畳み込みにつ
ながる。導電層の厚みを増やしたり、またはさらなる導
電層の追加は、最終的には、導電面を患者の輪郭に適合
させるにはあまりにも硬いものにしてしまう。そして、
これは、電極と患者との間の有効距離を部分的に異なる
ものにしてしまい、その結果、電力の局所的な集中や発
赤を招くことがある。
る層や厚みを実際に実現させることができるかについて
は、限界がある。表面のたたみ込みによる電極周縁部の
長さの増加は、その効果が実質的に否定されるような、
互いにあまりにも小さく、または接近した畳み込みにつ
ながる。導電層の厚みを増やしたり、またはさらなる導
電層の追加は、最終的には、導電面を患者の輪郭に適合
させるにはあまりにも硬いものにしてしまう。そして、
これは、電極と患者との間の有効距離を部分的に異なる
ものにしてしまい、その結果、電力の局所的な集中や発
赤を招くことがある。
【０００８】
【発明の概要】本発明の１の概念は、導電性電極と、電
極の一側に位置する電気絶縁支持層と、電極の他側と接
触する導電性結合薬剤と、電極の中心部に強固に接続さ
れた取付け機構と、取付け機構に接続された電気伝導体
と、からなる医療用電極アセンブリを特徴とする。導電
性電極と取付け機構との組合せは、円周方向に実質的な
一様性を有するように作製され、取付け機構を介して電
極の中心部に供給される電流は、電極を介して放射状に
放出されて、実質的に円周方向に均一な分布を提供す
る。導電性電極は、細動除去や電気的除細動を行うよう
に作製され、一実施例において、電極は、患者の電気活
動のモニタやペーシングを行うように作られる。電流分
布の円周方向に実質的な一様性は、局所化された電流ホ
ットスポットを減らす。
極の一側に位置する電気絶縁支持層と、電極の他側と接
触する導電性結合薬剤と、電極の中心部に強固に接続さ
れた取付け機構と、取付け機構に接続された電気伝導体
と、からなる医療用電極アセンブリを特徴とする。導電
性電極と取付け機構との組合せは、円周方向に実質的な
一様性を有するように作製され、取付け機構を介して電
極の中心部に供給される電流は、電極を介して放射状に
放出されて、実質的に円周方向に均一な分布を提供す
る。導電性電極は、細動除去や電気的除細動を行うよう
に作製され、一実施例において、電極は、患者の電気活
動のモニタやペーシングを行うように作られる。電流分
布の円周方向に実質的な一様性は、局所化された電流ホ
ットスポットを減らす。
【０００９】本発明の他の概念によると、取付け機構
は、実質的に平らであり、高さが低い。この構造が、電
極アセンブリと患者との間の接触を妨げる電極アセンブ
リのふくらみを最小にすると考えられている。なお、膨
らみは、かかるふくらみによって生じる取付け位置での
伝導性結合薬剤の厚みの減少によってホットスポットを
部分的に生ぜしめたり、または、取付け位置での電極ア
センブリの剛性が不均一のために細動除去の間の予期し
ない筋肉の収縮となる原因となっている。
は、実質的に平らであり、高さが低い。この構造が、電
極アセンブリと患者との間の接触を妨げる電極アセンブ
リのふくらみを最小にすると考えられている。なお、膨
らみは、かかるふくらみによって生じる取付け位置での
伝導性結合薬剤の厚みの減少によってホットスポットを
部分的に生ぜしめたり、または、取付け位置での電極ア
センブリの剛性が不均一のために細動除去の間の予期し
ない筋肉の収縮となる原因となっている。
【００１０】本発明の他の概念によると、電気伝導体
は、実質的に平らであり且つひもに似た構成を有する。
この構造は、更にふくらみを最小にすることができる。
本発明の他の概念は、細動除去や電気的除細動電流の供
給に実質的に参加するように作られている伝導性材料の
層ではない、ある材料からなる層を特徴とする。この層
は、導電性電極の全領域と実質的に同一の広がりを有す
る。この層は、伝導性結合薬剤を含まず、電極アセンブ
リが患者の身体に付着している間、絶縁性支持層にドー
ムを形成させる。患者の身体と伝導性結合薬剤との間の
良好な界面と、結合薬剤と電極プレートとの間の良好な
界面とを設けるように、この層は、電極プレートが、普
通でない、または複雑な身体の輪郭に押しつけられるこ
とを確実にするのに役立つ。
は、実質的に平らであり且つひもに似た構成を有する。
この構造は、更にふくらみを最小にすることができる。
本発明の他の概念は、細動除去や電気的除細動電流の供
給に実質的に参加するように作られている伝導性材料の
層ではない、ある材料からなる層を特徴とする。この層
は、導電性電極の全領域と実質的に同一の広がりを有す
る。この層は、伝導性結合薬剤を含まず、電極アセンブ
リが患者の身体に付着している間、絶縁性支持層にドー
ムを形成させる。患者の身体と伝導性結合薬剤との間の
良好な界面と、結合薬剤と電極プレートとの間の良好な
界面とを設けるように、この層は、電極プレートが、普
通でない、または複雑な身体の輪郭に押しつけられるこ
とを確実にするのに役立つ。
【００１１】本発明の他の概念によると、コンテナが、
電極と導電性結合薬剤とを包囲する。剥離層は、封止機
構を介してコンテナと係合する。この構造は、結合薬
剤、特に低粘性結合薬剤が発泡層等の電極アセンブリの
一部へとリークすることを防ぐ低価格の方法を提供す
る。かかる低粘性結合薬剤は、高粘性結合薬剤よりの皮
膚に与える損傷が小さい傾向がある。
電極と導電性結合薬剤とを包囲する。剥離層は、封止機
構を介してコンテナと係合する。この構造は、結合薬
剤、特に低粘性結合薬剤が発泡層等の電極アセンブリの
一部へとリークすることを防ぐ低価格の方法を提供す
る。かかる低粘性結合薬剤は、高粘性結合薬剤よりの皮
膚に与える損傷が小さい傾向がある。
【００１２】本発明の他の概念によると、電気伝導性犠
牲素子が、取付け機構を介して電極に電気的に接続され
ている。この取付け機構は、電極の中心部と、犠牲素子
の中心部とに強固に接続される。導電性結合薬剤は、陽
極・陰極セルを形成するために、電極と犠牲素子とに接
触する。かかるセルにおいて、犠牲素子は、腐食する犠
牲陽極として機能し、電極は、腐食から保護される陰極
として機能する。取付け機構は、実質的に平らであり、
高さが低い。故に、腐食保護の効果が電極アセンブリに
おいて得られ、電極アセンブリと患者との間の接触を妨
げるふくらみが少なくなる。
牲素子が、取付け機構を介して電極に電気的に接続され
ている。この取付け機構は、電極の中心部と、犠牲素子
の中心部とに強固に接続される。導電性結合薬剤は、陽
極・陰極セルを形成するために、電極と犠牲素子とに接
触する。かかるセルにおいて、犠牲素子は、腐食する犠
牲陽極として機能し、電極は、腐食から保護される陰極
として機能する。取付け機構は、実質的に平らであり、
高さが低い。故に、腐食保護の効果が電極アセンブリに
おいて得られ、電極アセンブリと患者との間の接触を妨
げるふくらみが少なくなる。
【００１３】
【発明の実施の形態】本発明の他の特徴、目的、効果
は、添付の図面に基づき、以下の詳細な説明から明らか
になる。図１および図２を参照すると、多目的電極アセ
ンブリ１０が、患者の体内での細動除去、ペーシング、
電気信号のモニタのために使用されて、細動除去の結果
として生じる患者の皮膚に対する損傷を避ける。電極ア
センブリ１０は、非常に薄く且つ非剛体ディスク形状の
電極プレート１２を含む。この電極プレート１２は、非
常に薄く且つ非剛体電気伝導体１４に、例えば電極プレ
ート１２の端部ではなくて中央部に接続されている。電
極プレート１２および電気伝導体１４の厚みは、図２に
おいて強調されている。電極プレート１２は、表面積が
細動除去や電気的除細動用に十分大きく、スズから作ら
れている。なお、スズは、ペーシング用途に対して優れ
た材料である。または、電極プレート１２は、Ｘ線透過
性を備えるために、基板やキャリア上のアルミニウムや
銀・塩化銀インクから作ることができる。電気伝導体１
４は、細動除去、または電気的除細動、ペーシングのた
めに、電源から電極プレート１２まで電力を運び、患者
の体内での電気信号の検知を含むプロシージャの間、電
極プレート１２からモニタ装置まで信号を運ぶ。
は、添付の図面に基づき、以下の詳細な説明から明らか
になる。図１および図２を参照すると、多目的電極アセ
ンブリ１０が、患者の体内での細動除去、ペーシング、
電気信号のモニタのために使用されて、細動除去の結果
として生じる患者の皮膚に対する損傷を避ける。電極ア
センブリ１０は、非常に薄く且つ非剛体ディスク形状の
電極プレート１２を含む。この電極プレート１２は、非
常に薄く且つ非剛体電気伝導体１４に、例えば電極プレ
ート１２の端部ではなくて中央部に接続されている。電
極プレート１２および電気伝導体１４の厚みは、図２に
おいて強調されている。電極プレート１２は、表面積が
細動除去や電気的除細動用に十分大きく、スズから作ら
れている。なお、スズは、ペーシング用途に対して優れ
た材料である。または、電極プレート１２は、Ｘ線透過
性を備えるために、基板やキャリア上のアルミニウムや
銀・塩化銀インクから作ることができる。電気伝導体１
４は、細動除去、または電気的除細動、ペーシングのた
めに、電源から電極プレート１２まで電力を運び、患者
の体内での電気信号の検知を含むプロシージャの間、電
極プレート１２からモニタ装置まで信号を運ぶ。
【００１４】電気伝導体１４は、高さが低く(low-profi
le)且つ実質的に円周方向に均一な取付け機構１６によ
って、電極プレート１２に取り付けられている。取付け
機構１６は、鳩目やスナップ、圧着器具などからなり、
電極プレート１２への中心供給接続として機能する。取
付け機構１６の鉛直方向の寸法は、図２において強調さ
れている。取付け機構１６の円周方向の一様性により、
さらに取付け機構１６が中心に位置するために、電極プ
レート内の電流分布は、細動除去や同様のプロシージャ
の間、実質的に円周方向に均一になると考えられてい
る。何となれば、電極は、例えばメッシュとは対照的に
滑らかな構造を有するからである。電流分布の円周方向
への一様性は、電流ホットスポットの回避に役立ってい
ると考えられている。他の実施例において、全体として
導電性電極と取付け機構との組合せが円周方向への実質
的な一様性とともに作られていると仮定すれば、取付け
機構１６そのものは、実質的に円周方向の一様性を欠い
ている。本実施例及び請求項において使用するように、
「円周方向に実質的な一様性」は、円周方向の一様性か
らの幾何学的偏差を有する構造体が電極内の電流分布そ
のものが円周方向に実質的に均一であることを保証する
と仮定するならば、かかる構造体を含むものである。
le)且つ実質的に円周方向に均一な取付け機構１６によ
って、電極プレート１２に取り付けられている。取付け
機構１６は、鳩目やスナップ、圧着器具などからなり、
電極プレート１２への中心供給接続として機能する。取
付け機構１６の鉛直方向の寸法は、図２において強調さ
れている。取付け機構１６の円周方向の一様性により、
さらに取付け機構１６が中心に位置するために、電極プ
レート内の電流分布は、細動除去や同様のプロシージャ
の間、実質的に円周方向に均一になると考えられてい
る。何となれば、電極は、例えばメッシュとは対照的に
滑らかな構造を有するからである。電流分布の円周方向
への一様性は、電流ホットスポットの回避に役立ってい
ると考えられている。他の実施例において、全体として
導電性電極と取付け機構との組合せが円周方向への実質
的な一様性とともに作られていると仮定すれば、取付け
機構１６そのものは、実質的に円周方向の一様性を欠い
ている。本実施例及び請求項において使用するように、
「円周方向に実質的な一様性」は、円周方向の一様性か
らの幾何学的偏差を有する構造体が電極内の電流分布そ
のものが円周方向に実質的に均一であることを保証する
と仮定するならば、かかる構造体を含むものである。
【００１５】電気伝導体１４は、容量の大きなワイヤ導
体ではなく、平坦なひもや同様に平坦な導体である。平
坦なひも１４と取付け機構１６と間の機械的接続と、取
付け機構１６と電極プレート１２との間の機械的接続と
は、エネルギの損失と局所的なアークの発生とを防ぐた
めに強力であることが大切である。平らなひも１４およ
び取付け機構１６の高さが低いので、導電性電極プレー
ト１２の高さ全体に対する膨張およびアプセットを最小
にするのに役立ち、それによって、患者と電極プレート
１２との間に良好な界面を形成するとともに適応するこ
とを確実するのに役立ち、取付け機構１６および平らな
ひも１４の位置で、導電結合薬剤層２２の圧縮および厚
みの減少(thinning)から守ることを保証する。なお、薬
剤層２２の圧縮および厚みの減少は、電流の局所ホット
スポットにつながることがある。結合薬剤層２２は、高
粘性ゲル（純粋な固体ではないけれど、一般に「固体ゲ
ル」として誤って記載される）である。電極プレート１
２の高さに対するアプセットの最小化によって、結合薬
剤層２２の優れた伝導率が提供され、さらに、電極プレ
ート１２の表面領域に対して一様性の優れた電力分布が
得られると考えられている。このように高さを低くする
と、取付け機構１６および平らなひも１４の位置での電
極アセンブリの剛性における非一様性の局所化を減らす
のに役立ち、それによって、これらの配置が患者の体に
良好な静的フィットを提供することを保証することに役
立っていると考えられている。剛性の非一様性の局所化
の最小化は、細動除去や電気的除細動のための導電性電
極から患者の身体までの電流供給によって筋肉の収縮が
生じている間、これらの位置が患者の身体の運動に追従
することを保証することに役立ち、その結果、電極アセ
ンブリの変形が回避される。
体ではなく、平坦なひもや同様に平坦な導体である。平
坦なひも１４と取付け機構１６と間の機械的接続と、取
付け機構１６と電極プレート１２との間の機械的接続と
は、エネルギの損失と局所的なアークの発生とを防ぐた
めに強力であることが大切である。平らなひも１４およ
び取付け機構１６の高さが低いので、導電性電極プレー
ト１２の高さ全体に対する膨張およびアプセットを最小
にするのに役立ち、それによって、患者と電極プレート
１２との間に良好な界面を形成するとともに適応するこ
とを確実するのに役立ち、取付け機構１６および平らな
ひも１４の位置で、導電結合薬剤層２２の圧縮および厚
みの減少(thinning)から守ることを保証する。なお、薬
剤層２２の圧縮および厚みの減少は、電流の局所ホット
スポットにつながることがある。結合薬剤層２２は、高
粘性ゲル（純粋な固体ではないけれど、一般に「固体ゲ
ル」として誤って記載される）である。電極プレート１
２の高さに対するアプセットの最小化によって、結合薬
剤層２２の優れた伝導率が提供され、さらに、電極プレ
ート１２の表面領域に対して一様性の優れた電力分布が
得られると考えられている。このように高さを低くする
と、取付け機構１６および平らなひも１４の位置での電
極アセンブリの剛性における非一様性の局所化を減らす
のに役立ち、それによって、これらの配置が患者の体に
良好な静的フィットを提供することを保証することに役
立っていると考えられている。剛性の非一様性の局所化
の最小化は、細動除去や電気的除細動のための導電性電
極から患者の身体までの電流供給によって筋肉の収縮が
生じている間、これらの位置が患者の身体の運動に追従
することを保証することに役立ち、その結果、電極アセ
ンブリの変形が回避される。
【００１６】平らなひも１４は、グロメットやスナッ
プ、クリンプなどの取付け位置２６で、ワイヤ２８に取
り付けられている。取付け位置２６は、製造を容易にす
るために電極アセンブリの端部近傍に位置し、絶縁支持
層１８と白い発泡体２４の領域との間に挟まれている。
この白い発泡体２４は、絶縁支持層１８の上面の一部を
カバーしている。白い発泡領域２４と絶縁支持層１８と
は、それぞれ厚みが約１．６ｍｍ(１／１６インチ)であ
り、絶縁支持層は、直径が約１５ｃｍである。絶縁支持
層の上面の残りの大部分は、薄い（約０．１ｍｍ(４ｍ
ｉｌ)）ＭＹＬＡＲラベル２０（図２において厚みは強
調されている）によってカバーされている。電極１２
は、非伝導性支持体に接着されている金属にて作製され
ている。非伝導性支持体は、例えばＴＹＶＥＫや、ＭＹ
ＬＡＲ、ビニル、または伝導性結合層２２と反応しない
適宜の不導体から作製されている。電極１２は、厚みが
例えば約０．１８ｍｍ(７ｍｉｌ)である。薄いＭＹＬＡ
Ｒ絶縁体１７は、取付け機構１６と結合薬剤層２２との
間に配置されている。剥離層２５は、結合薬剤層２２を
カバーする。電極アセンブリ全体が、電極アセンブリの
使用の前に密封パッケージ（図示せず）に保存され、電
極アセンブリは、密封パッケージにおいて滅菌される。
プ、クリンプなどの取付け位置２６で、ワイヤ２８に取
り付けられている。取付け位置２６は、製造を容易にす
るために電極アセンブリの端部近傍に位置し、絶縁支持
層１８と白い発泡体２４の領域との間に挟まれている。
この白い発泡体２４は、絶縁支持層１８の上面の一部を
カバーしている。白い発泡領域２４と絶縁支持層１８と
は、それぞれ厚みが約１．６ｍｍ(１／１６インチ)であ
り、絶縁支持層は、直径が約１５ｃｍである。絶縁支持
層の上面の残りの大部分は、薄い（約０．１ｍｍ(４ｍ
ｉｌ)）ＭＹＬＡＲラベル２０（図２において厚みは強
調されている）によってカバーされている。電極１２
は、非伝導性支持体に接着されている金属にて作製され
ている。非伝導性支持体は、例えばＴＹＶＥＫや、ＭＹ
ＬＡＲ、ビニル、または伝導性結合層２２と反応しない
適宜の不導体から作製されている。電極１２は、厚みが
例えば約０．１８ｍｍ(７ｍｉｌ)である。薄いＭＹＬＡ
Ｒ絶縁体１７は、取付け機構１６と結合薬剤層２２との
間に配置されている。剥離層２５は、結合薬剤層２２を
カバーする。電極アセンブリ全体が、電極アセンブリの
使用の前に密封パッケージ（図示せず）に保存され、電
極アセンブリは、密封パッケージにおいて滅菌される。
【００１７】患者と対向する面とは反対になる電極プレ
ート１２の面に、電気絶縁性の白い発泡支持体１８の普
通の層に加えて、厚みが３．２ｍｍ(１／８インチ)のポ
リウレタンフォームや同様の不導体材料で作製されてい
るスポンジ等の、さらなる材料からなる層２１が設けら
れている。この層は、電極プレート１２の全ての領域と
同一の広がりを有するとともにこの領域よりもわずかに
大きく、その中心に切り欠き部２３を有する。この切り
欠き部を介して、平らなひも１４は、図２に示すように
電極プレート１２に付着している。
ート１２の面に、電気絶縁性の白い発泡支持体１８の普
通の層に加えて、厚みが３．２ｍｍ(１／８インチ)のポ
リウレタンフォームや同様の不導体材料で作製されてい
るスポンジ等の、さらなる材料からなる層２１が設けら
れている。この層は、電極プレート１２の全ての領域と
同一の広がりを有するとともにこの領域よりもわずかに
大きく、その中心に切り欠き部２３を有する。この切り
欠き部を介して、平らなひも１４は、図２に示すように
電極プレート１２に付着している。
【００１８】電極アセンブリ１０が患者の身体に対して
押しつけられると、患者の身体は、層２１の周辺部のま
わりに位置する絶縁支持層１８の外側部の底面の接着材
に付着する。層２１によって、絶縁支持層１８は、白い
発泡領域２４およびＭＡＹＬＡＲ層２０と共にドームを
形成する。このドーム構造の結果、層２１は、電極プレ
ート１２の後側に対して圧力を印加し、次に、結合薬剤
層２２に圧力を印加する。このように、層２１によっ
て、電極プレート１２を、患者間の身体及び結合薬剤層
２２の間と、結合薬剤層２２及び電極プレート１２の間
にそれぞれ良好な界面を形成するように、独特の(unusu
al)、すなわち複雑な身体の輪郭に押しつけることが可
能である。層２１の存在によって、結合薬剤層２２およ
び患者の間の最初の結合が強化され、電気ショックの印
加後の筋肉の収縮や突出骨構造等の独特な身体の輪郭か
ら生じる患者の皮膚からの結合薬剤層２２の分離を防ぐ
ことに役立っている。層２１は、絶縁支持層１８とは別
々に分離されて示されているが、他の実施例において
は、層２１は、支持層１８と一体であってもよい。例え
ば、支持層１８の中心部は、周辺部よりも厚くてもよ
く、故に、支持層１８は、電極アセンブリが患者の身体
に付着している間、ドームを形成する。
押しつけられると、患者の身体は、層２１の周辺部のま
わりに位置する絶縁支持層１８の外側部の底面の接着材
に付着する。層２１によって、絶縁支持層１８は、白い
発泡領域２４およびＭＡＹＬＡＲ層２０と共にドームを
形成する。このドーム構造の結果、層２１は、電極プレ
ート１２の後側に対して圧力を印加し、次に、結合薬剤
層２２に圧力を印加する。このように、層２１によっ
て、電極プレート１２を、患者間の身体及び結合薬剤層
２２の間と、結合薬剤層２２及び電極プレート１２の間
にそれぞれ良好な界面を形成するように、独特の(unusu
al)、すなわち複雑な身体の輪郭に押しつけることが可
能である。層２１の存在によって、結合薬剤層２２およ
び患者の間の最初の結合が強化され、電気ショックの印
加後の筋肉の収縮や突出骨構造等の独特な身体の輪郭か
ら生じる患者の皮膚からの結合薬剤層２２の分離を防ぐ
ことに役立っている。層２１は、絶縁支持層１８とは別
々に分離されて示されているが、他の実施例において
は、層２１は、支持層１８と一体であってもよい。例え
ば、支持層１８の中心部は、周辺部よりも厚くてもよ
く、故に、支持層１８は、電極アセンブリが患者の身体
に付着している間、ドームを形成する。
【００１９】層２１、２０の存在は、層２１、２０によ
って電極表面全体に印加される均一な圧力のために、基
本的には、位置の関数として、電極プレート１２および
患者の間の距離の非一様性を減らす傾向がある。その結
果、層２１は、結合薬剤層２２と患者の身体との間の界
面や結合薬剤層２２と電極プレート１２との間の界面の
非一様性による電流の集中を減らすのに役立つ。
って電極表面全体に印加される均一な圧力のために、基
本的には、位置の関数として、電極プレート１２および
患者の間の距離の非一様性を減らす傾向がある。その結
果、層２１は、結合薬剤層２２と患者の身体との間の界
面や結合薬剤層２２と電極プレート１２との間の界面の
非一様性による電流の集中を減らすのに役立つ。
【００２０】更に、他の実施例において、支持層１８及
び層２１は、２つの別々の層ではなく、単一の層として
合成させることができる。一方、複数の層は、層の間の
結晶配向の付帯的、または意図的な不整合により有効な
ときもある。本発明の原理は、特に、高粘性結合薬剤層
を使用する電極アセンブリに関して特に有効である。何
となれば、本発明は、高粘性結合薬剤の厚みの減少に関
係する電流集中問題から守ることに役立つ。例えば、取
付け機構１６および平らなひも１４の高さの低い構造
は、これらの構造の位置での高粘性結合薬剤の厚みの減
少を防ぐのに役立つ。図３および図４に、本発明の他の
実施例を示す。図３および図４において、同一の符号
は、図１および図２に関して記載されたものに類似する
部品を示す。低粘性結合薬剤（いわゆる「液体ゲル」
等）が、電極プレート１２と患者の身体との間に配置さ
れた適切なスポンジ２９と共に使用され、スポンジは低
粘性結合薬剤を含む。かかる低粘性結合薬剤は、高粘性
結合薬剤よりも皮膚に与える損傷が小さいという傾向が
ある。白い発泡材からなるリング２７は、スポンジ２９
の周辺部を包囲し、ワイヤ２８は、リング２７と絶縁支
持層１８との間に位置する取付け位置２６で平らなひも
１４と接続する。薄いＭＹＬＡＲ絶縁体１７が、取付け
機構１６とスポンジ２９との間に配置される。絶縁支持
層１８は、タブ３３を有し、リング２７はタブ３５を有
する。タブ３５は、電極アセンブリを患者の身体に接着
により取り付けられるようにするために、接着材が底面
に取り付けられている。または、リング２７のタブ３５
が除去されて、タブ３３が絶縁支持層１８にドームをつ
くるように、接着剤がタブ３３の患者に対向する面に供
給される。
び層２１は、２つの別々の層ではなく、単一の層として
合成させることができる。一方、複数の層は、層の間の
結晶配向の付帯的、または意図的な不整合により有効な
ときもある。本発明の原理は、特に、高粘性結合薬剤層
を使用する電極アセンブリに関して特に有効である。何
となれば、本発明は、高粘性結合薬剤の厚みの減少に関
係する電流集中問題から守ることに役立つ。例えば、取
付け機構１６および平らなひも１４の高さの低い構造
は、これらの構造の位置での高粘性結合薬剤の厚みの減
少を防ぐのに役立つ。図３および図４に、本発明の他の
実施例を示す。図３および図４において、同一の符号
は、図１および図２に関して記載されたものに類似する
部品を示す。低粘性結合薬剤（いわゆる「液体ゲル」
等）が、電極プレート１２と患者の身体との間に配置さ
れた適切なスポンジ２９と共に使用され、スポンジは低
粘性結合薬剤を含む。かかる低粘性結合薬剤は、高粘性
結合薬剤よりも皮膚に与える損傷が小さいという傾向が
ある。白い発泡材からなるリング２７は、スポンジ２９
の周辺部を包囲し、ワイヤ２８は、リング２７と絶縁支
持層１８との間に位置する取付け位置２６で平らなひも
１４と接続する。薄いＭＹＬＡＲ絶縁体１７が、取付け
機構１６とスポンジ２９との間に配置される。絶縁支持
層１８は、タブ３３を有し、リング２７はタブ３５を有
する。タブ３５は、電極アセンブリを患者の身体に接着
により取り付けられるようにするために、接着材が底面
に取り付けられている。または、リング２７のタブ３５
が除去されて、タブ３３が絶縁支持層１８にドームをつ
くるように、接着剤がタブ３３の患者に対向する面に供
給される。
【００２１】低粘性結合薬剤は、密封されたノンリーク
プラスチックコンテナ１１に含まれる。コンテナ１１
は、発泡リング２７とともに成形される。それは、剥離
層２５を除去することによって患者に電極を使用する直
前に、容易に開けられる。取付け機構１６は、電極１２
と電気伝導体１４との間のコンテナ１１にしっかりと付
着されている。プラスチックコンテナ１１は、低粘性結
合薬剤が発泡リング２７や支持層１８へと漏れることを
防ぐのに役立つ。プラスチックコンテナ１１および剥離
層２５は、図５、または図６の他の実施例に示すよう
に、それぞれ円形の係合ロック機構３６、３８を含む。
この構造によって、結合薬剤が発泡層等の電極アセンブ
リの一部へと漏れることを防ぐ低価格の方法が提供され
る。図３および図４を再度参照すると、コンテナ１１か
らの結合薬剤のリークが起きないことを保証するため
に、または、かかるコンテナを提供する選択肢として、
両面テープ片３１を、取付け位置２６を低粘性結合薬剤
から分離するために取り付けることができる。
プラスチックコンテナ１１に含まれる。コンテナ１１
は、発泡リング２７とともに成形される。それは、剥離
層２５を除去することによって患者に電極を使用する直
前に、容易に開けられる。取付け機構１６は、電極１２
と電気伝導体１４との間のコンテナ１１にしっかりと付
着されている。プラスチックコンテナ１１は、低粘性結
合薬剤が発泡リング２７や支持層１８へと漏れることを
防ぐのに役立つ。プラスチックコンテナ１１および剥離
層２５は、図５、または図６の他の実施例に示すよう
に、それぞれ円形の係合ロック機構３６、３８を含む。
この構造によって、結合薬剤が発泡層等の電極アセンブ
リの一部へと漏れることを防ぐ低価格の方法が提供され
る。図３および図４を再度参照すると、コンテナ１１か
らの結合薬剤のリークが起きないことを保証するため
に、または、かかるコンテナを提供する選択肢として、
両面テープ片３１を、取付け位置２６を低粘性結合薬剤
から分離するために取り付けることができる。
【００２２】図７に示すように、上記電極アセンブリ
は、１９９８年６月１８日に出願したデュペル(Ｄｕｐ
ｅｌｌｅ)等による米国特許出願第０９／０９９２５６
号に記載されるように、電極プレート１２を腐食から保
護するために、伝導性結合薬剤層２２に電気的に接続さ
れた犠牲陽極３０を含む。なお、米国特許出願第０９／
０９９２５６号の開示の全ては、本願明細書に引用され
ている。犠牲陽極３０は、電極プレート１２の上方に位
置するとともに電気絶縁フィルタ４６および結合薬剤層
２３によって電極プレート１２から分離されているディ
スクである。結合薬剤層２２は、電気絶縁フィルタ４６
の周縁部を介して結合薬剤層２３と接触する。電極プレ
ート１２および犠牲陽極３０に対する平ら且つ高さの低
い取付け機構は、例えば、絶縁体４４によって電気的に
絶縁されている２つの同心のリベット４０、４２（鉛直
方向の寸法が強調されている）を有する。この取り付け
機構によって、電極プレート１２および犠牲陽極３０の
各々が、対応する電気的に絶縁されたひも１４、３２に
接続される。ひも１４、３２は、電気絶縁体４８によっ
て分離される。インピーダンス装置（抵抗器等）や電源
３４は、上記引用特許出願に記載されるように、電極プ
レート１２および犠牲陽極３０の間で電気回路を閉じる
ために、電極アセンブリの高さを実質的に増やさずに、
電極アセンブリの周縁部でひも１４、３２の間に接続さ
れている。インピーダンス装置や電源３４は、電極プレ
ート１２と犠牲陽極３０との間の電気化学反応を引き伸
ばすために選択される。ひも１４も、前述のように、細
動除去や電気的除細動、ペーシング、モニタのために、
外部回路と接続するように配置される。このように、腐
食保護の作用が、電極アセンブリと患者との間の接触を
妨げるふくらみが最小となっている電極アセンブリにお
いて得られる。
は、１９９８年６月１８日に出願したデュペル(Ｄｕｐ
ｅｌｌｅ)等による米国特許出願第０９／０９９２５６
号に記載されるように、電極プレート１２を腐食から保
護するために、伝導性結合薬剤層２２に電気的に接続さ
れた犠牲陽極３０を含む。なお、米国特許出願第０９／
０９９２５６号の開示の全ては、本願明細書に引用され
ている。犠牲陽極３０は、電極プレート１２の上方に位
置するとともに電気絶縁フィルタ４６および結合薬剤層
２３によって電極プレート１２から分離されているディ
スクである。結合薬剤層２２は、電気絶縁フィルタ４６
の周縁部を介して結合薬剤層２３と接触する。電極プレ
ート１２および犠牲陽極３０に対する平ら且つ高さの低
い取付け機構は、例えば、絶縁体４４によって電気的に
絶縁されている２つの同心のリベット４０、４２（鉛直
方向の寸法が強調されている）を有する。この取り付け
機構によって、電極プレート１２および犠牲陽極３０の
各々が、対応する電気的に絶縁されたひも１４、３２に
接続される。ひも１４、３２は、電気絶縁体４８によっ
て分離される。インピーダンス装置（抵抗器等）や電源
３４は、上記引用特許出願に記載されるように、電極プ
レート１２および犠牲陽極３０の間で電気回路を閉じる
ために、電極アセンブリの高さを実質的に増やさずに、
電極アセンブリの周縁部でひも１４、３２の間に接続さ
れている。インピーダンス装置や電源３４は、電極プレ
ート１２と犠牲陽極３０との間の電気化学反応を引き伸
ばすために選択される。ひも１４も、前述のように、細
動除去や電気的除細動、ペーシング、モニタのために、
外部回路と接続するように配置される。このように、腐
食保護の作用が、電極アセンブリと患者との間の接触を
妨げるふくらみが最小となっている電極アセンブリにお
いて得られる。
【００２３】図７に示す構造は、図３および図４に示す
ように低粘性結合薬剤を使用する電極アセンブリにおい
て使用される。例えば、図７のリベット４２は、低粘性
結合薬剤の漏れを防ぐために、犠牲陽極３０とひも３２
との間で図３および図４に示すようなタイプのコンテナ
１１を備えている。医療電極の電流分布の一様性を改善
するとともに医療電極を使用するときの皮膚の損傷を減
らす新規且つ改良された装置および技術を開示した。当
業者は、発明の概念から逸脱することなく、記載された
実施例から多数の使用や変形例、展開を導くことができ
ることは、明らかである。例えば、上記電極アセンブリ
は、電極アセンブリと患者との間の界面での電流の局部
的な集中を避けるように構成されて、ロピン(Ｌｏｐｉ
ｎ)等の米国特許第５，７３３，３１０号に記載される
ように、実質的に直線からなる第１の位相を有する二相
波形を供給するために使用される。故に、波形のピーク
電流が低減され、その結果として、皮膚の損傷の可能性
も更に減らすことができる。なお、米国特許第５，７３
３，３１０号の全開示は、本発明に引用例として組み込
まれている。上記のさまざまな実施例において開示され
たさまざまな特徴を、皮膚の損傷を減らして電流分布の
一様性を改善する様々な技術の効果を得るために、上記
記載が別のことを示す場合を除いて、組み合わせること
ができる。
ように低粘性結合薬剤を使用する電極アセンブリにおい
て使用される。例えば、図７のリベット４２は、低粘性
結合薬剤の漏れを防ぐために、犠牲陽極３０とひも３２
との間で図３および図４に示すようなタイプのコンテナ
１１を備えている。医療電極の電流分布の一様性を改善
するとともに医療電極を使用するときの皮膚の損傷を減
らす新規且つ改良された装置および技術を開示した。当
業者は、発明の概念から逸脱することなく、記載された
実施例から多数の使用や変形例、展開を導くことができ
ることは、明らかである。例えば、上記電極アセンブリ
は、電極アセンブリと患者との間の界面での電流の局部
的な集中を避けるように構成されて、ロピン(Ｌｏｐｉ
ｎ)等の米国特許第５，７３３，３１０号に記載される
ように、実質的に直線からなる第１の位相を有する二相
波形を供給するために使用される。故に、波形のピーク
電流が低減され、その結果として、皮膚の損傷の可能性
も更に減らすことができる。なお、米国特許第５，７３
３，３１０号の全開示は、本発明に引用例として組み込
まれている。上記のさまざまな実施例において開示され
たさまざまな特徴を、皮膚の損傷を減らして電流分布の
一様性を改善する様々な技術の効果を得るために、上記
記載が別のことを示す場合を除いて、組み合わせること
ができる。
【図１】本発明による電極アセンブリの平面図である。
【図２】線分２‐２に沿って切断された図１の電極アセ
ンブリの分解側断面図である。
ンブリの分解側断面図である。
【図３】本発明による他の電極アセンブリの平面図であ
る。
る。
【図４】線分４‐４に沿って切断された図３の電極アセ
ンブリの分解断面図である。
ンブリの分解断面図である。
【図５】図３および図４の電極アセンブリの剥離層とプ
ラスチックコンテナとの間にある噛み合わせロック機構
の詳細な側断面図である。
ラスチックコンテナとの間にある噛み合わせロック機構
の詳細な側断面図である。
【図６】図３および図４の電極アセンブリの剥離層とプ
ラスチックコンテナとの間にある噛み合わせロック機構
の他の実施例を示す詳細な側断面図である。
ラスチックコンテナとの間にある噛み合わせロック機構
の他の実施例を示す詳細な側断面図である。
【図７】犠牲陽極を組み込んだ、本発明による他の実施
例の電極アセンブリの一部を示す分解側断面図である。
例の電極アセンブリの一部を示す分解側断面図である。
１０ 医療用電極アセンブリ １２ 導電性電極 １４ 電気伝導体 １８ 電気絶縁支持層 １６ 取付け機構 ２２ 導電性結合薬剤
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１１年１２月２１日（１９９９．１２．
２１）
２１）
【手続補正１】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シェルダン エス． ホワイト アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 02146 ブルックライン ブレイクロード 46
Claims (63)
- 【請求項１】 細動除去や電気的除細動を行うために作
製された導電性電極と、 電極の一側に位置する電気絶縁支持層と、 電極の他側と接触する導電性結合薬剤と、 電極の中心部に強固に接続された取付け機構と、 取付け機構に接続された電気伝導体と、を有し、導電性
電極と取付け機構との組合せは、円周方向に実質的に一
様性を有するように作製され、取付け機構を介して電極
の中心部に供給される電流は、電極を介して放射状に放
出されて、実質的に円周方向に均一な分布を提供するこ
とを特徴とする医療用電極アセンブリ。 - 【請求項２】 取付け機構そのものが、円周方向に実質
的に均一な構造を有することを特徴とする請求項１記載
の医療用電極アセンブリ。 - 【請求項３】 導電性電極は、実質的にディスク形状で
あることを特徴とする請求項１記載の医療用電極アセン
ブリ。 - 【請求項４】 導電性電極は、患者の電気活動のモニタ
を実行するように作製されていることを特徴とする請求
項１記載の医療用電極アセンブリ。 - 【請求項５】 導電性電極は、ペーシングを実行するよ
うに作製されていることを特徴とする請求項１記載の医
療用電極アセンブリ。 - 【請求項６】 導電性電極は、患者の電気活動のモニタ
を実行するように作製されていることを特徴とする請求
項５記載の医療用電極アセンブリ。 - 【請求項７】 導電性電極は、プレートからなることを
特徴とする請求項１記載の医療用電極アセンブリ。 - 【請求項８】 導電性結合薬剤は、高粘性結合薬剤であ
ることを特徴とする請求項１記載の医療用電極アセンブ
リ。 - 【請求項９】 導電性結合薬剤は、低粘性結合薬剤であ
ることを特徴とする請求項１記載の医療用電極アセンブ
リ。 - 【請求項１０】 取付け機構は、実質的に平坦で、高さ
が低いことを特徴とする請求項１記載の医療用電極アセ
ンブリ。 - 【請求項１１】 取付け機構は、鳩目からなることを特
徴とする請求項１０記載の医療用電極アセンブリ。 - 【請求項１２】 取付け機構は、スナップからなること
を特徴とする請求項１０記載の医療用電極アセンブリ。 - 【請求項１３】 取付け機構は、クリンプからなること
を特徴とする請求項１０記載の医療用電極アセンブリ。 - 【請求項１４】 取付け機構に接続された電気伝導体
は、実質的に平らであることを特徴とする請求項１記載
の医療用電極アセンブリ。 - 【請求項１５】 電気伝導体は、ひもに似ている構成を
有することを特徴とする請求項１４記載の医療用電極ア
センブリ。 - 【請求項１６】 ある材料からなる層をさらに有し、前
記層は、細動除去や電気的除細動電流の供給に実質的に
参加するように作製された伝導性の材料の層ではなく、
前記層は、導電性電極の領域全体と実質的に同一の広が
りを有することを特徴とする請求項１記載の医療用電極
アセンブリ。 - 【請求項１７】 前記層は、導電性結合薬剤を含まず、
電極アセンブリが患者の身体に付着する間、絶縁性支持
層を以てドームを形成させることを特徴とする請求項１
６記載の医療用電極アセンブリ。 - 【請求項１８】 前記層は、導電性電極および患者の身
体の間で電気的に優れた界面を形成するのに役立つよう
に電極アセンブリが患者の身体の複雑な表面に押しつけ
られるときにことを特徴とする請求項１６記載の医療用
電極アセンブリ。 - 【請求項１９】 細動除去や電気的除細動を行うために
作製された導電性電極と、 電極の一側に配置された電気絶縁支持層と、 電極の他側と接触する導電性結合薬剤と、 導電性電極の中心部に接続された電気伝導体と、を有
し、電気伝導体は、実質的に平らで且つひもに似た構成
を有することを特徴とする医療用電極アセンブリ。 - 【請求項２０】 電気伝導体は、実質的に平らであり且
つ高さの低い取付け機構を介して電極の中心部に接続さ
れ、前記取付け機構は電極の中心部に強固に接続されて
いることを特徴とする請求項１９記載の医療用電極アセ
ンブリ。 - 【請求項２１】 取付け機構は、鳩目からなることを特
徴とする請求項１９記載の医療用電極アセンブリ。 - 【請求項２２】 取付け機構は、スナップからなること
を特徴とする請求項１９記載の医療用電極アセンブリ。 - 【請求項２３】 取付け機構は、クリンプからなること
を特徴とする請求項１９記載の医療用電極アセンブリ。 - 【請求項２４】 ある材料からなる層をさらに有し、前
記層は、患者の身体に対する電流の供給に実質的に参加
するようにつくられた伝導性材料からなる層ではなく、
前記層は、導電性電極の領域全体と実質的に同一の広が
りを有することを特徴とする請求項１９記載の医療用電
極アセンブリ。 - 【請求項２５】 前記層は、導電性結合薬剤を含まず、
電極アセンブリが患者の身体に付着する間、絶縁性支持
層にドームを形成させることを特徴とする請求項２４記
載の医療用電極アセンブリ。 - 【請求項２６】 前記層は、電極アセンブリが患者の身
体の入り組んだ表面に押しつけられるとき、導電性電極
と患者の身体との間で電気的に優れた界面を設けるのに
役立つように構成されていることを特徴とする請求項２
４記載の医療用電極アセンブリ。 - 【請求項２７】 導電性電極は、患者の電気活動のモニ
タを行うように作られていることを特徴とする請求項１
９記載の医療用電極アセンブリ。 - 【請求項２８】 導電性電極は、ペーシングを行うよう
につくられていることを特徴とする請求項１９記載の医
療用電極アセンブリ。 - 【請求項２９】 細動除去や電気的除細動を行うように
つくられている導電性電極と、 電極の一側に配置される電気絶縁支持層と、 電極の他側と接触する導電性結合薬剤と、 電極の中心部に強固に接続される実質的に平らであり且
つ高さが低い取付け機構と、 取付け機構に接続される電気伝導体と、 実質的に平らであり且つ高さが低い取付け機構は、実質
的に円周方向に一様な構造体を有し、高さが低い取付け
機構により電極の中心部に供給される電流が、電極を介
して放射状に供給されて、円周方向に実質的に均一な分
布となることを特徴とする医療用電極アセンブリ。 - 【請求項３０】 導電性電極は、実質的にディスク形状
であることを特徴とする請求項２９記載の医療用電極ア
センブリ。 - 【請求項３１】 導電性電極は、患者の電気活動のモニ
タを行うように作られていることを特徴とする請求項２
９記載の医療用電極アセンブリ。 - 【請求項３２】 導電性電極は、ペーシングを行うよう
に作られていることを特徴とする請求項２９記載の医療
用電極アセンブリ。 - 【請求項３３】 導電性電極は、プレートからなること
を特徴とする請求項２９記載の医療用電極アセンブリ。 - 【請求項３４】 導電性結合薬剤は、高粘性結合薬剤で
あることを特徴とする請求項２９記載の医療用電極アセ
ンブリ。 - 【請求項３５】 導電性結合薬剤は、低粘性結合薬剤で
あることを特徴とする請求項２９記載の医療用電極アセ
ンブリ。 - 【請求項３６】 取付け機構に接続される電気伝導体
は、実質的に平らであることを特徴とする請求項２９記
載の医療用電極アセンブリ。 - 【請求項３７】 電気伝導体は、ひもに似ている構成を
有することを特徴とする請求項２９記載の医療用電極ア
センブリ。 - 【請求項３８】 取付け機構は、鳩目からなることを特
徴とする請求項２９記載の医療用電極アセンブリ。 - 【請求項３９】 取付け機構は、スナップからなること
を特徴とする請求項２９記載の医療用電極アセンブリ。 - 【請求項４０】 取付け機構は、クリンプからなること
を特徴とする請求項２９記載の医療用電極アセンブリ。 - 【請求項４１】 ある材料からなる層を更に有し、前記
層は、患者の身体に対する電流の供給に実質的に参加す
るようにつくられた伝導性材料からなる層ではなく、前
記層は、導電性電極の領域全体と実質的に同一の広がり
を有することを特徴とする請求項２９記載の医療用電極
アセンブリ。 - 【請求項４２】 前記層は、導電性結合薬剤を含まず、
電極アセンブリが患者の身体に付着する間、絶縁性支持
層にドームを形成させることを特徴とする請求項４１記
載の医療用電極アセンブリ。 - 【請求項４３】 前記層は、電極アセンブリが患者の身
体の複雑な表面に押しつけられるときに、導電性電極お
よび患者の身体の間に電気的に良好な界面を形成するの
に役立つように構成されていることを特徴とする請求項
４１記載の医療用電極アセンブリ。 - 【請求項４４】 細動除去や電気的除細動を行うように
つくられた導電性電極と、 電極の一側に配置される電気絶縁支持層と、 電極の他側と接触する導電性結合薬剤と、 電極に接続された電気伝導体と、 ある材料からなる層と、を有し、前記層は、細動除去や
電気的除細動の電流供給に実質的に参加するようつくら
れるている伝導性材料からなる層ではなく、前記層は、
導電性電極の全領域と実質的に同一の広がりを有し、前
記層は、導電性結合薬剤を含まず、電極アセンブリが患
者の身体に付着する間は絶縁性支持層にドームを形成さ
せることを特徴とする医療用電極アセンブリ。 - 【請求項４５】 電気伝導体は、電極に強固に接続され
ている取付け機構を介して電極に接続されることを特徴
とする請求項４４記載の医療用電極アセンブリ。 - 【請求項４６】 材料からなる層は、電極アセンブリが
患者の身体の複雑な表面に対して押しつけられるとき
に、導電性電極および患者の身体の間で電気的に優れた
電気界面を形成するのに役立つように作られることを特
徴とする請求項４４記載の医療用電極アセンブリ。 - 【請求項４７】 材料からなる層は、導電性電極および
電気絶縁支持層の間に位置することを特徴とする請求項
４４記載の医療用電極アセンブリ。 - 【請求項４８】 材料の層は、実質的にスポンジ状であ
ることを特徴とする請求項４４記載の医療用電極アセン
ブリ。 - 【請求項４９】 材料の層は、支持層とは別であること
を特徴とする請求項４４記載の医療用電極アセンブリ。 - 【請求項５０】 材料の層は、支持層と一体であること
を特徴とする請求項４４記載の医療用電極アセンブリ。 - 【請求項５１】 導電性電極と、 電極と接触する導電性結合薬剤と、 電極に接続された電気伝導体と、 電極および導電性結合薬剤を包囲しているコンテナと、 コンテナと係合する剥離層と、 剥離層がコンテナを封止自在に係合する封止機構とを有
することを特徴とする医療用電極アセンブリ。 - 【請求項５２】 封止機構は、ロック機構からなること
を特徴とする請求項５１記載の医療用電極アセンブリ。 - 【請求項５３】 導電性結合薬剤は、低粘性結合薬剤で
あることを特徴とする請求項５１記載の医療用電極アセ
ンブリ。 - 【請求項５４】 導電性結合薬剤とは反対側の電極側部
に配置される電気絶縁支持層を更に有することを特徴と
する請求項５１記載の医療用電極アセンブリ。 - 【請求項５５】 電気伝導体は、電極に強固に接続され
た取付け機構によって電極に接続されていることを特徴
とする請求項５１記載の医療用電極アセンブリ。 - 【請求項５６】 取付け機構は、電極と電気伝導体との
間にコンテナを強固に固定することを特徴とする請求項
５１記載の医療用電極アセンブリ。 - 【請求項５７】 電気伝導性犠牲素子を更に有し、電極
および犠牲素子は互いに電気的に接続され、導電性結合
薬剤は、陽極・陰極セルを形成するために電極及び犠牲
素子と接触し、前記セルにおいて、犠牲素子は腐食する
犠牲陽極として機能し、電極は腐食から保護されている
陰極として機能することを特徴とする請求項５１記載の
医療用電極アセンブリ。 - 【請求項５８】 電極の中心部と犠牲素子の中心部とに
強固に接続された取付け機構を更に有し、電極および犠
牲素子は取付け機構を介して互いに電気的に接続されて
いることを特徴とする請求項５７記載の医療用電極アセ
ンブリ。 - 【請求項５９】 電気伝導性電極と、 電気伝導性犠牲素子と、 電極の中心部と犠牲素子の中心部とに強固に接続され、
電極および犠牲素子を電気的に互いに接続する取付け機
構と、 犠牲素子および電極の一側に配置される電気絶縁支持層
と、 陽極・陰極セルを形成するために電極の他側と犠牲素子
の他側とに接触する導電性結合薬剤と、を有し、前記セ
ルにおいて、犠牲素子は侵食する犠牲陽極として機能
し、電極は、腐食から保護される陰極として機能するこ
とを特徴とする医療用電極アセンブリ。 - 【請求項６０】 取付け機構は、第１の電気伝導体によ
って電極と電気的に接続し、第２の電気伝導体によって
犠牲素子と電気的に接続し、第１および第２の電気伝導
体は、電極アセンブリの周辺領域で互いに電気的に接続
されていることを特徴とする請求項５９記載の医療用電
極アセンブリ。 - 【請求項６１】 第１および第２の電気伝導体は、電極
と犠牲素子との間の電気化学反応を引き伸ばすように選
択されたインピーダンス素子を介して互いに電気的に接
続されていることを特徴とする請求項６０記載の医療用
電極アセンブリ。 - 【請求項６２】 第１および第２の電気伝導体は、電極
と犠牲素子との間の電気化学反応を引き伸ばすように選
択された電源を介して互いに電気的に接続されているこ
とを特徴とする請求項６０記載の医療用電極アセンブ
リ。 - 【請求項６３】 取付け機構は、実質的に平らであり、
高さが低いことを特徴とする請求項５９記載の医療用電
極アセンブリ。
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